JP6953261B2 - 電気接続箱及びワイヤハーネス - Google Patents

電気接続箱及びワイヤハーネス Download PDF

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Description

本発明は、電気接続箱及びワイヤハーネスに関する。
従来、自動車等の車両に搭載され、ヒューズ、リレー等の電子部品や、電子部品に電気的に接続されるワイヤハーネスを集約して内部に収容する電気接続箱(ジャンクションボックス、ヒューズボックス、リレーボックス等とも呼ばれる)が知られている。
従来の電気接続箱は、例えば電気接続箱本体と、ロアカバーと、アッパーカバーとで構成される(例えば特許文献1参照)。電気接続箱本体は、上述した電子部品やワイヤハーネスを収容する。ロアカバーは、電気接続箱本体の下方側端部に設けられた開口を閉塞する樹脂製の蓋体である。アッパーカバーは、電気接続箱本体の上方側端部に設けられた開口を閉塞する樹脂製の蓋体である。
特開2016−208561号公報
従来の電気接続箱では、例えば組立工程での作業として、ロアカバーが組み付けられた電気接続箱本体に対して、アッパーカバーを組み付ける作業が必要であることから、アッパーカバーと電気接続箱本体との嵌合性が要求される。
本発明は、蓋体の撓みを抑制して嵌合性を向上させることができる電気接続箱及びワイヤハーネスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電気接続箱は、少なくとも1つの電子部品を収容する収容空間部、及び、外部と前記収容空間部とを連通する開口部を有する筐体と、外力による弾性変形が可能であり、かつ前記筐体の着脱方向から前記開口部を閉塞する蓋体と、を備え、前記蓋体は、天板部と、前記天板部の外周から前記筐体に向けて立設され、かつ前記筐体の脱方向側端部の外周に当接する側辺部と、で構成され、前記側辺部は、互いに対向する位置にあって、前記筐体の外周に形成された被係止部に係止される係止部が設けられた一組の係止側辺部を有し、一組の前記係止側辺部の対向方向と交差する方向に対向する一組の側辺部のうち、少なくとも一方の側辺部の板厚が、少なくとも前記係止側辺部の板厚より厚くなっている、ことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、上述した電気接続箱と、前記電気接続箱に収容される少なくとも1つの電子部品と、前記電子部品に電気的に接続される少なくとも1本の配索材と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る電気接続箱及びワイヤハーネスによれば、蓋体の撓みを抑制して嵌合性を向上させることができる、という効果を奏する。
図1は、第1実施形態に係る電気接続箱の概略構成を示す斜視図である。 図2は、第1実施形態に係る電気接続箱の概略構成を示す分解斜視図である。 図3は、第1実施形態に係る電気接続箱を構成するアッパーカバーの平面図である。 図4は、第1実施形態に係る電気接続箱の部分断面図である。 図5は、第1実施形態に係る電気接続箱の部分断面図である。 図6は、第2実施形態に係る電気接続箱の概略構成を示す斜視図である。 図7は、第2実施形態に係る電気接続箱の概略構成を示す要部拡大斜視図である。 図8は、第2実施形態に係る電気接続箱の概略構成を示す要部拡大斜視図である。 図9は、第2実施形態に係る電気接続箱の部分断面斜視図である。
以下に、本発明に係る電気接続箱及びワイヤハーネスの実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、下記の実施形態における構成要素は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る電気接続箱の概略構成を示す斜視図である。図2は、第1実施形態に係る電気接続箱の概略構成を示す分解斜視図である。図3は、第1実施形態に係る電気接続箱を構成するアッパーカバーの平面図である。図4は、第1実施形態に係る電気接続箱の要部の部分断面図である。図5は、第1実施形態に係る電気接続箱の要部の部分断面図である。なお、図3は、アッパーカバーの開口部を正面視した図である。図4は、図1のA−Aにおける部分断面図であり、アッパーカバーと電気接続箱本体との断面の部分拡大図である。図5は、アッパーカバーと電気接続箱本体との断面の部分拡大図である。