JP6967638B1 - 射出成形機の型締装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】型開閉用の駆動装置と型締用の駆動装置を備える直圧式型締装置において駆動装置の切換時間を短縮すること。【解決手段】第1の駆動装置4は、可動プラテン13を型開閉動作させる。第2の駆動装置7は、可動プラテン13に型締力を付与する。ボールねじ機構3は、駆動装置の回転動力を直線動力に変換する。動力伝達装置5は、ねじ軸3Aと結合する第1の回転板5Aと第1の回転板5Aに対向配置される第2の回転板5Bとの接離によって第2の駆動装置7からボールねじ機構3への動力の伝達を切り換える。付勢機構8は、通常時はねじ軸3Aと第1の回転板5Aとを一体で型閉方向に移動させて第2の駆動装置7の接続を解除しておき、型閉完了時に一対の金型間に生じる金型反力によってねじ軸3Aと第1の回転板5Aとが一体で型開方向に移動することを許容して第2の駆動装置7の接続を繋がった状態にする。【選択図】図1

Description

本発明は、射出成形機の型締装置に関する。特に、本発明は、射出成形機の直圧式型締装置に関する。
射出成形用の金型は、固定金型と可動金型とからなり、開閉可能に構成されている。そのため、射出成形機は、固定金型を支持する固定プラテンと、可動金型を支持する可動プラテンと、可動プラテンを駆動する駆動装置とを含んでなる型締装置を備えている。連続的に成形品を生成するときは、金型が閉じた状態で流動する成形材料を射出ノズルから射出して金型内に供給し、成形材料が固化してから金型を開いて成形品を取り出す動作を繰り返す。成形材料を金型に供給するときに、単に固定金型と可動金型とを合わせて閉じるだけでは、金型内の成形材料による内圧によって金型が開いてしまうので、固定金型と可動金型を当接させた後に固定金型と可動金型との間に内圧よりも十分に大きい所定の型締力を付与する。一般に、可動金型を固定金型に当接させる動作を型閉じ、または型閉といい、可動金型を固定金型から開離させる動作を型開き、または型開といい、型開と型閉とを合わせて型開閉という。また、型閉状態で固定金型と可動金型との間に所定の型締力を付与する動作を型締め、または型締という。
射出成形機の型締装置は、トグル機構を介して型開閉および型締するトグル式型締装置と、直接的に金型に動力を伝達して型開閉および型締する直圧式型締装置に大別される。直圧式型締装置は、トグル式型締装置と比べて金型移動の直進性に優れており、より均一に型締力を付与することができる等の利点がある。
可動金型を高速で移動させるほど、型開閉時間を短くすることができ、成形サイクル全体に要する時間を短縮することができる。しかしながら、型締時に要求される大きい力で金型を開閉させると、型閉時に衝撃が発生して型締装置が故障し、あるいは金型が破損するおそれがある。そのため、可動金型を移動させる速度には限界がある。特に、駆動装置の性質上、より大きな型締力を発揮できる駆動装置ほど、型開閉時に駆動装置を高速で動作させることが難しくなる。そこで、例えば、特許文献1は、型開閉動作に要求される力が型締力の10分の1程度の小さい力であるところから、型開閉動作を行う駆動装置と型締動作を行う駆動装置を別々に設けることによって可動金型をより高速に移動できるようにして、成形サイクル全体に要する時間をより短縮するようにした直圧式型締装置を開示している。
特許第2951140号公報
従来の型開閉用の駆動装置と型締用の駆動装置を備える直圧式型締装置では、電磁式ブレーキやクラッチを能動的に動作させ、型開閉駆動部と型締駆動部の切換えを行っている。したがって、型閉から型締、圧抜きから型開までの一連の動作を連続的に円滑に移行するように、型開閉駆動部と型締駆動部の切換えに要する時間をより短くすることができるならば、型開閉と型締に要する時間をより短縮することが期待できる。
本願発明はかかる事情を鑑みてなされたものであり、型開閉用の駆動装置と型締用の駆動装置を備える直圧式型締装置において、型開閉駆動部と型締駆動部間の動力の切換えに要する時間を短縮する射出成形機の型締装置を提供することを主たる目的とする。その他の本発明のいくつかの有利な点については、本発明の実施の形態の説明において、その都度説明する。
本発明は、上記課題を解決するために、可動金型が取付固定される可動プラテンを型開閉動作させる第1の駆動装置と、可動プラテンに型締力を付与する第2の駆動装置と、可動プラテンが型開閉方向に沿って往復移動するように第1の駆動装置ないし第2の駆動装置の回転動力を直線動力に変換するねじ機構と、第1の駆動装置の動力をねじ機構に伝達するとともにねじ機構のねじ軸と結合する第1の回転板と第1の回転板に対向配置される第2の回転板との接離によって第2の駆動装置からねじ機構への動力の伝達を切り換える動力伝達装置と、通常時はねじ軸と第1の回転板とを一体で型閉方向に移動させて第1の回転板と第2の回転板との接合を切り離して前記第2の駆動装置の接続を解除しておくとともに型閉完了時に一対の金型間に生じる金型反力によって前記ねじ軸と前記第1の回転板とが一体で型開方向に移動することを許容して接続を繋がった状態にする付勢機構、を含んでなる射出成形機の型締装置を提供する。
