JP6953961B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関するものである。
近年、全方位(以降、「全天球」という。)を一度に撮像するために、デジタルカメラなどの撮像装置に、魚眼レンズなどの広角レンズを複数個使用して、全天球撮像システムとしたものが知られている。この全天球撮像システムでは、例えば、180°超の画角を有する2つの広角レンズを用い、2つの広角レンズからの像を、CCDなどのセンサ面に投影し、得られた複数の画像を画像処理により結合することで、全天球画像を生成している。
全天球画像は、全方位を撮像範囲としているため、全天球画像の生成の際に、各撮像系における撮像条件(被写体、光源・照明などの撮像環境)の違いが反映されやすく、生成された全天球画像の継ぎ目において、色味の違いが生じやすい。
そこで、一般的に単眼レンズのデジタルカメラで撮像された撮像画像で行われるホワイトバランス調整を、このような全天球撮像システムに適用し、ホワイトバランスを調整するものが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1では、全天球撮像システムの画像処理装置において、複数の撮像画像を合成する際に、複数の撮像画像を領域に分割し、各分割された領域のホワイトバランスを調整するものが記載されている。
特開2014−078926号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来技術では、依然として、分割された領域間において、ホワイトバランスに不連続性が生じるため、全天球画像の継ぎ目においても、色味の違いを解消することが困難であった。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数の撮像画像を合成する際に、継ぎ目で生じる色味の違いを軽減させる画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上述目的を達成するために、本発明は、以下の構成によって把握される。
本発明の画像処理装置は、複数の撮像系により撮像された複数の撮像画像を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記複数の撮像画像におけるホワイトバランスをそれぞれ算出するホワイトバランス算出手段と、前記ホワイトバランス算出手段により算出された前記ホワイトバランスにそれぞれ補正を施す補正手段と、前記補正手段により補正されたホワイトバランスに基づいて、前記複数の撮像画像をそれぞれ調整する調整手段と、前記調整手段により調整された前記複数の撮像画像同士を合成することで、全天球画像を生成する合成手段と、を備え、前記補正手段は、前記複数の撮像画像同士の継ぎ目のホワイトバランスを設定する設定手段と、補間関数により、前記ホワイトバランス算出手段により算出されたそれぞれの前記ホワイトバランスと、前記設定手段により設定された前記継ぎ目のホワイトバランスとの間の補間値をそれぞれ算出する補間値算出手段と、を有し、前記補間値算出手段により算出された前記補間値に基づいて、前記複数の撮像画像における前記ホワイトバランスをそれぞれ連続的に変化させ、前記ホワイトバランスに補正を施し、前記調整手段は、前記補正手段により補正されたホワイトバランスに加え、前記ホワイトバランス算出手段により算出されたそれぞれの前記ホワイトバランスと、前記継ぎ目のホワイトバランスとに基づいて、前記複数の撮像画像のそれぞれにおける前記ホワイトバランスを、前記複数の撮像画像のそれぞれにおいて撮像範囲の中心、特定の被写体の中心、又は、輝度の高い点の少なくとも何れかの位置から画像端へと連続的に変化させるように調整するものである。
本発明の画像処理方法は、複数の撮像系により撮像された複数の撮像画像を取得する画像取得ステップと、取得された前記複数の撮像画像におけるホワイトバランスをそれぞれ算出するホワイトバランス算出ステップと、前記複数の撮像画像同士の継ぎ目のホワイトバランスを設定するホワイトバランス設定ステップと、補間関数により、算出されたそれぞれの前記ホワイトバランスと、設定された前記継ぎ目のホワイトバランスとの間の補間値をそれぞれ算出する補間値算出ステップと、算出された前記補間値に基づいて、前記複数の撮像画像における前記ホワイトバランスを連続的に変化させ、前記ホワイトバランスにそれぞれ補正を施すホワイトバランス補正ステップと、補正された前記ホワイトバランスに基づいて、前記複数の撮像画像をそれぞれ調整する画像調整ステップと、調整された前記複数の撮像画像同士を合成することで、全天球画像を生成する画像生成ステップと、を含み、前記画像調整ステップは、補正された前記ホワイトバランスに加え、前記ホワイトバランス算出ステップにより算出されたそれぞれの前記ホワイトバランスと、前記継ぎ目のホワイトバランスとに基づいて、前記複数の撮像画像のそれぞれにおける前記ホワイトバランスを、前記複数の撮像画像のそれぞれにおいて撮像範囲の中心、特定の被写体の中心、又は、輝度の高い点の少なくとも何れかの位置から画像端へと連続的に変化させるように調整するものである。