また、以下の説明では、図示のX方向、Y方向、及びZ方向は、互いに直交(交差)する。例えば、電気接続箱が車両に搭載され当該車両が水平面に位置する状態では、X方向を「幅方向」と呼び、Y方向を「奥行方向」と呼び、Z方向を「上下方向」と呼ぶ。典型的には、幅方向及び奥行方向は水平方向に沿い、上下方向は鉛直方向に沿う。また、ここでは、幅方向は、筐体に対するアッパーカバーの「着脱方向」に相当し、X1方向を脱方向、X2方向を着方向とする。奥行方向は、アッパーカバーの「短辺方向」に相当する。上下方向は、アッパーカバーの「長辺方向」に相当する。以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、各部が相互に組み付けられ、電気接続箱が車両に搭載された状態での方向として説明する。
図1、図2に示す本実施形態に係る電気接続箱1は、自動車等の車両に搭載され、ワイヤハーネスWHに組み込まれるものである。ワイヤハーネスWHは、例えば、車両に搭載される各装置間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の配索材Wを束にして集合部品とし、コネクタ等で複数の配索材Wを各装置に接続するようにしたものである。ワイヤハーネスWHは、導電性の配索材Wと、配索材Wに電気的に接続される電気接続箱1とを備える。配索材Wは、例えば、金属棒、電線、電線束等によって構成される。金属棒は、導電性の棒状部材の外側を絶縁性の被覆部によって覆ったものである。電線は、複数の導電性の金属素線からなる導体部(芯線)の外側を絶縁性の被覆部によって覆ったものである。電線束は、当該電線を束ねたものである。ワイヤハーネスWHは、複数の配索材Wを束ねて集約すると共に、束ねられた配索材Wの端末に設けられた端子やコネクタ等を介して電気接続箱1が電気的に接続される。ワイヤハーネスWHは、この他、さらに、グロメット、プロテクタ、固定具等を含んで構成されてもよい。
電気接続箱1は、コネクタ、ヒューズ、リレー、コンデンサ、分岐部、電子制御ユニット等の電子部品6を集約して内部に収容するものである。電気接続箱1は、例えば、車両のエンジンルームや車両室内に設置される。電気接続箱1は、配索材W等を介して、バッテリ等の電源と、車両内に搭載される各種電子機器との間に接続されている。電気接続箱1は、電源から供給された電力を車両内に搭載される各種電子機器に分配する。電気接続箱1は、ジャンクションボックス、ヒューズボックス、リレーボックスなどとも呼ばれる場合があるが、本実施形態ではこれらを総称して電気接続箱と呼ぶ。以下、各図を参照して電気接続箱1の構成について詳細に説明する。
本実施形態の電気接続箱1は、図1、図2に示すように、筐体2と、アッパーカバー3とを備える。電気接続箱1を構成する各部は、例えば、絶縁性の合成樹脂によって成型される。電気接続箱1は、筐体2と、アッパーカバー3とが組み合わさって箱状に形成される。
筐体2は、1つまたは複数の電子部品6を収容するものである。筐体2は、絶縁性の合成樹脂によって箱型形状に形成されたものであり、主に、収容空間部7と、開口部41とを有する。収容空間部7は、1つまたは複数の電子部品6を収容する。本実施形態における収容空間部7は、例えば2つのブロックに分割されているが、これに限定されるものではない。開口部41は、電気接続箱1の外部と収容空間部7とを連通する。
筐体2は、電気接続箱本体4と、ロアカバー5とを含んで構成される。電気接続箱本体4は、主に、収容空間部7および開口部41を形成する。電気接続箱本体4は、多角形筒状(略矩形筒状を含む。以下同様)の本体側壁部4aによって中空状の収容空間部7が形成される。電気接続箱本体4は、本体側壁部4aの着脱方向の両端にそれぞれ開口部41が形成される。ロアカバー5は、着脱方向における着方向側の開口部41を閉塞する蓋体である。ロアカバー5は、多角形筒状の側壁部5aと、電気接続箱本体4の着方向側の開口部41と対向する内底部5bとによって中空状に形成される。ロアカバー5は、着方向側の開口部41に対して、開口部51を着脱方向に対向させた状態で、複数の係止部52により電気接続箱本体4に係止される。電気接続箱本体4とロアカバー5とは、互いに組み付けられた状態で、挿通孔43を形成する。挿通孔43は、電気接続箱本体4に組み付けられた配索材Wが挿通される部分である。
