JP6991154B2 - 時計用のテンプ-ヒゲゼンマイ振動子 - Google Patents

時計用のテンプ-ヒゲゼンマイ振動子 Download PDF

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Description

本発明は、時計用のテンプ-ヒゲゼンマイ型振動子に関し、より詳細には、等時性が改善されたこのタイプの振動子に関する。等時性とは、テンプの振動振幅の関数として、及び時計の位置の関数としての動作の変動であると理解される。変動がより小さいほど、より等時性のある振動子となる。
テンプ-ヒゲゼンマイ振動子の動作は、テンプの平衡の欠如に起因する動作と、ヒゲゼンマイに起因する動作の合計に等しい。垂直位置において、テンプの平衡の欠如、すなわち不均衡は、振動子の規則性を阻害する。この阻害を最小限にするために、フライス削りにより、又はテンプ上に設けられたスクリューの調整を利用して、テンプを再度バランス調整することが一般的である。ヒゲゼンマイに起因する動作の変動は、主として、ヒゲゼンマイの偏心進展及び重量によって引き起こされる。ヒゲゼンマイの偏心進展は、振動子のシャフトの枢動軸と該枢動軸が回転しているベアリングとの間の復元力によって引き起こされる阻害トルク(全ての位置で同じ)を生成する。ヒゲゼンマイの重量は、水平位置に対する時計の傾斜に基づく別の阻害トルクを生成する。
近年、振動子の等時性を損なう程度を低減するため、ヒゲゼンマイの幾何学的形状に対する改善がなされている。詳細には、ヒゲゼンマイのブレードに沿った剛性及び/又はピッチの変動を含むヒゲゼンマイを記述している特許出願欧州特許第1445670号、欧州特許第1473604号、欧州特許第2299336号及び国際公開第2014/072781号を引用することができる。現代の製造技術及びシリコンのような材料により、このようなヒゲゼンマイの製造が可能になっている。しかしながら、この手法は、テンプに起因する動作とは別個にヒゲゼンマイに起因する動作を扱うことからなり、振動子の全体の等時性の実施可能な向上が制限される。実際に、ヒゲゼンマイに起因する垂直位置間で動作の不一致を更に低減することは難しいと思われる。これまで提案されているヒゲゼンマイの幾何学的形状の多様性にもかかわらず、ヒゲゼンマイについて動作における不一致を約1秒/日未満にまで低減することは可能ではなく、又は極めて困難である。テンプに関しては、工業的規模で製造する際に、不均衡が0.5μg・cm未満のテンプを製造することは殆ど不可能である。
欧州特許第1445670号明細書 欧州特許第1473604号明細書 欧州特許第2299336号明細書 国際公開第2014/072781号 国際公開第2013/034962号 国際公開第2014/072781号 欧州特許第1780611号明細書
本発明は、テンプ-ヒゲゼンマイ振動子の等時性を改善するため、特に、異なる垂直位置間の動作の不一致を低減するための別の手法を提案することを目的とする。
この目的のため、テンプとヒゲゼンマイとを備え、テンプが平衡の欠如を有する時計用振動子が提供され、テンプにおける平衡の欠如及びヒゲゼンマイの幾何学的形状が、
(a)振動子の90°だけ各々離間して配置された少なくとも4つの垂直位置、好ましくは全ての垂直位置におけるテンプの振動振幅の関数としてヒゲゼンマイの重量に起因した振動子の動作を表す曲線が、200°と240°の間、好ましくは210°と230°の間、より好ましくは215°と225°の間のテンプの振動振幅にてゼロ値を通過し、
(b)150°と280°の振動振幅の間で、振動子の4つの垂直位置におけるテンプの振動振幅の関数としてテンプにおける平衡の欠如に起因した振動子の動作を表す曲線が各々、ヒゲゼンマイの重量に起因した振動子の動作を表す曲線のうちの対応する曲線の平均傾斜と逆の符号の平均傾斜を有する、ようなものである。