本発明のプログラムは、コンピュータに、複数の撮像系により撮像された複数の撮像画像を取得する画像取得機能、取得された前記複数の撮像画像におけるホワイトバランスをそれぞれ算出するホワイトバランス算出機能、前記複数の撮像画像同士の継ぎ目のホワイトバランスを設定するホワイトバランス設定機能、補間関数により、算出されたそれぞれの前記ホワイトバランスと、設定された前記継ぎ目のホワイトバランスとの間の補間値をそれぞれ算出する補間値算出機能、算出された前記補間値に基づいて、前記複数の撮像画像における前記ホワイトバランスを連続的に変化させ、前記ホワイトバランスにそれぞれ補正を施すホワイトバランス補正機能、補正された前記ホワイトバランスに基づいて、前記複数の撮像画像をそれぞれ調整する画像調整機能、調整された前記複数の撮像画像同士を合成することで、全天球画像を生成する画像生成機能、を実現させ、前記画像調整機能は、補正された前記ホワイトバランスに加え、前記ホワイトバランス算出機能により算出されたそれぞれの前記ホワイトバランスと、前記継ぎ目のホワイトバランスとに基づいて、前記複数の撮像画像のそれぞれにおける前記ホワイトバランスを、前記複数の撮像画像のそれぞれにおいて撮像範囲の中心、特定の被写体の中心、又は、輝度の高い点の少なくとも何れかの位置から画像端へと連続的に変化させるように調整するものである。
本発明によれば、複数の撮像画像を合成する際に、継ぎ目で生じる色味の違いを軽減させる画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供することができる。
実施形態の画像処理装置における、(a)撮像装置と本体装置とを一体的に組み合わせた状態、(b)撮像装置と本体装置とを分離した状態、を示す概略図である。 実施形態の画像処理装置における、(a)撮像装置10、(b)本体装置100の構成を示すブロック図である。 撮像装置10の、(a)第1の姿勢、(b)第2の姿勢を示す概略図である。 (a)撮像装置の撮像範囲、(b)ディスプレイに表示される広角画像、(c)球面座標系で表現した広角画像を示す図である。 合成した全天球画像を示す説明図である。 全天球画像の継ぎ目における、(a)色味が異なる状態、(b)色味が一致した状態を示す説明図である。 画像処理工程を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、本明細書の実施形態においては、全体を通じて、同一の要素には同一の符号を付している。
実施形態の画像処理装置1は、デジタルカメラに適用した場合を例示して説明する。
図1は、実施形態の画像処理装置1における、(a)撮像装置10と本体装置100とを一体的に組み合わせた状態、(b)撮像装置10と本体装置100とを分離した状態、を示す概略図である。図2は、実施形態の画像処理装置1における、(a)撮像装置10、(b)本体装置100の構成を示すブロック図である。
画像処理装置1は、図1に示すように、後述する撮像系16,17を有する撮像装置10と、本体装置100と、を備えるもので、撮像装置10と本体装置100とが分離可能なセパレート型デジタルカメラとして構成されている。ただし、本体装置100は、撮像装置10の撮像画像データを取得できれば、スマートフォンやタブレットやパソコンなど一般的な携帯情報端末であってもよい。
図2(a)に示すように、撮像装置10は、静止画像や動画などが撮像可能なもので、筐体が箱状に形成されており、この筐体内部に、制御部11、電源部12、記憶部13、通信部14、操作部15、撮像系(第1撮像部16、第2撮像部17)、姿勢検出部18などを備えている。
制御部11は、電源部(二次電池)12からの電力供給によって動作し、記憶部13内の各種のプログラムに応じて、撮像装置10の全体動作を制御するもので、この制御部11には図示しないCPU(中央演算処理装置)やメモリなどが設けられている。
記憶部13は、例えば、ROM、フラッシュメモリなどを有するもので、撮像機能を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されている。なお、記憶部13は、例えば、SDカード、USBメモリなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含んでもよく、あるいは、図示しない外部サーバの記憶領域に保存するように構成されたものであってもよい。
通信部14は、撮像画像を本体装置100に送信したり、本体装置100からの操作指示信号などを受信したりする。また、操作部15は、電源スイッチなどの基本的な操作キー(ハードウェアキー)を備えている。
つぎに、第1撮像部16及び第2撮像部17は、複数の撮像系(以後、まとめて「撮像系16,17」ということがある。)を構成するものである。
第1撮像部16は、被写体(や背景)などを高精細に撮像可能なカメラ部を構成するものである。第1撮像部16のレンズユニット16Aには、魚眼レンズ16B、撮像素子16Cなどが設けられている。なお、本実施形態では、通常の撮像レンズ(図示なし)と魚眼レンズ16Bとが交換可能なもので、図2では、魚眼レンズ16Bを装着した状態である。
