JP4672625B2 - 計器類の収容ボックス - Google Patents

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Description

本発明は、被固定物に固定されるボックス本体と、当該ボックス本体にヒンジ連結されて、その開口を閉塞する蓋体とから成る計器類の収容ボックスに関するものである。
例えば、建築中の住宅、工事現場内に給電ケーブルを引き込むには、図1に示されるように、その敷地内に架設電源用ポールPを立設し、中空状をした当該ポールP内に給電ケーブルを挿通して、当該ポールPにポールバンドを介して電力計等の計器類を収容したボックスを取付けている。
従来の収容ボックスとしては、特許文献1に開示のものが知られており、この収容ボックスは、被固定物に固定されるボックス本体と、当該ボックス本体の開口を閉塞すべく前記ボックス本体にヒンジ連結される蓋体とから成り、蓋体に設けられた係合突起体が、ボックス本体の開口の外側に形成された切欠き状の被突起体に係合して、蓋体によるボックス本体の開口の閉塞を維持する構成となっている。このため、ボックス本体における被係合部が形成された側壁にボール(球)が当たる等して外力が加わると、ボックス本体の側壁の開口端が内方に撓み変形して前記係合が解除され、蓋体が開いてしまう不具合が発生していた。また、上記した収容ボックスは、屋外に露出配置されているため、ボックス本体の側壁が太陽熱により内方に撓み変形されることが原因で、前記係合が解除されることもあった。
特開2004−69632号公報
本発明は、ボックス本体の側壁に外力が加わったり、或いは太陽熱が作用しても、ボックス本体と蓋体との係合が解除されない計器類の収容ボックスの提供を課題としている。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、被固定物に固定されるボックス本体と、当該ボックス本体の開口を閉塞すべく前記ボックス本体にヒンジ連結される蓋体とから成り、前記ボックス本体と蓋体には、互いに係合して蓋体によるボックス本体の開口の閉塞を維持するための被係合部及び係合部がそれぞれ設けられて成る計器類の収容ボックスであって、前記被係合部は、ボックス本体の側壁の長手方向の略中央部に形成されていると共に、前記係合部の曲げ剛性は、当該被係合部が形成されたボックス本体の前記側壁の曲げ剛性よりも大きくなっていて、前記蓋体には、前記被係合部を備えたボックス本体の側壁が内方に撓み変形することにより、前記係合が解除されるのを防止すべく、ボックス本体の開口が蓋体により閉塞された状態で、前記被係合部に対してずれた位置に蓋体からボックス本体の内方に向けて突出形成されて、前記被係合部が形成された側壁の内側面に当接してボックス本体の側壁の撓み変形を防止する変形防止部を備え、前記ボックス本体に対して蓋体をヒンジ回動させて前記開口を閉塞する途中の状態では、前記被係合部が設けられた側壁は、内方に撓み変形した後に、原形状に復元して前記係合部と被係合部とが係合すると共に、前記変形防止部は、前記被係合部が形成された側壁と干渉することなく、当該ボックス本体内に進入可能なように、前記進入当初はボックス本体の前記側壁との非接触を維持して当該側壁のほぼ全長が撓み変形スパンとなっており、前記被係合部と係合部とが係合して、前記ボックス本体の開口が蓋体で閉塞された状態では、前記変形防止部は、前記被係合部が形成された側壁の内側面に当接することにより、前記側壁の撓み変形スパンが短くなっていることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、蓋体には、ボックス本体に当接して当該ボックス本体の側壁の撓み変形を防止する変形防止部を備えているために、蓋体の係合部とボックス本体の側壁の長手方向の略中央部に形成された1つの被係合部とが係合して、蓋体によるボックス本体の開口の閉塞を維持した状態において、ボックス本体の側壁が撓み変形するのが防止される。よって、蓋体の係合部とボックス本体の被係合部との係合状態の解除が防止されて、ボックス本体又は蓋体の側壁に外力が作用したり、或いは太陽熱による変形により、ボックス本体の側壁が撓むことにより、前記係合状態が解除されるのを、蓋体に変形防止部を設けるという簡単な構成によって確実に防止できる。
