JP2007246026A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】 空気入りタイヤ1の重量の増大を抑えて、転がり抵抗の低減を図りつつ、カーカス9の耐引き抜き性を十分かつ容易に確保すること。
【解決手段】カーカス9の両縁側は、プライコードを有した多数の分岐片21にそれぞれ分岐され、多数の分岐片21は、ビードコア5にタイヤ幅方向内側W1から折り返される多数の第1分岐片21Aと、ビードコア5にタイヤ幅方向外側W2から折り返される多数の第2分岐片21Bとからなっており、多数の第1分岐片21A及び多数の第2分岐片21Bは、タイヤ周方向Cに沿って交互に配列されていること。
【選択図】 図1
【解決手段】カーカス9の両縁側は、プライコードを有した多数の分岐片21にそれぞれ分岐され、多数の分岐片21は、ビードコア5にタイヤ幅方向内側W1から折り返される多数の第1分岐片21Aと、ビードコア5にタイヤ幅方向外側W2から折り返される多数の第2分岐片21Bとからなっており、多数の第1分岐片21A及び多数の第2分岐片21Bは、タイヤ周方向Cに沿って交互に配列されていること。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば重荷重用空気入りタイヤ等の空気入りタイヤに係わり、特に、この空気入りタイヤのカーカスの構造に関する。
従来の重荷重用空気入りタイヤ等の空気入りタイヤについては種々の開発がなされており、空気入りタイヤとして先行技術として特許文献1及び特許文献2等に示すものがあり、先行技術に係る空気入りタイヤの構成について簡単に説明すると、次のようになる。
一般的な空気入りタイヤは、一対のビード部を備えており、各々のビード部は、ビードコアをそれぞれ有している。また、一対のビードコアとの間には、トロイド状のカーカスが設けられており、このカーカスは、多数のプライコードをゴム被覆(ゴム引き)してなるものである。ここで、カーカスの両縁側は、ビードコアにタイヤ幅方向内側からそれぞれ折り返されている。
カーカスのクラウン領域には、所謂たが効果を発揮するベルトが設けられており、このベルトの外周部分には、トレッド部が設けられている。また、カーカスのクラウン領域の両側には、サイドウォール部がそれぞれ設けられており、カーカスの内側面には、空気の漏れを防ぐインナーライナーが設けられている。
特開平7−1912号公報
特開平6−122302号公報
ところで、カーカスの両縁側がビードコアにタイヤ幅方向内側からそれぞれ折り返されていることから、空気入りタイヤに内圧及び荷重がかかると、ビードコアのタイヤ径方向内側において、カーカスにはタイヤ幅方向内側へ大きな引き抜き力が働くことになる。そのため、カーカスのプライコードの打ち込み数を増やして、カーカスの十分な耐引き抜き性を確保することが必要になる。一方、カーカスのプライコードの打ち込み数を増やすと、空気入りタイヤの重量が増大して、転がり抵抗が高くなる。つまり、空気入りタイヤの重量の増大を抑えて、転がり抵抗の低減を図りつつ、カーカスの耐引き抜き性を十分に確保することは容易でないという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決するため、カーカスのプライコードの打ち込み数を増やすことなく、カーカスの耐引き抜き性を十分に確保することができる、新規な構成の空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴(請求項1に記載の発明の特徴)は、ビードコアをそれぞれ有した一対のビード部と、一対の前記ビードコアとの間に設けられ、多数のプライコードをゴム被覆してなるトロイド状のカーカスと、を備えた空気入りタイヤにおいて、前記カーカスの両縁側は、前記プライコードを有した多数の分岐片にそれぞれ分岐され、多数の前記分岐片は、前記ビードコアにタイヤ幅方向内側から折り返される多数の第1分岐片と、前記ビードコアにタイヤ幅方向外側から折り返される多数の第2分岐片とからなっており、多数の前記第1分岐片及び多数の前記第2分岐片は、タイヤ周方向に沿って交互に配列されていることである。
第1の特徴によると、前記第1分岐片が前記ビードコアにタイヤ幅方向内側から折り返され、前記第2分岐片が前記ビードコアにタイヤ幅方向外側から折り返されると共に、多数の前記第1分岐片及び多数の前記第2分岐片がタイヤ周方向に沿って交互に配列されているため、前記ビードコアのタイヤ径方向内側において、前記第1分岐片にはタイヤ幅方向内側へ、前記第2分岐片にはタイヤ幅方向外側へ引き抜き力がそれぞれ働くことになる一方、前記第1分岐片に働く引き抜き力と、前記第2分岐片に働く引き抜き力が互いに拘束し合うことになる。これにより、前記カーカスの前記プライコードの打ち込み数を増やすことなく、前記カーカスの耐引き抜き性を十分に確保することができると共に、前記ビードコアに加わる力を軽減して、前記ビードコアの形状保持力を高めることができる。