本発明の射出成形機の型締装置は、可動プラテンを型開閉動作させる第1の駆動装置と可動プラテンに型締力を付与する第2の駆動装置の回転動力を直線動力に変換するねじ機構のねじ軸と、そのねじ軸と結合する動力伝達装置の一対の回転板のうちの一方の回転板とを一体で所定の前進位置と所定の後退位置との僅かな所定距離間で進退可能に設けている。また、固定金型と可動金型とが当接したときに生じる可動プラテンが型開閉方向に沿って型開方向に後退しようとする力、いわゆる“金型反力”よりも弱い付勢力でねじ軸と回転板とを一体で型閉方向に僅かな所定距離移動させておき、所定の前進位置に留めておく付勢機構を設けている。そのため、通常時、ねじ軸は、前進位置にあって第2の駆動装置がねじ機構を通して可動プラテンに接続されていないが、型閉が完了した時点では、金型反力による可動プラテンの後退に対応してねじ軸と回転板が一体で型開方向に僅かな所定距離移動して所定の後退位置まで後退し、動力伝達装置の一対の回転板が接合して第2の駆動装置がねじ機構を通して可動プラテンに接続される。その結果、本発明によると、駆動力が比較的小さいが速度と応答性が高い型開閉用の駆動装置を常時接続が繋がった状態にしておくとともに、駆動力が比較的大きい型締用の駆動装置の接続を比較的簡素な機械的な動作で切り換えるので、型開閉と型締の動力の切換えに要する時間をより短くすることができ、ひいては、成形サイクル全体の時間を短縮することができる。
第1の実施の形態に係る型締装置の概略構成図である。 ねじ軸が前進位置にあるときの、第1の実施の形態に係る動力伝達装置と伝動軸周辺の拡大断面図である。 ねじ軸が後退位置にあるときの、第1の実施の形態に係る動力伝達装置と伝動軸周辺の拡大断面図である。 第1の実施の形態に係る第2の駆動装置の正面図であり、型締前の状態を示す。 第1の実施の形態に係る第2の駆動装置の正面図であり、型締時の状態を示す。 第2の実施の形態に係る型締装置の概略構成図である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。以下に説明される各実施の形態は、それぞれ任意に組み合わせて実施することができる。図1および図6において、型締装置における固定プラテンおよび可動プラテンが設けられている位置を型締装置の前部として、可動プラテンがバックプラテンから離れて固定プラテンに向かう型閉方向の移動を前進という。また、型締装置における駆動装置が設けられている位置を型締装置の後部として、可動プラテンが固定プラテンから離れてバックプラテンに向かう型開方向の移動を後退という。
図1および図6に示される射出成形機は、成形材料を計量し金型のキャビティ空間に射出する不図示の射出装置と、金型の型開閉および型締を行う型締装置1A及び型締装置1Bと、射出装置型締装置1A及び型締装置1Bを制御する不図示の制御装置と、を備える。型締装置1A及び型締装置1Bは、それぞれ異なる実施の形態の型締装置であって、共に直圧式型締装置である。各実施の形態の射出成形機は、横型射出成形機であるが、本願発明の型締装置1A及び型締装置1Bは、竪型射出成形機等、他の形態の射出成形機にも適用可能である。
まず、図1から図5に基づいて、第1の実施の形態に係る型締装置1Aについて説明する。図1に示されるように、型締装置1Aは、ベッド11と、固定プラテン12と、可動プラテン13と、バックプラテン14と、タイバー15と、駆動機構2Aと、を備える。ベッド11には固定プラテン12およびバックプラテン14が立設され、固定プラテン12とバックプラテン14にタイバー15が保持される。可動プラテン13は、駆動機構2Aにより、固定プラテン12とバックプラテン14との間を往復移動する。金型Mは固定金型FMと可動金型MMと、を含んでなり、固定プラテン12には固定金型FMが取付固定され、可動プラテン13には可動金型MMが取付固定される。
駆動機構2Aは、可動プラテン13を移動させて型開閉および型締を行う。本発明において、型開とは、可動プラテン13を固定プラテン12から離れるように型開閉方向に沿って直線移動させて固定金型FMから可動金型MMを開離させる動作である。型閉とは、可動プラテン13を固定プラテン12に接近するように型開閉方向に沿って直線移動させて固定金型FMと可動金型MMを当接させる動作である。なお、型開と型閉とを合わせて型開閉という。型締とは、固定金型FMと可動金型MMが当接している型閉状態から固定金型FMと可動金型MMとの間に所定の型締力を付与する動作である。
駆動機構2Aは、ボールねじ機構3(ねじ機構)と、第1の駆動装置4と、動力伝達装置5と、筐体6と、伝動軸7Aを含む第2の駆動装置7と、付勢機構8と、を含む。筐体6は、ねじ軸3Aとナット3Bを含むボールねじ機構3のねじ軸3Aを軸支する軸受3Cを保持するように収納するハウジング3Eを僅かな所定距離間、往復移動可能に収容する。
ボールねじ機構3は、主に、ねじ軸3Aと、ねじ軸3Aと螺合するナット3Bとによって構成されている。実施の形態におけるボールねじ機構3は、ねじ軸3Aを軸支する軸受3Cと、ナット3Bを支持するナット支持体3Dとを含んでなる。軸受3Cは、ねじ軸3Aの中心軸廻りの回転を支持案内し、ねじ軸3Aの型開閉方向である直線1軸方向(水平1軸方向)における僅かな距離の移動を許容しない。軸受3Cは、具体的に、ボールベアリングであって、外輪と、内輪と、保持器と、複数のボールとでなる。特に、実施の形態における軸受3Cにおいては、ハウジング3Eに一体的にフランジ3Fが設けられている。
ねじ軸3Aの型開方向側の一端(以下、型開方向後端という)に動力伝達装置5の一対の回転板のうちの第1の回転板5Aが固定されており、軸受3Cがねじ軸3Aの型開閉方向に沿った僅かな距離の移動を許容しない構成であるので、ハウジング3Eが設計上予め決められている所定の前進位置と所定の後退位置との間で僅かな距離間を往復移動するときに、軸受3Cと共にねじ軸3Aと第1の回転板5Aとがハウジング3Eと同じ方向に同じ距離、一体的に往復移動する。
