JP6989446B2 - 作業支援装置及び作業支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、作業支援装置及び作業支援システムに関する。
製造業務に従事する作業員は、従来、様々な事象を経験しながら状況に適した作業を習得する。しかしながら、近時、設備及び運用システムの高度化に伴い、作業を習得する機会は減少している。未経験の事象に遭遇した作業員が適切に対処することができない結果、ロスコストが増大し、事故が発生する可能性も増大する。さらに、社会の高齢化に伴う熟練作業員の大量退職が控えており、熟練作業員のノウハウを継承することが急務となっている。作業員は、未経験の作業を行う場合、まずマニュアルを参照する。それが不可能である場合、作業員は、ノウハウを有する熟練作業員に支援を依頼する。
特許文献1のタスク実行支援装置は、複数の作業からなる業務において、支援を依頼する者から支援依頼を受け付けると、当該作業を終了した他者のうちから、支援し得る候補者を抽出する。このとき、当該装置は、支援を行った場合現行の作業に支障が生じるような他者を候補から除外する。
特開2017−41209号公報
マニュアルは、設備が設計された際に作成される。その後長期間が経過し、当該設備の環境又は運用方法が変化しているにもかかわらず、マニュアルが更新されない場合は多い。また、支援を依頼する者と支援する者との間には、セキュリティレベル(アクセス権限)の相違が存在する場合も多い。支援を依頼する者は、支援する者に対し、支援に必要な資料等を無制限に開示することはできない。特許文献1は、マニュアルの更新によるノウハウの蓄積及びセキュリティレベルの相違を前提とした作業支援には言及していない。
そこで、本発明は、セキュリティレベルを反映したうえで支援者に対する開示物を選び、支援結果をマニュアル化することを目的とする。
本発明の作業支援装置は、作業を行う依頼者と作業に対する支援を行う支援者とがコミュニケーションを行う場を提供するために、依頼者が予め支援者に要求する属性情報に基づき支援者を決定する支援者管理部と、依頼者が所属する組織と支援者が所属する組織との関係に基づくセキュリティレベルに応じて、コミュニケーションを行う場において依頼者が支援者に開示することができる開示物を決定するアプリケーション管理部と、を備えることを特徴とする。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、セキュリティレベルを反映したうえで支援者に対する開示物を選び、支援結果をマニュアル化することができる。
作業支援装置の構成を説明する図である。 支援者情報を説明する図である。 支援依頼情報を説明する図である。 アクセス情報を説明する図である。 セキュリティレベル情報を説明する図である。 アプリケーション情報を説明する図である。 支援ログ情報を説明する図である。 マニュアル情報を説明する図である。 全体処理手順のフローチャートである。 作業支援装置の処理手順のフローチャートである。 ステップS322の詳細のフローチャートである。 ステップS364の詳細のフローチャートである。 ステップS332の詳細のフローチャートである。 ステップS459の詳細のフローチャートである。 依頼者端末装置の処理手順のフローチャートである。 ステップS622の詳細のフローチャートである。 支援者端末装置の処理手順のフローチャートである。 ログイン画面の一例である。 メニュー画面の一例である。 マニュアル検索画面の一例である。 支援依頼画面の一例である。 支援画面の一例である。
以降、本発明を実施するための形態(“本実施形態”という)を、図等を参照しながら詳細に説明する。本実施形態は、作業支援装置が提供するウエブサイトにおいて、未熟練作業員が熟練作業員とコミュニケーションを行う例である。本実施形態は、製造現場等における作業を想定しているが、これは一例に過ぎない。本発明は、研究、開発、調査、一般事務等における“打ち合わせ”にも適用可能である。さらに、企業活動の一環としての作業、打ち合わせ以外にも、一般的な生活上の相談に対しても本発明は適用可能である。
(用語)
依頼者とは、自身が行うべき作業についてのノウハウが不足していることに起因し、他者に対して支援を依頼する者である。支援者とは、自身のノウハウに基づき他者を支援する者である。多くの場合、依頼者は未熟練作業員であり、支援者は熟練作業員である。依頼者は、支援者と同じ組織に属している場合もあるし、そうでない場合もある。ユーザとは、本実施形態の作業支援装置にアクセスすることを許可された者である。ユーザは、ある件において依頼者となり得ると同時に、別の件において支援者ともなり得る。
支援ポータルサイトとは、作業支援装置が提供するウエブサイトである。支援ポータルサイトにおいて依頼者と支援者とが出会う。支援ポータルサイトは、主に2つの機能を提供する。一方は支援マニュアルであり、他方は支援アプリケーションである。支援マニュアルとは、依頼者のノウハウ不足が予測される技術上のテーマごとに作成された一般的な技術ガイドである。
支援アプリケーションとは、特定の依頼者及び支援者が特定の技術上のテーマについてコミュニケーションを行う場である。支援アプリケーションは、支援マニュアルに比して、より依頼者向けにカスタマイズされている。すなわち、支援アプリケーションにおいては、依頼者が予め指定した属性情報を満たす支援者が依頼者を支援する。さらに、支援アプリケーションは、依頼者から開示された開示物を含み、依頼者及び支援者間のコミュニケーションの結果をテキスト又は音声として記録することもできる。
開示物とは、依頼者が支援者に対して開示する、依頼者の作業に関する資料であり、その型式は、映像(動画)、静止画像、音声、テキスト、図、表等である。開示物は、依頼者の作業に対する支援者の理解を促進するが、多くの場合、依頼者の秘密情報を含む。開示物は、支援アプリケーションのテンプレートに組み込まれる。テンプレートとは、支援アプリケーションの枠組み(空白ページ)である。
依頼者は、支援アプリケーションに比して、支援マニュアルをより簡便に使用し得る。支援アプリケーションは、予め支援者を選ぶための条件を指定し開示物を準備する手間を依頼者に課するが、具体的なノウハウを的確に依頼者に提供することができる。
セキュリティレベルとは、依頼者の所属と支援者の所属との関係に基づく、両者間の情報開示の許容度である。そして、セキュリティレベルに応じて、依頼者から支援者に対して開示することが可能な開示物が決定される。依頼者が同じであっても、支援者が異なればセキュリティレベルも異なる。支援者が同じであっても、依頼者が異なればセキュリティレベルも異なる。例えば、両者が同一企業の同一事業所の同一部署に属している場合、両者間のセキュリティレベルは低い。両者が異なる企業に属している場合、両者間のセキュリティレベルは高い。セキュリティレベルが低いほど、より多くの開示物を支援アプリケーションに組み込むことができる。
再生スクリプトとは、依頼者及び支援者が支援アプリケーション上で行ったコミュニケーションをその履歴の通りに後日再生するプログラムである。作業支援装置は、再生スクリプトを支援マニュアルとして記憶する。すると、依頼者は、支援マニュアルを使用するのと同等の簡便さで、支援者からの過去のアドバイス等を繰り返し視聴できる。
(作業支援装置)
図1に沿って、作業支援装置の構成を説明する。作業支援装置1は、一般的なコンピュータであり、中央制御装置11、カメラ、マウス、キーボード等の入力装置12、スピーカ、ディスプレイ等の出力装置13、主記憶装置14、補助記憶装置15及び通信装置16を備える。これらは、バスで相互に接続されている。作業支援装置1は、支援ポータルサイトの管理者によって運営される。
補助記憶装置15は、支援者情報31、支援依頼情報32、アクセス情報33、セキュリティレベル情報34、アプリケーション情報35、支援ログ情報36、マニュアル情報37及びユーザ登録情報38(詳細後記)を格納している。主記憶装置14における支援者管理部21、アクセス管理部22、アプリケーション管理部23、マニュアル管理部24及び支援ログ管理部25は、プログラムである。以降、“○○部は、”と主体を記した場合、それは、中央制御装置11がこれらのプログラムを補助記憶装置15から読み出し主記憶装置14にロードしたうえで、各プログラムの機能を実現することを意味する。主記憶装置14における支援ポータルサイト26は、前記した支援ポータルサイトである。
作業支援装置1は、内部ネットワーク6、セキュリティ装置4及び外部ネットワーク7を介して、依頼者端末装置2及び支援者端末装置3と通信可能である。依頼者端末装置2及び支援者端末装置3は、一般的なコンピュータであり、それぞれ、依頼者及び支援者によって操作される。作業支援装置1、依頼者端末装置2及び支援者端末装置3は、作業支援システムを構成する。
依頼者端末装置2及び支援者端末装置3のそれぞれは、中央制御装置、入力装置、出力装置、主記憶装置、補助記憶装置及び通信装置(図示せず)を備える。依頼者端末装置2及び支援者端末装置3のそれぞれは、作業支援装置1にアクセスして支援ポータルサイト26を視聴するためのプログラムを備える。このプログラムは、支援ポータルサイトがウエブ環境で動作する場合、一般的なウエブブラウザであってもよい。それ以外の場合、このプログラムは、ネイティブな専用アプリケーションであってもよい。当該プログラムが、依頼者端末装置2及び支援者端末装置3の動作主体となってもよいし、作業支援装置1が備えるプログラムが一時的に依頼者端末装置2及び支援者端末装置3に読み込まれることによって、それぞれの動作主体となってもよい。
