JP7012588B2 - 樹脂成形金型 - Google Patents

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本発明は、第1金型および第2金型間に形成されるキャビティ内に強化基材をセットして樹脂を注入することで樹脂製品を成形する樹脂成形金型に関する。
RTM(Resin Transfer Molding)を行うための樹脂成形金型において、キャビティに溶融樹脂を注入したときに、キャビティ内に残留するエアをスムーズに排出することができ、かつキャビティからの樹脂の漏れが発生しないように、金型の割り面に配置されてキャビティをシールするシール部材の面圧を調整するものが、下記特許文献1により公知である。
特開平7-60765号公報
ところで、RTM成形金型で樹脂製品を成形するとき、本明細書の[発明を実施するための形態]の欄で詳述するように、キャビティ内に注入された樹脂がキャビティ内に配置したプリフォームの外周を取り囲んでしまい、樹脂の注入が完了した状態でプリフォームの内部にエアが取り残されることで、プリフォームに樹脂が含浸しないドライスポットが発生して成形不良の原因となる問題があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、樹脂製品の成形時にドライスポットの発生を確実に防止し得る樹脂成形金型を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、第1金型および第2金型間に形成されるキャビティ内に強化基材をセットして樹脂を注入することで樹脂製品を成形する樹脂成形金型であって、前記第1金型および前記第2金型の一方に固定されて前記強化基材の外周部分を押さえる押さえ部材を備え、前記押さえ部材の内側端部は前記強化基材の外周縁よりも内側にあり、前記強化基材は繊維強化基材であり、前記押さえ部材の外側に隣接する位置で前記第1金型および前記第2金型の他方に固定されて一方との間をシールする第1シール部材を備え、前記押さえ部材および前記第1シール部材は相互に当接することを特徴とする樹脂成形金型が提案される。
また請求項に記載された発明によれば、請求項の構成に加えて、前記押さえ部材および前記第1シール部材のそれぞれが、金型割り面から突出する半円形状断面を有することを特徴とする樹脂成形金型が提案される。
また請求項に記載された発明によれば、請求項の構成に加えて、前記第1シール部材よりも外側で前記第1金型および前記第2金型間をシールする第2シール部材を備えることを特徴とする樹脂成形金型が提案される。
また請求項に記載された発明によれば、請求項の構成に加えて、前記キャビティ内を真空引きする負圧源を備えることを特徴とする樹脂成形金型が提案される。
また請求項に記載された発明によれば、請求項の構成に加えて、前記第1金型および前記第2金型間の隙間を調整するシムを備えることを特徴とする樹脂成形金型が提案される。
また請求項に記載された発明によれば、請求項~請求項の何れか1項の構成に加えて、前記押さえ部材および前記第1シール部材がシリコンゴム製であることを特徴とする樹脂成形金型が提案される。
また請求項に記載された発明によれば、第1金型および第2金型間に形成されるキャビティ内に強化基材をセットして樹脂を注入することで樹脂製品を成形する樹脂成形金型であって、前記第1金型および前記第2金型の一方に固定されて前記強化基材の外周部分を押さえる押さえ部材を備え、前記押さえ部材の内側端部は前記強化基材の外周縁よりも内側にあり、前記強化基材は繊維強化基材であり、前記押さえ部材の外側に隣接する位置で前記第1金型および前記第2金型の他方に固定されて一方との間をシールする第1シール部材を備え、前記第1金型および前記第2金型の何れか一方は、前記繊維強化基材の製品部分および廃棄部分の境界に当接する突条部を備えることを特徴とする樹脂成形金型が提案される。
また請求項に記載された発明によれば、請求項1~請求項の何れか1項の構成に加えて、前記樹脂製品は自動車のフロアパネルあるいはダッシュロアパネルであることを特徴とする樹脂成形金型が提案される。