ナット支持体3Dは、平板形状、棒形状、あるいは柱形状を基本の形状とする型開閉方向に沿った長尺体であって、適宜補強部材を組み合わせて、トラス構造とか、ハニカム構造にすることができる。実用的である実施の形態におけるナット支持体3Dは、図1に示されるように、型開方向後端側の少なくとも一部分が中空柱状(円筒形状)である円柱形状に形成され、中空内に同軸にナット3Bを収容して固定するとともに、ねじ軸3Aをナット3Bに螺合させながらその型閉方向先端側の一部分を型開方向後端の開口から中空内に挿入する構成を有する。
ナット支持体3Dは、その型閉方向先端において、可動プラテン13の可動金型MMの取付面(前面)に対して反対側の面(後面)に強固に固定されていて、いわゆる片持ち支持で設けられている。ナット3Bは、ナット支持体3Dの中央から型開方向後端までの間の設計上優位な位置に取付固定される。特に、図1に示される実施の形態におけるボールねじ機構3において、ナット3Bは、ナット支持体3Dの型開方向後端の開口に設けられている。したがって、ねじ軸3Aは、ナット3Bとナット支持体3Dを介して可動プラテン13と連結している。
付勢機構8は、通常時は、ねじ軸3Aと動力伝達装置5の一対の回転板のうちの可動の第1の回転板5Aとを一体で型開閉方向に沿って型閉方向に移動させておき、第1の回転板5Aと第1の回転板5Aに対向配置されている固定の第2の回転板5Bとの接合を切り離して第2の駆動装置7のねじ軸3Aを介在する可動プラテン13への接続を解除しておくとともに、型閉完了時に一対の金型間に生じる型方向の力、いわゆる“金型反力”によってねじ軸3Aと第1の回転板5Aとが一体で型開閉方向に沿って型開方向に移動することを許容して第2の駆動装置7の接続を繋がった状態にする手段である。
実施の形態における付勢機構8は、より具体的には、図2および図3に示されるように、少なくとも1つの締結具8Aと弾性体8Bとを含んでなる。実施の形態における付勢機構8の締結具8Aは、弾性体8Bを型開閉方向に沿って伸縮可能に取り付ける手段であるとともに、ボールねじ機構3の軸受3Cを収納するハウジング3Eを型開閉方向に沿って所定の距離往復移動可能に筐体6に取り付ける手段である。
付勢機構8は、ハウジング3Eが保持収納している軸受3Cがねじ軸3Aの型開閉方向の移動を許容しないように軸支している状態で弾性体8Bの復元力によってハウジング3Eを筐体6の内壁6Aに押し付けるように付勢する。そのため、付勢機構8は、金型反力が生じていない通常時に、ねじ軸3Aと第1の回転板5Aとを一体で型閉方向の所定の前進位置に移動させている。
複数の弾性体8Bを設けるとき、付勢機構8の付勢力は、複数の弾性体8Bの復元力の合計であるが、複数の弾性体8Bの各復元力を同じにするとともに各弾性体8Bをハウジング3Eの周囲に均等に分散配置することによって、複数の弾性体8Bがハウジング3Eに付与する型閉方向の付勢力を均一にすることが望ましい。特に、実施の形態における付勢機構8の締結具8Aは、例えば、ボルトである。ボルトである締結具8Aは、主に、筐体6に固定される軸部81と、軸部81の一端において軸部81より大径に形成された頭部82とを有する。
締結具8Aの軸部81は、軸受3Cのハウジング3Eに一体的に設けられているフランジ3Fを貫通してフランジ3Fが型開閉方向に自由に動くことができる状態で筐体6に留められている。弾性体8Bは、例えば、圧縮ばね(圧縮コイルばね)である。締結具8Aがボルトであって、弾性体8Bが圧縮ばねであるとき、弾性体8Bは、締結具8Aの頭部座面82Sとフランジの型締方向の面(後面)3FSとの間に、締結具8Aの軸部81が弾性体8Bのコイル部位の中空内を貫通してコイル部位が軸部81を囲繞するような状態でねじ軸3Aの軸方向に対して平行な軸線方向に、言い換えると、型開閉方向に沿って伸縮するように設けられる。端的に言うと、圧縮ばねである弾性体8Bは、フランジ3Fと一体のハウジング3Eを介してねじ軸3Aを前進位置に押し出している。
弾性体8Bである圧縮ばねが所定の長さで伸長している状態にある通常時は、図2に示されるように、弾性体8Bの復元力から生じる付勢機構8の付勢力でフランジ3Fが筐体6の内壁6Aに押し付けられていて、フランジ3Fと一体のハウジング3Eが保持収納している軸受3Cと共に所定の前進位置に位置している。そのため、ボールねじ機構3のねじ軸3Aと動力伝達装置5の第1の回転板5Aが型開閉方向に沿って型閉方向に僅かな所定距離移動しており、第1の回転板5Aと第2の回転板5Bとの間に微小な間隙Gが形成されている。したがって、型閉時以外の通常時は、動力伝達装置5の第1の回転板5Aと第2の回転板5Bの接合が切り離されていて、往復移動する可動プラテン13に連結するねじ軸3Aに対する第2の駆動装置7の接続が解除されている。
型閉完了時、一対の金型Mの固定金型FMと可動金型MMとが当接して金型間に生じる金型反力が複数の弾性体8Bの復元力による付勢機構8の付勢力を超えると、金型反力によって型開方向に後退する可動プラテン13がナット3Bを通してねじ軸3Aを型開方向に押し戻そうとする。ねじ軸3Aの型開閉方向の移動を許容しないで軸支する軸受3Cを保持するハウジング3Eは、ねじ軸3Aが型開方向に押し戻されようとするのにともなって型開方向に移動しようとする。
このとき、金型反力が付勢機構8の付勢力を超えるので、フランジ3Fが弾性体8Bを圧縮し、弾性体8Bが縮小してフランジ3Fが内壁6Aから離れるとともに、ハウジング3Eがねじ軸3Aと第1の回転板5Aと共に型開方向に僅かな所定距離移動する。その結果、動力伝達装置5の第1の回転板5Aが第2の回転板5Bに当接して両者が接合し、動力伝達装置5は、可動プラテン13に連結するねじ軸3Aに対する第2の駆動装置7の接続を繋がった状態にする。