依頼者端末装置2は、開示物5を備える。開示物5は、支援アプリケーションに対して組み込まれる。すると、依頼者端末装置2及び支援者端末装置3は、支援ポータルサイト26にアクセスすることにより、開示物5を視聴することができる。
内部ネットワーク6と外部ネットワーク7との間にセキュリティ装置4が存在する。“内部”及び“外部”の語は、ネットワークが作業支援装置1から見てセキュリティ装置4の内側にあるかそれとも外側にあるかを意味している。外部ネットワーク7は、インターネットであってもよい。内部ネットワーク6は、イーサネット(登録商標)であってもよい。セキュリティ装置4は、アクセス制御に基づいたデータ通信処理を行う。セキュリティ装置4は、例えば、公知技術であるファイアウォールであってもよい。なお、ここでのアクセス制御は、セキュリティレベルに応じて開示物を支援アプリケーションに組み込むか否かを判断することとは直接関係しない。
(支援者情報)
図2に沿って、支援者情報31を説明する。支援者情報31においては、登録ID(Identifier)欄101に記憶された登録IDに関連付けて、基本情報欄102には基本情報が、経歴欄103には経歴が、特性欄104には特性が、推薦欄105には推薦フラグが、現地対応可能範囲欄106には現地対応可能範囲が、支援経験欄107には支援経験が記憶されている。支援者情報31は、本来、横方向のレコード(行)が、上下に複数本蓄積された構成を有する。図2の支援者情報31が上下の2段に分かれて記載されているのは、専ら紙面の制約に起因する。このことは、後記する図3についても同様である。
登録ID欄101の登録IDは、支援者の登録を一意に特定する識別子である。本実施形態においては、登録と支援者とは、1対1に対応している。したがって、登録IDは、支援者を一意に特定する識別子でもある。
基本情報欄102の基本情報は、支援者の氏名(欄102a)、住所(欄102b)、及び、電話番号、メールアドレス等の連絡先(欄102c)である。
経歴欄103の経歴は、現役/退職の区別(欄103a)、業種(欄103b)、勤務先(欄103c)、職種(欄103d)、勤続(欄103e)及び1又は複数の経験業務(欄103f、103g、・・・)である。このうち、勤務先は、支援者が勤務している(又は勤務していた)企業名である。ここでの勤務先は、“企業名/事業所名/部署名”の階層構造を有する。依頼者の所属する勤務先と契約関係にあることを示す記号が、企業名に対し付されてもよい。業種は、勤務先の業種である。勤続は、支援者が勤務先において勤務した年数である。経験業務は、支援者が勤務先において従事している(又は従事していた)1又は複数の具体的な業務である。職種は、経験業務のうちその支援者の活躍の分野を最も端的に代表する業務である。
特性欄104の特性は、支援者が有する業務上のスキル(能力又は資格)である。そのうち、IT(Information Technology)欄104bには、情報処理関連のスキルが記憶され、業務欄104aにはそれ以外のスキルが記憶される。
推薦欄105の推薦フラグは、“自薦”又は“他薦”のいずれかである。“他薦”は、その支援者が依頼者によって登録されたことを示す。“自薦”は、その支援者が自ら自身を登録したことを示す。本実施形態においては、“他薦”が原則である。
現地対応可能範囲欄106の現地対応可能範囲は、支援者が依頼者を訪問する場合、訪問が可能な地域である。
支援経験欄107の支援経験は、支援者が支援ポータルサイト26において、依頼者に対して支援を行った直近の過去の年月日(欄107a)、支援の内容(欄107b)及び支援者に対する依頼者の評価(欄107c)である。
(支援依頼情報)
図3に沿って、支援依頼情報32を説明する。支援依頼情報32においては、依頼ID欄111に記憶された依頼IDに関連付けて、依頼名称欄112には依頼名称が、依頼者情報欄113には依頼者情報が、依頼内容欄114には依頼内容が、支援者ID欄118には支援者IDが記憶されている。
依頼ID欄111の依頼IDは、依頼者からの依頼を一意に特定する識別子である。
依頼名称欄112の依頼名称は、依頼の名称(タイトル)である。
依頼者情報欄113の依頼者情報は、依頼者の氏名(欄113a)及び勤務先(欄113b)である。ここでの勤務先は、“企業名/事業所名/部署名”の階層構造を有する。
依頼内容欄114の依頼内容は、基本依頼情報欄115、セキュリティレベル情報欄116及び付加条件欄117を有する。
基本依頼情報(欄115)のうち、日時(欄115a)は、依頼者が支援を受けることを希望する時点の年月日である。場所(欄115b)は、支援者が依頼者を訪問する場合の場所である。職種(欄115c)は、支援すべき作業の職種である。支援業務(欄115d)は、支援の具体的内容である。支援型式(欄115e)は、支援者が依頼者を訪問することを前提とする“現地”、又は、支援者が支援アプリケーション上で支援することを前提とする“遠隔”のいずれかである。
支援アプリテンプレート(欄115f)は、支援アプリケーション上で支援する場合における支援アプリケーションのテンプレートの番号である。支援型式(欄115g)は、“再生映像”又は“レポート”のいずれかである。“再生映像”は、支援アプリケーション上で開示物を再生しながら支援者とリアルタイムでコミュニケーションすることを依頼者が希望することを示す。“レポート”は、現地における支援の後、支援者が依頼者に対してレポートを提出することを依頼者が希望することを示す。
セキュリティレベル情報欄116には、セキュリティレベル(欄116a〜116f)ごとに、依頼者が支援者に対して開示することができる1又は複数の開示物のタイトルが記憶されている。セキュリティレベルは、その数字が大きくなるほど高く、開示がより制限的になる。前記したように、セキュリティレベルは、依頼者の所属と支援者の所属との関係に応じて決まる。実際の支援者が決まる前にセキュリティレベルが決まることはない。その意味で、セキュリティレベル情報欄116は、セキュリティレベルが決まったと仮定した場合に、そのセキュリティレベルで開示できる開示物を示したものである。
付加条件欄117には、依頼者が支援者に対して要求する属性情報が記憶されている。スキル(欄117a)は、支援者のスキル(能力又は資格)である。ITスキル(欄117b)は、支援者のスキルのうち、情報処理関連のスキルである。セキュリティレベル(欄117c)は、欄116のセキュリティレベルのうち、当該依頼について支援アプリケーションを使用する際に特に依頼者が希望するものである。つまり、欄117cのセキュリティレベルには、依頼ごとの依頼者の意向が反映されており、例えば欄117cに記憶されているセキュリティレベルの値が小さいほど、依頼者は、自身の身近にいる支援者を求めている。なお、請求項における“属性情報”には、狭義にはここでの付加条件117が相当し、広義には、ここでの基本依頼情報115及び付加条件117が相当する。
支援経験(欄117d)は、支援者が依頼者に対して支援を行った実績を必要とすることを示す“要”、又は、必要としないことを示す“不要”のいずれかである。優先項目(欄117e)は、支援者を選ぶ基準として、スキル(欄117a)、ITスキル(欄117b)、セキュリティレベル(欄117c)及び支援経験(欄117d)のうち、他よりも優先されるもの(複数指定可)である。
支援者ID欄118の支援者IDは、候補のうちから最終的に選出された支援者を特定する登録IDである(ユーザIDでもよい)。
(アクセス情報)
図4に沿って、アクセス情報33を説明する。アクセス情報33においては、依頼ID欄121に記憶された依頼IDに関連付けて、ユーザID欄122にはユーザIDが、セッションID欄123にはセッションIDが、役割欄124には役割が、支援者セキュリティレベル欄125には支援者セキュリティレベルが、ウエブアプリリンク情報欄126にはウエブアプリリンク情報が、切断フラグ欄127には切断フラグが記憶されている。
依頼ID欄121の依頼IDは、図3の依頼IDと同じである。
ユーザID欄122のユーザIDは、ユーザを一意に特定する識別子である。
セッションID欄123のセッションIDは、ユーザと支援アプリケーションとの接続機会であるセッションを一意に特定する識別子である。
役割欄124の役割は、そのセッションにおいてユーザが依頼者であることを示す“依頼者”、又は、ユーザが支援者であることを示す“支援者”のいずれかである。
支援者セキュリティレベル欄125の支援者セキュリティレベルは、役割が“支援者”である場合、ユーザが依頼者から見てどのセキュリティレベルに属するかを示す。
ウエブアプリリンク情報欄126のウエブアプリリンク情報は、支援ポータルサイト26のネットワークにおける位置を示す情報であり、ここでは支援ポータルサイト26のURL(Uniform Resource Locator)である。
切断フラグ欄127の切断フラグは、セッションが現在接続中であることを示す“1”、又は、現在切断されていることを示す“0”のうちのいずれかである。
(セキュリティレベル情報)
図5に沿って、セキュリティレベル情報34を説明する。セキュリティレベル情報34においては、セキュリティレベル(行131の各欄)及び開示可能範囲(行132の各欄)が1対1に対応している。図5の例では、開示可能範囲は、依頼者の立場から見た支援者の所属である。ここでは、企業、事業所、部署等の組織階層、及び、契約関係の有無によってセキュリティレベルが区分されているが、これは一例に過ぎない(詳細後記)。
(アプリケーション情報)
図6に沿って、アプリケーション情報35を説明する。アプリケーション情報35においては、アプリケーションID欄141に記憶されたアプリケーションIDに関連付けて、支援業務欄142には支援業務が、職種欄143には職種が、開示物欄144には開示物が記憶されている。
