JP7005386B2 - 機械式格納装置 - Google Patents
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Description
スラットコンベヤを用いた機械式駐車装置は一般に、所定方向に延びた走行レーンを走行し車両を搬送する搬送装置と、走行レーンに沿って複数設けられて車両を格納する格納棚とを備え、搬送装置及び格納棚の両方に、スラットコンベヤが設けられている。そして、それぞれに設けられたスラットコンベヤを用いて、搬送装置と格納棚との間で車両の受け渡しを行っている。
本発明の第1態様に係る機械式格納装置は、周方向の一部のみにスラットが設けられた格納棚側スラットコンベヤを有し、該格納棚側スラットコンベヤの前記スラット上に被格納物を載置することで前記被格納物を格納する格納棚と、駆動装置によって駆動する搬送装置側スラットコンベヤを有し、該搬送装置側スラットコンベヤ上に搭載した前記被格納物を前記格納棚に搬送する搬送装置と、前記格納棚側スラットコンベヤの前記スラットの位置を検出する検出部と、前記スラットの(前記格納棚に前記被格納物が格納されていない状態における)第1適正位置を記憶する記憶部及び前記検出部が検出した前記スラットの位置と前記第1適正位置とのずれ量を導出する導出部と、前記搬送装置側スラットコンベヤ上に搭載された前記被格納物が前記ずれ量に応じた距離移動するように前記駆動装置を制御する駆動制御部と、を有する制御部と、を備え、前記被格納物が前記ずれ量に応じて移動した状態で、前記格納棚側スラットコンベヤと前記搬送装置側スラットコンベヤとを連結するとともに、前記格納棚側スラットコンベヤ及び前記搬送装置側スラットコンベヤを駆動させることで、前記搬送装置側スラットコンベヤ上の前記被格納物を前記格納棚側スラットコンベヤの前記スラット上に移送する。
このように格納棚側スラットコンベヤの一部のみにスラットを設けた構成とすることで、格納棚スラットコンベヤの全周にスラットを設ける構成と比較して、スラットの少ない簡易な構成とすることができる。これにより、格納棚側スラットコンベヤを容易に製造できるとともに、製造コストを低減することができる。また、スラットのメンテナンスを容易化することができる。
また、第1検知板は、格納側スラットコンベヤの幅方向の全域から突出するように設けられている。このように、第1センサが距離を測定する対象となる検知板を比較的大きく形成しているので、容易かつ確実にスラットの位置を検出することができる。よって、例えば、センサが検知する検知対象が小さい場合、搬送用装置が格納棚に被格納物を格納する際に通常停止する位置とずれた位置に停止したときには、センサが検知対象を検知することができない可能性があるが、上記構成では、第1検知板を比較的大きく形成しているので、搬送用装置が通常の位置とずれた位置で停止したときであっても、第1センサによって第1検知板を検知し、距離を測定することができる。
よって、格納棚側スラットコンベヤの一部のみにスラットを設けた構成とするとともに、格納棚に複数の被格納物を格納することができる。
このように格納棚側スラットコンベヤの一部のみにスラットを設けた構成とすることで、格納棚スラットコンベヤの全周にスラットを設ける構成と比較して、スラットの少ない簡易な構成とすることができる。これにより、格納棚側スラットコンベヤを容易に製造できるとともに、製造コストを削減することができる。
また、光電センサ部材は、超音波センサ等の距離を測定可能なセンサと比較して、比較的安価であるので、上記構成とすることで、製造コストを低減することができる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態について、図1から図8を用いて説明する。
本実施形態では、本発明に係る機械式格納装置を、車両(被格納物)2を格納する機械式駐車装置1に適用する例について説明する。
本実施形態に係る機械式駐車装置(機械式格納装置)1は、複数階の駐車フロアを有しており、車両2の入庫を行う入庫バース(図示省略)と、車両2の出庫を行う出庫バース(図示省略)と、入庫バース及び出庫バースと各駐車フロアとの間で車両2の昇降を行うリフト(図示省略)と、を具備している。また、図1に示すように、各駐車フロアには、車両2が格納される多数の格納棚3と、リフトと格納棚3との間を走行し車両2を搬送する搬送台車(搬送装置)4と、が設けられている。すなわち、本実施形態に係る機械式駐車装置1は、いわゆる平面往復式の駐車装置である。
また、機械式駐車装置1は、各種機器を制御する制御装置(制御部)5を備えている(図7参照)。
