JP6954506B1 - ステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

ステアリング装置は、ステアリングを補助もしくは駆動するモータと、前記モータを制御する制御部を備え、前記制御部は、複数の運転支援機能に関するステアリング要求を受信し、前記ステアリング要求があった前記運転支援機能から、同時に動作させる前記運転支援機能を選択し、選択された前記運転支援機能ごとに前記モータに対する指令値を算出し、前記選択された前記運転支援機能の組み合わせに基づいて前記指令値を調整し、前記調整された指令値を用いて前記モータに対する最終指令値を算出する。

Description

本発明は、パワーステアリング装置などのステアリング装置に関する。
本願は、2020年4月21日に出願された特願2020−075728号に基づいて優先権を主張し、その内容をここに援用する。
パワーステアリング装置は、モータ動力により運転者の負荷を軽減する操舵補助機能に加え、走行軌道収束性制御やセルフアライメントトルク補償など多数の操舵感向上機能を備えている。
近年、駐車支援や車線維持支援や渋滞運転支援などの自動運転機能を備えた車両が開発されている。自動運転機能を備えた車両に搭載されるパワーステアリング装置は、操舵感向上機能や自動運転機能などの運転支援機能を干渉させることなく動作させる必要がある。
特許文献1に記載されたステアリングシステム制御装置は、運転状況に応じてステアリングシステムに向けられたステアリング要求を優先度に基づいて調停する。特許文献1に記載されたステアリングシステム制御装置は、複数の運転支援機能を同時に要求された場合、優先度に基づいて、いずれかの運転支援機能を選択して起動する。
米国特許第8406956号明細書
しかしながら、特許文献1に記載されたステアリングシステム制御装置は、複数の運転支援機能を優先度に基づいて調停して排他的に動作させることができるが、同時に動作可能な複数の運転支援機能を協調させて動作させることはできなかった。
上記事情を踏まえ、本発明は、複数の運転支援機能を協調させて動作可能なステアリング装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の第一の態様に係るステアリング装置は、ステアリングを補助もしくは駆動するモータと、前記モータを制御する制御部を備え、前記制御部は、複数の運転支援機能に関するステアリング要求を受信し、前記ステアリング要求があった前記運転支援機能から、同時に動作させる前記運転支援機能を選択し、選択された前記運転支援機能ごとに前記モータに対する指令値を算出し、前記選択された前記運転支援機能の組み合わせに基づいて前記指令値を調整し、前記調整された指令値を用いて前記モータに対する最終指令値を算出する。
本発明のステアリング装置によれば、複数の運転支援機能を協調させて動作させることができる。
本発明の第一実施形態に係るパワーステアリング装置の構成を示す模式図である。 同パワーステアリング装置のECUの構成を示すブロック図である。 同ECUの制御部の構成を示すブロック図である。 同制御部の機能ブロック図である。 同制御部の一機能である運転支援サブシステムの機能ブロック図である。 同制御部の一機能である調停モジュールの機能ブロック図である。 同制御部の一機能である優先度判定モジュールの入出力を示す図である。 同制御部の一機能である起動可否判定モジュールの入出力を示す図である。 同制御部の一機能である指令値調整モジュールの入出力を示す図である。 ステアリング要求(SR1,SR2,SR3)を受信した同制御部の制御フローチャートである。 基本ステアリング要求を受信した同制御部の機能ブロック図である。 本発明の第二実施形態に係るパワーステアリング装置の運転支援サブシステムPAが出力した指令値に基づいて指令値調整モジュールが出力する指令値調整量である。 同パワーステアリング装置の運転支援サブシステムLKAが出力した指令値に基づいて指令値調整モジュールが出力する指令値調整量である。 同パワーステアリング装置の運転支援サブシステムTJAが出力した指令値に基づいて指令値調整モジュールが出力する指令値調整量である。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態について、図1から図11を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るパワーステアリング装置200の構成を示す模式図である。パワーステアリング装置200は、コラム部(ステアリングシャフト)に電動モータと減速機構とが配置されるコラムアシスト式電動パワーステアリング装置である。
[パワーステアリング装置(ステアリング装置)200]
パワーステアリング装置(ステアリング装置)200は、図1に示すように、車両を操向するための操舵部材であるハンドル1と、ハンドル1の回転に連動して操向車輪を転舵する転舵機構2と、ドライバの操舵を補助する操舵補助機構3と、を備えている。
転舵機構2は、ハンドル1に連結されたステアリングシャフト(コラム軸、ハンドル軸)20と、ハンドル1の舵角を検出する舵角センサ20aと、ユニバーサルジョイント24と、中間軸25と、ピニオンラック機構26と、タイロッド27a,27bと、ハブユニット28a,28bと、を有している。
ステアリングシャフト20は、ユニバーサルジョイント24、中間軸25、ピニオンラック機構26、タイロッド27a,27bを経て、さらにハブユニット28a,28bを介して操向車輪に連結される。ステアリングシャフト20には、トルクセンサ29が設けられている。トルクセンサ29は操舵トルク(ステアリングトルク)Tsの算出に用いられる。
ピニオンラック機構26は、図示しないピニオンとラックとを有している。
ピニオンは、中間軸25に連結しており、中間軸25の回転に連動して回転する。
ラックは、自動車の左右方向(直進方向に直交する方向)に沿って直線状に延びている。ラックは、ラックの軸方向の中間部付近において、ピニオンと噛み合う。ピニオンおよびラックは、ピニオンの回転をラックの軸方向移動に変換する。ラックを軸方向に移動させることにより、操向車輪が転舵される。
ドライバによってハンドル1が操舵(回転)されると、ハンドル1の回転が、ステアリングシャフト20および中間軸25を介して、ピニオンに伝達される。そして、ピニオンの回転は、ラックの軸方向移動に変換される。ピニオンラック機構26の両端部に連結されたタイロッド27a,27bおよびハブユニット28a,28bがラックの軸方向に移動し、ハブユニット28a,28bに連結された操向車輪が転舵される。
操舵補助機構3は、図1に示すように、電動モータ30と、減速機構31と、車速を検出する車速センサ32と、ECU(コントロールユニット)33と、を有する。
電動モータ30は、ハンドル1の操舵力を補助する電動モータであって、例えば三相ブラシレスモータである。電動モータ30は、減速機構31を介してステアリングシャフト20に連結されている。
減速機構31は、ウォーム31aと、ウォーム31aと噛み合うウォームホイール31bと、を有するウォームギヤ機構からなる。ウォーム31aは、電動モータ30によって回転駆動される。また、ウォームホイール31bは、ステアリングシャフト20に一体回転可能に連結されている。ウォームホイール31bは、ウォーム31aによって回転駆動される。
車速センサ32は、車速Velを検出するセンサである。車速センサ32は、検出した車速VelをECU33に出力する。
