JP7443717B2 - 複合材料の成形方法および複合材料の成形装置 - Google Patents

複合材料の成形方法および複合材料の成形装置 Download PDF

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Description

本発明は、複合材料の成形方法および複合材料の成形装置に関する。
近年、自動車の車体軽量化のために強化基材に樹脂を含浸させた複合材料が自動車部品として用いられている。複合材料の成形方法として、量産化に適したRTM(Resin Transfer Molding)成形法が注目されている。
RTM成形法にあっては、まず強化基材を成形型内のキャビティに配置し、キャビティ内に樹脂を注入し、強化基材に樹脂を含浸させて、樹脂を硬化させることによって、複合材料を形成する(特許文献1を参照)。
特開2010-76356号公報
しかしながら、樹脂を含浸硬化させる前の強化基材は比較的柔らかいため、成形型に強化基材を配置するとき、成形型に対する強化基材の位置決めが難しい。このため、強化基材の配置に長時間を要してしまう。高精度のロボットを用いることもできるが、コスト的に不利なものとなる。
さらに、キャビティ内に注入した樹脂は、強化基材の表裏両面のうち樹脂が注入された側の面(表面)から反対側の面(裏面)に向かって順々に含侵が進行する。このため、強化基材に対する樹脂の含浸性が悪く、樹脂の含浸に長時間を要してしまい、生産性が低下する。
そこで、本発明は、成形型に対する強化基材の位置決めを容易にし、かつ、強化基材に対する樹脂の含浸性を向上させることができる複合材料の成形方法および複合材料の成形装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る複合材料の成形方法は、少なくとも2つの型が相対的に開閉可能に備えられた成形型のキャビティに強化基材を配置し、前記成形型の樹脂注入口から前記キャビティに樹脂を注入し、前記樹脂を前記強化基材に含侵させ硬化させて複合材料を成形する成形方法であって、まず、前記強化基材を前記成形型に配置するときに、前記成形型から成形品を押し出し可能なイジェクタピンを前記成形型の成形面から突出させ、前記強化基材の厚み方向に貫通して形成された貫通穴に対して前記イジェクタピンを挿通するように前記強化基材を配置して位置決めする、そして、前記成形型を閉じて前記イジェクタピンを前記強化基材の前記貫通穴から退避させ、前記キャビティに注入された前記樹脂を前記成形面に形成され前記樹脂の流動を誘導する誘導溝を通して前記貫通穴に流入させ、前記樹脂を前記貫通穴内から前記強化基材に含侵させる。
上記目的を達成する本発明に係る複合材料の成形装置は、少なくとも2つの型が相対的に開閉可能に備えられ強化基材が配置されるキャビティを形成する成形型と、前記成形型に備えられ前記キャビティに樹脂を注入する樹脂注入口と、前記キャビティ内に突出して前記成形型から成形品を押し出し可能なイジェクタピンと、前記成形型の開閉動作、前記樹脂注入口からの前記樹脂の注入動作、および前記イジェクタピンの動作を制御する制御部と、を有する。前記制御部は、前記強化基材を前記成形型に配置するときに前記イジェクタピンを前記成形型の成形面から突出させることによって、前記強化基材の厚み方向に貫通して形成された貫通穴に対して前記イジェクタピンを挿通するように前記強化基材を配置して位置決めすることを可能とする。前記制御部はさらに、前記成形型を閉じて前記イジェクタピンを前記強化基材の前記貫通穴から退避させることによって、前記キャビティに注入された前記樹脂を前記成形面に形成され前記樹脂の流動を誘導する誘導溝を通して前記貫通穴に流入させることを可能とする。
本発明に係る複合材料の成形方法および複合材料の成形装置によれば、強化基材を成形型に配置するときにイジェクタピンを成形型の成形面から突出させるため、強化基材の貫通穴に対してイジェクタピンを挿通するように強化基材を配置して位置決めできる。これにより、成形型に対する強化基材の位置決めが容易になる。さらに、キャビティ内に樹脂を注入するときにイジェクタピンを強化基材の貫通穴から退避させるため、キャビティに注入された樹脂を貫通穴に流入させ、樹脂を貫通穴内から強化基材に含侵できる。これにより、強化基材に対する樹脂の含浸性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る複合材料の成形装置および成形方法を用いて成形した複合材料の一例を示す平面図である。 図1Aの1B-1B線に沿う断面図である。 図1Aの複合材料の成形に用いられる強化基材を示す平面図である。 