換言すると、ボックス本体の側壁の「撓み変形スパン」は、変形防止部が存在しない場合に比較して短くなって、当該側壁に外力が作用した場合には、当該側壁の「撓み変形量」は、変形防止部が存在しない場合に比較して小さくなる。即ち、蓋体の変形防止部のボックス本体内への進入の当初は、ボックス本体の前記側壁との非接触を維持して当該側壁のほぼ全長が撓み変形スパンとなっていると共に、前記変形防止部がボックス本体の側壁の内側面に当接した状態では、当該側壁の本来の「撓み変形スパン」よりも短くなって、変形量を小さくしているために、ボックス本体に対して蓋体を閉じる際には、ボックス本体の被係合部と蓋体の係合部との係合がスムーズに行われ、係合後においては当該係合が解除されないという2つの相反する条件を同時に満足できる。
また、請求項2の発明は、被固定物に固定されるボックス本体と、当該ボックス本体の開口を閉塞すべく前記ボックス本体にヒンジ連結される蓋体とから成り、前記ボックス本体と蓋体には、互いに係合して蓋体によるボックス本体の開口の閉塞を維持するための被係合部及び係合部がそれぞれ設けられて成る計器類の収容ボックスであって、前記被係合部は、蓋体の側壁の長手方向の略中央部に形成されていると共に、前記係合部の曲げ剛性は、当該被係合部が形成された蓋体の前記側壁の曲げ剛性よりも大きくなっていて、前記ボックス本体には、前記被係合部を備えた蓋体の側壁が内方に撓み変形することにより、前記係合が解除されるのを防止すべく、ボックス本体の開口が蓋体により閉塞された状態で、前記被係合部に対してずれた位置にボックス本体から蓋体の内方に向けて突出形成されて、前記被係合部が形成された側壁の内側面に当接して蓋体の側壁の撓み変形を防止する変形防止部を備え、前記ボックス本体に対して蓋体をヒンジ回動させて前記開口を閉塞する途中の状態では、前記被係合部が設けられた側壁は、内方に撓み変形した後に、原形状に復元して前記係合部と被係合部とが係合すると共に、前記変形防止部は、前記被係合部が形成された側壁と干渉することなく、側壁内に進入可能なように、前記進入当初は蓋体の前記側壁との非接触を維持して当該側壁のほぼ全長が撓み変形スパンとなっており、前記被係合部と係合部とが係合して、前記ボックス本体の開口が蓋体で閉塞された状態では、前記変形防止部は、前記被係合部が形成された側壁の内側面に当接することにより、前記側壁の撓み変形スパンが短くなっていることを特徴としている。
請求項1の発明では、変形防止部は、蓋体からボックス本体の内方に向けて突出するように、当該蓋体に設けられているのに対して、請求項2の発明では、当該変形防止部は、ボックス本体から蓋体の内方に向けて突出するように、当該ボックス本体に設けられている点が異なるのみであって、変形防止部の存在による作用効果は、請求項1の発明と同一である。
また、請求項の発明は、請求項1又は2の発明において、前記変形防止部は、前記被係合部を挟むように配置された一対で構成されていることを特徴としている。
請求項の発明によれば、一対の変形防止部を備えることにより、ボックス本体及び蓋体に設けられた被係合部と係合部との係合直前においては、当該係合がスムーズに行われ、係合後においては、当該係合の解除を一層確実に防止できる。
請求項1の発明によれば、ボックス本体の側壁の「撓み変形スパン」は、変形防止部が存在しない場合に比較して短くなって、当該側壁に外力が作用した場合には、当該側壁の「撓み変形量」は、変形防止部が存在しない場合に比較して小さくなる。即ち、蓋体の変形防止部のボックス本体内への進入の当初は、ボックス本体の前記側壁との非接触を維持して当該側壁のほぼ全長が撓み変形スパンとなっていると共に、前記変形防止部がボックス本体の側壁の内側面に当接した状態では、当該側壁の本来の「撓み変形スパン」よりも短くなって、変形量を小さくしているために、ボックス本体に対して蓋体を閉じる際の、ボックス本体の被係合部と蓋体の係合部との係合がスムーズに行われ、係合後においては当該係合が解除されないという2つの相反する条件を同時に満足できる。
