JP6958095B2 - 内燃機関の補機取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の補機取付構造に関する。
自動車等の車両に搭載されるエンジンにはオルタネータやエアコンコンプレッサ等の補機が設置されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載されるエンジンは、エンジンの側面から外方に突出する排気マニホールドに排気管が連結されている。
エンジンの側面にはオルタネータとエアコンコンプレッサとが設けられており、オルタネータとエアコンコンプレッサとは、排気マニホールドの下方において排気マニホールドに隣接して設置されている。
特開平7−180542
しかしながら、従来のエンジンにあっては、エンジンの側面から外方に突出する排気マニホールドを有し、排気マニホールドの下方にオルタネータとエアコンコンプレッサとが設置されているので、エンジンの高さ方向の寸法が大きくなってしまう。このため、エンジンが大型化してしまう。
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、内燃機関の高さ方向の寸法が大きくなることを防止して、内燃機関に補機を取付けることができる内燃機関の補機取付構造を提供することを目的とするものである。
本発明は、一列に並んで配列された複数の気筒を有するシリンダブロックと、前記シリンダブロックの上部に設けられ、内部に、前記気筒から排気ガスを排出する排気通路が形成されたシリンダヘッドとを備え、前記排気通路が、前記気筒毎に設けられ、前記気筒から排出される排気ガスが流れる排気通路部と、前記排気通路部の下流側に設けられ、少なくとも2つの前記排気通路部をそれぞれの前記気筒毎に集合させる排気集合部と、前記排気集合部に連通して前記気筒の配列方向に沿った前記シリンダヘッドの側面側に開口し、前記排気集合部を流れる排気ガスを前記シリンダヘッドの外部に排出する排気口とを含んで構成される内燃機関の補機取付構造であって、前記シリンダヘッドの前記側面に、前記側面から外方に膨れ出し、かつ、前記気筒の配列方向に沿って延び、前記排気通路部が形成される膨出部と、前記シリンダヘッドの前記側面から前記膨出部よりも外方に突出して前記排気集合部および前記排気口が形成される排気フランジ部と、補機が取付けられる複数のボス部とが形成されており、前記複数のボス部は、少なくとも前記膨出部と前記シリンダヘッドの下端部との間に形成された第1のボス部と、前記内燃機関の高さ方向において前記膨出部を挟んで前記第1のボス部よりも上方に形成される第2のボス部とを備えており、前記補機は、前記気筒の配列方向で前記排気フランジ部と隣り合うように少なくとも前記第1のボス部と前記第2のボス部を介して前記シリンダヘッドの前記側面に取付けられており、前記シリンダヘッドの気筒の配列方向の端部に、タイミングチェーンを覆うチェーンケースが連結されるケースフランジ部が形成されており、前記第2のボス部が前記ケースフランジ部に連結されていることを特徴とする。
このように上記の本発明によれば、内燃機関の高さ方向の寸法が大きくなることを防止して、内燃機関に補機を取付けることができる。
図1は、本発明の一実施例に係る補機取付構造を備えたエンジンの正面図である。 図2は、本発明の一実施例に係る補機取付構造を備えたエンジンの左側面図である。 図3は、本発明の一実施例に係る補機取付構造を備えたエンジンの右側面図である。 図4は、本発明の一実施例に係る補機取付構造を備えたエンジンのシリンダブロックとシリンダヘッドとの正面図であり、排気管付近の拡大図である。 図5は、本発明の一実施例に係る補機取付構造を備えたエンジンのシリンダブロックとシリンダヘッドとの正面図であり、排気管、触媒コンバータおよびスタータジェネレータを取り外した状態を示す図である。 図6は、図2のVI−VI方向矢視断面図である。 図7は、図4のVII−VII方向矢視断面図である。 図8は、本発明の一実施例に係る補機取付構造を備えたエンジンにおいて、触媒コンバータを下方から見た図である。 図9は、本発明の一実施例に係る補機取付構造を備えたエンジンのシリンダブロックとシリンダヘッドとの正面図であり、補機の取付用ブラケットが取付けられた状態を示す図である。
本発明の一実施の形態に係る内燃機関の補機取付構造は、一列に並んで配列された複数の気筒を有するシリンダブロックと、シリンダブロックの上部に設けられ、内部に、複数の気筒から排気ガスを排出する排気通路が形成されたシリンダヘッドとを備え、排気通路が、気筒毎に設けられ、気筒から排出される排気ガスが流れる排気通路部と、排気通路部の下流側に設けられ、少なくとも2つの排気通路部をそれぞれの気筒毎に集合させる排気集合部と、排気集合部に連通して気筒の配列方向に沿ったシリンダヘッドの側面側に開口し、排気集合部を流れる排気ガスをシリンダヘッドの外部に排出する排気口とを含んで構成される内燃機関の補機取付構造であって、シリンダヘッドの側面に、側面から外方に膨れ出し、かつ、気筒の配列方向に沿って延び、排気通路部が形成される膨出部と、シリンダヘッドの側面から膨出部よりも外方に突出して排気集合部および排気口が形成される排気フランジ部と、補機が取付けられる複数のボス部とが形成されており、複数のボス部の少なくとも1つが、膨出部とシリンダヘッドの下端部との間に形成されており、補機は、気筒の配列方向で排気フランジ部と隣り合うように複数のボス部を介してシリンダヘッドの側面に取付けられている。
