JP7006489B2 - シールドフラットケーブル - Google Patents

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Description

本発明は、シールドフラットケーブルに関する。
フレキシブルフラットケーブル(FFC)は、CDやDVDプレーヤ等のAV機器、コピー機やプリンタ等のOA機器、その他電子・情報機器の内部配線等の多くの分野で、省スペース化と簡便な接続を目的として用いられている。また、機器の信号周波数が高くなるとノイズの影響が大きくなることから、シールドされたシールドフラットケーブルが用いられる。
シールドフラットケーブルのシールドは、例えば、FFCの外側にシールド層を設けることにより行われる。また、シールドフラットケーブルは、端部にコネクタに接続される端末部を有している。この端末部で、シールド層をコネクタに備えられたグランドパッドへ接地接続するための構造が必要となる。例えば、特許文献1には、シールド層に電気的に接続されたグランド導体を有するシールドフラットケーブルが開示されている。
特開2010-153191号公報
FFCが接続される基板側には、通常、FFCの平行に配列された複数本の平形導体の露出面に接触する複数の端子を備えたコネクタが設けられている。特許文献1に開示されたシールドフラットケーブルでは、平行に配列された複数本の平形導体の端子部の露出面と、グランド導体の露出面とは厚み方向の高さ位置が異なる。このため、グランド導体を接地させるために、グランド導体をコネクタの金属シェルに接触させたり、平形導体用の端子とは異なる厚み方向の高さにグランド用端子を別途設けたりする必要が生じる。また、コネクタによっては、構造の自由度を増すために、金属シェルや、グランド用端子を設けない場合がある。
本発明は、これらの実情に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で、複数本の平形導体とともにシールド層を、基板側の端子に確実に接続することができるシールドフラットケーブルを提供することをその目的とする。
本発明の一態様に係るシールドフラットケーブルは、平行に配列された複数本の信号用導体と、前記信号用導体の並列方向で最外の信号用導体に隣接する接地用導体と、前記信号用導体と前記接地用導体の並列面の両面に貼り合わされた一対の絶縁層と、該絶縁層の少なくとも一方を覆うシールド層を有し、一方の前記絶縁層の長さ方向の端部から所定の範囲まで前記信号用導体及び前記接地用導体が露出したケーブル端末部が形成されたシールドフラットケーブルであって、前記接地用導体の露出範囲の一方の前記絶縁層の長さ方向の端部からの距離をLb、他の前記信号用導体の露出範囲の一方の前記絶縁層の長さ方向の端部からの距離をLaとしたとき、Lb>Laであり、少なくとも一方の前記絶縁層の外周側に設けられ、前記ケーブルの幅方向にわたって延在するグランド導体が、一方の前記絶縁層の長さ方向の端部から距離Laと距離Lbとの間の範囲において、前記接地用導体と前記シールド層とに電気的に接続されている。
また、本発明の一態様に係るシールドフラットケーブルは、平行に配列された複数本の導体と、複数本の該導体の並列面の両面に貼り合わされた一対の絶縁層と、該絶縁層の少なくとも一方を覆うシールド層と、少なくとも一方の前記絶縁層の外周側に設けたグランド導体を有し、一方の前記絶縁層の長さ方向の端部で前記導体が露出したケーブル端末部が形成されたシールドフラットケーブルであって、複数本の導体は、平行に配列された複数本の信号用導体と、前記信号用導体の並列方向で最外の信号用導体の内の一方に隣接する第1接地用導体と、前記信号用導体の並列方向で最外の信号用導体の内の他方に隣接する第2接地用導体と、を有し、前記シールド層は、前記並列方向での一方の側面が前記第1接地用導体と前記一方の信号用導体の間に設けられ、前記並列方向での他方の側面が前記第2接地用導体と前記他方の信号用導体の間に設けられ、前記グランド導体は、前記絶縁層に設けられた第1開口部を介して前記第1接地用導体と電気的に接続し、前記絶縁層に設けられた第2開口部を介して前記第2接地用導体と電気的に接続し、前記第1開口部と前記第2開口部とに挟まれた領域で前記シールド層と電気的に接続されている。
