JP7018757B2 - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

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Description

本開示は、重荷重用の空気入りラジアルタイヤに関する。
トラックやバスなどに使用される重荷重用の空気入りラジアルタイヤには、一般的な乗用車用タイヤに比べて、高内圧及び高荷重が要求されており、そのため、耐久性の向上が求められる。
ラジアルタイヤの構造の一例を表す文献として、特許文献1には、一対のビード部と、一対のビード部同士の間に設けられ、端部がビードコアに巻き上げられた状態で係止されるスチールカーカスプライと、ビードコアを基準としてスチールカーカスプライよりも外側に配置される外側スチールチェーハと、を有するタイヤが開示されている。
特開平7-164838号公報
タイヤに対して内圧がかかったときに、スチールカーカスプライに対して引き抜かれる方向に力が作用する。スチールカーカスプライの巻き上げ端では、引き抜きに対抗するためのタイヤ径方向外側に向かう直歪が発現する。直歪はカーカスプライの巻き上げ端のセパレーションを招来する原因となるため、低減することが好ましい。
カーカスプライの巻き上げ端をタイヤ径方向外側に高く配置すれば、前記直歪は小さくなる。しかし、カーカスプライの巻き上げ端が、変形が多いサイドウォール部に近くなる。そうすると、変形によるせん断歪みがカーカスプライの巻き上げ端に作用し、セパレーションを招来してしまう。
一方、カーカスプライの巻き上げ端をタイヤ径方向内側に低く配置すれば、カーカスプライの巻き上げ端に作用する変形によるせん断歪みを小さくすることができる。しかし、カーカスプライの巻き上げ部分の長さが短くなるので、内圧がかかったときにカーカスプライの抜けに対抗する力が弱く、前記直歪が大きくなり、ビード部の故障を招来してしまう。
上記の事情により、従来のカーカスプライの巻き上げ端の位置は、上記変形によるせん断歪み及び直歪のバランスを考慮して設計されている。
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ビード部の耐久性を向上させた空気入りラジアルタイヤを提供することである。
本開示の空気入りラジアルタイヤは、
ビードコアを有する一対のビード部と、
前記一対のビード部同士の間に設けられ、端部が前記ビードコアに巻き上げられた状態で係止され且つ複数のスチールコードを有するスチールカーカスプライと、
前記ビードコアを基準として前記スチールカーカスプライの内側又は外側の少なくとも一方に配置され、前記ビードコアに巻き上げられるスチールチェーハと、
を備え、
前記ビードコアのタイヤ幅方向外側における前記スチールカーカスプライは、複数のスチールコードのうち一部の第1スチールコードと他の第2スチールコードとに挟まれつつタイヤ周方向に延び且つ前記スチールカーカスプライの厚みを他の部位よりも厚くする、挟まれ部材を有する。
この構成によれば、挟まれ部材がスチールカーカスプライの厚みを他の部位よりも厚くしているので、スチールカーカスプライに対して巻き込み側へ引き込む力が作用しても、挟まれ部材により他の部位よりも厚みが太くなった厚肉部位が抜けを阻止するストッパとして機能し、直歪を低減させることができる。
さらに、スチールカーカスプライの引き抜けの抵抗力が増すので、スチールカーカスプライの巻き上げ端の位置をタイヤ径方向内側に低くでき、変形によるせん断歪みが巻き上げ端に作用することを低減できる。
したがって、耐久性を向上させることが可能となる。
一実施形態のタイヤを示すタイヤ子午線断面図 ビード部を拡大して示すタイヤ子午線断面図 挟まれ部材及びスチールコードを模式的に示すタイヤ子午線断面斜視図 変形例を示す図3Aに対応する図
以下、本開示の一実施形態の空気入りラジアルタイヤについて、図面を参照して説明する。図1はタイヤ子午線断面図である。図2は、ビード部を拡大して示すタイヤ子午線断面図である。図3Aは、スチールカーカスプライ4を構成するゴムを図示せずに、挟まれ部材及びスチールコードを模式的に示すタイヤ子午線断面斜視図である。図3Bは、変形例を示す図3Aに対応する図である。
