JP7019272B2 - コルゲートチューブ及びワイヤハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、コルゲートチューブ及びワイヤハーネスに関する。
従来、自動車等に搭載される電線を外部から保護する外装部材としてコルゲートチューブが使用されている。
従来のコルゲートチューブは、チューブ本体の軸方向に1本のスリットが形成されており、スリットを介して電線をコルゲートチューブの内部に挿入することで、電線を収容する(特許文献1参照)。これにより、コルゲートチューブは電線を保護している。
特開2006-5983号公報
ところで、従来のコルゲートチューブでは、電線を組付けた後にスリットを閉じるが、例えば、周方向においてスリットを構成する2つの端部の一方が径方向にずれることにより、スリットの対向面とコルゲートチューブの内周面とで形成されるエッジ(以下、「スリットのエッジ」とも呼ぶ)が内側に張り出す場合がある。コルゲートチューブに収容された電線は、当該コルゲートチューブが車両に搭載された後において車両振動等により、スリットのエッジに接触して電線の被覆が傷つくおそれがある。また、電線の組付作業時において、スリットのエッジに電線が接触して電線の被覆に傷がつくおそれがある。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、内部に収容される電線とスリットのエッジとの接触による傷を抑制することができるコルゲートチューブ及びワイヤハーネスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るコルゲートチューブは、内部に電線を収容し、かつ、環状のチューブ本体と、前記チューブ本体の内周面において積層される保護層と、前記チューブ本体の外周面において積層される被覆層と、を備え、前記チューブ本体は、軸方向に沿って凸部と凹部とが交互に連続する蛇腹状領域を少なくとも有し、周方向において2つの端部が形成され、前記2つの端部がオーバーラップすることで、周方向において閉塞し、前記保護層は、前記内周面のうち、少なくとも前記2つの端部にそれぞれ対応する端部領域において積層され、前記保護層の硬度が前記チューブ本体の硬度よりも低く、前記被覆層は、前記外周面のうち、少なくとも前記2つの端部にそれぞれ対応する端部領域において積層され、前記被覆層の硬度が前記チューブ本体の硬度よりも低く、前記外周面において一方の前記端部領域に積層された被覆層が、前記内周面において他方の前記端部領域に積層された保護層に対して前記チューブ本体の径方向に接触していることを特徴とする。
また、上記コルゲートチューブにおいて、前記保護層は、各前記端部領域のうち、少なくとも前記蛇腹状領域において積層されるものである。
また、上記コルゲートチューブにおいて、前記保護層は、硬度が前記チューブ本体に収容される前記電線の最外層の硬度以下である。
上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、請求項1~のいずれか1項に記載のコルゲートチューブと、前記コルゲートチューブに収容される1本以上の電線と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るコルゲートチューブ及びワイヤハーネスは、内部に収容される電線とスリットのエッジとの接触による傷を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態におけるコルゲートチューブ及びワイヤハーネスの外観を示す平面図である。 図2は、実施形態におけるコルゲートチューブ及びワイヤハーネスの概略構成を示す径方向断面図である。 図3は、実施形態におけるコルゲートチューブ及びワイヤハーネスの概略構成を示す軸方向断面図である。 図4は、実施形態におけるコルゲートチューブ及びワイヤハーネスの概略構成を示す径方向の断面図である。 図5は、変形例1におけるコルゲートチューブの概略構成を示す軸方向断面図である。 図6は、変形例1におけるコルゲートチューブの要部を拡大した径方向断面図である。 図7は、変形例2におけるコルゲートチューブの外観を示す平面図である。 図8(A)は、図7に示す直線状領域の軸方向断面図、図8(B)は、図9に示す平型形状の蛇腹状領域の軸方向断面図である。 図9は、変形例3におけるコルゲートチューブの外観を示す平面図である。 図10は、変形例4におけるコルゲートチューブの概略構成を示す軸方向断面図である。