本発明によれば、シールド層を、信号用導体の少なくとも一方の並列方向最外側に位置する接地用導体にグランド導体を介して電気的に接続できるため、シールド層を、基板側のコネクタの端子に確実に電気的接続することができる。
本発明の第1の実施形態に係るシールドフラットケーブルの概略を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るシールドフラットケーブルの製造過程の一例を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るシールドフラットケーブルの製造過程の一例を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るシールドフラットケーブルの製造過程の一例を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るシールドフラットケーブルの製造過程を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係るシールドフラットケーブルの概略を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るシールドフラットケーブルの製造過程の一例を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係るシールドフラットケーブルの製造過程の一例を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係るシールドフラットケーブルの製造過程の一例を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係るシールドフラットケーブルのグランド導体部分での断面図である。
(本願発明の実施形態の説明)
最初に本願発明の実施態様を列記して説明する。
(1)本発明の一態様に係るシールドフラットケーブルは、平行に配列された複数本の信号用導体と、前記信号用導体の並列方向で最外の信号用導体に隣接する接地用導体と、前記信号用導体と前記接地用導体の並列面の両面に貼り合わされた一対の絶縁層と、該絶縁層の少なくとも一方を覆うシールド層を有し、一方の前記絶縁層の長さ方向の端部から所定の範囲まで前記信号用導体及び前記接地用導体が露出したケーブル端末部が形成されたシールドフラットケーブルであって、前記接地用導体の露出範囲の一方の前記絶縁層の長さ方向の端部からの距離をLb、他の前記信号用導体の露出範囲の一方の前記絶縁層の長さ方向の端部からの距離をLaとしたとき、Lb>Laであり、少なくとも一方の前記絶縁層の外周側に設けられ、前記ケーブルの幅方向にわたって延在するグランド導体が、一方の前記絶縁層の長さ方向の端部から距離Laと距離Lbとの間の範囲において、前記接地用導体と前記シールド層とに電気的に接続されている。
この構成により、シールド層を、信号用導体の少なくとも一方の並列方向最外側に位置する接地用導体にグランド導体を介して電気的に接続できるため、シールド層を、基板側のコネクタの端子に確実に電気的接続することができる。
(2)本発明の一態様に係るシールドフラットケーブルは、平行に配列された複数本の導体と、複数本の該導体の並列面の両面に貼り合わされた一対の絶縁層と、該絶縁層の少なくとも一方を覆うシールド層と、少なくとも一方の前記絶縁層の外周側に設けたグランド導体を有し、一方の前記絶縁層の長さ方向の端部で前記導体が露出したケーブル端末部が形成されたシールドフラットケーブルであって、複数本の導体は、平行に配列された複数本の信号用導体と、前記信号用導体の並列方向で最外の信号用導体の内の一方に隣接する第1接地用導体と、前記信号用導体の並列方向で最外の信号用導体の内の他方に隣接する第2接地用導体と、を有し、前記シールド層は、前記並列方向での一方の側面が前記第1接地用導体と前記一方の信号用導体の間に設けられ、前記並列方向での他方の側面が前記第2接地用導体と前記他方の信号用導体の間に設けられ、前記グランド導体は、前記絶縁層に設けられた第1開口部を介して前記第1接地用導体と電気的に接続し、前記絶縁層に設けられた第2開口部を介して前記第2接地用導体と電気的に接続し、前記第1開口部と前記第2開口部とに挟まれた領域で前記シールド層と電気的に接続されている。