図1に示すように、空気入りラジアルタイヤは、一対のビード部1と、各々のビード部1からタイヤ径方向外側RD1に延びるサイドウォール部2と、両サイドウォール部2のタイヤ径方向外側RD1端に連なるトレッド部3とを備える。ビード部1には、鋼線等の収束体をゴム被覆してなる環状のビードコア10と、硬質ゴムからなるビードフィラー11とが配設されている。ビードコア10は、タイヤ子午線断面において、多角形に形成されている。本実施形態では、六角形であるが、これに限定されず、例えば四角形が例示される。
また、このタイヤは、トレッド部3からサイドウォール部2を経てビード部1に至るトロイド状のスチールカーカスプライ4を備える。スチールカーカスプライ4は、一対のビード部同士1の間に設けられ、その端部がビードコア10を介して巻き上げられた状態で係止されている。スチールカーカスプライ4は、タイヤ周方向PDに対して略直角に延びる複数のスチールコードをトッピングゴムで被覆して形成されている。スチールカーカスプライ4の内側には、空気圧を保持するためのインナーライナーゴム5が配置されている。
さらに、サイドウォール部2におけるスチールカーカスプライ4の外側には、サイドウォールゴム6が設けられている。また、ビード部1におけるスチールカーカスプライ4の外側には、リム装着時にリム(図示しない)と接するリムストリップゴム7が設けられている。
トレッド部3におけるスチールカーカスプライ4の外側には、ベルト(図示せず)と、ベルト補強材(図示せず)と、ベースゴム(図示せず)と、キャップゴム(図示せず)とが内側から外側に向けて順に設けられている。ベルト及びベルト補強材は、スチールカーカスプライ4を補強するために設けられる。ベルトは、複数枚のスチールコード層により構成されている。ベルト補強材は、タイヤ周方向に延びるコードをトッピングゴムで被覆して構成されている。ベルト補強材は、必要に応じて省略しても構わない。
図2に示すように、ビード部1は、外側スチールチェーハ13と、挟まれ部材8と、を有する。
外側スチールチェーハ13は、ビードコア10を基準としてスチールカーカスプライ4の外側に配置されている。外側スチールチェーハ13は、スチールカーカスプライ4と共にビードコア10に巻き上げられる。外側スチールチェーハ13は、タイヤ周方向PDに対して傾斜するスチールコードをゴムで被覆した部材である。
ここで、「巻き上げられる」は、ビードコア10のタイヤ径方向内側RD2から、ビードコア10のタイヤ幅方向外側WD1を通り、タイヤ径方向外側RD1に向けて部材が配置されることを意味する。「巻き上げ側DD1」は、タイヤ子午線断面において、スチールカーカスプライ4に沿ってスチールカーカスプライ4のタイヤ幅方向外側WD1の端4a(巻き上げ端4a)に向かう方向を意味する。「巻き込み側DD2」は、タイヤ子午線断面において、スチールカーカスプライ4に沿ってトレッド部3に向かう方向を意味する。
図2に示すように、挟まれ部材8は、ビードコア10のタイヤ幅方向外側WD1におけるスチールカーカスプライ4に設けられる。図2及び図3Aに示すように、スチールカーカスプライ4は、複数のスチールコード40を有する。挟まれ部材8は、複数のスチールコード40のうち一部のスチールコードである第1スチールコード41と、他のスチールコードである第2スチールコード42とに挟まれている。挟まれ部材8は、第1スチールコード41及び第2スチールコード42に挟まれた状態でタイヤ周方向に延びている。このように、挟まれ部材8を第1スチールコード41と第2スチールコード42の間に配置することで、スチールカーカスプライ4のうち挟まれ部材8が配置された部位S1の厚みが他の部位S2,S3よりも厚くなっている。
