JP7009720B1 - 回転切削工具用切削インサートおよび回転切削工具 - Google Patents

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Abstract

回転切削工具用切削インサートは、第1面と、第2面と、外周面とを有している。第2面は、第1面の反対側にある。外周面は、第1面および第2面の各々に連なっている。第1面と外周面との稜線は、第1切刃を含む。第2面と外周面との稜線は、第2切刃を含む。第1面は、平面状の第1着座面を含む。第2面は、平面状の第2着座面を含む。第1切刃は、第1主切刃部と、第1副切刃部とを有する。第2切刃は、第2主切刃部と、第2副切刃部とを有する。第1面から第2面に向かう方向に見て、第2副切刃部の少なくとも一部は、第1主切刃部の外側に位置し、かつ第1副切刃部の少なくとも一部は、第2主切刃部の外側に位置している。第1面から第2面に向かう方向に見て、第1副切刃部および第2副切刃部の各々は、曲線状である。外周面は、平面状の第3着座面を含む。

Description

本開示は、回転切削工具用切削インサートおよび回転切削工具に関する。
特開2017-124464号公報(特許文献1)には、主切刃と副切刃とを有する切削インサートが記載されている。上面視において、主切刃および副切刃の各々の形状は、直線状である。
特開2017-124464号公報
本開示に係る回転切削工具用切削インサートは、第1面と、第2面と、外周面とを備えている。第2面は、第1面の反対側にある。外周面は、第1面および第2面の各々に連なっている。第1面と外周面との稜線は、第1切刃を含む。第2面と外周面との稜線は、第2切刃を含む。第1面は、平面状の第1着座面を含む。第2面は、平面状の第2着座面を含む。第1切刃は、第1主切刃部と、第1副切刃部とを有する。第2切刃は、第2主切刃部と、第2副切刃部とを有する。第1面から第2面に向かう方向に見て、第2副切刃部の少なくとも一部は、第1主切刃部の外側に位置し、かつ第1副切刃部の少なくとも一部は、第2主切刃部の外側に位置している。第1面から第2面に向かう方向に見て、第1副切刃部および第2副切刃部の各々は、曲線状である。外周面は、平面状の第3着座面を含む。
本開示に係る回転切削工具用切削インサートは、第1面と、第2面と、外周面とを備えている。第2面は、第1面の反対側にある。外周面は、第1面および第2面の各々に連なる。第1面と外周面との稜線は、第1切刃を含む。第2面と外周面との稜線は、第2切刃を含む。第1面は、平面状の第1着座面を含む。第2面は、平面状の第2着座面を含む。第1切刃は、第1主切刃部と、第1副切刃部とを有する。第2切刃は、第2主切刃部と、第2副切刃部とを有する。第1面から第2面に向かう方向に見て、第2副切刃部の少なくとも一部は、第1主切刃部の外側に位置し、かつ第1副切刃部の少なくとも一部は、第2主切刃部の外側に位置している。第1面から第2面に向かう方向に見て、第1副切刃部および第2副切刃部の各々は、曲線状である。外周面は、平面状の第3着座面を含む。第1面から第2面に向かう方向に平行であってかつ第1主切刃部と第3着座面と第2副切刃部とに交差する断面において、第3着座面と第1着座面とのなす角度は鈍角であり、かつ第3着座面と第2着座面とのなす角度は鋭角である。第1面から第2面に向かう方向に見て、第1面と外周面との稜線は、中心軸に対して120°の回転対称である形状を有している。
本開示に係る回転切削工具用切削インサートは、第1面と、第2面と、外周面とを備えている。第2面は、第1面の反対側にある。外周面は、第1面および第2面の各々に連なる。第1面と外周面との稜線は、第1切刃を含む。第2面と外周面との稜線は、第2切刃を含む。第1面は、平面状の第1着座面を含む。第2面は、平面状の第2着座面を含む。第1切刃は、第1主切刃部と、第1副切刃部とを有する。第2切刃は、第2主切刃部と、第2副切刃部とを有する。第1面から第2面に向かう方向に見て、第2副切刃部の少なくとも一部は、第1主切刃部の外側に位置し、かつ第1副切刃部の少なくとも一部は、第2主切刃部の外側に位置している。第1面から第2面に向かう方向に見て、第1副切刃部および第2副切刃部の各々は、曲線状である。外周面は、平面状の第3着座面を含む。第1面から第2面に向かう方向に平行であってかつ第1主切刃部と第3着座面と第2副切刃部とに交差する断面において、第3着座面と第1着座面とのなす角度は鈍角であり、かつ第3着座面と第2着座面とのなす角度は鋭角である。第1面から第2面に向かう方向に見て、第1面と外周面との稜線は、中心軸に対して180°の回転対称である形状を有している。
図1は、第1実施形態に係る回転切削工具用切削インサートの構成を示す斜視模式図である。 図2は、第1実施形態に係る回転切削工具用切削インサートの構成を示す平面模式図である。 図3は、第1実施形態に係る回転切削工具用切削インサートの構成を示す背面模式図である。 図4は、第1実施形態に係る回転切削工具用切削インサートの構成を示す側面模式図である。 図5は、図2のV-V線に沿った断面模式図である。 図6は、図2のVI-VI線に沿った断面模式図である。 図7は、図2の領域VIIの拡大図である。 図8は、図3の領域VIIIの拡大図である。 図9は、第2実施形態に係る回転切削工具の構成を示す斜視模式図である。 図10は、第3実施形態に係る回転切削工具用切削インサートの構成を示す斜視模式図である。 図11は、第3実施形態に係る回転切削工具用切削インサートの構成を示す平面模式図である。 図12は、第3実施形態に係る回転切削工具用切削インサートの構成を示す背面模式図である。 図13は、第3実施形態に係る回転切削工具用切削インサートの構成を示す側面模式図である。 図14は、図11のXIV-XIV線に沿った断面模式図である。 図15は、図11のXV-XV線に沿った断面模式図である。 図16は、図11の領域XVIの拡大図である。 図17は、図12の領域XVIIの拡大図である。 図18は、第4実施形態に係る回転切削工具の構成を示す斜視模式図である。 図19は、切削状態を示す断面模式図である。 図20は、回転切削工具用切削インサートを用いて被削材を傾斜加工している状態を示す模式図である。
[本開示が解決しようとする課題]
本開示の目的は、寿命を延ばすことが可能な回転切削工具用切削インサートおよび回転切削工具を提供することである。
[本開示の効果]
本開示によれば、寿命を延ばすことが可能な回転切削工具用切削インサートおよび回転切削工具を提供することができる。
[本開示の実施形態の説明]
まず、本開示の実施形態を、列挙して説明する。
(1)本開示に係る回転切削工具用切削インサート100は、第1面10と、第2面20と、外周面30とを備えている。第2面20は、第1面10の反対側にある。外周面30は、第1面10および第2面20の各々に連なっている。第1面10と外周面30との稜線は、第1切刃1を含む。第2面20と外周面30との稜線は、第2切刃2を含む。第1面10は、平面状の第1着座面11を含む。第2面20は、平面状の第2着座面21を含む。第1切刃1は、第1主切刃部51と、第1副切刃部52とを有する。第2切刃2は、第2主切刃部61と、第2副切刃部62とを有する。第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第2副切刃部62の少なくとも一部は、第1主切刃部51の外側に位置し、かつ第1副切刃部52の少なくとも一部は、第2主切刃部61の外側に位置している。第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第1副切刃部52および第2副切刃部62の各々は、曲線状である。外周面30は、平面状の第3着座面33を含む。
(2)上記(1)に係る回転切削工具用切削インサート100によれば、第1面10から第2面20に向かう方向に平行であってかつ第1主切刃部51と第3着座面33と第2副切刃部62とに交差する断面において、第3着座面33と第1着座面11とのなす角度は鈍角であり、かつ第3着座面33と第2着座面21とのなす角度は鋭角であってもよい。
(3)上記(2)に係る回転切削工具用切削インサート100によれば、第1面10から第2面20に向かう方向に平行であってかつ第1主切刃部51と第3着座面33と第2副切刃部62とに交差する断面において、第3着座面33と第1着座面11とのなす角度は、91°以上95°以下であってもよい。