図2は、ECU33の構成を示すブロック図である。
ECU(コントロールユニット)33は、図2に示すように、制御部34と、モータ駆動回路35と、を有する。
図3は、制御部34の構成を示すブロック図である。
制御部34は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)36と、メモリ37と、記憶部38と、入出力制御部39と、を備えるプログラム実行可能な装置(コンピュータ)である。所定のプログラムを実行することにより、後述するモータ制御モジュール120等の複数の機能ブロックとして機能する。なお、制御部34の少なくとも一部の機能を、専用の論理回路等によって構成してもよい。
記憶部38は、上述したプログラムや必要なデータを記憶する不揮発性の記録媒体である。記憶部38は、例えばROMやハードディスク等で構成される。記憶部38に記録されたプログラムは、メモリ37に読み込まれ、CPU36によって実行される。
入出力制御部39は、車速センサ32や電動モータ30の回転角センサ等や外部車両システム等からの入力データを受け取る。また、入出力制御部39は、CPU36が車速センサ32や電動モータ30を制御する際に、CPU36の指示に基づき、車速センサ32や電動モータ30に対する制御信号等を生成する。
モータ駆動回路35は、電動モータ30を駆動するインバータ等である。モータ駆動回路35は、例えば駆動素子としてFET(電界効果トランジスタ)が用いられ、FETのブリッジ回路で構成されている。また、モータ駆動回路35はモータ電流の検出回路を備えている。
図4は、制御部34の機能ブロック図である。
制御部34は、複数の運転支援機能に関するステアリング要求を受信する。ステアリング要求とは、舵角や操舵トルクなどステアリングに関する制御要求である。制御部34は、操舵補助機能に関する基本ステアリング要求SR0と、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能に関する第一ステアリング要求SR1と、操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能に関する第二ステアリング要求SR2と、その他の機能に関する第三ステアリング要求SR3と、を受信する。
制御部34は、ステアリング要求とともに関連するパラメータを受信する。パラメータは、ステアリング要求に対応する機能に関するものであり、例えば、目標舵角、追加トルク量、車速、車輪速、操舵角、操舵角速度、ステアリング振動パターン、運転モードなどである。
制御部34の機能ブロックは、基本ステアリング要求SR0以外のステアリング要求(SR1,SR2,SR3)を受信する運転支援サブシステム100と、調停モジュール110と、モータ制御モジュール120と、を備えている。基本ステアリング要求SR0は、モータ制御モジュール120が直接受信する。
操舵補助機能は、操縦者の操舵を補助するパワーステアリング装置200の基本機能である。操舵補助機能によるステアリング要求を受信した制御部34は、トルクセンサ29で検出された操舵トルクTsと、車速センサ32で検出された車速Velと、に基づいてアシスト(操舵補助)指令の電流指令値を算出し、さらに補償等を施した電圧指令値を算出して、電動モータ30を駆動するインバータを制御する。
自動運転機能群(第一機能群)は、例えば駐車支援機能(Parking Assist)、車線維持支援機能(Lane Keep Assist)、渋滞運転支援機能(Traffic Jam Assist)、などが含まれる。自動運転機能群(第一機能群)に属する機能(第一運転支援機能)に関するステアリング要求SR1は、これらの自動運転機能によるステアリング要求である。
操舵感向上機能群(第二機能群)は、例えばドライブモード切替機能(Change Drive Mode)、バンク路走行時補償機能(Banked Road Compensation)、走行軌道収束性制御機能(Drive Route Convergence Control)、セルフアライメントトルク補償(Self Alignment Torque Compensation)、などが含まれる。操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能(第二運転支援機能)に関するステアリング要求SR2は、これらの操舵感向上機能によるステアリング要求である。ドライブモード切替機能は、操舵トルクに対する操舵補助指令の大きさが異なる設定が複数用意され、操舵感を切り替える機能である。バンク路走行時補償機能は、排水のためにバンク(カント)を直進走行するときのドライバのハンドル保持力(負荷)を軽減するための操舵補助力を出力する機能である。走行軌道収束性制御機能は、車両のヨーレートの収束を行うためのダンピング補償値を出力し車両安定性を確保する。セルフアライメントトルク補償は、タイヤからのセルフアライニングトルクによる操舵反力を調整し、操舵感を向上させる。
その他の機能(第三機能群)は、例えば車線逸脱警報機能(Lane Departure Warning)等であり、操舵補助機能、自動運転機能群(第一機能群)および操舵感向上機能群(第二機能群)に属さないステアリング操作機能である。本実施形態において、その他の機能(第三機能群)に関する第三ステアリング要求SR3は、車線逸脱警報機能(Lane Departure Warning)によるステアリング要求である。
[運転支援サブシステム100]
運転支援サブシステム100は、基本ステアリング要求SR0以外のステアリング要求(SR1,SR2,SR3)を受信して、受信したステアリング要求を電動モータ30に対する指令値に変換して、モータ制御モジュール120に出力する。電動モータ30に対する指令値とは、電流指令値や操舵トルクや舵角や所定機能の有効化指令などである。
運転支援サブシステム100は、機能(自動運転機能群の機能、操舵感向上機能群の機能、その他の機能)ごとに独立して設けられている。本実施形態においては、表1に示す8つの機能ごとに運転支援サブシステム100が設けられている。機能ごとの運転支援サブシステム100の名称を表1に記載する。
Figure 0006954506
図5は、運転支援サブシステム100の機能ブロック図である。
運転支援サブシステム100は、起動判定モジュール101と、運転支援モジュール102と、指令値出力モジュール103と、を有する。
起動判定モジュール101は、外部車両システム等から受信したステアリング要求やパラメータから運転支援サブシステム100を起動させる必要があるかどうかを判定する。起動判定モジュール101は、運転支援サブシステム100を動作させる必要があると判定した場合、さらに調停モジュール110に運転支援サブシステム100の起動可否を問い合わせ、起動可能かどうかを判定する。調停モジュール110が起動可能であると判断した場合、起動判定モジュール101は運転支援モジュール102を起動する。
運転支援モジュール102は、運転支援サブシステム100に割り当てられた機能を実行する。運転支援モジュール102は、運転支援機能に基づいて電動モータ30に対する指令値を算出して出力する。指令値は、指令値出力モジュール103および調停モジュール110に送られる。
指令値出力モジュール103は、調停モジュール110から指示された指令値調整量(ゲインやゲイン変化速度)に基づいて、運転支援モジュール102が算出した電動モータ30に対する指令値を調整して出力する。例えば、指示されたゲインが「50%」である場合、指令値出力モジュール103は運転支援モジュール102が算出した電動モータ30に対する指令値を50%に調整して出力する。
