JP2016163910A - 切削インサート、工具ボデーおよび切削工具 - Google Patents

切削インサート、工具ボデーおよび切削工具 Download PDF

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Abstract

【課題】 切削インサートを強固に切削工具へ固定する。【解決手段】 2つの端面と、それらの端面をつなぐ側面とを有する切削インサートであって、少なくとも1つの端面と側面との交差稜線には、少なくとも1つの切れ刃が形成される。切れ刃の1つを第1の切れ刃とし、第1の切れ刃が形成される側の端面を第1の端面とし、他方の端面を第2の端面とすると、側面は、突出側面部分を少なくとも含む。突出側面部分は、第1の端面から第2の端面に向かうにしたがい外方に突出する。なおかつ第1の端面に対向する方向からみて、第1の突出側面部分は、第1の切れ刃から離間するにしたがい外方に突出する。【選択図】 図1

Description

本発明は、切削工具へ着脱自在に装着される切削インサート、切削インサートを装着するための工具ボデーおよびその切削工具に関する。
従来の切削インサートには、特許文献1に示すようなものがある。すなわち、2つの端面と、それらの端面をつなぐ側面とを有する切削インサートであって、端面と側面との交差稜線には、片面に2つずつ、両面では合計4つの切れ刃が形成される。切れ刃の内、どれか1つの切れ刃が形成される側の端面から他方の端面に向かうにしたがい、側面は、一旦内方にへこみ、その後、外方に突出する側面部分を有する。その側面部分は、切削工具におけるチップ座の壁面と当接する平面を有する。しかし平面視において、その平面は、前述の際に特定した1つの切れ刃から離間するにしたがい外方に突出する形状ではない。なお特許文献1は、その切削インサートを着脱自在に装着するための工具ボデーおよび切削工具を開示している。
国際公開第2012/20784号パンフレット
特許文献1の切削インサートは、切削インサートを切削工具に装着する際に、切削インサートが動かないように固定する技術として、一定の効果があった。しかし、工具径の小さい回転切削工具に適用しようとする場合などに、まだ不十分な場合があった。本発明は、切削インサートをさらに強固に切削工具へ固定するためのものである。
本発明の切削インサートは、2つの端面と、それらの端面をつなぐ側面とを有する切削インサートであって、少なくとも1つの端面と側面との交差稜線には、少なくとも1つの切れ刃が形成される。切れ刃の1つを第1の切れ刃とするとき、第1の切れ刃が形成される側の端面を第1の端面とし、他方の端面を第2の端面とする。側面は、突出側面部分を少なくとも含む。突出側面部分は、第1の端面から第2の端面に向かうにしたがい外方に突出する。なおかつ第1の端面に対向する方向からみて、突出側面部分は、第1の切れ刃から離間するにしたがい外方に突出する。
本発明の工具ボデーは、切削インサートを着脱自在に装着するための工具ボデーであって、少なくとも1つのチップ座を有する。チップ座は、底面、壁面および開放面を少なくとも有する。壁面に傾斜壁面部分が形成される。傾斜壁面部分は、装着された切削インサートと接触する。傾斜壁面部分は、底面から離れた端部から底面に向かうにしたがい内方へへこむ。なおかつ底面と対向する方向からみて、傾斜壁面部分は、開放面から離れるにしたがい内方へへこむ。
本発明の切削工具は、本発明の切削インサートを備える。
本発明の切削インサートは、切削工具のチップ座へ、より強固に固定される。そのため、切削インサートが動くことが防止され、チッピングや欠損などの不具合が防止される。その結果、従来は適用できなかったような切削工具にも適用することが可能となる。