以下に、本発明におけるコルゲートチューブ及びワイヤハーネスの実施形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、下記実施形態により本発明が限定されるものではない。すなわち、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれ、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
[実施形態]
実施形態におけるコルゲートチューブ及びワイヤハーネスについて説明する。図1は、実施形態におけるコルゲートチューブ及びワイヤハーネスの外観を示す平面図である。図2は、実施形態におけるコルゲートチューブ及びワイヤハーネスの概略構成を示す径方向断面図である。図3は、実施形態におけるコルゲートチューブ及びワイヤハーネスの概略構成を示す軸方向断面図である。図4は、実施形態におけるコルゲートチューブ及びワイヤハーネスの概略構成を示す軸方向断面図である。ここで、図1は、円筒状のチューブ本体における2つの周方向端部の対向位置を径方向から見た平面図である。図2(図6を含む)は、チューブ本体を、中心軸及び対向位置を通る面で切断したときの径方向断面図である。図3は、図1のA-Aの断面図であり、チューブ本体の2つの周方向端部が対向する状態を示す。図4は、チューブ本体の2つ周方向端部が平行する状態を示す。
本実施形態におけるコルゲートチューブ1は、自動車等の車両に搭載される電線Wを外部から保護する外装部材として使用するものである。電線Wは、複数本の導電性の金属素線からなる導体部(芯線)の外側を絶縁性の被覆部によって覆われたものが1本又は複数本集合したものである。電線Wの被覆部は、例えば、電線Wの最外層に積層されるものである。コルゲートチューブ1は、保護対象としての少なくとも1本の電線W等と共に、ワイヤハーネスWHを構成する。コルゲートチューブ1は、図1~図4に示すように、チューブ本体2と、保護層3とで構成される。
チューブ本体2は、内部に電線Wを収容する部分である。チューブ本体2は、絶縁性の樹脂材料で形成され、可撓性を有するものである。チューブ本体2は、例えば、ポリプロピレン系樹脂やポリアミド系樹脂、エラストマ等を材料として成形される。チューブ本体2は、図1~図4に示すように、内部空間21を有する筒形状に形成されており、周方向に沿って凸状の凸部2aと凹状の凹部2bとが軸方向に交互に連続することで、蛇腹状に形成される。チューブ本体2は、軸方向の一方の軸方向端部と他方の軸方向端部との間において、蛇腹状に形成された蛇腹状領域4を有する。本実施形態のチューブ本体2は、電線Wを組み付ける前の組付前状態と、電線Wを組み付けた後の組付後状態とにおいて、軸方向から見た場合に円環状をなす。チューブ本体2は、周方向において2つの周方向端部22a,22bを有する。