搬送台車4は、走行レーンに対してスライド移動可能に支持される本体部7と、本体部7に対して支持されていて、車両2の前輪が載置される第1搬送台車スラットコンベヤ(搬送装置側スラットコンベヤ)8と、本体部7に対して支持されていて車両2の後輪が載置される第2搬送台車スラットコンベヤ(搬送装置側スラットコンベヤ)9と、第1搬送台車スラットコンベヤ8及び第2搬送台車スラットコンベヤ9を駆動する駆動装置10と、駆動装置10の駆動力を格納棚3に設けられたスラットコンベヤ(詳しくは後述する)に伝達するクラッチ機構11と、超音波の送受信を行う超音波センサ(第1センサ)12と、を備えている。
第1搬送台車スラットコンベヤ8は、走行レーンの延在方向に延びる2本のローラ13と、2本のローラ13の前端及び後端に巻かれる2本のチェーン14と、2本のチェーン14を架設するように設けられる複数のスラット15と、を有する。2本のローラ13は、左右方向に所定距離離間して配置されている。2本のローラ13のうちの1本は駆動装置10に連結されている。また、複数のスラット15は、チェーン14の周方向の全域に亘って設けられている。
ローラ13は、駆動装置10の駆動力によって、走行レーンの延在方向に延びる中心軸を中心に回転する。ローラ13が回転することで、チェーン14がローラ13に従動して回転する。また、チェーン14の回転に伴って、チェーン14に設けられているスラット15が移動する。このとき、スラット15は、車両2が載置される面において、車幅方向に移動する。このようにして、第1搬送台車スラットコンベヤ8上に載置されている車両2は、横行(すなわち、車幅方向への移動)可能となっている。
超音波センサ12は、第2搬送台車スラットコンベヤ9よりも後方部分の本体部7に設けられている。本実施形態の超音波センサ12は、搬送台車4の上面に沿うように超音波を発信するとともに、検知板24の前後方向の延在方向に対して、傾斜する角度で超音波を発信している。超音波センサ12は、計測したデータを制御装置5に送信している。
第1搬送台車スラットコンベヤ8及び第2格納棚スラットコンベヤ23は、第1搬送台車スラットコンベヤ8及び第2搬送台車スラットコンベヤ9とは異なり、ローラ26が伝達部17に連結されている。第1搬送台車スラットコンベヤ8及び第2格納棚スラットコンベヤ23は、伝達部17を介して伝達される駆動装置10の駆動力によって駆動する。
検知板24は、板状の部材であって、第2格納棚スラットコンベヤ23のスラット設置領域以外の領域に設けられている。本実施形態では、スラット設置領域以外の領域のチェーン周方向の略中央に設けられている。検知板24は、第2格納棚スラットコンベヤ23の幅方向(すなわち、前後方向)の略全域から、チェーン27に対して垂直方向に突出するように設けられている。また、検知板24は、スラット28との周方向の距離を一定に維持するように設けられている。
伝達部17には、伝達部17の駆動力を第1格納棚スラットコンベヤ22及び第2格納棚スラットコンベヤ23に伝達する連結部29が係合している。
まず、本処理が実行されると、制御装置5は、まず、超音波センサ12によって計測された超音波センサ12から検知板24までの距離を取得する(S1)。次に、制御装置5は、記憶部32に記憶した検知板24の適正位置と超音波センサ12との距離である適正距離を呼び出すとともに、導出部33によって、S1で取得した距離と適正距離との差を算出する(S2)。すなわち、S2では、導出部33がS1で取得した距離の値から適正距離の値を減算することで、コンベヤずれ量εを導出する。そして、S2では、コンベヤずれ量εが所定の許容値よりも大きいか否かを判断する。
入庫バースに入庫した車両2は、入庫バースに設けられたスラットコンベヤ上に停車する。入庫バースのスラットコンベヤ上に車両2が停車すると、当該スラットコンベヤを駆動させて車両2を横行させる。車両2の横行先にはリフトが待機しており、横行する車両2はリフト側のスラットコンベヤに移送され、リフトに車両2が搭載される。リフトに搭載された車両2は、目的とする格納庫が設けられているフロアまで移動する。目的のフロアに到着すると、リフトに設けられたスラットコンベヤを駆動させて車両2を横行させる。車両2の横行先には、第1搬送台車スラットコンベヤ8及び第2搬送台車スラットコンベヤ9を駆動させている搬送台車4が待機しており、横行する車両2は、リフトから第1搬送台車スラットコンベヤ8及び第2搬送台車スラットコンベヤ9に移送される。第1搬送台車スラットコンベヤ8及び第2搬送台車スラットコンベヤ9に車両2が搭載されると、搬送台車4の車幅方向の略中央まで車両2を移動させ、第1搬送台車スラットコンベヤ8及び第2搬送台車スラットコンベヤ9の駆動を停止する。このようにして、搬送台車4に車両2を搭載する。車両2を搭載した搬送台車4は、走行レーンを走行し、目的の格納棚3に隣接する領域で停止する。これにより、搬送台車4と格納棚3とが並んだ状態となる(図1等参照)。このとき、第1搬送台車スラットコンベヤ8の前後方向の位置は、第1格納棚スラットコンベヤ22の前後方向の位置と同位置となっている。また、第2搬送台車スラットコンベヤ9の前後方向の位置は、第2格納棚スラットコンベヤ23の前後方向の位置と同位置となっている。