従って、本発明は、テンプの平衡の欠如に起因する動作及びヒゲゼンマイの重量に起因する動作が、テンプの通常の動作範囲の少なくとも部分的に、好ましくは実質的に全部にわたって、又はほぼ全てを互いに補償するように、テンプ及びヒゲゼンマイを設計することを提案する。従って、従来技術とは対照的に、本発明は、テンプの不均衡を取り除こうとするものではかく、この不均衡は相当なものでもあり得る。同様に、ヒゲゼンマイの重量に起因した動作を最小限に低減する試みはない。この新規の手法は、振動子の異なる垂直位置間で動作する際に極めて僅かな不一致を達成することを可能にし、従って、時計の精度が向上する。
実際に、ヒゲゼンマイの重量に起因する振動子の動作を表すそれぞれの曲線がゼロを通過する振動振幅は、曲線毎に僅かに異なる可能性がある。上記曲線それぞれ、好ましくは、同じ振動振幅でゼロを通過し、従って、一点で交差する。
好ましい例示的な実施形態において、テンプの平衡の欠如及びヒゲゼンマイの幾何学的形状は、テンプの平衡の欠如に起因する振動子の動作を表す上記曲線のうちの各曲線の平均傾斜が、150°~280°の振動振幅範囲で、ヒゲゼンマイの重量に起因する振動子の動作を表す上記曲線のうちの対応する曲線の平均傾斜と実質的に同じ絶対値を有するようなものである。
テンプの平衡の欠如及びヒゲゼンマイの幾何学的形状は、150°~280°の振動振幅範囲で上記垂直位置間でのテンプの平衡の欠如及びヒゲゼンマイの重量に起因する振動子の動作の最大の不一致が、4秒/日未満、又は2秒/日未満、更には1秒/日未満、又は更には0.7秒/日未満であるようなものとすることができる。
ヒゲゼンマイの内側端部とヒゲゼンマイの回転中心との間の距離は、500μmより大きい、又は600μmより大きい、又は更に700μmより大きいとすることができる。
バランスの不均衡は、0.5μg・cmより大きい、又は1μg・cmより大きいとすることができる。
典型的な例示の実施形態において、ヒゲゼンマイの内側ターンは補剛部分を有し、及び/又はグロースマン曲線として成形される。ヒゲゼンマイの外側ターンもまた、補剛部分を有することができる。
他の例示の実施形態において、ヒゲゼンマイは、少なくとも複数のターンにわたって連続的に変化する剛性及び/又はピッチを有する。
本発明の他の特徴及び利点は、添付図面を参照して以下の詳細な説明を読むと明らかになるであろう。
本発明の第1の実施形態によるテンプ-ヒゲゼンマイ振動子を示す図である。 本発明の第1の実施形態による振動子のヒゲゼンマイを示す図である。 図1に関して反対側から見たときの、本発明による振動子のテンプを示す図である。 本発明の第1の実施形態によるヒゲゼンマイの重量に起因する振動子の動作を表す曲線である。 本発明の第1の実施形態によるテンプの平衡の欠如に起因する発振器の動作を表す曲線である。 本発明の第1の実施形態による、テンプの平衡の欠如とヒゲゼンマイの重量の両方に起因する発振器の動作を表す曲線である。 本発明の第2の実施形態による発振器のヒゲゼンマイを示す図である。 本発明の第2の実施形態によるヒゲゼンマイの重量に起因する振動子の動作を表す曲線である。 本発明の第2の実施形態による、テンプの平衡の欠如に起因する発振器の動作を表す曲線である。 本発明の第2の実施形態による、テンプの平衡の欠如とヒゲゼンマイの重量の両方に起因する発振器の動作を表す曲線である。
図1から図3を参照すると、腕時計又は懐中時計などの時計で使用する目的の時計ムーブメントのための、本発明の第1の実施形態によるテンプ-ヒゲゼンマイ振動子は、テンプシャフト2に装着されたテンプ1と、その内側端部3aがコレット4によってテンプシャフト2に固定され且つその外側端部3bが1又は複数の部材によってムーブメントのフレームに固定されているヒゲゼンマイ3と、を備える。例示の実施例において、ヒゲゼンマイ3の外側端部3bは、本出願人による欧州特許第1780611号に記載されるように、ムーブメントのフレームに装着されたクリップ6により保持される剛性固定部分5によって延びている。しかしながら、外側端部3bは、別のやり方で(例えば、従来のヒゲゼンマイスタッドを使って)フレームに固定することができる。ヒゲゼンマイ3、コレット4及び剛性固定部分5を含む組立体は、モノリシックであり、例えばシリコン又はダイヤモンドから製造することができる。テンプシャフト2はまた、振り石(インパルスピン)8を保持して振動子の振動を維持してカウントする働きをする脱進機の一部を形成するローラー又はダブルローラー7を保持する。