したがって、図1ないし図3に示される第1の実施の形態における付勢機構8の弾性体8Bは、通常時は、ハウジング3Eを軸受3Cを含むボールねじ機構3のねじ軸3Aと動力伝達装置5の第1の回転板5A(第2のプーリ43)と共に型閉方向に所定距離移動させておき、所要の微小な間隙Gを作り出す付勢機構8の付勢力を発生させるとともに、型完了時に、軸受3Cを収納しているハウジング3Eをねじ軸3Aと第1の回転板5Aと共に型開方向に所定距離移動することを許容して、所要の微小な間隙Gをなくして第1の回転板5Aと第2の回転板5Bが接合するような金型反力よりも十分に小さい付勢力を発生させる。このような弾性体8Bは、同様の付勢力を発生させる物であるなら、設置可能である限りにおいて、圧縮ばね以外に、引張ばね(引張コイルばね)、天然ゴム、あるいはシリコンゴムのような型開閉方向に沿って伸縮する物を適用することができる。
第1の駆動装置4は、可動金型MMが取付固定される可動プラテン13を型開閉動作させる手段である。第1の駆動装置4は、高速性と高応答性を有し、ねじ軸3Aを中心軸廻りに回転させて可動プラテン13を移動させ、成形中は比較的短い時間で型開閉を行うことができる。第1の駆動装置4は、具体的には、図1に示されるように、型開閉用モータ41と、第1のプーリ42と、第2のプーリ43と、回転伝達材44と、を有する。実施の形態における型開閉用モータ41は、回転型サーボモータであるが、位置決め制御が可能であって、要求される高速性と高応答性を満足する範囲でサーボモータ以外のアクチュエータを適用することができる。
型開閉用モータ41の駆動軸41Tは、第1のプーリ42の回転軸に直結し、ボールねじ機構3のねじ軸3Aは、第2のプーリ43に連結している。回転伝達材44は、具体的に、タイミングベルトであり、第1のプーリ42と第2のプーリ43とに巻掛けられる。回転伝達材44は、基本的に第1のプーリ42と同じ回転数で第2のプーリ43を回転させ、型開閉用モータ41の回転動力は、回転伝達材44を介してねじ軸3Aにそのまま伝達される。その結果、ねじ軸3Aの回転方向に対応してナット3Bが前進または後退し、所要の速度で可動プラテン13が移動する。なお、回転伝達材44としては、タイミングベルト以外に、例えば、複数のギアによる機構を適用することができる。
伝動軸7Aは、筐体6に直接固定される1以上の軸受7Bによって軸支され、中心廻りに回転可能に設けられる。伝動軸7Aにおいて、型閉方向先端部位7Cに動力伝達装置5の一対の回転板のうちの第2の回転板5Bが形成されている。言い換えると、動力伝達装置5の型閉方向先端部位7Cが第2の回転板5Bを兼用している。ねじ軸3Aの方向に向いている伝動軸7Aの一端面、端的にいうと、型閉方向先端面(接合面5BS)が、ねじ軸3Aの型開方向後端に固定されている動力伝達装置5の第1の回転板5Aに相当する第1の駆動装置4の第2のプーリ43における伝動軸7Aの方向に向いている一面(接合面5AS)に対向配置されている。型閉完了時に、金型反力によって可動プラテン13が後退し、ねじ軸3Aが型開方向に僅かな所定距離移動するときに、伝動軸7Aの接合面5BSが第2のプーリ43の接合面5ASと接合する。
図2および図3に示される実施の形態においては、第2のプーリ43が第1の回転板5Aに相当し、第2のプーリ43が第1の回転板5Aを兼用しているような構成であるが、第1の回転板5Aを第2のプーリ43と別に設けることができる。また、例えば、ボールねじ機構3のねじ軸3Aの型開方向後端面を接合面5ASとするようにして、ねじ軸3Aの型開方向後端部位が第1の回転板5Aを兼用するようにすることができる。伝動軸7Aの他端面である型開方向後端面は、第2の駆動装置7と接続される。
図2に示されるように、通常時、ボールねじ機構3のねじ軸3Aが動力伝達装置5の第1の回転板5Aに相当する第2のプーリ43と一体で型閉方向に所定距離移動している状態で所定の前進位置にあるときには、第2のプーリ43の接合面5ASが所定の微小な間隙Gを隔てて動力伝達装置5の第2の回転板5Bに相当する伝動軸7Aの型閉方向先端部位7Cにおける接合面5BSと対向し、伝動軸7Aとねじ軸3Aとが切り離されていて、第2の駆動装置7とねじ軸3Aを介在する可動プラテン13との接続が解除されている。
また、図3に示されるように、型閉完了時、ねじ軸3Aが第2のプーリ43と一体で型開方向に所定距離移動して所定の後退位置にあるときには、第2のプーリ43の接合面5ASが伝動軸7Aの接合面5BSと接合して、伝動軸7Aとねじ軸3Aとが連結して第2の駆動装置7とねじ軸3Aを介在する可動プラテン13との接続が繋がった状態になる。
伝動軸7Aがねじ軸3Aと連結している間、伝動軸7Aが第2の駆動装置7によって所定の方向に回転すると、接合面5AS接合面5BSとの間に生じる摩擦力によって伝動軸7Aの回転動力がねじ軸3Aに伝わって、伝動軸7Aがねじ軸3Aを回転させて可動プラテン13を前進させ、金型Mに所定の型締力を付与し、金型Mの型締を行う。
ねじ軸3Aが所定の前進位置にあって、伝動軸7Aの接合面5BSが第2のプーリ43の接合面5ASと離れている間は、第2の駆動装置7によって伝動軸7Aが回転しても、動力伝達装置5が伝動軸7Aとねじ軸3Aとを切り離して伝動軸7Aとねじ軸3Aとを非連結状態にしているので、第2の駆動装置7が発生させる回転動力がねじ軸3Aに伝達されない。
図1に示される実施の形態おける動力伝達装置5は、第1の回転板5Aと第2の回転板5Bとの間に生じる摩擦力によって動力を伝達する構成である。第1の回転板5Aと第2の回転板5Bは、共に、接合面5ASと接合面5BSとの間で接合して動力を伝達できる限りにおいて、板形状あるいは断面円形である必要がなく、外形が限定されない。
