JP7004856B2 - 流路板製造装置及び流路板製造方法 - Google Patents

流路板製造装置及び流路板製造方法 Download PDF

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Description

本開示は、熱交換素子に使用される流路板を製造する流路板製造装置及び流路板製造方法に関する。
流路板に給気流と排気流を流し熱交換をする熱交換素子として、対向流型熱交換素子がある。対向流型熱交換素子は、例えば、特許文献1に示すように、波形状の断面形状の流路を有する流路板を、交互に積層して形成される。
流路を流れる給気流又は排気流は、ファンにより送られるが、流路の圧力損失が大きいと、ファンに負荷がかかる。特許文献1に開示された熱交換素子の流路板において、流路の圧力損失を小さくする手段として、例えば、流路板の波形状の山部又は谷部の頂部の一部をなくし、流路の断面積を大きくすることが考えられる。
国際公開第2016/147359号
流路の断面積を大きくすることは、完成した流路板の山部又は谷部の頂部の一部を切除する、又は予め孔のあいた流路板を波形に成形することにより実現できるが、これらを実現するための作業は難しく、熟練を要する。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたもので、流路の圧力損失の小さい流路板を、簡易に製造できる流路板製造装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決し、目的を達成するために、本開示に係る流路板製造装置は、帯状の第1の基板を第1の方向に伸びる搬送経路に沿って搬送しながら、熱交換素子に使用される流路板を製造する流路板製造装置であって、互いの回転軸が搬送経路を挟んで平行に且つ搬送経路に垂直に配置され、逆方向に回転する一対のローラと、一対のローラの何れか一方のローラに取付けられ、一方のローラの周面から半径と平行に突出し半径方向から見て矩形状の外形をもつ切断刃と、を備え、一対のローラ間に第1の基板を通過させることにより、切断刃が第1の基板を打ち抜き矩形状の孔を形成する孔形成部と、互いの回転軸が搬送経路を挟んで平行に且つ一対のローラと平行に配置され、互いに噛み合う一対の第1のギアを備え、一対の第1のギア間に孔形成部により孔が形成された第1の基板を通過させて、第1の基板を波形に成形する第1の波形成形部と、一方のローラの回転軸と、一対の第1のギアの何れか一方のギアの回転軸と、を同期して回転させる第1の同期回転部と、第1の波形成形部により波形に成形された第1の基板に、第1の基板とは別に供給される第2の基板を接着して流路板を取得する接着部と、を備える。
本開示によれば、孔をあける工程と波形に成形する工程を同期させて流路板を製造するので、流路の圧力損失の小さい流路板を、簡易に製造できる流路板製造装置を提供することができる。
本開示の実施の形態1に係る流路板を製造する流路板製造装置を示す図であり、全体構成を示す図 本開示の実施の形態1に係る流路板を製造する流路板製造装置を示す図であり、流路形成板を搬送経路に沿って上方から見た図 本開示の実施の形態1に係る流路板を製造する流路板製造装置の一部を示す図であり、全体構成を示す図 本開示の実施の形態1に係る流路板を製造する流路板製造装置の一部を示す図であり、流路形成板を搬送経路に沿って上方から見た図 本開示の実施の形態1に係る流路板を製造する流路板製造装置の一部を示す図であり、図2Bの流路形成板をA-A’線の切断線で切断した断面図 実施の形態1に係る流路板製造装置の孔形成部の斜視図 実施の形態1に係る流路板製造装置の孔形成部の側面図 本開示の実施の形態2に係る流路板を製造する流路板製造装置を示す図であり、全体構成を示す図 本開示の実施の形態2に係る流路板を製造する流路板製造装置を示す図であり、流路形成板を搬送経路に沿って上方から見た図 実施の形態1、2の流路板製造装置により製造された流路板を示す図 実施の形態1、2の流路板製造装置により製造された流路板を組み立てる様子を示す図 実施の形態1、2の流路板製造装置により製造された流路板を使用して製造した熱交換素子の一部分解斜視図 本開示の実施の形態3に係る流路板を製造する流路板製造装置を示す図であり、全体構成を示す図 本開示の実施の形態3に係る流路板を製造する流路板製造装置を示す図であり、実施の形態3の流路製造装置により製造された流路板を組み立てる様子を示す図 実施の形態1に係る流路板製造装置の変形例を示す図であり、孔形成部の切断刃の変形例を示す図 実施の形態1に係る流路板製造装置の変形例を示す図であり、孔形成部の切断刃の他の変形例を示す図 従来の流路板を組み立てた熱交換素子の断面図 流路板の圧力損失を小さくするための構造を備える熱交換素子の断面図
(実施の形態1)
まず、本開示の実施の形態1に係る流路板製造装置の特徴について、他の流路板との対比において説明する。
流路板を使用した熱交換素子の一例として、図11に示す熱交換素子8がある。熱交換素子8は、複数の流路板800を上下方向に積層して形成される。各流路板800は、流路を形成する流路形成板801と、流路を仕切る仕切板802とを備える。流路形成板801により区切られた流路、例えば、流路801aには、紙面の背後から前方に向けて流体が流れ、流路801bには、紙面の前方から背後に向けて流体が流れる。流路801aと流路801bに温度の相違する流体が流れることにより、両流体の間で流路形成板801を介して熱交換される。