本実施形態においては、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムPA,LKA,TJA)に対しては、調停モジュール110から指令値調整量が指示されることはない。
指令値出力モジュール103は、電動モータ30に対する指令値または指令値の変化速度が安全な範囲に収まるように制限処理を実行するリミッタモジュールや、動作開始時または動作終了時に指令値が急激に変化しないように指定された変化速度で変化させる徐変モジュールをさらに有してもよい。
[調停モジュール110]
図6は、調停モジュール110の機能ブロック図である。
調停モジュール110は、優先度判定モジュール111と、起動可否判定モジュール112と、指令値調整モジュール113と、を有する。
[優先度判定モジュール111]
優先度判定モジュール111は、所定期間において複数の運転支援サブシステム100から新規に起動要求を受け取った場合、起動可能候補となる運転支援サブシステム100を判定する。
図7は、優先度判定モジュール111の入出力を示す図である。
優先度判定モジュール111の入力は、複数の運転支援サブシステム100からの起動要求である。優先度判定モジュール111の出力は、起動可能と判定された運転支援サブシステム100である。
優先度判定モジュール111は、表2に示す優先度テーブルに基づいて起動可能候補となる運転支援サブシステム100を判定する。数字が小さい優先度を有する運転支援サブシステム100が高い優先度をしている。本実施形態においては、運転支援サブシステムTJAが最も高い優先度を有している。
Figure 0006954506
優先度判定モジュール111は、所定期間において複数の運転支援サブシステム100から新規に起動要求を受け取った場合、優先度を有する運転支援サブシステム100の中から最も優先度が高い運転支援サブシステム100を起動可能候補として判定する。
例えば、優先度判定モジュール111は、所定期間において運転支援サブシステムTJAと運転支援サブシステムLKAとから新規に起動要求を受け取った場合、優先度が高い運転支援サブシステムTJAを起動可能候補として判定する。
自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムPA,LKA,TJA)は優先度を有しており、優先度判定モジュール111により排他的に起動可能候補として選択される。
優先度を有さない運転支援サブシステム100は、優先度による起動可能候補判定の対象外である。優先度判定モジュール111は、優先度を有さない運転支援サブシステム100から新規に起動要求を受け取った場合、その運転支援サブシステム100を常に起動可能候補として判定する。そのため、優先度判定モジュール111が判定する起動可能候補は、複数の運転支援サブシステム100となる場合がある。
操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムCDM,BRC,DRCC,SATC)と、その他の機能(第三機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムLDW)とは、優先権を有しておらず、優先度による起動可能候補判定の対象外である。操舵感向上機能群(第二機能群)およびその他の機能(第三機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100から新規に起動要求を受け取った場合、その運転支援サブシステム100を常に起動可能候補として判定する。
[起動可否判定モジュール112]
起動可否判定モジュール112は、優先度判定モジュール111で起動可能候補と判定された運転支援サブシステム100について、他の運転支援サブシステム100の動作状況も考慮して起動可能かどうか判定する。運転支援サブシステム100の動作状況とは、「動作中」と「停止中」のいずれかである。
図8は、起動可否判定モジュール112の入出力を示す図である。
起動可否判定モジュール112の入力は、全ての運転支援サブシステム100の動作状況(入力1)と、優先度判定モジュール111の出力である起動可能と判定された運転支援サブシステム100(入力2)である。起動可否判定モジュール112の出力は、起動可能と判定された運転支援サブシステム100の起動可否である。
起動可否判定モジュール112は、表3に示す起動可否判定テーブルに基づいて起動可能な運転支援サブシステム100を判定する。表3において、「可」は運転支援サブシステム100が起動可能であることを示している。「不可」は運転支援サブシステム100が起動不可であるあることを示している。「−」は既に動作中の運転支援サブシステム100であって、起動可否を判定しないことを示している。
Figure 0006954506
起動可否判定テーブルは、全ての運転支援サブシステム100の動作状況(入力1)の組み合わせに対応したエントリを有している。本実施形態では運転支援サブシステム100が8種類であるので、起動可否判定テーブルは256個のエントリを有している。全ての運転支援サブシステム100の動作状況(入力1)に基づいて、いずれか一つのエントリが選択される。
起動可否判定テーブルは、エントリごとに、運転支援サブシステム100の起動可否(出力)を有している。起動可能と判定された運転支援サブシステム100(入力2)に対応した起動可否が選択されて出力される。起動可否判定モジュール112が判定した起動可否は、起動判定モジュール101に送られる。
例えば、表3のエントリ番号2に示すような運転支援サブシステム100の動作状況(入力1)において、入力2として運転支援サブシステムTJA,SATC,LDWが入力された場合、起動可否判定テーブルに基づいて、運転支援サブシステムTJAに対する起動可否「可」、運転支援サブシステムSATCに対する起動可否「可」、運転支援サブシステムLDWに対する起動可否「可」が出力される。
例えば、表3のエントリ番号4に示すような運転支援サブシステム100の動作状況(入力1)において、入力2として運転支援サブシステムTJA,SATC,LDWが入力された場合、起動可否判定テーブルに基づいて、運転支援サブシステムTJAに対する起動可否「不可」、運転支援サブシステムSATCに対する起動可否「可」、運転支援サブシステムLDWに対する起動可否「可」が出力される。
自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムPA,LKA,TJA)の動作状況が「動作中」である場合、自動運転機能群(第一機能群)に属する他の機能の運転支援サブシステム100に対する起動可否は「不可」である。すなわち、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能は、同時に二以上実施されない。
操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムCDM,BRC,DRCC,SATC)に対する起動可否は、自身の機能が「動作中」でない限り全て「可」となる。
その他の機能(第三機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムLDW)に対する起動可否は、運転支援サブシステムPAもしくは自身の機能が「動作中」でない限り「可」となる。