アプリケーションID欄141のアプリケーションIDは、支援アプリケーションを一意に特定する識別子である。
支援業務欄142の支援業務は、図3の支援業務(欄115d)と同じである。
職種欄143の職種は、図3の職種(欄115c)と同じである。
開示物欄144には、開示物の型式(欄144a、144c、・・・)及び開示物の位置情報(欄144b、144d、・・・)の組合せが複数記憶されている。このうち型式は、開示物のタイトル(“設備映像”等)及びファイル型式(“.mp4”等)の組合せである。このタイトルによって具体的な開示物が一意に特定される。位置情報は、支援アプリケーションのテンプレート上の2次元座標値である。
(支援ログ情報)
図7に沿って、支援ログ情報36を説明する。支援ログ情報36においては、依頼ID欄151に記憶された依頼IDに関連付けて、依頼名称欄152には依頼名称が、ウエブアプリリンク情報欄153にはウエブアプリリンク情報が、ログ欄154にはログが記憶されている。
依頼ID欄151の依頼IDは、図3の依頼IDと同じである。
依頼名称欄152の依頼名称は、図3の依頼名称と同じである。
ウエブアプリリンク情報欄153のウエブアプリリンク情報は、図4のウエブアプリリンク情報と同じである。
ログ欄154には、時刻情報(欄154a)と1又は複数の開示物(欄154b〜154e)との組合せが“ログ”として記憶されている。時刻情報は、各開示物が支援アプリケーション上で実際に視聴され始めた時点の年月日時分秒である。開示物は、そのタイトル及びファイル型式で表現されている。
(マニュアル情報)
図8に沿って、マニュアル情報37を説明する。マニュアル情報37においては、マニュアルID欄161に記憶されたマニュアルIDに関連付けて、登録日時欄162には登録日時が、マニュアル名欄163にはマニュアル名が、バージョン欄164にはバージョンが、依頼ID欄165には依頼IDが、依頼名称欄166には依頼名称が、ウエブアプリリンク情報欄167にはウエブアプリリンク情報が記憶されている。
マニュアルID欄161のマニュアルIDは、支援マニュアルを一意に特定する識別子である。
登録日時欄162の登録日時は、マニュアル情報37の当該レコードが作成された時点の年月日時分秒である。
マニュアル名欄163のマニュアル名は、支援マニュアルの名称(タイトル)である。“#”については、後記する。
バージョン欄164のバージョンは、支援マニュアルがその同一性を保ちながら更新されて行く場合の、バージョンの番号(初版からの通し番号)である。
依頼ID欄165の依頼IDは、図3の依頼IDと同じである。
依頼名称欄166の依頼名称は、図3の依頼名称と同じである。
ウエブアプリリンク情報欄167のウエブアプリリンク情報は、図4のウエブアプリリンク情報と同じである。
(ユーザ登録情報)
ユーザ登録情報38(図1)においては、ユーザIDに関連付けて、ユーザ名、パスワード及びメールアドレス等の連絡先が記憶されている(図示省略)。
(処理手順)
以降、本実施形態の処理手順を説明する。まず、全体処理手順(図9)において、作業支援装置1、依頼者端末装置2及び支援者端末装置3の時系列の相互関係を大まかに説明する。その後、作業支援装置1の処理手順(図10〜図14)、依頼者端末装置2の処理手順(図15及び図16)並びに支援者端末装置3の処理手順(図17)を説明する。
(全体処理手順)
図9に沿って、全体処理手順を説明する。
ステップS201において、依頼者端末装置2は、マニュアル依頼を作業支援装置1に送信する。マニュアル依頼とは、支援マニュアルを検索して欲しい旨の依頼である。
ステップS202において、作業支援装置1は、支援マニュアルを検索する。検索の結果、支援マニュアルが存在しない場合もある。
ステップS203において、作業支援装置1は、依頼者端末装置2に検索結果を送信する。説明の都合上、ここでの検索結果は“支援マニュアルなし”であったとする。
ステップS204において、依頼者端末装置2は、支援依頼を作業支援装置1に送信する。支援依頼とは、支援者とコミュニケーションするための支援アプリケーションを作成して欲しい旨の依頼である。
ステップS205において、作業支援装置1は、支援者情報31を検索する。ここで、作業支援装置1は、支援依頼の条件を満たす支援者の候補を検索する。検索の結果、支援者の候補が存在しない場合もある。
ステップS206において、作業支援装置1は、依頼者端末装置2に検索結果を送信する。説明の都合上、ここでの検索結果は、支援者の複数の候補を含むとする。
ステップS207において、依頼者端末装置2は、支援者を選択する。つまり、依頼者端末装置2は、1名の支援者を選択した結果を作業支援装置1に送信する。
ステップS208において、作業支援装置1は、依頼者と支援者との間のセキュリティレベルを決定する。その後、作業支援装置1は、決定したセキュリティレベルに基づき、開示物を決定する。作業支援装置1は、依頼者端末装置2に対して、依頼者が支援者に開示することができる開示物のタイトルを送信する。
ステップS209において、依頼者端末装置2は、開示物そのものの電子データを作業支援装置1に送信する。
ステップS210において、作業支援装置1は、支援アプリケーションを作成する。このとき、作業支援装置1は、支援アプリケーションのテンプレートに開示物を組み込む。
ステップS211において、作業支援装置1は、ウエブアプリリンク情報(URL)を依頼者端末装置2及び支援者端末装置3に送信する。
以上が、支援当日までの流れである。その後、支援当日が到来したとする。
ステップS212において、依頼者端末装置2は、支援アプリケーションにアクセスする。
ステップS213において、支援者端末装置3は、支援アプリケーションにアクセスする。
ステップS214において、作業支援装置1は、支援を実行する。支援アプリケーションにおいて、依頼者の質問等に支援者が回答する。作業支援装置1は、支援アプリケーションを両者間のコミュニケーションの場として提供し、そのログ(いつ誰が何を開示し何を話したか)を作成する。
ステップS215において、作業支援装置1は、終了処理を行う。終了処理とは、支援アプリケーションを終了し支援者端末装置3からのアクセス権限を削除する処理である。
ステップS216において、作業支援装置1は、再生スクリプトを支援マニュアルとして管理する。
(作業支援装置の処理手順)
図10〜図14に沿って、作業支援装置1の処理手順を説明する。説明の途中で、適宜図18〜図22を参照する。まず、図10を説明する。
ステップS301において、アクセス管理部22は、支援ポータルサイト26を起動する。具体的には、第1に、アクセス管理部22は、依頼者端末装置2(他薦の場合)又は支援者端末装置3(自薦の場合)からのアクセスを受け付ける。説明の単純化のために、ここでは依頼者端末装置2からアクセスを受け付けたものとする。
第2に、アクセス管理部22は、ログイン画面41(図18)を、依頼者端末装置2の出力装置に表示し、ユーザがユーザID欄42aにユーザIDを入力し、パスワード欄42bにパスワードを入力し、その後、OKボタン42cを押下するのを受け付ける。
第3に、アクセス管理部22は、メニュー画面51(図19)を依頼者端末装置2の出力装置に表示する。そして、アクセス管理部22は、ユーザ(依頼者)が、“マニュアル依頼”ボタン52a、“支援依頼”ボタン52b及び“支援者登録”ボタン52cのうちのいずれかを押下するのを受け付ける。
ステップS302において、アクセス管理部22は、支援者登録を受け付けたか否かを判断する。具体的には、アクセス管理部22は、“支援者登録”ボタン52cが押下された場合(ステップS302“Yes”)、ステップS303に進み、それ以外の場合(ステップS302“No”)、ステップS311に進む。
ステップS303において、支援者管理部21は、支援者情報を取得する。具体的には、第1に、支援者管理部21は、依頼者端末装置2の出力装置に、支援者情報31(図2)の新たなレコード(各欄は空白である)を表示する。
第2に、支援者管理部21は、依頼者が新たなレコードの各欄にデータを入力するのを受け付ける。
ステップS304において、支援者管理部21は、支援者情報31の仮レコードを作成する。具体的には、第1に、支援者管理部21は、新たに採番した登録IDを新たなレコードの登録ID欄101に記憶する。
第2に、支援者管理部21は、各欄が埋まっている新たなレコードを支援者情報31の“仮レコード”として補助記憶装置15に記憶する。
ステップS305において、支援者管理部21は、支援者の候補に通知する。具体的には、支援者管理部21は、支援者の候補(仮レコードの欄102a)に対して通知を送信する。ここでの通知は、仮レコードの内容、依頼者の氏名、及び、メッセージ“あなたは、この内容で支援者として登録されることを承認しますか?”を含む。
ステップS306において、支援者管理部21は、支援者の候補が承認したか否かを判断する。具体的には、支援者管理部21は、ステップS305における通知のメッセージに対する応答が“承認する”であった場合(ステップS306“Yes”)、ステップS307に進む。支援者管理部21は、応答が“承認しない” であった場合(ステップS306“No”)、ステップS308に進む。
ステップS307において、支援者管理部21は、支援者情報31のレコードを作成する。具体的には、支援者管理部21は、ステップS304の“第2”において記憶した仮レコードを、支援者情報31の正式なレコードとする。
ステップS308において、支援者管理部21は、支援者情報31の仮レコードを削除する。具体的には、支援者管理部21は、ステップS304の“第2”において記憶した仮レコードを削除する。