ここで、流路形成板801の表面積が大きければ熱交換に寄与する面積が大きくなり、熱交換効率が高まる。このため、熱交換効率の観点からは、流路形成板801の単位体積当たりの山部又は谷部の数が多い方が望ましい。しかし、山部と谷部の数が多くなると、流路の圧力損失が大きくなってしまう。
流路の圧力損失が大きいと、流体を送るファンの負荷が増加する。ファンの負荷が増加することにより、ファンの耐久期間も短くなってしまう。
このような観点から、流路の圧力損失を抑えつつ、熱交換効率が維持した流路板として、図11に示した流路板の山部を一つ置きに配置して圧力損失を小さくした構造の、図12に示す流路板800が考えられる。本実施の形態に係る流路板製造装置は、図12に示す流路板800を製造する装置である。
以下、本実施の形態にかかる流路板製造装置1について、図1~4を参照して説明する。図中、流路形成板11が搬送される方向を左右方向、左右方向に垂直な方向を上下方向と規定する。
図1Aに示すように、流路板製造装置1は、第1の基板である帯状の流路形成板11を供給する流路形成板供給部10と、流路形成板11に孔をあける孔形成部20と、孔があいた流路形成板11を波形に成形する波形成形部30と、波形に成形された流路形成板11に接着剤を塗布する接着剤塗布部40と、孔形成部20のローラの回転軸と波形成形部30のギアの回転軸を同期して回転させる第1の同期回転部50と、波形成形部30の第1のギアの回転軸と接着剤塗布部40のギアの回転軸を同期して回転させる第2の同期回転部60と、帯状の第2の基板である仕切板71を供給する仕切板供給部70と、流路形成板11と仕切板71を接着して流路板本体81を取得する接着ローラ80と、流路板本体81の両側部を切除する切除部90と、を備える。接着剤塗布部40と、仕切板供給部70と、接着ローラ80と、切除部90とが、接着部に相当する。また、接着ローラ80は、流路板本体形成部の一例である。
流路形成板供給部10、孔形成部20、波形成形部30、接着剤塗布部40、第1の同期回転部50、第2の同期回転部60を、図2A~2Cを用いて説明する。
流路形成板供給部10と、孔形成部20と、波形成形部30と、接着剤塗布部40とは、第1の方向Xに伸びる搬送経路に沿ってこの順番に配置され、流路形成板11は、搬送経路に沿って搬送されながら成形されて、仕切板に接着されて流路板となる。
流路形成板供給部10は、搬送経路に配置された孔形成部20に流路形成板11を供給する。流路形成板供給部10は、搬送経路と垂直に回転軸が配置されたローラを備え、このローラに巻回された流路形成板11を引き出して、孔形成部20に供給する。流路形成板11は、流路板の素材となるシート状の部材であり、例えば、パルプ素材が使用される。
孔形成部20は、流路形成板供給部10により供給された流路形成板11に孔をあける。孔形成部20は、各々の回転軸が搬送経路を挟んで上下に平行に配置される一対のローラ20a、20bを備える。一対のローラ20a、20bの回転軸は、搬送経路と垂直に配置され、互いに逆方向に回転する。
一対のローラ20a、20bの一方のローラ20bには、外周に切断刃21が取り付けられる。本実施の形態では、下方のローラ20bの外周に沿って、等間隔に8個の切断刃21が取り付けられる。切断刃21の数は8個に限定されない。
各切断刃21は、図2A、図3及び図4に示すように、ローラ20bの周面から半径方向に突出する。また、各切断刃21は、半径方向から見て、矩形状の外形を備える。矩形形状は、4枚の板状の刃を組み合わせて形成される。他方のローラ20aには、切断刃は取り付けられない。他方のローラ20aの外周面と一方のローラ20bに取り付けられた切断刃21の刃先とは接触して配置される。一対のローラ20a、20bの間を流路形成板11が通過することにより、切断刃21が流路形成板11を打ち抜き、図2A~Cに示すように流路形成板11に矩形状の孔11aが形成される。
切断刃21を形成する4枚の刃は、図3に示すように、ローラ20bの回転軸方向に伸びて対向し矩形形状の長辺である2辺を形成する刃21a、21bと、ローラ20bの回転軸方向と垂直に伸びて対向し矩形形状の短辺を形成する刃21c、21dと、から形成される。この4つの刃21a~21dにより形成される切断刃21とローラ20aとの間で、流路形成板11を押し切って、流路形成板11に矩形形状の孔11aを形成する。
第1の波形成形部である波形成形部30は、孔形成部20により孔があけられた流路形成板11を波形に成形する。図2Aに示すように、波形成形部30は、互いに噛み合う一対の第1のギア30a、30bを備える。一対の第1のギア30a、30bの回転軸は、搬送経路を挟んで上下に平行に配置され、一対のローラ20a、20bの回転軸と平行に配置される。一対の第1のギア30a、30bの歯は、回転軸方向に伸びる。回転する一対の第1のギア30a、30b間を、孔11aが形成された流路形成板11が通過することにより、図2Cに示すように、流路形成板11は、下向きの山部を備える流路形成板11となる。波形成形部30により形成される下向きの山部は、以降の説明において、「下向きの山部」又は単に「山部」と記載する。