[指令値調整モジュール113]
指令値調整モジュール113は、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムPA,LKA,TJA)の出力する指令値や起動・停止状況を監視し、操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムCDM,BRC,DRCC,SATC)に対する指令値調整量を決定する。
図9は、指令値調整モジュール113の入出力を示す図である。
指令値調整モジュール113の入力は、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムPA,LKA,TJA)の出力する指令値や起動・停止状況である。指令値調整モジュール113の出力は、操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムCDM,BRC,DRCC,SATC)に対する指令値調整量である。
指令値調整モジュール113は、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100が起動する場合、表4に示す起動時指令値調整テーブルに基づいて指令値調整量を出力する。ここで、表4に示す値は例示であり、車両の特性に合わせて調整される。
Figure 0006954506
起動時指令値調整テーブルは、起動する自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムPA,LKA,TJA)ごとに、操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムCDM,BRC,DRCC,SATC)に対する指令値調整量を有している。
例えば、運転支援サブシステムTJAが起動された場合、指令値調整モジュール113は、表4の最下行に示す指令値調整量を運転支援サブシステムCDM,BRC,DRCC,SATCに対して出力する。具体的には、運転支援サブシステムBRCに対しては、「指令値が0%となるまで指令値を10%/sで漸減させる」という指令値調整量が出力される。また、運転支援サブシステムCDMに対しては、「ドライブモードをNormalモードに変更する」という指令値調整量が出力される。また、運転支援サブシステムDRCC,SATCに対しては、「指令値が50%となるまで指令値を10%/sで漸減させる」という指令値調整量が出力される。
指令値調整モジュール113は、起動される自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100が出力する指令値が優先されるように、操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100の指令値を調整する指令値調整量を出力する。指令値調整モジュール113は、例えば、運転支援サブシステムBRC,DRCC,SATCに対しては、指令値を減少させるような指令値調整量を出力する。指令値調整モジュール113は、運転支援サブシステムCDMに対しては、特有の機能が無効化されるようにドライブモードをNormalモードへ変更されるような指令値調整量を出力する。
指令値調整モジュール113は、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100が停止する場合、表5に示す停止時指令値調整テーブルに基づいて指令値調整量を出力する。ここで、表5に示す値は例示であり、車両の特性に合わせて調整される。
Figure 0006954506
停止時指令値調整テーブルは、停止する自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムPA,LKA,TJA)ごとに、操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムCDM,BRC,DRCC,SATC)に対する指令値調整量を有している。
例えば、運転支援サブシステムTJAが停止される場合、指令値調整モジュール113は、表5の最下行に示す指令値調整量を運転支援サブシステムCDM,BRC,DRCC,SATCに対して出力する。具体的には、運転支援サブシステムBRC,DRCC,SATCに対しては、「指令値が100%となるまで指令値を10%/sで漸増させる」という指令値調整量が出力される。また、運転支援サブシステムCDMに対しては、「ドライブモードをNormalモードに変更する前の元のドライブモードに変更する」という指令値調整量が出力される。
指令値調整モジュール113は、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100が停止される場合、操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100の調整されていた指令値を元に戻すような指令値調整量を出力する。
モータ制御モジュール120は、運転支援サブシステム100が出力する指令値を受信して、電動モータ30を駆動する信号を出力する。モータ制御モジュール120は、図4に示すように、トルク制御モジュール121と、電流制御モジュール122と、を有する。
トルク制御モジュール121は、トルクセンサ29が出力する操舵トルクTsに基づいて演算された指令値と各運転支援サブシステム100が出力する指令値を加算して電流指令値に変換する。
電流制御モジュール122は、トルク制御モジュール121が出力する電流指令値の最大値を制限するなどの処理を行い電動モータ30を駆動する信号に変換して出力する。
[ステアリング要求(SR1,SR2,SR3)]
次に、ステアリング要求(SR1,SR2,SR3)を受信した制御部34について詳しく説明する。図10は、ステアリング要求(SR1,SR2,SR3)を受信した制御部34の制御フローチャートである。
図10に示すように、制御部34が起動されると、制御部34は初期化を実施した後に制御を開始する(ステップS10)。次に、制御部34はステップS11を実行する。
ステップS11において、制御部34は、ステアリング要求(SR1,SR2,SR3)を受信する。次に、制御部34はステップS12において、所定期間が経過したかどうかを判定する。所定期間を経過していない場合、制御部34はステップS11を実行して、引き続きステアリング要求を受信する。所定期間を経過している場合、制御部34はステップS13を実行する。
ステップS13において、制御部34は、起動判定モジュール101により、起動させる必要がある運転支援サブシステム100があるかを判定する。起動させる必要がある運転支援サブシステム100がない場合、制御部34は再度ステップS11を実行する。起動させる必要がある運転支援サブシステム100がある場合、制御部34はステップS14を実行する。例えば、ステップS13において運転支援サブシステムPA,LKA,TJA,SATC,LDWが起動可能であると判定されたとする。
ステップS14において、制御部34は、優先度判定モジュール111により、同時に起動可能な機能の候補を判定する。運転支援サブシステムPA,LKA,TJAは優先度を有しており、優先度判定モジュール111により排他的に起動可能候補として選択される。本実施形態においては、運転支援サブシステムTJAが最も高い優先度を有している。そのため、運転支援サブシステムTJAが起動可能候補と判定され、運転支援サブシステムPA,LKAは起動可能候補と判定されない。運転支援サブシステムSATCと運転支援サブシステムLDWとは、優先権を有しておらず、優先度による起動可能候補判定の対象外であり、いずれも起動可能候補として判定される。