これにより、内燃機関の高さ方向の寸法が大きくなることを防止して、内燃機関に補機を取付けることができる。
以下、本発明の一実施例に係る内燃機関の補機取付構造について、図面を用いて説明する。
図1から図9は、本発明の一実施例に係る内燃機関の補機取付構造を示す図である。図1から図9において、上下前後左右方向は、エンジンの気筒の配列方向に沿う方向と直交する方向で排気管が設置されている側を前とした場合に、気筒の配列方向が左右方向、エンジンの高さ方向が上下方向である。
まず、構成を説明する。
図1、図2において、車両の図示しないエンジンルームには内燃機関としてのエンジン1が設置されている。エンジン1は、シリンダブロック2と、シリンダブロック2の上部に取付けられたシリンダヘッド3と、シリンダブロック2の下部に取付けられたオイルパン4とを有する。
シリンダブロック2には複数の気筒2A、2B、2C、2D(図6参照)が設けられており、気筒2A、2B、2C、2Dは、エンジン1の左右方向に1列に並んで配列されている。気筒2A、2B、2C、2Dには図示しないピストンが収納されており、ピストンは、気筒に対して上下方向に往復運動する。
ピストンは、図示しないコネクティングロッドを介してクランクシャフト2S(図3参照)に連結されており、ピストンの往復運動は、コネクティングロッドを介してクランクシャフト2Sの回転運動に変換される。
シリンダヘッド3には複数の吸気ポート3A(図6参照)と、吸気ポート3Aを開閉する図示しない複数の吸気バルブと、排気ポート3B(図6参照)と、排気ポート3Bを開閉する図示しない複数の排気バルブ等が設けられている。吸気ポート3Aは、気筒2A、2B、2C、2Dに空気を導入し、排気ポート3Bは、気筒2A、2B、2C、2D内で燃焼された排気ガスを気筒から排出する。
シリンダヘッド3にはそれぞれ図示しない吸気カムを有する吸気カムシャフトと、排気カムを有する排気カムシャフトとが回転自在に設けられており、吸気バルブおよび排気バルブは、吸気カムおよび排気カムによって開閉駆動される。
図1において、シリンダブロック2およびシリンダヘッド3の右側面にはチェーンケース5(図3参照)が設けられており、チェーンケース5は、シリンダブロック2およびシリンダヘッド3の右側面に設けられたタイミングチェーン6(図3に仮想線で示す)を覆っている。
図4、図5において、シリンダブロック2およびシリンダヘッド3の右端部にはケースフランジ部2F、3Fが形成されており、チェーンケース5は、ボルト20(図4参照)によってケースフランジ部2F、3Fに締結されている。本実施例のシリンダヘッド3の右端部は、本発明のシリンダヘッドの気筒の配列方向の端部を構成する。
図3において、タイミングチェーン6は、クランクシャフト2Sに設けられたクランクプーリ46と、吸気カムシャフトと排気カムシャフトにそれぞれ設けられたカムプーリ17A、17Bとを連結しており、クランクシャフト2Sの動力を吸気カムシャフトと排気カムシャフトに伝達する。
図1において、シリンダブロック2の左側面には変速機7が取付けられており、変速機7は、複数の変速段を成立させるための図示しない複数の変速ギヤを有し、エンジン1の回転速度を変速する。
オイルパン4にはクランクシャフト2Sやピストン等を潤滑するためのオイルが貯留されており、オイルは、図示しないオイルポンプによってクランクシャフト2Sやピストン等に供給される。
図1、図4において、シリンダヘッド3には排気管8が取付けられており、排気管8は、気筒2A、2B、2C、2Dの配列方向に沿ったシリンダヘッド3の側面3aとシリンダブロック2の側面2aとに設置されている。排気管8には排気ポート3Bから排出される排気ガスが導入される。
排気管8の下流端には触媒コンバータ9が取付けられており、排気管8および触媒コンバータ9は、エンジン1の高さ方向に延びている。触媒コンバータ9は、排気管8から排出さる排気ガスを浄化した後、下流側に設けられた図示しない排気管に排出する。本実施例の排気管8および触媒コンバータ9は、本発明の排気管を構成する。
図6において、シリンダヘッド3の内部には排気通路11が形成されている。排気通路11は、排気通路部12A、12B、12C、12Dと、排気集合部13A、13Bと、第1の排気口14Aおよび第2の排気口14B(図5参照)とを備えている。
排気通路部12A、12B、12C、12Dは、排気ポート3Bを介してそれぞれ気筒2A、2B、2C、2Dに連通している。排気通路部12B、12Cは、排気通路部12A、12Dの下方に形成されており、気筒2A、2B、2C、2Dから排出される排気ガスは、それぞれ排気通路部12A、12B、12C、12Dを流れる。図6において、排気通路11を流れる排気ガスを矢印Wで示している。
排気集合部13Aは、排気通路部12A、12Dの下流側に設けられている。排気集合部13Aは、排気通路部12A、12Dを集合させ、排気通路部12A、12Dを流れる排気ガスを集合させる。
排気集合部13Bは、排気集合部13Aの下方に形成されており(図7参照)、排気通路部12B、12Cの下流側に設けられている。排気集合部13Bは、排気通路部12B、12Cを集合させ、排気通路部12B、12Cを流れる排気ガスを集合させる。