なお、実施の形態の固定型11は本発明の第1金型に対応し、実施の形態の可動型12は本発明の第2金型に対応し、実施の形態のプリフォーム16は本発明の強化基材あるいは繊維強化基材に対応する。
請求項1および請求項7の構成によれば、樹脂成形金型は、第1金型および第2金型間に形成されるキャビティ内に強化基材をセットして樹脂を注入することで樹脂製品を成形する。第1金型および第2金型の一方に固定されて強化基材の外周部分を押さえる押さえ部材を備え、押さえ部材の内側端部は強化基材の外周縁よりも内側にあるので、強化基材の外周部とキャビティとの間に樹脂が流れる環状の空間が形成されるのを防止し、キャビティに注入された樹脂が強化基材に含浸する前に環状の空間を流れて(レーストラッキング)強化基材を取り囲んでしまい、樹脂が行き渡らないドライスポットが形成されて成形不良が発生する事態を回避することができる。
また請求項の構成によれば、強化基材は繊維強化基材であり、押さえ部材の外側に隣接する位置で第1金型および第2金型の他方に固定されて一方との間をシールする第1シール部材を備えるので、第1シール部材でキャビティからの樹脂の漏れを防止できるだけでなく、押さえ部材およびシール部材を相互に接近させて樹脂成形金型を小型化することができる。
更に請求項の構成によれば、、押さえ部材および第1シール部材は相互に当接するので、シール部材および押さえ部材間と、シール部材および一方の金型間との2カ所でシール機能が発揮されてシール性が一層向上する。
また請求項の構成によれば、押さえ部材および第1シール部材のそれぞれが、金型割り面から突出する半円形状断面を有するので、押さえ部材および第1シール部材に作用する応力を軽減して耐久性を高めることができる。
また請求項の構成によれば、第1シール部材よりも外側で第1金型および第2金型間をシールする第2シール部材を備えるので、樹脂が万一第1シール部材を通過しても、それを第2シール部材で阻止して樹脂成形金型の外部への漏れを防止することができる。
また請求項の構成によれば、キャビティ内を真空引きする負圧源を備えるので、キャビティ内を負圧にして樹脂を積極的に充填することで、成形不良の発生を一層確実に防止することができる。
また請求項の構成によれば、第1金型および第2金型間の隙間を調整するシムを備えるので、押さえ部材および第1シール部材の潰れ量を容易に調整して樹脂の漏れを一層確実に阻止することができる。
また請求項の構成によれば、押さえ部材および第1シール部材がシリコンゴム製であるので、押さえ部材および第1シール部材が容易に変形して相互の形状に追従し易くなることで、樹脂の漏れを一層確実に阻止することができる。
また請求項の構成によれば、第1金型および第2金型の何れか一方は、繊維強化基材の製品部分および廃棄部分の境界に当接する突条部を備えるので、製品の脱型後に製品部分を目視で確認できるだけでなく、突条部が製品部分および廃棄部分の境界を押して薄肉にするので、廃棄部分の切断作業が容易になる。
また請求項の構成によれば、樹脂製品は自動車のフロアパネルあるいはダッシュロアパネルであるので、大型部品であっても成形不良のない高品質な製品を製造することができる。
RTM成形金型の縦断面図である。(第1の実施の形態) 図1の2-2線矢視図である。(第1の実施の形態) 図1の3部拡大図である。(第1の実施の形態) 図3に対応する図である。(第2、第3の実施の形態)
第1の実施の形態
以下、図1~図3に基づいて本発明の第1の実施の形態を説明する。
本実施の形態のRTM成形金型は樹脂成形方法の一つであるRTM(Resin Transfer Molding)を行うもので、補強繊維を予め所定形状に賦形したプリフォームを金型内に挿入した後、樹脂の含浸を促進してドライスポットの発生を抑制するために、キャビティ内を真空引きした状態で溶融樹脂を注入して加熱硬化させるものである。本実施の形態のRTM成形金型で成形される製品は、例えば自動車のフロアパネルあるいはダッシュロアパネルである。