制御部34は、ステップS14において、運転支援サブシステムTJA,SATC,LDWを起動可能候補として判定する。次に、制御部34はステップS15を実行する。
ステップS15において、制御部34は、起動可否判定モジュール112により、起動可能候補と判定された運転支援サブシステム100について、他の運転支援サブシステム100の動作状況も考慮して起動可能かどうか判定する。制御部34は、起動可否判定テーブルに基づき、運転支援サブシステムTJA,SATC,LDWが起動可能であることを判定する。次に、制御部34はステップS16を実行する。
ステップS16において、制御部34は、運転支援サブシステムTJA,SATC,LDWの運転支援モジュール102に、それぞれの機能に基づく電動モータ30に対する指令値を算出させる。次に、制御部34はステップS17を実行する。
ステップS17において、制御部34は、指令値調整モジュール113により、運転支援サブシステムCDM,BRC,DRCC,SATCに対する指令値調整量を決定する。制御部34は、運転支援サブシステムTJAが起動する場合における運転支援サブシステムCDM,BRC,DRCC,SATCに対する指令値調整量を、表4に示す起動時指令値調整テーブルに基づいて出力する。次に、制御部34はステップS18を実行する。
ステップS18において、制御部34は、指令値出力モジュール103により、指令値調整量に基づいて、運転支援モジュール102が算出した電動モータ30に対する指令値を調整して出力する。次に、制御部34はステップS19を実行する。
ステップS19において、制御部34は、モータ制御モジュール120により、運転支援サブシステム100が出力する指令値を受信して、電動モータ30に対する最終的な指令値(最終指令値)を算出する。次に、制御部34はステップS20を実行する。
ステップS20において、制御部34は、制御を終了させるかを判定する。制御を終了させない場合は、制御部34はステップS11を実行する。制御を終了する場合は、制御部はステップS21を実施する。
[基本ステアリング要求SR0]
図11は、基本ステアリング要求SR0を受信した制御部34内のモータ制御モジュール120の機能ブロック図である。トルクセンサ29によって検出された操舵トルクTsと、車速センサ32によって検出された車速Velとは、電流指令値Iref1を演算する電流指令値演算部41に入力される。電流指令値演算部41は、入力された操舵トルクTsと車速Velに基づいてアシストマップ等を用いて、電動モータ30に供給する電流の制御目標値である電流指令値Iref1を演算する。
電流指令値Iref1は加算部42Aを経て電流制御モジュール122内の電流制限部43に入力され、最大電流を制限された電流指令値Irefmが減算部42Bに入力され、フィードバックされているモータ電流値Imとの偏差I(Irefm−Im)が演算される。偏差Iは操舵動作の特性改善のため、PI(比例積分)制御部45に入力される。
PI制御部45でPI制御された電圧制御値Vrefが、変調信号(キャリア)CFと共にPWM制御部46に入力される。PWM制御部46はデューティを演算し、PWM信号によりモータ駆動回路35を介して電動モータ30をPWM駆動する。
モータ電流値はモータ電流検出手段で検出され、減算部42Bに入力されてフィードバックされる。3相ブラシレスモータの場合、PWM制御部46は、電圧制御値を所定の式に従って3相分のPWMデューティ値Dを演算するデューティ演算部と、PWMデューティ値Dで駆動素子としてのFETのゲートを駆動すると共に、デッドタイムの補償をしてON/OFFするゲート駆動部とで構成されている。モータ駆動回路35は、例えばU相の上段FET及び下段FETで成る上下アームとで成る3相ブリッジで構成されており、各FETがPWMデューティ値DでON/OFFされることによって電動モータ30を駆動される。
加算部42Aには各運転支援サブシステム100からの出力が入力されている。例えば、運転支援サブシステムSATCが起動されている場合、タイヤからのセルフアライニングトルクよる操舵反力が補償される。
ドライバがハンドル1を操舵すると、トルクセンサ29は操舵トルクTsを検出する。基本ステアリング要求SR0を受信したECU33は、操舵トルクTsと車速センサ32が検出した車速Velとに基づいて、操舵トルクTsが小さくなるように電動モータ30の駆動を制御する。これにより、ECU33によって制御された電動モータ30によってウォーム31aが回転駆動される。電動モータ30は、ウォーム31aを回転駆動することによって、ドライバの操舵を補助することができる。
基本ステアリング要求SR0に合わせて、ステアリング要求(SR1,SR2,SR3)を受信した制御部34は、基本ステアリング要求SR0に基づいて算出した電動モータ30に対する指令値に、運転支援サブシステム100が出力する指令値を加算して最終的な電動モータ30に対する指令値(最終指令値)を算出して出力する。
制御部34は、基本ステアリング要求SR0に基づいて算出した電動モータ30に対する指令値を、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムPA,LKA,TJA)の出力する指令値で置き換え場合もある。この場合、ドライバのハンドル1の操舵にかかわらず、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能による操舵が実行される。
本実施形態のパワーステアリング装置200によれば、同時に動作可能な複数の運転支援機能を協調させて動作させることができる。特に、パワーステアリング装置200は、起動される自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100が出力する指令値が優先されるように、操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100の指令値を調整する指令値調整量を出力する。また、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100が停止される場合、操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100の調整されていた指令値を元に戻すような指令値調整量を出力する。そのため、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能を、パワーステアリング装置200が従来から有する操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能と好適に協調させて動作させることができる。
本実施形態のパワーステアリング装置200によれば、操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100の指令値を調整する場合、起動時指令値調整テーブルおよび停止時指令値調整テーブルに基づいて、指令値の調整方法を機能に合わせて予め設定できる。そのため、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能が起動または停止される場合に、機能に合わせて指令値を調整できる。