第1の排気口14Aは、シリンダヘッド3の側面3aに開口しており、排気集合部13Aに連通している。第2の排気口14Bは、第1の排気口14Aの下方においてシリンダヘッド3の側面3aに開口しており、排気集合部13Bに連通している。
これにより、気筒2A、2Dから排出される排気ガスは、排気ポート3Bを通して排気通路部12A、12Dを流れた後、排気集合部13Aを通して第1の排気口14Aからシリンダヘッド3の外部に排出される。
気筒2B、2Cから排出される排気ガスは、排気ポート3Bを通して排気通路部12B、12Cを流れた後、排気集合部13Bを通して第2の排気口14Bからシリンダヘッド3の外部に排出される。
図4、図5において、シリンダヘッド3の側面3aには膨出部15が形成されている。膨出部15は、シリンダヘッド3の側面3aから外方に膨れ出し、気筒2A、2B、2C、2Dの配列方向に沿って延びている。膨出部15には排気通路部12B、12Cに対して上方に位置する排気通路部12A、12Dが形成されている。
図5において、シリンダヘッド3の側面3aには排気フランジ部16が形成されており、排気フランジ部16は、シリンダヘッド3の側面3aから膨出部15よりも外方に突出している(図6参照)。図7に示すように、排気フランジ部16には排気集合部13A、13Bと第1の排気口14Aおよび第2の排気口14Bとが形成されている。
図5において、膨出部15は、気筒の配列方向の両側から排気フランジ部16に向かって上方に傾斜しており、排気フランジ部16に連結されている。
図6において、気筒2A、2Dは、シリンダブロック2の気筒の配列方向の両側にそれぞれ設置されており、気筒2Aは、本発明の第1の外側気筒を構成し、気筒2Dは、本発明の第2の外側気筒を構成する。
気筒2B、2Cは、気筒の配列方向において気筒2A、2Dによって挟まれて設置されており、気筒2B、2Cは、本発明の内側気筒を構成する。
排気通路部12Aは、気筒2Aから膨出部15を経由して排気フランジ部16まで延びており、本発明の第1の外側排気通路部を構成する。排気通路部12Dは、気筒2Dから膨出部15を経由して排気フランジ部16まで延びており、本発明の第2の外側排気通路部を構成する。
排気通路部12Bは、気筒2Bから排気フランジ部16まで延びており、本発明の内側排気通路部を構成している。排気通路部12Cは、気筒2Cから排気フランジ部16まで延びており、本発明の内側排気通路部を構成する。
排気集合部13Aは、排気通路部12Aと排気通路部12Dとを集合させており、本発明の第1の排気集合部を構成する。排気集合部13Aの下方に形成された排気集合部13Bは、排気通路部12Bと排気通路部12Cとを集合させており、本発明の第2の排気集合部を構成する。
排気集合部13Aに連通する第1の排気口14Aと、第1の排気口14Aの下方において排気集合部13Bに連通する第2の排気口14Bとは、本発明の排気口を構成する。
図7において、排気フランジ部16には排気管8の上流端が取付けられている。排気管8は、仕切壁21によって仕切られた第1の排気管通路22と第2の排気管通路23とを有する。ここで、上流、下流とは、排気ガスが流れる方向に対して上流、下流を意味している。
第1の排気管通路22は、第1の排気口14Aに連通しており、第1の排気管通路22には第1の排気口14Aから排気ガスが排出される。第2の排気管通路23は、第2の排気口14Bに連通しており、第2の排気管通路23には第2の排気口14Bから排気ガスが排出される。
第1の排気管通路22は、第2の排気管通路23に対して上方でかつ、第2の排気管通路23に対してシリンダヘッド3の側面3aから外方に離れて形成されている。
排気管8は、シリンダヘッド3の側面3aから外方に直線状に延びた後、下方に湾曲して延びている。
すなわち、本実施例の排気管8は、排気フランジ部16から外方に直線状に延びる直線部31と、直線部31から下方に湾曲し、シリンダブロック2の側面2aに対向する湾曲内側面32aとシリンダブロック2の側面2aと反対側に位置する湾曲外側面32bとを有する湾曲部32とを備えている。
湾曲部32は、気筒の軸線2Lと直交する軸線方向において、湾曲外側面32bと気筒の軸線2Lとが最も離れた最大距離Lmaxに対して、気筒の軸線2Lと湾曲外側面32bの延びる方向の先端部32cとの距離Lが短くなるように湾曲している。ここで、気筒の軸線とは、気筒2A、2B、2C、2Dのうち、排気管8の近くに形成されている気筒2Bまたは気筒2Cの軸線2Lを基準とする。
換言すれば、第1の排気管通路22の中心軸C1の延びる方向の中心付近を第1の中心点O1をとし、第1の中心点O1を上下方向に横切る仮想線を第1の仮想線L1とする。また、第1の排気管通路22の下流開口端22aを通る中心軸C1を上下方向に横切る仮想線を第2の仮想線L2とする。
本実施例の排気管8は、第1の仮想線L1に対して第2の仮想線L2がシリンダヘッド3の側面3aに近づくように湾曲部32が湾曲されている。
図7、図8において、触媒コンバータ9には排気センサ10が設けられており、排気センサ10は、排気ガス中の酸素量を検出する。図7において、排気センサ10は、第1の排気管通路22の下流開口端22aに対向し、かつ、仕切壁21側に設置されている。