図2Aの2B-2B線に沿う断面図である。 本発明の実施形態に係る複合材料の成形装置を示す断面図である。 強化基材の貫通穴に対してイジェクタピンを挿通させて、成形型に強化基材を配置した状態を示す平面図である。 成形型に備えられ樹脂を誘導する誘導溝と、強化基材の貫通穴および穴部との位置関係を説明するための平面図である。 本発明の実施形態に係る複合材料の成形方法を示すフローチャートである。 強化基材の貫通穴に対してイジェクタピンを挿通させて、成形型に強化基材を配置した状態を模式的に示す図である。 シール領域を気密に封止した状態を模式的に示す図である。 シール領域を吸引する状態を模式的に示す図である。 成形型への樹脂の注入を模式的に示す図である。 樹脂注入後に、成形型を型締めした状態を模式的に示す図である。 シール領域の吸引を停止した状態を模式的に示す図である。 成形型を開いた状態を模式的に示す図である。 成形品である複合材料の脱型を模式的に示す図である。 本発明の実施形態において、強化基材の貫通穴に流入させた樹脂が貫通穴内から強化基材に含侵する様子を模式的に示す断面図である。 強化基材に貫通穴を備えていない対比例において、樹脂が強化基材の表面から裏面に向かって順々に含侵する様子を模式的に示す断面図である。 樹脂が流入可能な穴部を強化基材に形成する変形例を示す図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(複合材料)
図1A、図1B、図2A、および図2Bを参照して、複合材料10は、強化基材11に樹脂12を含浸させて硬化させることによって形成される。複合材料10は、強化基材11および樹脂12を組み合わせることによって、樹脂12単体で構成される成形品に比べて高い強度および剛性を備えている。
本実施形態に係る複合材料10は、例えば自動車部品のピラーに適用され、平坦部20の左右両側から脚部21がやや拡がるように伸びている形状を有する。強化基材11は、強化基材11の厚み方向(板厚方向)に貫通して形成された貫通穴30を有する。貫通穴30は、強化基材11の繊維を切断して形成されている。超音波カット、レーザーカット、プレスカット、はさみカットなど様々な切断機構を使用することによって、貫通穴30を形成できる。貫通穴30は、成形後には樹脂12が流入して硬化し塞がれている。
樹脂12は、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂によって構成することができる。
強化基材11は、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、有機繊維等の織物シート11B(強化基材要素に相当する。図8Aを参照)を複数積層して構成することができる。
(成形装置)
本実施形態に係る複合材料10の成形装置100について説明する。
図3を参照して、成形装置100は、成形型200と、第1のシール部材310と、第2のシール部材320と、排気部400と、樹脂注入部500と、イジェクタ部700と、制御部600と、を有する。成形型200は、少なくとも2つの型(上型210および下型220)が相対的に開閉可能に備えられ強化基材11が配置されるキャビティ250を形成する。樹脂注入部500は、成形型200に備えられキャビティ250に樹脂12を注入する樹脂注入口240を有する。イジェクタ部700は、成形型200の成形面221Sから突出して成形型200から成形品を押し出し可能なイジェクタピン710を有する。制御部600は、成形型200の開閉動作、樹脂注入口240からの樹脂12の注入動作、およびイジェクタピン710の動作を制御する。以下、成形装置100の各部の構成について詳細に説明する。
成形型200は、接近離反可能な一対の上型210および下型220を有する。また、上型210には、排気部400と連通する排気口230と、樹脂注入部500と連通する樹脂注入口240と、を設けている。成形型200は、上型210と下型220との間にキャビティ250を形成する(図7Eを参照)。
なお、本明細書において、「キャビティ250」とは、型締めした状態において、成形品である複合材料10と略同様の形状を有する空洞(いわゆる、製品キャビティ)のことを意味する。また、下型220に対して、上型210が配置される側(図3中の上側)を「上側」と称し、上型210に対して、下型220が配置される側(図3中の下側)を「下側」と称する。