ヒゲゼンマイ3は、一定のブレード断面を有する、従来のアルキメデス螺旋の形態ではない。ヒゲゼンマイの幾何学的形状は、そのブレードに沿って変化する断面及び/又はピッチを有するという意味で、実際には不規則である。例示の実施例において、外側ターンの部分3c(以下、「外側補剛部分」と称する)と内側ターンの部分3d(以下、内側補剛部分)」と称する)は、ヒゲゼンマイ3を形成するブレードの残りの部分よりも大きな断面積を有し、ひいてはより大きな剛性を有する。これらの部分3c及び3dの外側では、ブレードの断面は一定である。ヒゲゼンマイ3のピッチは、その内側ターンに位置する点3e’からその外側ターンに位置する点3eの範囲まで一定である。ピッチは、内側端部3aから点3e’まで僅かに増大する。点3eの後、ピッチは明確に増大し、外側ターンは、アルキメデスのスパイラルのコースに対して最後から2番目のターンから離れて移動し、ヒゲゼンマイの膨張中にこれら2つのターンが互いに接触するのを避けるようにする。点3eと3bとの間に延びるヒゲゼンマイ3の末端部分3fは、外側補剛部分3cの少なくとも一部を、典型的には全てを含む。
しかしながら、ヒゲゼンマイ3の他の多くの幾何学的形状が実施可能である。内側補剛部分3dの代わりに、又は内側補剛部分3dに加えて、内側ターンをグロースマン曲線として成形することができる。外側補剛部3cを有さないことも実施可能である。他の変形形態では、ヒゲゼンマイのブレードの断面を内側ターン又は外側ターンにて局所的にのみ変える代わりに、ブレード沿って全て連続的に、又は数回にわたり、すなわち1より大きい(例えば2以上)のターン数(必ずしも整数でなくてもよい)にわたって断面を変えることが可能となる。断面の変化の代わりに、又はそれに加えて、ヒゲゼンマイのピッチをブレードに沿って連続的に全て又は複数のターンにわたって変化させることも可能である。更に、断面を変えることとは異なる方法で、例えば、ドーピング又は熱処理によって、ヒゲゼンマイの剛性をブレードに沿って変化させることが可能である。
テンプ-ヒゲゼンマイ振動子の動作は、テンプに起因する動作とヒゲゼンマイに起因する動作の合計に等しい。テンプは、垂直位置での動作にのみ影響を与える。テンプに起因する振動子の動作は、テンプの平衡の欠如によって、すなわち製造公差の理由により、テンプの重心が回転軸上にないことによって引き起こされる。図3を参照して、dが、テンプ1の重心Gの半径方向位置(テンプの回転中心Oに対して、回転軸2に垂直な平面内での投影において)を定めるのに使用され、Mbがテンプの質量を定めるのに使用される場合、大きさA=d.Mbはテンプの不均衡である。以下に示すように、テンプの不均衡Aと、その重心Gの角度位置θb(例えば、図3に示すように、テンプのアームに対して、回転軸2に垂直な平面内での投影において定められる)は、テンプの平衡の欠如に起因する動作の調整パラメータである。ヒゲゼンマイは、水平位置又は垂直位置での動作に影響を与える。テンプシャフトのベアリングでは、ヒゲゼンマイの偏心進展が変化する反作用を引き起こし、これは振動子の全ての位置で起こる。更に、垂直位置では、偏心進展によって引き起こされるヒゲゼンマイの重心の変位は、重心に加わるヒゲゼンマイの重量に起因した等時性の欠如をもたらす。この阻害は、本発明で考慮されていない重力に起因するヒゲゼンマイの弾性サギングの作用とは異なる。