具体的には、湾曲外側面32bの裏側の湾曲内周面32dの先端部内周面32eを通り、第1の排気管通路22の下流側の中心軸C1に沿って延びる仮想線を第3の仮想線L3とする。また、シリンダブロック2の側面2aに対向する仕切壁21の下端部21aを通り、第2の排気管通路23の下流側の中心軸C2に沿って延びる仮想線を第4の仮想線L4とする。
本実施例の排気センサ10は、第3の仮想線L3と第4の仮想線L4との間に設置されている。
仕切壁21は、排気フランジ部16から外方に直線状に延びる第1の仕切壁部21Aと、第1の仕切壁部21Aから下方に湾曲する第2の仕切壁部21Bと、第2の仕切壁部21Bから下方に直線状に延びる第3の仕切壁部21Cとを含んで構成されている。
第2の仕切壁部21Bの板厚T2は、第1の仕切壁部21Aの板厚T1よりも大きく形成されており、第3の仕切壁部21Cの板厚T3は、第2の仕切壁部21Bの板厚T2よりも小さく形成されている。すなわち、仕切壁21は、上流側から下流側に向かって板厚が徐々に大きくなった後、下流側に向かうに従って板厚が徐々に小さく形成されている。
第1の排気管通路22および第2の排気管通路23は、排気フランジ部16に接続される上流側に対して触媒コンバータ9に接続される下流側の開口面積が大きく形成されている。
図4、図5において、シリンダヘッド3の側面3aには第1のボス部35および第2のボス部36が形成されており、シリンダブロック2の側面2aには第3のボス部37が形成されている。本実施例の第1のボス部35および第2のボス部36は、本発明のボス部を構成する。
図5において、第1のボス部35および第2のボス部36は、気筒の配列方向において、排気フランジ部16に隣接して設けられている。膨出部15は、エンジン1の高さ方向で第2の排気口14Bよりも上方に形成されており、第1のボス部35は、膨出部15とシリンダヘッド3の下端部3bと排気フランジ部16とによって囲まれた空間52に形成されている。
排気フランジ部16は、膨出部15に連結されており、エンジン1の高さ方向において膨出部15よりも上方および下方に延びている。
第2のボス部36は、エンジン1の高さ方向において膨出部15を挟んで第1のボス部35よりも上方に形成されており、シリンダヘッド3のケースフランジ部3Fに連結されている。
第3のボス部37は、エンジン1の高さ方向において第2のボス部36と並ぶようにシリンダブロック2に形成されている。図5に示すように、第3のボス部37は、シリンダブロック2の高さ方向の中央部C3よりも上側に形成されている。
第1のボス部35、第2のボス部36および第3のボス部37には図3に示すスタータジェネレータ(Integrated Starter Generator)41の取付用ブラケット42がボルト43によって締結されている(図9参照)。
図9において、取付用ブラケット42にはボス部42Aが形成されており、ボス部42Aは、エンジン1の左右方向に延びている。
図3において、スタータジェネレータ41には上側締結部41Aおよび下側締結部41Bが設けられている。上側締結部41Aは、スタータジェネレータ41の上部に設けられており、上側締結部41Aは、ボルト44Aによって取付用ブラケット42のボス部42Aに締結される。
下側締結部41Bは、スタータジェネレータ41の下部に設けられており、下側締結部41Bは、ボルト44Bによってシリンダブロック2に締結される。
これにより、スタータジェネレータ41は、気筒の配列方向(左右方向)で取付用ブラケット42が排気フランジ部16と隣り合うように、第1のボス部35および第2のボス部36を介してシリンダヘッド3の側面3aに取付けられる(図1参照)。本実施例のスタータジェネレータ41は、取付用ブラケット42を含んで構成されている。
ボス部42Aとボルト44Aとの間には図示しない弾性体がクッションとして設けられており、スタータジェネレータ41の振動は、弾性体によって吸収される。
図3において、スタータジェネレータ41は、モータプーリ45を備えており、モータプーリ45は、クランクシャフト2Sの右端部に取付けられたクランクプーリ46に伝動ベルト47を介して連結されている。
図1において、スタータジェネレータ41の下部においてシリンダブロック2の側面2aには、エアコンコンプレッサ49が取付けられている。図3において、エアコンコンプレッサ49は、コンプレッサプーリ49Aを備えており、コンプレッサプーリ49Aは、伝動ベルト47によってクランクプーリ46に連結されている。
スタータジェネレータ41は、電力が供給されることにより回転することで伝動ベルト47を介してエンジン1を回転駆動させる電動機の機能と、クランクシャフト2Sから伝動ベルト47を介して入力された回転力を電力に変換する発電機の機能とを有する。
エアコンコンプレッサ49は、伝動ベルト47を介してクランクシャフト2Sから伝達される動力によって駆動され、冷媒を圧縮して高圧にする。
図1、図3において、シリンダブロック2の側面2aにはテンショナ部材50が設けられている。テンショナ部材50は、テンションローラ50Aと、テンションローラ50Aを回転自在に支持するテンションブラケット50Bとを備えている。