第1のギア30a、30bの歯数は各々16個であり、切断刃21の数の2倍である。第1のギア30a、30bの歯は等間隔に配置され、切断刃21の刃も等間隔に配置されている。切断刃21と第1のギア30a、30bを使用すると、流路形成板11には、孔11aの部分には上向きの山部が形成されず、孔11aがない部分には下向きの山部が形成される。
図2Aにおいて一点破線で示す、ローラ20bの切断刃21の刃先とローラ20bの回転軸を結んだ線を半径とする円の刃先直径と、第1のギア30bのピッチ円直径とは同一である。また、切断刃21の回転軸方向に伸びて対向する刃21a、21bを、回転軸方向から見たときに、ローラ20bの回転軸と、刃21a及び刃21bとで形成される第1の角度θ1は、第1のギア30bの回転軸方向から見て第1のギア30bの隣り合う2つの歯の頂点と当該ギアの回転軸とを結んで形成される第2の角度θ2と同一である。
ローラ20bと第1のギア30bの間の距離mは、波形成形部30により形成される1つの山部又は谷部の成形前の搬送方向の長さの整数倍である。例えば、図2Bにおいて、距離mは、1つの下向きの山部に対応する成形前の搬送方向の長さaの整数倍となる。整数倍とすることにより、孔11aが一対の第1のギア30a、30bの歯の位置に位置決めされる。
第1の同期回転部50は、ローラ20bの回転軸と第1のギア30a、30bの回転軸を同期して回転させる。具体的には、図2Aに示すように、第1の同期回転部50は、ローラ20bの回転軸に取り付けた第1プーリ24と、第1のギア30bの回転軸に取り付けた第2プーリ34と、第1プーリ24と第2プーリ34の間に掛け渡される第1ベルト51と、を備える。
第1プーリ24と第2プーリ34とは同一直径であり、第2プーリ34が駆動部であるモータに接続されており、第2プーリ34が駆動されることにより、第1ベルト51により第1プーリ24に駆動力が伝達され、第1プーリ24と第2プーリ34とは、同期して回転する。第1プーリ24と第2プーリ34が同期して回転するので、ローラ20bと第1のギア30bとは同期して回転する。
接着剤塗布部40は、波形成形部30により波形に成形された流路形成板11の下向きの山部の頂部に接着剤を塗布する。接着剤塗布部40は、波形成形部30を通過した流路形成板11の搬送経路に配置され、第2のギア40aと、第2のギア40aに接着剤を供給する接着剤供給部40bと、を備える。第2のギア40aの回転軸は、ローラ20bの回転軸と平行に配置される。第2のギア40aは、第1のギア30a、30bと同様に、回転軸方向に伸びる歯を備える。接着剤供給部40bは、第2のギア40aの下方に設置され、接着剤を貯留する貯留容器40bbを備える。第2のギア40aの下部が貯留容器40bbの接着液に浸かり、第2のギア40aが回転することにより第2のギア40aの歯に接着液が付着する。第2のギア40aが回転して第2のギア40aの歯先と流路形成板11の下向きの山部の頂部とが接触することにより、流路形成板11の下向きの山部の頂部に、第2のギア40aに付着した接着液が塗布される。接着剤は、液体状、ゲル状、固形状のいずれの形態であってもよい。
図2Aに一点破線で示すように、第2のギア40aの歯の先端を結んで形成される歯先円の歯先円直径は、ローラ20bの刃先円直径及び第1のギア30bのピッチ円直径と同一である。また、第2のギア40aの回転軸方向から見て、第2のギア40aの隣り合う2つの歯の頂点と当該ギアの回転軸とを結んで形成される第3の角度θ3は、第1の角度θ1と第2の角度θ2と同一である。また、第1のギア30bと第2のギア40aの間の距離nは、図2Bに示すように、波形成形部30により形成された1つの山部の搬送方向の長さbの整数倍である。整数倍とすることで、波形成形部30により成形された1つの山部の頂部と、第2のギア40aの頂部とが接触する。
第2の同期回転部60は、第1のギア30bの回転軸と第2のギア40aの回転軸を同期して回転させる。具体的には、図2Aに示すように、第2の同期回転部60は、第1のギア30bの回転軸に取り付けた第2プーリ34と、第2のギア40aの回転軸に取り付けた第3プーリ44と、第2プーリ34と第3プーリ44の間に掛け渡される第2ベルト61と、を備える。
第2プーリ34と第3プーリ44とは同一直径であり、第2プーリ34が駆動部であるモータに接続されており、第2プーリ34が駆動されることにより、第2ベルト61により第3プーリ44に駆動力が伝達され、第2プーリ34と第3プーリ44とは、同期して回転し、第1のギア30bと第2のギア40aは同期して回転する。また第2プーリ34と第1プーリ24とは、第1の同期回転部50により同期して回転されるので、第1プーリ24と第3プーリ44は同期して回転される。このように、第1プーリ24、第2プーリ34、第3プーリ44は、互いに同期して回転するので、ローラ20b、第1のギア30b、第2のギア40aは、同期して回転する。
仕切板供給部70は、仕切板71を搬送経路に供給する装置であり、図1Aに示すように、搬送経路と垂直に回転軸が配置されたローラを備え、このローラに巻回された仕切板71を引き出して、搬送路に供給する。仕切板71は、他の流路板との間を仕切る板として機能するシート状の部材であり、例えば、パルプ素材が使用される。