図1は、第1の実施形態における切削インサートの斜視図である。 図2は、図1の切削インサートが装着された切削工具の斜視図である。 図3は、図1の切削インサートの平面図である。 図4は、図1の切削インサートの正面図である。 図5は、図1の切削インサートの右側面図である。 図6は、図1の切削インサートに関する仮想平面の説明図である。 図7は、図2の切削工具におけるチップ座の拡大図である。 図8は、図7の切削工具のチップ座に関する仮想平面の説明図である。 図9は、図2の切削工具における正面図である。 図10は、図9のG−Gにおける拡大断面図である。 図11は、図2の切削工具における、切削インサートとチップ座との接触状態の模式図である。 図12は、切削インサートとチップ座との接触状態の第2の模式図である。 図13は、切削インサートとチップ座との接触状態の第3の模式図である。 図14は、切削インサートとチップ座との接触状態の第4の模式図である。 図15は、第2の実施形態における切削インサートの斜視図である。 図16は、図15の切削インサートの平面図である。 図17は、図15の切削インサートの正面図である。 図18は、図15の切削インサートの右側面図である。
本発明を適用した切削インサートの実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1の実施形態における切削インサートの斜視図である。図2は、図1の切削インサートが装着された切削工具の斜視図である。図3は、図1の切削インサートの平面図である。図4は、図1の切削インサートの正面図である。図5は、図1の切削インサートの右側面図である。図6は、図1の切削インサートに関する仮想平面の説明図である。図7は、図2の切削工具におけるチップ座の拡大図である。図8は、図7の切削工具のチップ座に関する仮想平面の説明図である。図9は、図2の切削工具における正面図である。図10は、図9のG−Gにおける拡大断面図である。図11は、図2の切削工具における、切削インサートとチップ座との接触状態の模式図である。図12は、切削インサートとチップ座との接触状態の第2の模式図である。図13は、切削インサートとチップ座との接触状態の第3の模式図である。図14は、切削インサートとチップ座との接触状態の第4の模式図である。図15は、第2の実施形態における切削インサートの斜視図である。図16は、図15の切削インサートの平面図である。図17は、図15の切削インサートの正面図である。図18は、図15の切削インサートの右側面図である。
図1および図3から図5に示すように、第1の実施形態における切削インサート1は、2つの端面2、3となる第1の端面2および第2の端面3を有する。以降の説明をわかりやすくするため、第1の端面2を上面2と呼ぶ。また第2の端面3を下面3と呼ぶ。上面2および下面3は、どちらも略平行四辺形の面であり、180°回転対称な同じ輪郭形状とされる。上面2と下面3とは、側面4によって全周にわたってつながれている。上面2と側面4との交差稜線の一部に、2つの切れ刃5が形成される。同様に、下面3と側面4との交差稜線の一部に、2つの切れ刃5が形成される。この切削インサート1は、平面視で、それぞれの切れ刃5が180°回転対称な形状である。同時に、上面2と下面3とを反転する回転方向でも、それぞれの切れ刃5が180°回転対称な形状である。したがって、作用する1つの切れ刃5が、それを使用することによって摩耗や損傷した場合、切削インサート1を取り外し、切削インサート1を回転または反転させて装着しなおすことで、他の3つの切れ刃5を順次使用できる。このように、1つの切削インサート1で、合計4回の使用が可能である。以降の説明は省略するが、各構成の形状は、これら4つの向きへの回転または反転について、180°回転対称な形状として、基本的に形成されている。したがって、上面2と下面3とは、同じ機能をもった端面である。つまり、この切削インサート1は、上面2と下面3とを入れ替えて説明しても、まったく同じ形状の切削インサートである。もちろん、使用する上で影響のない程度の非対称性は許容される。例えば、使用コーナを識別するために、各切れ刃5の近傍に1から4などの番号や、目印などを付加するような、非対称性は許容される。以降の説明のため、便宜的に、上面2側にある1つの切れ刃5を第1の切れ刃5aと呼ぶ。つまり、図3において左下の切れ刃5を第1の切れ刃5aと呼ぶ。以降は、第1の切れ刃5aを切削加工時に作用する切れ刃5として使用する場合について説明する。他の3つの切れ刃5を作用する切れ刃5として使用する場合については、第1の切れ刃5aを使用する場合と同様であるため、説明を省略する。