図2および図3に示される実施の形態においては、動力伝達装置5の第1の回転板5Aと第2の回転板5Bの少なくとも一方における接合面に摩擦材が設けられる。例えば、図2および図3に示されるように、第2の回転板5Bに相当する伝動軸7Aの型閉方向先端部位における接合面に摩擦材50が設けられている。より具体的に、摩擦材50は、例えば、ブレーキシューである。動力伝達装置5の一対の回転板に摩擦材50を設けることによって、第1の回転板5Aと第2の回転板5Bとの一対の回転板の接合部位に型締時におけるより大きな回転動力が加わっても、ねじ軸3Aがより空転しにくくなり、第2の駆動装置7の動力を一層確実に伝達することができる。
また、摩擦材50に代えて、接合面5AS接合面5BSにそれぞれ歯車のような凹凸が設けられてもよい。動力伝達装置5が第1の回転板5Aと第2の回転板5Bとの間で凹凸の噛み合わせによって動力を伝達する構成であるときは、第1の回転板5Aと第2の回転板5Bとの一対の回転板の接合部位に型締時におけるより大きな回転動力が加わっても、ねじ軸3Aがより空転しにくくなり、第2の駆動装置7の動力を一層確実に伝達することができる。
第2の駆動装置7は、可動プラテン13に型締力を付与する手段である。第2の駆動装置7は、動力伝達装置5を介在して伝動軸7Aをねじ軸3Aと連結し、伝動軸7Aを回転させ、ねじ軸3Aを回転させることで、固定金型FMと可動金型MMとの間に所定の型締力を付与する。
図1ないし図3に示される第2の駆動装置7は、具体的には、ブラケット71と、シリンダ72と、型締レバー73と、を含んでなる。シリンダ72は、シリンダチューブ72Aと、シリンダチューブ72Aに進退自由に挿通されるピストン72Bと、を有する。シリンダ72は、例えば流体圧シリンダであり、図1ないし図5に示される実施の形態の型締装置1Aの第2の駆動装置7においては、空圧シリンダ(エアシリンダ)であるが、電動シリンダ等他のシリンダであってもよい。
シリンダ72のシリンダチューブ72Aは、流体を供給する流体供給源74と接続される。図4および図5に示されている流体供給源74は、一般的な高圧気体供給手段であって図示および詳細な説明を省略するが、エアコンプレッサと、エアコンプレッサから供給される流体から塵等を除去するフィルタと、シリンダチューブ72Aに供給する空気の圧力を調整するレギュレータと、流路を開閉する複数の電磁弁と、ピストン72Bの動作時にシリンダチューブ72A内の流体を排気させる急速排気弁と、各配管と、を有している。
ブラケット71は、筐体6およびシリンダチューブ72Aに接続され、シリンダ72を筐体6に保持する。型締レバー73は、一端がピストン72B、他端が伝動軸7Aに接続される。シリンダ72のピストン72Bを前後させることで、型締レバー73が揺動し、カムシャフトの要領で伝動軸7Aが回転する。ねじ軸3Aが後退位置にあるとき、伝動軸7Aと連動して伝動軸7Aと同じ回転方向にねじ軸3Aが回転し、金型Mに所望の型締力が付与される。
図4および図5に示されるように、第2の駆動装置7は、好ましくは、シリンダチューブ72Aとブラケット71が軸75を介して回転自在に接続され、ピストン72Bと型締レバー73が軸76を介して回転自在に接続される。このように構成することで、ピストン72Bと型締レバー73との接続部に長孔を形成し、長孔に沿って摺動する摺動軸を設ける構成にする必要がない。そのため、ピストン72Bと型締レバー73との接続部において摺動性を維持するための給脂が不要となり、グリス飛散を防止できる。
以下に、図6に基づいて、第2の実施の形態に係る型締装置1Bを説明する。なお、第1の実施の形態における型締装置1Aと同等の部材に関しては同じ符号を付与し、詳細な説明は省略する。第1の実施の形態と第2の実施の形態とでは、主に、第2の駆動装置の構成において異なる。
型締装置1Bは、ベッド11と、固定プラテン12と、可動プラテン13と、バックプラテン14と、タイバー15と、駆動機構2Bと、を備える。駆動機構2Bは、ボールねじ機構3と、第1の駆動装置4と、動力伝達装置5と、筐体6と、伝動軸7Aを含む第2の駆動装置9と、を含む。
第1の実施の形態における第2の駆動装置7と同様に、第2の実施の形態の第2の駆動装置9は、伝動軸7Aを回転させ、金型Mに型締力を発生させる。第2の駆動装置9は、型締用モータ91と、第1のプーリ92と、第2のプーリ93と、回転伝達材94と、を含んでなる。
型締用モータ91は、例えば、インダクションモータであるが、流体圧モータ等他のアクチュエータであってもよい。型締用モータ91の駆動軸91Tは第1のプーリ92と直結し、第2のプーリ93は、伝動軸7Aと接続される。回転伝達材94は、例えば、タイミングベルトであり、第1のプーリ92と第2のプーリ93とに巻掛けられる。型締用モータ91の回転動力は、回転伝達材94を介して伝動軸7Aに伝達され、ねじ軸3Aが所定の後退位置にあるとき、伝動軸7Aに連動してねじ軸3Aが回転し、金型Mに所望の型締力が付与される。なお、回転伝達材94を含む回転伝達機構としては、プーリとタイミングベルトによる機構以外に、例えば、複数のギアによる機構、複数の歯車またはスプロケットとチェーンによる機構を適用することができる。
次に、本発明の射出成形機の型締装置の動作を説明する。以下の説明においては、熱可塑性樹脂を成形する場合を例に説明するが、本願発明の型締装置1Aまたは型締装置1Bは、他の材料を使用する射出成形機にも適用できる。また、全工程(成形サイクル)中の射出装置による工程(射出サイクル)と型締装置1Aまたは型締装置1Bによる工程(型締サイクル)は、部分的に同時に並行して行うことができる。