この構成により、グランド導体が、絶縁層に設けられた第1開口部を介して第1接地用導体と電気的に接続し、前記絶縁層に設けられた第2開口部を介して前記第2接地用導体と電気的に接続し、前記第1開口部と前記第2開口部とに挟まれた領域で前記シールド層と電気的に接続されているから、シールド層を、基板側のコネクタの端子に確実に電気的接続することができる。
(3)前記グランド導体が、前記絶縁層と前記シールド層との間に設けられていてもよい。この構成により、接地用導体とグランド導体との厚み方向の段差を小さくすることができ、接地用導体とこの接地用導体に隣接する信号用導体との間隔を小さくすることができる。
(4)前記グランド導体が、前記絶縁層上に設けた前記シールド層の外周側に接して設けられていてもよい。この構成によりケーブル端末部付近において、複数の信号用導体とシールド層との間隔を小さくすることができ、良好なシールド効果が得られる。
(5)前記シールドフラットケーブルの長手方向の端部において、前記絶縁層に、前記接地用導体が前記信号用導体よりも長く露出する切り欠き部と、前記切り欠き部に隣接するとともに前記信号用導体と重畳する凸部が設けられ、前記シールドフラットケーブルの長手方向において、前記グランド導体の一方の側面は、前記凸部の側面に沿うように設けられ、前記グランド導体の他方の側面は、前記切り欠き部の側面に沿うように設けられ、前記グランド導体と前記接地用導体は、前記切り欠き部と重畳する位置で電気的に接続され、前記グランド導体と前記シールド層は、凸部と重畳する位置で電気的に接続されている。この構成により絶縁層の上面と接地用導体の露出面との段差の影響を小さくし、グランド導体と接地用導体との電気的接続を確実にすることができる。
(6)前記接地用導体が、他の前記信号用導体よりも配列方向の幅が広く形成されていてもよい。この構成より、グランド導体を介してシールド層を確実にコネクタの接地用端子へ接続することができる。
(7)前記グランド導体が、一対の前記絶縁層の周囲に設けられ、前記シールド層が、一対の前記絶縁層のそれぞれの外周側で前記グランド導体に接して設けられていてもよい。この構成により、絶縁層を介して信号用導体の並列面を挟むようにシールド層を設けることができるため、良好なシールド効果を得ることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明のシールドフラットケーブルに係る好適な実施形態について説明する。以下の説明において、異なる図面においても同じ符号を付した構成は同様のものであるとして、その説明を省略する場合がある。なお、本発明はこれらの実施形態での例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内および均等の範囲内におけるすべての変更を含む。また、複数の実施形態について組み合わせが可能である限り、本発明は任意の実施形態を組み合わせたものを含む。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るシールドフラットケーブルの概略を示す図であり、図1(A)は斜視図、図1(B)は、図1(A)の1B-1Bにおける断面図である。
本実施形態によるシールドフラットケーブル1は、複数本の平形導体11、絶縁層21,22、グランド導体31、および、シールド層41から構成される。シールドフラットケーブル1は、例えば、断面が平形形状でX軸方向に延びる平形導体11をY軸方向に複数本平行に並べ、平形導体11の並列面(XY平面)と直交する方向(Z方向)の両面を絶縁層21.22により挟んで被覆したフラットケーブルが用いられる。シールドフラットケーブル1の少なくとも一方の端部には、図中のZ軸方向上側にある絶縁層22を除去してケーブル端末部(幅Aの部分)が形成され、平形導体11が露出されている。このケーブル端末部が、シールドフラットケーブル1をコネクタと接続した際の接続端子部となる。なお、ケーブル端末部は、端部の絶縁層22を始めから存在させず、接続端子部となる平形導体11を露出させて形成してもよい。