アッパーカバー3は、電気接続箱本体4の脱方向側の開口部41を閉塞する蓋体である。アッパーカバー3は、電機接続箱本体4に対して組み付けた状態において、開口部33を、電機接続箱本体4の開口部41と着脱方向に対向させた状態で、アッパーカバー3の複数の係止部34により電気接続箱本体4の被係止部42に係止される。アッパーカバー3は、外力による弾性変形が可能で、絶縁性を有する合成樹脂によってトレイ形状に形成されたものである。この外力には、例えばアッパーカバー3を筐体2に着脱する際の作業者等の操作力が含まれる。アッパーカバー3は、平板状で開口部41の形状と同形の矩形を基準とする多角形に形成された天板部31と、多角形筒状の側辺部32と、側辺部32により形成される開口部33とを含んで構成される。
側辺部32は、天板部31の外周から筐体2側に向けて立設され、かつ筐体2の脱方向側端部の外周に当接する。側辺部32は、図3に示すように、多角形の辺ごとに分割された複数の小側辺部32a,32b,32c,32d,32e,32fで構成される。各小側辺部32a〜32fは、直線状(または略直線状)に形成され、互いに連結されている。本実施形態における側辺部32は、複数の小側辺部32a〜32fのうち、互いに対向する位置にある一組の小側辺部32b,32eのそれぞれに1または複数の係止部34が設けられている。一方、一組の小側辺部32b,32eの対向方向と交差する方向に対向する一組の小側辺部32a,32cには係止部34が設けられていない。以下、係止部34が設けられた小側辺部32b,32eを係止側辺部とも呼ぶ。各係止部34は、筐体2の外周に形成された各被係止部42を係止する。係止部34は、小側辺部32bのZ方向(上下方向)に沿って2つ設けられており、小側辺部32eのZ方向に沿って1つ設けられている。
側辺部32は、図1、図2に示すように、周方向全体に亘って段付き形状となっている。各小側辺部32a〜32fは、各外側小側辺部32a1〜32f1と、各内側小側辺部32a2〜32f2とで構成される。例えば、図4に示す小側辺部32aは、外側小側辺部32a1と、内側小側辺部32a2とで構成される。図5に示す小側辺部32bは、外側小側辺部32b1と、内側小側辺部32b2とで構成され、小側辺部32eは、外側小側辺部32e1と、内側小側辺部32e2とで構成される。外側小側辺部32a1〜32f1は、筐体2の脱方向側端部の外周に当接する部分である。内側小側辺部32a2〜32f2は、外側小側辺部32a1〜32f1と天板部31とを連結する部分である。本実施形態における側辺部32は、一組の小側辺部32a,32cのうち、一方の小側辺部32aの板厚a1が、係止側辺部である小側辺部32b,32eの板厚b1より厚くなっている。本実施形態における板厚a1は、外側小側辺部32a1のZ方向(上下方向)の厚みであり、板厚b1は、外側小側辺部32b1,32e1のY方向(奥行方向)の厚みである。
次に、本実施形態に係る電気接続箱1及びワイヤハーネスWHの組み立て手順について説明する。なお、電気接続箱1及びワイヤハーネスWHの組み立て手順としては、以下に説明するものに限らず、組み立て後において図1に示す電気接続箱1およびワイヤハーネスWHが構成されていればよいため、以下に示す各手順が適宜に前後してもよい。
まず、作業者は、電気接続箱本体4の収容空間部7に収容するサブブロック(不図示)に配索材Wをそれぞれ組み付け、サブハーネスを作製する。次に、作業者は、電気接続箱本体4の着方向側から上記サブハーネスごと上記サブブロックを収容空間部7に挿入し、電気接続箱本体4と嵌合して固定させる。次に、作業者は、サブハーネスの束に結束バンド(不図示)を巻きつけて結束し、結束バンドを覆うようにテープ(不図示)を巻き回して、配索材Wをまとめる。このとき、配索材Wが電気接続箱本体4の挿通孔43に位置している。次に、作業者は、電気接続箱本体4の脱方向側から各サブブロックに対し電子部品6を搭載し、電子部品6と配索材Wとを電気的に接続する。次に、作業者は、ロアカバー5を電気接続箱本体4の着方向側に位置させ、ロアカバー5を、電気接続箱本体4に対し着方向側から脱方向側に向かって挿入する。このとき、電気接続箱本体4とロアカバー5とにより挿通孔43が形成され、配索材Wが当該挿通孔43に挿入された状態となる。次に、作業者は、アッパーカバー3を電気接続箱本体4の脱方向側に位置させ、アッパーカバー3を、電気接続箱本体4に対し脱方向側から着方向側に向かって装着し、電気接続箱1及びワイヤハーネスWHの組立てを完了する。