図2に示すように、この実施形態の切削工具20は、直角壁面加工のできる回転切削工具20である。つまり、ショルダカッタである。切れ刃5は、主切れ刃6、副切れ刃7およびコーナ切れ刃8を有する。第1の切れ刃5aは、第1の主切れ刃6a、第1の副切れ刃7aおよびコーナ切れ刃8を有する。主切れ刃6は、切削インサート1の長辺側に、ほぼ全辺にわたって形成される。主切れ刃6は、切削工具20の送り方向に切削するための切れ刃5である。主切れ刃6は、被加工物の壁面を切削加工するための切れ刃5とされる。副切れ刃7は、切削インサート1の短辺側の辺の一部に形成される。副切れ刃7は、切削工具20の送り方向にほぼ平行な方向の切れ刃5である。副切れ刃7は、被加工物の表面をさらうように切削加工するための切れ刃5とされる。副切れ刃7は、正面刃とも呼ばれる。副切れ刃7には、必要に応じて、さらい刃などが形成されてもよい。主切れ刃6と副切れ刃7との間のコーナには、コーナ刃8が形成されている。主切れ刃6、コーナ刃8および副切れ刃7は、一連の切れ刃5を構成している。第1の主切れ刃6a、コーナ刃8および第1の副切れ刃7aは、一連の第1の切れ刃5aを構成している。この実施形態で、コーナ刃8の曲率半径は、約0.4mmとされた。切削インサート1の長辺の長さは、約9mmとされた。切削インサート1の短辺の長さは、約5mmとされた。切削インサート1の厚さは、約3mmとされた。この場合の厚さとは、上面2と下面3との間の距離である。しかし、これらの寸法に限定されない。切削インサート1の輪郭形状の寸法は、加工される被加工物の形状や大きさ、切削工具20の工具径などに応じて、適宜変更が可能である。
切削工具20の工具径は、直径約14mmとされた。従来の回転切削工具では、切削インサートのクランプ強度などの限界から、工具径16mm程度が限界であり、それより小さな工具径とすることは困難であった。本発明は、切削インサート1のクランプ剛性を大幅に高めたことにより、従来技術の限界を超え、工具径15mm以下の切削工具20を実現可能とした。より具体的には、直角壁面加工のできる、工具径約14mmの刃先交換式エンドミルを実現可能とした。本発明は、特に工具径40mm以下の回転切削工具に適している。中でも、工具径20mm以下の小径回転切削工具に適している。工具径20mm以下の回転切削工具において、上面2および下面3の両面を使用できる切削インサートを用いる切削工具を実現できる。つまり上面2および下面3の両面に正のすくい角のすくい面を設けることができる。両面にすくい面がある切削インサートの場合、上面2および下面3は、切れ刃5から連続するすくい面を設けつつ、反転させたときにチップ座の底面へ着座する着座面を設ける必要がある。したがって、特に小径回転切削工具用の切削インサートの場合、切削インサートの各寸法が小さくなるため、必要なすくい面を確保すると着座面の面積が非常に狭くなり、切削インサートの固定が不安定になりやすい。本発明の切削インサート1および切削工具20は、例え着座面の面積が狭くなっても切削インサート1の強固な固定を可能とし、従来切削工具の限界を超えて、工具径の小さな回転切削工具20を実現できる。なおすくい面の形状は、チップブレーカを設けるなどの、様々な従来技術が適用可能である。
切削インサート1には、上面2および下面3の中央を貫通する穴がある。この穴は、切削インサート1を切削工具20へ固定するときに利用される。穴の両端部は、穴の中央部よりも直径が拡大するようにされる。この実施形態では、切削インサート1は、切削工具20に、固定ねじにより固定される。穴の直径拡大部は、固定ねじの頭部に対応する形状とされ、固定ねじの頭部が当接する。しかし、これに限定されない。切削インサート1を切削工具20へ固定する方法は、様々な従来技術を適用できる。例えば、穴のない切削インサートとされ、切削工具へくさびなどの固定部材によって固定されても構わない。
図1にみられるように、切削インサート1の側面4には、突出側面部分9が形成される。切削インサート1を切削工具20へ装着するとき、切削インサート1の突出側面部分9は、切削工具20のチップ座の壁面23に形成される傾斜壁面24と当接することにより、切削インサート1を固定する。第1の切れ刃5aが切れ刃5として作用するときに、作用する突出側面部分9を第1の突出側面部分9aとする。図3において、左下の第1の切れ刃5aに関する第1の突出側面部分9aは、右下に形成される。突出側面部分9は、作用する切れ刃5が属する一方の端面から他方の端面に向かうにしたがい外方に突出する。