上型210は、下型220に対して近接離反自在な可動型である。上型210は、上側に向かって凹んだ形状を有する凹部211と、凹部211を囲うように下側に向かって突出した形状を有する第1の縦壁部212と、凹部211および第1の縦壁部212の上側に連続して形成された基部213と、基部213の上側に配置された蓋部214と、を有する。上型210の蓋部214は、例えば、油圧シリンダー等を備える不図示の駆動装置と接続している。
凹部211には、キャビティ250を形成する第1の成形面211Sが形成されている。
基部213の外側面213Sには、第1の溝部213Aが形成されている。当該第1の溝部213Aには、第1のシール部材310が挿入されている。
第1の縦壁部212の外側面212Sには、第2の溝部212Aが形成されている。当該第2の溝部212Aには、第2のシール部材320が挿入されている。
下型220は、固定型である。下型220は、凹部211の第1の成形面211Sと協働して、凹部211との間にキャビティ250を形成する第2の成形面221Sが形成された凸部221と、凸部221および第1の縦壁部212を囲うように配置された第2の縦壁部222と、を有する。
第2の縦壁部222は、図3に示すように上型210を下型220に対して相対的に接近させた状態において、第1の縦壁部212の外側面212Sと対向するように形成された内側面222Sを有する。
第1のシール部材310および第2のシール部材320は、上型210と下型220が対向する面のうち、上型210と下型220が相対的に接近する型締め方向(図3の上下方向)に沿う面である第1の縦壁部212の外側面212Sおよび基部213の外側面213Sにそれぞれ配置される。このように、成形型200は、第1のシール部材310および第2のシール部材320が型締め方向の異なる位置に配置された縦摺り構造を有している。このため、上型210を下型220に対して相対的に接近させる動作によって、異なるタイミングで第1のシール部材310および第2のシール部材320のシール機能をそれぞれ発揮させることができる。
図7Aに示す型開き状態から、図7Bに示すように上型210を下型220に対して相対的に接近させた状態で、かつ、型締めする前の状態において、第1のシール部材310は、第1の成形面211S、第2の成形面221S、第1の縦壁部212の外側面212Sおよび第2の縦壁部222の内側面222Sとの間に気密に封止されたシール領域270を形成する。ここで、シール領域270は、キャビティ250と、後述する外周領域260と、を含む領域である。図7B、図7C、および図7Dに示すように、型締めする前の状態において、キャビティ250と外周領域260は、互いに連通している。
図7B、図7C、および図7Dに示す状態から、図7Eに示すようにさらに上型210を下型220に対して相対的に接近させて成形型200を型締めした状態において、第2のシール部材320は、第1の成形面211Sおよび第2の成形面221Sとの間に液密に封止されたキャビティ250を形成する。また、成形型200を型締めした状態において、第1のシール部材310と第2のシール部材320との間には、キャビティ250の外周に位置する外周領域260が形成される。換言すると、第2のシール部材320は、キャビティ250と外周領域260との間を液密に封止する。また、成形型200を型締めした状態において、外周領域260の体積は、キャビティ250内に注入する樹脂12の体積よりも大きくなるように構成されている。
なお、本明細書において、「成形型200を型締めした状態」とは、成形型200のキャビティ250の形状が、最終的に作製される複合材料10の形状と略同等になるまで、上型210を下型220に対して相対的に接近させた状態を意味する。
本実施形態では、図7Eに示すように、成形型200を型締めした状態において、上型210および下型220は、互いに当接する第1の当接面210Sおよび第2の当接面220Sを有する。成形型200を型締めした状態において、第1の当接面210Sと、第2の当接面220Sとの間の距離D1は0(ゼロ)mmになる。この状態では、キャビティ250の大きさが樹脂12を硬化させる前の複合材料10と略同等であり、上型210の第1の成形面211Sと、複合材料10との間には、ほぼ隙間がない状態である。
また、図7B、図7C、および図7Dに示すように、成形型200を型締めする前の状態では、上型210の第1の成形面211Sと、強化基材11との間には、隙間Gが形成される。この状態において、第1の当接面210Sと、第2の当接面220Sとの間の距離D1は、成形型200の形状などによっても異なるが、例えば、33mm程度とすることができる。
図3を参照して、排気口230は、外周領域260よりも上側に配置されている。