(4)上記(1)から(3)のいずれかに係る回転切削工具用切削インサート100によれば、第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第1面10と外周面30との稜線は、中心軸Aに対して120°の回転対称である形状を有していてもよい。
(5)上記(4)に係る回転切削工具用切削インサート100によれば、外周面30は、第1主切刃部51と第3着座面33との間に位置する逃げ面36を含んでいてもよい。逃げ面36は、第3着座面33に対して傾斜していてもよい。
(6)上記(1)から(3)のいずれかに係る回転切削工具用切削インサート100によれば、第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第1面10と外周面30との稜線は、中心軸Aに対して180°の回転対称である形状を有していてもよい。
(7)上記(1)から(6)のいずれかに係る回転切削工具用切削インサート100によれば、第1主切刃部51は、第1部分71と、第1部分71に連なる第2部分72と、第1部分71から離間しかつ第2部分72に連なる第3部分73とを含んでいてもよい。第2主切刃部61は、第4部分74と、第4部分74に連なる第5部分75と、第4部分74から離間しかつ第5部分75に連なる第6部分76とを含んでいてもよい。第1部分71、第3部分73、第4部分74および第6部分76の各々は、曲線状であってもよい。
(8)上記(7)に係る回転切削工具用切削インサート100によれば、第2部分72および第5部分75の各々は、直線状であってもよい。
(9)上記(7)に係る回転切削工具用切削インサート100によれば、第2部分72および第5部分75の各々は、曲線状であってもよい。
(10)本開示に係る回転切削工具用切削インサート100は、第1面10と、第2面20と、外周面30とを備えている。第2面20は、第1面10の反対側にある。外周面30は、第1面10および第2面20の各々に連なる。第1面10と外周面30との稜線は、第1切刃1を含む。第2面20と外周面30との稜線は、第2切刃2を含む。第1面10は、平面状の第1着座面11を含む。第2面20は、平面状の第2着座面21を含む。第1切刃1は、第1主切刃部51と、第1副切刃部52とを有する。第2切刃2は、第2主切刃部61と、第2副切刃部62とを有する。第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第2副切刃部62の少なくとも一部は、第1主切刃部51の外側に位置し、かつ第1副切刃部52の少なくとも一部は、第2主切刃部61の外側に位置している。第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第1副切刃部52および第2副切刃部62の各々は、曲線状である。外周面30は、平面状の第3着座面33を含む。第1面10から第2面20に向かう方向に平行であってかつ第1主切刃部51と第3着座面33と第2副切刃部62とに交差する断面において、第3着座面33と第1着座面11とのなす角度は鈍角であり、かつ第3着座面33と第2着座面21とのなす角度は鋭角である。第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第1面10と外周面30との稜線は、中心軸Aに対して120°の回転対称である形状を有している。
(11)本開示に係る回転切削工具用切削インサート100は、第1面10と、第2面20と、外周面30とを備えている。第2面20は、第1面10の反対側にある。外周面30は、第1面10および第2面20の各々に連なる。第1面10と外周面30との稜線は、第1切刃1を含む。第2面20と外周面30との稜線は、第2切刃2を含む。第1面10は、平面状の第1着座面11を含む。第2面20は、平面状の第2着座面21を含む。第1切刃1は、第1主切刃部51と、第1副切刃部52とを有する。第2切刃2は、第2主切刃部61と、第2副切刃部62とを有する。第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第2副切刃部62の少なくとも一部は、第1主切刃部51の外側に位置し、かつ第1副切刃部52の少なくとも一部は、第2主切刃部61の外側に位置している。第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第1副切刃部52および第2副切刃部62の各々は、曲線状である。外周面30は、平面状の第3着座面33を含む。第1面10から第2面20に向かう方向に平行であってかつ第1主切刃部51と第3着座面33と第2副切刃部62とに交差する断面において、第3着座面33と第1着座面11とのなす角度は鈍角であり、かつ第3着座面33と第2着座面21とのなす角度は鋭角である。第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第1面10と外周面30との稜線は、中心軸Aに対して180°の回転対称である形状を有している。
(12)本開示に係る回転切削工具90は、上記(1)から上記(11)のいずれかに記載の回転切削工具用切削インサート100と、回転切削工具用切削インサート100を保持する本体部とを備えている。
[本開示の実施形態の詳細]
次に、本開示の実施形態の詳細を、図面を参照しながら説明する。以下の図面においては、同一又は相当する部分に同一の参照符号を付し、重複する説明は繰り返さない。
(第1実施形態)
まず、本開示の第1実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100の構成について説明する。
図1は、第1実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100の構成を示す斜視模式図である。図1に示されるように、第1実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100は、第1面10と、第2面20と、外周面30と、内周面3とを主に有している。第2面20は、第1面10の反対側にある。外周面30は、第1面10および第2面20の各々に連なっている。同様に、内周面3は、第1面10および第2面20の各々に連なっている。外周面30は、内周面3の外側にある。内周面3は、貫通孔5を構成している。
図2は、第1実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100の構成を示す平面模式図である。図2に示されるように、第1面10は、第1着座面11と、第1底面12と、第1傾斜面13と、第1ランド面14とを含む。第1着座面11は、平面状である。第1着座面11は、内周面3に連なっていてもよい。図2に示されるように、第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第1着座面11は、環状である。第1底面12は、第1着座面11に連なっている。第1底面12は、第1着座面11の外側に位置している。第1底面12は、たとえば環状である。第1底面12は、第1着座面11を取り囲んでいてもよい。
図2に示されるように、第1傾斜面13は、第1底面12に連なっている。第1傾斜面13は、第1底面12の外側に位置している。第1傾斜面13は、たとえば環状である。第1傾斜面13は、第1底面12を取り囲んでいてもよい。第1ランド面14は、第1傾斜面13に連なっている。第1ランド面14は、第1傾斜面13の外側に位置している。第1ランド面14は、たとえば環状である。第1ランド面14は、第1傾斜面13を取り囲んでいてもよい。第1ランド面14は、外周面30に連なっている。第1ランド面14と、外周面30との稜線は、第1切刃1を含む。
図2に示されるように、第1面10と外周面30との稜線(第1稜線101)は、第1切刃1を含む。第1切刃1は、環状である。第1切刃1は、第1主切刃部51と、第1副切刃部52とを含む。周方向において、第1主切刃部51と、第1副切刃部52とは交互に位置している。第1実施形態の切削インサート100においては、第1切刃1は、3つの第1主切刃部51と、3つの第1副切刃部52とを有している。第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第1副切刃部52は、曲線状である。第1副切刃部52は、たとえば円弧状である。第1副切刃部52は、内周面3から見て、外側に凸の形状を有している。