ステップS311において、アクセス管理部22は、マニュアル依頼を受け付けたか否かを判断する。具体的には、アクセス管理部22は、“マニュアル依頼”ボタン52a(図19)が押下された場合(ステップS311“Yes”)、ステップS312に進み、それ以外の場合(ステップS311“No”)、ステップS321に進む。
ステップS312において、マニュアル管理部24は、支援マニュアルを検索する。具体的には、第1に、マニュアル管理部24は、マニュアル検索画面61(図20)を、依頼者端末装置2の出力装置に表示する。そして、マニュアル管理部24は、依頼者がマニュアル名欄62aに検索語(支援マニュアルのタイトル等)を入力し、“OK”ボタン62cを押下するのを受け付ける。
第2に、マニュアル管理部24は、検索語に基づき、マニュアル情報37(図8)のマニュアル名欄163を検索し、該当したレコードをすべて取得する。該当するレコードが存在しない場合もある。
第3に、マニュアル管理部24は、ステップS312の“第2”において該当したレコードのマニュアル名、登録日時及びバージョンを検索結果欄62bに表示する。該当するレコードがない場合、マニュアル管理部24は、検索結果欄62bにその旨を表示する。
ステップS313において、マニュアル管理部24は、支援マニュアルが存在するか否かを判断する。具体的には、マニュアル管理部24は、ステップS312の“第2”において該当するレコードが存在しない場合(ステップS313“No”)、ステップS315に進む。マニュアル管理部24は、該当するレコードが存在する場合(ステップS313“Yes”)、ステップS314に進む。
ステップS314において、マニュアル管理部24は、依頼者に支援マニュアルの場所を通知する。具体的には、第1に、マニュアル管理部24は、ステップS312の“第2”において複数のレコードが該当した場合、依頼者が検索結果欄62bのラジオボタン62eを選択したうえで再度 “OK”ボタン62cを押下するのを受け付ける。ステップS312の“第2”において1つのレコードのみが該当した場合、マニュアル管理部24は、依頼者はそのレコードを選択したと看做す。
第2に、マニュアル管理部24は、依頼者が選択した支援マニュアルが記憶されている場所を特定する情報を依頼者端末装置2の出力装置に表示する。支援マニュアルは、作業支援装置1の補助記憶装置15に記憶されていてもよいし、それ以外の任意の外部記憶装置に記憶されていてもよい。このとき、マニュアル管理部24は、支援マニュアルを取得し、取得した支援マニュアルを依頼者端末装置2の出力装置に表示してもよい。なお、マニュアル検索画面61は、“戻る”ボタン62d、ログアウトボタン64及びユーザ(依頼者)の氏名63を表示している。ユーザが“戻る”ボタン62dを押下すると、マニュアル管理部24は、表示画面をメニュー画面51(図19)に戻す。
ステップS315において、マニュアル管理部24は、依頼者に支援マニュアルがない旨を通知する。
ステップS321において、アクセス管理部22は、支援依頼を受け付けたか否かを判断する。具体的には、アクセス管理部22は、“支援依頼”ボタン52b(図19)が押下された場合(ステップS321“Yes”)、ステップS322に進み、それ以外の場合(ステップS321“No”)、ステップS331に進む。
ステップS322において、アプリケーション管理部23等は、支援を準備する。ステップS322の詳細は、図11において説明する。
ステップS331において、アクセス管理部22は、支援すべき時点が到来したか否かを判断する。ステップS331の前提として、作業支援装置1は、ステップS331に至る前に、依頼者が支援を受けることを希望する日時(図3の欄115a)を受け付けている。そして、アクセス管理部22は、その日時が到来し、ウエブアプリリンク情報(URL)が押下された場合(ステップS331“Yes”)、ステップS332に進み、それ以外の場合(ステップS331“No”)、作業支援装置の処理手順を終了する。
ステップS332において、アプリケーション管理部23等は、支援を実行する。ステップS332の詳細は、図13において説明する。
ステップS307、S308、S314、S315、S322又はS332の後、作業支援装置の処理手順を終了する。
図11に沿って、ステップS322の詳細を説明する。
ステップS351において、アプリケーション管理部23は、支援依頼画面71(図21)を表示する。具体的には、第1に、アプリケーション管理部23は、支援依頼画面71(図21)を依頼者端末装置2の出力装置に表示する。支援依頼画面71の基本依頼情報欄72a、セキュリティレベル情報欄72b及び付加条件欄72cは、図3のそれぞれ、基本依頼情報欄115、セキュリティレベル情報欄116及び付加条件欄117に対応している。アプリケーション管理部23は、セキュリティレベル情報欄72bの最上行及び2番目の行(符号72d)に、セキュリティレベル情報34(図5)を表示している。
第2に、アプリケーション管理部23は、依頼者が、基本依頼情報欄72a、セキュリティレベル情報欄72b及び付加条件欄72cの太線の内側にデータを入力するのを受け付ける。なお、付加条件欄72cへの入力は任意である(入力しなくてもよい)。
ステップS352において、アプリケーション管理部23は、支援依頼情報32(図3)の仮レコードを作成する。具体的には、第1に、アプリケーション管理部23は、依頼者が、依頼者端末装置2の入力装置を介して、依頼名称(図3の欄112に対応)及び依頼者情報(図3の欄113に対応)を入力するのを受け付ける。
第2に、アプリケーション管理部23は、ステップS351の“第2”及びステップS352の“第1”において受け付けたデータを使用して、支援依頼情報32の仮レコードを作成する。このとき、アプリケーション管理部23は、新たに採番した依頼IDを仮レコードの依頼ID欄111に記憶し、支援者ID欄118は空欄のままとする。
ステップS353において、支援者管理部21は、支援者情報31(図2)の未処理の任意のレコードを1本取得する。ここで取得されたレコードを“判定対象レコード”と呼ぶ。
ステップS354において、支援者管理部21は、基本依頼情報に基づき、支援者の候補の基礎点を算出する。具体的には、支援者管理部21は、仮レコードの基本依頼情報と、判定対象レコードの各欄の情報との一致度に基づき“基礎点”を算出する。支援者管理部21は、任意の方法で基礎点を算出できる。支援者管理部21は、“0点”を初期値として、例えば、以下の規則に従って基礎点を加算する。なお、点数の配分は、作業支援装置1の管理者が、依頼者の希望を元に任意に設定できる(後記する付加点及びボーナス点についても同様)。
〈規則1〉仮レコードの職種(欄115c)が、判定対象レコードの職種(欄103d)に一致する場合、支援者管理部21は、基礎点に10点を加算する。
〈規則2〉仮レコードの支援業務(欄115d)が、判定対象レコードの経験業務(欄103f等)のうちの1つに一致する場合、支援者管理部21は、基礎点に20点を加算する。
〈規則3〉仮レコードの場所(欄115b)が、判定対象レコードの現地対応可能範囲(欄106)に一致する場合、支援者管理部21は、基礎点に5点を加算する。
〈規則4〉規則1〜3のすべてにおいて一致する場合、支援者管理部21は、判定対象レコードの勤続(欄103e)の値に“0.5”を乗算した点数を基礎点に加算する。
〈規則5〉仮レコードの支援業務(欄115d)が、判定対象レコードの内容(欄107b)に一致し、かつ、判定対象レコードの評価(欄107c)が“良”である場合、支援者管理部21は、基礎点に30点を加算する。
ステップS355において、支援者管理部21は、付加条件の入力があったか否かを判断する。具体的には、支援者管理部21は、ステップS351の“第2”において、付加条件欄72cへの入力があった場合(ステップS355“Yes”)、ステップS356へ進み、それ以外の場合(ステップS355“No”)、ステップS358へ進む。
ステップS356において、支援者管理部21は、優先項目以外の付加条件に基づき、支援者の候補の付加点を算出する。具体的には、支援者管理部21は、仮レコードの付加条件(優先項目を除く)と、判定対象レコードの各欄の情報との一致度に基づき“付加点”を算出する。支援者管理部21は、任意の方法で付加点を算出できる。支援者管理部21は、“0点”を初期値として、例えば、以下の規則に従って付加点を加算する。
〈規則11〉仮レコードのスキル(欄117a)が、判定対象レコードの業務欄104aの特性に一致する場合、支援者管理部21は、付加点に10点を加算する。
〈規則12〉仮レコードのITスキル(欄117b)が、判定対象レコードのIT欄104bの特性に一致する場合、支援者管理部21は、付加点に20点を加算する。
〈規則13〉仮レコードのセキュリティレベル(欄117c)の少なくとも1つが、判定対象レコードの支援者(欄102a)とのセキュリティレベルに一致する場合、支援者管理部21は、付加点に10点を加算する。なお、支援者管理部21は、仮レコードの勤務先(欄113b)と、判定対象レコードの勤務先(欄103c)及び現役/退職の区別(欄103a)とを比較し、依頼者と支援者の候補との間のセキュリティレベルを決定する(ステップS401において詳細に後記)。
〈規則14〉仮レコードの支援経験(欄117d)が“要”であり、かつ、判定対象レコードの評価(欄107c)が“良”である場合、支援者管理部21は、付加点に30点を加算する。
ステップS357において、支援者管理部21は、優先項目に基づき、支援者の候補のボーナス点を算出する。具体的には、支援者管理部21は、例えば、以下の規則に従ってボーナス点を算出する。