本発明の第2の特徴(請求項2に記載の発明の特徴)は、第1の特徴に加えて、各々の分岐片は、1本から5本の前記プライコードをそれぞれ有していることである。
本発明の第3の特徴(請求項3に記載の発明の特徴)は、第1の特徴又は第2の特徴に加えて、前記カーカスの両縁部にタイヤ径方向内側から前記ビードコアを挟み込むように設けられ、多数の補強コードをゴム被覆してなるワイヤーチェファーと、を備えたことである。
第3の特徴によると、前記カーカスの両縁部に前記ワイヤーチェファーがタイヤ径方向内側から前記ビードコアを挟み込むように設けられているため、前記ビードコアの形状保持力をより高めることができる。
本発明の第4の特徴(請求項4に記載の発明の特徴)は、第1の特徴から第3の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、前記カーカスにおける前記多数の分岐片に分岐する位置は、前記一対のビード部を標準適用リムに嵌合させたときに前記標準適用リムのフランジの曲率中心から前記カーカスの下ろした垂線と、前記カーカスとの交点から、タイヤ径方向外側へ前記カーカスに沿って20mm以上かつ50mm以下の長さだけ離れていることである。
本発明の第5の特徴(請求項5に記載の発明の特徴)は、第1の特徴から第4の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、前記分岐片における前記ビードコアと重なる部分の長さが前記ビードコア断面の外周長の1/2以上になっていることである。
本発明の第6の特徴(請求項6に記載の発明の特徴)は、第1の特徴から第5の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、各々の前記分岐片の先端が前記ビードコアよりもタイヤ径方向外側へ突出しないようにそれぞれなっていることである。
第6の特徴によると、各々の前記分岐片の先端が前記ビードコアよりもタイヤ径方向外側へ突出しないようにそれぞれなっているため、前記空気入りタイヤの転動中に、前記分岐片の先端付近に大きな変形が生じることはない。
請求項1から請求項6のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、前記カーカスの前記プライコードの打ち込み数を増やすことなく、前記カーカスの耐引き抜き性を十分に確保することができるため、前記空気入りタイヤの重量の増大を抑えて、転がり抵抗の低減を図りつつ、前記カーカスの耐引き抜き性を十分かつ容易に確保することができる。
また、前記ビードコアに加わる力を軽減して、前記ビードコアの形状保持力を高めることができるため、前記ビードコアの型くずれ等を抑えて、前記ビードコアの性状のを良好に保つことができる。
本発明の実施形態について図1から図4を参照して説明する。
ここで、図1は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤのビード部周辺の断面図、図2(a)は、第1分岐片とビードコアとの重なる度合いを示す断面図、図2(a)は、第2分岐片とビードコアとの重なる度合いを示す断面図、図3は、カーカスの縁側が多数の分岐片に分岐している状態を示す斜視図、図4は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの部分断面図である。
図4に示すように、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1は、一対のビード部3(図4においては1つビード部3のみ図示)を備えており、各々のビード部3は、ビードコア5と、このビードコア5のタイヤ径方向外側R1に配設されたビードフィラ7とをそれぞれ有している。また、一対のビードコア5との間には、トロイド状のカーカス9(図4においてはカーカス9の一部のみ図示))が設けられており、このカーカス9は、ラジアル方向へ延びかつスチールからなる多数のプライコード(図示省略)をゴム被覆(ゴム引き)してなるものである。
カーカス9のクラウン領域には、例えば3層のベルト11が設けられており、ベルト11は、所謂たが効果を発揮するものであって、タイヤ周方向Cへ傾斜する方向へ延びかつスチールからなる多数本のベルトコード(図示省略)をゴム被覆してなるものである。また、ベルト11の外周面には、トレッド部13が設けられており、このトレッド部13には、タイヤ周方向Cへ延びた複数の周方向主溝15が設けられている。更に、カーカス9のクラウン領域の両側には、サイドウォール部17がそれぞれ設けられており、カーカス9の内側面には、空気の漏れを防ぐインナーライナー19が設けられている。