図2に示されるように、第1稜線101は、略三角形である。別の観点から言えば、第1稜線101は、3つの第1角部53を有している。第1角部53は、たとえば第1主切刃部51と第1副切刃部52との間に位置している。第1角部53は、切刃として機能してもよい。第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第1稜線101は、中心軸Aに対して120°の回転対称である形状を有している。別の観点から言えば、第1稜線101を中心軸Aの周りに120°回転させた形状は、第1稜線101の形状に一致する。なお、中心軸Aは、貫通孔5の中心を通りかつ第1着座面11に垂直な直線である。
図3は、第1実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100の構成を示す背面模式図である。図3に示されるように、第2面20は、第2着座面21と、第2底面22と、第2傾斜面23と、第2ランド面24とを含む。第2着座面21は、平面状である。第2着座面21は、内周面3に連なっていてもよい。図3に示されるように、第2面20から第1面10に向かう方向に見て、第2着座面21は、環状である。第2底面22は、第2着座面21に連なっている。第2底面22は、第2着座面21の外側に位置している。第2底面22は、たとえば環状である。第2底面22は、第2着座面21を取り囲んでいてもよい。
図3に示されるように、第2傾斜面23は、第2底面22に連なっている。第2傾斜面23は、第2底面22の外側に位置している。第2傾斜面23は、たとえば環状である。第2傾斜面23は、第2底面22を取り囲んでいてもよい。第2ランド面24は、第2傾斜面23に連なっている。第2ランド面24は、第2傾斜面23の外側に位置している。第2ランド面24は、たとえば環状である。第2ランド面24は、第2傾斜面23を取り囲んでいてもよい。第2ランド面24は、外周面30に連なっている。第2ランド面24と、外周面30との稜線は、第2切刃2を含む。
図3に示されるように、第2面20と外周面30との稜線(第2稜線102)は、第2切刃2を含む。第2切刃2は、環状である。第2切刃2は、第2主切刃部61と、第2副切刃部62とを含む。周方向において、第2主切刃部61と、第2副切刃部62とは交互に位置している。第1実施形態の切削インサート100においては、第2切刃2は、3つの第2主切刃部61と、3つの第2副切刃部62とを有している。第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第2副切刃部62は、曲線状である。第2副切刃部62は、たとえば円弧状である。第2副切刃部62は、中心軸Aから見て、外側に凸の形状を有している。
図3に示されるように、第2稜線102は、略三角形である。別の観点から言えば、第2稜線102は、3つの第2角部63を有している。第2角部63は、たとえば第2主切刃部61と第2副切刃部62との間に位置している。第2角部63は、切刃として機能してもよい。第2面20から第1面10に向かう方向に見て、第2稜線102は、中心軸Aに対して120°の回転対称である形状を有している。別の観点から言えば、第2稜線102を中心軸Aの周りに120°回転させた形状は、第2稜線102の形状に一致する。なお、中心軸Aは、貫通孔5の中心を通りかつ第2着座面21に垂直な直線である。
図4は、第1実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100の構成を示す側面模式図である。図4に示されるように、外周面30は、第3着座面33と、第4着座面34と、第1逃げ面36と、第2逃げ面37と、第1外周面部31と、第2外周面部32と、第3外周面部35とを主に有している。
第3着座面33は、平面状である。第3着座面33は、第1主切刃部51と第2副切刃部62との間に位置している。第3着座面33は、第1主切刃部51および第2副切刃部62の各々から離間している。第1逃げ面36は、第1主切刃部51と第3着座面33との間に位置している。第1逃げ面36は、第1主切刃部51および第3着座面33の各々に連なっている。第1逃げ面36は、平面状であってもよい。第1逃げ面36は、第3着座面33に対して貫通孔5側に傾斜していてもよい。第3着座面33に対する第1逃げ面36の傾斜角は、たとえば1°以上3°以下である。
第4着座面34は、平面状である。第4着座面34は、第2主切刃部61と第1副切刃部52との間に位置している。第4着座面34は、第2主切刃部61および第1副切刃部52の各々から離間している。第2逃げ面37は、第2主切刃部61と第4着座面34との間に位置している。第2逃げ面37は、第2主切刃部61および第4着座面34の各々に連なっている。第2逃げ面37は、平面状であってもよい。第2逃げ面37は、第4着座面34に対して貫通孔5側に傾斜していてもよい。第4着座面34に対する第2逃げ面37の傾斜角は、たとえば1°以上3°以下である。
図4に示されるように、第1外周面部31は、第1切刃1に連なっている。第2外周面部32は、第2切刃2に連なっている。第3外周面部35は、第1外周面部31と第2外周面部32との間に位置している。第3外周面部35は、第1外周面部31および第2外周面部32の各々と連なっている。図4に示されるように、第1外周面部31は、第3着座面33および第4着座面34の各々に連なっていてもよい。第1外周面部31は、第1逃げ面36に連なっていてもよい。第2外周面部32は、第3着座面33および第4着座面34の各々に連なっていてもよい。第2外周面部32は、第2逃げ面37に連なっていてもよい。
図4に示されるように、周方向において、第3外周面部35は、第3着座面33と第4着座面34との間に位置していてもよい。第3外周面部35は、第3着座面33および第4着座面34の各々に連なっていてもよい。第1外周面部31、第2外周面部32および第3外周面部35の各々は、たとえば曲面状である。中心軸Aから見て、第1外周面部31、第2外周面部32および第3外周面部35の各々は、たとえば外側に凸の曲面であってもよい。
図5は、図2のV-V線に沿った断面模式図である。図5に示される断面は、第1面10から第2面20に向かう方向に平行であってかつ第1主切刃部51と第3着座面33と第2副切刃部62とに交差する断面(第1断面)である。図5に示されるように、第1断面において、第3着座面33と第1着座面11とのなす角度(第1角度θ1)は鈍角であり、かつ第3着座面33と第2着座面21とのなす角度(第2角度θ2)は鋭角であってもよい。第3着座面33と第1着座面11とのなす角度(第1角度θ1)は、第3着座面33と第1着座面11に平行な第1直線D1とのなす角度である。第3着座面33と第2着座面21とのなす角度(第2角度θ2)は、第3着座面33と第2着座面21に平行な第2直線D2とのなす角度である。
第1角度θ1は、たとえば91°以上95°以下である。第1角度θ1の下限は、特に限定されないが、たとえば91.5°以上であってもよいし、92°以上であってもよい。第1角度θ1の上限は、特に限定されないが、たとえば94.5°以下であってもよいし、94°以下であってもよい。
第2角度θ2は、たとえば85°以上89°以下である。第2角度θ2の下限は、特に限定されないが、たとえば85.5°以上であってもよいし、86°以上であってもよい。第2角度θ2の上限は、特に限定されないが、たとえば88.5°以下であってもよいし、88°以下であってもよい。
図5に示されるように、第1断面において、第1ランド面14は、第1逃げ面36に対して傾斜している。第1傾斜面13は、第1ランド面14に対して傾斜している。第1傾斜面13は、第1着座面11に対して傾斜している。第1傾斜面13は、第1着座面11に対して上側に傾斜している。なお、上側とは、第2着座面21から第1着座面11に向かう方向である。第1ランド面14は、第1傾斜面13に対して下側に傾斜している。なお、下側とは、第1着座面11から第2着座面21に向かう方向である。
図5に示されるように、第1断面において、第2ランド面24は、第2外周面部32に対して傾斜している。第2傾斜面23は、第2ランド面24に対して傾斜している。第2傾斜面23は、第2着座面21に対して傾斜している。第2傾斜面23は、第2着座面21に対して下側に傾斜している。第2ランド面24は、第2傾斜面23に対して上側に傾斜している。第2着座面21から第1着座面11に向かう方向において、第2着座面21は、第2底面22と第2ランド面24との間に位置している。