すなわち、上面2側の第1の切れ刃5aが作用するとき、第1の突出側面部分9aは、上面2から下面3に向かうにしたがい外方に突出する。突出側面部分9は傾斜面である。突出側面部分9と接する平面を仮想平面Aとし、下面3と接する平面を仮想平面Bとすると、仮想平面Aと仮想平面Bとは内角で鋭角に交差する。なお、ここでは各面と接する仮想平面を比較したが、厳密には、当接部分において接する仮想平面とされればよい。突出側面部分9のうちでも、チップ座の壁面23と当接しない部分は、どのような形状とされても構わない。したがって、突出側面部分9は平面でなくても構わない。突出側面部分9が、このように外方に突出するように形成されると、切削インサート1をチップ座の底面22側へ押さえる力が働き、切削インサート1が浮き上がって動くことを防止する。
第1の突出側面部分9aは、端面2、3を四角形とみて側面4を4つの面に分けて考えるとき、第1の副切れ刃7の逃げ面を含む面とは対向する面に形成される。しかし、突出側面部分9は、副切れ刃7の逃げ面とは、ずれた位置に形成される。前述のとおり、この切削インサート1は、上面2の中心に対して180°回転対称である。したがって、2つの副切れ刃7は、2つの方向に関して、それぞれ対角の位置に形成される。第1の突出側面部分9aは、切削加工時に作用する第1の切れ刃5aに関して、第1の主切れ刃6aに近く、第1の副切れ刃7aおよび一連のコーナ刃8とは反対側に形成される。このため、第1の副切れ刃7aおよび一連のコーナ刃8に作用する切削力によって、切削インサート1の反対側が浮き上がろうとする動きを、第1の突出側面部分9aによって効果的に押さえることができる。
次に、第3の側面部分11を説明する。平面視において四角形の4つの辺について、切削加工時に作用する第1の主切れ刃6aと対向する辺に接続する側面部分を、第3の側面部分11と呼ぶ。第3の側面部分11と接する平面を仮想平面Cとする。図3にみられるように、第1の突出側面部分9aは、平面視において、作用する第1の切れ刃5aの一部である第1の主切れ刃6aから離間するにしたがい外方に突出する。つまり第1の突出側面部分9aは、平面視において、第1の主切れ刃6aと対向する第3の側面部分11に対して鋭角に交差している。第1の突出側面部分9aと接する仮想平面Aと、第3の側面部分11と接する仮想平面Cとは、内角で鋭角に交差する。このため、第1の突出側面部分9aは、第1の主切れ刃6aと一連のコーナ切れ刃8側にかかる切削力によって、切削インサート1を平面内で回転させようとする方向の動きも抑制する。つまり、第1の突出側面部分9aと第3の側面部分11とがいずれもチップ座の壁面23と当接するため、切削インサート1を平面内で回転させようとする方向の動きをしっかりと抑制できる。
突出側面部分9は、略平面として形成される。突出側面部分9が平面とされると、高精度に形成することが容易であり、チップ座の壁面23の傾斜壁面24と広い面積で接触させることが容易となる。突出側面部分9は、研削加工された研削面とされると、さらに切削インサート1のクランプ性を安定させることができる。しかし、これに限定されない。この実施形態の切削インサート1の突出側面部分9は、粉末加圧成形および焼結によって形成された平面とされた。
第2の側面部分10は、側面4のうち、第1の突出側面部分9aより下面3側に形成される。下面3とは、前述のとおり、切削加工時に作用する第1の切れ刃5aの形成される上面2に対する下面3である。つまり、下面3側とは、チップ座の底面22へ着座する着座面側のことである。この実施形態で、第2の側面部分10は、下面3側の切れ刃5が作用するときの、副切れ刃7の逃げ面を兼ねている。第2の側面部分10は、第1の突出側面部分9aより外方へ突出している。したがって、下面3に形成される副切れ刃7は、第1の突出側面部分9aより外方の離れた位置に形成される。そこで、すくい面を必要な広さで確保しても、第1の突出側面部分9aの裏面の着座面の広さが確保される。突出側面部分9が傾斜面とされることと相まって、切削インサート1を第1の突出側面部分9aと着座面とでしっかりと挟み、切削インサート1のクランプ性が安定する。なおこの実施形態で、第2の側面部分10は、傾斜面とされ、外方へ突出する傾斜角度が、第1の突出側面部分9aより大きな傾斜角度となる部分を含む。