以上、本発明の第一実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、上述の実施形態および変形例において示された構成要素は適宜に組み合わせて構成することが可能である。
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態について、図12から図14を参照して説明する。以降の説明において、既に説明したものと共通する構成については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
第二実施形態に係るパワーステアリング装置200Bは、第一実施形態に係るパワーステアリング装置200と同様の構成を有しており、制御部34の機能の一部のみがパワーステアリング装置200と異なる。
第二実施形態において制御部34の機能ブロックは、基本ステアリング要求SR0以外のステアリング要求(SR1,SR2,SR3)を受信する運転支援サブシステム100と、調停モジュール110Bと、モータ制御モジュール120と、を備えている。
調停モジュール110Bは、優先度判定モジュール111と、起動可否判定モジュール112と、指令値調整モジュール113Bと、を有する。
[指令値調整モジュール113B]
指令値調整モジュール113Bは、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムPA,LKA,TJA)の出力する指令値や起動・停止状況を監視し、操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムCDM,BRC,DRCC,SATC)に対する指令値調整量を決定する。
第一実施形態おいて指令値調整モジュール113は、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムPA,LKA,TJA)の起動・停止状況を監視していた。一方、第二実施形態において指令値調整モジュール113Bは自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムPA,LKA,TJA)の出力する指令値を監視する。
指令値調整モジュール113Bは、運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムPA,LKA,TJA)の出力する指令値に対して、表6に示す指令値調整テーブルに基づいて指令値調整量を出力する。
Figure 0006954506
運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムPA,LKA,TJA)の出力する指令値が指令値調整テーブルの条件に該当した場合、指令値調整モジュール113Bは操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムCDM,BRC,DRCC,SATC)に対する指令値調整量を指令値調整テーブルに基づいて出力する。
図12は、運転支援サブシステムPAが出力した指令値に基づいて指令値調整モジュール113Bが運転支援サブシステムCDM,BRC,DRCC,SATCに対して出力する指令値調整量である。
運転支援サブシステムPAは、ステアリング要求SR1とともに「目標舵角」をパラメータとして受信する。運転支援サブシステムPAが出力する指令値Vは、目標舵角を電動モータ30に対する電流指令値に換算した後に、絶対値の移動平均を求め、最大出力電流との比率(%)を算出したものである。上記の演算により指令値Vの変位が緩やかになり、出力される指令値調整量が急激に変動することを防止できる。
運転支援サブシステムPAの指令値Vが5%以内の場合、指令値調整モジュール113Bは、運転支援サブシステムDRCCの出力ゲインを50%/sで漸増させ、最終的にゲイン100%とする指令値調整量を出力する。
運転支援サブシステムPAの指令値Vが5%より大きい場合、指令値調整モジュール113Bは、運転支援サブシステムDRCCの出力ゲインを50%/sで漸減させ、最終的にゲイン50%とする指令値調整量を出力する。
運転支援サブシステムPAの指令値Vが10%以内の場合、指令値調整モジュール113Bは、運転支援サブシステムSATCの出力ゲインを50%/sで漸増させ、最終的にゲイン100%とする指令値調整量を出力する。
運転支援サブシステムPAの指令値Vが20%以下で10%より大きい場合、指令値調整モジュール113Bは、運転支援サブシステムSATCの出力ゲインを50%/sで漸減もしくは漸増させ、最終的にゲイン50%とする指令値調整量を出力する。
運転支援サブシステムPAの指令値Vが20%より大きい場合、指令値調整モジュール113Bは、運転支援サブシステムSATCの出力ゲインを50%/sで漸減させ、最終的にゲイン0%とする指令値調整量を出力する。
運転支援サブシステムPAの指令値Vに関わらず、指令値調整モジュール113Bは、運転支援サブシステムCDM,BRCに対して指令値を調整する指令値調整量は出力しない。
図13は、運転支援サブシステムLKAが出力した指令値に基づいて指令値調整モジュール113Bが運転支援サブシステムCDM,BRC,DRCC,SATCに対して出力する指令値調整量である。
運転支援サブシステムLKAは、ステアリング要求SR1とともに「目標トルク」をパラメータとして受信する。運転支援サブシステムLKAが出力する指令値Vは、目標トルクを電動モータ30に対する電流指令値に換算した後に、絶対値の移動平均を求め、最大出力電流との比率(%)を算出したものである。上記の演算により指令値Vの変位が緩やかになり、出力される指令値調整量が急激に変動することを防止できる。
運転支援サブシステムLKAの指令値Vが0%の場合、指令値調整モジュール113Bは、運転支援サブシステムBRCの出力ゲインを10%/sで漸増させ、最終的にゲイン100%とする指令値調整量を出力する。
運転支援サブシステムLKAの指令値Vが0%より大きい場合、指令値調整モジュール113Bは、運転支援サブシステムBRCの出力ゲインを10%/sで漸減させ、最終的にゲイン0%とする指令値調整量を出力する。
例えば、ユーザが運転支援サブシステムCDMのドライブモードを「Sportモード」に設定したとする。
運転支援サブシステムLKAが起動して、運転支援サブシステムLKAの指令値Vが0%より大きくなった場合、指令値調整モジュール113Bは、運転支援サブシステムCDMのドライブモードが「Sportモード」から「Normalモード」に変更されるような指令値調整量を出力する(処理1)。
運転支援サブシステムLKAの指令値Vが0%となった場合、指令値調整モジュール113Bは、運転支援サブシステムCDMのドライブモードが「Sportモード」に戻るような指令値調整量を出力する(処理2)。
運転支援サブシステムLKAの指令値Vに関わらず、指令値調整モジュール113Bは、運転支援サブシステムDRCC,SATCに対して指令値を調整する指令値調整量は出力しない。
図14は、運転支援サブシステムTJAが出力した指令値に基づいて指令値調整モジュール113Bが運転支援サブシステムCDM,BRC,DRCC,SATCに対して出力する指令値調整量である。
運転支援サブシステムTJAは、ステアリング要求SR1とともに「目標舵角」をパラメータとして受信する。運転支援サブシステムTJAが出力する指令値Vは、目標舵角を電動モータ30に対する電流指令値に換算した後に、絶対値の移動平均を求め、最大出力電流との比率(%)を算出したものである。上記の演算により指令値Vの変位が緩やかになり、出力される指令値調整量が急激に変動することを防止できる。