テンションローラ50Aは、伝動ベルト47に接触しており、伝動ベルト47に張力を与えている。テンションブラケット50Bは、ボルト51によってスタータジェネレータ41に締結されている。これにより、テンショナ部材50は、スタータジェネレータ41に安定して支持され、伝動ベルト47からの反力を受け止めて伝動ベルト47に張力を与えることができる。
図1において、テンショナ部材50は、第3のボス部37とエアコンコンプレッサ49と触媒コンバータ9とチェーンケース5とによって囲まれた空間53で、かつ、エンジン1の高さ方向でスタータジェネレータ41とエアコンコンプレッサ49とで挟まれる位置に設置されている。
シリンダブロック2の側面2aにはオートテンショナ54が設けられており、オートテンショナ54は、油圧等を利用して伝動ベルト47の張力を調整する。本実施例のスタータジェネレータ41は、本発明の補機、第1の補機および回転電機を構成し、エアコンコンプレッサ49は、本発明の第2の補機を構成する。
図4、図5において、シリンダヘッド3の側面3aには中子用のボス部38が形成されており、ボス部38は、シリンダヘッド3の図示しないウォータジャケットを形成する工程において、中子を抜くときに用いられる。ボス部38は、プラグ38Aによって閉止されており、プラグ38Aによってウォータジャケットからシリンダヘッド3の外部に冷却水が漏出することを防止できる。
シリンダヘッド3の側面には第1のリブ55、第2のリブ56および第3のリブ57が形成されている。第1リブ55は、第1のボス部35と第2のボス部36とを連結しており、第1のリブ55は、膨出部15を横切るようにして膨出部15に連結されている。
第2のリブ56は、膨出部15を横切るようにして第1のボス部35から上方で、かつ排気フランジ部16に向かって延びており、延びる方向の先端部がボス部38に連結されている。
第3のリブ57は、第2のボス部36から排気フランジ部16に向かって横方向に延びており、延びる方向の先端部がボス部38に連結されている。これにより、第2のリブ56の延びる方向の先端部と第3のリブ57の延びる方向の先端部とは、ボス部38を介して連結されている。
シリンダヘッド3の側面3aには第1のリブ55、第2のリブ56および第3のリブ57によって三角形状のリブ(以下、三角リブ58という)が形成され、三角リブ58は、膨出部15を介して排気フランジ部16に連結される。
図1において、排気管8および触媒コンバータ9は、排気フランジ部16に対してスタータジェネレータ41から気筒の配列方向に離れるように設置されており、スタータジェネレータ41は、気筒の配列方向において排気管8および触媒コンバータ9とケースフランジ部2F、3F(図4参照)との間に設置されている。
このように本実施例のエンジン1の補機取付構造によれば、気筒の配列方向に沿ったシリンダヘッド3の側面3aに、シリンダヘッド3の側面3aから外方に膨れ出し、かつ、気筒の配列方向に沿って延び、排気通路部12A、12Dが形成される膨出部15と、シリンダヘッド3の側面3aから膨出部15よりも外方に突出して排気集合部13A、13Bおよび第1の排気口14A、第2の排気口14Bが形成される排気フランジ部16と、スタータジェネレータ41が取付けられる第1のボス部35および第2のボス部36とが形成されている。
第1のボス部35は、膨出部15とシリンダヘッド3の下端部3bとの間に形成されており、スタータジェネレータ41は、気筒の配列方向で排気フランジ部16と隣り合うように第1のボス部35および第2のボス部36を介してシリンダヘッド3の側面3aに取付けられている。
これにより、シリンダヘッド3の側面3aに、シリンダヘッド3の側面3aから外方に突出する排気マニホールドを設けることを不要にして、排気マニホールドを避けるようにしてスタータジェネレータ41をシリンダヘッド3に取付けることを不要にできる。
このため、スタータジェネレータ41をシリンダヘッド3の側面3aにおいて上方に取付けることができる。したがって、スタータジェネレータ41の下方のスペースを従来のエンジンよりも容易に拡大することができ、スタータジェネレータ41の下方に設置されるエアコンコンプレッサ49の設置自由度を向上できる。
さらに、スタータジェネレータ41をシリンダヘッド3の側面3aにおいて上方に設置できるので、スタータジェネレータ41とエアコンコンプレッサ49とをエンジン1の高さ方向に重ねて設置した場合に、エンジン1の高さ方向の寸法が大きくなることを防止できる。
このように本実施例のエンジン1の補機取付構造は、エンジン1の高さ方向の寸法が大きくなることを防止して、エンジン1にスタータジェネレータ41を取付けることができる。
また、従来のエンジンのようにシリンダヘッドの側面から外方に突出する排気マニホールドに、スタータジェネレータ41の取付用の第1のボス部35や第2のボス部36を形成した場合には、スタータジェネレータ41がシリンダヘッドの側面から外方に大きく突出してしまい、エンジン1の前後方向の寸法が大きくなるおそれがある。
これに対して、本実施例のエンジン1の補機取付構造は、シリンダヘッド3の側面3aに、スタータジェネレータ41の取付用の第1のボス部35および第2のボス部36を形成したので、スタータジェネレータ41がシリンダヘッド3の側面3aから外方に大きく突出することを防止でき、エンジン1の前後方向の寸法が大きくなることを防止できる。