理論によれば、テンプの振動振幅の関数としてのテンプにおける平衡の欠如に起因する振動子の動作を表す曲線は、その何れかの垂直位置において、220°の振動振幅にてゼロ値を通過する(すなわち、横軸を横切る)。また、理論によれば、完全アルキメデス螺旋の形の一定ブレード断面を有するヒゲゼンマイにおいて、テンプの振動振幅の関数としてヒゲゼンマイの重量に起因する振動子の動作を表す曲線は、その何れかの垂直位置において、振動振幅が163.5°及び330.5°にて値0を通過する(すなわち、横軸を横切る)。
本発明は、テンプの平衡の欠如に起因する動作及びヒゲゼンマイの重量に起因する動作が互いに補償し、従って、異なる垂直位置間の動作の不一致を低減することができ、或いは実質的に相殺することさえできるように、平衡パラメータA、θb及びヒゲゼンマイ幾何学的形状を選択することが可能であるという知見に基づいている。
図2の実施例では、ヒゲゼンマイ3は、14個のターンを有する。ヒゲゼンマイを形成するブレードの厚さe0は、ヒゲゼンマイの回転中心Oからの半径で測定して、より大きくなっている外側補剛部分3cと内側補剛部分3dに沿った部分を除いて、28.1μmである。点3e’と3eとの間のヒゲゼンマイのピッチは86.8μmである。コレット4の半径R、すなわちヒゲゼンマイの内側端部3aと中心Oとの間の距離(中心をOとし内側端部3aの中間(厚さe0の半分)を通る円の半径として定義される)は、545μmである。内側補剛部分3dの最大厚さedは、内側ターンの開始点(点3aと点3e’との間)の曲率中心Cdからの半径で測定して、73μmである。曲率中心Cdから測定した内側補剛部分3dの角度範囲θdは78°である。曲率中心Cdから測定した角度位置αd(内側端部3aに対する中心位置)は82°である。ヒゲゼンマイ3の末端部分3fの曲率中心Ccから半径で測定した外側補剛部分3cの最大厚さecは88μmである。曲率中心Ccから測定した外側補剛部分3cの角度範囲θc及び角度位置αc(ヒゲゼンマイ3の外側端部3bに対する中心位置)は、それぞれ94°と110°である。
図4は、90°だけ離間して配置された振動子の4つの垂直位置、すなわち、高垂直位置VH(上の3時位置)(曲線S1)、右垂直位置VD(上の12時位置)(曲線S2)、左垂直位置VG(上の6時位置)(曲線S3)及び低垂直位置VB(上の9時位置)(曲線S4)の各々における、テンプ1の振動振幅の関数としてヒゲゼンマイ3の重量に起因した振動子1、2、3の動作を示している。図4の図表の横軸には平衡位置に対する角度で表したテンプ1の振動振幅がプロットされており、縦軸には、1日あたりの秒数(s/d)の単位での動作が表されている。各曲線S1~S4は、次式を用いて生成されている。
Figure 0006991154000001
上式は、Presses polytechniques et universitaires romandesによって編集された、
Figure 0006991154000002
による
Figure 0006991154000003
の論文(2011)で提案されている。ここで、μは動作、Mはヒゲゼンマイの質量、Lはヒゲゼンマイの長さ、Eはヒゲゼンマイのヤング率、Iはヒゲゼンマイの面積の二次モーメント、gは重力定数、θは平衡位置に対するテンプの伸び、θ0は平衡位置に対するテンプの振幅、φは位相(θ=θ0cosφ)、ygは、図3の座標系(O、x、y)におけるヒゲゼンマイの重心の縦座標(ここでy軸は重力と反対)、δは微分を示す。ヒゲゼンマイの重心の変位(大きさygの変動)は、有限要素で計算している。微分及び積分は数値計算している。
図示のように、曲線S1~S4は、横軸に位置する点P1において約218°の振動振幅で交差し、その振幅は、220°の振動振幅に近接し、ここで対応するテンプの曲線が交差する。交点P1の位置に最も影響を与えるヒゲゼンマイ3の部分は、内側補剛部分3dである。外側補剛部分3cは、交点P1の調整を精緻化すること、及び/又は本出願人の特許出願WO2013/034962及びWO2014/072781に記載されているように、脱進部によって引き起こされる動作の損失を補償する動作の前進を生じさせることができる。実際に、点P1又は点P1の近傍にある交点は、振動子の全ての垂直位置において起こる。