周方向端部22a,22bは、周方向においてスリットを構成する2つの端部である。各周方向端部22a,22bは、周方向の対向面とチューブ本体2の内周面とで形成されるエッジ(以下、「スリットのエッジ」とも呼ぶ)を有する。周方向端部22a,22bは、電線Wの組付前後において、対向することで周方向において接触して内部空間21を閉塞する(図3及び図4)。例えば、周方向端部22a,22bは、図3に示すように、電線Wの組付前後において、内周面が連続した面の状態で周方向に接触して内部空間21を閉塞する。この場合、周方向端部22a,22bは、いずれも径方向内側、径方向外側に張り出していない。一方、周方向端部22a,22bは、図4に示すように、電線Wの組付前後において、いずれか一方が径方向内側(または径方向外側)に張り出した状態で周方向に接触して内部空間21を閉塞する。この場合、周方向端部22a,22bは、いずれか一方が径方向内側に張り出すことから、スリットのエッジがチューブ本体2の内周面に現れる。周方向端部22a,22bは、電線Wがチューブ本体2の内部空間21に挿入される際に、チューブ本体2が撓んで周方向に離間し開口を形成する。周方向端部22a,22bは、チューブ本体2の周方向における対向位置で対向する。また、周方向端部22a,22bが、電線Wの組付前状態において、内周面が連続した面の状態で周方向に接触して内部空間21を閉塞するが、電線Wの組付後状態において、いずれか一方が径方向内側(または径方向外側)に張り出した状態で周方向に接触して内部空間21を閉塞する場合もある。
保護層3は、絶縁性の樹脂材料で形成され、チューブ本体2の内周面において積層される部分である。保護層3は、例えば、ポリプロピレン系樹脂やポリアミド系樹脂、エラストマ等を材料にして成形される。保護層3は、内周面のうち、周方向端部22a,22bにそれぞれ対応する端部領域23a,23bにおいて積層されるものである。すなわち、保護層3は、チューブ本体2の内周面において、周方向の全周に軸方向に沿って積層されているものではなく、周方向端部22aを含む端部領域23a及び周方向端部22bを含む端部領域23bにそれぞれ積層される。端部領域23a,23bは、チューブ本体2の内周面において、保護層3が積層されていない中央領域24を除いた部分である。保護層3は、チューブ本体2の内周面の形状に合わせて形成される。例えば、保護層3は、周方向に沿って凸状の凸部3aと凹状の凹部3bとが軸方向に交互に連続することで、蛇腹状に形成される。保護層3は、周方向端部22a,22bのエッジ、すなわちスリットのエッジを径方向に覆うように積層される。保護層3は、チューブ本体2に積層した場合でも電線Wが接触して電線Wの被覆部が傷付いたりすることがないように、硬度がチューブ本体2の硬度よりも低く設定される。例えば、保護層3を構成する樹脂材料の硬度は、チューブ本体2を構成する樹脂材料の硬度よりも低く設定される。すなわち、保護層3は、チューブ本体2よりも硬度が低く柔らかい軟質材料で形成される。また、保護層3は、電線Wが接触して電線Wの被覆部が摩耗したりすることがないように、硬度がチューブ本体2に収容される電線Wの被覆部の硬度以下である。
次に、本実施形態におけるコルゲートチューブ1の組み立てについて説明する。まず、作業員は、チューブ本体2及び保護層3に対応する金型から押し出されて形成されるコルゲートチューブ1に対して、軸方向に沿って1本のスリットを入れることで、一対の周方向端部22a,22bを形成する。これにより、コルゲートチューブ1は、組付前状態となる。次に、作業員は、組付前状態のコルゲートチューブ1に対して、周方向端部22a,22bを周方向に離間して開口を形成させ、開口を介して電線Wを内部空間21に挿入する。次に、作業員は、組み立てたコルゲートチューブ1を自動車等に設置し、電線Wとモータ等とを電気的に接続する。
以上のように、本実施形態におけるコルゲートチューブ1及びワイヤハーネスWHは、保護層3が、チューブ本体2の内周面のうち、周方向端部22a,22bにそれぞれ対応する端部領域23a,23bにおいて積層される。保護層3は、硬度がチューブ本体2の硬度よりも低く設定される。上記構成により、周方向端部22a,22bの一方が径方向にずれてエッジ、すなわち周方向端部22a,22bの対向面とチューブ本体2の内周面とで形成されるエッジが内側に張り出す場合でも、エッジとの接触による電線Wの傷を抑制することができる。また、保護層3をチューブ本体2の内周面の全周に積層するものに比べて、コルゲートチューブ1全体を軽量化することができ、かつ保護層3に使われる材料費を削減して製造コストを低く抑えることができる。