樹脂注入口240は、キャビティ250の略中央に配置されている。すなわち、樹脂注入口240は、外周領域260から比較的離れた位置に配置されている。
第1のシール部材310および第2のシール部材320を構成する材料は、気密または液密に封止できる材料であれば特に限定されないが、例えば、ゴム等の弾性材料とすることができる。
排気部400は、公知の真空ポンプにより構成される。排気部400は、上型210に形成された排気口230と連通するように構成され、排気口230を介して外周領域260から気体を吸引する。排気部400は、排気口230との間に、圧力計410およびバルブ420を有する。圧力計410は、排気部400による吸引圧力を計測する。当該吸引圧力の値を基に、シール領域270内の真空度を調整することができる。バルブ420は、空気の流路を開閉する。これによって、排気部400による吸引の動作のON/OFFを切り替えることができる。
樹脂注入部500は、上型210に形成された樹脂注入口240と連通するように構成され、樹脂注入口240を介してキャビティ250内に樹脂12を注入する。樹脂注入部500は、公知のポンプ機構により構成することができる。
イジェクタ部700は、本実施形態では下型220に備えられている。イジェクタ部700は、下型220の第2の成形面221S(成形型の成形面に相当する)から突出して成形型200から成形品を押し出し可能なイジェクタピン710と、イジェクタピン710を収容可能な収容部720と、イジェクタピン710をキャビティ250に対して進退駆動する駆動部730と、を有する。駆動部730は、例えば油圧シリンダー等を備える。イジェクタピン710は、駆動部730によって駆動されて、収容部720に収容された状態(図3を参照)と、第2の成形面221Sから突出した状態(図7Aおよび図7Hを参照)とを切り替え可能に構成される。
本実施形態のイジェクタピン710は、強化基材11を成形型200に配置するときに成形型200に対する強化基材11の位置決めを行うロケートピンの機能を発揮する。図7Aに示すように、イジェクタピン710は、強化基材11を下型220に配置するときに第2の成形面221Sから突出する。強化基材11の貫通穴30に対してイジェクタピン710を挿通するように強化基材11を配置することによって、強化基材11は、成形型200に対して位置決めされる。樹脂12を含浸硬化させる前の強化基材11は比較的柔らかいが、イジェクタピン710にロケートピンの機能を発揮させることによって、成形型200に対する強化基材11の位置決めが容易になる。このため、成形型200に強化基材11を配置するために要する時間を短縮でき、生産性の向上を図ることができる。また、成形型200に強化基材11を配置するために高精度のロボットを用いる必要がなく、コスト的にも有利なものとなる。
イジェクタピン710の本数は、複合材料10の形状や大きさ、成形型200から成形品を押し出すときに要する脱型力などを考慮して適宜選択できる。ロケートピンの機能は、複数本のイジェクタピン710のすべてに付与する必要はない。複数本のイジェクタピン710のうちの一部のイジェクタピン710がロケートピンの機能を有していればよい。成形型200に対する強化基材11の位置決めを良好に行う観点から、ロケートピンの機能を付与するイジェクタピン710の本数や位置を選択できる。
図4に示すように、本実施形態においては、成形型200は6本のイジェクタピン710を有し、6本のイジェクタピン710のすべてにロケートピンの機能を付与している。イジェクタピン710は、ほぼ等間隔に配置することができる。ロケートピンの機能を発揮するイジェクタピン710の本数に合わせて、強化基材11は、6個の貫通穴30を有する。
強化基材11は、イジェクタピン710が挿通される貫通穴30の他に、強化基材11の厚み方向に伸びておりキャビティ250に注入された樹脂12が流入可能な穴部40をさらに有することができる。貫通穴30および穴部40は、樹脂12の流動性および強化基材11への含浸性を考慮して形成個数、穴の形状や寸法、形成位置を選択できる。
本実施形態においては、強化基材11は、イジェクタピン710が挿通される6個の貫通穴30の他に、5個の穴部40を有する。穴部40のそれぞれは、貫通穴30と同じ内径寸法を有し、貫通穴30と同様に強化基材11の繊維を切断して形成されている。6個の貫通穴30および5個の穴部40は、一列にほぼ等間隔に配置することができる。