以下、最良の実施形態を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
最初に、図1ないし図11を参照して、実施例の収容ボックスB1 について説明する。図1は、ポールバンドEによって架設電源用ポールPに収容ボックスB1 が取付けられた状態の斜視図であり、図2は、蓋体Dによりボックス本体Aの開口を閉塞した状態の収容ボックスB1 の斜視図であり、図3は、同様の状態の正面図であり、図4は、ボックス本体Aの開口が開いた状態の斜視図であり、図5は、同様の状態の正面図であり、図6は、図3のX−X線断面図であり、図7は、図6の部分拡大図であり、図8ないし図10は、係合途中から係合に至る状態の経時的変化を示す図3のY−Y線断面図であり、図11は、図3のZ−Z線断面図である。なお、本実施例の収容ボックスB1 を構成する蓋体Dは透明樹脂で形成されているため、図2及び図3は、蓋体Dの背後の部材も細実線で図示してある。
収容ボックスB1 は、図2ないし図5に示されるように、電力計等の計器類を内部に収容するボックス本体Aと、当該ボックス本体Aに対して回動可能にヒンジ連結されて、当該ボックス本体Aの開口1を閉塞する蓋体Dとから成る。ボックス本体Aは、樹脂で形成されて直方体箱状を呈していて、底壁部2と第1ないし第4の各側壁部3ないし6とで構成される。第1及び第2の各側壁部3,4は、使用状態において対向して垂直に配置され、第3及び第4の各側壁部5,6は、使用状態において対向して水平に配置される。また、第3側壁部5の上方には、ボックス本体Aの幅よりも広く、しかも前端がボックス本体Aの開口1よりも手前側に突出した中空構造の屋根部7が一体に形成されて、ボックス本体Aを上方から覆っている。中空構造の屋根部7は、後面が開口されていて、第3側壁部5の外面との間には、ボックス本体Aの開口1を蓋体Dにより閉塞する際に、蓋体Dの覆いフランジ部22との干渉を回避する干渉回避空間8が形成されている。
また、図4、図6ないし図11に示されるように、ボックス本体Aの第1ないし第4の各側壁部3ないし6の開口1に臨む部分には、第1防雨突条11が全周に亘って形成されており、第1及び第2の各側壁部3,4の外周面における前記第1防雨突条11の背面側には、当該第1防雨突条11と所定間隔をおいて第2防雨突条12が前後方向に所定間隔をおいて一体に形成されて、各防雨突条11,12の間には、排水溝13が上下方向に沿って形成されている。第1側壁部3の外周面であって、第2防雨突条12よりも僅かに奥側の部分には、上下方向に沿って所定間隔をおいて一対の第1ヒンジ連結部14が一体に形成されている。また、第2側壁部4に形成された第1防雨突条11の高さ方向の中央部は、所定長だけ欠落されて、蓋体Dの係合爪24と係合される被係合部15となっている。第2側壁部4の外周面における第2防雨突条12よりも僅かに奥側であって、しかも前記被係合部15よりも僅かに下方の部分には、ボックス本体Aの開口1を蓋体Dで閉塞した状態で、蓋体Dの第2連結板25と紐類を介して連結するための第1連結板16が当該第1側壁部3に対して垂直となって一体形成されている。第1連結板16には、紐類を通すための通し孔16aが形成されている。また、底壁部2は、第1ないし第4の各側壁部3ないし6の奥側(背面側)の端面よりも僅かに内方に入り込んだ形態で、各側壁部3ないし6に対して一体に形成されている。底壁部2には、ボックス本体AをポールPに取付ける際に、ポールバンドEを構成するバンド台座41に対してボックス本体Aを固定するビス42を挿通するためのビス挿通孔17が複数形成されている。底壁部2の裏面における前記ビス挿通孔17が形成されている部分には、ボス部18が形成されている。また、第1側壁部3に形成された第1防雨突条11には、蓋体Dに形成された二対の第2ヒンジ連結部23との干渉を回避するための切欠き部11aが形成されている。また、底壁部2には、ポールP内のケーブルCをボックス本体A内に導入するためのノックアウト部(図示せず)が形成されている。なお、19は、電力計32等の計器類を底壁部2に固定するためのビスの螺入孔である。