図3Aに示すように、第1スチールコード41と第2スチールコード42とが所定数(1以上の自然数)ずつタイヤ周方向に沿って交互に配列されている。図3Aの例では、第1スチールコード41と第2スチールコード42とが1つずつタイヤ周方向に沿って交互に配列されている。勿論、この配置に限定されない。変形例を示す図3Bでは、2本の第1スチールコード41と2本の第2スチールコード42とがタイヤ周方向PDに沿って交互に配列されている。このように、第1スチールコード41及び第2スチールコード42を所定数ずつ交互に配置すれば、厚肉部位S1がタイヤ周方向PDに均一に配置され、ランダム配置に比べて厚肉部位S1がタイヤ周方向PDにバランスよく形成されるため、引き抜けに対する抵抗力を周方向にバランスよく確保することができる。勿論、これらの例示に限定されず、厚肉部位S1が形成されれば、第1スチールコード41及び第2スチールコード42をタイヤ周方向PDに沿ってランダムに配置してもよい。
挟まれ部材8は、スチールカーカスプライ4の巻き上げ端4aから巻き込み側DD2へ所定距離離間して配置されている。これにより、スチールカーカスプライ4のうち挟まれ部材8が配置される部位S1は、タイヤ径方向両側に隣接する部位S2,S3に比べて厚みが大きい厚肉部位S1となっている。タイヤ径方向両側に隣接する部位S2,S3よりも厚みが大きい厚肉部位S1を設けることで、巻き込み側DD2及び巻き上げ側DD1の引き抜けに対するスチールカーカスプライ4の抵抗力を増大させることができる。
図2に示すように、スチールカーカスプライ4の厚み差の最大値[DMAX-DMIN]、すなわち、挟まれ部材8によりスチールカーカスプライ4に形成される厚み差の最大値[DMAX-DMIN]は、1.5mm以上であることが好ましく、更に2mm以上であることが好ましい。厚み差が、1.5mm以上あれば、スチールカーカスプライ4の引き抜けに対する厚肉部位S1の抵抗力を的確に発現させることができる。なお、スチールカーカスプライ4の厚みが最大DMAXとなる部位は、挟まれ部材8が設けられた部位S1に存在し、スチールカーカスプライ4の厚みが最小DMINとなる部位は、厚肉部位S1以外の他の部位である。
挟まれ部材8は、ゴムのみで形成されていてもよいし、タイヤ周方向PDに対して平行、交差又は直交するコードをゴムで被覆した部材でもよい。挟まれ部材8にゴムが含まれていれば、周囲にあるスチールカーカスプライ4及び外側スチールチェーハ13がゴムで被覆されているために、親和性がよく、部材セパレーションを抑制できる。
挟まれ部材8がゴムで被覆されたコード部材である場合、コードとしては、有機繊維コード、スチールコードが例示される。また、タイヤ周方向PDに対するコードの角度は任意である。
挟まれ部材8が、ゴムのみである場合及びゴムで被覆されたコード部材である場合のいずれにしても、挟まれ部材8に含まれるゴムの硬度は任意であるが、周囲にあるビードフィラー11のゴム硬度よりも高硬度であることが好ましい。ゴム硬度は、JISK6253-1-2012 3.2 デュロメータ硬さ(durometer hardness)である。挟まれ部材8によるストッパとしての機能が発揮されやすくなる。
このように、ビードコア10のタイヤ幅方向外側WD1において、挟まれ部材8がスチールカーカスプライ4の厚みを他の部位よりも厚くしているので、スチールカーカスプライ4に対して巻き込み側DD2へ引き込む力が作用したときに、挟まれ部材8が配置された厚肉部位S1が抜けを阻止するストッパとして機能する。
図2に示すように、挟まれ部材8のタイヤ径方向内側端8aは、ビードコア10のタイヤ径方向外側端10a(上端)よりもタイヤ径方向内側RD2に配置されていることが好ましい。この構成であれば、挟まれ部材8により形成される厚肉部位S1が、ビードコア10を足場とするので、ストッパとしての機能が発現しやすくなる。勿論、挟まれ部材8のタイヤ径方向内側端8aは、ビードコア10のタイヤ径方向外側端10aよりもタイヤ径方向外側RD1に配置されていてもよい。この構成でもストッパとしての機能が発揮されるからである。
図2に示すように、挟まれ部材8のタイヤ径方向内側端8aは、外側スチールチェーハ13の巻き上げ端13aよりもタイヤ径方向内側RD2に配置されている。これにより、挟まれ部材8により形成される厚肉部位S1の少なくとも一部が、外側スチールチェーハ13の巻き上げ端13aよりもタイヤ径方向内側RD2に配置されることになる。