なお、強化基材11の繊維を切断して貫通穴30や穴部40を形成する場合には、貫通穴30や穴部40の周囲は、強化基材11の他の部分に比べて強度が低下する。このため、機械的強度の低下が許容範囲となるように、形成個数や穴の内径寸法が選択される。穴の内径は小さい方が好ましく、例えば、数ミリ程度である。また、強化基材11を形成する織物シート11Bの積層数は、貫通穴30や穴部40の周囲の強度低下を考慮して、成形品である複合材料10に必要な強度を得られるように予め調整することができる。
図3および図5を参照して、上型210の第1の成形面211Sは、樹脂12の流動を誘導する誘導溝215が形成されている。図5は、上型210を上方から見た平面図であり、誘導溝215は破線によって示されている。誘導溝215は、強化基材11の貫通穴30および穴部40と向かい合う位置に形成されている。このため、キャビティ250に注入された樹脂12は、誘導溝215を通って、強化基材11の貫通穴30および穴部40に向けて流動し易い。
制御部600は、図3を参照して、成形型200、排気部400、樹脂注入部500およびイジェクタ部700の作動を制御する。具体的には、制御部600は、ROMやRAMから構成される記憶部610と、CPUを主体に構成される演算部620と、各種データや制御指令の送受信を行う入出力部630と、を有する。入出力部630は、成形型200、排気部400、樹脂注入部500およびイジェクタ部700に電気的に接続している。
(成形方法)
次に、図6を参照して、本実施形態に係る複合材料10の成形方法を説明する。
本実施形態に係る複合材料10の成形方法は、いわゆるCRTM(Compression Resin Transfer Molding)成形法と称される成形方法である。CRTM成形法では、樹脂12をキャビティ250内に注入する際に、成形型200は型締めされておらず、成形型200と強化基材11との間に隙間Gを開けた状態で、樹脂12がキャビティ250の一部に注入される。その後、成形型200が型締めされることによって、樹脂12がキャビティ250内に充填される。これにより、キャビティ250内における樹脂12の流動抵抗が低減されるため、強化基材11の配向の乱れを抑制することができる。
複合材料10の成形方法は、図6に示すように、概説すると、成形型200に強化基材11を配置し(工程S1)、シール領域270を気密に封止する(工程S2)。そして、シール領域270内の気体を排気する動作を開始し(工程S3)、シール領域270内が所定の真空度(しきい値)に到達したら(工程S4)、成形型200のキャビティ250内に樹脂12を注入する(工程S5)。さらに、成形型200を型締めして、キャビティ250を液密に封止する(工程S6)。その後、樹脂12を硬化させて(工程S7)、気体を排気する動作を停止し(工程S8)、複合材料10を成形型200から脱型する(工程S9)。なお、各工程において、成形型200、排気部400、樹脂注入部500およびイジェクタ部700の作動は、制御部600によって制御される。
以下、複合材料10の成形方法の各工程について詳述する。
工程S1では、図7Aに示すように、成形型200の下型220に強化基材11を配置する。このとき、イジェクタピン710は、下型220の第2の成形面221Sから突出している。このため、強化基材11の貫通穴30に対してイジェクタピン710を挿通するように強化基材11を配置して位置決めできる。これにより、成形型200に対する強化基材11の位置決めが容易になる。
工程S2では、図7Bに示すように、上型210を下型220に対して相対的に接近させて、第1のシール部材310によってシール領域270を気密に封止する。このとき、成形型200は、型締めする前の状態であり、第1の当接面210Sと、第2の当接面220Sとの間の距離D1は、33mm程度である。この状態で、上型210の第1の成形面211Sと、強化基材11との間には、隙間Gが形成される。
また、工程S2では、イジェクタピン710を強化基材11の貫通穴30から退避させる。イジェクタピン710の上端面は、下型220の第2の成形面221Sとほぼ面一となる。
工程S3では、図7Cに示すように、排気部400のバルブ420を開いて、外周領域260から気体を吸引して(図7Cに付す矢印を参照)、シール領域270内の気体を排気する動作を開始する。
シール領域270内が所定の真空度に到達したら(工程4)、図7Dに示すように、成形型200のキャビティ250内の一部に樹脂12を注入する(工程5)。
キャビティ250内の一部に樹脂12を注入するため、キャビティ250と外周領域260とが連通した状態で、キャビティ250内の樹脂12が外周領域260へ漏れ出ることを抑制することができる。これにより、樹脂12が排気口230に流れ込むことを防止することができる。