図2および図7から図8に示すように、この実施形態の切削工具20は、切削インサート1を装着するための2つのチップ座を有する。この実施形態では、2つのチップ座を有し、2つの切削インサート1を装着するようにされたが、これに限定されない。この場合、チップ座の数は、切削工具20の刃数に相当する。チップ座の数は、切削工具20の工具径や、必要とされる加工能率に応じて、適時調整される。この実施形態では、2つのチップ座が同じ形状で、かつ均等配置となるように形成された。しかし、これに限定されない。複数のチップ座の配置方法については、様々な従来技術を適用できる。
それぞれのチップ座は、チップ座の底面22およびチップ座の壁面23を有する。チップ座の底面22には、切削インサート1の上面2または下面3の着座面が当接する。チップ座の底面22は、1つの平面とされた。しかし、これに限定されない。チップ座の底面22は、切削インサート1の着座面と当接できる形状であれば、どのような形状に形成されても構わない。もちろん、切削加工中に作用する第1の切れ刃5aの直下にチップ座の底面22があることが望ましい。そのため、チップ座の底面22に対向する方向からみて、チップ座の底面22の輪郭形状は、略平行四辺形とされるとよい。なおチップ座の底面22の周囲には、チップ座の壁面23との境界部分にぬすみなどが形成されてもよい。その場合、ぬすみの形状が複雑になる場合など、チップ座の底面22の真の輪郭形状は、略平行四辺形にこだわる必要はない。ここで説明したチップ座の底面22の輪郭形状とは、切削インサート1の輪郭形状に対応する輪郭形状のことであり、ぬすみの形状は考慮せずに説明した。
チップ座の壁面23は、少なくとも傾斜壁面部分24を有する。図10の断面図に示すように、傾斜壁面部分24は、切削インサート1の第1の突出側面部分9aと当接する。傾斜壁面部分24は、チップ座の底面22から離れた端部から底面22に向かうにしたがい内方へへこむ。すなわち、傾斜壁面部分24は、上方から底面22に向かうにしたがい内方へへこむように傾斜している。傾斜壁面部分24は、傾斜する平面とされた。ここで図8に示すように、傾斜壁面部分24と接する平面を仮想平面Dとする。またチップ座の底面22と接する平面を仮想平面Eとする。仮想平面Dと仮想平面Eとは内角で鋭角に交差する。図11は、この実施形態の切削インサート1とチップ座との接触状態を模式的に示したものである。仮想平面Dと仮想平面Eとが、内角で鋭角に交差するとは、図11の角度αが90°より小さいことである。このような形状に傾斜壁面部分24が形成されると、切削インサート1に切削加工によりチップ座から浮き上がる方向の力が作用したとき、切削インサート1をチップ座の底面22側へ押さえつける効果がある。したがって、切削インサート1のクランプ性が安定し、切削インサート1が動くことが抑制される。
前述のように、チップ座の底面22の輪郭形状が略平行四辺形とされたとき、その平行四辺形の4つの辺の内で、傾斜壁面部分24に関する辺と隣接する辺に含まれるチップ座の壁面23の部分を第3の壁面部分26とする。第3の壁面部分26は、切削加工時に切削インサート1の作用する第1の主切れ刃6aと対向する壁面部分である。したがって、第3の壁面部分26は主拘束壁面部分と呼ぶこともできる。第3の壁面部分26と接する平面を仮想平面Fとする。傾斜壁面部分24と接する仮想平面Dと、第3の壁面部分26と接する仮想平面Fとは、内角で鋭角に交差する。
チップ座の壁面23は、傾斜壁面部分24の近くに第2の壁面部分25を有する。第2の壁面部分25は、傾斜壁面部分24より内方へへこむ。切削工具20および切削インサート1を使用するとき、チップ座の第2の壁面部分25は、切削インサート1の第2の側面部分10と接触しない。すなわち、第2の壁面部分25は、傾斜壁面部分24を切削インサート1と確実に接触させるため、内方へへこむことで逃がされている。これにより、切削インサート1の第2の側面部分10が作用する逃げ面ではないとき、第2の壁面部分25と接触しないことで、第2の側面部分10が保護されている。つまり、切削インサート1が未使用時に損傷することを防止している。