さらに、第1のボス部35および第2のボス部36を剛性の高い膨出部15に隣接して形成しているので、スタータジェネレータ41を、取付用ブラケット42を介してシリンダヘッド3の側面3aに強固に取付けることができる。このため、スタータジェネレータ41の振動がエンジン1に伝達されることを抑制しつつ、スタータジェネレータ41をシリンダヘッド3に安定して支持することができる。
また、本実施例のエンジン1の補機取付構造によれば、気筒が、シリンダブロック2において気筒の配列方向の両側にそれぞれ設置される気筒2A、2Dと、気筒の配列方向において気筒2A、2Dによって挟まれて設置される気筒2B、2Cとを備えている。
シリンダヘッド3の内部に形成される排気通路部は、気筒2Aから膨出部15を経由して排気フランジ部16まで延びる排気通路部12Aと、気筒2Dから膨出部15を経由して排気フランジ部16まで延びる排気通路部12Dと、気筒2B、2Cから排気フランジ部16まで延びる排気通路部12B、12Cとを備えている。
シリンダヘッド3の内部に形成される排気集合部は、排気通路部12Aと排気通路部12Dとを集合させる排気集合部13Aと、排気通路部12Bと排気通路部12Cとを集合させる排気集合部13Bとを備えている。
シリンダヘッド3の内部に形成される排気口は、排気集合部13Aに連通する第1の排気口14Aと、第1の排気口14Aの下方に形成され、排気集合部13Bに連通する第2の排気口14Bとを備えている。
膨出部15は、エンジン1の高さ方向で第2の排気口14Bよりも上方に形成されており、第1のボス部35が、膨出部15とシリンダヘッド3の下端部3bと排気フランジ部16とによって囲まれた空間52に形成されている。
このように、エンジン1の高さ方向に並んだ第1の排気口14Aと第2の排気口14Bに対して膨出部15を第2の排気口14Bよりも上方に形成し、第1のボス部35を、膨出部15とシリンダヘッド3の下端部3bと排気フランジ部16とによって囲まれた空間52に形成しているので、スタータジェネレータ41をシリンダヘッド3に対してより高い位置に設置できる。
このため、スタータジェネレータ41の下方のスペースをより一層拡大することができ、スタータジェネレータ41の下方に設置されるエアコンコンプレッサ49の設置自由度をより効果的に向上できる。この結果、エンジン1の高さ方向の寸法が大きくなることをより効果的に防止できる。
また、本実施例のエンジン1の補機取付構造によれば、シリンダヘッド3の気筒の配列方向の右端部に、タイミングチェーン6を覆うチェーンケース5が連結されるケースフランジ部3Fが形成されている。
シリンダヘッド3の側面3aには膨出部15とシリンダヘッド3の下端部3bとの間に形成された第1のボス部35と、エンジン1の高さ方向において膨出部15を挟んで第1のボス部35よりも上方に形成される第2のボス部36とが形成されており、第2のボス部36は、ケースフランジ部3Fに連結されている。
これにより、第1のボス部35を剛性の高い膨出部15に隣接させ、第2のボス部36を剛性の高いケースフランジ部3Fに連結させることができ、第1のボス部35および第2のボス部36の剛性をより効果的に高くできる。
このため、スタータジェネレータ41を、取付用ブラケット42を介してシリンダヘッド3の側面3aにより一層強固に取付けることができる。このため、スタータジェネレータ41の振動がエンジン1に伝達されることをより効果的に抑制しつつ、スタータジェネレータ41をシリンダヘッド3により一層安定して支持することができる。
また、本実施例のエンジン1の補機取付構造によれば、シリンダヘッド3の側面3aに、第1のボス部35と第2のボス部36とを連結する第1のリブ55が形成されており、第1のリブ55が、膨出部15を横切るようにして膨出部15に連結されている。
このため、第1のボス部35と第2のボス部36との剛性を第1のリブ55と膨出部15とによってより一層高くでき、スタータジェネレータ41を、取付用ブラケット42を介してシリンダヘッド3の側面3aにより一層強固に取付けることができる。
また、本実施例のエンジン1の補機取付構造によれば、排気フランジ部16が膨出部15に連結されている。さらに、シリンダヘッド3の側面3aに、第1のリブ55と、膨出部15を横切るようにして第1のボス部35から上方で、かつ排気フランジ部16に向かって延びる第2のリブ56と、第2のボス部36から排気フランジ部16に向かって横方向に延び、ボス部38を介して第2のリブ56の延びる方向の先端部に連結される第3のリブ57とによって三角リブ58が形成されている。これに加えて、三角リブ58は、膨出部15を介して排気フランジ部16に連結されている。
これにより、第1のボス部35および第2のボス部36の剛性に加えて、三角リブ58によってシリンダヘッド3の側面3aの剛性を向上できる。このため、スタータジェネレータ41を、取付用ブラケット42を介してシリンダヘッド3の側面3aにより一層強固に取付けることができる。
また、本実施例のエンジン1の補機取付構造によれば、補機がスタータジェネレータ41から構成されている。スタータジェネレータ41の上方には排気管8および触媒コンバータ9が設置されておよず、排気管8および触媒コンバータ9は、スタータジェネレータ41に対して左右方向に隣接して設置されているので、スタータジェネレータ41から発生して上昇する熱に排気管8や触媒コンバータ9が晒されることを防止できる。