図6は、図2のVI-VI線に沿った断面模式図である。図6に示される断面は、第1面10から第2面20に向かう方向に平行であってかつ第2主切刃部61と第4着座面34と第1副切刃部52とに交差する断面(第2断面)である。図6に示されるように、第2断面において、第4着座面34と第1着座面11とのなす角度(第3角度θ3)は鋭角であり、かつ第4着座面34と第2着座面21とのなす角度(第4角度θ4)は鈍角であってもよい。第4着座面34と第1着座面11とのなす角度(第3角度θ3)は、第4着座面34と第1着座面11に平行な第3直線D3とのなす角度である。第4着座面34と第2着座面21とのなす角度(第4角度θ4)は、第4着座面34と第2着座面21に平行な第4直線D4とのなす角度である。
第3角度θ3は、たとえば85°以上89°以下である。第3角度θ3の下限は、特に限定されないが、たとえば85.5°以上であってもよいし、86°以上であってもよい。第3角度θ3の上限は、特に限定されないが、たとえば88.5°以下であってもよいし、88°以下であってもよい。
第4角度θ4は、たとえば91°以上95°以下である。第4角度θ4の下限は、特に限定されないが、たとえば91.5°以上であってもよいし、92°以上であってもよい。第4角度θ4の上限は、特に限定されないが、たとえば94.5°以下であってもよいし、94°以下であってもよい。
図6に示されるように、第2断面において、第1ランド面14は、第1外周面部31に対して傾斜している。第1傾斜面13は、第1ランド面14に対して傾斜している。第1傾斜面13は、第1着座面11に対して傾斜している。第1傾斜面13は、第1着座面11に対して上側に傾斜している。第1ランド面14は、第1傾斜面13に対して下側に傾斜している。第2着座面21から第1着座面11に向かう方向において、第1着座面11は、第1底面12と第1ランド面14との間に位置している。
図6に示されるように、第2断面において、第2ランド面24は、第2逃げ面37に対して傾斜している。第2傾斜面23は、第2ランド面24に対して傾斜している。第2傾斜面23は、第2着座面21に対して傾斜している。第2傾斜面23は、第2着座面21に対して下側に傾斜している。第2ランド面24は、第2傾斜面23に対して上側に傾斜している。
図7は、図2の領域VIIの拡大図である。図7に示されるように、第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第2副切刃部62の少なくとも一部は、第1主切刃部51の外側に位置している。第2副切刃部62の全部は、第1主切刃部51の外側に位置していてもよい。第1主切刃部51は、第1部分71と、第2部分72と、第3部分73とを含んでいる。第2部分72は、第1部分71に連なっている。第3部分73は、第2部分72に連なっている。第3部分73は、第1部分71から離間している。第2部分72は、第1部分71と第3部分73との間に位置している。第2部分72は、たとえば第1逃げ面36と第1面10との稜線である。
図7に示されるように、第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第1部分71および第3部分73の各々は、たとえば曲線状である。第2部分72は、たとえば直線状である。第2部分72は、たとえば曲線状であってもよい。第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第2副切刃部62の少なくとも一部は、第1主切刃部51の第2部分72の外側に位置している。
第1部分71は、第2部分72と滑らかに繋がっている。別の観点から言えば、第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第1部分71の接線の傾きと、第2部分72の接線の傾きとは、第1部分71と第2部分72との境界において連続的に変化する。同様に、第3部分73は、第2部分72と滑らかに繋がっている。別の観点から言えば、第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第3部分73の接線の傾きと、第2部分72の接線の傾きとは、第3部分73と第2部分72との境界において連続的に変化する。
図8は、図3の領域VIIIの拡大図である。図8に示されるように、第2面20から第1面10に向かう方向に見て、第1副切刃部52の少なくとも一部は、第2主切刃部61の外側に位置している。第1副切刃部52の全部は、第2主切刃部61の外側に位置していてもよい。第2主切刃部61は、第4部分74と、第5部分75と、第6部分76とを含んでいる。第5部分75は、第4部分74に連なっている。第6部分76は、第5部分75に連なっている。第6部分76は、第4部分74から離間している。第5部分75は、第4部分74と第6部分76との間に位置している。第5部分75は、たとえば第2逃げ面37と第2面20との稜線である。
図8に示されるように、第2面20から第1面10に向かう方向に見て、第4部分74および第6部分76の各々は、たとえば曲線状である。第5部分75は、たとえば直線状である。第5部分75は、たとえば曲線状であってもよい。第2面20から第1面10に向かう方向に見て、第1副切刃部52の少なくとも一部は、第2主切刃部61の第5部分75の外側に位置している。
第4部分74は、第5部分75と滑らかに繋がっている。別の観点から言えば、第2面20から第1面10に向かう方向に見て、第4部分74の接線の傾きと、第5部分75の接線の傾きとは、第4部分74と第5部分75との境界において連続的に変化する。同様に、第6部分76は、第5部分75と滑らかに繋がっている。別の観点から言えば、第2面20から第1面10に向かう方向に見て、第6部分76の接線の傾きと、第5部分75の接線の傾きとは、第6部分76と第5部分75との境界において連続的に変化する。
(第2実施形態)
次に、本開示の第2実施形態に係る回転切削工具の構成について説明する。
図9は、第2実施形態に係る回転切削工具の構成を示す斜視模式図である。図9に示されるように、第2実施形態に係る回転切削工具90は、たとえばフライス工具である。第2実施形態に係る回転切削工具90は、本体部80と、切削インサート100と、取付ネジ91とを有している。回転切削工具90は、回転軸Bの周りを回転する。本体部80は、切削インサート100を保持している。切削インサート100は、たとえば第1実施形態に係る切削インサート100である。第2実施形態に係る回転切削工具90においては、回転軸Bの周りに4つの切削インサート100が配置されている。
本体部80は、前端面81と、後端面82と、外周側面86とを有している。前端面81は、被削材に対向する部分である。後端面82は、前端面81の反対側に位置している。後端面82は、たとえばツールホルダに取り付けられる。外周側面86は、前端面81および後端面82の各々に連なっている。
本体部80には、インサート配置溝85が形成されている。インサート配置溝85は、第1側壁面83と、第2側壁面84とを有している。第1側壁面83は、第2側壁面84に対して略垂直方向に交差するように傾斜している。第1側壁面83は、前端面81および外周側面86の各々に連なっている。第1側壁面83は、後端面82から離間している。同様に、第2側壁面84は、前端面81および外周側面86の各々に連なっている。第2側壁面84は、後端面82から離間している。
第1側壁面83は、切削インサート100の第3着座面33および第4着座面34に接する。第1側壁面83は、切削インサート100の中心軸Aに対して120°の回転対称の位置にある2つの第3着座面33に接していてもよい。第2側壁面84は、切削インサート100の第2着座面21に接する。切削インサート100は、切削インサート100の貫通孔5に取付ネジ91が配置される。取付ネジ91を用いて、切削インサート100が本体部80に取り付けられる。これにより、切削インサート100が本体部80に固定される。
(第3実施形態)
次に、本開示の第3実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100の構成について説明する。