成形前の段取り作業として、可動プラテン13の位置決めを行う。固定プラテン12に固定金型FM、可動プラテン13に可動金型MMをそれぞれ取り付けたとき、ねじ軸3Aと第1の回転板5Aである第2のプーリ43は、付勢機構8によってハウジング3Eがおよそ微小な間隙Gに相当する所定距離、型方向に移動しており、動力伝達装置5において、第1の回転板5Aと第2の回転板5Bとの接合が切り離されている。
第2の駆動装置7(第2の駆動装置9)と可動プラテン13との接続が解除されている状態で、可動プラテン13の位置決めを行うために、型締装置1A(型締装置1B)において、不図示の制御装置が第1の駆動装置4の型開閉用モータ41を作動して可動プラテン13を低速で前進させる。そして、固定金型FMと可動金型MMが当接したときの可動プラテン13の位置を「金型当接位置」として制御装置の記憶装置に記憶させる。なお、第1の実施形態および第2の実施形態において、可動プラテン13の型開閉方向に沿った直線1軸方向の相対位置は、型開閉用モータ41に設けられている不図示のロータリエンコーダによって間接的に検出されているが、例えば、リニアスケールによって可動プラテン13の位置を直接検出するようにすることができる。
金型当接位置から引き続き可動プラテン13を前進させると、可動プラテン13が移動しなくなって型閉が完了する。型閉完了時、可動プラテン13に金型Mによる金型反力が生じるので、可動プラテン13が微小な間隙Gに相当する所定距離、型開方向に後退することによって可動プラテン13と同じ型開方向に同じ僅かな所定距離、ねじ軸3Aと第1の回転板5Aが移動し、第1の回転板5Aである第2のプーリ43の接合面5ASと第2の回転板5Bである伝動軸7Aの型閉方向先端部位7Cにおける接合面5BSとが接合する。このときの位置を動力伝達装置5において第1の回転板5Aと第2の回転板5Bとが接合して第2の駆動装置7(第2の駆動装置9)と可動プラテン13との接続が繋がった状態になる「接続完了位置」として制御装置の記憶装置に記憶させる。
第1の回転板5Aと第2の回転板5Bが接合した結果、伝動軸7Aがねじ軸3Aと連結して、第2の駆動装置7(第2の駆動装置9)と可動プラテン13との接続が繋がる。第1の実施の形態および第2の実施の形態においては、伝動軸7Aは、ねじ軸3Aに実質的に直結し、伝動軸7Aが1回転する毎にねじ軸3Aが1回転するように設計されている。
制御装置が第2の駆動装置7のシリンダ72または第2の駆動装置9の型締用モータ91を作動し、可動プラテン13が動かなくなるまで可動金型MMを型閉方向に押し出して、金型Mの型締が完了する。型締完了後に成形サイクルを開始すると、制御装置は、射出装置における成形材料の可塑化および計量を行う。
段取り作業を完了したら、制御装置は、型締装置1Aまたは型締装置1Bを作動して型締サイクルを開始する。型締サイクルの開始時は、段取りの開始時と同じように、付勢機構8によってハウジング3Eに一体のフランジ3Fが筐体6の内壁6Aに押し付けられている状態にあって、ねじ軸3Aと第1の回転板5Aである第2のプーリ43が型閉方向に僅かな所定距離移動しており、動力伝達装置5において、第1の回転板5Aと第2の回転板5Bとの接合が解除されている。
まず、制御装置は、型開閉用モータ41を回転させて、可動プラテン13が制御装置の記憶装置に記憶されている金型当接位置に到達するまで可動プラテン13を型開閉方向に沿って型閉方向に固定プラテン12に向かって接近するように高速で相対移動させる。そして、金型当接位置において可動金型MMと固定金型FMとが当接する直前に速度を急減速して可動プラテン13を低速で当接させ、型閉を完了させる。
型閉完了時に、付勢機構8が型閉方向にハウジング3Eを筐体6に押し付けている付勢力を超える逆方向の力、言い換えると、型開方向に金型反力が生じる。この金型反力によって、可動プラテン13が型開閉方向に沿って押し戻されて僅かに後退するのにともなって、可動プラテン13に連結しているねじ軸3Aが型開方向に僅かな所定距離移動し、ねじ軸3Aと一体的に動力伝達装置5の第1の回転板5Aである第1の駆動装置4の第2のプーリ43も型開方向に移動する。そして、ねじ軸が所定の微小な間隙Gとおよそ同じ所定距離移動したところで第1の回転板5Aが第2の回転板5Bと接合する。
このとき、付勢機構8の付勢力を超える金型反力によってねじ軸3Aを軸支する軸受3Cがねじ軸3Aと共に型開方向に移動しているため、軸受3Cを保持収納しているハウジング3Eがフランジ3Fと一体で型開方向に同じ所定距離移動する。したがって、このとき、フランジ3Fが圧縮ばねである弾性体8Bをその付勢力を超える金型反力と同じ大きさの力で押し潰し、弾性体8Bが縮小している。
第1の回転板5Aである第2のプーリ43と第2の回転板5Bである伝動軸7Aの型閉方向先端部位7Cとの微小な間隙Gが埋まり、伝動軸7Aとねじ軸3Aとが連結したら、第2の駆動装置7(第2の駆動装置9)が作動し、伝動軸7Aを通してねじ軸3Aを回転駆動することによって、可動プラテン13を型締方向に強力に押し出して型締が行われる。なお、第1の実施の形態および第2の実施の形態においては、型開閉用モータ41に設けられているロータリエンコーダが制御装置の記憶装置に記憶されている接続完了位置を検出したとき、制御装置が伝動軸7Aとねじ軸3Aとが連結したと判断するようにしている。