接着ローラ80は、図1Bに示すように、山部に接着剤が塗布された流路形成板11を仕切板71の上面に接着する。接着ローラ80は、接着剤が塗布された流路形成板11と仕切板71を引き込み、互いを接着させる一対のローラ80a、80bを備える。一対のローラ80a、80bは、搬送経路を挟んで上下に配置され、互いの回転軸がローラ20bの回転軸と平行に配置されて、互いに逆方向に回転する。接着ローラ80により流路形成板11と仕切板71とは接着され、流路板本体81が形成される。
切除部90は、流路板本体81を上方から見たときに、図1Bに示すように、流路板本体81の幅方向の、孔11aの両側部11bを切除する装置である。両側部11bは、流路形成板11を搬送経路に沿って搬送する際に、ローラ20a、20b、第1のギア30a、30b、ローラ80a、80bにより保持される部分である。両側部11bを切除部90により切除すると、仕切板71の上面に周期的にU字状の山部が配列された流路板82が形成される。切除部90として、例えば、搬送経路に沿って孔11aの短辺に接触しながら両側部11bを切断するカッターが使用される。
次に、上記構成を有する流路板製造装置1を用いた流路板の製造方法について、図1、2を用いて説明する。
まず、図1A、図2Bに示すように、流路形成板供給部10が、帯状の第1の基板である流路形成板11を巻回したローラから、流路形成板11を矢印Xの方向に引き出す。引き出された流路形成板11は、孔形成部20まで搬送経路に沿って搬送される。
孔形成部20まで搬送された流路形成板11は、一対のローラ20a、20bの間を通過することにより、ローラ20aの切断刃21により矩形状に打ち抜かれ、図1B、図2Bに示すように、矩形状の孔11aが形成される。
帯状の流路形成板11が、一対のローラ20a、20b間を連続して通過することにより、切断刃21が設けられた間隔に応じて、流路形成板11には、連続して矩形状の孔11aが形成される。
次に、流路形成板11は、波形成形部30に送られる。流路形成板11は、波形成形部30の一対の第1のギア30a、30bの間を通過するときに、噛み合う第1のギア30a、30bの歯によって折曲げられて、波形に成形される。流路形成板11の山部の頂部は、流路形成板11の幅方向と平行に伸びて形成される。
このとき、ローラ20bと第1のギア30bは、第1の同期回転部50により同期して回転される。また、ローラ20bの刃先円直径と第1のギア30bのピッチ円直径が同一であり、ローラ20bの第1の角度θ1と第1のギア30bの第2の角度θ2が同一であり、距離mが、形成される1つの山部の成形前の搬送方向の長さに対応する長さaの整数倍である。この条件により、流路形成板11の孔11aの刃21a又は刃21bにより切断された位置と、一対の第1のギア30a、30bの噛み合い開始の位置とが正しく位置決めされ、山部がずれて形成されることはない。
波形に折曲げられた流路形成板11は、接着剤塗布部40に送られる。接着剤塗布部40において、流路形成板11の山部の頂部と、接着剤塗布部40の第2のギア40aの歯先が接触することで、流路形成板11の山部の頂部に接着剤が塗布される。
このとき、第1のギア30bと第2のギア40aとは、第2の同期回転部60により同期して回転される。また、第1のギア30bのピッチ円直径と第2のギア40aの歯先円直径が同一であり、第1のギア30bの第2の角度θ2と第2のギア40aの第3の角度θ3が同一であり、距離nが、形成された1つの山部の搬送方向の長さbの整数倍である。この条件により、一対の第1のギア30a、30bにより形成された流路形成板11の山部の頂部の位置と、第2のギア40aの歯先とが正しく位置決めされて、山部の頂部に確実に接着剤が塗布される。
次に、図1Aに示すように、第2の基板である仕切板71が仕切板供給部70により引き出され、流路形成板11の搬送経路に供給される。接着剤が塗布された流路形成板11と仕切板71は、接着ローラ80の一対のローラ80a、80bの間に引き込まれ、ローラ80a、80bの間を通過することにより、接着されて流路板本体81が形成される。図1Bにおいて、仕切板71を斜線で示した。流路板本体81の両側部11bは、切除部90のカッターにより切除される。流路板82は巻回されて、図6に示すコルゲートロールとして保管される。
本実施の形態によれば、孔形成部20の刃先円直径と波形成形部30のピッチ円直径を同一とし、孔形成部20と波形成形部30を一定の距離に配置して同期して回転させるとともに、第1の角度θ1と第2の角度θ2を同一としたので、孔形成部20により形成される孔と波形成形部30により形成される山部とは、正確に位置決めされる。
本実施の形態によれば、接着剤塗布部40の歯先円直径と孔形成部20の刃先円直径を同一とし、波形成形部30と接着剤塗布部40を一定の距離に配置して同期して回転させるとともに、第3の角度θ3と第1の角度θ1を同一としたので、流路形成板11の山部の頂部に第2のギア40aの歯先が確実に接触して接着剤が塗布される。
本実施の形態によれば、切除部90により流路形成板11の両側部11bが切除されるので、取得される流路板82には、孔11aに対応する中央部分のみが残り、両側部11bに残る余分な山部又は谷部がなくなり、圧力損失が小さい流路板82となる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、孔形成部20、波形成形部30、接着剤塗布部40、接着ローラ80、切除部90という流路板製造装置1を構成する要素を、搬送経路に沿って、この順番に並べた流路板製造装置1を説明した。本実施の形態に係る流路板製造装置は、流路板製造装置の各要素間に、流路形成板又は仕切板のたわみを抑制するたわみ抑制部を更に設けたものである。