図5は、振動子の上述の4つの垂直位置、すなわち、高垂直位置VH(曲線B1)、右垂直位置VD(曲線B2)、左垂直位置VG(曲線B3)及び低垂直位置VB(曲線B4)の各々における、テンプ1の振動振幅の関数としてテンプ1の平衡の欠如に起因した振動子1、2、3の動作を示している。各曲線B1~B4は、次式を用いて生成されている。
Figure 0006991154000004
上式は、上述の論文
Figure 0006991154000005
で提案されており、ここで、μは動作、θ0は平衡位置に対するテンプの振幅、Mbはテンプの質量、gは重力定数、dはテンプの重心の半径方向位置、Jbはテンプの慣性モーメント、ω0は振動子の固有角度周波数、J1は1次のベッセル関数(約220°のθ0の値で相殺される)、βは振り石8に対するテンプの重心の角度位置(図3を参照、β=θb-45°)、及びφは重力方向に対する振り石8の角度位置である。
より詳細には、図5の図表は、不均衡Aが0.6μg・cmであり、重心の角度位置θbが60°であるテンプの図である。各曲線B1~B4の傾斜、詳細には平均傾斜は、各曲線S1~S4それぞれの傾斜、詳細には平均傾斜とは符号が逆である点に留意されたい。換言すると、曲線B1、B2が増加している間は曲線S1、S2が減少し、曲線B3、B4が減少している間は曲線S3、S4が増加する。このことは、垂直位置におけるテンプの通常の動作範囲、すなわち、150°~280°の振動振幅範囲において特に当てはまる。曲線S1~S4及び曲線B1~B4の傾斜に関するこの特徴を曲線S1~S4の交点P1が280°で曲線B1~B4の交点P2と近接していることと組み合わせることにより、テンプ1の平衡の欠如に起因する動作とヒゲゼンマイ3の重量に起因した動作を少なくとも部分的に互いに補償することが可能となる。各曲線S1~S4の平均傾斜は、150°~280°の振動振幅範囲において対応する曲線B1~B4の平均傾斜と実質的に絶対値が同じであることが好ましい。振動子の設計の際における曲線S1~S4の傾斜の調整は、テンプの不均衡Aと重心の角度位置θbを変動させることによって行われる。不均衡Aが一定の場合、テンプの重心の角度位置θbを変動させると、曲線B1~B4の相対位置が変化する。従って、曲線S1~S4の順序(曲線の傾斜に応じて)が曲線S1~S4の順序と逆になるように、値θbを選択することが適切である。一定値θbの場合には、不均衡Aを変動させることにより、各曲線B1~B4の傾斜が増減し、これによりテンプとヒゲゼンマイとの間の補償の度合いを最適化することが可能となる。
図6は、上述の4つの垂直位置、すなわち、高垂直位置VH(曲線J1)、右垂直位置VD(曲線J2)、左垂直位置VG(曲線J3)及び低垂直位置VB(曲線J4)の各々における、テンプの平衡の欠如及びヒゲゼンマイの重量に起因した振動子の動作(テンプの平衡の欠如に起因した動作とヒゲゼンマイの重量に起因した動作の合計)を示している。これらの垂直位置間の動作の不一致は極めて僅かであり、150°~280°の振動振幅の範囲における最大動作不一致は、0.7s/d未満である点に留意されたい。
実際に、製造後のテンプでは、フライス削りにより及び/又はテンプ上に設けられたスクリューの調整を利用して、及び/又はテンプ上に設けられた慣性ブロックを利用して不均衡A及び重心の角度位置θbを調整することが可能である。しかしながら、テンプの製造及び調整を容易にするために、本発明の第2の実施形態によれば、より大きな不均衡Aを選ぶことが可能となる。ただし、不均衡Aが増大すると、曲線B1~B4の傾斜が増大する。ヒゲゼンマイがテンプの平衡の欠如に起因する動作を補償できるようにするためには、本発明のこの第2の実施形態により、コレット4の半径を増大させて曲線S1~S4の傾斜を増大させるようにすることも可能となる。