また、本実施形態では、樹脂注入口240は、上型210に配置されているため、樹脂12は隙間Gを介して流動する。このため、樹脂12の流動抵抗を低減して、強化基材11の配向の乱れを抑制することができる。また、隙間Gが形成されているため、注入された樹脂12は、キャビティ250の全体に広がらずに、樹脂注入口240付近に溜まる。このため、樹脂12が外周領域260へ漏れ出ることを抑制することができる。
工程S5では、排気部400は、シール領域270内の気体を排気する動作を維持する。排気口230は、外周領域260よりも上側に配置されているため、キャビティ250内に注入した樹脂12が排気口230に流れ込むことを防止することができる。
工程S6では、図7Eに示すように、成形型200を型締めして、第2のシール部材320によってキャビティ250と外周領域260との間を液密に封止する。
成形型200を型締めすることによって、上型210の第1の成形面211Sと、強化基材11との間の隙間Gが圧縮されて、隙間Gに溜まっていた樹脂12が押圧されて、強化基材11に含浸する。同時に、キャビティ250の周りを液密に封止しているため、キャビティ250から樹脂12が外周領域260へ漏れ出ることをより確実に防止することができる。
図8Bを参照して、強化基材11に貫通穴30等を備えていない対比例において、キャビティ250内に注入した樹脂12は、強化基材11の表裏両面のうち樹脂12が注入された側の面(図中上側の表面)から反対側の面(図中下側の裏面)に向かって順々に含侵が進行するのみである。このため、強化基材11に対する樹脂12の含浸性が悪く、樹脂12の含浸に長時間を要してしまい、生産性が低下するという課題がある。
図8Aを参照して、このような課題に対して本実施形態にあっては、左右方向に伸びる矢印15によって示されるように、キャビティ250に注入された樹脂12は、強化基材11の貫通穴30および穴部40に流入し、貫通穴30内および穴部40内から強化基材11に含侵する。これにより、強化基材11に対する樹脂12の含浸性を向上させることができる。このため、樹脂12の含浸に要する時間を短縮でき、生産性の向上を図ることができる。
また、成形型200は、上型210に凹部211を有し、下型220に凹部211との間にキャビティ250を形成する凸部221を有するため、樹脂12の自重を活かして、樹脂12を強化基材11の全体に展開させて含浸し易くすることができる。
また、排気口230は、外周領域260よりも上側に配置されている。また、成形型200を型締めした状態において、外周領域260の体積は、キャビティ250内に注入する樹脂12の体積よりも大きくなるように構成されている。このため、仮に、成形型200を型締めした後に、樹脂12が外周領域260へ漏れ出たとしても、樹脂12が排気口230に流れ込むことを防止することができる。
工程S7では、成形型200を型締めした状態を維持したまま、樹脂12を硬化させる。樹脂12が熱硬化性樹脂の場合、例えば、ヒーター等の加熱装置を用いて成形型200を加熱することによって、樹脂12を硬化させることができる。
工程S8では、図7Fに示すように、排気部400のバルブ420を閉めて、外周領域260から気体を吸引(排気)する動作を停止する。つまり、工程3~7までの間は、排気部400は、気体を排気する動作を維持している。工程6において、キャビティ250と外周領域260との間を液密に封止する前に、キャビティ250と外周領域260とが連通した状態で、外周領域260から気体を吸引して、キャビティ250内の気体を排気している。このため、キャビティ250に注入される樹脂12に含まれる気体を、減圧状態の外周領域260から排気口230へ排気することができる。これにより、成形品である複合材料10にボイドが発生することを抑制して、機械強度および外観品質を向上させることができる。
工程S9では、まず、図7Gに示すように、上型210を下型220から離反するように移動させて、成形型200を開く。次に、図7Hに示すように、イジェクタピン710を下型220の第2の成形面221Sから突出させ、成形品である複合材料10を脱型する。成形型200を開いて成形品を取り出すときには、イジェクタピン710は、貫通穴30において硬化した樹脂12の部分に接触して成形品を押し出す。
なお、本実施形態では、複合材料10は、比較的単純な形状を有するが、これに限定されない。複合材料10は、例えば、自動車の車体に使用されるピラーやフロントサイドメンバー等の骨格部品、ルーフやフード等の外板部品として作製される場合、それらに対応したより複雑な形状を有する。