平形導体11の並列面(XY平面)の少なくとも最外側に位置する平形導体11は、接地用平形導体12として構成されており、図示しないコネクタと接続された際に、コネクタの接地用端子に接続される。接地用平形導体12を除く中央部の平形導体11は、信号用として用いられるが、これらの中の所定の平形導体11は接地されるようにしてもよい。信号用の平形導体11は、例えば、銅箔、錫メッキ軟銅箔等の金属からなり、例えば、厚さが10μm~100μmで、幅が0.2~0.8mm程度であり、ピッチPが0.4~2.0mmの適宜の大きさで配列される。この平形導体11の配列状態は、絶縁層21,22により挟まれて保持される。なお、接地用平形導体12は、複数本の平形導体11から構成されてもよく、また、Y軸方向の幅が平形導体11の幅よりも広く形成されていてもよい。
図1(A)、図1(B)に示すように、上側の絶縁層22の上に配置されたグランド導体31が、平形導体11の並列面の少なくとも一方の最外側に位置する接地用平形導体12と電気的に接続するように設けられている。このため、後述するように、接地用平形導体12の上側の絶縁層22は、グランド導体31と接触する部分が除去されて露出される。本実施形態では、グランド導体31と絶縁層22の外周側には、シールド層41が設けられている。このように、グランド導体31は、一方の絶縁層22のグランド導体31が設けられる載置部分の並列方向外側で、接地用平形導体と電気的に接続される。なお、本発明において、外周側とは、平形導体11を内側として、平形導体11の並列面の上下両面の外側方向および左右端面の外側方向のいずれか一方または両方を意味している。
絶縁層21,22は、その内面(接合面)に接着層(図示省略)を有する。絶縁層21,22自体は、柔軟性に優れた一般的な樹脂フィルムが使用され、例えば、ポリエステル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリイミド樹脂等の汎用性のある樹脂フィルムを用いることができる。この樹脂フィルムの厚さとしては、9μm~100μmのものが用いられる。ポリエステル樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリブチレンナフタレート樹脂等の樹脂材料が挙げられる。なお、これらの樹脂フィルムのうち、電気的特性、機械的特性、コスト等の観点からは、ポリエチレンテレフタレート樹脂の使用が好ましい。
また、絶縁層21,22の接着層としては、樹脂材料からなるものが使用され、例えば、ポリエステル系樹脂やポリオレフィン系樹脂に難燃剤を添加した接着剤などが挙げられる。この接着層は、10μm~150μmの範囲の適宜の厚さで形成される。絶縁層21,22は、平形導体11を挟んで接着層を向き合わせ、加熱ローラで熱を加えながら接合することにより貼り合わされ一体化される。なお、ケーブル端末部の平形導体11の露出面とは反対側に、補強板を設けてもよい。さらに、絶縁層21,22は、接着層を用いずに、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、あるいはポリフェニレンサルファイド等の単層の樹脂等で形成してもよい。この場合、樹脂の厚さを例えば300μm程度にしてもよい。
グランド導体31は、例えば、アルミニウム箔や銅箔等の金属箔に導電性接着層を有する2層構造のものなどが使用される。このグランド導体31のケーブル端末部側の先端は、露出されている平形導体11と電気短絡が生じない程度の距離L(0.2mm~10mm)を隔てた後方に、端部エッジが位置するように貼り付けられる。グランド導体31に設けた導電性接着層は、グランド導体31と接地用平形導体12との電気的に接続に用いられる。