次に、図4ないし図11を参照して、ボックス本体Aの開口を閉塞するための蓋体Dについて説明する。蓋体Dは、透明樹脂で形成されて、横断面がわん曲された蓋体本体21の開口部に、前記ボックス本体Aの開口部の外側を覆う覆いフランジ部22が一体に形成されたものである。蓋体Dの覆いフランジ部22のうち上下方向に配置される左右両端部には、それぞれ平面部22a,22bが形成されていて、一方の平面部22aには、ボックス本体Aに形成された上下一対の各第1ヒンジ連結部14の上下端にそれぞれ配置される二対の第2ヒンジ連結部23が蓋体Dの開口から突出した形態で一体に形成されている。また、他方の平面部22bには、ボックス本体Aに形成された被係合部15と係合可能な係合爪24が蓋体Dの開口側に向けて突設されている。係合爪24は、ボックス本体Aに形成された被係合部15に対応して、蓋体Dの上下方向の中央部に配置され、かつ全体が覆いフランジ部22の内部、即ち蓋体Dの内部に配置されている。即ち、被係合部15は、ボックス本体Aの第2側壁部4の開口1に臨んだ部分の外側面に形成された第1防雨突条11の一部を切り欠くことにより外方を向いて形成され、前記被係合部15と係合される係合爪24は、蓋体Dの覆いフランジ部22の内側に内方を向いて形成されて、ボックス本体Aの開口1を蓋体Dで覆った状態では、前記被係合部15の外側に係合爪24が配置されて、互いに係合する構成となっている。また、覆いフランジ部22の端面における前記係合爪24が形成された部分には、ボックス本体Aの第1連結板16と連結される第2連結板25が、蓋体Dの開口の延長面上に配置されるように外方に突出して一体に形成されている。ボックス本体Aの開口を蓋体Dにより閉塞した状態において、第1及び第2の各連結板16,25は、第2連結板25の略下半部において互いに当接して、第2連結板25の略上半部は、蓋体Dをヒンジ回動させて開く際に、把手として機能する非当接部分となっている。第2連結板25における第1連結板16の通し孔16aに対応する部分には、通し孔25aが設けられている。
また、蓋体本体21のわん曲内周面における係合爪24が形成された側(平面部22bの側)であって、しかも蓋体Dの上下方向(高さ方向)の中央部である係合爪24の形成位置と、蓋体Dの上端との略中央部には、外側端面26aがアーチ状をした変形防止板部26が、前記平面部22bの内面から覆いフランジ部22内に入り込んだ形態で前記わん曲内周面に対して垂直となって一体に形成されている。前記変形防止板部26は、蓋体Dによりボックス本体Aの開口1を閉塞した状態で、第2側壁部4の内側面に当接して、当該第2側壁部4が許容限度を超えて撓み変形するのを防止する機能を果たす。そして、ボックス本体Aに対して蓋体Dをヒンジ回動させて、当該ボックス本体Aの開口1を蓋体Dにより閉塞する際に、前記変形防止板部26の先端部がボックス本体Aの第2側壁部4と干渉することなく、当該ボックス本体A内に進入できるように、外側端面26aはわん曲形成されている。変形防止板部26は、前記進入の当初はボックス本体Aの第2側壁部4と非接触を維持し、完全進入状態において、外側端面26aが第2側壁部4の内側面に当接するような形状になっている。
そして、変形防止板部26を上記の位置に形成することにより、第2側壁部4の「撓み変形スパン」は、変形防止板部26を形成しない場合に比較して短くなる。これにより、同一の大きさの外力が第2側壁部4に作用した場合には、蓋体Dの係合爪24と係合するボックス本体Aの被係合部15が形成された第2側壁部4の「撓み変形量」は、変形防止板部26を形成しない場合に比較して小さくなる。このことは、ボックス本体Aに対して蓋体Dがヒンジ回動して、蓋体Dの係合爪24がボックス本体Aの被係合部15と係合する際に、ボックス本体Aの第2側壁部4は、係合爪24と被係合部15との係合途中において必要量だけ撓み変形するが、係合後においては、係合途中のたわみ量だけ変形しても当該係合が解除されなくなる。