〈規則21〉前記の規則11において加算された付加点が、前記の規則13において加算された付加点以上であり、かつ、仮レコードの優先項目(欄117e)が“スキル”である場合、支援者管理部21は、ボーナス点を10点とする。
〈規則22〉前記の規則13において加算された付加点が、前記の規則11において加算された付加点以上であり、かつ、仮レコードの優先項目(欄117e)が“セキュリティレベル”である場合、支援者管理部21は、ボーナス点を10点とする。
ステップS358において、支援者管理部21は、支援者の候補の総合点を算出する。具体的には、支援者管理部21は、基礎点、付加点(ステップS355“Yes”を経由した場合)及びボーナス点(同前)を合計し、合計結果を判定対象レコードの支援者の総合点とする。ステップS358を経由する都度、支援者管理部21は、総合点を登録ID(支援者の候補を特定する)に関連付けて記憶する。
ステップS359において、支援者管理部21は、未処理のレコードがあるか否かを判断する。具体的には、支援者管理部21は、判定対象レコードとすべきレコードが残っている場合(ステップS359“Yes”)、ステップS353に戻り、それ以外の場合(ステップS359“No”)、ステップS360に進む。
ステップS360において、支援者管理部21は、総合点が所定の閾値以上である支援者の候補が存在するか否かを判断する。具体的には、第1に、支援者管理部21は、ステップS358において記憶した総合点に所定の閾値を適用する。
第2に、支援者管理部21は、総合点が所定の閾値以上である支援者の候補が存在する場合(ステップS360“Yes”)、ステップS361に進み、それ以外の場合(ステップS360“No”)、ステップS365に進む。
ステップS361において、支援者管理部21は、支援者情報を通知する。具体的には、支援者管理部21は、判定対象レコードのうち、総合点が所定の閾値以上である支援者についてのものを、ステップS358において算出した総合点とともに依頼者端末装置2に送信する。このとき、支援者管理部21は、“あなたは、この支援者から支援を受けますか”というメッセージも同時に送信する。依頼者は、メッセージに対して“はい”又は“いいえ”のいずれかを返答する。なお、総合点が所定の閾値以上である支援者が複数存在する場合、支援者管理部21は、判定対象レコードと総合点との組合せを複数送信し、依頼者は、それらのそれぞれに対して“はい”又は“いいえ”のいずれかを返答する。
ステップS362において、支援者管理部21は、依頼者が承認したか否かを判断する。具体的には、支援者管理部21は、“はい”の返答を受信した場合(ステップS362“Yes”)、ステップS363に進み、“いいえ”の返答を受信した場合(ステップS362“No”)、ステップS366に進む。
ステップS363において、アプリケーション管理部23は、支援依頼情報32(図3)のレコードを作成する。具体的には、第1に、アプリケーション管理部23は、ステップS352の“第2”において作成した支援依頼情報32の仮レコードの支援者ID欄118に、支援者IDを記憶する。ここでの支援者IDは、ステップS361において、依頼者が“はい”の返答をした1又は複数の支援者の支援者IDである。
第2に、アプリケーション管理部23は、仮レコードを支援依頼情報32の正式なレコードとして記憶する。
ステップS364において、アプリケーション管理部23は、支援アプリケーションを準備する。ステップS364の詳細は、図12において説明する。
ステップS365において、アプリケーション管理部23は、支援者がいない旨を通知する。具体的には、アプリケーション管理部23は、“あなたを支援できる支援者が見つかりませんでした”というメッセージを依頼者端末装置2に送信する。
ステップS366において、アプリケーション管理部23は、支援依頼情報32の仮レコードを削除する。
ステップS364又はS366の後、ステップS322を終了する。
図12に沿って、ステップS364の詳細を説明する。
ステップS401において、アプリケーション管理部23は、セキュリティレベルに基づき、開示物を取得する。具体的には、第1に、アプリケーション管理部23は、支援依頼情報32の勤務先(欄113b)と、支援者情報31の勤務先(欄103c)及び現役/退職の区別(欄103a)とを比較し、依頼者と支援者の候補との間のセキュリティレベルを決定する。例えば、依頼者の勤務先が“A社/B事業所/C部”であり、支援者の勤務先が“A社/N事業所/M部”である場合、アプリケーション管理部23は、これらをセキュリティレベル情報34(図5)に適用し、セキュリティレベルとして“2”を決定する。
第2に、アプリケーション管理部23は、支援依頼情報32のセキュリティ情報欄116を参照し、決定したセキュリティレベルに対応する開示物を決定する。例えば、セキュリティレベル“2”に対応する開示物が図21のセキュリティレベル情報72bの通りである場合、アプリケーション管理部23は、開示物として“設計図A”、“設計図B”及び“設備映像A”を決定する。
第3に、アプリケーション管理部23は、決定した開示物のタイトルを依頼者端末装置2に通知し、開示物そのものの電子データを依頼者端末装置2から取得する。
ステップS402において、アプリケーション管理部23は、支援ログ型式を取得する。具体的には、アプリケーション管理部23は、支援依頼情報32(図3)から支援ログ型式(欄115g)を取得する。
ステップS403において、アプリケーション管理部23は、支援アプリケーションによる支援が必要であるか否かを判断する。具体的には、アプリケーション管理部23は、ステップS402において取得した支援ログ型式が“再生映像”である場合(ステップS403“Yes”)、ステップS404に進む。アプリケーション管理部23は、支援ログ型式が“レポート”である場合(ステップS403“No”)、ステップS408に進む。なお、ステップS403の分岐については、他の“変形例”を後記する。
ステップS404において、アプリケーション管理部23は、支援アプリケーションに開示物を組み込む。具体的には、アプリケーション管理部23は、ステップS401の“第3”において取得した開示物を支援アプリケーションのテンプレートの“仮位置”に組み込む。どの開示物をテンプレート上のどの仮位置に組み込むかは、任意である(後で依頼者の変更を受け付ける)。
ステップS405において、アプリケーション管理部23は、レイアウトの確認を依頼する。具体的には、第1に、アプリケーション管理部23は、“レイアウトを変更しますか”というメッセージとともに、開示物を組み込んだテンプレート(図示せず)を依頼者端末装置2の出力装置に表示する。
第2に、アプリケーション管理部23は、“はい”又は“いいえ”の返答を依頼者端末装置3から受信する。
ステップS406において、アプリケーション管理部23は、レイアウトを変更する必要があるか否かを判断する。具体的には、アプリケーション管理部23は、ステップS405の“第2”において、“はい”を受信した場合(ステップS406“Yes”)、ステップS407に進み、“いいえ” を受信した場合(ステップS406“No”)、ステップS409に進む。
ステップS407において、アプリケーション管理部23は、レイアウトを変更する。具体的には、アプリケーション管理部23は、支援者端末装置2の画面上で、依頼者がテンプレート上の1又は複数の開示物のレイアウト(位置)を変更するのを受け付ける。
ステップS408において、アプリケーション管理部23は、開示物をプリントする。具体的には、アプリケーション管理部23は、すべての開示物を印刷可能なテキスト又は静止画像に変換し、これを前記した“レポート”に対する付属資料とする。支援者が現場において、デジタルノートに対してデジタルペンでノウハウ等を入力した場合、アプリケーション管理部23は、その筆記情報を支援ログ情報36に記憶してもよい。その後、アプリケーション管理部23は、ステップS364を終了する。なお。アプリケーション管理部23は、付属資料を1つの支援マニュアルと看做してもよい。この場合、アプリケーション管理部23は、変換したテキスト等を依頼IDに関連付けてマニュアル情報37に記憶する。
ステップS409において、アプリケーション管理部23は、アプリケーション情報35(図6)を記憶する。具体的には、第1に、アプリケーション管理部23は、アプリケーション情報35(図6)の新たなレコードを作成する。
第2に、アプリケーション管理部23は、開示物の仮位置又はステップS407において受け付けた変更に基づき、開示物欄144に、開示物の型式及び位置情報を記憶する。
第3に、アプリケーション管理部23は、新たなレコードのアプリケーションID欄141に、新たに採番したアプリケーションIDを記憶する。アプリケーション管理部23は、新たなレコードの支援業務欄142及び職種欄143に、依頼支援情報32のそれぞれ、支援業務(欄115d)及び職種(欄115c)を記憶する。なお、アプリケーション管理部23は、アプリケーションIDを依頼IDと関連付けて記憶するものとする。
ステップS410において、アプリケーション管理部23は、ウエブアプリリンク情報を送信する。具体的には、アプリケーション管理部23は、開示物を組み込んだテンプレートを支援アプリケーションとし、支援アプリケーションのウエブアプリリンク情報(URL)を依頼者端末装置2及び支援者端末装置3に送信する。このとき、アプリケーション管理部23は、支援者依頼情報32の依頼者(欄113a)及び支援者ID(欄118)に基づいて、送信先の依頼者端末装置2及び支援者端末装置3を特定する。その後、ステップS364を終了する。
(ステップS403の分岐の変形例)