魚眼レンズ16Bは、例えば、3枚構成のレンズ系からなり、画角が180°超という広範囲な撮像が可能な円周魚眼レンズ(全周魚眼レンズ又は広角レンズ)であり、この魚眼レンズ16Bによって撮像された広角画像(魚眼画像)の全体は、円形の撮像画像G1となる。この場合、射影方式を採用しているために、魚眼レンズ16Bで撮像された広角画像は、その中心から端部に向かう程、大きく歪んだものとなる。
つまり、魚眼レンズ16Bによる撮像画像G1は、その中心から端部(周辺部)の方に向かう程、大きく歪んだものとなるとともに、広角画像の中心に比べてその周辺部は縮小された画像となるため、ユーザがその周辺部の内容を詳細に目視確認しようとしても、その確認は極めて困難なものとなる。このような魚眼レンズ16Bによる被写体像(光学像)は、撮像素子16C(例えば、CMOS又はCCD)に結像されると、この撮像素子16Cによって光電変換された画像信号(アナログ値の信号)が、A/D変換部(図示なし)によってデジタル信号に変換されるとともに、所定の画像処理が施された後、本体装置100側に送信されてモニタ表示される。
また、第2撮像部17は、撮像方向が第1撮像部16に対して異なる方向(正反対方向)であり、撮像された広角画像が撮像画像G2となる以外は、第1撮像部16と同様であり、レンズユニット17A、魚眼レンズ17B、撮像素子17Cなどで構成されている。
姿勢検出部18は、撮像装置10に加わる加速度を検出する3軸加速度センサなどで構成されている。この姿勢検出部18は、撮像装置10の姿勢に応じて検出されたX・Y・Z方向の各加速度成分を制御部11に与える。なお、撮像装置10は、上述したように箱状の筐体であり、その筐体の短辺の方向をX軸方向、筐体の長辺の方向をY軸方向、筐体の厚さ方向をZ軸方向とすると、制御部11は、このX軸、Y軸、Z軸の加速度成分を比較して撮像装置10の後述する第1の姿勢及び第2の姿勢を検出し、この姿勢情報を通信部14から本体装置100に送信する。
さらに、撮像装置10には、本体装置100に接続される接続部10aが設けられており、本体装置100と一体的に組み合わせられ、セパレート型デジタルカメラとして構成される。
つぎに、図2(b)に示すように、本体装置100は、デジタルカメラのコントローラを構成するもので、撮像装置10によって撮像された画像を表示する再生機能も有している。この本体装置100は、制御部111、電源部112、記憶部113、通信部114、操作部115、タッチ表示部116を備えている。
制御部111は、電源部(二次電池)112からの電力供給によって動作し、記憶部113内の各種のプログラムに応じて、本体装置100の全体動作を制御するもので、この制御部111には図示しないCPU(中央演算処理装置)やメモリなどが設けられている。また、制御部111(コンピュータ)は、画像処理用プログラムに従って、後述する画像処理工程において、取得手段20、ホワイトバランス算出手段30、補正手段40(設定手段41、補間値算出手段42)、調整手段50、合成手段60などとして機能を実現するように構成されている。
記憶部113は、例えば、ROM、フラッシュメモリなどを有する構成で、撮像機能や画像処理機能を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されているプログラムメモリ113Aや、本体装置100が動作するために必要となる各種の情報(例えば、フラグなど)を一時的に記憶するワークメモリ113Bなどを有している。
通信部114は、撮像装置10との間で各種のデータの送受信を行う。また、操作部115は、電源ボタン、レリーズボタン、露出やシャッタスピードなどの撮像条件を設定する設定ボタンなど、押しボタン式の各種のキーを備えたもので、制御部111は、この操作部115からの入力操作信号に応じた処理を実行したり、入力操作信号を撮像装置10に対して送信したりする。
そして、タッチ表示部116は、高精細液晶などのディスプレイ116Aの上にタッチパネル116Bを積層配置したもので、その表示画面は、撮像された画像をリアルタイムに表示するモニタ画面(ライブビュー画面)となったり、撮像済み画像を再生する再生画面となったりする。また、ディスプレイ116Aに、第1撮像部16の撮像画像G1、第2撮像部17の撮像画像G2、全天球画像GGなどを、それぞれ個別に表示したり、並列して表示したりしてもよい。
そして、これらの撮像装置10及び本体装置100は、無線通信を用いて互いにペアリング(無線接続認識)が可能になっている。ペアリングに用いる無線通信としては、例えば、無線LAN(Wi−Fi)やBluetooth(登録商標)、赤外線通信などが挙げられる。このようにして、本体装置100は、撮像装置10で撮像された画像(データ)を受信取得して、画像をライブビュー画像としてディスプレイ116Aに表示する。なお、本実施形態において、画像とは、保存済みの画像に限らず、ライブビュー画面に表示されている画像(ライブビュー画像:保存前の画像)を含む広義の意味である。
図3は、撮像装置10の、(a)第1の姿勢、(b)第2の姿勢を示す概略図である。
撮像装置10を用いて撮像する場合、撮像装置10が第1の姿勢又は第2の姿勢であるとして、広角画像がそれぞれ処理される。第1の姿勢は、図3(a)に示すように、撮像装置10の正面中央部に配置した撮像系16,17の魚眼レンズ16B,17Bの光軸方向が重力方向に対して略平行となる水平撮り姿勢であり、第2の姿勢は、図3(b)に示すように、撮像装置10の魚眼レンズ16B,17Bの光軸方向が重力方向に対して略垂直となる垂直撮り姿勢である。