図10は、第3実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100の構成を示す斜視模式図である。図10に示されるように、第3実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100は、第1面10と、第2面20と、外周面30と、内周面3とを主に有している。第2面20は、第1面10の反対側にある。外周面30は、第1面10および第2面20の各々に連なっている。同様に、内周面3は、第1面10および第2面20の各々に連なっている。外周面30は、内周面3の外側にある。内周面3は、貫通孔5を構成している。
図11は、第3実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100の構成を示す平面模式図である。図11に示されるように、第1面10は、第1着座面11と、第3傾斜面15と、第1傾斜面13と、第1ランド面14とを含む。第1着座面11は、平面状である。第1着座面11は、内周面3に連なっていてもよい。図11に示されるように、第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第1着座面11は、環状である。第3傾斜面15は、第1着座面11に連なっている。第3傾斜面15は、第1着座面11の外側に位置している。
図11に示されるように、第1傾斜面13は、第3傾斜面15に連なっている。第1傾斜面13は、第3傾斜面15の外側に位置している。第1ランド面14は、第1傾斜面13に連なっている。第1ランド面14は、第1傾斜面13の外側に位置している。第1ランド面14は、外周面30に連なっている。第1ランド面14と、外周面30との稜線は、第1切刃1を構成する。第1着座面11は、外周面30に連なっていてもよい。第1着座面11と、外周面30との稜線は、第1直線部54を構成する。
図11に示されるように、第1面10と外周面30との稜線(第1稜線101)は、第1切刃1と、第1直線部54とを含む。第1切刃1は、第1主切刃部51と、第1副切刃部52とを含む。周方向において、第1主切刃部51と、第1副切刃部52と、第1直線部54とは交互に位置している。第3実施形態の切削インサート100においては、第1切刃1は、2つの第1主切刃部51と、2つの第1副切刃部52とを有している。第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第1副切刃部52は、曲線状である。第1副切刃部52は、たとえば円弧状である。第1副切刃部52は、内周面3から見て、外側に凸の形状を有している。
図11に示されるように、第1面10と外周面30との稜線(第1稜線101)は、略長方形である。別の観点から言えば、第1稜線101は、4つの第1角部53を有している。第1角部53は、たとえば第1主切刃部51と第1直線部54との間に位置している。第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第1稜線101は、中心軸Aに対して180°の回転対称である形状を有している。別の観点から言えば、第1稜線101を中心軸Aの周りに180°回転させた形状は、第1稜線101の形状に一致する。なお、中心軸Aは、貫通孔5の中心を通りかつ第1着座面11に垂直な直線である。
図12は、第3実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100の構成を示す背面模式図である。図12に示されるように、第2面20は、第2着座面21と、第4傾斜面25と、第2傾斜面23と、第2ランド面24とを含む。第2着座面21は、平面状である。第2着座面21は、内周面3に連なっていてもよい。図12に示されるように、第2面20から第1面10に向かう方向に見て、第2着座面21は、環状である。第4傾斜面25は、第2着座面21に連なっている。第4傾斜面25は、第2着座面21の外側に位置している。
図12に示されるように、第2傾斜面23は、第4傾斜面25に連なっている。第2傾斜面23は、第4傾斜面25の外側に位置している。第2ランド面24は、第2傾斜面23に連なっている。第2ランド面24は、第2傾斜面23の外側に位置している。第2ランド面24は、外周面30に連なっている。第2ランド面24と、外周面30との稜線は、第2切刃2を構成する。第2着座面21は、外周面30に連なっていてもよい。第2着座面21と、外周面30との稜線は、第2直線部64を構成する。
図12に示されるように、第2面20と外周面30との稜線(第2稜線102)は、第2切刃2と、第2直線部64とを含む。第2切刃2は、第2主切刃部61と、第2副切刃部62とを含む。周方向において、第2主切刃部61と、第2副切刃部62と、第2直線部64とは交互に位置している。第3実施形態の切削インサート100においては、第2切刃2は、2つの第2主切刃部61と、2つの第2副切刃部62とを有している。第2面20から第1面10に向かう方向に見て、第2副切刃部62は、曲線状である。第2副切刃部62は、たとえば円弧状である。第2副切刃部62は、内周面3から見て、外側に凸の形状を有している。
図12に示されるように、第2面20と外周面30との稜線(第2稜線102)は、略長方形である。別の観点から言えば、第2稜線102は、4つの第2角部63を有している。第2角部63は、たとえば第2主切刃部61と第2直線部64との間に位置している。第2面20から第1面10に向かう方向に見て、第2稜線102は、中心軸Aに対して180°の回転対称である形状を有している。別の観点から言えば、第2稜線102を中心軸Aの周りに180°回転させた形状は、第2稜線102の形状に一致する。なお、中心軸Aは、貫通孔5の中心を通りかつ第2着座面21に垂直な直線である。
図13は、第3実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100の構成を示す側面模式図である。図13に示されるように、外周面30は、第3着座面33と、第4着座面34と、第1外周面部31と、第2外周面部32と、第5着座面38とを主に有している。第3着座面33は、平面状である。第3着座面33は、第1主切刃部51と第2副切刃部62との間に位置している。第3着座面33は、第1主切刃部51に連なっている。第3着座面33は、第2副切刃部62から離間している。第4着座面34は、平面状である。第4着座面34は、第2主切刃部61と第1副切刃部52との間に位置している。第4着座面34は、第2主切刃部61に連なっている。第4着座面34は、第1副切刃部52から離間している。第5着座面38は、平面状である。第5着座面38は、第1直線部54と第2直線部64との間に位置している。第5着座面38は、第1直線部54および第2直線部64に連なっている。
図13に示されるように、第1外周面部31は、第1切刃1に連なっている。第2外周面部32は、第2切刃2に連なっている。第1外周面部31は、第5着座面38、第3着座面33および第4着座面34の各々に連なっていてもよい。第1外周面部31は、第4着座面34と第1副切刃部52との間に位置していてもよい。第2外周面部32は、第5着座面38、第3着座面33および第4着座面34の各々に連なっていてもよい。第2外周面部32は、第3着座面33と第2副切刃部62との間に位置していてもよい。第1外周面部31および第2外周面部32の各々は、たとえば曲面状である。中心軸Aから見て、第1外周面部31および第2外周面部32の各々は、たとえば外側に凸の曲面であってもよい。
図14は、図11のXIV-XIV線に沿った断面模式図である。図14に示される断面は、第1面10から第2面20に向かう方向に平行であってかつ第1主切刃部51と第3着座面33と第2副切刃部62とに交差する断面(第1断面)である。図14に示されるように、第1断面において、第3着座面33と第1着座面11とのなす角度(第1角度θ1)は鈍角であり、かつ第3着座面33と第2着座面21とのなす角度(第2角度θ2)は鋭角であってもよい。第3着座面33と第1着座面11とのなす角度(第1角度θ1)は、第3着座面33と第1着座面11に沿った第1直線D1とのなす角度である。第3着座面33と第2着座面21とのなす角度(第2角度θ2)は、第3着座面33と第2着座面21に平行な第2直線D2とのなす角度である。
第1角度θ1は、たとえば91°以上95°以下である。第1角度θ1の下限は、特に限定されないが、たとえば91.5°以上であってもよいし、92°以上であってもよい。第1角度θ1の上限は、特に限定されないが、たとえば94.5°以下であってもよいし、94°以下であってもよい。