以上のように、本実施形態に係る電気接続箱1は、アッパーカバー3の側辺部32が、互いに対向する位置にあって、係止部34が設けられた一組の小側辺部32b,32eを有する。これにより、筐体2にアッパーカバー3を装着する際に、例えば作業者等が手で一方の小側辺部32bの各係止部34を筐体2側の一方の各被係止部42に係止させつつ、他方の小側辺部32eの係止部34を他方の被係止部42に係止させることができる。また、本実施形態に係る電気接続箱1は、一組の小側辺部32b,32eの対向方向と交差する方向に対向する一組の小側辺部32a,32cのうち、一方の小側辺部32aの板厚a1が、小側辺部32b,32eの板厚b1より厚くなっている。これにより、例えば、筐体2にアッパーカバー3を装着する際に、作業者等の操作力によるアッパーカバー3のX方向(奥行方向)の撓みを抑制し、アッパーカバー3と筐体2との嵌合性を向上させることができる。具体的には、例えば、アッパーカバー3が図3の矢印の方向に撓むことにより一組の小側辺部32b,32eの着方向側端部が本体側壁部4aの脱方向側端部に当接して、係止部34が被係止部42に係止しづらくなることを抑制することが可能となる。
また、本実施形態に係るワイヤハーネスWHは、電気接続箱1と、電気接続箱1に収容される少なくとも1つの電子部品6と、電子部品6に電気的に接続される少なくとも1本の配索材Wとを備える。これにより、上記電気接続箱1の効果と同様の効果を得ることが可能となる。
なお、上記第1実施形態では、筐体2は、電気接続箱本体4とロアカバー5とが別体で構成されているが、これに限定されるものではなく、一体で構成されていてもよい。
また、上記第1実施形態では、側辺部32は、一組の小側辺部32a,32cのうち、一方の小側辺部32aの板厚a1が、係止側辺部である小側辺部32b,32eの板厚b1より厚くなっている構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、他方の小側辺部32cの板厚a1が板厚b1より厚くなっていてもよいし、小側辺部32a,32cの両方の板厚a1が板厚b1より厚くなっていてもよい。
また、側辺部32は、小側辺部32aの板厚a1が、小側辺部32b,32eの板厚b1よりも厚くなっている構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、小側辺部32aの板厚a1は、複数の小側辺部32a〜32fのうち、当該小側辺部32aを除く小側辺部32b〜32fの各板厚b1よりも厚くなっている構成であってもよい。
また、側辺部32は、小側辺部32aの板厚a1が、小側辺部32b,32eの板厚b1よりも厚くなっている構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、小側辺部32aの板厚a1,a2が、各小側辺部32b,32eの板厚b1,b2よりも厚くなっている構成であってもよい。ここで、小側辺部32aの板厚a2は、内側小側辺部32a2のZ方向の厚みであり、各小側辺部32b,32eの板厚b2は、各内側小側辺部32b2,32e2の板厚b2である。板厚a1と板厚a2とは、a1≧a2が好ましいが、これに限定されるものではない。
また、側辺部32は、図4に示すように、外側小側辺部32a1が平板状に形成され一定の板厚a1を有する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、外側小側辺部32a1がX1方向からX2方向に向けて厚みが増すようにテーパー状に形成されていてもよい。この場合、板厚b1の比較対象となる板厚a1は、例えば外側小側辺部32a1における最小値であることが好ましい。
また、側辺部32は、板厚a1を有する一組の小側辺部32a,32cのうち、一方の長さが長く、他方の長さが短い場合には、長さが短い方の小側辺部の板厚a1を板厚b1より厚くするようにしてもよい。
また、側辺部32は、周方向全体に亘って段付き形状となっているが、これに限定されるものではなく、段付き形状となっていないものであってもよい。
[第2実施形態]
図6は、第2実施形態に係る電気接続箱の概略構成を示す斜視図である。図7は、第2実施形態に係る電気接続箱の概略構成を示す要部拡大斜視図である。図8は、第2実施形態に係る電気接続箱の概略構成を示す要部拡大斜視図である。図9は、第2実施形態に係る電気接続箱の部分断面斜視図である。なお、図6は、図1の電気接続箱1をZ方向から見た図である。図7は、図2の電気接続箱本体4の内部壁面を部分的に拡大したものである。図8は、図7の内部壁面にクランプで固定される電線を部分的に拡大したものである。図9は、電気接続箱1における挿通孔の部分断面を示す。