従って、図7は、図2に示したヒゲゼンマイ3と同じタイプのヒゲゼンマイ3’を示しているが、コレット半径Rは、545μmから760μmに増加している。ヒゲゼンマイ3と同様に測定されたe0、ec、ed、θc、θd、αc、αdの値は以下の通りである。
0=25.9μm
c=86μm
d=71μm
θc=94°
θd=78°
αc=90°
αd=88°
ヒゲゼンマイ3’のピッチは、96.5μmである。ターン数は10である。
図8は、上述の4つの垂直位置、すなわち、高垂直位置VH(曲線S1’)、右垂直位置VD(曲線S2’)、左垂直位置VG(曲線S3’)及び低垂直位置VB(曲線S4’)の各々における、テンプ1の振動振幅の関数としてヒゲゼンマイ3’の重量に起因した振動子1、2、3’の動作を示している。これらの曲線S1’~S4’は、横軸に位置し、約223°のテンプの振動振幅に対応する点P1’にて実質的に交差する。
図9は、上述の4つの垂直位置、すなわち、高垂直位置VH(曲線B1’)、右垂直位置VD(曲線B2’)、左垂直位置VG(曲線B3’)及び低垂直位置VB(曲線B4’)の各々における、テンプ1の振動振幅の関数としてテンプ1の平衡の欠如に起因した振動子1、2、3’の動作を示している。図9の図表は、不均衡Aが1.25μg・cmであり、重心の角度位置θbが55°であるテンプで生成されている。曲線S1’~S4’の傾斜及び曲線B1’~B4’の傾斜により、テンプ1とヒゲゼンマイ3との間の動作補償が可能となる点に留意されたい。
図10は、上述の4つの垂直位置、すなわち、高垂直位置VH(曲線J1’)、右垂直位置VD(曲線J2’)、左垂直位置VG(曲線J3’)及び低垂直位置VB(曲線J4’)の各々における、テンプ1の平衡の欠如及びヒゲゼンマイ3’の重量に起因した振動子1、2、3’の動作を示している。これらの垂直位置間の動作の不一致は極めて僅かであり、150°~280°の振動振幅の範囲における最大動作不一致は、0.7s/d未満である点に留意されたい。
上述の例示的な実施形態は限定をするものではない。当然のことながら、請求項に記載された発明を実施するために多くの構成が実施可能である。

Claims (16)

  1. テンプ(1)とヒゲゼンマイ(3)とを備え、前記テンプが平衡の欠如を有する時計用の振動子であって、
    前記テンプにおける平衡の欠如及び前記ヒゲゼンマイの幾何学的形状が、
    (a)前記振動子の90°だけ離間して配置された少なくとも4つの垂直位置において、前記テンプの振動振幅の関数としての前記ヒゲゼンマイの重量に起因した前記振動子の動作を表す曲線(S1~S4;S1’~S4’)が、各々、200°と240°の間の前記テンプの振動振幅にてゼロ値を通過し、
    (b)150°と280°の振動振幅の間で、前記振動子の前記4つの垂直位置において、前記テンプの振動振幅の関数としての前記テンプにおける平衡の欠如に起因した前記振動子の動作を表す曲線(B1~B4;B1’~B4’)が、各々、前記ヒゲゼンマイの重量に起因した前記振動子の動作を表す前記曲線(S1~S4;S1’~S4’)のうちの対応する曲線の平均傾斜と逆の符号の平均傾斜を有する、
    ことを特徴とする、時計用の振動子。
  2. 前記ヒゲゼンマイの幾何学的形状は、前記ヒゲゼンマイの重量に起因した前記振動子の動作を表す前記曲線(S1~S4;S1’~S4’)が各々、210°と230°の間の前記テンプの振動振幅にてゼロ値を通過する、ことを特徴とする請求項1に記載の振動子。
  3. 前記ヒゲゼンマイの幾何学的形状は、前記ヒゲゼンマイの重量に起因した前記振動子の動作を表す前記曲線(S1~S4;S1’~S4’)が各々、215°と225°の間の前記テンプの振動振幅にてゼロ値を通過する、ことを特徴とする請求項2に記載の振動子。