例えば、図12に模式的に示すように、切削インサート1の突出側面部分9は、外方に向かってふくらむ曲面とすることもできる。外方にふくらむ曲面は、例えば上面2と垂直に切断した断面形状を外方に向かってふくらむ曲線とすることで得られる。一方、外方にふくらむ曲面は、上面2と平行に切断した断面形状を外方に向かってふくらむ曲線とすることでも得られる。図12に示すように、第1の突出側面部分9aは、上面2と垂直に切断した断面形状を曲線としたとき、上面2に近づくほど傾斜角度が大きくなり、上面2との交差角度が鈍くなる。すなわち、上面2との交差稜線が欠けにくくなる。一方、図示しないが、第1の突出側面部分9aは、上面2と平行に切断した断面形状を曲線としたとき、第1の主切れ刃6aに近づくほど第1の主切れ刃6aとの交差角度が鈍くなる。すなわち、第1の主切れ刃6aとの交差部である第2のコーナが欠けにくくなる。また第1の突出側面部分9aが、傾斜壁面部分24と角部で接触することを防止し、切削インサート1の未使用部のチッピングや、傾斜壁面部分24の塑性変形などの不具合を防止できる。なお、この実施形態では、第2のコーナには切れ刃5が形成されない。したがって、第2のコーナは、欠けない強靭な形状とされることが適している。
また、図13に模式的に示すように、突出側面部分9は、内方に向かってへこむ曲面とすることができる。内方にへこむ曲面は、例えば上面2と垂直に切断した断面形状を内方に向かってへこむ曲線とすることで得られる。一方、内方にへこむ曲面は、上面2と平行に切断した断面形状を内方に向かってへこむ曲線とすることでも得られる。図13に示すように、第1の突出側面部分9aは、上面2と垂直に切断した断面形状を曲線としたとき、上面2に近づくほど傾斜角度が小さくなり、上面2との交差角度が小さくなる。すなわち、切れ刃5を形成できる上面2の領域を広げることができる。また、切削インサート1と当接する傾斜壁面部分24は、最も上方の壁面となる。したがって、切削インサート1を押さえつける効果が最大となる。一方、図示しないが、第1の突出側面部分9aは、上面2と平行に切断した断面形状を内方へへこむ曲線としたとき、第1の突出側面部分9aの幅方向の両側が突出するようになる。このため、第1の突出側面部分9aの幅方向の両側を常にチップ座の壁面23と当接させることができ、切削インサート1の平面内での回転方向の動きを効果的に押さえることができる。
第1の突出側面部分9aは、前述した下面3と接する仮想平面Bを基準として第1の突出側面部分9aまでの距離を測定するとき、第1の突出側面部分9aまでの距離は一定とされた。しかし、これに限定されない。つまり、第1の突出側面部分9aまでの距離は、変化するように設けられても構わない。別の表現をすると、第1の突出側面部分9aの当接部分の高さは、変化するように設けられても構わない。例えば、第1の突出側面部分9aまでの距離は、作用する第1の切れ刃5aの第1の主切れ刃6aから離れるにしたがい、第1の突出側面部分9aまでの距離が大きくなるようにされてもよい。そのように第1の突出側面部分9aが形成されると、第1の突出側面部分9aは、第1の主切れ刃6aに近いほど下面3に近い位置に形成される。例えば、第1の主切れ刃6aを使用することによって、切りくずの擦過や衝突によって第2のコーナの上面2付近が損傷を受けても、その影響が第1の突出側面部分9aや傾斜壁面部分24におよぶことを防止できる。したがって、切削インサート1のクランプ性を、より一層安定させることができる。
例えば、第1の突出側面部分9aまでの距離は、第1の主切れ刃6aから離れるにしたがい、第1の突出側面部分9aまでの距離が小さくなるようにされてもよい。そのように第1の突出側面部分9aが形成されると、第1の突出側面部分9aは、第1の主切れ刃6aから離れるほど下面3から離れた位置に形成される。このように第1の突出側面部分9aが形成されると、例えば、コーナ切れ刃8に受ける切削力によって、切削インサート1の対角位置が浮き上がろうとする動きに対して、効果的に押さえることができる。
図14に模式的に示すように、工具ボデー21のチップ座の傾斜壁面部分24も、曲面とすることができる。図14に示すように、傾斜壁面部分24を外方にふくらむ曲面とすると、切削インサート1との接触を角でなく、面内で接触させることができる。このように傾斜壁面部分24が形成されると、傾斜壁面部分24の塑性変形などの不具合を防止することができる。図示しないが、逆に傾斜壁面部分24を内方にへこむ曲面とすることもできる。そのように傾斜壁面部分24が形成されると、傾斜壁面部分24の上端付近で切削インサート1を押さえることができるため、切削インサート1の浮き上がりを押さえる効果が最大となる。傾斜壁面部分24の切削インサート1との接触位置は、チップ座の底面22からの距離を変化させることもできる。そのように傾斜壁面部分24が形成されると、前述のように切削インサート1の第1の突出側面部分9aの高さを変化させた場合に、傾斜壁面部分24の高さも対応させることができる。