第1の実施の形態においては、図4および図5に示されるように、シリンダ72のピストン72Bを前進させることで、型締レバー73が揺動して伝動軸7Aを中心軸廻りに回転させる。可動プラテン13が金型反力を受けてねじ軸3Aが所定の後退位置にあるときは、図3に示されるように、第1の回転板5Aと第2の回転板5Bが接合して伝動軸7Aとねじ軸3Aとが連結している状態にあるので、伝動軸7Aが中心軸廻りに回転すると、ねじ軸3Aが同じ回転方向に同じ回転数で回転し、金型Mに所望の型締力が付与される。なお、シリンダ72の駆動力と型締レバー73の揺動角度を任意に設定することで、所望の型締力を発生させることが可能である。第1の実施の形態においては、シリンダ72が空圧シリンダであるので、レギュレータの設定圧力と型締レバー73の揺動角度とにより型締力が調整される。
第2の実施の形態においては、型締用モータ91の回転動力を第1のプーリ92から回転伝達材94を通して第2のプーリ93に伝動し、第2のプーリ93を回転させることによって、伝動軸7Aが中心軸廻りに回転する。可動プラテン13が金型反力を受けてねじ軸3Aが所定の後退位置にあるときは、第1の回転板5Aと第2の回転板5Bが接合して伝動軸7Aとねじ軸3Aとが連結している状態にあるので、伝動軸7Aが中心軸廻りに回転すると、ねじ軸3Aが同じ回転方向に同じ回転数で回転し、金型Mに所望の型締力が付与される。
なお、第1の実施の形態および第2の実施の形態において、第1の駆動装置4は、常時、ねじ軸3Aを介在して可動プラテン13に接続しているので、第2の駆動装置7(第2の駆動装置9)よって金型Mに型締力を付与してからしばらくの時間経過するまでの間、型開閉用モータ41を駆動させたままにしておくように構成することができる。このように構成することによって、型閉から型締に移行する際に、金型Mが不意に開くことをより確実に防止できる。特に、型締を完了するまで型開閉用モータ41を駆動させたままにしておき、第1の駆動装置4が第2の駆動装置7(第2の駆動装置9)と協働して型締力を金型Mに付与するようにすることによって、より安全で確実に型締を行うことができる。
例えば、第1の実施の形態においては、ピストン72Bの位置が予め設計上決められている所定の位置に到達し型締レバー73の揺動角度が所定の値に達するまで、あるいは流体供給源74がシリンダ72に供給する流体圧力が予め決められている規定値に達するまでは、型開閉用モータ41を駆動させておき、ピストン72Bの位置および型締レバー73の揺動角度、またはシリンダ72内の流体圧力が規定値に到達後、型開閉用モータ41を停止させるようにする。
また、例えば第2の実施の形態においては、型締用モータ91の出力トルクが予め決められている規定のトルク値に達するまでの期間中、型開閉用モータ41を同時に駆動させておき、型締用モータ91の出力トルクが規定のトルク値に到達後、型開閉用モータ41を停止させるようにする。
金型Mに所望の型締力が付与されている状態で、射出装置が成形材料を金型Mのキャビティ空間に射出し、引き続き保圧を行う。金型Mは不図示の温度調整装置によって所定温度に保たれており、キャビティ空間に射出された成形材料は冷却されて固化し、所望の形状を有する成形品となる。
冷却後、金型Mの型締力をなくして圧抜きをする。第1の実施の形態においては、まず、第2の駆動装置7(第2の駆動装置9)によって金型Mに型締力を発生させたまま、型開閉用モータ41を起動してねじ軸3Aを型閉方向に回転させ、型閉状態にしておく。型開閉用モータ41に設けられているロータリエンコーダの検出位置が制御装置の記憶装置に記憶されている可動プラテン13の接続完了位置に達した後、第2の駆動装置7のシリンダ72のピストン72Bを後退させて型締レバー73を初期位置まで戻す。なお、型締レバー73の初期位置は、シリンダ72に設けられる不図示のリミットスイッチによって検知される。
また、第2の実施の形態においても同様に、型開閉用モータ41を動作させて型閉状態を維持した状態で第2の駆動装置9によって金型Mに型締力を発生させるようにする。型開閉用モータ41に設けられているロータリエンコーダの検出位置が可動プラテン13の接続完了位置に達した後、型締用モータ91を停止させる。以上のようにして、型締力が圧抜きされる。このように、型開閉用モータ41を駆動させて型閉状態にしてから型締力を開放して金型の圧抜きを行うことで、付勢機構8によって金型Mが不意に高速で開くおそれをなくして、成形品や金型Mの破損を防止することができる。
圧抜きを終えたら、制御装置は、型開閉用モータ41を駆動して、可動プラテン13を固定プラテン12に対して開離させ、固定金型FMと可動金型MMとの型開を行う。型開によって固定金型FMと可動金型MMが当接状態が解除されるので金型反力が失われる。そのため、付勢機構8の圧縮ばねである弾性体8Bが復元して伸長する。したがって、フランジ3Fが圧縮ばねの付勢力によって型開閉方向に沿って型閉方向に移動し、再びハウジング3Eが筐体6の内壁6Aに押し付けられる。
ハウジング3Eが型閉方向に微小な間隙Gにおよそ相当する僅かな所定距離移動すると、ハウジング3Eに収容されている軸受3Cも型閉方向に所定距離移動し、軸受3Cに軸支されているねじ軸3Aとねじ軸3Aの型開方向後端に固定されている第1の回転板5Aである第1の駆動装置4の第2のプーリ43とが共に前進することによってねじ軸3Aと伝動軸7Aとの間に所定の微小な間隙Gが生じて動力伝達装置5の接続が解除される。金型Mが十分に型開されたのちに、成形品が金型Mから離型され、取り出される。
そして、所定数の成形品が得られるまで、すでに説明された一連の型締サイクルが繰り返される。以上に説明された実施の形態の型締装置1Aまたは型締装置1Bによれば、型開閉駆動部と型締駆動部の動力の切換えをより短時間に行うことができ、ひいては成形にかかる時間を短縮することができる。