以上説明したように、本実施形態に係る複合材料10の成形方法および複合材料10の成形装置100によれば、強化基材11を成形型200に配置するときに、成形型200から成形品を押し出し可能なイジェクタピン710を成形型200の成形面221Sから突出させ、強化基材11の厚み方向に貫通して形成された貫通穴30に対してイジェクタピン710を挿通するように強化基材11を配置して位置決めする。そして、成形型200を閉じてイジェクタピン710を強化基材11の貫通穴30から退避させ、キャビティ250に注入された樹脂12を貫通穴30に流入させ、樹脂12を貫通穴30内から強化基材11に含侵させる。
このように構成した複合材料10の成形方法および複合材料10の成形装置100によれば、強化基材11を成形型200に配置するときにイジェクタピン710を成形型200の成形面221Sから突出させるため、強化基材11の貫通穴30に対してイジェクタピン710を挿通するように強化基材11を配置して位置決めできる。これにより、成形型200に対する強化基材11の位置決めが容易になる。さらに、キャビティ250内に樹脂12を注入するときにイジェクタピン710を強化基材11の貫通穴30から退避させるため、キャビティ250に注入された樹脂12を貫通穴30に流入させ、樹脂12を貫通穴30内から強化基材11に含侵できる。これにより、強化基材11に対する樹脂12の含浸性を向上させることができる。したがって、強化基材11を成形型200に配置するときの位置ずれに起因した成形不良(板厚ばらつき、含浸不良、樹脂クラックなど)を抑制でき、樹脂12の含浸性の向上を通して成形品の機械強度を確保できる。
また、キャビティ250に樹脂12を注入するときに、樹脂注入口240と貫通穴30とを連通する隙間Gを形成する。このように隙間Gが存在することによって、樹脂12の流動抵抗によって強化基材11の配置が乱れることを抑制することができる。さらに、樹脂注入口240が貫通穴30に向かい合っていない場合であっても、樹脂注入口240から注入された樹脂12を貫通穴30に迅速に到達させて流入させ、強化基材11への樹脂12の含浸を促進できる。
また、強化基材11は、複数の強化基材要素11Bが積層されて形成されている。これにより、厚肉部を設けるために複数の強化基材要素11Bを積層した強化基材11を適用した複合材料10を成形する場合にも、成形型200に対する強化基材11の位置決めが容易であり、強化基材11に対する樹脂12の含浸性を向上させることができる。
また、貫通穴30は、強化基材11の繊維を切断して形成されている。これにより、樹脂12を貫通穴30に流入させ易くなり、強化基材11への樹脂12の含浸を促進できる。
また、強化基材11は、イジェクタピン710が挿通される貫通穴30の他に、強化基材11の厚み方向に伸びておりキャビティ250に注入された樹脂12が流入可能な穴部40をさらに有する。これにより、キャビティ250に注入された樹脂12を貫通穴30のみならず穴部40に流入させ、樹脂12を貫通穴30内および穴部40内から強化基材11に含侵でき、強化基材11への樹脂12の含浸を一層促進できる。
また、キャビティ250内の一部に樹脂12を注入した後に、閉じた成形型200における少なくとも2つの型(上型210および下型220)を相対的にさらに接近させ、樹脂12が硬化するまで成形型200を型締めする。成形型200を型締めすることによって、注入された樹脂12を押圧して強化基材11に含浸でき、強化基材11への樹脂12の含浸を一層促進できる。
また、成形型200を開いて成形品を取り出すときに、イジェクタピン710は、貫通穴30において硬化した樹脂12の部分に接触して成形品を押し出す。貫通穴30は樹脂12によって塞がれることから、イジェクタピン710は本来の機能を支障なく発揮できる。
以上、実施形態を通じて複合材料10の成形方法および複合材料10の成形装置100を説明したが、本発明は実施形態において説明した構成のみに限定されることはなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
例えば、貫通穴30のみならず穴部40をさらに有する強化基材11を示したが、穴部40は必須のものではない。イジェクタピン710が挿通される貫通穴30のみを有する強化基材11を用いることができる。
また、強化基材11の繊維を切断して形成した穴部40を示したが、この場合に限定されない。穴部40は、強化基材11の厚み方向に伸びておりキャビティ250に注入された樹脂12が流入可能に構成されていればよい。例えば、図9に示すように、円錐状の先端部を有する挿通部材121を用いて、この挿通部材121を円錐状の先端から強化基材11の繊維11A間に挿通し、繊維11Aの間隔を徐々に広げることによって穴部40を形成することができる。これにより、強化基材11の繊維11Aを切断することなく、穴部40を形成することができるため、複合材料10の機械的強度の低下を抑えることができる。