また、本実施形態におけるコルゲートチューブ1は、保護層3が、各端部領域23a,23bのうち、蛇腹状領域4において積層される。これにより、例えば、車両に対してコルゲートチューブ1が湾曲して配索されることにより電線Wが内部空間21を径方向に移動してスリットのエッジに接触する場合でも保護層3により電線Wを保護することができる。
また、本実施形態におけるコルゲートチューブ1は、保護層3の硬度がチューブ本体2に収容される電線Wの被覆部の硬度以下である。これにより、電線Wが保護層3に接触して電線Wの被覆部が摩耗することを抑制し、電線Wを確実に保護することができる。
[変形例]
上記実施形態におけるコルゲートチューブ1は、保護層3が、チューブ本体2の内周面において積層されているが、これに限定されるものではない。図5は、変形例1におけるコルゲートチューブの概略構成を示す軸方向断面図である。図6は、変形例1におけるコルゲートチューブの要部を拡大した径方向断面図である。変形例1におけるコルゲートチューブ1Aは、図5及び図6に示すように、チューブ本体2の外周面において積層される被覆層30を有し、周方向端部22a,22bが径方向にオーバーラップすることで、周方向において内部空間21を閉塞する点で上記コルゲートチューブ1と異なる。
変形例1におけるコルゲートチューブ1Aは、チューブ本体2の外周面において積層される被覆層30をさらに備える。被覆層30は、上記保護層3と同様に、絶縁性の樹脂材料で形成され、外周面のうち、2つの周方向端部22a,22bにそれぞれ対応する端部領域25a,25bにおいて積層されるものである。すなわち、被覆層30は、チューブ本体2の外周面において、周方向の全周に軸方向に沿って積層されているものではなく、周方向端部22aを含む端部領域25a及び周方向端部22bを含む端部領域25bにそれぞれ積層される。端部領域25a,25bは、チューブ本体2の外周面において、被覆層30が積層されていない中央領域26を除く部分である。被覆層30は、チューブ本体2の外周面の形状に合わせて形成される。例えば、被覆層30は、図6に示すように、周方向に沿って凸状の凸部3aと凹状の凹部3bとが軸方向に交互に連続することで、蛇腹状に形成される。被覆層30は、周方向端部22a,22bのエッジ、すなわちスリットのエッジを径方向で覆うように積層される。このエッジは、周方向端部22a,22bの対向面とチューブ本体2の外周面とで形成されるものである。被覆層30は、上記保護層3と同様に、チューブ本体2に積層した場合でも電線Wが接触して電線Wの被覆部が傷付いたりすることがないように、硬度がチューブ本体2の硬度よりも低く設定されている。例えば、被覆層30を構成する樹脂材料の硬度は、チューブ本体2を構成する樹脂材料の硬度よりも低く設定される。すなわち、被覆層30は、チューブ本体2よりも硬度が低く柔らかい軟質材料で形成される。また、被覆層30は、周方向端部22aと周方向端部22bとの間の径方向に電線Wが挟まることで電線Wの被覆部と接触して傷付くことがないように、硬度がチューブ本体2に収容される電線Wの被覆部の硬度以下であることが好ましい。
変形例1におけるコルゲートチューブ1A及びワイヤハーネスWHは、被覆層30が、チューブ本体2の外周面のうち、周方向端部22a,22bにそれぞれ対応する端部領域25a,25bにおいて積層される。被覆層30は、硬度がチューブ本体2の硬度よりも低く設定される。上記構成により、周方向端部22a,22bがオーバーラップして周方向に閉塞する場合において、例えば、電線Wの組付作業時に電線Wが径方向に挟まったときでも、保護層3と被覆層30とで電線Wを挟むことができる。この結果、スリットのエッジ、すなわち周方向端部22a,22bの対向面とチューブ本体2の外周面とで形成されるエッジとの接触により電線Wの被覆部が傷付くことを抑制し、電線Wを保護することができる。