以後、撮像装置10を用いて、垂直撮り姿勢で撮像した場合について、撮像範囲などを説明する。
図4は、(a)撮像装置10の撮像範囲、(b)ディスプレイ116Aに表示される広角画像、(c)球面座標系で表現した広角画像を示す説明図である。図5は、合成した全天球画像GGを示す説明図である。図6は、全天球画像GGの継ぎ目Jにおける、(a)色味が異なる状態、(b)色味が一致した状態を示す説明図である。
第1撮像部16の撮像範囲は、図4(a)に示すように、撮像地点(撮像素子16C)から略半球分の方位を含む範囲となる。なお、第1撮像部16の光軸C1の軸回りの回転角を回転角度θ、光軸C1に対する左右水平方向の回転角を水平角度δ、光軸C1に対する上下垂直(重力)方向の回転角を垂直角度φとする。なお、第2撮像部17の撮像範囲は、撮像方向が光軸C1の向きとは正反対、つまり、水平角度δが180°異なる以外は、第1撮像部16の撮像範囲と略等しい。また、一般的な水平角度δ及び垂直角度φの最大範囲は、−90°〜+90°を超え、−105°〜+105°程度である(又は、180°を超え、210°程度)。更に言い換えると、第1撮像部16及び第2撮像部17の撮像範囲は、半球を若干超える大きさである。
また、撮像系16,17で撮像された撮像画像G1,G2を、広角画像としてディスプレイ116Aに表示すると、撮像画像G1は、図4(b)に示すように、光軸C1に対する入射角度、すなわち垂直角度φに対応した像高hでそれぞれ画素画像が生成され、表示される。つまり、撮像画像G1,G2を極座標系で表現することができる。なお、像高hと、入射角度φとの関係は、投影モデルに応じた射影関数で決定される。また、撮像画像G2も、撮像画像G1と同様である。
さらに、撮像画像G1,G2を球面座標系で表現すると、図4(c)に示すように、回転角度θと、垂直角度φと、を座標とする配列、つまり、座標値(θ,φ)として表現できる。なお、回転角度θは、0〜360°(又は、−180°〜+180°)の範囲となり、垂直角度φは、−90°〜+90°(又は、0〜180°)の範囲となる。
全天球画像GGは、図5に示すように、撮像画像G1,G2のうち半球の部分を、継ぎ目Jで継ぎ合わせたものである。撮像系16,17で被写体を撮像した際に、各撮像系16,17に共通して写り込んだ被写体や背景などの画像部分が含まれる重複領域(特に、水平角度δ及び垂直角度φが−90°〜+90°を超えた範囲)が存在するため、この重複領域が、同一像を表す基準データとして画像の継ぎ合せの参考とされ、継ぎ目Jが設定される。
そして、従来の画像処理方法であっても、全天球画像GGの継ぎ目Jでは、被写体や背景などが、不一致状態で結合・合成されることはなく、画像としては、連続した状態になっているが、色味(特に、ホワイトバランスWB1,WB2)は、継ぎ目Jを境界に撮像画像G1,G2間で異なっている(図6(a)参照)。そこで、本実施形態では、撮像画像G1,G2に対して、以下の画像処理を行って、色味の違いを軽減又は無くした撮像画像G10,G20を得て、全天球画像GGを合成している(図6(b)参照)。
画像処理工程について説明する。
図7は、画像処理工程を示すフローチャートである。ただし、広角画像の歪を補正する処理(歪補正処理)や、半球画像を結合し、全天球画像GGを合成する処理(全天球合成処理)などは、画像処理において一般的に用いられている周知技術が利用できるため、説明を省略する。
まず、ステップS1において、撮像装置10を用いて、2つの撮像系16,17により、被写体を撮像する。
ステップS2において、撮像系16,17により撮像された撮像画像G1,G2を取得手段20で本体装置100に取得する。
ステップS3において、ホワイトバランス算出手段30は、取得した撮像画像G1,G2を解析し、撮像画像G1,G2におけるホワイトバランスWB1,WB2を算出する。このとき、撮像画像G1,G2の解析は、撮像時の光源の種別に応じたテーブルなどを用いて行う。
ステップS4において、補正手段40の設定手段41は、撮像画像G1,G2を結合し合成する際に、継ぎ目Jとなる部分のホワイトバランス(値)WB3を設定する。このホワイトバランスWB3は、撮像画像G1における継ぎ目Jに対応する部分(境界)のホワイトバランスW1と、撮像画像G2における継ぎ目Jに対応する部分のホワイトバランスW2との間に含まれる値、例えば、ホワイトバランスW1と、ホワイトバランスW2との平均値を設定することが好ましいが、他に追加的に画像処理を行う場合には、これらのホワイトバランスW1,W2間に含まれず、大きい値又は小さい値であってもよい。また、ホワイトバランス(値)WB3は、固定値であったり、ユーザにより設定される値であってもよい。なお、ホワイトバランス(値)WB3は、通常同じ値であるが、撮像系16,17には個体差があるため、撮像画像G1,G2のホワイトバランス調整後の撮像画像G10,G20における継ぎ目Jにおいて、同じ色味となる値であれば、若干異なっていてもよい。