所定の許容値よりも大きい値である場合には、図5に示すように、ずれ量εと同じ補正量xに応じた距離分、車両2を移動させる。図5では、計測した距離が適正距離よりも短い場合を図示している。すなわち、計測距離から適正距離を減算したずれ量εがマイナスとなる場合を図示している。この場合には、図示されているように、車両2が右方向に移動するように、駆動装置10を駆動する。なお、このときには、図5(b)に示されているように、クラッチ機構11と伝達部17とは連結されていない。補正量x分、車両2を移動させると、次に、図6に示すように、クラッチ機構11を伝達部17に連結するとともに(図6(b)参照)、車両2が格納庫側に移動するように駆動装置10を駆動する。このとき、所定の駆動距離分に補正量x分を減じた距離分移動するように、駆動装置10を駆動する。すなわち、図4に示すように、ずれ量ε(補正量x)がマイナスである場合には、補正量xに応じて移動させた距離を加算した距離分移動することになる。車両2が格納庫側に移動すると、図2及び図3に示すように車両2が搬送台車4から格納棚3に移送され、格納棚3に格納される。車両2が格納棚3に格納されると、クラッチ機構11と伝達部17とを切り離し、連結を解除する(図3(b)参照)。
車両2の出庫時には、まず、搬送台車4が走行レーンを走行し、出庫する格納棚3に隣接する領域で停止する。これにより、搬送台車4と格納棚3とが並んだ状態となる。この状態で、クラッチ機構11と伝達部17とを連結させて、駆動装置10を駆動する。このとき、制御装置5は、車両2が所定の駆動距離移動するように駆動装置10を駆動する。車両2が所定の駆動距離分、移動すると格納棚3から搬送装置への車両2の移送が完了する。移送が完了すると、クラッチ機構11と伝達部17との連結が解除される。連結が解除されると、搬送台車4は走行レーンを走行し、車両2をリフトに移送する。車両2を搭載したリフトは、出庫バースが設けられたフロアまで移動し、当該フロアで出庫バースに設けられたスラットコンベアに車両2を移送する。このようにして、出庫が行われる。
このように、本実施形態における機械式駐車装置1では、車両2の出庫時には、スラット設置領域の位置ずれ量の検出及び補正等は行わない。
本実施形態では、被格納物を格納棚3に格納する際に、第1搬送台車スラットコンベヤ8及び第2搬送台車スラットコンベヤ9の上に搭載された車両2を、ずれ量εに応じて移動させている。これにより、搬送台車4から格納棚3に車両2を移送する際に、第1搬送台車スラットコンベヤ8及び第2搬送台車スラットコンベヤ9上を移動する車両2が、第1搬送台車スラットコンベヤ8及び第2搬送台車スラットコンベヤ9の格納棚3側の端部に到達したときに、第1格納棚スラットコンベヤ22及び第2格納棚スラットコンベヤ23のスラット設置領域の位置を、資料を受け取り可能な位置とすることができる。すなわち、第1格納棚スラットコンベヤ22及び第2格納棚スラットコンベヤ23の上面と、第1格納棚スラットコンベヤ22及び第2格納棚スラットコンベヤ23の上面とが略連続した状態とすることができる。したがって、第1格納棚スラットコンベヤ22及び第2格納棚スラットコンベヤ23の一部のみにスラット28を設けた構成においても、確実に車両2をスラット28(スラット設置領域)上に載置することができる。
次に、第2実施形態について図9を用いて説明する。
本実施形態では、格納棚43に複数の車両2を格納可能である点、搬送台車4に2つの超音波センサを設けている点及び第2格納棚スラットコンベヤ23に検知板24を2つ設けている点で、主に第1実施形態と異なる。第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る機械式駐車装置41の下面超音波センサ42bは、上面超音波センサ42aと同様の構成であって、送波器により超音波を対象物(本実施形態では、後述する第2検知板44b)に向け発信するとともに、対象物からの反射波を受波器で受信することにより、対象物までの距離を検出する。本実施形態の下面超音波センサ42bは、搬送台車4が格納棚43に並んで停止した状態において、下面超音波センサ42bと第2検知板44bとの距離を計測している。また、下面超音波センサ42bは、第2搬送台車スラットコンベヤ9よりも後方部分の本体部7に設けられている。また、本体部7の下面に固定されている。