流路板製造装置の各要素間の間隔が大きくなると、搬送される流路形成板又は仕切板にたわみが生じる。本実施の形態に係る開示は、たわみを抑制するために、図5Aに示すように、たわみ抑制部12を設けたことを特徴とする。図中、流路形成板11が搬送される方向を左右方向、左右方向に垂直な方向を上下方向と規定する。
たわみ抑制部12は、図5Aに示すように、孔形成部20と波形成形部30の間、波形成形部30と接着剤塗布部40との間に、配置される。
たわみ抑制部12は、搬送される流路形成板11を挟んで上下に配置される一対のたわみ抑制ローラ12a、12bを備え、一対のたわみ抑制ローラ12a、12bの回転軸は、搬送経路に沿ってローラ20bの回転軸と平行に配置される。一対のたわみ抑制ローラ12a、12bの各々は、流路板製造装置1を構成する要素を省略して上方から見たとき、図5Bに示すように、孔11aの外側に配置される。また、たわみ抑制ローラ12aの各々は、上方から見たとき、孔11aを挟んで一対のローラ12aa、12abを備える。たわみ抑制ローラ12bの各々も、図示はしないが、同様に一対のローラを備える。
一対のたわみ抑制ローラ12a、12bは、孔形成部20と波形成形部30の間、波形成形部30と接着剤塗布部40との間の間隔の大きさに応じて、1つ又は複数配置される。
たわみ抑制部12を備える流路板製造装置1を稼働させると、流路形成板11は、孔形成部20と波形成形部30の間、及び波形成形部30と接着剤塗布部40との間を、たわみ抑制部12により支持され、たわみが抑制されながら搬送される。
接着剤塗布部40により接着剤が塗布された流路形成板11は、実施の形態1と同様に、接着ローラにより仕切板71と接着され、流路板82となる。
本実施の形態によれば、たわみ抑制部12を備えることにより、流路形成板11のたわみを抑制することができるので、流路形成板11は、孔形成部20と波形成形部30の間、及び波形成形部30と接着剤塗布部40との間の間隔を大きく取ることが可能となり、工場のレイアウト設計の幅が広がる。
(熱交換素子の製造)
次に、実施の形態1、2において、流路板製造装置1により製造された流路板82を用いて熱交換素子を製造する方法を説明する。
まず、図6に示すコルゲートロールから流路板82を引出して必要な長さを切り取り、切り取った流路板82を図7に示すように上下に積層することで熱交換素子100を製造する。
図7に示すように、熱交換素子100には、山部が形成された部分の流路形成板11と仕切板71との間で形成される流路13と、流路形成板11の山部のない部分と仕切板71との間で形成される流路14と、が交互に形成される。
流路板82を使用して製造された熱交換素子の一例である対向流型熱交換素子を、図8を参照して説明する。熱交換素子100の幅方向をX軸とし、奥行き方向をY軸とし、高さ方向をZ軸とするXYZ座標を設定し、適宜当該座標を参照して説明する。
図8は、熱交換素子100の一部をZ軸方向に分解した分解斜視図である。熱交換素子100は、第1の流路板ユニット101と第2の流路板ユニット102をZ軸方向に重ねて形成される。
第1の流路板ユニット101は、第1の流路板210、第2の流路板310、及び第3の流路板410を、それぞれ接着テープ500で接着して形成される。第1の流路板210は、図6に示す流路板82を流路の伸びる方向と平行に切断して取得する。第2の流路板310は、第1の流路板210とは別の流路板を流路の伸びる方向に交差する方向で切断して取得する。第3の流路板410は、第1の流路板210とは別の流路板を流路の伸びる方向に、第2の流路板310とは逆方向に交差する方向で切断して取得する。
第2の流路板ユニット102は、第4の流路板220、第5の流路板320、及び第6の流路板420を、それぞれ接着テープ600で接着して形成される。第4の流路板220は、第1の流路板210と同様な方法により取得され、第5の流路板320は、第3の流路板410と同様な方法により取得され、第6の流路板420は、第2の流路板310と同様な方法により取得される。
第1の流路板ユニット101と第2の流路板ユニット102を積層することにより、第1の流路板210と第4の流路板220が積層され、対向流路部200が形成され、第2の流路板310と第5の流路板320が積層され、第1の交差流路部300が形成され、第3の流路板410と第6の流路板420が積層され、第2の交差流路部400が形成される。熱交換素子100は、対向流路部200と、対向流路部200の一端部に第1の交差流路部300を接合し、対向流路部200の一端部と対向する他端部に第2の交差流路部400とを接合して取得される。
第1の交差流路部300と対向流路部200のZ軸方向の接合される部分には、補強テープ700が貼付され、第2の交差流路部400と対向流路部200のZ軸方向の接合される部分にも、補強テープ700が貼付され、排気流及び給気流が熱交換素子100から外へ漏れることを防止する。
第1の流路板ユニット101と第2の流路板ユニット102は、積層されることにより、それぞれ、山部のある流路形成板11の部分に形成された流路13と、山部のない流路形成板11の部分に形成された流路14が形成される。
対向流路部200は、基板を挟んで温度の相違する空気流が平行に、かつ対向して流れる部材であり、基板を介して熱交換をする。第1の交差流路部300と第2の交差流路部400は、基板を挟んで温度の相違する空気流が交差して流れ、基板を介して熱交換をする部材である。