図1、図2、図3A及び図3Bに示す例では、ビードコア10を基準としてスチールカーカスプライ4の外側に外側スチールチェーハ13が配置されている例を説明したが、次のように変更可能である。ビードコア10を基準としてスチールカーカスプライ4の内側に内側スチールチェーハを配置し、外側スチールチェーハ13を設けなくてもよい。また、ビードコア10を基準としてスチールカーカスプライ4の内側に内側スチールチェーハを設けると共に、ビードコア10を基準としてスチールカーカスプライ4の外側に外側スチールチェーハ13を設けてもよい。上記で説明した外側スチールチェーハ13に関する記載は、内側スチールチェーハにも適用可能である。
以上のように、本実施形態の空気入りラジアルタイヤは、
ビードコア10を有する一対のビード部1と、
一対のビード部1同士の間に設けられ、端部がビードコア10に巻き上げられた状態で係止され且つ複数のスチールコード40を有するスチールカーカスプライ4と、
ビードコア10を基準としてスチールカーカスプライ4の外側に配置され、ビードコア10に巻き上げられる外側スチールチェーハ13と、
を備える。
ビードコア10のタイヤ幅方向外側WD1におけるスチールカーカスプライ4は、複数のスチールコード40のうち一部の第1スチールコード41と他の第2スチールコード42とに挟まれつつタイヤ周方向PDに延び且つスチールカーカスプライ4の厚みを他の部位よりも厚くする、挟まれ部材8を有する。
この構成によれば、挟まれ部材8がスチールカーカスプライ4の厚みを他の部位よりも厚くしているので、スチールカーカスプライ4に対して巻き込み側DD2へ引き込む力が作用しても、挟まれ部材8により他の部位よりも厚みが太くなった厚肉部位S1が抜けを阻止するストッパとして機能し、直歪を低減させることができる。
さらに、スチールカーカスプライ4の引き抜けの抵抗力が増すので、スチールカーカスプライ4の巻き上げ端4aの位置をタイヤ径方向内側RD2に低くでき、変形によるせん断歪みが巻き上げ端4aに作用することを低減できる。
したがって、耐久性を向上させることが可能となる。
本実施形態では、スチールカーカスプライ4のうち挟まれ部材8が配置される部位S1は、タイヤ径方向両側に隣接する部位S2、S3に比べて厚みが大きい厚肉部位S1である。
この構成によれば、厚肉部位S1によって、巻き込み側DD2及び巻き上げ側DD1の両方の方向に対するスチールカーカスプライ4の抵抗力が向上させることができ、耐久性を更に向上させることが可能となる。
本実施形態では、挟まれ部材8のタイヤ径方向内側端8aは、ビードコア10のタイヤ径方向外側端10aよりもタイヤ径方向内側RD2に配置されている。
この構成によれば、挟まれ部材8により形成される厚肉部位S1がビードコア10を足場とするので、厚肉部位S1によるストッパとしての機能が強く発揮され、耐久性を向上させることが可能となる。
仮に、挟まれ部材8のタイヤ径方向内側端8aが、外側スチールチェーハ13の巻き上げ端13aよりもタイヤ径方向外側RD1に配置されている場合、外側スチールチェーハ13の巻き上げ端13aがスチールカーカスプライ4の薄肉部位から厚肉部位S1にスライドするように接触してひっかかることになる。そうすると、外側スチールチェーハ13の巻き上げ端13aへ歪みが集中し、セパレーションを招来するおそれが考えられる。
そこで、本実施形態では、挟まれ部材8のタイヤ径方向内側端8aは、外側スチールチェーハ13の巻き上げ端13aよりもタイヤ径方向内側RD2に配置されている。
この構成によれば、挟まれ部材8により形成される厚肉部位S1の少なくとも一部が、外側スチールチェーハ13の巻き上げ端13aよりもタイヤ径方向内側RD2に配置されることになるので、外側スチールチェーハ13の巻き上げ端13aがスチールカーカスプライ4の薄肉部位S2から厚肉部位S1にスライドするように接触してひっかかることを避けることができ、外側スチールチェーハ13の巻き上げ端13aへの歪み集中を避け、セパレーションを抑制することができる。上記の外側スチールチェーハ13は、スチールカーカスプライ4よりもビードコア10側に配置される内側スチールチェーハでも同じことがいえる。