運転支援サブシステムTJAの指令値Vが0%の場合、指令値調整モジュール113Bは、運転支援サブシステムBRCの出力ゲインを10%/sで漸増させ、最終的にゲイン100%とする指令値調整量を出力する。
運転支援サブシステムTJAの指令値Vが0%より大きい場合、指令値調整モジュール113Bは、運転支援サブシステムBRCの出力ゲインを10%/sで漸減させ、最終的にゲイン0%とする指令値調整量を出力する。
運転支援サブシステムTJAが起動して、運転支援サブシステムTJAの指令値Vが0%より大きくなった場合、指令値調整モジュール113Bは、運転支援サブシステムCDMのドライブモードが「Sportモード」から「Normalモード」に変更されるような指令値調整量を出力する(処理1)。
運転支援サブシステムTJAの指令値Vが0%となった場合、指令値調整モジュール113Bは、運転支援サブシステムCDMのドライブモードが「Sportモード」に戻るような指令値調整量を出力する(処理2)。
運転支援サブシステムTJAの指令値Vが5%以内の場合、指令値調整モジュール113Bは、運転支援サブシステムDRCCの出力ゲインを10%/sで漸増させ、最終的にゲイン100%とする指令値調整量を出力する。
運転支援サブシステムTJAの指令値Vが5%より大きい場合、指令値調整モジュール113Bは、運転支援サブシステムDRCCの出力ゲインを10%/sで漸減させ、最終的にゲイン50%とする指令値調整量を出力する。
運転支援サブシステムTJAの指令値Vが10%以内の場合、指令値調整モジュール113Bは、運転支援サブシステムSATCの出力ゲインを10%/sで漸増させ、最終的にゲイン100%とする指令値調整量を出力する。
運転支援サブシステムTJAの指令値Vが20%以下で10%より大きい場合、指令値調整モジュール113Bは、運転支援サブシステムSATCの出力ゲインを10%/sで漸減もしくは漸増させ、最終的にゲイン50%とする指令値調整量を出力する。
運転支援サブシステムTJAの指令値Vが20%より大きい場合、指令値調整モジュール113Bは、運転支援サブシステムSATCの出力ゲインを10%/sで漸減させ、最終的にゲイン0%とする指令値調整量を出力する。
本実施形態のパワーステアリング装置200Bによれば、操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100の指令値を調整する場合、指令値調整テーブルに基づいて、より詳細に調整方法を設定できる。そのため、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能が出力する指令値にあわせて、より詳細に指令値を調整できる。 具体的には、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能が出力する指令値の大きさ(絶対値)が大きい場合は、操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100の指令値をより小さい値に漸減させる。これにより、より自動運転機能群に属する機能の出力が必要とされる状況において、操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の出力による自動運転機能群に属する機能への干渉を抑制できる。また、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能が出力する指令値の大きさ(絶対値)が小さい場合には、操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100の指令値を大きくするので、操舵違和感を抑制できる。また、絶対値の移動平均を用いて調整するので瞬間的な調整変動を抑制でき、操舵感の悪化を抑制できる。
また、表6に示す目標ゲイン、漸増率及び漸減率は一例であり、種々の車両試験等から調整される。また、漸増率及び漸減率を自動運転機能群(第一機能群)に属する機能が出力する指令値の大きさ(絶対値)によって変えてもよい。例えば、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能が出力する指令値の大きさ(絶対値)が大きいほど速い漸減率、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能が出力する指令値の大きさ(絶対値)が小さいほど、速い漸増率に設定してよい。
以上、本発明の第二実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、上述の実施形態および変形例において示された構成要素は適宜に組み合わせて構成することが可能である。
(変形例1)
例えば、上記実施形態に係るパワーステアリング装置200は、コラムアシスト式の電動パワーステアリング装置であったが、電動パワーステアリング装置の態様はこれに限定されない。電動パワーステアリング装置は、下流式の電動パワーステアリング装置であってもよく、ステアバイワイヤ式の電動パワーステアリング装置であってもよい。また、パワーステアリング装置は、油圧式のパワーステアリング装置にも適用できる。
(変形例2)
例えば、上記実施形態に係るパワーステアリング装置200は、基本ステアリング要求SR0から操舵トルクTsが小さくなるように電動モータ30の駆動を制御する操舵補助機能を有していたが、パワーステアリング装置の態様はこれに限定されない。パワーステアリング装置は、操舵補助機能を有しておらず、自動運転機能による操舵されるステアリング装置であってもよい。
(第三実施形態)
本発明の第三実施形態について、図を参照して説明する。以降の説明において、既に説明したものと共通する構成については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。第三実施形態に係るパワーステアリング装置200Cは、操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100起動または停止される場合に、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100の指令値が調整される点が第一実施形態と異なる。
第三実施形態に係るパワーステアリング装置200Cは、第一実施形態に係るパワーステアリング装置200と同様の構成を有しており、制御部34の機能の一部のみがパワーステアリング装置200と異なる。
第三実施形態において制御部34の機能ブロックは、基本ステアリング要求SR0以外のステアリング要求(SR1,SR2,SR3)を受信する運転支援サブシステム100と、調停モジュール110Cと、モータ制御モジュール120と、を備えている。
調停モジュール110Cは、優先度判定モジュール111と、起動可否判定モジュール112と、指令値調整モジュール113Cと、を有する。
[指令値調整モジュール113C]
第一実施形態において指令値調整モジュール113は、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100の起動・停止状況を監視していた。一方、第三実施形態において指令値調整モジュール113Cは操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100の起動・停止状況を監視する。