図1~図3に示すように、RTM成形金型は、固定型11と、固定型11の上方に配置された可動型12とを備えており、可動型12は図示せぬ油圧ラムに接続されて昇降し、固定型11に対して型締めおよび型開きが可能である。固定型11および可動型12の割り面11a,12a間にキャビティ13が形成されており、キャビティ13には可動型12に設けた負圧源14および樹脂供給源15が接続される。
樹脂製品の成形時に、キャビティ13の底部にはカーボン繊維やガラス繊維のような補強繊維を予め所定形状に賦形したプリフォーム16がセットされる。固定型11の割り面11aには、シリコンゴムで断面半円形状に形成された環状の第1シール部材17がプリフォーム16の外周に沿うように設けられる。また可動型12の割り面12aには、シリコンゴムで断面半円形状に形成された環状の押さえ部材18が、型締め時にプリフォーム16の外周縁に当接可能に設けられる。第1シール部材17の内側部分と押さえ部材18の外側部分とは、型締め時に相互に当接可能である。
固定型11の割り面11aにおける押さえ部材18の内側には環状の突条部11bが設けられており、この突条部11bは型締め時にプリフォーム16の外周部下面に食い込むようになっている。プリフォーム16の突状部11bよりも内側の部分は、成形完了後に製品となる製品部分21を構成し、プリフォーム16の突状部11bよりも外側の部分は、成形完了後に廃棄される廃棄部分22を構成する。
また押さえ部材18および第1シール部材17の外側の固定型11の割り面11aには、型締め時に固定型11および可動型12間をシールすべく、シリコンゴムで断面半円形状に形成された環状の第2シール部材19が設けられる。第2シール部材19は、固定型11の割り面11aではなく、可動型12の割り面12aに設けても良い。さらに第2シール部材19の外側の固定型11の割り面11aには、型締め時における固定型11および可動型12の間隔を調整するためのシム20が設けられる。シム20は、固定型11の割り面11aではなく、可動型12の割り面12aに設けても良い。
次に、上記構成を備えた本発明の第1の実施の形態の作用を説明する。
本実施の形態のRTM成形金型で樹脂部品を成形するには、先ず図1(A)に示すように、可動型12を固定型11に対して型開きした状態で、固定型11のキャビティ13内にプリフォーム16をセットする。この状態でプリフォーム16の外周縁は第1シール部材17の内周に沿っている。続いて図1(B)および図3に示すように、固定型11に対して可動型12を下降させて型締めすると、可動型12の割り面12aに設けた押さえ部材18がプリフォーム16の外周縁を固定型11の割り面11aに押し付けて固定する。これと同時に、押さえ部材18が固定型11の割り面11aに設けた第1シール部材17に当接してシール機能を発揮するとともに、第1シール部材17が可動型12の割り面12aに当接してシール機能を発揮する。
また固定型11の割り面11aに設けた突条部11bがプリフォーム16の外周部に食い込み、プリフォーム16の内側の製品部分21および外側の廃棄部分22間に溝を形成する。さらに固定型11の割り面11aに設けた第2シール部材19が可動型12の割り面12aに当接してシール機能を発揮する。この型締め時に、固定型11の割り面11aに設けたシム20が可動型12の割り面12aに当接し、固定型11および可動型12間の距離を規制することで、第1シール部材17、押さえ部材18および第2シール部材19の面圧が適切な大きさに確保される。
このようにしてRTM成形金型の型締めが完了すると、負圧源14を作動させてキャビティ13内を真空引きした状態で、予め加熱しておいたRTM成形金型のキャビティ13へ樹脂供給源15から溶融した樹脂を注入する。このとき、キャビティ13内は負圧になっているため、注入された樹脂は速やかにキャビティ13内に拡散してプリフォーム16に含浸し、成形のサイクルタイムが削減される。そして樹脂を硬化させた後、固定型11から可動型12を型開きして製品を取り出すことができる。