依頼者が支援者に対する説明目的で現場の画像を取得しようとしても、現場でデジタルカメラ等を使用できない場合もある。例えば、デジタルカメラの使用が他の電子機器との干渉を起こす場合、そもそも秘密保持上カメラを使用することが許されていない場合等がこれに該当する。この場合、依頼者は、例えば手書きの文書等を開示物としなければならない。また、このような制約がなくとも、支援アプリケーションの準備段階になって初めて、支援者が手書きの文書等を開示物として追加することを思いつくことも多い。そこで、ステップS403において、アプリケーション管理部23は、プリントすべき追加的な開示物がある旨の入力を受け付けた場合、ステップS408に進み、それ以外の場合、ステップS404に進んでもよい。
図13に沿って、ステップS332の詳細を説明する。
ステップS451において、アプリケーション管理部23は、アプリケーション情報を取得する。具体的には、アプリケーション管理部23は、支援すべき日時が到来した支援依頼情報32のレコードの依頼IDを取得し、取得した依頼IDに関連付けられているアプリケーションIDを取得する。さらに、アプリケーション管理部23は、取得したアプリケーションIDを有するアプリケーション情報35のレコードを取得する。
ステップS452において、アクセス管理部22は、支援アプリケーションへのアクセスを待つ。具体的には、アクセス管理部22は、ステップS451において取得したアプリケーション情報35のレコードに基づき、支援アプリケーションを作成し、依頼者端末装置2及び支援者端末装置3からアクセス可能な状態に支援アプリケーションを置く。その後、依頼者端末装置2及び支援者端末装置3から支援アプリケーションへのアクセスがあったとする。
ステップS453において、アクセス管理部22は、アクセス情報33を作成する。具体的には、ユーザ(依頼者及び支援者)からの接続要求(セッション)があると、図4のアクセス情報33のレコードを作成する。このときアクセス管理部22は、切断フラグ(欄127)として“1”を記憶する。
ステップS454において、アプリケーション管理部23は、支援画面81(図22)を表示する。具体的には、アプリケーション管理部23は、依頼者端末装置2の出力装置及び支援者端末装置3の出力装置に支援画面81を表示する。すると、依頼者と支援者との間で、コミュニケーションが始まる。支援画面81には、開示物83a、83b及び83cがアイコンとして組み込まれている。これらは、依頼者が支援者に対して開示してもよいと判断した開示物である。依頼者又は支援者が画面上で、例えば設備画像83aを選択すると、アプリケーション管理部23は、設備画像83を動画として再生する。また、依頼者又は支援者が、例えばプラント設計図83bを選択すると、アプリケーション管理部23は、プラント設計図の各ページを連続的にスライド表示する。
依頼者又は支援者は、メモ欄84の発言内容欄85に文字を入力することができる。すると、アプリケーション管理部23は、相手方の画面の発言内容欄85に、その文字をリアルタイムで表示する。アプリケーション管理部23は、依頼者又は支援者の音声を文字に変換したうえで、両者の画面の発言内容欄85に表示することもできる。アプリケーション管理部23は、その入力文字(発言した音声)を、日時及び発言者に関連付けて記憶することもできる。さらに、アプリケーション管理部23は、依頼者及び支援者の映像(上半身像等の動画)を欄82a及び82bに表示することもできる。
ステップS455において、支援ログ管理部25は、支援ログ情報36(図7)を作成する。具体的には、第1に、支援ログ管理部25は、支援ログ情報36の新たなレコードを作成する。
第2に、支援ログ管理部25は、依頼者又は支援者が開示物を選択する都度、新たなレコードのログ欄154に、ログとして、開示物が選択された時刻及び選択された開示物の型式(タイトル及びファイル型式)を記憶して行く。
第3に、支援ログ管理部25は、新たなレコードの依頼ID欄151及び依頼名称欄152に、支援依頼情報32(図3)の依頼ID及び依頼名称を記憶する。支援ログ管理部25は、新たなレコードのウエブアプリリンク欄153に、アクセス情報33(図4)のウエブアプリリンク情報(欄126)を記憶する。
ステップS456において、アプリケーション管理部23は、作業支援が終了したか否かを判断する。具体的には、アプリケーション管理部23は、依頼者及び支援者から、支援アプリケーションへのアクセスを終了した旨の通知を受け付けた場合(ステップS456“Yes”)、アクセス情報33の切断フラグを“0”としたうえでステップS457に進む。アプリケーション管理部23は、それ以外の場合(ステップS456“No”)、ステップS454へ戻る。すると、繰り返し処理中のステップS455において、ログが蓄積されて行くことになる。
ステップS457において、アプリケーション管理部23は、ログアウトを受け付ける。具体的には、アプリケーション管理部23は、依頼者端末装置2及び支援者端末装置3から、ログアウトの指示を受信する。
ステップS458において、アクセス管理部22は、支援者のアクセス権限を削除する。
ステップS459において、マニュアル管理部24は、マニュアルを作成する。ステップS459の詳細は、図14において説明する。その後、ステップS332を終了する。
図14に沿って、ステップS459の詳細を説明する。
ステップS501において、マニュアル管理部24は、支援ログ情報36を取得する。具体的には、マニュアル管理部24は、ステップS455の“第2”において記憶されたログを取得する。
ステップS502において、マニュアル管理部24は、再生スクリプトを作成する。具体的には、マニュアル管理部24は、ステップS501において取得したログに基づいて、再生スクリプトを作成する。前記したように、再生スクリプトは、支援画面81において選択・再生された複数の開示物を、当時と同じ順番かつ同じ時間間隔で後日再び、選択・再生するプログラムである。
ステップS503において、マニュアル管理部24は、再生スクリプトをマニュアルとして登録する。具体的には、第1に、マニュアル管理部24は、マニュアル情報37の新たなレコードを作成する。そして、マニュアル管理部24は、新たなレコードの依頼ID欄165、依頼名称欄166及びウエブアプリリンク情報欄167に、支援ログ情報36のそれぞれ、依頼ID、依頼名称及びウエブアプリリンク情報を記憶する。
第2に、マニュアル管理部24は、新たなレコードのマニュアルID欄161及び登録日時欄162に、それぞれ、新たに採番したマニュアルID及び現在時刻を記憶する。
第3に、マニュアル管理部24は、新たなレコードのマニュアル名欄163及びバージョン欄164に、それぞれ、再生スクリプトの名称及び“1.0”を記憶する。再生スクリプトの名称は任意であり、例えば、仮に依頼名称と同じ名称(“XX製作所・・・”)であってもよい。但し、それが再生スクリプトであることがわかるように、マニュアル管理部24は、“#”のような符号を依頼名称に付し、再生スクリプトのリンク情報(URL)を依頼名称に関連付けて記憶することが望ましい。内容の異なる別の再生スクリプトが同じ名称(マニュアル名)で既に登録されている場合、マニュアル管理部24は、バージョン欄164に例えば“2.0”を記憶し、登録済みのものと区別する。
ステップS504において、マニュアル管理部24は、支援マニュアルを開放する。具体的には、マニュアル管理部24は、マニュアルの1つとしての再生スクリプトを、ユーザ(支援者)が検索可能かつ視聴可能な状態にしたうえで任意の場所(例えば、補助記憶装置15)に記憶する。その後、ステップS459を終了する。
図8のマニュアル情報37の構成から明らかなように、再生スクリプトを含む複数のマニュアルは、依頼IDを仲介として相互に関連付けられている。したがって、例えば、過去において支援アプリケーションを視聴した依頼者は、その当時の視聴を再生する再生スクリプトに容易にアクセスできる。さらに、あるマニュアルを検索した依頼者は、そのマニュアルに関連付けられた再生スクリプトに容易にアクセスできる。
(依頼者端末装置の処理手順)
図15及び図16に沿って、依頼者端末装置2の処理手順を説明する。まず、図15を説明する。
ステップS601において、依頼者端末装置2は、支援ポータルサイトに接続する。具体的には、依頼者端末装置2は、支援ポータルサイトにアクセスし、自身の出力装置に、ログイン画面41(図18)を表示する。その後、依頼者端末装置2は、依頼者がユーザID欄42aにユーザIDを入力し、パスワード欄42bにパスワードを入力し、その後、OKボタン42cを押下したとする。
ステップS602において、依頼者端末装置2は、支援者登録を受け付けたか否かを判断する。具体的には、依頼者端末装置1は、“支援者登録”ボタン52cが押下された場合(ステップS602“Yes”)、ステップS603に進み、それ以外の場合(ステップS602“No”)、ステップS611に進む。
ステップS603において、依頼者端末装置2は、支援者情報を受け付ける。具体的には、依頼者端末装置2は、自身の出力装置に、支援者情報31(図2)の新たなレコード(各欄は空白である)を表示し、依頼者が新たなレコードの各欄にデータを入力するのを受け付ける。
ステップS604において、依頼者端末装置2は、支援者情報を送信する。具体的には、依頼者端末装置2は、ステップS603において受け付けたデータを作業支援装置1に送信する。
ステップS605において、依頼者端末装置2は、支援者が承認したか否かを判断する。具体的には、依頼者端末装置2は、支援者が自身の登録を承認した旨の通知を作業支援装置1から受信した場合(ステップS605“Yes”)、ステップS641に進む。依頼者端末装置2は、それ以外の場合(ステップS605“No”)、その通知を受信するまで待機する。