次に、本発明の実施形態の要部について説明する。
図1から図3に示すように、カーカス9の両縁側は、1本のプライコードを有した多数の分岐片21にそれぞれ分岐されており、多数の分岐片21は、ビードコア5にタイヤ幅方向内側W1から折り返される多数の第1分岐片21Aと、ビードコア5にタイヤ幅方向外側W2から折り返される多数の第2分岐片21Bとからなっている。なお、各々の分岐片21(第1分岐片21A及び第2分岐片21B)が1本のプライコードをそれぞれ有する代わりに、2本から5本のプライコードをそれぞれ有するようにしても構わない。
多数の第1分岐片21A及び多数の第2分岐片21Bは、タイヤ周方向Cに沿って交互に配列されており、隣接関係にある第1分岐片21Aと第2分岐片21Bは、ビードコア5のタイヤ径方向内側R2において一体的に連結されている。また、第1分岐片21Aにおけるビードコア5と重なる部分(重ね代、図2(a)においてハッチングを施した部分)の長さ、及び第2分岐片21Bにおけるビードコア5と重なる部分(重ね代、図2(b)においてハッチングを施した部分)の長さは、ビードコア断面(ビードコア5の断面)の外周長の1/2以上になっている。更に、各々の第1分岐片21Aの先端21At及び各々の第2分岐片21Bの先端21Btは、ビードコア5よりもタイヤ径方向外側R1へ突出しないようにそれぞれなっている。
そして、カーカス9における多数の分岐片21に分岐する分岐位置P1は、一対のビード部3を標準適用リム23に嵌合させたときに標準適用リム23のフランジ25の曲率中心P2からカーカス9の下ろした垂線Lと、カーカス9との交点P3から、タイヤ径方向外側R1へカーカス9に沿って20mm以上かつ50mm以下の長さだけ離れている。ここで、分岐位置P1を交点P3からカーカス9に沿って20mm以上の長さだけ離れているとしたのは、分岐位置P1が交点P3からカーカス9に沿って20mm未満の長さしか離れていないと、分岐片21に曲率の大きい部分が生じて、分岐片21に大きな曲げ歪が生じるからである。一方、分岐位置P1を交点P3からカーカス9に沿って50mm以上の長さだけ離れているとしたのは、分岐位置P1が交点P3からカーカス9に沿って50mmの長さを越えて離れていると、カーカス9全体の剛性を十分に確保することが困難になるからである。なお、標準適用リム23には、JATMA、TRA、或いはETRTO規格に準拠したものが用いられ、どの規格に準拠するかは、空気入りタイヤ1の使用される国又は地方によって異なる。
カーカス9の両縁部には、ワイヤーチェファー27がタイヤ径方向内側R2からビードコア5を挟み込むように設けられており、このワイヤーチェファー27は、スチールからなる多数の補強コード(図示省略)をゴム被覆してなるものである。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
第1分岐片21Aがビードコア5にタイヤ幅方向内側W1から折り返され、第2分岐片21Bがビードコア5にタイヤ幅方向外側W2から折り返されると共に、多数の第1分岐片21A及び多数の第2分岐片21Bがタイヤ周方向Cに沿って交互に配列されているため、ビードコア5のタイヤ径方向内側R2において、第1分岐片21Aにはタイヤ幅方向内側W1へ、第2分岐片21Bにはタイヤ幅方向外側W2へ引き抜き力がそれぞれ働くことになる一方、第1分岐片21Aに働く引き抜き力と、第2分岐片21Bに働く引き抜き力が互いに拘束し合うことになる。これにより、カーカス9のプライコードの打ち込み数を増やすことなく、カーカス9の耐引き抜き性を十分に確保することができると共に、ビードコア5に加わる力を軽減して、ビードコア5の形状保持力を高めることができる。
特に、分岐片21におけるビードコア5と重なる部分の長さがビードコア断面の外周長の1/2以上になっているため、カーカス9の耐引き抜き性をより高めることができると共に、カーカス9の両縁部にワイヤーチェファー27がタイヤ径方向内側R2からビードコア5を挟み込むように設けられているため、ビードコア5の形状保持力をより高めることができる。
また、各々の第1分岐片21Aの先端21At及び各々の第2分岐片21Bの先端21Btがビードコア5よりもタイヤ径方向外側R1へ突出しないようにそれぞれなっているため、空気入りタイヤ1の転動中に、第1分岐片21Aの先端21At付近及び第2分岐片21Bの先端21Bt付近に大きな変形が生じることはない。