指令値調整モジュール113Cは、運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムPA、LKA,TJA)の出力する指令値に対して、表7に示す指令値調整テーブルに基づいて指令値調整量を出力する。
Figure 0006954506
例えば、運転支援サブシステムBRCの指令値が閾値を超えた場合、または指令値の絶対値の移動平均が閾値を超えた場合、指令値調整モジュール113Cは、表7に示すように、運転支援サブシステムLKAに対して、「出力ゲインを50%/sで漸減させ、最終的にゲイン0%とする」という指令値調整量を出力する。指令値の絶対値の移動平均を閾値と比較することで瞬間的な漸減を抑制することができ、操舵違和感が低減する。
指令値調整モジュール113Cは、起動される操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100が出力する指令値が優先されるように、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100の指令値を調整する指令値調整量を出力する。指令値調整モジュール113Cは、運転支援サブシステムLKAに対して、「出力ゲインを50%/sで漸減させ、最終的にゲイン0%とする」ように指令値調整量を出力する。
指令値調整モジュール113Cは、操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100が停止する場合、表8に示す停止時指令値調整テーブルに基づいて指令値調整量を出力する。
Figure 0006954506
停止時指令値調整テーブルは、停止する操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムBRC、DRCC、STAC)ごとに、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100(運転支援サブシステムPA,LKA、TJA)に対する指令値調整量を有している。
例えば、運転支援サブシステムBRCの指令値が閾値以下となった場合、または指令値の絶対値の移動平均が閾値以下となった場合、指令値調整モジュール113Cは、表8に示すように、運転支援サブシステムLKAに対して、「出力ゲインを50%/sで漸増させ、最終的にゲイン100%とする」という指令値調整量を出力する。指令値の絶対値の移動平均を閾値と比較することで瞬間的な漸増を抑制することができ、操舵違和感が低減する。
指令値調整モジュール113Cは、操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100が停止される場合、自動運転機能群(第一機能群)に属する機能の運転支援サブシステム100の調整されていた指令値を元に戻すような指令値調整量を出力する。
本実施形態のパワーステアリング装置200Cによれば、同時に動作可能な複数の運転支援機能を協調させて動作させることができる。自動運転機能群(第一機能群)と操舵感向上機能群(第二機能群)に属する機能を同時に協調させて動作させることができる。
本発明は、操舵感向上機能群と自動運転機能群のように2種類以上の機能に分類される運転支援機能を有するステアリング装置等に適用することができる。
200,200B パワーステアリング装置(ステアリング装置)
1 ハンドル
2 転舵機構
20 ステアリングシャフト
29 トルクセンサ
3 操舵補助機構
30 電動モータ
31 減速機構
32 車速センサ
34 制御部
35 モータ駆動回路
100 運転支援サブシステム
101 起動判定モジュール
102 運転支援モジュール
103 指令値出力モジュール
110,110B 調停モジュール
111 優先度判定モジュール
112 起動可否判定モジュール
113,113B 指令値調整モジュール
120 モータ制御モジュール
121 トルク制御モジュール
122 電流制御モジュール

Claims (11)

  1. ステアリングを補助もしくは駆動するモータと、
    前記モータを制御する制御部を備え、
    前記制御部は、
    複数の運転支援機能に関するステアリング要求を受信し、
    前記ステアリング要求があった前記運転支援機能から、同時に動作させる前記運転支援機能を選択し、
    選択された前記運転支援機能ごとに前記モータに対する指令値を算出し、
    前記選択された前記運転支援機能の組み合わせに基づいて前記指令値を調整し、
    前記調整された指令値を用いて前記モータに対する最終指令値を算出する、
    ステアリング装置。
  2. 前記複数の運転支援機能は、第一機能群に属する第一運転支援機能と、第二機能群に属する第二運転支援機能と、を含み、
    前記制御部は、同時に動作させる前記運転支援機能の選択において、前記第一機能群に属する前記第一運転支援機能から、優先度に基づいて前記第一運転支援機能を一つ選択する、
    請求項1に記載のステアリング装置。
  3. 前記制御部は、同時に動作させる前記運転支援機能の選択において、前記第二機能群に属する前記第二運転支援機能から、前記ステアリング要求があった前記第二運転支援機能を全て選択する、
    請求項2に記載のステアリング装置。
  4. 前記制御部は、
    選択された前記第一運転支援機能による前記指令値である第一指令値を算出し、
    選択された前記第二運転支援機能による前記指令値である第二指令値を算出し、
    前記第一指令値を優先させるように前記第二指令値を調整して、
    前記第一指令値と前記調整された第二指令値とを用いて前記最終指令値を算出する、
    請求項2または請求項3に記載のステアリング装置。
  5. 前記制御部は、前記第二指令値を調整する際に、前記第一指令値の絶対値の移動平均値を使用する、
    請求項4に記載のステアリング装置。
  6. 前記制御部は、
    選択された前記第一運転支援機能による前記指令値である第一指令値を算出し、
    選択された前記第二運転支援機能による前記指令値である第二指令値を算出し、
    前記第二指令値を優先させるように前記第一指令値を調整して、
    前記第二指令値と前記調整された第一指令値とを用いて前記最終指令値を算出する、
    請求項2または請求項3に記載のステアリング装置。
  7. 前記制御部は、前記第一指令値を調整する際に、前記第二指令値の絶対値の移動平均値を使用する、
    請求項6に記載のステアリング装置。
  8. 前記指令値は、前記モータに対する電流指令値、操舵トルク、車速、舵角、舵角速度、舵角加速度の少なくとも1つである、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のステアリング装置。
  9. 前記第一機能群に属する前記第一運転支援機能は、自動運転機能であり、
    前記第二機能群に属する前記第二運転支援機能は、操舵感向上機能である、
    請求項2から請求項7のいずれか1項に記載のステアリング装置。
  10. 前記自動運転機能は、駐車支援機能と車線維持支援機能と渋滞運転支援機能の少なくとも一つを含む、
    請求項9に記載のステアリング装置。
  11. 前記操舵感向上機能は、ドライブモード切替機能とバンク路走行時補償機能と走行軌道収束性制御とセルフアライメントトルク補償の少なくとも一つを含む、
    請求項9に記載のステアリング装置。
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