第2角度θ2は、たとえば85°以上89°以下である。第2角度θ2の下限は、特に限定されないが、たとえば85.5°以上であってもよいし、86°以上であってもよい。第2角度θ2の上限は、特に限定されないが、たとえば88.5°以下であってもよいし、88°以下であってもよい。
図14に示されるように、第1傾斜面13は、第1ランド面14に対して傾斜している。第1傾斜面13は、第3傾斜面15に対して傾斜している。第3傾斜面15は、第1着座面11に対して傾斜している。第3傾斜面15は、第1着座面11に対して上側に傾斜している。第1傾斜面13は、第1着座面11に対して上側に傾斜している。なお、上側とは、第2着座面21から第1着座面11に向かう方向である。第1ランド面14は、第1傾斜面13に対して下側に傾斜している。第1断面において、第4傾斜面25は、第2着座面21に対して下側に傾斜している。なお、下側とは、第1着座面11から第2着座面21に向かう方向である。
図15は、図11のXV-XV線に沿った断面模式図である。図15に示される断面は、第1面10から第2面20に向かう方向に平行であってかつ第2主切刃部61と第4着座面34と第1副切刃部52とに交差する断面(第2断面)である。図15に示されるように、第2断面において、第4着座面34と第1着座面11とのなす角度(第3角度θ3)は鋭角であり、かつ第4着座面34と第2着座面21とのなす角度(第4角度θ4)は鈍角であってもよい。第4着座面34と第1着座面11とのなす角度(第3角度θ3)は、第4着座面34と第1着座面11に平行な第3直線D3とのなす角度である。第4着座面34と第2着座面21とのなす角度(第4角度θ4)は、第4着座面34と第2着座面21に沿った第4直線D4とのなす角度である。
第3角度θ3は、たとえば85°以上89°以下である。第3角度θ3の下限は、特に限定されないが、たとえば85.5°以上であってもよいし、86°以上であってもよい。第3角度θ3の上限は、特に限定されないが、たとえば88.5°以下であってもよいし、88°以下であってもよい。
第4角度θ4は、たとえば91°以上95°以下である。第4角度θ4の下限は、特に限定されないが、たとえば91.5°以上であってもよいし、92°以上であってもよい。第4角度θ4の上限は、特に限定されないが、たとえば94.5°以下であってもよいし、94°以下であってもよい。
図15に示されるように、第2断面において、第1ランド面14は、第1外周面部31に対して傾斜している。第1傾斜面13は、第1ランド面14に対して傾斜している。第1傾斜面13は、第1着座面11に対して傾斜している。第1傾斜面13は、第1着座面11に対して上側に傾斜している。第2断面において、第4傾斜面25は、第2着座面21に対して傾斜している。第2傾斜面23は、第4傾斜面25に対して傾斜している。第4傾斜面25は、第2着座面21に対して下側に傾斜している。第2傾斜面23は、第2着座面21に対して下側に傾斜している。
図16は、図11の領域XVIの拡大図である。図16に示されるように、第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第2副切刃部62の少なくとも一部は、第1主切刃部51の外側に位置している。第2副切刃部62の全部は、第1主切刃部51の外側に位置していてもよい。第1主切刃部51は、第1部分71と、第2部分72とを含んでいる。第2部分72は、第1部分71に連なっている。第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第1部分71は、たとえば曲線状である。第2部分72は、たとえば直線状である。第2部分72は、たとえば曲線状であってもよい。
第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第2副切刃部62の少なくとも一部は、第1主切刃部51の第2部分72の外側に位置している。第1部分71は、第2部分72と滑らかに繋がっている。別の観点から言えば、第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第1部分71の接線の傾きと、第2部分72の接線の傾きとは、第1部分71と第2部分72との境界において連続的に変化する。
図17は、図12の領域XVIIの拡大図である。図17に示されるように、第2面20から第1面10に向かう方向に見て、第1副切刃部52の少なくとも一部は、第2主切刃部61の外側に位置している。第1副切刃部52の全部は、第2主切刃部61の外側に位置していてもよい。第2主切刃部61は、第4部分74と、第5部分75とを含んでいる。第5部分75は、第4部分74に連なっている。第2面20から第1面10に向かう方向に見て、第4部分74は、たとえば曲線状である。第5部分75は、たとえば直線状である。第5部分75は、たとえば曲線状であってもよい。
第2面20から第1面10に向かう方向に見て、第1副切刃部52の少なくとも一部は、第2主切刃部61の第5部分75の外側に位置している。第4部分74は、第5部分75と滑らかに繋がっている。別の観点から言えば、第2面20から第1面10に向かう方向に見て、第4部分74の接線の傾きと、第5部分75の接線の傾きとは、第4部分74と第5部分75との境界において連続的に変化する。
(第4実施形態)
次に、本開示の第4実施形態に係る回転切削工具の構成について説明する。
図18は、第4実施形態に係る回転切削工具の構成を示す斜視模式図である。図18に示されるように、第4実施形態に係る回転切削工具90は、たとえばフライス工具である。第4実施形態に係る回転切削工具90は、本体部80と、切削インサート100と、取付ネジ91とを有している。回転切削工具90は、回転軸Bの周りを回転する。本体部80は、切削インサート100を保持している。切削インサート100は、たとえば第3実施形態に係る切削インサート100である。第4実施形態に係る回転切削工具90においては、回転軸Bの周りに3つの切削インサート100が等間隔で配置されている。
本体部80は、前端面81と、後端面82と、外周側面86とを有している。前端面81は、被削材に対向する部分である。後端面82は、前端面81の反対側に位置している。後端面82は、たとえば工作機器に取り付けられる。外周側面86は、前端面81および後端面82の各々に連なっている。
本体部80には、インサート配置溝85が形成されている。インサート配置溝85は、第1側壁面83と、第2側壁面84とを有している。第1側壁面83は、第2側壁面84に対して略垂直方向に交差するように傾斜している。第1側壁面83は、前端面81および外周側面86の各々に連なっている。第1側壁面83は、後端面82から離間している。同様に、第2側壁面84は、前端面81および外周側面86の各々に連なっている。第2側壁面84は、後端面82から離間している。
第1側壁面83は、切削インサート100の第4着座面34および第5着座面38に接する。第1側壁面83は、切削インサート100の第3着座面33に接していてもよい。第2側壁面84は、切削インサート100の第2着座面21に接する。切削インサート100は、切削インサート100の貫通孔5に取付ネジ91が配置される。取付ネジ91を用いて、切削インサート100が本体部80に取り付けられる。これにより、切削インサート100が本体部80に固定される。
次に、上記実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100および回転切削工具90の作用効果について説明する。
図19は、切削状態を示す断面模式図である。図19の左側は、切込み角θ5が約45°の場合における切削状態を示している。図19の右側は、切込み角θ5が約25°の場合における切削状態を示している。図19においては、切削インサート100を用いて被削材95を切削した場合における切屑94の厚みを示している。切削インサート100は、回転切削工具90の回転軸Bを中心に回転しながら、紙面垂直方向に被削材95を切削する。同時に、切削インサート100は、紙面の左から右に向かって送られる。距離fzは、1刃当りの送り量である。切屑94の厚みは、sin(θ5)×fzとして求められる。切込み角θ5が45°の場合、切屑94の厚みh1は、約0.71×fzである。切込み角θ5が25°の場合、切屑94の厚みh2は、約0.42×fzである。図19に示されるように、切込み角θ5が小さくなると、切屑94の厚みは薄くなる。その結果、第1切刃1が受ける単位長さ当たりの切削抵抗を低減することができる。さらに、切屑94は、被削材95が塑性変形されたものであるため、切屑94から熱が発生する。塑性変形に伴い発生した熱は、切屑94と接触している切削インサート100の第1切刃1の近傍の界面、および切屑94と被削材95との界面から拡散される。切込み角θ5が小さくなると、これら界面の面積が増加することから、第1切刃1の近傍の温度上昇を抑制することができる。