ステップS5において、補正手段40の補間値算出手段42は、補間関数fxにより、ステップS3で算出されたホワイトバランスWB1,WB2と、ステップS3で設定されたホワイトバランスWB3との間の補間値FW1,FW2をそれぞれ算出する。
ここで用いる補間関数fxには、線形補間(一次関数補間)、スプライン補間(二次関数補間、三次関数補間、・・・N次関数補間)などが含まれる。
ステップS6において、補正手段40は、ステップS5で算出された補間値FW1,FW2に基づいて、撮像画像G1,G2におけるホワイトバランスWB1,WB2を、ホワイトバランスWB10,WB20に補正する。
このとき、撮像画像G1,G2における継ぎ目Jでのホワイトバランス値が、ホワイトバランスWB3となるように、撮像画像G1,G2の中心(光軸C1,C2)から高像高側(画像端)へと、ホワイトバランスWB10,WB20に勾配を設けて連続的に変化させる(図4(b)参照)。ただし、撮像画像G1,G2の中心は、魚眼レンズ16B,17Bの撮像範囲の中心(光軸C1,C2)と必ずしも一致する必要はなく、特定の被写体の重心や、最も輝度が高い点(最も白い点)など、中心と一致しない、偏心した位置を選択してもよい。
ステップS7において、調整手段50は、ステップS6で補正されたホワイトバランスWB10,WB20に加え、ステップS3で算出されたホワイトバランスWB1,WB2と、ステップ4で設定された継ぎ目のホワイトバランスWB3とに基づいて、撮像画像G1,G2を調整する。この結果、撮像画像G1,G2は、ホワイトバランス調整済みの撮像画像G10,G20となる。このとき、撮像画像G10,G20における継ぎ目Jに対応する部分のホワイトバランス値は、それぞれWB3となる。
ステップS8において、合成手段60は、ステップS7で調整された撮像画像G10,G20同士を、継ぎ目Jを境界にして合成する。
このようにして、元画像のホワイトバランスW1,W2間に差がある複数の撮像画像G1,G2から、継ぎ目Jの目立たない全天球画像GGをステップS9において得ることができる。
以上、説明したとおり、本実施形態の画像処理装置1は、複数の撮像系16,17により撮像された複数の撮像画像G1,G2を取得する取得手段20と、取得手段20により取得された複数の撮像画像G1,G2におけるホワイトバランスWB1,WB2をそれぞれ算出するホワイトバランス算出手段30と、ホワイトバランス算出手段30により算出されたホワイトバランスWB1,WB2にそれぞれ補正を施す補正手段40と、補正手段40により補正されたホワイトバランスWB10,WB20に基づいて、複数の撮像画像G1,G2をそれぞれ調整する調整手段50と、調整手段50により調整された複数の撮像画像G10,G20同士を合成することで、全天球画像GGを生成する合成手段60と、を備え、補正手段40は、複数の撮像画像G1,G2同士の継ぎ目JのホワイトバランスWB3を設定する設定手段41と、補間関数fxにより、ホワイトバランス算出手段30により算出されたホワイトバランスWB1,WB2と、設定手段41により設定された継ぎ目JのホワイトバランスWB3との間の補間値FW1,FW2をそれぞれ算出する補間値算出手段42と、を有し、補間値算出手段42により算出された補間値FW1,FW2に基づいて、複数の撮像画像G1,G2におけるホワイトバランスWB1,WB2をそれぞれ連続的に変化させ、前記ホワイトバランスWB1,WB2に補正を施し、調整手段50は、補正手段40により補正されたホワイトバランスWB10,WB20に加え、ホワイトバランス算出手段30により算出されたそれぞれのホワイトバランスWB1,WB2と、継ぎ目JのホワイトバランスWB3と、に基づいて、複数の撮像画像G1,G2をそれぞれ調整するものである。
これにより、調整された撮像画像G10,G20における継ぎ目Jに対応する部分のホワイトバランスが等しくなる(一致する)から、撮像された複数の撮像画像G1,G2を合成し、全天球画像GGを生成する際に、継ぎ目Jで生じる色味の違いを軽減させることができる。
実施形態では、継ぎ目Jに設定するホワイトバランスWB3は、対応するホワイトバランスWB1,WB2同士の間に含まれる値である。これにより、撮像画像G1,G2におけるホワイトバランスWB1,WB2が、平均的に補正される。ただし、継ぎ目Jに設定するホワイトバランスWB3は、対応するホワイトバランスWB1,WB2同士の平均値でもよく、また、被写体や撮像環境に応じて、撮像画像G1,G2の一方におけるホワイトバランスWB1,WB2に近くてもよい。
実施形態では、補正手段40は、補間値算出手段42により算出された補間値FWに基づいて、複数の撮像画像G1,G2のうち一の画像において、画像の所定位置、例えば中心(光軸C1,C2)から高像高側(画像端)へとホワイトバランスWB10を連続的に変化させる。これにより、調整された撮像画像G10,G20を、より自然で滑らかな画像にすることができる。