第2の実施形態における切削インサート1を図15から図18に示す。第1の実施形態と同じ構成については、同じ符号を付し、説明を省略する。この実施形態における切削インサート1および切削工具20は、高送りカッタ用の切削インサート1および切削工具20である。したがって、主切れ刃6と副切れ刃7との交差角度が大きな鈍角とされている。この実施形態で、主切れ刃6と副切れ刃7との交差角度は、平面視において、約160°とされた。なお切削工具20の工具ボデー21は、前述の第1の実施形態における工具ボデー21と同じものを共通で用いた。この実施形態の工具ボデー21は、2種類の切削インサート1のどちらにも対応できる形状とされている。もちろん、それに限定されない。それぞれの実施形態で、それぞれ専用の工具ボデー21が用いられても構わない。
切削インサート1の材料は、少なくともその切れ刃5付近が、超硬合金、サーメット、セラミックスおよび立方晶窒化ほう素、または、それら硬質材料の表面にコーティングを施された材料、またはダイヤモンドなどの焼結体材料とされる。
これらの切削インサートは、様々な切削工具に適用されて、その切削工具が工作機械に装着されることにより、鋼材などの切削加工に利用できる。主切れ刃および副切れ刃を有する切削インサートであれば、ほとんどの切削工具に適用可能である。
この発明の切削インサート、工具ボデーおよび切削工具は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更及び追加が可能である。例えば、三角形や六角形以上の多角形の切削インサートへ適用することも可能である。
1 切削インサート
2 第1の端面(上面)
3 第2の端面(下面)
4 側面
5 切れ刃
5a 第1の切れ刃
6 主切れ刃
6a 第1の主切れ刃
7 副切れ刃
7a 第1の副切れ刃
8 コーナ切れ刃
9 突出側面部分
9a 第1の突出側面部分
10 第2の側面部分
11 第3の側面部分
12 第4の側面部分
20 切削工具
21 工具ボデー
22 チップ座の底面
23 チップ座の壁面
24 傾斜壁面部分
25 第2の壁面部分
26 第3の壁面部分
A 第1の仮想平面
B 第2の仮想平面
C 第3の仮想平面
D 第4の仮想平面
E 第5の仮想平面
F 第6の仮想平面

Claims (16)

  1. 2つの端面(2、3)と、それらの端面(2、3)をつなぐ側面(4)とを有する切削インサート(1)であって、
    少なくとも1つの前記端面(2、3)と前記側面(4)との交差稜線には、少なくとも1つの切れ刃(5)が形成され、
    該切れ刃(5)の1つを第1の切れ刃(5a)とし、該第1の切れ刃(5a)が形成される側の前記端面(2)を第1の端面(2)とし、他方の前記端面(3)を第2の端面(3)とすると、
    前記側面(4)は、突出側面部分(9)を少なくとも含み、
    該突出側面部分(9)は、前記第1の端面(2)から前記第2の端面(3)に向かうにしたがい外方に突出し、
    かつ前記第1の端面(2)に対向する方向からみて、該突出側面部分(9)は、前記第1の切れ刃(5a)から離間するにしたがい外方に突出する切削インサート。
  2. 前記第2の端面(3)と前記側面(4)との交差稜線にも、少なくとも1つの前記切れ刃(5)が形成される請求項1に記載の切削インサート。
  3. 前記突出側面部分(9)は傾斜面であり、
    該傾斜面と接する平面を第1の仮想平面(A)とし、前記第2の端面(3)と接する平面を第2の仮想平面(B)とすると、
    前記第1の仮想平面(A)と、前記第2の仮想平面(B)とは、内角で鋭角に交差する請求項1または2に記載の切削インサート。
  4. 前記切れ刃(5)は、主切れ刃(6)および副切れ刃(7)を少なくとも含み、前記第1の切れ刃(5a)の前記主切れ刃(6)を第1の主切れ刃(6a)とし、前記第1の切れ刃(5a)の前記副切れ刃(7)を第1の副切れ刃(7a)とすると、