実施の形態1又は2により製造された流路板82を用いて、熱交換素子100を製造することにより、熱交換効率が高いとともに、圧力損失の小さい熱交換素子100を提供することができる。
(実施の形態3)
実施の形態1においては、板状の仕切板71と波形に成形された流路形成板11とを接着して流路板82を製造した。このような流路板82ではなく、仕切板71を波形に成形して仕切板71の表面積を大きくし、流路板82より熱交換効率が高く、圧力損失を小さくした流路板としてもよい。本実施の形態に係る流路板製造装置2は、仕切板71を波形に成形した流路板を製造する装置である。
図9Aに示すように、本実施の形態に係る流路板製造装置2は、実施の形態1と同様に、流路形成板供給部10と、孔形成部20と、波形成形部30と、接着剤塗布部40と、第1の同期回転部50と、第2の同期回転部60と、仕切板供給部70と、接着ローラ80と、を備える。本実施の形態に係る流路板製造装置2は、更に、第2の基板である仕切板71を波形に成形する仕切板波形成形部45と、孔形成部20のローラ20bと仕切板波形成形部45の第3のギア45aを同期して回転させる第3の同期回転部46と、を備える。
仕切板波形成形部45は、第2の基板を波形に成形する第2の波形成形部であり、互いに噛み合う一対の第3のギア45a、45bを備える。一対の第3のギア45a、45bの回転軸は、孔形成部20のローラ20bの回転軸と平行に配置される。一対の第3のギア45a、45b間を仕切板71が通過することにより、仕切板71は、山部と谷部を備える波形の仕切板71となる。
ローラ20bの刃先円直径と、図9Aに一点破線で示す第3のギア45a、45bのピッチ円の直径とは同一である。第3のギア45a、45bの回転軸方向から見て、第3のギア45a、45bの隣り合う2つの歯の頂点と当該ギアの回転軸とを結んで形成される第4の角度θ4は、ローラ20bの第1の角度θ1と同一である。
また、仕切板波形成形部45は、仕切板71を流路形成板11の搬送経路に供給する。仕切板71は、後述する第3の同期回転部46によりローラ20bの回転と第3のギア45a、45bの回転が同期されながら、搬送経路における、流路形成板11の山部の頂部の位置と、仕切板71の山部の頂部の位置が一致する位置に供給される。なお、波形に成形された仕切板71は、仕切板波形成形部45とは別の要素により、搬送経路に供給されてもよい。
第3の同期回転部46は、ローラ20bの回転軸と第3のギア45aの回転軸を同期して回転させる。具体的には、図9Aに示すように、第3の同期回転部46は、ローラ20bの回転軸に取り付けた第1プーリ24と、第3のギア45aの回転軸に取り付けた第4プーリ47と、第1プーリ24と第4プーリ47の間に掛け渡される第3ベルト48と、を備える。
第1プーリ24と第4プーリ47とは同一直径であり、第4プーリ47が図示しない駆動部であるモータに接続されており、第4プーリ47が駆動されることにより、第3ベルト48により第1プーリ24に駆動力が伝達され、第1プーリ24と第4プーリ47とは、同期して回転する。本実施の形態では、第1の同期回転部50及び第2の同期回転部60も備えるので、ローラ20b、第1のギア30b、第2のギア40a、第3のギア45aは、同期して回転する。
次に、図9Aに示す流路板製造装置2を使用して流路板を製造する方法について説明する。
まず、図9Aに示すように、帯状の流路形成板11が流路形成板供給部10から供給され、孔形成部20の一対のローラ20a、20b間を通過することにより、流路形成板11には、連続して矩形状の孔11aが形成される。
次に、連続して孔11aが形成された流路形成板11は、波形成形部30の一対の第1のギア30a、30bの間を通過して波形に成形される。そして、波形に折曲げられた流路形成板11は、接着剤塗布部40に送られ、流路形成板11の山部の頂部に接着剤が塗布される。
次に、仕切板供給部70から仕切板71が供給され、仕切板71は、仕切板波形成形部45の一対の第3のギア45a、45bの間を通過して波形に成形される。波形に成形された仕切板71は、接着剤が塗布された流路形成板11が搬送される搬送経路において、流路形成板11の山部の頂部の位置と、仕切板71の山部の頂部の位置が一致する位置に供給される。流路形成板11と仕切板71とは接着ローラ80により接着されて、流路板11cとなる。
流路板製造装置2によって形成される流路板11cは、図9Bに示すように、孔11aがあけられ波形に成形された流路形成板11と、波形に成形された仕切板71とを、接着して形成される。流路板11cを、複数枚積層して熱交換素子110が取得される。熱交換素子110には、波形に形成された流路板11cと波形に形成された仕切板71とを積層することで、流路15、流路16が形成される。
本実施の形態によれば、ローラ20bの刃先円直径と第3のギア45aのピッチ円直径が同一であり、第1の角度θ1と第4の角度θ4を同一とした。そして、孔形成部20と仕切板波形成形部45を同期して回転させ、仕切板71を、仕切板71と山部の頂部と流路形成板の山部の頂部が接触する位置に供給するので、仕切板71と流路形成板11は、互いの山部の頂部を位置決めされて接着される。