このため、排気管8を流れる排気ガスが過度に高くなることを防止して、排気管8や触媒コンバータ9が熱害を受けることを防止できる。この結果、排気管8や触媒コンバータ9が早期に劣化することを防止できる。
また、本実施例のエンジン1の補機取付構造によれば、排気フランジ部16に接続される排気管8が、排気フランジ部16に対してスタータジェネレータ41から気筒の配列方向に離れるように設置されており、スタータジェネレータ41が、気筒の配列方向において排気管8および触媒コンバータ9とケースフランジ部3Fとの間に設置されている。
これにより、スタータジェネレータ41をケースフランジ部3Fに対して排気管8および触媒コンバータ9側に寄せて設置することができる。このため、エンジン1の左右方向の寸法を短くでき、エンジン1の小型化を図ることができる。
また、本実施例のエンジン1の補機取付構造によれば、気筒の配列方向に沿ったシリンダブロック2の側面2aに、スタータジェネレータ41が取付けられる第3のボス部37が形成されており、第3のボス部37が、シリンダブロック2の高さ方向の中央部C3よりも上側に形成されている。
さらに、スタータジェネレータ41の下部のシリンダブロック2の側面2aには、スタータジェネレータ41と伝動ベルト47によって連結されるエアコンコンプレッサ49が取付けられている。
これに加えて、シリンダブロック2の側面2aには伝動ベルト47に張力を与えるテンショナ部材50が取付けられており、テンショナ部材50が、第3のボス部37とエアコンコンプレッサ49と触媒コンバータ9とチェーンケース5とによって囲まれた空間53で、かつ、エンジン1の高さ方向でスタータジェネレータ41とエアコンコンプレッサ49とで挟まれる位置に設置されている。
これにより、従来のエンジンよりも拡大されたスタータジェネレータ41の下方の空間において、テンショナ部材50をスタータジェネレータ41とエアコンコンプレッサ49とに挟まれた空間53に設置することで、エンジン1の小型化を図りつつ、スタータジェネレータ41をシリンダヘッド3に取付けることができる。
また、エアコンコンプレッサ49をスタータジェネレータ41の下方に設置し、テンショナ部材50をエアコンコンプレッサ49によって下方から覆うことができるので、車両の走行時に飛び石等をエアコンコンプレッサ49に衝突させることができる。このため、飛び石等がテンショナ部材50に直接的に衝突することを防止でき、テンショナ部材50を保護することができる。
なお、本実施例の補機は、スタータジェネレータ41から構成されているが、これに限定されるものではなく、モータまたはジェネレータから構成されてもよい。
また、本実施例の第2のリブ56の延びる方向の先端部と第3のリブ57の延びる方向の先端部とをボス部38に連結しているが、第2のリブ56の延びる方向の先端部と第3のリブ57の延びる方向の先端部とを直接連結してもよい。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1...エンジン(内燃機関)、2...シリンダブロック、2A...気筒(第1の外側気筒)、2B...気筒(内側気筒)、2C...気筒(内側気筒)、2D...気筒(第2の外側気筒)、2F...ケースフランジ部、2a...側面(シリンダブロックの側面)、3...シリンダヘッド、3a...側面(シリンダヘッドの側面)、3b...下端部(シリンダヘッドの下端部)、5...チェーンケース、6...タイミングチェーン、8...排気管、9...触媒コンバータ(排気管)、10 ...排気センサ、11...排気通路、12A...排気通路部(第1の外側排気通路部)、12B... 排気通路部(内側排気通路部)、12C...排気通路部(内側排気通路部)、12D...排気通路部(第2の外側排気通路部)、13A...排気集合部(第1の排気集合部)、13B...排気集合部(第2の排気集合部)、14A...第1の排気口(排気口)、14B...第2の排気口(排気口)、15...膨出部、16...排気フランジ部、35...第1のボス部(ボス部)、36...第2のボス部(ボス部)、37...第3のボス部、41...スタータジェネレータ(補機、第1の補機、回転電機)、49...エアコンコンプレッサ(第2の補機)、47...伝動ベルト、50...テンショナ部材、52...空間(膨出部とシリンダヘッドの下端部と排気フランジ部とによって囲まれた空間)、53...空間(第3のボス部と第2の補機と排気管とチェーンケースとによって囲まれた空間)、55...第1のリブ(リブ)、56...第2のリブ(リブ)、57...第3のリブ(リブ

Claims (7)

  1. 一列に並んで配列された複数の気筒を有するシリンダブロックと、前記シリンダブロックの上部に設けられ、内部に、前記気筒から排気ガスを排出する排気通路が形成されたシリンダヘッドとを備え、
    前記排気通路が、前記気筒毎に設けられ、前記気筒から排出される排気ガスが流れる排気通路部と、前記排気通路部の下流側に設けられ、少なくとも2つの前記排気通路部をそれぞれの前記気筒毎に集合させる排気集合部と、前記排気集合部に連通して前記気筒の配列方向に沿った前記シリンダヘッドの側面側に開口し、前記排気集合部を流れる排気ガスを前記シリンダヘッドの外部に排出する排気口とを含んで構成される内燃機関の補機取付構造であって、