ところで、キャビティ13内に溶融した樹脂を注入するとき、仮にプリフォーム16の外周部とキャビティ13の内周部との間に、プリフォーム16が存在しない環状の空間が形成されていると、樹脂は流動抵抗の大きいプリフォーム16に含浸することなく環状の空間に流れ込んでしまい、樹脂が含浸しないプリフォーム16の外周部が環状の空間に流れ(レーストラッキング)込んだ樹脂で囲まれてしまう場合がある。このような状態で更に樹脂が注入されると、環状の空間から溢れ出た樹脂がプリフォーム16の外周部から内側へと含浸してゆき、プリフォーム16の内部に取り残されたエアが一カ所に集まって樹脂が含浸しないドライスポットが形成されてしまい、製品に成形不良が発生する可能性がある。
しかしながら、本実施の形態によれば、図3に示すように、押さえ部材18の内側端部aがプリフォーム16の外周縁bよりも内側にあるため、型締め時に押さえ部材18がプリフォーム16の外周縁を押さえて固定型11の割り面11aに固定し、かつ押さえ部材18と第1シール部材17とが協働してキャビティ13をシールするので、プリフォーム16の外周部を取り囲む環状の空間が形成されることがなくなり、これによりプリフォーム16に樹脂が行き渡らないドライスポットが形成されて成形不良が発生する事態を確実に防止することができる。
このとき、第1シール部材17および押さえ部材18は柔軟で変形し易いシリコンゴムで形成されているので、第1シール部材17および押さえ部材18は互いの形状に追従して変形することで高いシール性を発揮することができる。しかも第1シール部材17および押さえ部材18は断面半円形状に形成されているので、相互に当接して変形したときに応力の集中が防止されて耐久性が向上する。
また仮に第1シール部材17を廃止して、押さえ部材18だけでプリフォーム16の押さえ機能およびシール機能を発揮させようとすると、その押さえ部材18が大きな負荷を受けて損傷し易くなるが、第1シール部材17および押さえ部材18が協働してプリフォーム16の押さえ機能およびシール機能を発揮することで、第1シール部材17および押さえ部材18の負荷を低減して耐久性を高めることができる。
特に、第1シール部材17および押さえ部材18を相互に接近して配置し、第1シール部材17と押さえ部材18とを当接させ、かつ第1シール部材17と可動型12の割り面12aとを当接させたので、二つのシール部により確実なシールを可能にすることができる。しかも第1シール部材17の外側に更に第2シール部材19を配置したので、万一第1シール部材17から樹脂が漏れても、それを第2シール部材19で阻止してRTM成形金型の外部への樹脂の漏れを一層確実に防止することができる。さらに第1シール部材17および押さえ部材18を相互に接近して配置したことで、RTM成形金型の小形化を図ることができる。
しかも固定型11はプリフォーム16の製品部分21および廃棄部分22の境界に当接する突条部11bを備えるので、脱型後の製品に突条部11bにより溝が形成されることで、製品部分21を目視で確認できるだけでなく、製品部分21および廃棄部分22の境界の溝により廃棄部分22の切断作業が容易になる。
以上のように、本実施の形態によれば、自動車のフロアパネルあるいはダッシュロアパネルのような大型の樹脂製品であっても、成形時にドライスポットによる成形不良の発生するのを防止し、高品質な製品を製造することができる。
第2、第3の実施の形態
次に、図4に基づいて本発明の第2、第3の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態の第1シール部材17および押さえ部材18は半円形状の断面を有しているが、図4(A)に示す第2の実施の形態の第1シール部材17および押さえ部材18は多角形状の断面を有しており、図4(B)に示す第3の実施の形態の第1シール部材17および押さえ部材18は長軸に沿って切断した半割楕円形状の断面を有している。
この第2、第3の実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様の作用効果を達成することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、請求項2の発明では、押さえ部材18および第1シール部材17は相互に当接する必要はなく、押さえ部材18の内側端部aがプリフォーム16の外周縁bよりも内側にあれば良い(図3参照)。