10 複合材料、
11 強化基材、
11A 繊維、
11B 織物シート(強化基材要素)、
12 樹脂、
30 貫通穴、
40 穴部、
100 成形装置、
200 成形型、
210 上型、
211 凹部、
211S 第1の成形面、
215 誘導溝、
220 下型、
221 凸部、
221S 第2の成形面(成形型の成形面)、
230 排気口、
240 樹脂注入口、
250 キャビティ、
260 外周領域、
270 シール領域、
310 第1のシール部材、
320 第2のシール部材、
400 排気部、
500 樹脂注入部、
600 制御部、
610 記憶部、
620 演算部、
630 入出力部、
700 イジェクタ部、
710 イジェクタピン、
720 収容部、
730 駆動部、
G 隙間。

Claims (8)

  1. 少なくとも2つの型が相対的に開閉可能に備えられた成形型のキャビティに強化基材を配置し、前記成形型の樹脂注入口から前記キャビティに樹脂を注入し、前記樹脂を前記強化基材に含侵させ硬化させて複合材料を成形する成形方法であって、
    前記強化基材を前記成形型に配置するときに、前記成形型から成形品を押し出し可能なイジェクタピンを前記成形型の成形面から突出させ、前記強化基材の厚み方向に貫通して形成された貫通穴に対して前記イジェクタピンを挿通するように前記強化基材を配置して位置決めし、
    前記成形型を閉じて前記イジェクタピンを前記強化基材の前記貫通穴から退避させ、前記キャビティに注入された前記樹脂を前記成形面に形成され前記樹脂の流動を誘導する誘導溝を通して前記貫通穴に流入させ、前記樹脂を前記貫通穴内から前記強化基材に含侵させる、複合材料の成形方法。
  2. 前記キャビティに前記樹脂を注入するときに、前記樹脂注入口と前記貫通穴とを連通する隙間を形成する、請求項1に記載の複合材料の成形方法。
  3. 前記強化基材は、複数の強化基材要素が積層されて形成されている、請求項1または請求項2に記載の複合材料の成形方法。
  4. 前記貫通穴は、前記強化基材の繊維を切断して形成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の複合材料の成形方法。
  5. 前記強化基材は、前記イジェクタピンが挿通される前記貫通穴の他に、前記強化基材の厚み方向に伸びており前記キャビティに注入された前記樹脂が流入可能な穴部をさらに有し、前記キャビティに注入された前記樹脂を前記誘導溝を通して前記穴部に流入させ、前記樹脂を前記穴部内から前記強化基材に含侵させる、請求項1~4のいずれか1項に記載の複合材料の成形方法。
  6. 前記キャビティ内の一部に前記樹脂を注入した後に、閉じた前記成形型における少なくとも2つの前記型を相対的にさらに接近させ、前記樹脂が硬化するまで前記成形型を型締めする、請求項1~5のいずれか1項に記載の複合材料の成形方法。
  7. 前記成形型を開いて前記成形品を取り出すときに、前記イジェクタピンは、前記貫通穴において硬化した前記樹脂の部分に接触して前記成形品を押し出す、請求項1~6のいずれか1項に記載の複合材料の成形方法。
  8. 少なくとも2つの型が相対的に開閉可能に備えられ強化基材が配置されるキャビティを形成する成形型と、
    前記成形型に備えられ前記キャビティに樹脂を注入する樹脂注入口と、
    前記キャビティ内に突出して前記成形型から成形品を押し出し可能なイジェクタピンと、
    前記成形型の開閉動作、前記樹脂注入口からの前記樹脂の注入動作、および前記イジェクタピンの動作を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記強化基材を前記成形型に配置するときに前記イジェクタピンを前記成形型の成形面から突出させることによって、前記強化基材の厚み方向に貫通して形成された貫通穴に対して前記イジェクタピンを挿通するように前記強化基材を配置して位置決めすることを可能とし、
    前記制御部はさらに、前記成形型を閉じて前記イジェクタピンを前記強化基材の前記貫通穴から退避させることによって、前記キャビティに注入された前記樹脂を前記成形面に形成され前記樹脂の流動を誘導する誘導溝を通して前記貫通穴に流入させることを可能とする、複合材料の成形装置。
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