第2実施形態に係る電気接続箱1は、電気接続箱本体4の内側壁面44に設けられた貫通孔45に挿入されるクランプ60を有し、クランプ60が挿通孔43から外部に配索される配索材Wを固定するものである。
電気接続箱本体4は、挿通孔43の一部を構成する第1半筒部43aに連結された内側壁面44に貫通孔45を有する。貫通孔45は、例えば、図7に示すように、楕円形状に形成されるが、これに限定されるものではない。貫通孔45は、クランプ60を内側壁面44に固定するものである。クランプ60は、樹脂製の固定部材であり、円環状に形成された帯部60aで配索材Wを外周から固定するものである。挿通孔43は、電気接続箱本体4に設けられた第1半筒部43aと、ロアカバー5に設けられた第2半筒部43bとで構成され、電気接続箱本体4にロアカバー5が装着された状態で配索材Wが挿通する貫通孔を成すものである。
次に、本実施形態に係る電気接続箱1及びワイヤハーネスWHの組み立て手順について説明する。なお、上記第1実施形態で説明した内容と異なる点についてのみ説明する。
作業者は、電気接続箱本体4の収容空間部7に収容するサブブロック(不図示)を収容空間部7に挿入し、電気接続箱本体4と嵌合して固定させた後、貫通孔45にクランプ60を挿入して固定し、サブハーネスの束を結束バンドを巻きつけて結束するか、またはテープを巻回して、配索材Wをまとめる。次に、配索材Wをクランプ60で固定した後に、サブブロックに電子部品6を搭載し、電子部品6と配索材Wとを電気的に接続する。次に、作業者は、電気接続箱本体4に対してロアカバー5を装着する。このとき、電気接続箱本体4とロアカバー5とにより挿通孔43が形成され、配索材Wが当該挿通孔43に挿入された状態となる。
以上のように、本実施形態に係る電気接続箱1は、電気接続箱本体4の内側壁面44に設けられた貫通孔45に挿入されるクランプ60を有し、クランプ60が挿通孔43から外部に配索される配索材Wを固定する。配索材Wが電気接続箱本体4に固定されるので、電気接続箱本体4に対してロアカバー5を装着する際に、配索材Wの挟み込みや脱落を抑制することができ、電気接続箱1の組み立て作業性を向上させることができる。また、電気接続箱本体4に貫通孔45が設けられているが、貫通孔45にクランプ60が挿入されることで孔が塞がり、電気接続箱1内への水の侵入を抑制することが可能となる。
1 電気接続箱
2 筐体
3 アッパーカバー
4 電気接続箱本体
4a 本体側壁部
5 ロアカバー
5a 側壁部
5b 内底部
6 電子部品
7 収容空間部
31 天板部
32 側辺部
32a,32b,32c,32d,32e,32f 小側辺部
32a1,32b1,32e1,32f1 外側小側辺部
32a2,32b2,32e2,32f2 内側小側辺部
33 開口部
34 係止部
41 開口部
42 被係止部
43 挿通孔
44 内側壁面
45 貫通孔
51 開口部
52 係止部
WH ワイヤハーネス
W 配索材

Claims (2)

  1. 少なくとも1つの電子部品を収容する収容空間部、及び、外部と前記収容空間部とを連通する開口部を有する筐体と、
    外力による弾性変形が可能であり、かつ前記筐体の着脱方向から前記開口部を閉塞する蓋体と、
    を備え、
    前記蓋体は、
    天板部と、
    前記天板部の外周から前記筐体に向けて立設され、かつ前記筐体の脱方向側端部の外周に当接する側辺部と、
    で構成され、
    前記側辺部は、
    互いに対向する位置にあって、前記筐体の外周に形成された被係止部に係止される係止部が設けられた一組の係止側辺部を有し、
    一組の前記係止側辺部の対向方向と交差する方向に対向する一組の側辺部のうち、少なくとも一方の側辺部の板厚が、少なくとも前記係止側辺部の板厚より厚くなっている、
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 請求項1に記載の電気接続箱と、
    前記電気接続箱に収容される少なくとも1つの電子部品と、
    前記電子部品に電気的に接続される少なくとも1本の配索材と、
    を備えることを特徴とするワイヤハーネス。
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