ステップS611において、依頼者端末装置2は、マニュアル依頼を受け付けたか否かを判断する。具体的には、依頼者端末装置2は、“マニュアル依頼”ボタン52aが押下された場合(ステップS611“Yes”)、ステップS612に進み、それ以外の場合(ステップS611“No”)、ステップS621に進む。
ステップS612において、依頼者端末装置2は、検索条件を受け付ける。具体的には、依頼者端末装置2は、マニュアル検索画面61(図20)を自身の出力装置に表示し、依頼者がマニュアル名欄62aに検索語(支援マニュアルのタイトル等)を入力し、“OK”ボタン62cを押下するのを受け付ける。
ステップS613において、依頼者端末装置2は、検索条件を送信する。具体的には、依頼者端末装置2は、ステップS612において受け付けた検索語を作業支援装置1に送信する。
ステップS614において、依頼者端末装置2は、支援マニュアルが存在するか否かを判断する。具体的には、依頼者端末装置2は、検索語に対応する支援マニュアルが存在する旨の通知を作業支援装置1から受信した場合(ステップS614“Yes”)、ステップS615に進む。依頼者端末装置2は、支援マニュアルが存在しない旨の通知を作業支援装置1から受信した場合(ステップS614“No”)、ステップS641に進む。
ステップS615において、依頼者端末装置2は、支援マニュアルの場所を取得する。具体的には、依頼者端末装置2は、支援マニュアルが存在する場所のリンク情報又は支援マニュアルそのものを作業支援装置1から受信する。その後、ステップS641に進む。
ステップS621において、依頼者端末装置2は、支援依頼を受け付けたか否かを判断する。具体的には、依頼者端末装置2は、“支援依頼”ボタン52bが押下された場合(ステップS621“Yes”)、ステップS622に進み、それ以外の場合(ステップS621“No”)、ステップS631に進む。
ステップS622において、依頼者端末装置2は、支援を準備する。ステップS622の詳細は、図16において説明する。その後、ステップS641に進む。
ステップS631において、依頼者端末装置2は、支援すべき時点が到来したか否かを判断する。具体的には、依頼者端末装置2は、依頼者が支援を受けることを希望する日時(図3の欄115a)が到来し、ウエブアプリリンク情報(URL)が押下された場合(ステップS631“Yes”)、ステップS632に進む。依頼者端末装置2は、それ以外の場合(ステップS331“No”)、ステップS641に進む。
ステップS632において、依頼者端末装置2は、支援を受ける。具体的には、依頼者端末装置2は、支援アプリケーションの支援画面81(図22)上で、依頼者と支援者とをコミュニケーションさせる。その後、ステップS641に進む。
ステップS641において、依頼者端末装置2は、ログアウトしたか否かを判断する。具体的には、依頼者端末装置1は、ログアウトする旨の指示を受け付けた場合(ステップS641“Yes”)、依頼者端末装置の処理手順を終了し、それ以外の場合(ステップS641“No”)、ステップS602に戻る。
図16に沿って、ステップS622の詳細を説明する。
ステップS651において、依頼者端末装置2は、支援依頼情報32(図3)の入力を受け付ける。具体的には、第1に、依頼者端末装置2は、支援依頼画面71(図21)を自身の出力装置に表示する。
第2に、依頼者端末装置2は、依頼者が、基本依頼情報欄72a、セキュリティレベル情報欄72b及び付加条件欄72cの太線の内側にデータを入力するのを受け付ける。
ステップS652において、依頼者端末装置2は、支援依頼情報32を送信する。具体的には、依頼者端末装置2は、ステップS651の“第2”において受け付けたデータを作業支援装置1に送信する、
ステップS653において、依頼者端末装置2は、支援依頼結果を受信したか否かを判断する。具体的には、依頼者端末装置2は、作業支援装置1から支援者の有無を知らせる通知(支援依頼結果)を受信した場合(ステップS653“Yes”)、ステップS654に進み、それ以外の場合(ステップS653“No”)、受信するまで待機する。
ステップS654において、依頼者端末装置2は、支援依頼が決定したか否かを判断する。具体的には、依頼者端末装置2は、支援依頼結果が“支援者あり”であり、かつ、依頼者がその支援者の支援を受けることを承認した場合(ステップS654“Yes”)、ステップS655に進む。依頼者端末装置2は、それ以外の場合(ステップS654“No”)、ステップS659に進む。
ステップS655において、依頼者端末装置2は、開示物があるか否かを判断する。具体的には、依頼者端末装置2は、開示物がある場合、すなわちステップS651の“第2” において、セキュリティレベル情報欄72bに開示物が入力された場合(ステップS655“Yes”)、ステップS656に進む。依頼者端末装置2は、それ以外の場合(ステップS655“No”)、ステップS658に進む。
ステップS656において、依頼者端末装置2は、セキュリティレベルを満たす開示物を取得する。この段階で、作業支援装置1は、依頼者と支援者との間のセキュリティレベルを決定し、ステップS651の“第2” においてセキュリティレベル情報欄72bに入力された開示物のうち、決定したセキュリティレベルに対応するものを決定している。そこで、第1に、依頼者端末装置2は、決定したセキュリティレベルに対応する開示物のタイトルを作業支援装置1から受信する。
第2に、依頼者端末装置2は、ステップS656の“第1”においてそのタイトルを受信した開示物の電子データを任意の場所(例えば、依頼者端末装置2の補助記憶装置)から取得する。
ステップS657において、依頼者端末装置2は、開示物を送信する。具体的には、依頼者端末装置2は、ステップS656の“第2”において取得した開示物の電子データを作業支援装置1に送信する。
ステップS658において、依頼者端末装置2は、ウエブアプリリンク情報を受信したか否かを判断する。具体的には、依頼者端末装置2は、ウエブアプリリンク情報(URL)を作業支援装置1から受信した場合(ステップS658“Yes”)、ステップS661に進み、それ以外の場合(ステップS658“No”)、ステップS660に進む。
ステップS659において、依頼者端末装置2は、支援依頼を再度行うか否かを判断する。具体的には、依頼者端末装置1は、“支援依頼”ボタン52bが再度押下された場合(ステップS659“Yes”)、ステップS651に戻り、それ以外の場合(ステップS659“No”)、ステップS660に進む。戻った先のステップS651では、依頼者端末装置2は、依頼者が、図21の基本依頼情報欄72a、セキュリティレベル情報欄72b及び付加条件欄72cの太線の内側に前回とは異なるデータを入力するのを受け付ける。
ステップS660において、依頼者端末装置2は、支援依頼を取り下げる。具体的には、依頼者端末装置2は、支援依頼を取り下げる旨の通知を作業支援装置1に送信する。その後、ステップS622を終了する。
ステップS661において、依頼者端末装置2は、支援アプリケーションに接続する。
ステップS662において、依頼者端末装置2は、レイアウトを確認する。具体的には、依頼者端末装置2は、“レイアウトを変更しますか”というメッセージとともに、開示物を組み込んだテンプレートを自身の出力装置に表示する。すると、依頼者は、“はい”又は“いいえ”の返答を入力する。
ステップS663において、依頼者端末装置2は、レイアウトを変更するか否かを判断する。具体的には、依頼者端末装置2は、ステップS662の返答が“はい”であった場合(ステップS663“Yes”)、ステップS664に進み、返答が“いいえ”であった場合(ステップS663“No”)、ステップS622を終了する。
ステップS664において、依頼者端末装置2は、レイアウト変更要求を送信する。具体的には、依頼者端末装置2は、開示物の変更後の位置情報を作業支援装置1に送信する。その後、ステップS658に戻る。
(支援者端末装置の処理手順)
図17に沿って、支援者端末装置3の処理手順を説明する。
ステップS701において、支援者端末装置3は、支援者登録を受け付けたか否かを判断する。具体的には、支援者端末装置3は、自身のユーザを支援者の候補として登録しようとしている依頼者がいる旨の通知を作業支援装置1から受信した場合(ステップS701“Yes”)、ステップS702に進む。支援者端末装置3は、それ以外の場合(ステップS701“No”)、ステップS711に進む。
ステップS702において、支援者端末装置3は、支援ポータルサイトに接続する。なお、支援ポータルサイトへの接続方法は、ステップS601に準じる。
ステップS703において、支援者端末装置3は、支援者登録を承認するか否かを判断する。具体的には、支援者端末装置3は、自身のユーザが支援者として登録されることに承認する旨の入力を自身のユーザから受け付けた場合(ステップS703“Yes”)、ステップS704に進む。支援者端末装置3は、それ以外の場合(ステップS703“No”)、ステップS725に進む。
ステップS704において、支援者端末装置3は、支援者情報を取得する。具体的には、支援者端末装置3は、支援者情報31のレコード(依頼者が認識している支援者についての情報)を、作業支援装置1から受信する。
ステップS705において、支援者端末装置3は、支援者情報を変更するか否かを判断する。具体的には、支援者端末装置3は、ステップS704において受信したレコードの内容を変更する場合(ステップS705“Yes”)、ステップS706に進む。支援者端末装置3は、それ以外の場合、又は、レコードの内容を変更するまでもなく承認を取消す場合(ステップS705“No”)、ステップS725に進む。