仕切板71も波形に成形されるので、熱交換効率が高くなるとともに、波形の流路形成板11との間で、流路板製造装置1よりも流路断面積の大きな流路16が形成できるので、圧力損失を、流路板製造装置1よりも小さくできる。
実施の形態1においては、切断刃21を4つの刃21a~21dにより形成して、この切断刃21により流路形成板11を押し切ったが、切断刃21でなくてもよい。切断刃の変形例を図10A、10Bに示す。図10Aに示すように、変形例の切断刃22は、一方のローラ20bの外周から突出し半径と同一方向に伸び、半径方向から見て矩形状を有した中実のブロック状の切断刃22である。流路形成板11は、切断刃22が押し当てられることにより、矩形状に打ち抜かれる。また、図10Bに示すように、切断刃22のみでなく、他方のローラ20aの外周の、一対のローラ20a、20bが回転して切断刃22と対向する位置に凹部23を設け、切断刃22を凹部23に受け入れる構造としてもよい。流路形成板11は、突出する切断刃22と凹部23の間に挟まれて打ち抜かれる。
実施の形態1において、切断刃21は、ローラ20bの回転軸の伸びる方向に長辺が伸びる矩形状の外形を備える刃であると説明したが、複数の矩形状の切断刃を回転軸の伸びる方向に配置してもよい。
実施の形態1において、ローラ20bの第1の角度θ1は、第1のギア30a、30bの第2の角度θ2と同一であると説明したが、第1の角度θ1は、第2の角度の整数倍であればよい。整数倍とすることで、1つの孔11aに整数倍の山部が対応することとなり、山部が形成される間隔を大きくすることができる。
実施の形態1において、切断刃21は、下方のローラ20bに取り付けられ、ローラ20bと、下方の第1のギア30bと、下方に配置された第2のギア40aと、が同期して回転する。しかし、切断刃21の取り付けられたローラと、一対の第1のギア30a、30bと、第2のギア40aが同期して回転すればよく、切断刃21が上方のローラ20aに設けられても、上方の第1のギア30aを同期させてもよい。
実施の形態1において、第1の同期回転部50は、第2プーリ34が駆動源に接続されていると説明したが、第1プーリ24、第2プーリ34、第3プーリ44が同期して回転できればよく、駆動源に接続されるプーリは、第1プーリ24でも、第3プーリ44でもよい。
実施の形態1において、流路形成板11の素材は、パルプ素材であると説明したが、パルプ素材に限定されない。例えば、金属素材であるアルミ、鉄、ステンレス又はプラスチック素材、カーボン素材も使用できる。
実施の形態1~実施の形態3において、第1の同期回転部50、第2の同期回転部60、及び第3の同期回転部46とは、1対のプーリにベルトをかけ渡して2軸を同期させると説明したが、プーリとベルトの組み合わせでなくてもよい。ギアとチェーンの組合せにしてもよい。また、歯車を組み合わせて回転を同期させる、又は、各プーリ24、34、44、47を独立に回転させ、回転速度が同一となるような制御をして、回転を同期させてもよい。
また、切断刃21をローラ20b上に等間隔で配置する例を示したが間隔は互いに異なってもよい。この場合、第1のギア30aと30b、第2のギア40aは、切断刃21の間隔に適合した形状に設計される。
実施の形態2におけるたわみ抑制部12は、流路板製造装置1を構成する各要素間に設けられればよく、例えば、図1Aに示す接着剤塗布部40と接着ローラ80との間に設けてもよい。
実施の形態2において、たわみ抑制部12は、搬送される流路形成板11を挟んで配置される一対のたわみ抑制ローラ12a、12aであると説明したが、たわみ抑制部12は、このような形態に限定されない。たわみ抑制部12は、搬送経路に沿って搬送される流路形成板11の下部を支持できればよく、例えば、図5A、図5Bに示す一対のたわみ抑制ローラ12a、12bのうち、流路形成板11の下部を支持するたわみ抑制ローラ12bのみであってもよい。
実施の形態2において、上方から見たたわみ抑制ローラ12aは、孔11aを挟んで一対のローラ12aa、12abを備えると説明したが、たわみ抑制ローラ12aは、このような形態に限定されない。たわみ抑制部12は、流路形成板11の一部を支持できればよく、たわみ抑制ローラ12aの直径が孔11aより大きければ、搬送される流路形成板11の孔11aが通過する位置に設けられてもよい。また、流路形成板11の幅より長い、円柱状のたわみ抑制ローラとしてもよい。
実施の形態3において、第3の同期回転部46は、孔形成部20の第1プーリ24と仕切板波形成形部45の第4プーリ47に第3ベルト48を掛けわたす構造であったが、例えば、第4プーリ47と、第2プーリ34又は第3プーリ44とに、第3ベルト48を掛け渡すことにより、第1プーリ24の回転と第4プーリ47の回転を同期させてもよい。
実施の形態3において、切除部90を備えていてもよい。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。すなわち、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、この開示の範囲内とみなされる。
本出願は、2019年2月8日に出願された、日本国特許出願特願2019-21217号に基づく。本明細書中に日本国特許出願特願2019-21217号の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参照として取り込むものとする。