シールド層41は、全体の厚みが30μm程度で、絶縁層、金属層、導電性接着層の3層構造からなるもの、あるいは、金属層と導電性接着層の2層構造からなるものが用いられ、その導電性接着層を内側にしてグランド導体31と絶縁層22に貼付される。貼り付けの形態としては、図1(A)、図1(B)に示すように、平形導体11の露出面側の片面で、少なくとも複数の平形導体11の配列部を覆うように設けられている。これ以外に、幅広のフィルムで片面全体覆うように設けてもよい。このように、シールド層41の導電性接着層は、シールド層41とグランド導体31との電気的接続に用いられる。
次に、本実施形態のシールドフラットケーブルの製造方法の一例について説明する。図2から図5は、それぞれ本発明の第1の実施形態に係るシールドフラットケーブルの製造過程の一例を説明するための図である。図2から図5において、それぞれ(A)は上方から見た図、(B)は断面図を示し、例えば、図2(B)は、図2(A)における2B-2Bでの断面図である。
図2(A)、図2(B)に示すように、複数本の平形導体11とその外側に接地用平形導体12を平行に並べ、その並列面の上下を、内側に接着層を設けた絶縁層21,22の間に挟み込み、加熱ローラで熱を加えながら接合することにより、平形導体11の両面に絶縁層21,22を貼り合わされ一体化された長尺のフラットケーブルを作製する。本実施形態では、平形導体11よりも幅の広い接地用平形導体12をフラットケーブルの両側面側に2本ずつ設けた例を示している。なお、接地用平形導体12は両側面側に1本ずつ設けてもよく、片方の側面側にのみ設けてもよい。
次に、図3(A)とその3B-3Bでの断面図である図3(B)に示すように、フラットケーブルの端子となる部分の一方の絶縁層、ここでは、上側の絶縁層22をケーブル端末部の端子となる幅Aだけ、例えばレーザ加工によって除去し、複数本の平形導体11と接地用平形導体12を露出させる。その際に、後ほどグランド導体31と電気的に接続される接地用平形導体12の上側の絶縁層22の部分についても、グランド導体31の幅よりも若干広い幅Bだけ余計に除去し、接地用平形導体12についてはA+Bの長さ分だけ露出させる。
なお、複数本のシールドフラットケーブルを作製する場合は、製造効率を高めるために、1本目のシールドフラットケーブルの後端の端子部とこのシールドフラットケーブルに続く2本目シールドフラットケーブルの前端の端子部を同時に形成し、最後に図3(A)に示す2点鎖線で示す分割線C-Cに沿って分割している。このため、図3(A)では、複数本の平形導体11と接地用平形導体12の露出面はH形に形成される。
一方の絶縁層22から所定の形状に平形導体11を露出させる方法としては、上記のようにレーザ加工によって絶縁層22に開口部を設ける方法の他に、予め絶縁層22の所定位置にH形形状の開口部を設けておく方法でもよい。後者の場合、平形導体11と接地用平形導体12を絶縁層21と開口部を設けた絶縁層22の間に挟み込んで、フラットケーブルを作製し、その後、開口部の箇所で分離すればよい。
次に、図4(A)とその4B-4Bでの断面図である図4(B)に示すように、ケーブル端末部の端子となる幅Aの部分を残して、グランド導体31を絶縁層22と接地用平形導体12の露出面に貼り付ける。グランド導体31には、その内側に導電性接着層が設けられているため、グランド導体31と接地用平形導体12とが電気的に接続される。この場合、グランド導体31と平形導体11とが接触しないように位置決めされる。また、絶縁層22の上面と接地用平形導体12の露出面とは絶縁層22の厚さだけ段差が生じることから、この段差の影響を小さくするために、接地用平形導体12とこの接地用平形導体12に隣接する平形導体11との間隔を、平形導体11間の間隔よりも予め大きくしておいてもよい。また、接地用平形導体12の幅(X方向)を広くすることによっても、グランド導体31と接地用平形導体12との電気的接続を確実にすることができる。