図20は、回転切削工具用切削インサート100を用いて被削材95を傾斜加工している状態を示す模式図である。図20において、破線で示す線分Lは、第1副切刃部52が直線状である場合を示している。図20に示されるように、第1副切刃部52が直線状である場合と比較して、第1副切刃部52が曲線状である場合には、第1副切刃部52の切込み角θ5を小さくすることができる。この場合、切屑94の厚みを薄くすることができる。その結果、切削抵抗を低減することができる。従って、第1副切刃部52の温度上昇を抑制することができる。
上記実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100によれば、第1面10と外周面30との稜線は、第1切刃1を含む。第2面20と外周面30との稜線は、第2切刃2を含む。第1面10は、平面状の第1着座面11を含む。第2面20は、平面状の第2着座面21を含む。第1切刃1は、第1主切刃部51と、第1副切刃部52とを有する。第2切刃2は、第2主切刃部61と、第2副切刃部62とを有する。第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第1副切刃部52および第2副切刃部62の各々は、曲線状である。そのため、第1副切刃部52および第2副切刃部62の各々が直線状である場合と比較して、切込み角θ5を小さくすることができる。この場合、切屑94の厚みを薄くすることができる。その結果、切削抵抗を低減することができる。従って、第1副切刃部52および第2副切刃部62の各々の温度上昇を抑制することができる。それゆえ、切削インサート100の寿命を延ばすことができる。
また上記実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100によれば、外周面30は、平面状の第3着座面33を含む。切削インサート100は、第3着座面33を本体部80に当接させることにより、本体部80に拘束される。第3着座面33が曲面状である場合と比較して、第3着座面33が平面状である場合には、切削インサート100に大きな切削負荷がかかった場合においても、安定的に切削インサート100を本体部80に固定することができる。
さらに上記実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100によれば、第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第2副切刃部62の少なくとも一部は、第1主切刃部51の外側に位置し、かつ第1副切刃部52の少なくとも一部は、第2主切刃部61の外側に位置している。
図20に示されるように、切削インサート100を本体部80に取り付ける際、第1主切刃部51は、第1副切刃部52よりも外周側に配置される。そのため、第1主切刃部51は、第1副切刃部52よりも切削負荷が大きくなる。同様に、第2主切刃部61は、第2副切刃部62よりも外周側に配置される。そのため、第2主切刃部61は、第2副切刃部62よりも切削負荷が大きくなる。第1面10から第2面20に向かう方向に見て、第2副切刃部62の少なくとも一部が第1主切刃部51の外側に位置し、かつ第1副切刃部52の少なくとも一部が第2主切刃部61の外側に位置している場合は、第2副切刃部62の少なくとも一部が第1主切刃部51の内側に位置し、かつ第1副切刃部52の少なくとも一部が第2主切刃部61の内側に位置している場合と比較して、第1主切刃部51および第2主切刃部61の各々の強度を高くすることができる。そのため、第1主切刃部51および第2主切刃部61の各々が折損することを抑制することができる。
図20に示されるように、切削インサート100を用いて被削材95を切削する際、被削材95に接触する第1切刃1に対して、矢印Cの方向に力が作用する。切削インサート100は、取付ネジ91を用いて本体部80に取り付けられている。そのため、取付ネジ91に対して、第1切刃1と反対側の部分には、矢印Dの方向の力が作用する。その結果、切削インサート100が矢印Dの方向に浮き上がる場合がある。
上記実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100によれば、第1面10から第2面20に向かう方向に平行であってかつ第1主切刃部51と第3着座面33と第2副切刃部62とに交差する断面において、第3着座面33と第1着座面11とのなす角度は鈍角であり、かつ第3着座面33と第2着座面21とのなす角度は鋭角であってもよい。これにより、矢印Dに沿った方向に見て、本体部80の第1側壁面83が第3着座面33に覆いかぶさるように、切削インサート100をインサート配置溝85に配置することができる。そのため、第1側壁面83によって、第3着座面33が矢印Dの方向に移動することを抑えることができる。結果として、切削インサート100がインサート配置溝85から浮き上がることを抑制することができる。
第3着座面33と第1着座面11とのなす角度を過度に小さくすると、本体部80の第1側壁面83が第3着座面33に覆いかぶさることができなくなる。上記実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100によれば、第1面10から第2面20に向かう方向に平行であってかつ第1主切刃部51と第3着座面33と第2副切刃部62とに交差する断面において、第3着座面33と第1着座面11とのなす角度は、91°以上であってもよい。これにより、切削インサート100の浮き上がりの発生を効果的に抑制することができる。
第3着座面33と第1着座面11とのなす角度を過度に大きくすると、第3着座面33が被削材95に干渉しやすくなる。上記実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100によれば、第1面10から第2面20に向かう方向に平行であってかつ第1主切刃部51と第3着座面33と第2副切刃部62とに交差する断面において、第3着座面33と第1着座面11とのなす角度は、95°以下であってもよい。これにより、第3着座面33が被削材95に干渉することを抑制することができる。
上記実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100によれば、外周面30は、第1主切刃部51と第3着座面33との間に位置する逃げ面36を含んでいてもよい。逃げ面36は、第3着座面33に対して傾斜していてもよい。これにより、第3着座面33を本体部80に取り付ける際、逃げ面36が本体部80に干渉することを抑制することができる。
上記実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100によれば、第1主切刃部51は、第1部分71と、第1部分71に連なる第2部分72と、第1部分71から離間しかつ第2部分72に連なる第3部分73とを含んでいてもよい。第2主切刃部61は、第4部分74と、第4部分74に連なる第5部分75と、第4部分74から離間しかつ第5部分75に連なる第6部分76とを含んでいてもよい。第1部分71、第3部分73、第4部分74および第6部分76の各々は、曲線状であってもよい。これにより、第1部分71、第3部分73、第4部分74および第6部分76の各々が直線状である場合と比較して、第1部分71、第3部分73、第4部分74および第6部分76の各々の切込み角θ5を小さくすることができる。結果として、第1部分71、第3部分73、第4部分74および第6部分76の各々の温度上昇を抑制することができる。それゆえ、切削インサート100の寿命を延ばすことができる。