実施形態において、補間関数fxに線形補間を採用することで、補間値FW1,FW2の算出速度を早くすることができ、撮像画像G1,G2の画像調整を早く行うことができる。また、補間関数fxにスプライン補間を採用することで、ホワイトバランスWB10,WB20を、より自然で滑らかなホワイトバランスとすることができ、調整された撮像画像G10,G20を、より自然で滑らかな画像にすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明に係る画像処理装置、画像処理方法及びプログラムは、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変化が可能である。
(変形例)
上記実施形態では、補正手段40は、撮像画像G1,G2におけるホワイトバランスWB1,WB2をそれぞれ補正したが、補正手段40は、複数の撮像画像G1,G2のうち少なくとも1つに対して、つまり、一方のみ、例えば、撮像画像G2におけるホワイトバランスWB2のみを補正してもよい。更に言い換えると、継ぎ目JのホワイトバランスWB3に、撮像画像G1における継ぎ目Jに対応する部分におけるホワイトバランス値を採用し、撮像画像G2におけるホワイトバランスWB2と、設定手段41により設定されたホワイトバランスWB3との間の補間値FW2を算出してもよい。そして、算出された補間値FW2に基づいて、撮像画像G2におけるホワイトバランスWB2を連続的に変化させてもよい。
また、撮像画像G1,G2では、色味(ホワイトバランスWB1,WB2)以外に、明るさ(例えば、露出AE)が異なることがある。そこで、明るさの違いを軽減又は無くすように、画像処理を行ってもよい。露出AEは、絞り値(F値)と露光時間(シャッター速度)によって決まる度合いを意味するもので、度合いの大きさである露出値が単位「EV」で表現されるものである。この場合も同様にして、複数の撮像画像G1,G2同士の継ぎ目Jの露出として、同じ値又は継ぎ目Jに対応する部分の露出同士の間の値などを設定すればよい。詳述すると、露出値算出手段は、撮像画像G1,G2における露出値をそれぞれ算出し、補正手段40の露出値設定手段は、複数の撮像画像G1,G2同士の継ぎ目Jの露出値を設定する。補正手段40の露出補間値算出手段は、補間関数fxにより、露出値算出手段により算出された露出値と、露出値設定手段により設定された露出値との間の露出補間値をそれぞれ算出する。補正手段40は、算出された露出補間値に基づいて、撮像画像G1,G2における露出値をそれぞれ連続的に変化させる。
上記実施形態では、撮像画像G1,G2は、2つであったが、3つ以上の複数の撮像画像G1,G2・・・であってもよく、この場合、2つずつ画像処理をして合成すればよい。
上記実施形態では、画像処理装置1は、撮像装置10と本体装置100とが分離可能なセパレート型であったが、撮像装置10と本体装置100とが分離不能な一体型であってもよい。
また、以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲のとおりである。
<請求項1>
複数の撮像系により撮像された複数の撮像画像を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記複数の撮像画像におけるホワイトバランスをそれぞれ算出するホワイトバランス算出手段と、
前記ホワイトバランス算出手段により算出された前記ホワイトバランスにそれぞれ補正を施す補正手段と、
前記補正手段により補正されたホワイトバランスに基づいて、前記複数の撮像画像をそれぞれ調整する調整手段と、
前記調整手段により調整された前記複数の撮像画像同士を合成することで、全天球画像を生成する合成手段と、を備え、
前記補正手段は、
前記複数の撮像画像同士の継ぎ目のホワイトバランスを設定する設定手段と、
補間関数により、前記ホワイトバランス算出手段により算出されたそれぞれの前記ホワイトバランスと、前記設定手段により設定された前記継ぎ目のホワイトバランスとの間の補間値をそれぞれ算出する補間値算出手段と、
を有し、
前記補間値算出手段により算出された前記補間値に基づいて、前記複数の撮像画像における前記ホワイトバランスをそれぞれ連続的に変化させ、前記ホワイトバランスに補正を施し、
前記調整手段は、
前記補正手段により補正されたホワイトバランスに加え、前記ホワイトバランス算出手段により算出されたそれぞれの前記ホワイトバランスと、前記継ぎ目のホワイトバランスとに基づいて、前記複数の撮像画像をそれぞれ調整する
ことを特徴とする画像処理装置。
<請求項2>
前記設定手段により設定される前記継ぎ目のホワイトバランスは、前記ホワイトバランス算出手段により算出された前記ホワイトバランス同士の間の値である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
<請求項3>
前記補正手段は、取得された前記複数の撮像画像のうち少なくとも1つの前記撮像画像に対して、前記ホワイトバランス算出手段により算出された前記ホワイトバランスに補正を施す
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
<請求項4>
前記補正手段は、前記補間値算出手段により算出された前記補間値に基づいて、前記複数の撮像画像のうち少なくとも1つの前記撮像画像における前記ホワイトバランスを、画像の所定位置から画像端へと連続的に変化させる
ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