換言すると、蓋体Dに形成する変形防止板部26の高さ方向の形成位置、或いは形成個数の調整によって、前記係合がスムーズに行われ、しかも係合後においては、当該係合が解除されないという2つの相反する条件を同時に満足させることができる。従って、係合解除を一層確実にするために、蓋体Dに形成する変形防止板部26を係合爪24に比較的近接して配置したり、或いは係合爪24を挟んで一対の変形防止板部26を蓋体Dに形成することもできる。なお、図11において、27は、ボックス本体Aの底壁部2の裏面側に形成されたポールバンド挿通孔を示す。
そして、ボックス本体Aの第1側壁部3の外側面に形成された上下一対の第1ヒンジ連結部14の上下端に、蓋体Dの各第2ヒンジ連結部23をそれぞれ当接配置させて、第1ヒンジ連結部14の上下端に配置された一対の第2ヒンジ連結部23とをヒンジピン31で連結すると、上下一対のヒンジピン31を介してボックス本体Aに対して蓋体Dが回動可能なようにヒンジ連結される(図4及び図5参照)。次に、収容ボックスB1 のボックス本体AをポールバンドEを介してポールPに取付ける。即ち、ボックス本体Aの底壁部2を複数本のビス42を介してポールバンドEのバンド台座41に固定し、バンド本体43をポールPに巻回して一体に連結することにより、図1に示されるように、ポールPに収容ボックスB1 が取付けられる。ポールPに取付けられたボックス本体Aに電力計32等の計器類を収容して、底壁部2に形成された螺入孔19を利用して、電力計32等のベース板32aを底壁部2に固定する。
ボックス本体Aの開口1を蓋体Dにより閉塞させるために、ボックス本体Aに対して蓋体Dをヒンジ回動させると、蓋体Dの係合爪24は殆ど変形しないので、図8及び図9に示されるように、蓋体Dの係合爪24の先端内側の爪部24aがボックス本体Aの被係合部15に当接することにより、第2側壁部4が内方に撓み変形されて、前記爪部24aが被係合部15を通過すると、前記第2側壁部4は原形状に復元して、図10に示されるように、ボックス本体Aの被係合部15と蓋体Dの係合爪24とが係合する。なお、前記係合状態においては、蓋体Dの覆いフランジ部22の平面部22bは、ボックス本体Aの第1防雨突条11に当接している。前記係合作用とほぼ同時に、蓋体Dの変形防止板部26は、ボックス本体Aの第2側壁部4の内方に進入して、当該第2側壁部4の内側に配置される(図6参照)。これにより、第2側壁部4の「撓み変形スパン」が短くなって、当該第2側壁部4に外力等が作用して内方に撓み変形されても、その撓み変形量が少なくなるので、ボックス本体Aの被係合部15と蓋体Dの係合爪24との係合が解除されなくなる。
ここで、変形防止板部26の外側端面26aは内方に向けてわん曲されていて、前記進入の当初はボックス本体Aの第2側壁部4と非接触を保持し、完全進入状態において、変形防止板部26の基端部(覆いフランジ部22に進入している基端の部分)が第2側壁部4の開口側端面の内側に接触する構成となっている。よって、蓋体Dの係合爪24の爪部24aがボックス本体Aの被係合部15に当接して、ボックス本体Aの第2側壁部4を内方に撓み変形させる瞬間においては、蓋体Dの変形防止板部26は、ボックス本体Aの第2側壁部4と非接触を保持していて、第2側壁部4における変形防止板部26の部分は、僅かに内方に撓み変形可能な状態となっているので、被係合部15と係合爪24との係合途中における第2側壁部4の「撓み変形スパン」は、当該第2側壁部4のほぼ全長であるのに対して、係合後においては、ボックス本体A内に進入配置された変形防止板部26の作用によって、前記第2側壁部4の「撓み変形スパン」は短くなって、第2側壁部4に外力等が作用することに起因する撓み変形量は少なくなって、前記係合の解除が防止される。本実施例では、蓋体Dに形成された係合爪24と変形防止板部26の各先端部は、蓋体Dの開口面に垂直な方向に沿ってほぼ同一位置に配置されているが、係合爪24の先端位置を変形防止板部26の先端位置よりも蓋体Dの開口面に近い側に配置すると、被係合部15と係合爪24の係合途中における第2側壁部4の「撓み変形スパン」が当該第2側壁部4の長さに近づくので、前記係合はスムーズであって、しかも係合後における係合解除を防止できる効果が高められる。