上記実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100によれば、第2部分72および第5部分75の各々は、曲線状であってもよい。これにより、第2部分72および第5部分75の各々が直線状である場合と比較して、第2部分72および第5部分75の各々の切込み角θ5を小さくすることができる。結果として、第2部分72および第5部分75の各々の温度上昇を抑制することができる。それゆえ、切削インサート100の寿命を延ばすことができる。
今回開示された実施形態は全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態ではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 第1切刃、2 第2切刃、3 内周面、5 貫通孔、10 第1面、11 第1着座面、12 第1底面、13 第1傾斜面、14 第1ランド面、15 第3傾斜面、20 第2面、21 第2着座面、22 第2底面、23 第2傾斜面、24 第2ランド面、25 第4傾斜面、30 外周面、31 第1外周面部、32 第2外周面部、33 第3着座面、34 第4着座面、35 第3外周面部、36 逃げ面(第1逃げ面)、37 第2逃げ面、38 第5着座面、51 第1主切刃部、52 第1副切刃部、53 第1角部、54 第1直線部、61 第2主切刃部、62 第2副切刃部、63 第2角部、64 第2直線部、71 第1部分、72 第2部分、73 第3部分、74 第4部分、75 第5部分、76 第6部分、80 本体部、81 前端面、82 後端面、83 第1側壁面、84 第2側壁面、85 インサート配置溝、86 外周側面、90 回転切削工具、91 取付ネジ、94 切屑、95 被削材、100 回転切削工具用切削インサート(切削インサート)、101 第1稜線、102 第2稜線、A 中心軸、B 回転軸、C,D 矢印、D1 第1直線、D2 第2直線、D3 第3直線、D4 第4直線、L 線分、fz 距離、h1,h2 厚み、θ1 第1角度、θ2 第2角度、θ3 第3角度、θ4 第4角度、θ5 切込み角。

Claims (12)

  1. 第1面と、
    前記第1面の反対側にある第2面と、
    前記第1面および前記第2面の各々に連なる外周面と
    前記外周面の内側にあり、かつ貫通孔を形成している内周面とを備え、
    前記第1面と前記外周面との稜線は、第1切刃を含み、
    前記第2面と前記外周面との稜線は、第2切刃を含み、
    前記第1面は、平面状の第1着座面を含み、
    前記第2面は、平面状の第2着座面を含み、
    前記第1切刃は、第1主切刃部と、第1副切刃部とを有し、
    前記第2切刃は、第2主切刃部と、第2副切刃部とを有し、
    前記第1面から前記第2面に向かう方向に見て、前記第2副切刃部の少なくとも一部は、前記第1主切刃部の外側に位置し、かつ前記第1副切刃部の少なくとも一部は、前記第2主切刃部の外側に位置し、
    前記第1面から前記第2面に向かう方向に見て、前記第1副切刃部および前記第2副切刃部の各々は、曲線状であり、
    前記外周面は、平面状の第3着座面を含み、
    前記第1面から前記第2面に向かう方向に平行であってかつ前記第1主切刃部と前記第3着座面と前記第2副切刃部とに交差する断面において、前記第3着座面と前記第1着座面とのなす角度は鈍角であり、かつ前記第3着座面と前記第2着座面とのなす角度は鋭角であり、
    前記外周面は、前記第1主切刃部と前記第3着座面との間に位置する逃げ面を含み、
    前記逃げ面は、前記第3着座面に対して前記貫通孔側に傾斜している、回転切削工具用切削インサート。
  2. 前記第1面から前記第2面に向かう方向に平行であってかつ前記第1主切刃部と前記第3着座面と前記第2副切刃部とに交差する断面において、前記第3着座面と前記第1着座面とのなす角度は、91°以上95°以下である、請求項1に記載の回転切削工具用切削インサート。
  3. 前記第1面から前記第2面に向かう方向に見て、前記第1面と前記外周面との稜線は、中心軸に対して120°の回転対称である形状を有している、請求項1または請求項2に記載の回転切削工具用切削インサート。
  4. 前記第1主切刃部は、第1部分と、前記第1部分に連なる第2部分と、前記第1部分から離間しかつ前記第2部分に連なる第3部分とを含み、
    前記第2主切刃部は、第4部分と、前記第4部分に連なる第5部分と、前記第4部分から離間しかつ前記第5部分に連なる第6部分とを含み、
    前記第1部分、前記第3部分、前記第4部分および前記第6部分の各々は、曲線状である、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の回転切削工具用切削インサート。
  5. 前記第2部分および前記第5部分の各々は、直線状である、請求項に記載の回転切削工具用切削インサート。
  6. 前記第2部分および前記第5部分の各々は、曲線状である、請求項に記載の回転切削工具用切削インサート。
  7. 第1面と、
    前記第1面の反対側にある第2面と、
    前記第1面および前記第2面の各々に連なる外周面とを備え、
    前記第1面と前記外周面との稜線は、第1切刃と第1直線部と含み
    前記第2面と前記外周面との稜線は、第2切刃と第2直線部と含み
    前記第1面は、平面状の第1着座面を含み、
    前記第2面は、平面状の第2着座面を含み、
    前記第1切刃は、第1主切刃部と、第1副切刃部とを含み、
    前記第2切刃は、第2主切刃部と、第2副切刃部とを含み、
    前記第1面から前記第2面に向かう方向に見て、前記第2副切刃部の少なくとも一部は、前記第1主切刃部の外側に位置し、かつ前記第1副切刃部の少なくとも一部は、前記第2主切刃部の外側に位置し、
    前記第1面から前記第2面に向かう方向に見て、前記第1副切刃部および前記第2副切刃部の各々は、曲線状であり、
    前記外周面は、平面状であり、かつ前記第1主切刃部と前記第2副切刃部との間に位置し、かつ前記第1主切刃部に連なる第3着座面と、
    平面状であり、かつ前記第2主切刃部と前記第1副切刃部との間に位置し、かつ前記第2主切刃部に連なる第4着座面と、
    平面状であり、かつ前記第1直線部と前記第2直線部との間に位置し、かつ前記第1直線部および前記第2直線部に連なる第5着座面とを含み、
    前記第1面から前記第2面に向かう方向に平行であってかつ前記第1主切刃部と前記第3着座面と前記第2副切刃部とに交差する断面において、前記第3着座面と前記第1着座面とのなす角度は鈍角であり、かつ前記第3着座面と前記第2着座面とのなす角度は鋭角であり、
    前記第1面から前記第2面に向かう方向に見て、周方向において、前記第1主切刃部と、前記第1副切刃部と、前記第1直線部とは交互に位置し、
    前記第2面から前記第1面に向かう方向に見て、周方向において、前記第2主切刃部と、前記第2副切刃部と、前記第2直線部とは交互に位置し、
    前記第1面から前記第2面に向かう方向に見て、前記第1面と前記外周面との稜線は、中心軸に対して180°の回転対称である形状を有している、回転切削工具用切削インサート。
  8. 前記第1面から前記第2面に向かう方向に平行であってかつ前記第1主切刃部と前記第3着座面と前記第2副切刃部とに交差する断面において、前記第3着座面と前記第1着座面とのなす角度は、91°以上95°以下である、請求項7に記載の回転切削工具用切削インサート。
  9. 前記第1主切刃部は、第1部分と、前記第1部分に連なる第2部分とを含み、
    前記第2主切刃部は、第4部分と、前記第4部分に連なる第5部分とを含み、
    前記第1部分および前記第4部分の各々は、曲線状である、請求項7または請求項8に記載の回転切削工具用切削インサート。
  10. 前記第2部分および前記第5部分の各々は、直線状である、請求項9に記載の回転切削工具用切削インサート。
  11. 前記第2部分および前記第5部分の各々は、曲線状である、請求項9に記載の回転切削工具用切削インサート。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の回転切削工具用切削インサートと、
    前記回転切削工具用切削インサートを保持する本体部とを備えた、回転切削工具。
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