次に、図5(A)とその5B-5Bでの断面図である図5(B)に示すように、シールド層41を、ケーブル端末部の端子となる幅Aの部分を残して、グランド導体31と絶縁層22の上面に、少なくとも、複数の平形導体11の配列部を覆うように貼り付ける。本実施形態では、シールド層41は、シールドフラットケーブル1の絶縁層22側の片面だけに設けているが、上下面を含む全周にわたって巻き付けるようにしてもよい。その後、前後のシールドフラットケーブルを分離するために、分割線C-Cに沿って、フレキシブルフラットケーブルを切断する。なお、フレキシブルフラットケーブルの切断は、グランド導体31を貼り付ける前に行ってもよい。
本実施形態では、グランド導体31をシールドフラットケーブル端末側の絶縁層22の外周側に設けるようにしたが、グランド導体31をシールドフラットケーブル1の長手方向中央部分の絶縁層22の外周側に設けるようにしてもよい。この場合、シールドフラットケーブル1の長手方向中央部分において、接地用平形導体12を覆う絶縁層22を除去して、接地用平形導体12を露出させる。そして、露出した接地用平形導体12と絶縁層22の上にグランド導体31を貼り、さらに、シールド層41を貼るとよい。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態に係るシールドフラットケーブルの概略を示す図であり、図6(A)は斜視図、図6(B)は、図6(A)の6B-6Bにおける断面図である。第1の実施形態では、グランド導体31をシールド層41の内側に設けているが、本実施形態で示すように、グランド導体31をシールド層41の外側に設けてもよい。
本実施形態によるシールドフラットケーブル1は、図6(A)に示すように、複数本の平形導体11、絶縁層21,22、グランド導体31、および、シールド層41から構成され、平形導体11の並列面(XY平面)の少なくとも一方の最外側に位置する平形導体11は、接地用平形導体12として構成されている。シールドフラットケーブル1は、第1の実施形態と同様のフラットケーブルが用いられ、シールドフラットケーブル1の少なくとも一方の端部は、図中のZ軸方向上側にある一方の絶縁層22を除去して接続端子部となるケーブル端末部(幅A)が形成されている。そして、一方の絶縁層22の上側(外周側)には、シールド層41が、少なくとも複数の平形導体11の配列部を覆うように設けられており、さらに、シールド層41の外周側に設けたグランド導体31により、接地用平形導体12とシールド層41とが電気的に接続されている。
シールド層41を除く他の構成部材については、第1の実施形態と同じのものが用いられる。第1の実施形態におけるシールド層41は、絶縁層、金属層、導電性接着層の3層構造からなるもの、あるいは、金属層と導電性接着層の2層構造からなるものが用いられたが、本実施形態では、絶縁層、金属層、接着層の3層構造からなるもの、あるいは、金属層、接着層の2層構造からなうものが用いられる。そして、シールド層41とこのシールド層41の外周側に設けられたグランド導体31とを電気的に接続するために、シールド層41のグランド導体31と重なる部分に絶縁層がある場合は、この部分の樹脂層が取り除かれて、別途、導電性接着剤によって、シールド層41の金属層とグランド導体31とが電気的に接続される。その他の構成部材については、第1の実施形態と同じものを用いることができるので、それらの説明は省略する。
次に、本実施形態のシールドフラットケーブル1の製造方法の一例について説明する。図7から図9は、それぞれ本発明の第1の実施形態に係るシールドフラットケーブルの製造過程の一例を説明するための図である。
図7(A)とその7B-7B断面図である図7(B)に示すように、複数本の平形導体11とその外側に接地用平形導体12を平行に並べ、その並列面の上下を、内側に接着層を設けた絶縁層21,22の間に挟み込み、加熱ローラで熱を加えながら接合することにより、平形導体11の両面に絶縁層21,22を貼り合わされ一体化された長尺のフラットケーブルを作製する。さらに、シールド層41の接着層を絶縁層22側に向けた状態で、少なくとも平形導体11の外周側を覆うように貼り付ける。なお、シールド層41の貼り付けは、フラットケーブの作成と同時に行ってもよく、絶縁層22の全面を覆うように設けてもよい。