また、本実施例の収容ボックスB1 を構成する蓋体Dは、透明樹脂で形成されているため、ボックス本体Aに対して蓋体Dを開くことなく、ボックス本体A内に収容された電力計32等の計器類の表示値、通電の有無等を知ることができる利点があるが、何らかの必要性により、機器に対して直接に触れる必要がある場合には、蓋体Dの第2連結板25を手前側に強固に引き寄せると、ボックス本体Aの第2側壁部4が内方に撓み変形させられて、被係合部15と係合爪24との係合が解除されて、蓋体Dを開くことができる。この際に、蓋体Dに形成された変形防止板部26は、その外側端面26aが内方に向けてアーチ状にわん曲されているため、ボックス本体Aの第2側壁部4に引っ掛かることなく、蓋体Dをスムーズに開くことができる。
参考例
次に、図12及び図13を参照して、本発明の参考例について説明する。図12は、蓋体Dを開いた状態における本発明の参考例の収容ボックスB2 の斜視図であり、図13は、収容ボックスB2 におけるボックス本体Aと蓋体Dとの係合部の拡大断面図である。参考例の変形防止部は、ボックス本体Aの側壁の外側に一体に形成され、ボックス本体Aの開口1が蓋体Dにより閉塞された状態で、当該蓋体Dの開口端の外側面に当接する構成である。即ち、ボックス本体Dの第1連結板16の自由端部に手前側(開口1の側)に向けて被係合突起体20が一体に形成され、図13に示されるように、ボックス本体Aの開口1を蓋体Dにより閉塞した状態において、蓋体Dの第2連結板25は、前記被係合突起体20の内側に配置される構成となっている。よって、ボックス本体Aの第2側壁部4に外力が作用しても、第1連結板16に一体に形成された被係合突起体20が第2連結板25の側端面25bに当接するため、第2側壁部4の内方への撓み変形が防止されて、ボックス本体Aの被係合部15と蓋体Dの係合爪24との係合解除が防止される。このように、変形防止部を構成するボックス本体Aの被係合突起体20は、ボックス本体Aの開口1が蓋体Dにより閉塞された状態で、蓋体Dの係合爪24が形成された側壁の外側面に当接する構成である。
また、ボックス本体と蓋体との係合構造に関しては、上記各実施例では、ボックス本体の側壁部が内方に撓み変形することにより、ボックス本体の被係合部と蓋体の係合部との係合が解除される構成であるが、蓋体の側壁部が内方に撓み変形して係合が解除される係合構造においては、変形防止部は、蓋体の変形を防止する部分に設けられる。ボックス本体の側壁の撓み変形を防止する変形防止部は、実施例1では蓋体の側に設けられ、実施例2ではボックス本体の側に設けられている。



また、上記実施例では、蓋体Dに形成される係合爪24は、ボックス本体Aの第2側壁部4よりも剛性が高くて、弾性変形しない構成である。
ポールバンドEによって架設電源用ポールPに収容ボックスB1 が取付けられた状態の斜視図である。 蓋体Dによりボックス本体Aの開口を閉塞した状態の収容ボックスB1 の斜視図である。 同様の状態の正面図である。 ボックス本体Aの開口が開いた状態の斜視図である。 同様の状態の正面図である。 図3のX−X線断面図である。 図6の部分拡大図である。 蓋体Dの係合爪24がボックス本体Aの被係合部15に当接した状態における図3のY−Y線断面図である。 蓋体Dの係合爪24によりボックス本体Aの第2側壁部4が撓み変形させられた状態における図3のY−Y線断面図である。 蓋体Dの係合爪24とボックス本体Aの被係合部15とが係合された状態における図3のY−Y線断面図である。 図3のZ−Z線断面図である。 蓋体Dを開いた状態における本発明の参考例の収容ボックスB2 の斜視図である。 収容ボックスB2 におけるボックス本体Aと蓋体Dとの係合部の拡大断面図である。
A:ボックス本体
1 ,B2 :収容ボックス
D:蓋体
P:架設電源用ポール(被固定物)
4:第2側壁部(側壁)