本開示は、流路板を製造する流路板製造装置に好適に利用できる。
1 流路板製造装置、2 流路板製造装置、8 熱交換素子、10 流路形成板供給部、11 流路形成板、11a 孔、11b 両側部、11c 流路板、12 たわみ抑制部、12a、12b たわみ抑制ローラ、12aa、12ab ローラ、13、14、15,16 流路、20 孔形成部、20a、20b ローラ、21 切断刃、21a、21b、21c、21d 刃、22 切断刃、23 凹部、24 第1プーリ、30 波形成形部、30a、30b 第1のギア、34 第2プーリ、40 接着剤塗布部、40a 第2のギア、40b 接着剤供給部、40bb 貯留容器、44 第3プーリ、45 仕切板波形成形部、45a、45b 第3のギア、46 第3の同期回転部、47 第4プーリ、48 第3ベルト、50 第1の同期回転部、51 第1ベルト、60 第2の同期回転部、61 第2ベルト、70 仕切板供給部、71 仕切板、80 接着ローラ、80a、80b ローラ、81 流路板本体、82 流路板、90 切除部、100、110 熱交換素子、101 第1の流路板ユニット、102 第2の流路板ユニット、200 対向流路部、210 第1の流路板、220 第4の流路板、300 第1の交差流路部、310 第2の流路板、320 第5の流路板、400 第2の交差流路部、410 第3の流路板、420 第6の流路板、500,600 接着テープ、700 補強テープ、800 流路板、801 流路形成板、802 仕切板、801a、801b 流路。

Claims (6)

  1. 帯状の第1の基板を第1の方向に伸びる搬送経路に沿って搬送しながら、熱交換素子に使用される流路板を製造する流路板製造装置であって、
    互いの回転軸が前記搬送経路を挟んで平行に且つ前記搬送経路に垂直に配置され、逆方向に回転する一対のローラと、前記一対のローラの何れか一方のローラに取付けられ、前記一方のローラの周面から半径と平行に突出し半径方向から見て矩形状の外形をもつ切断刃と、を備え、前記一対のローラ間に前記第1の基板を通過させることにより、前記切断刃が前記第1の基板を打ち抜き矩形状の孔を形成する孔形成部と、
    互いの回転軸が前記搬送経路を挟んで平行に且つ前記一対のローラと平行に配置され、互いに噛み合う一対の第1のギアを備え、前記一対の第1のギア間に前記孔形成部により孔が形成された前記第1の基板を通過させて、前記第1の基板を波形に成形する第1の波形成形部と、
    前記一方のローラの回転軸と、前記一対の第1のギアの何れか一方のギアの回転軸と、を同期して回転させる第1の同期回転部と、
    前記第1の波形成形部により波形に成形された前記第1の基板に、前記第1の基板とは別に供給される第2の基板を接着して流路板を取得する接着部と、
    を備える流路板製造装置。
  2. 前記接着部は、
    前記第1の波形成形部を通過した前記第1の基板の搬送経路に配置され、前記一方のローラの回転軸と回転軸が平行である第2のギアと、前記第2のギアの歯先に接着剤を供給する接着剤供給部と、を備え、前記第2のギアの歯先に供給された接着剤を、前記第2のギアを回転させながら、波形に成形された前記第1の基板の山部又は谷部に接触させて塗布し、
    前記一方のローラの回転軸と、前記第2のギアの回転軸と、を同期して回転させる第2の同期回転部を更に備える、
    請求項1に記載の流路板製造装置。
  3. 前記接着部は、
    前記第1の基板とは別に供給される第2の基板と接着剤が塗布された前記第1の基板とを接着させて流路板本体を形成する流路板本体形成部と、
    前記流路板本体の幅方向の両側部を、前記搬送経路に沿って切除して流路板を取得する切除部と、を備える、
    請求項2に記載の流路板製造装置。
  4. 前記搬送経路を搬送される前記第1の基板を支持することにより、前記第1の基板のたわみを抑制するたわみ抑制部を更に備える、
    請求項1から3の何れか1項に記載の流路板製造装置。
  5. 前記一方のローラの回転軸と回転軸が平行に配置され、互いに噛み合う一対の第3のギアを備え、前記第2の基板を通過させて、前記第2の基板を波形に成形する第2の波形成形部と、
    前記一方のローラの回転軸と、前記一対の第3のギアの何れか一方のギアの回転軸と、を同期して回転させる第3の同期回転部と、を更に備え、
    波形に形成された前記第2の基板は、前記第2の基板の山部又は谷部の頂部と、前記接着剤が塗布された前記第1の基板の山部又は谷部の頂部とが接触する位置に供給される、
    請求項2に記載の流路板製造装置。
  6. 熱交換素子に使用される流路板を製造する流路板製造方法であって、
    回転軸が平行に配置された一対のローラの間に第1の基板を通過させ、前記一対のローラの何れか一方のローラに取付けられた切断刃により前記第1の基板を打ち抜き、孔を形成するステップと、
    互いに噛み合う一対のギアの間に、前記孔が形成された前記第1の基板を通過させて、前記第1の基板を波形に成形するステップと、
    前記ローラの回転軸と前記ギアの回転軸とを同期して回転させるステップと、
    波形に成形された前記第1の基板に、前記第1の基板とは別に供給される第2の基板を接着するステップと、
    を備える流路板製造方法。
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