次に、図8(A)とその8B-8Bでの断面図である図8(B)に示すように、フラットケーブルの端子となる部分の一方の絶縁層22を、ケーブル端末部の端子となる幅Aだけ、例えばレーザ加工によって除去し、複数本の平形導体11と接地用平形導体12を露出させる。その際に、接地用平形導体12の上側の絶縁層22の部分についても、グランド導体31の幅よりも若干広い幅Bだけ余計に除去し、接地用平形導体12についてはA+Bの長さ分だけ露出させる。複数本の平形導体11と接地用平形導体12の露出面をH形に形成する点は、第1の実施形態と同様である。本実施形態では、平形導体11よりも幅の広い接地用平形導体12をフラットケーブルの両側面側に2本ずつ設けた例を示している。
本実施形態においても、予め開口部を設けた絶縁層22を用いることによって、平形導体11と接地用平形導体12とを露出させてもよい。この場合、予め絶縁層22とシールド層41とを貼り合わせた複合フィルムの所定位置にH形形状の開口部を設けた開口付きの複合フィルムを準備し、この複合フィルムと絶縁層21との間に、平形導体11と接地用平形導体12を挟み込んで、フラットケーブルを作製し、その後、開口部の箇所で分離すればよい。
次に、図9(A)とその9B-9Bでの断面図である図9(B)に示すように、グランド導体31をケーブル端末部の端子となる幅Aの部分を残して、シールド層41の上面と接地用平形導体12の露出面に貼り付ける。この場合、シールド層41が樹脂層、金属層、接着層の3層構造の場合は、グランド導体31を貼り付ける面の樹脂層を除去する。グランド導体31には導電性接着層が設けられているため、グランド導体31、シールド層41、および、接地用平形導体12が電気的に接続される。この場合、グランド導体31と平形導体11とが接触しないように位置決めされる。
また、シールド層41の上面と接地用平形導体12の露出面とは、絶縁層22とシールド層41の厚さだけ段差が生じることになる。この段差は、第1の実施形態よりも大きくなるため、この段差の影響を小さくするために、接地用平形導体12とこの接地用平形導体12に隣接する平形導体11との間隔を、第1の実施形態よりもさらに大きくするようにしてもよい。
本実施形態では、グランド導体31をシールドフラットケーブル端末側の絶縁層22の外周側に設けるようにしたが、グランド導体31をシールドフラットケーブル1の長手方向中央部分の絶縁層22の外周側に設けるようにしてもよい。この場合、シールドフラットケーブル1の長手方向中央部分において、接地用平形導体12を覆う絶縁層22を除去して、接地用平形導体12を露出させる。そして、露出した接地用平形導体12とシールド層41の上にグランド導体31を貼るとよい。
(第3の実施形態)
図10は、本発明の第3の実施形態に係るシールドフラットケーブルのグランド導体部分での断面図である。
第1、第2の実施形態では、シールド層41は、シールドフラットケーブル1の片面側に設けているが、本実施形態で示すように、シールド層を両面に設けてもよい。この場合、図10に示すように、グランド導体31’を絶縁層22側だけでなく、反対側の絶縁層21側にも位置するように、絶縁層21,22の外周を取り囲むように設ける。そして、シールド層41,42がそれぞれ絶縁層22,21の外周側に設けるようにする。これによって、対ノイズ特性の向上を図ることができる。また、シールド層41,42を絶縁層21,22のそれぞれに設ける代わりに、フラットケーブルの全周を囲むように設けてもよい。
以上、各実施形態では、グランド導体31をシールドフラットケーブルの端部に設けることによって、シールド層41と接地用平形導体12を電気接続したが、グランド導体31をシールドフラットケーブルの中央部に設けることによって、シールド層41と接地用平形導体12を電気接続してもよい。この場合、グランド導体31は、シールド層41の上に設けられ、グランド導体31を設けた箇所の接地用平形導体12を覆う絶縁層22が予め除去される。そして、グランド導体31を介してシールド層41と接地用平形導体12が電気接続される。また、ケーブル端末部において平形導体を露出させる方法としては、絶縁層を除去する以外に、予め、平形導体を露出させる部分を除いて絶縁層を設けてもよい。