15:被係合部
20:被係合突起体(被係合部)
24:係合爪(係合部)
26:変形防止板部(変形防止部)
26a:変形防止板部の外側端面
31:ヒンジピン
32:電力計(計器類)

Claims (3)

  1. 被固定物に固定されるボックス本体と、当該ボックス本体の開口を閉塞すべく前記ボックス本体にヒンジ連結される蓋体とから成り、
    前記ボックス本体と蓋体には、互いに係合して蓋体によるボックス本体の開口の閉塞を維持するための被係合部及び係合部がそれぞれ設けられて成る計器類の収容ボックスであって、
    前記被係合部は、ボックス本体の側壁の長手方向の略中央部に形成されていると共に、前記係合部の曲げ剛性は、当該被係合部が形成されたボックス本体の前記側壁の曲げ剛性よりも大きくなっていて、
    前記蓋体には、前記被係合部を備えたボックス本体の側壁が内方に撓み変形することにより、前記係合が解除されるのを防止すべく、ボックス本体の開口が蓋体により閉塞された状態で、前記被係合部に対してずれた位置に蓋体からボックス本体の内方に向けて突出形成されて、前記被係合部が形成された側壁の内側面に当接してボックス本体の側壁の撓み変形を防止する変形防止部を備え、
    前記ボックス本体に対して蓋体をヒンジ回動させて前記開口を閉塞する途中の状態では、
    前記被係合部が設けられた側壁は、内方に撓み変形した後に、原形状に復元して前記係合部と被係合部とが係合すると共に、前記変形防止部は、前記被係合部が形成された側壁と干渉することなく、当該ボックス本体内に進入可能なように、前記進入当初はボックス本体の前記側壁との非接触を維持して当該側壁のほぼ全長が撓み変形スパンとなっており、
    前記被係合部と係合部とが係合して、前記ボックス本体の開口が蓋体で閉塞された状態では、
    前記変形防止部は、前記被係合部が形成された側壁の内側面に当接することにより、前記側壁の撓み変形スパンが短くなっている、
    ことを特徴とする計器類の収容ボックス。
  2. 被固定物に固定されるボックス本体と、当該ボックス本体の開口を閉塞すべく前記ボックス本体にヒンジ連結される蓋体とから成り、
    前記ボックス本体と蓋体には、互いに係合して蓋体によるボックス本体の開口の閉塞を維持するための被係合部及び係合部がそれぞれ設けられて成る計器類の収容ボックスであって、
    前記被係合部は、蓋体の側壁の長手方向の略中央部に形成されていると共に、前記係合部の曲げ剛性は、当該被係合部が形成された蓋体の前記側壁の曲げ剛性よりも大きくなっていて、
    前記ボックス本体には、前記被係合部を備えた蓋体の側壁が内方に撓み変形することにより、前記係合が解除されるのを防止すべく、ボックス本体の開口が蓋体により閉塞された状態で、前記被係合部に対してずれた位置にボックス本体から蓋体の内方に向けて突出形成されて、前記被係合部が形成された側壁の内側面に当接して蓋体の側壁の撓み変形を防止する変形防止部を備え、
    前記ボックス本体に対して蓋体をヒンジ回動させて前記開口を閉塞する途中の状態では、
    前記被係合部が設けられた側壁は、内方に撓み変形した後に、原形状に復元して前記係合部と被係合部とが係合すると共に、前記変形防止部は、前記被係合部が形成された側壁と干渉することなく、側壁内に進入可能なように、前記進入当初は蓋体の前記側壁との非接触を維持して当該側壁のほぼ全長が撓み変形スパンとなっており、
    前記被係合部と係合部とが係合して、前記ボックス本体の開口が蓋体で閉塞された状態では、
    前記変形防止部は、前記被係合部が形成された側壁の内側面に当接することにより、前記側壁の撓み変形スパンが短くなっている、
    ことを特徴とする計器類の収容ボックス。
  3. 前記変形防止部は、前記被係合部を挟むように配置された一対で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の計器類の収容ボックス。
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