本実施形態では、挟まれ部材8によりスチールカーカスプライ4に形成される厚み差の最大値[DMAX-DMIN]は、1.5mm以上である。
この構成によれば、挟まれ部材8により形成される厚肉部位S1のストッパとしての機能をさらに強く発揮することができ、耐久性を向上させることが可能となる。
本実施形態では、挟まれ部材8は、ゴム、有機繊維コード、スチールコード又はこれらの組み合わせた部材である。本開示の好ましい実施例である。
本実施形態では、第1スチールコード41と第2スチールコードとが所定数ずつタイヤ周方向に沿って交互に配列されている。
この構成によれば、厚肉部位S1がタイヤ周方向PDに均一に配置され、ランダム配置に比べて厚肉部位S1がタイヤ周方向PDにバランスよく形成されるため、引き抜けに対する抵抗力を周方向にバランスよく確保することができる。
本実施形態では、スチールチェーハは、ビードコア10を基準としてスチールカーカスプライ4の外側に配置された外側スチールチェーハ13である。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上記の各実施形態で採用している構造を他の任意の実施形態に採用することは可能である。各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1 ビード部
10 ビードコア
13 外側スチールチェーハ(スチールチェーハ)
4 スチールカーカスプライ
40 スチールコード
41 第1スチールコード
42 第2スチールコード
8 挟まれ部材
S1 厚肉部位

Claims (7)

  1. ビードコアを有する一対のビード部と、
    前記一対のビード部同士の間に設けられ、端部が前記ビードコアに巻き上げられた状態で係止され且つ複数のスチールコードを有するスチールカーカスプライと、
    前記ビードコアを基準として前記スチールカーカスプライの内側又は外側の少なくとも一方に配置され、前記ビードコアに巻き上げられるスチールチェーハと、
    を備え、
    前記ビードコアのタイヤ幅方向外側における前記スチールカーカスプライは、複数のスチールコードのうち一部の第1スチールコードと他の第2スチールコードとに挟まれつつタイヤ周方向に延び且つ前記スチールカーカスプライの厚みを他の部位よりも厚くする、挟まれ部材を有し、
    前記挟まれ部材は、前記スチールカーカスプライの前記端部からタイヤ径方向内側に所定距離離間して配置されており、
    タイヤ子午線断面において前記スチールカーカスプライの前記端部において前記第1スチールコード及び前記第2スチールコードが重なっており、
    前記スチールカーカスプライは、前記挟まれ部材が配置される第1部位と、前記第1部位のタイヤ径方向内側に隣接する第2部位と、前記第1部位のタイヤ径方向外側に隣接する第3部位とを有し、
    前記第1部位は、前記第2部位及び前記第3部位に比べて厚みが大きい厚肉部位である、空気入りラジアルタイヤ。
  2. 前記挟まれ部材のタイヤ径方向内側端は、前記ビードコアのタイヤ径方向外側端よりもタイヤ径方向内側に配置されている、請求項に記載のタイヤ。
  3. 前記挟まれ部材のタイヤ径方向内側端は、前記スチールチェーハの巻き上げ端よりもタイヤ径方向内側に配置されている、請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 前記挟まれ部材により前記スチールカーカスプライに形成される厚み差の最大値は、1.5mm以上である、請求項1~のいずれかに記載のタイヤ。
  5. 前記挟まれ部材は、ゴム、有機繊維コード、スチールコード又はこれらの組み合わせた部材である、請求項1~のいずれかに記載のタイヤ。
  6. 前記第1スチールコードと前記第2スチールコードとが所定数ずつタイヤ周方向に沿って交互に配列されている、請求項1~のいずれかに記載のタイヤ。
  7. 前記スチールチェーハは、前記ビードコアを基準として前記スチールカーカスプライの外側に配置されている、請求項1~のいずれかに記載のタイヤ。
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