なお、上記変形例1では、被覆層30が、端部領域25a,25bにそれぞれ積層されているが、これに限定されるものではなく、端部領域25a,25bのいずれか一方に積層されていてもよい。この場合、被覆層30は、周方向端部22a,22bが径方向にオーバーラップする状態において、周方向端部22aと周方向端部22bとの間に位置にする側に積層されることが好ましい。例えば、図5に示す例では、被覆層30は、外周面のうち、周方向端部22bに対応する端部領域25bにおいて積層されることが好ましい。
また、上記実施形態におけるコルゲートチューブ1は、チューブ本体2が、軸方向の一方の軸方向端部から他方の軸方向端部まで蛇腹状に形成された蛇腹状領域4であるが、これに限定されるものではない。図7は、変形例2におけるコルゲートチューブの外観を示す平面図である。図8(A)は、図7に示す直線状領域の軸方向断面図、図8(B)は、図9に示す平型形状の蛇腹状領域の軸方向断面図である。図9は、変形例3におけるコルゲートチューブの外観を示す平面図である。変形例2におけるコルゲートチューブ1Bは、チューブ本体2が軸方向に沿って蛇腹状領域4を有するだけでなく、直線状領域5を有する点で上記コルゲートチューブ1と異なる。
コルゲートチューブ1Bは、図7に示すように、丸型形状の蛇腹状領域4と、丸型形状の直線状領域5とで構成される。直線状領域5は、チューブ本体2が蛇腹形状に形成されていない点で上述した蛇腹状領域4と異なる。したがって、直線状領域5は、図8(A)に示すように、軸方向から見た場合に円環状に形成される。変形例2におけるコルゲートチューブ1B及びワイヤハーネスWHは、内部に電線Wを収容し、かつ、環状のチューブ本体2と、チューブ本体2の内周面において積層される保護層3とを備える。チューブ本体2は、軸方向に沿って直線状に延在する直線状領域を少なくとも有する。チューブ本体2は、周方向において2つの周方向端部22a,22bが形成され、2つの周方向端部22a,22bが対向またはオーバーラップすることで、周方向において閉塞する。保護層3は、チューブ本体2の内周面のうち、少なくとも2つの周方向端部22a,22bにそれぞれ対応する端部領域23a,23bにおいて積層され、硬度がチューブ本体2の硬度よりも低い。上記構成により、上記実施形態におけるコルゲートチューブ1と同様の効果を得ることができる。
変形例3におけるコルゲートチューブ1Cは、チューブ本体2が軸方向に沿って蛇腹状領域4を有するだけでなく、平型形状の蛇腹状領域6を有する点で上記コルゲートチューブ1と異なる。
コルゲートチューブ1Cは、図9に示すように、丸型形状の蛇腹状領域4と、平型形状の蛇腹状領域6と、連結領域7とで構成される。平型形状の蛇腹状領域6は、図8(B)に示すように、軸方向から見た場合に平型形状に形成される。図9に示す連結領域7は、丸型形状の蛇腹状領域4と平型形状の蛇腹状領域6とを連結する部分であり、チューブ本体2が蛇腹形状に形成されておらず、軸方向の一方から他方に向けてチューブ本体2の径が変化する。すなわち、連結領域7は、軸方向から見た形状が、軸方向に沿って丸型形状または平型形状に変化するものである。変形例3におけるコルゲートチューブ1C及びワイヤハーネスWHは、内部に電線Wを収容し、かつ、平型形状のチューブ本体2と、チューブ本体2の内周面において積層される保護層3とを備える。チューブ本体2は、軸方向に沿って凸部と凹部とが交互に連続する蛇腹状領域を少なくとも有する。チューブ本体2は、周方向において2つの周方向端部22a,22bが形成され、2つの周方向端部22a,22bが対向またはオーバーラップすることで、周方向において閉塞する。保護層3は、チューブ本体2の内周面のうち、少なくとも2つの周方向端部22a,22bにそれぞれ対応する端部領域23a,23bにおいて積層される。変形例3の平型形状の蛇腹領域6における保護層3および周方向端部22a,22bは、例えば、チューブ本体2の内周面の短径側に設けられている(図8(B))。保護層3は、硬度がチューブ本体2の硬度よりも低いことが好ましい。上記構成により、上記実施形態におけるコルゲートチューブ1と同様の効果を得ることができる。なお、平型形状の蛇腹領域6における保護層3および周方向端部22a,22bは、チューブ本体2の内周面の短径側に設けられているが、これに限定されるものではなく、内周面の長径側に設けられていてもよいし、内周面のどの位置に設けられていてもよい。