    前記シリンダヘッドの前記側面に、前記側面から外方に膨れ出し、かつ、前記気筒の配列方向に沿って延び、前記排気通路部が形成される膨出部と、前記シリンダヘッドの前記側面から前記膨出部よりも外方に突出して前記排気集合部および前記排気口が形成される排気フランジ部と、補機が取付けられる複数のボス部とが形成されており、
    前記複数のボス部は、少なくとも前記膨出部と前記シリンダヘッドの下端部との間に形成された第1のボス部と、前記内燃機関の高さ方向において前記膨出部を挟んで前記第1のボス部よりも上方に形成される第2のボス部とを備えており、
    前記補機は、前記気筒の配列方向で前記排気フランジ部と隣り合うように少なくとも前記第1のボス部と前記第2のボス部を介して前記シリンダヘッドの前記側面に取付けられており、
    前記シリンダヘッドの気筒の配列方向の端部に、タイミングチェーンを覆うチェーンケースが連結されるケースフランジ部が形成されており、
    前記第2のボス部が前記ケースフランジ部に連結されていることを特徴とする内燃機関の補機取付構造。
  2. 前記気筒、前記シリンダブロックにおいて前記気筒の配列方向の両側にそれぞれ設置される第1の外側気筒および第2の外側気筒と、前記気筒の配列方向において前記第1の外側気筒および前記第2の外側気筒によって挟まれて設置される内側気筒とを備えており、
    前記排気通路部は、前記第1の外側気筒から前記膨出部を経由して前記排気フランジ部まで延びる第1の外側排気通路部と、前記第2の外側気筒から前記膨出部を経由して前記排気フランジ部まで延びる第2の外側排気通路部と、前記内側気筒から前記排気フランジ部まで延びる内側排気通路部とを備えており、
    前記排気集合部は、前記第1の外側排気通路部と前記第2の外側排気通路部とを集合させる第1の排気集合部と、前記内側排気通路部を集合させる第2の排気集合部とを備えており、
    前記排気口は、前記第1の排気集合部に連通する第1の排気口と、前記第1の排気口の下方に形成され、前記第2の排気集合部に連通する第2の排気口とを備えており、
    前記膨出部は、前記内燃機関の高さ方向で前記第2の排気口よりも上方に形成されており、
    前記第1のボス部が、前記膨出部と前記シリンダヘッドの下端部と前記排気フランジ部とによって囲まれた空間に形成されていること特徴とする請求項1に記載の内燃機関の補機取付構造。
  3. 前記シリンダヘッドの前記側面に、前記第1のボス部と前記第2のボス部とを連結するリブが形成されており、
    前記リブが、前記膨出部を横切るようにして前記膨出部に連結されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関の補機取付構造。
  4. 前記排気フランジ部は、前記膨出部に連結されており、
    前記リブを第1のリブとした場合に、前記シリンダヘッドの前記側面に、前記膨出部を横切るようにして前記第1のボス部から上方で、かつ前記排気フランジ部に向かって延びる第2のリブと、前記第2のボス部から前記排気フランジ部に向かって横方向に延び、前記第2のリブの延びる方向の先端部に連結される第3のリブとが形成されることにより、前記第1のリブ、前記第2のリブおよび前記第3のリブによって三角形状のリブが形成されており、
    前記三角形状のリブは、前記膨出部を介して前記排気フランジ部に連結されていることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の補機取付構造。
  5. 前記補機が回転電機から構成されることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の内燃機関の補機取付構造。
  6. 前記排気フランジ部に、前記内燃機関の高さ方向に延びる排気管が連結されており、
    前記排気管は、前記排気フランジ部に対して前記補機から前記気筒の配列方向に離れるように設置されており、
    前記補機は、前記気筒の配列方向において前記排気管と前記ケースフランジ部との間に設置されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の内燃機関の補機取付構造。
  7. 前記気筒の配列方向に沿った前記シリンダブロックの前記側面に、前記補機が取付けられる第3のボス部が形成されており、
    前記第3のボス部は、前記シリンダブロックの高さ方向の中央部よりも上側に形成されており、
    前記補機を第1の補機とした場合に、前記第1の補機の下部の前記シリンダブロックの前記側面に、伝動ベルトによって前記第1の補機に連結される第2の補機が取付けられており、
    前記シリンダブロックの前記側面に、前記伝動ベルトに張力を与えるテンショナ部材が取付けられており、
    前記テンショナ部材は、前記第3のボス部と前記第2の補機と前記排気管と前記チェーンケースとによって囲まれた空間でかつ、前記内燃機関の高さ方向で前記第1の補機と前記第2の補機とで挟まれる位置に設置されていることを特徴とする請求項に記載の内燃機関の補機取付構造。
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