以上の如き、本発明の実施形態によれば、カーカス9のプライコードの打ち込み数を増やすことなく、カーカス9の耐引き抜き性を十分に確保することができるため、空気入りタイヤ1の重量の増大を抑えて、転がり抵抗の低減を図りつつ、カーカス9の耐引き抜き性を十分かつ容易に確保することができる。
また、ビードコア5に加わる力を軽減して、ビードコア5の形状保持力を高めることができるため、ビードコア5の型くずれ等を抑えて、ビードコア5の性状を良好に保つことができる。
更に、空気入りタイヤ1の転動中に、分岐片の先端付近に大きな変形が生じることはないため、第1分岐片21Aの先端21At付近及び第2分岐片21Bの先端21Bt付近に剪断歪が生じることを抑えて、ビード部3の耐久性を向上させることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
まず、実施例の具体的な内容について説明する前に、比較例に係る空気入りタイヤについて図5を参照して簡単に説明する。ここで、図5は、比較例に係る空気入りタイヤのビード部周辺の断面図である。
図5に示すように、比較例に係る空気入りタイヤ29にあっては、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1と異なり、カーカス9の両縁側が分岐されることなく、ビードコア5にタイヤ幅方向内側W1からそれぞれ折り返されており、カーカス9の両縁の先端がビードコア5よりもタイヤ径方向外側R1へそれぞれ突出している。なお、それ以外の点に関しては、比較例に係る空気入りタイヤ29の構成は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1の構成と略同じである。
続いて、実施例の具体的な内容について説明する。
カーカス9の耐引き抜き性
同じタイヤサイズ(275/80R22.5)と同じタイヤ重量の下で、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1を発明タイヤとして、比較例に係る空気入りタイヤ29を比較タイヤとしてそれぞれ試作した。次に、発明タイヤ及び比較タイヤを水圧試験用リムにそれぞれ組付けた状態で、発明タイヤ及び比較タイヤの内部に水を徐々に供給して、発明タイヤ及び比較タイヤにおけるカーカス9の耐引き抜き性について水圧試験を行った。そして、ビード部3にバーストが生じる際の圧力を試験結果として、指数表示によりまとめると、後記の表1のようになる。なお、カーカス9の耐引き抜き性の指数が大きいほど、カーカス9の耐引き抜き性は良好である。
同じタイヤサイズ(275/80R22.5)と同じタイヤ重量の下で、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1を発明タイヤとして、比較例に係る空気入りタイヤ29を比較タイヤとしてそれぞれ試作した。次に、発明タイヤ及び比較タイヤを水圧試験用リムにそれぞれ組付けた状態で、発明タイヤ及び比較タイヤの内部に水を徐々に供給して、発明タイヤ及び比較タイヤにおけるカーカス9の耐引き抜き性について水圧試験を行った。そして、ビード部3にバーストが生じる際の圧力を試験結果として、指数表示によりまとめると、後記の表1のようになる。なお、カーカス9の耐引き抜き性の指数が大きいほど、カーカス9の耐引き抜き性は良好である。
ビード部3の耐久性
前述の発明タイヤ及び比較タイヤを用い、発明タイヤ及び比較タイヤを標準適用リム(リム幅8.25)に組み付けて、内圧900KPaの空気を充填する。そして、発明タイヤ、比較タイヤをドラムの外周面に62kN荷重で押し付けつつ、ビード部3が故障するまでドラムを時速60km/hの速度で回転させて、発明タイヤ及び比較タイヤにおけるビード部3の耐久性について耐久試験を行った。そして、ビード部3が故障するまでの発明タイヤ、比較タイヤの走行距離を試験結果として、指数表示によりまとめると、後記の表1のようになる。なお、ビード部3の耐久性の指数が大きいほど、ビード部3の耐久性は良好である。
前述の発明タイヤ及び比較タイヤを用い、発明タイヤ及び比較タイヤを標準適用リム(リム幅8.25)に組み付けて、内圧900KPaの空気を充填する。そして、発明タイヤ、比較タイヤをドラムの外周面に62kN荷重で押し付けつつ、ビード部3が故障するまでドラムを時速60km/hの速度で回転させて、発明タイヤ及び比較タイヤにおけるビード部3の耐久性について耐久試験を行った。そして、ビード部3が故障するまでの発明タイヤ、比較タイヤの走行距離を試験結果として、指数表示によりまとめると、後記の表1のようになる。なお、ビード部3の耐久性の指数が大きいほど、ビード部3の耐久性は良好である。
1 空気入りタイヤ
3 ビード部
5 ビードコア
9 カーカス