また、上記実施形態におけるコルゲートチューブ1は、チューブ本体2が、周方向において2つの周方向端部22a,22bが形成され、2つの周方向端部22a,22bが対向またはオーバーラップすることで、周方向において閉塞しているが、これに限定されるものではない。図10は、変形例4におけるコルゲートチューブの概略構成を示す軸方向断面図である。変形例4におけるコルゲートチューブ1Dは、チューブ本体2と別体で構成された蓋部35を有し、蓋部35が2つの周方向端部22a,22の間に挿入されることで内部空間21を閉塞する点で上記コルゲートチューブ1とは異なる。
コルゲートチューブ1Dは、チューブ本体2と、保護層3と、蓋部35とで構成される。蓋部35は、蓋部本体36と、保護層37とを備える。蓋部本体36は、チューブ本体2と同じ樹脂材料で形成され、可撓性を有する。保護層37は、保護層3及び被覆層30と同じ樹脂材料で形成され、硬度がチューブ本体の硬度よりも低く設定される。保護層37は、蓋部本体36の内周面において積層される。
なお、上記変形例では、保護層3および周方向端部22a,22bは、丸型形状の直線状領域5におけるチューブ本体2の内周面に設けられていると説明したが、これに限定されず、不図示の平型形状の直線状領域におけるチューブ本体2の内周面に設けられていてもよいし、不図示の楕円形状の直線状領域におけるチューブ本体2の内周面に設けられていてもよい。
1,1A,1B,1C,1D コルゲートチューブ
2 チューブ本体
2a,3a 凸部
2b,3b 凹部
3 保護層
4 蛇腹状領域
5 直線状領域
6 平型形状の蛇腹状領域
7 連結領域
21 内部空間
22a,22b 周方向端部
23a,23b,25a,25b 端部領域
24,26 中央領域
30 被覆層
35 蓋部
W 電線
WH ワイヤハーネス

Claims (4)

  1. 内部に電線を収容し、かつ、環状のチューブ本体と、
    前記チューブ本体の内周面において積層される保護層と、
    前記チューブ本体の外周面において積層される被覆層と、
    を備え、
    前記チューブ本体は、
    軸方向に沿って凸部と凹部とが交互に連続する蛇腹状領域を少なくとも有し、
    周方向において2つの端部が形成され、
    前記2つの端部がオーバーラップすることで、周方向において閉塞し、
    前記保護層は、
    前記内周面のうち、少なくとも前記2つの端部にそれぞれ対応する端部領域において積層され、
    前記保護層の硬度が前記チューブ本体の硬度よりも低く、
    前記被覆層は、
    前記外周面のうち、少なくとも前記2つの端部にそれぞれ対応する端部領域において積層され、
    前記被覆層の硬度が前記チューブ本体の硬度よりも低く、
    前記外周面において一方の前記端部領域に積層された被覆層が、前記内周面において他方の前記端部領域に積層された保護層に対して前記チューブ本体の径方向に接触している
    ことを特徴とするコルゲートチューブ。
  2. 前記保護層は、
    各前記端部領域のうち、少なくとも前記蛇腹状領域において積層される
    請求項1に記載のコルゲートチューブ。
  3. 前記保護層は、
    硬度が前記チューブ本体に収容される前記電線の最外層の硬度以下である
    請求項1または2に記載のコルゲートチューブ。
  4. 請求項1~のいずれか1項に記載のコルゲートチューブと、
    前記コルゲートチューブに収容される1本以上の電線と、
    を備えることを特徴とするワイヤハーネス。
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