ステップS706において、支援者端末装置3は、変更後の支援者情報を送信する。具体的には、支援者端末装置3は、自身のユーザ(支援者)が支援者情報31のレコードを修正するのを受け付け、修正後のレコードを作業支援装置1に送信する。
ステップS711において、支援者端末装置3は、支援依頼を受け付けたか否かを判断する。具体的には、支援者端末装置3は、支援者が特定の依頼に係る支援者として選ばれた旨の通知を作業支援装置1から受信した場合(ステップS711“Yes”)、ステップS712に進む。支援者端末装置3は、それ以外の場合(ステップS711“No”)、ステップS721に進む。
ステップS712において、支援者端末装置3は、支援ポータルサイトに接続する。
ステップS713において、支援者端末装置3は、支援依頼情報を取得する。具体的には、支援者端末装置3は、支援依頼情報32のレコード(支援の内容等)を作業支援装置1から受信する。
ステップS714において、支援者端末装置3は、支援依頼情報を承認するか否かを判断する。具体的には、支援者端末装置3は、支援者が当該依頼に係る支援者となることに承認する旨の返答を受け付けた場合(ステップS714“Yes”)、ステップS725に進む。支援者端末装置3は、それ以外の場合(ステップS714“No”)、処理を作業支援装置1に委ねる。すると、作業支援装置1は、ステップS715に進む。なお、図17における破線のステップの動作主体は、作業支援装置1である。
ステップS715において、作業支援装置1の支援者管理部21は、他の支援者の候補がいるか否かを判断する。具体的には、支援者管理部21は、他の支援者の候補がいる場合(ステップS715“Yes”)、ステップS716に進み、それ以外の場合(ステップS715“No”)、ステップS725に進む。
ステップS716において、作業支援装置1の支援者管理部21は、他の支援者の候補を紹介する。具体的には、支援者管理部21は、支援依頼情報32のレコード(支援の内容等)を、他のユーザの支援者端末装置3に送信する。そして、支援者管理部21は、他の支援者の候補が支援依頼情報を承認した場合、当該他の支援者を依頼者に通知する。
ステップS721において、支援者端末装置3は、支援すべき時点が到来したか否かを判断する。具体的には、支援者端末装置3は、依頼者が支援を受けることを希望する日時が到来し、ウエブアプリリンク情報(URL)が押下された場合(ステップS721“Yes”)、ステップS722に進む。支援者端末装置3は、それ以外の場合(ステップS721“No”)、ステップS701に戻る。
ステップS722において、支援者端末装置3は、支援アプリケーションに接続する。
ステップS723において、支援者端末装置3は、支援情報を提供する。この段階で、支援者と依頼者とは、支援アプリケーションの支援画面81(図22)上でコミュニケーションを行う。支援者は、依頼者が提供した開示物を視聴(再生)し、アドバイス、ノウハウ等を文字(音声)で入力する。
ステップS724において、支援者端末装置3は、支援を終了するか否かを判断する。具体的には、支援者端末装置3は、支援者が支援を終了する旨の指示を入力するのを受け付けた場合(ステップS724“Yes”)、ステップS725に進み、それ以外の場合(ステップS721“No”)、ステップS723に戻る。
ステップS725において、支援者端末装置3は、結果通知を受信する。具体的には、支援者端末装置3は、以下のメッセージを作業支援装置1から受信する。
・ステップS703“Yes”を経由した場合、“あなたは、支援者として登録されました。”
・ステップS703“No”を経由した場合、“あなたは、支援者として登録されませんでした。”
・ステップS714“Yes”を経由した場合、“あなたは、後日依頼者○○さまを支援して頂くことになりました。”
・ステップS714“No”を経由した場合、“あなたは、依頼者○○さまを支援しないことになりました。”
・ステップS724“Yes”を経由した場合、“ご支援ありがとうございました。”
その後、支援者端末装置3は、支援者がログアウトするのを受け付けると、支援者端末装置3の処理手順を終了する。
(コミュニケーションレベルの決定基準)
前記では、作業支援装置1は、依頼者が職務上所属する組織と支援者が職務上所属する組織との関係に応じて、セキュリティレベルを決定した。そして、その組織は、複数の階層を有する。他の例として、作業支援装置1は、以下のような所属でセキュリティレベルを決定してもよい。
・“親会社/子会社/孫会社”等、資本系列から見た職務上の所属
・“国家/都道府県/市町村”等、地理上の所属
・“学校/学年/クラス”等、学習上の所属
・“友人/親族/同居家族”等、血縁的な所属
・過去における通信回数等、信頼関係の区分
(再生スクリプトへのアクセス制限)
再生スクリプトが再生する開示物は、すべてのユーザによって視聴可能である訳ではない。そこで、作業支援装置1のアクセス管理部22は、マニュアル依頼において再生スクリプトが検索された場合、当該再生スクリプトのもととなった支援アプリケーションに関連付けられている依頼者を特定する。そして、アクセス管理部22は、特定した依頼者との関係が所定のセキュリティレベルに該当する者(例えば、セキュリティレベル“0”の者)にのみ、再生スクリプトの実行を許可する。
(本実施形態の効果)
本実施形態の作業支援装置の効果は以下の通りである。
(1)作業支援装置は、属性情報に基づき支援者を的確に決定し、その支援者とのセキュリティレベルに応じて開示可能な開示物を決定することができる。
(2)作業支援装置は、依頼者と支援者とのコミュニケーションを、後日再生することができる。
(3)作業支援装置は、コミュニケーションの場に、映像、画像、音声、表及びテキストを組み込むことができる。
(4)作業支援装置は、属性情報だけでなく、セキュリティレベルに基づき支援者を決定することができる。
なお、本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施例は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウエアで実現してもよい。また、前記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウエアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆どすべての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 作業支援装置
2 依頼者端末装置
3 支援者端末装置
4 セキュリティ装置
5 開示物
6 内部ネットワーク
7 外部ネットワーク
11 中央制御装置
12 入力装置
13 出力装置
14 主記憶装置
15 補助記憶装置
16 通信装置
21 支援者管理部
22 アクセス管理部
23 アプリケーション管理部
24 マニュアル管理部
25 支援ログ管理部
26 支援ポータルサイト
31 支援者情報
32 支援依頼情報
33 アクセス情報
34 セキュリティレベル情報
35 アプリケーション情報
36 支援ログ情報
37 マニュアル情報
38 ユーザ登録情報

Claims (5)

  1. 作業を行う依頼者と前記作業に対する支援を行う支援者とがコミュニケーションを行う場を提供するために、前記依頼者が予め前記支援者に要求する属性情報に基づき前記支援者を決定する支援者管理部と、
    前記依頼者が所属する組織と前記支援者が所属する組織との関係に基づくセキュリティレベルに応じて、前記コミュニケーションを行う場において前記依頼者が前記支援者に開示することができる開示物を決定するアプリケーション管理部と、
    を備えることを特徴とする作業支援装置。
  2. 前記コミュニケーションを行う場において開示された前記開示物を再生する再生スクリプトを作成し、
    前記作成した再生スクリプトを、前記支援者が検索可能な支援マニュアルとして任意の場所に記憶するマニュアル管理部を備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の作業支援装置。
  3. 前記開示物は、
    映像、画像、音声、表及びテキストのうちの少なくとも1つを含み、
    前記再生スクリプトは、
    前記開示物のそれぞれが再生されるべき時刻情報を有すること、
    を特徴とする請求項2に記載の作業支援装置。
  4. 前記属性情報は、
    前記支援者のスキル、前記支援者の支援経験、及び、前記セキュリティレベルを含み、
    前記支援者管理部は、
    前記セキュリティレベルに基づき前記支援者を決定すること、
    を特徴とする請求項3に記載の作業支援装置。
  5. 作業を行う依頼者が操作する依頼者端末装置と、
    前記作業に対する支援を行う支援者が操作する支援者端末装置と、
    前記依頼者端末装置及び前記支援者端末装置と通信可能に接続され、
    前記依頼者と前記支援者とがコミュニケーションを行う場を提供するために、前記依頼者が予め前記支援者に要求する属性情報に基づき前記支援者を決定し、
    前記依頼者が所属する組織と前記支援者が所属する組織との関係に基づくセキュリティレベルに応じて、前記コミュニケーションを行う場において前記依頼者が前記支援者に開示することができる開示物を決定する作業支援装置と、
    を備えることを特徴とする作業支援システム。
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