なお、搬送台車4から格納棚に車両2を移送する段階以外は、第1実施形態と同様のため説明を省略する。また、移送段階においても、第1実施形態と同様の部分は説明を省略する。
本実施形態では、下面超音波センサ42bが、搬送台車4の車両2が搭載される面と反対側の面に設けられるとともに、第2格納棚スラットコンベヤ47の下面に位置する第2検知板44bとの距離を計測している。これにより、すでに格納棚43に車両2が格納されている状態においても、格納されている車両2に邪魔されることなく、スラット設置領域のずれ量を導出することができる。したがって、すでに格納棚に車両2が格納されている状態においても、車両2を移送する際に、確実に車両2をスラット設置領域上に載置できる。
よって、第1格納棚スラットコンベヤ(図9では図示省略)及び第2格納棚スラットコンベヤ47の一部のみにスラット28を設けた構成とするとともに、格納棚43に複数の車両2を格納することができる。
次に、第3実施形態について図10を用いて説明する。
本実施形態に係る機械式駐車装置51では、超音波センサ12を設ける代わりに、上面光電センサ(第1光電センサ部材)52a及び下面光電センサ(第2光電センサ部材)52bを設けている点が第1実施形態と異なる。また、第2格納棚スラットコンベヤ53に設ける検知板54の位置が、第1実施形態と異なる。第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第2格納棚スラットコンベヤ53には、検知板54が設けられている。検知板54は、スラット設置領域が適正位置にあるときに、第2格納棚スラットコンベヤ53の側面に位置するように配置されている。すなわち、位相ずれ量が第2格納棚スラットコンベヤ53の軸の回転角90度に相当する量に達すると、検知板54が第2格納棚スラットコンベヤ53の上面または下面に位置するように配置されている。
上記構成では、検知板54が、スラット設置領域が適正位置にあるときに、第2格納棚スラットコンベヤ53の側面に位置するように配置されている。すなわち、スラット設置領域が適正位置に位置している場合には、上面光電センサ52a及び下面光電センサ52bが検知板54を検知しない(図10(a)参照)。これにより、何れの光電センサも検知板54を検知しない場合には、スラット設置領域が適正位置に位置していると判断することができる。
一方、図10(b)で示すように、どちらかの光電センサが検知板を検出した場合には(図10(b)では、下面光電センサ52bが検知板を検出した場合を図示している)、スラット設置領域が適正位置にないと判断することができる。
このように、本実施形態の構成では、スラット設置領域が適正位置に位置しているか否かを判断することができる。したがって、スラット設置領域が適正位置に位置していると判断した場合に、搬送台車4上に搭載されている車両2を格納棚50に移送するようにすることで、車両2をスラット設置領域状に載置することができ、確実に車両2を格納棚50に格納することができる(図10(c)及び図10(d)参照)。
よって、本実施形態においても、第1格納棚スラットコンベヤ(図10では図示省略)及び第2格納棚スラットコンベヤ53の一部のみにスラット28を設けた構成とすることができる。
例えば、上記各実施形態では、本発明を機械式駐車装置1に適用する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明は、搬送台車と格納棚との間でスラットコンベヤを用いて被格納物の移送を行う装置であれば適用可能であり、例えば、自動倉庫等に適用してもよい。
2 車両(被格納物)
3 格納棚
4 搬送台車(搬送装置)
5 制御装置(制御部)
7 本体部
8 第1搬送台車スラットコンベヤ(搬送装置側スラットコンベヤ)
9 第2搬送台車スラットコンベヤ(搬送装置側スラットコンベヤ)
10 駆動装置
11 クラッチ機構
12 超音波センサ(第1センサ)
13 ローラ
14 チェーン
15 スラット
16 連結部
17 伝達部
21 本体部
22 第1格納棚スラットコンベヤ(格納棚側スラットコンベヤ)
23 第2格納棚スラットコンベヤ(格納棚側スラットコンベヤ)
24 検知板(第1検知板)
26 ローラ
27 チェーン