本発明は、すでにいくつかの例が示されているが、具体的な実施の形態と同じ構成に限定されず、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で実施の形態を適宜変形したり、他の部品と置き換えたり、組み合わせたりして実施することができる。
1A 型締装置
1B 型締装置
2A 駆動機構
2B 駆動機構
3 ボールねじ機構
4 第1の駆動装置
5 動力伝達装置
6 筐体
7,9 第2の駆動装置
8 付勢機構
11 ベッド
12 固定プラテン
13 可動プラテン
14 バックプラテン
15 タイバー
3A ボールねじ(ねじ軸)
3B ナット
3C 軸受
3D ナット支持体
3E ハウジング
3F フランジ
41 型開閉用モータ
42 第1のプーリ
43 第2のプーリ
44 回転伝達材(タイミングベルト)
5A 第1の回転板
5B 第2の回転板
50 摩擦材
7A 伝動軸
7B 軸受
7C 伝動軸型閉方向先端部位
71 ブラケット
72 シリンダ
72A シリンダチューブ
72B ピストン
73 型締レバー
74 流体供給源
75,76軸
8A 締結具(ボルト)
8B 弾性体(圧縮ばね)
91 型締用モータ
92 第1のプーリ
93 第2のプーリ
94 回転伝達材(タイミングベルト)
M 金型
FM 固定金型
MM 可動金型
G 間隙

Claims (15)

  1. 可動金型が取付固定される可動プラテンを型開閉動作させる第1の駆動装置と、前記可動プラテンに型締力を付与する第2の駆動装置と、前記可動プラテンが型開閉方向に沿って往復移動するように前記第1の駆動装置ないし前記第2の駆動装置の回転動力を直線動力に変換するねじ機構と、前記第1の駆動装置の動力を前記ねじ機構に伝達するとともに前記ねじ機構のねじ軸と結合する第1の回転板と前記第1の回転板に対向配置される第2の回転板との接離によって前記第2の駆動装置から前記ねじ機構への動力の伝達を切り換える動力伝達装置と、通常時は前記ねじ軸と前記第1の回転板とを一体で型閉方向に移動させて前記第1の回転板と前記第2の回転板との接合を切り離して前記第2の駆動装置の接続を解除しておくとともに型閉完了時に一対の金型間に生じる金型反力によって前記ねじ軸と前記第1の回転板とが一体で型開方向に移動することを許容して前記第2の駆動装置の接続を繋がった状態にする付勢機構、を含んでなる射出成形機の型締装置。
  2. 前記第1の回転板と前記ねじ軸を軸支する軸受のハウジングとを前記付勢機構と共に収容する筐体を含んでなり、前記付勢機構が前記ハウジングを前記ねじ軸と前記第1の回転板と前記軸受とを一体で前記型閉方向に前記筐体の内壁に押し付けるように付勢することによって通常時は前記ねじ軸と前記第1の回転板とを一体で型閉方向の所定の前進位置に移動させている構成であることを特徴とする請求項1に記載の射出成形機の型締装置。
  3. 前記付勢機構は、少なくとも1つの圧縮ばねを含んでなる請求項1に記載の射出成形機の型締装置。
  4. 前記第1の回転板が前記ねじ軸の型開方向後端部位に一体で形成されている請求項1に記載の射出成形機の型締装置。
  5. 前記可動プラテンに型開閉方向先端が固定され前記ねじ機構のナットを支持するナット支持体を含んでなる請求項1に記載の射出成形機の型締装置。
  6. 前記ナット支持体は、少なくとも型開閉方向後端側の一部分が中空柱状体であって、前記中空柱状体内に前記ねじ機構の前記ナットを取付固定するとともに、前記中空柱状体内に前記ねじ機構の前記ねじ軸を挿入する構造である請求項5に記載の射出成形機の型締装置。
  7. 前記第1の駆動装置は、型開閉用モータと、前記型開閉用モータの駆動軸に結合する第1のプーリと、前記ねじ軸と結合する第2のプーリと、前記第1のプーリの回転を前記第2のプーリに伝達する回転伝達材とを含んでなる請求項1に記載の射出成形機の型締装置。
  8. 前記第2のプーリが前記第1の回転板である請求項7に記載の射出成形機の型締装置。
  9. 前記第2の駆動装置は、駆動源と前記動力伝達装置の前記第2の回転板との間に設けられ前記駆動源の動力を回転動力として前記第2の回転板に伝達する伝動軸を含んでなる請求項2に記載の射出成形機の型締装置。
  10. 前記第2の回転板が前記伝動軸の型閉方向先端部位に一体で形成されている請求項9に記載の射出成形機の型締装置。
  11. 前記第2の駆動装置は、シリンダチューブと前記シリンダチューブに進退自由に挿通されるピストンとを有するシリンダと、一端が前記ピストンに接続され他端が前記伝動軸に接続される型締レバーと、を含んでなる請求項9に記載の射出成形機の型締装置。
  12. 前記第2の駆動装置は、前記シリンダを前記筐体に保持するブラケットを含んでなり、前記ピストンおよび前記型締レバーと前記シリンダチューブおよび前記ブラケットとがそれぞれ回転自在に接続される構成である請求項11に記載の射出成形機の型締装置。
  13. 前記第2の駆動装置は、型締用モータと、前記型締用モータの駆動軸に結合する第1のプーリと、前記伝動軸と結合する第2のプーリと、前記第1のプーリの回転を前記第2のプーリに伝達する回転伝達材とを含んでなる請求項9に記載の射出成形機の型締装置。
  14. 前記動力伝達装置は、前記第1の回転板と前記第2の回転板との間に生じる摩擦力によって動力を伝達する構成である請求項1に記載の射出成形機の型締装置。
  15. 前記動力伝達装置は、前記第1の回転板と前記第2の回転板との間で凹凸の噛み合わせによって動力を伝達する構成である請求項1に記載の射出成形機の型締装置。
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