また実施の形態では押さえ部材18を可動型12側に設け、第1シール部材17を固定型11側に設けているが、その位置関係を逆にし、押さえ部材18を固定型11側に設け、第1シール部材17を可動型12側に設けても良い。
また実施の形態では突条部11bが固定型11側に設けられているが、それを可動型12側に設けても良い。
また第2シール部材19は必ずしも必要ではなく、廃止することも可能である。
また本発明の樹脂製品は自動車のフロアパネルやダッシュロアパネルに限定されるものではない。
11 固定型(第1金型)
11a 割り面
11b 突条部
12 可動型(第2金型)
12a 割り面
13 キャビティ
14 負圧源
16 プリフォーム(強化基材あるいは繊維強化基材)
17 第1シール部材
18 押さえ部材
19 第2シール部材
20 シム
21 製品部分
22 廃棄部分

Claims (8)

  1. 第1金型(11)および第2金型(12)間に形成されるキャビティ(13)内に強化基材(16)をセットして樹脂を注入することで樹脂製品を成形する樹脂成形金型であって、
    前記第1金型(11)および前記第2金型(12)の一方に固定されて前記強化基材(16)の外周部分を押さえる押さえ部材(18)を備え、前記押さえ部材(18)の内側端部は前記強化基材(16)の外周縁よりも内側にあり、
    前記強化基材(16)は繊維強化基材(16)であり、前記押さえ部材(18)の外側に隣接する位置で前記第1金型(11)および前記第2金型(12)の他方に固定されて一方との間をシールする第1シール部材(17)を備え、
    前記押さえ部材(18)および前記第1シール部材(17)は相互に当接することを特徴とする樹脂成形金型。
  2. 前記押さえ部材(18)および前記第1シール部材(17)のそれぞれが、金型割り面(11a,12a)から突出する半円形状断面を有することを特徴とする、請求項に記載の樹脂成形金型。
  3. 前記第1シール部材(17)よりも外側で前記第1金型(11)および前記第2金型(12)間をシールする第2シール部材(19)を備えることを特徴とする、請求項に記載の樹脂成形金型。
  4. 前記キャビティ(13)内を真空引きする負圧源(14)を備えることを特徴とする、請求項に記載の樹脂成形金型。
  5. 前記第1金型(11)および前記第2金型(12)間の隙間を調整するシム(20)を備えることを特徴とする、請求項に記載の樹脂成形金型。
  6. 前記押さえ部材(18)および前記第1シール部材(17)がシリコンゴム製であることを特徴とする、請求項~請求項の何れか1項に記載の樹脂成形金型。
  7. 第1金型(11)および第2金型(12)間に形成されるキャビティ(13)内に強化基材(16)をセットして樹脂を注入することで樹脂製品を成形する樹脂成形金型であって、
    前記第1金型(11)および前記第2金型(12)の一方に固定されて前記強化基材(16)の外周部分を押さえる押さえ部材(18)を備え、前記押さえ部材(18)の内側端部は前記強化基材(16)の外周縁よりも内側にあり、
    前記強化基材(16)は繊維強化基材(16)であり、前記押さえ部材(18)の外側に隣接する位置で前記第1金型(11)および前記第2金型(12)の他方に固定されて一方との間をシールする第1シール部材(17)を備え、
    前記第1金型(11)および前記第2金型(12)の何れか一方は、前記繊維強化基材(16)の製品部分(21)および廃棄部分(22)の境界に当接する突条部(11b)を備えることを特徴とする樹脂成形金型。
  8. 前記樹脂製品は自動車のフロアパネルあるいはダッシュロアパネルであることを特徴とする、請求項1~請求項の何れか1項に記載の樹脂成形金型。
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