<請求項5>
前記補間値算出手段は、前記補間関数として線形補間又はスプライン補間を含む
ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
<請求項6>
前記複数の撮像画像における露出値をそれぞれ算出する露出値算出手段を備え、
前記補正手段は、
前記複数の撮像画像同士の継ぎ目の露出値を設定する露出値設定手段と、
前記補間関数により、前記露出値算出手段により算出されたそれぞれの前記露出値と、前記露出値設定手段により設定された前記露出値との間の露出補間値をそれぞれ算出する露出補間値算出手段と、
を有し、
前記露出補間値算出手段により算出された前記露出補間値に基づいて、前記露出値算出手段により算出された前記露出値をそれぞれ連続的に変化させる
ことを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
<請求項7>
画像処理装置の画像処理方法であって、
複数の撮像系により撮像された複数の撮像画像を取得する画像取得ステップと、
取得された前記複数の撮像画像におけるホワイトバランスをそれぞれ算出するホワイトバランス算出ステップと、
前記複数の撮像画像同士の継ぎ目のホワイトバランスを設定するホワイトバランス設定ステップと、
補間関数により、算出されたそれぞれの前記ホワイトバランスと、設定された前記継ぎ目のホワイトバランスとの間の補間値をそれぞれ算出する補間値算出ステップと、
算出された前記補間値に基づいて、前記複数の撮像画像における前記ホワイトバランスを連続的に変化させ、前記ホワイトバランスにそれぞれ補正を施すホワイトバランス補正ステップと、
補正された前記ホワイトバランスに基づいて、前記複数の撮像画像をそれぞれ調整する画像調整ステップと、
調整された前記複数の撮像画像同士を合成することで、全天球画像を生成する画像生成ステップと、を含み、
前記画像調整ステップは、
補正された前記ホワイトバランスに加え、前記ホワイトバランス算出ステップにより算出されたそれぞれの前記ホワイトバランスと、前記継ぎ目のホワイトバランスとに基づいて、前記複数の撮像画像をそれぞれ調整する
ことを特徴とする画像処理装置の画像処理方法。
<請求項8>
画像処理装置の画像処理用プログラムであって、
コンピュータに、
複数の撮像系により撮像された複数の撮像画像を取得する画像取得機能と、
取得された前記複数の撮像画像におけるホワイトバランスをそれぞれ算出するホワイトバランス算出機能と、
前記複数の撮像画像同士の継ぎ目のホワイトバランスを設定するホワイトバランス設定機能と、
補間関数により、算出されたそれぞれの前記ホワイトバランスと、設定された前記継ぎ目のホワイトバランスとの間の補間値をそれぞれ算出する補間値算出機能と、
算出された前記補間値に基づいて、前記複数の撮像画像における前記ホワイトバランスを連続的に変化させ、前記ホワイトバランスにそれぞれ補正を施すホワイトバランス補正機能と、
補正された前記ホワイトバランスに基づいて、前記複数の撮像画像をそれぞれ調整する画像調整機能と、
調整された前記複数の撮像画像同士を合成することで、全天球画像を生成する画像生成機能と、を実現させ、
前記画像調整機能は、
補正された前記ホワイトバランスに加え、前記ホワイトバランス算出機能により算出されたそれぞれの前記ホワイトバランスと、前記継ぎ目のホワイトバランスとに基づいて、前記複数の撮像画像をそれぞれ調整する
ことを特徴とするプログラム。
1 画像処理装置
10 撮像装置、16 第1撮像部(撮像系),17 第2撮像部(撮像系)
100 本体装置
20 取得手段
30 ホワイトバランス算出手段
40 補正手段、41 設定手段、42 補間値算出手段
50 調整手段
60 合成手段
Gn 撮像画像、GG 全天球画像
Cn 光軸
J 継ぎ目
WBn ホワイトバランス
FWn 補間値、fx 補間関数

Claims (7)

  1. 複数の撮像系により撮像された複数の撮像画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記複数の撮像画像におけるホワイトバランスをそれぞれ算出するホワイトバランス算出手段と、
    前記ホワイトバランス算出手段により算出された前記ホワイトバランスにそれぞれ補正を施す補正手段と、
    前記補正手段により補正されたホワイトバランスに基づいて、前記複数の撮像画像をそれぞれ調整する調整手段と、
    前記調整手段により調整された前記複数の撮像画像同士を合成することで、全天球画像を生成する合成手段と、を備え、
    前記補正手段は、
    前記複数の撮像画像同士の継ぎ目のホワイトバランスを設定する設定手段と、
    補間関数により、前記ホワイトバランス算出手段により算出されたそれぞれの前記ホワイトバランスと、前記設定手段により設定された前記継ぎ目のホワイトバランスとの間の補間値をそれぞれ算出する補間値算出手段と、
    を有し、
    前記補間値算出手段により算出された前記補間値に基づいて、前記複数の撮像画像における前記ホワイトバランスをそれぞれ連続的に変化させ、前記ホワイトバランスに補正を施し、
    前記調整手段は、