  4. 前記テンプにおける平衡の欠如及び前記ヒゲゼンマイの幾何学的形状は、前記テンプにおける平衡の欠如に起因した前記振動子の動作を表す前記曲線(B1~B4;B1’~B4’)のうちの各曲線の平均傾斜が、150°~280°の振動振幅の範囲で、前記ヒゲゼンマイの重量に起因する前記振動子の動作を表す前記曲線(S1~S4;S1’~S4’)のうちの対応する曲線の平均傾斜と実質的に同じ絶対値を有する、ことを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載の振動子。
  5. 前記テンプにおける平衡の欠如及び前記ヒゲゼンマイの幾何学的形状は、150°~280°の振動振幅の範囲で前記垂直位置間での前記テンプにおける平衡の欠如及び前記ヒゲゼンマイの重量に起因した前記振動子の動作の最大の不一致が、4秒/日未満、である、ことを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載の振動子。
  6. 前記テンプにおける平衡の欠如及び前記ヒゲゼンマイの幾何学的形状は、150°~280°の振動振幅の範囲で前記垂直位置間での前記テンプにおける平衡の欠如及び前記ヒゲゼンマイの重量に起因した前記振動子の動作の最大の不一致が、2秒/日未満である、ことを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載の振動子。
  7. 前記テンプにおける平衡の欠如及び前記ヒゲゼンマイの幾何学的形状は、150°~280°の振動振幅の範囲で前記垂直位置間での前記テンプにおける平衡の欠如及び前記ヒゲゼンマイの重量に起因した前記振動子の動作の最大の不一致が、1秒/日未満である、ことを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載の振動子
  8. 前記テンプにおける平衡の欠如及び前記ヒゲゼンマイの幾何学的形状は、150°~280°の振動振幅の範囲で前記垂直位置間での前記テンプにおける平衡の欠如及び前記ヒゲゼンマイの重量に起因した前記振動子の動作の最大の不一致が、0.7秒/日未満である、ことを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載の振動子。
  9. 前記ヒゲゼンマイ(3’)の内側端部(3a)と前記ヒゲゼンマイ(3’)の回転中心(O)との間の距離(R)は、500μmより大きい、ことを特徴とする請求項1~8の何れか一項に記載の振動子。
  10. 前記ヒゲゼンマイ(3’)の内側端部(3a)と前記ヒゲゼンマイ(3’)の回転中心(O)との間の距離(R)は、600μmより大きい、ことを特徴とする請求項1~8の何れか一項に記載の振動子。
  11. 前記ヒゲゼンマイ(3’)の内側端部(3a)と前記ヒゲゼンマイ(3’)の回転中心(O)との間の距離(R)は、700μmよりも大きい、ことを特徴とする請求項1~8の何れか一項に記載の振動子。
  12. 前記テンプの不均衡は、0.5μg・cmよりも大きい、ことを特徴とする請求項1~11の何れか一項に記載の振動子。
  13. 前記テンプの不均衡は、1μg・cmよりも大きい、ことを特徴とする請求項1~11の何れか1項に記載の振動子。
  14. 前記ヒゲゼンマイ(3;3’)の内側ターンは、補剛部分(3d)を有し、及び/又はグロースマン曲線として成形される。ことを特徴とする請求項1~13の何れか一項に記載の振動子。
  15. 前記ヒゲゼンマイ(3;3’)の外側ターンは、補剛部分(3c)を有する、ことを特徴とする請求項14に記載の振動子。
  16. 前記ヒゲゼンマイが、少なくとも複数のターンにわたって連続的に変化する剛性及び/又はピッチを有する、ことを特徴とする請求項1~13の何れか一項に記載の振動子。
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