    前記第1の端面(2)に対向する方向からみて、該切削インサート(1)の輪郭形状は、略平行四辺形とされ、
    その平行四辺形の4つの辺の内で、前記第1の主切れ刃(6a)を含む辺と対向する辺に接続する前記側面(4)の部分を第3の側面部分(11)とすると、
    前記突出側面部分(9)は、前記第1の副切れ刃(7a)を含む辺と対向する辺に接続する前記側面(4)の部分である第4の側面部分(12)に含まれ、
    前記突出側面部分(9)は傾斜面であり、
    該傾斜面と接する平面を第1の仮想平面(A)とし、前記第3の側面部分(11)と接する平面を第3の仮想平面(C)とすると、
    前記第1の仮想平面(A)と、前記第3の仮想平面(C)とは、内角で鋭角に交差する請求項1から3のいずれかに記載の切削インサート。
  5. 前記突出側面部分(9)が平面である請求項1から4のいずれかに記載の切削インサート。
  6. 前記突出側面部分(9)が外方に向かってふくらむ曲面である請求項1から4のいずれかに記載の切削インサート。
  7. 前記突出側面部分(9)が内方に向かってへこむ曲面である請求項1から4のいずれかに記載の切削インサート。
  8. 前記第2の端面(3)と接する平面を第2の仮想平面(B)とすると、
    該第2の仮想平面(B)を基準として、前記突出側面部分(9)までの距離を測定するとき、前記第1の主切れ刃(6a)から離れるにしたがい、該突出側面部分(9)までの距離が変化する部分を有する請求項1から7のいずれかに記載の切削インサート。
  9. 前記側面(4)は、第2の側面部分(10)を含み、
    該第2の側面部分(10)は、前記突出側面部分(9)より前記第2の端面(3)側に形成され、かつ該第2の側面部分(10)は、該突出側面部分(9)より外方に突出する請求項1から8のいずれかに記載の切削インサート。
  10. 切削インサート(1)を着脱自在に装着するための工具ボデー(21)であって、
    少なくとも1つのチップ座を有し、
    該チップ座は、底面(22)、壁面(23)および開放面を少なくとも有し、
    該壁面(23)に傾斜壁面部分(24)が形成され、該傾斜壁面部分(24)は、装着された前記切削インサート(1)と接触し、
    該傾斜壁面部分(24)は、前記底面(22)から離れた端部から前記底面(22)に向かうにしたがい内方へへこみ、
    かつ前記底面(22)と対向する方向からみて、該傾斜壁面部分(24)は、前記開放面から離れるにしたがい内方へへこむ工具ボデー。
  11. 請求項1から9のいずれかに記載の前記切削インサート(1)を着脱自在に装着するための工具ボデー(21)であり、
    前記傾斜壁面部分(24)と接する平面を第4の仮想平面(D)とし、前記底面(22)と接する平面を第5の仮想平面(E)とすると、
    前記第4の仮想平面(D)と前記第5の仮想平面(E)とは内角で鋭角に交差する請求項10に記載の工具ボデー。
  12. 前記傾斜壁面部分(24)と接する平面を第4の仮想平面(D)とし、
    前記底面(22)と対向する方向からみて、前記底面(22)の輪郭形状は、略平行四辺形であり、その平行四辺形の4つの辺の内で、前記傾斜壁面部分(24)に関する辺と隣接する辺に含まれる壁面(23)の部分を第3の壁面部分(26)とし、該第3の壁面部分(26)と接する平面を第6の仮想平面(F)とすると、
    前記第4の仮想平面(D)と前記第6の仮想平面(F)とは内角で鋭角に交差する請求項10または11に記載の工具ボデー。
  13. 前記傾斜壁面部分(24)が平面である請求項10から12のいずれかに記載の工具ボデー。
  14. 前記傾斜壁面部分(24)が曲面である請求項10から12のいずれかに記載の工具ボデー。
  15. 前記傾斜壁面部分(24)より前記底面(22)側に、第2の壁面部分(25)が形成され、かつ該第2の壁面部分(25)は、前記傾斜壁面部分(24)より内方へへこむ工具ボデー。
  16. 請求項1から9のいずれかに記載の前記切削インサート(1)を備える切削工具。
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