11 ベルト
13 トレッド部
17 サイドウォール部
21 分岐片
21A 第1分岐片
21At 先端
21B 第2分岐片
21Bt 先端
23 標準適用リム
25 フランジ
27 ワイヤーチェファー
3 ビード部
5 ビードコア
9 カーカス
11 ベルト
13 トレッド部
17 サイドウォール部
21 分岐片
21A 第1分岐片
21At 先端
21B 第2分岐片
21Bt 先端
23 標準適用リム
25 フランジ
27 ワイヤーチェファー
Claims (6)
- ビードコアをそれぞれ有した一対のビード部と、
一対の前記ビードコアとの間に設けられ、多数のプライコードをゴム被覆してなるトロイド状のカーカスと、を備えた空気入りタイヤにおいて、
前記カーカスの両縁側は、前記プライコードを有した多数の分岐片にそれぞれ分岐され、多数の前記分岐片は、前記ビードコアにタイヤ幅方向内側から折り返される多数の第1分岐片と、前記ビードコアにタイヤ幅方向外側から折り返される多数の第2分岐片とからなっており、多数の前記第1分岐片及び多数の前記第2分岐片は、タイヤ周方向に沿って交互に配列されていることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 各々の前記分岐片は、1本から5本の前記プライコードをそれぞれ有していることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記カーカスの両縁部にタイヤ径方向内側から前記ビードコアを挟み込むように設けられ、多数の補強コードをゴム被覆してなるワイヤーチェファーと、を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記カーカスにおける前記多数の分岐片に分岐する位置は、前記一対のビード部を標準適用リムに嵌合させたときに前記標準適用リムのフランジの曲率中心から前記カーカスの下ろした垂線と、前記カーカスとの交点から、タイヤ径方向外側へ前記カーカスに沿って20mm以上かつ50mm以下の長さだけ離れていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記分岐片における前記ビードコアと重なる部分の長さは、前記ビードコア断面の外周長の1/2以上になっていることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の空気入りタイヤ。
- 各々の前記分岐片の先端は、前記ビードコアよりもタイヤ径方向外側へ突出しないようにそれぞれなっていることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれかの請求項に記載の空気入りタイヤ。
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JP2006075117A JP2007246026A (ja) | 2006-03-17 | 2006-03-17 | 空気入りタイヤ |
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
US8151849B2 (en) | 2008-06-12 | 2012-04-10 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Radial aircraft tire with flipper reinforcement |
JP2019104345A (ja) * | 2017-12-12 | 2019-06-27 | Toyo Tire株式会社 | 空気入りラジアルタイヤ |
-
2006
- 2006-03-17 JP JP2006075117A patent/JP2007246026A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8151849B2 (en) | 2008-06-12 | 2012-04-10 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Radial aircraft tire with flipper reinforcement |
JP2019104345A (ja) * | 2017-12-12 | 2019-06-27 | Toyo Tire株式会社 | 空気入りラジアルタイヤ |
JP7018757B2 (ja) | 2017-12-12 | 2022-02-14 | Toyo Tire株式会社 | 空気入りラジアルタイヤ |
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