1…シールドフラットケーブル、11…平形導体、12…接地用平形導体、21,22…絶縁層、31,31'…グランド導体、41,42…シールド層。

Claims (7)

  1. 平行に配列された複数本の信号用導体と、前記信号用導体の並列方向で最外の信号用導体に隣接する接地用導体と、前記信号用導体と前記接地用導体の並列面の両面に貼り合わされた一対の絶縁層と、該絶縁層の少なくとも一方を覆うシールド層を有し、一方の前記絶縁層の長さ方向の端部から所定の範囲まで前記信号用導体及び前記接地用導体が露出したケーブル端末部が形成されたシールドフラットケーブルであって、
    前記接地用導体の露出範囲の一方の前記絶縁層の長さ方向の端部からの距離をLb、他の前記信号用導体の露出範囲の一方の前記絶縁層の長さ方向の端部からの距離をLaとしたとき、
    Lb>La
    であり、
    少なくとも一方の前記絶縁層の外周側に設けられ、前記ケーブルの幅方向にわたって延在するグランド導体が、一方の前記絶縁層の長さ方向の端部から距離Laと距離Lbとの間の範囲において、前記接地用導体と前記シールド層とに電気的に接続されているシールドフラットケーブル。
  2. 平行に配列された複数本の導体と、複数本の該導体の並列面の両面に貼り合わされた一対の絶縁層と、該絶縁層の少なくとも一方を覆うシールド層と、少なくとも一方の前記絶縁層の外周側に設けたグランド導体を有し、一方の前記絶縁層の長さ方向の端部で前記導体が露出したケーブル端末部が形成されたシールドフラットケーブルであって、
    複数本の導体は、平行に配列された複数本の信号用導体と、前記信号用導体の並列方向で最外の信号用導体の内の一方に隣接する第1接地用導体と、前記信号用導体の並列方向で最外の信号用導体の内の他方に隣接する第2接地用導体と、を有し、
    前記シールド層は、
    前記並列方向での一方の側面が前記第1接地用導体と前記一方の信号用導体の間に設けられ、
    前記並列方向での他方の側面が前記第2接地用導体と前記他方の信号用導体の間に設けられ、
    前記グランド導体は、
    前記絶縁層に設けられた第1開口部を介して前記第1接地用導体と電気的に接続し、
    前記絶縁層に設けられた第2開口部を介して前記第2接地用導体と電気的に接続し、
    前記第1開口部と前記第2開口部とに挟まれた領域で前記シールド層と電気的に接続されているシールドフラットケーブル。
  3. 前記グランド導体が、前記絶縁層と前記シールド層との間に設けられている請求項1又は請求項2に記載のシールドフラットケーブル。
  4. 前記グランド導体が、前記絶縁層上に設けた前記シールド層の外周側に接して設けられている請求項1又は請求項2に記載のシールドフラットケーブル。
  5. 前記シールドフラットケーブルの長手方向の端部において、
    前記絶縁層に、前記接地用導体が前記信号用導体よりも長く露出する切り欠き部と、前記切り欠き部に隣接するとともに前記信号用導体と重畳する凸部が設けられ、
    前記シールドフラットケーブルの長手方向において、
    前記グランド導体の一方の側面は、前記凸部の側面に沿うように設けられ、前記グランド導体の他方の側面は、前記切り欠き部の側面に沿うように設けられ、
    前記グランド導体と前記接地用導体は、前記切り欠き部と重畳する位置で電気的に接続され、
    前記グランド導体と前記シールド層は、凸部と重畳する位置で電気的に接続されている、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のシールドフラットケーブル。
  6. 前記接地用導体が、他の前記信号用導体よりも配列方向の幅が広く形成されている請求項1~5のいずれか1項に記載のシールドフラットケーブル。
  7. 前記グランド導体が、一対の前記絶縁層の周囲に設けられ、前記シールド層が、一対の前記絶縁層のそれぞれの外周側で前記グランド導体に接して設けられている請求項1~ 6のいずれか1項に記載のシールドフラットケーブル。
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