    前記補正手段により補正されたホワイトバランスに加え、前記ホワイトバランス算出手段により算出されたそれぞれの前記ホワイトバランスと、前記継ぎ目のホワイトバランスとに基づいて、前記複数の撮像画像のそれぞれにおける前記ホワイトバランスを、前記複数の撮像画像のそれぞれにおいて撮像範囲の中心、特定の被写体の中心、又は、輝度の高い点の少なくとも何れかの位置から画像端へと連続的に変化させるように調整する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記設定手段により設定される前記継ぎ目のホワイトバランスは、前記ホワイトバランス算出手段により算出された前記ホワイトバランス同士の間の値である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記補正手段は、取得された前記複数の撮像画像に対して、前記ホワイトバランス算出手段により算出された前記ホワイトバランスに補正を施すことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記補間値算出手段は、前記補間関数として線形補間又はスプライン補間を含む
    ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記複数の撮像画像における露出値をそれぞれ算出する露出値算出手段を備え、
    前記補正手段は、
    前記複数の撮像画像同士の継ぎ目の露出値を設定する露出値設定手段と、
    前記補間関数により、前記露出値算出手段により算出されたそれぞれの前記露出値と、
    前記露出値設定手段により設定された前記露出値との間の露出補間値をそれぞれ算出する露出補間値算出手段と、
    を有し、
    前記露出補間値算出手段により算出された前記露出補間値に基づいて、前記露出値算出手段により算出された前記露出値をそれぞれ連続的に変化させる
    ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 複数の撮像系により撮像された複数の撮像画像を取得する画像取得ステップと、
    取得された前記複数の撮像画像におけるホワイトバランスをそれぞれ算出するホワイトバランス算出ステップと、
    前記複数の撮像画像同士の継ぎ目のホワイトバランスを設定するホワイトバランス設定ステップと、
    補間関数により、算出されたそれぞれの前記ホワイトバランスと、設定された前記継ぎ目のホワイトバランスとの間の補間値をそれぞれ算出する補間値算出ステップと、
    算出された前記補間値に基づいて、前記複数の撮像画像における前記ホワイトバランスを連続的に変化させ、前記ホワイトバランスにそれぞれ補正を施すホワイトバランス補正ステップと、
    補正された前記ホワイトバランスに基づいて、前記複数の撮像画像をそれぞれ調整する画像調整ステップと、
    調整された前記複数の撮像画像同士を合成することで、全天球画像を生成する画像生成ステップと、を含み、
    前記画像調整ステップは、
    補正された前記ホワイトバランスに加え、前記ホワイトバランス算出ステップにより算出されたそれぞれの前記ホワイトバランスと、前記継ぎ目のホワイトバランスとに基づいて、前記複数の撮像画像のそれぞれにおける前記ホワイトバランスを、前記複数の撮像画像のそれぞれにおいて撮像範囲の中心、特定の被写体の中心、又は、輝度の高い点の少なくとも何れかの位置から画像端へと連続的に変化させるように調整する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  7. 画像処理装置が備えるコンピュータに、
    複数の撮像系により撮像された複数の撮像画像を取得する画像取得機能、
    取得された前記複数の撮像画像におけるホワイトバランスをそれぞれ算出するホワイトバランス算出機能、
    前記複数の撮像画像同士の継ぎ目のホワイトバランスを設定するホワイトバランス設定機能、
    補間関数により、算出されたそれぞれの前記ホワイトバランスと、設定された前記継ぎ目のホワイトバランスとの間の補間値をそれぞれ算出する補間値算出機能、
    算出された前記補間値に基づいて、前記複数の撮像画像における前記ホワイトバランスを連続的に変化させ、前記ホワイトバランスにそれぞれ補正を施すホワイトバランス補正機能、
    補正された前記ホワイトバランスに基づいて、前記複数の撮像画像をそれぞれ調整する画像調整機能、
    調整された前記複数の撮像画像同士を合成することで、全天球画像を生成する画像生成機能、を実現させ、
    前記画像調整機能は、
    補正された前記ホワイトバランスに加え、前記ホワイトバランス算出機能により算出されたそれぞれの前記ホワイトバランスと、前記継ぎ目のホワイトバランスとに基づいて、前記複数の撮像画像のそれぞれにおける前記ホワイトバランスを、前記複数の撮像画像のそれぞれにおいて撮像範囲の中心、特定の被写体の中心、又は、輝度の高い点の少なくとも何れかの位置から画像端へと連続的に変化させるように調整する
    ことを特徴とするプログラム。
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