28 スラット
29 連結部
31 検出部
32 記憶部
33 導出部
34 駆動制御部
41 機械式駐車装置(機械式格納装置)
42a 上面超音波センサ(第1センサ)
42b 下面超音波センサ(第2センサ)
43 格納棚
44a 第1検知板
44b 第2検知板
50 格納棚
51 機械式駐車装置(機械式格納装置)
52a 上面光電センサ(第1光電センサ部材)
52b 下面光電センサ(第2光電センサ部材)
54 検知板
Claims (4)
- 周方向の一部のみにスラットが設けられた格納棚側スラットコンベヤを有し、該格納棚側スラットコンベヤの前記スラット上に被格納物を載置することで前記被格納物を格納する格納棚と、
駆動装置によって駆動する搬送装置側スラットコンベヤを有し、該搬送装置側スラットコンベヤ上に搭載した前記被格納物を前記格納棚に搬送する搬送装置と、
前記格納棚側スラットコンベヤの前記スラットの位置を検出する検出部と、
前記格納棚に前記被格納物が格納されていない状態における前記スラットの第1適正位置を記憶する記憶部及び前記検出部が検出した前記スラットの位置と前記第1適正位置とのずれ量を導出する導出部と、前記搬送装置側スラットコンベヤ上に搭載された前記被格納物が前記ずれ量に応じた距離移動するように前記駆動装置を制御する駆動制御部と、を有する制御部と、を備え、
前記被格納物が前記ずれ量に応じて移動した状態で、前記格納棚側スラットコンベヤと前記搬送装置側スラットコンベヤとを連結するとともに、前記格納棚側スラットコンベヤ及び前記搬送装置側スラットコンベヤを駆動させることで、前記搬送装置側スラットコンベヤ上の前記被格納物を前記格納棚側スラットコンベヤの前記スラット上に移送する機械式格納装置。 - 前記検出部は、前記スラットとの周方向の距離を一定に維持するように前記格納棚側スラットコンベヤに設けられた第1検知板及び前記搬送装置の所定位置に設けられて前記第1検知板との距離を計測する第1センサを有し、前記第1センサが計測した前記第1検知板と該第1センサとの距離に基づいて前記スラットの位置を検出し、
前記第1検知板は、前記格納棚側スラットコンベヤの幅方向の略全域から突出するように設けられている請求項1に記載の機械式格納装置。 - 前記検出部は、前記スラットとの周方向の距離を一定に維持するように前記格納棚側スラットコンベヤに設けられた第2検知板及び前記搬送装置の所定位置に設けられて前記第2検知板との距離を計測する第2センサを有し、前記第2センサが計測した前記第2検知板と該第2センサとの距離によって前記スラットの位置を検出し、
前記第2センサは、前記搬送装置の前記被格納物が搭載される面と反対側の面に設けられるとともに、前記格納棚側スラットコンベヤの前記被格納物が載置される面と反対側の面に位置する前記第2検知板との距離を計測し、
前記記憶部は、前記スラットの第2適正位置を記憶していて、
前記導出部は、前記検出部が検知した前記スラットの位置と前記第2適正位置とのずれ量を導出し、
前記制御部は、前記搬送装置側スラットコンベヤ上に搭載された前記被格納物が、前記スラットの位置と前記第2適正位置とのずれ量に応じた距離移動するように前記駆動装置を制御する請求項2に記載の機械式格納装置。 - 周方向の一部のみにスラットが設けられた格納棚側スラットコンベヤを有し、該格納棚側スラットコンベヤの前記スラット上に被格納物を載置することで前記被格納物を格納する格納棚と、
駆動装置によって駆動する搬送装置側スラットコンベヤを有し、該搬送装置側スラットコンベヤ上に搭載した前記被格納物を前記格納棚に搬送する搬送装置と、
前記搬送装置の上面に設けられ、前記格納棚側スラットコンベヤの上面に沿うように検知光を投光する第1光電センサ部材と、
前記搬送装置の下面に設けられ、前記格納棚側スラットコンベヤの下面に沿うように検知光を投光する第2光電センサ部材と、
前記格納棚側スラットコンベヤの所定位置に設けられる検知板と、を備え、
前記検知板は、前記スラットが適正位置に位置する場合に、前記格納棚側スラットコンベヤの側面に位置するように配置されており、
前記第1光電センサ部材及び前記第2光電センサ部材が前記検知板を検知しない場合に、前記格納棚側スラットコンベヤと前記搬送装置側スラットコンベヤとを連結するとともに、前記格納棚側スラットコンベヤ及び前記搬送装置側スラットコンベヤを駆動させ、前記搬送装置側スラットコンベヤ上に載置されている前記被格納物を前記格納棚側スラットコンベヤの前記スラット上に移送する機械式格納装置。
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