JP2024024859A - ワイヤハーネス - Google Patents
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Abstract
【課題】組立時において、筐体本体の内側に配索された電線の蓋部材による噛み込みを防止することができるワイヤハーネスを提供することを目的とする。【解決手段】ワイヤハーネスWHは、電線束WTと、電気接続箱1を備える。電気接続箱1は、フレーム3が収容空間部3aを囲むように開口部3bに沿って形成され、かつ閉塞状態でロアカバー5のロアカバー側側壁5cを挟み込む外壁31及び内壁32を有するフレーム側側壁30と、電子部品100が組付けられ電子部品ブロック6とを有する。電線束WTから分岐する分岐線W2は、テープ巻き領域W2aと、テープ巻き首下領域W2bとを有する。内壁32は、高さ方向Zに延在しテープ巻き首下領域W2bと対向して位置する内壁側延在部32Aを有する。内壁側延在部32Aは、外壁31の開口端31aから当該内壁側延在部32Aの開口端32Aaまでの長さがテープ巻き首下領域T2の長さより長く設定される。【選択図】図1
Description
本発明は、ワイヤハーネスに関する。
従来、自動車等の車両に搭載され、ワイヤハーネス、ヒューズ、リレー等の電子部品を集約して内部に収容する電気接続箱(ジャンクションボックス、ヒューズボックス、リレーボックス等とも呼ばれる)が知られている。このような電気接続箱は、例えば、特許文献1~6に開示されている。
ところで、電線束の一部が電気接続箱の内側に収容されるワイヤハーネスにおいて、電気接続箱を構成する筐体本体に蓋部材を組み付ける場合、筐体本体の内側に収容された電線束から分岐する分岐線が、組立作業時に筐体本体と蓋部材との間で噛み込むおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、組立時において、筐体本体の内側に配索された電線の蓋部材による噛み込みを防止することができるワイヤハーネスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、複数の電線を束ねて構成される幹線と、前記幹線から分岐する分岐線とを含む電線束と、前記電線束に接続される電気接続箱と、を備え、前記電気接続箱は、開口部、及び、前記開口部を介して前記電線束の延在方向の一部及び電子部品を収容する収容空間部を有する筐体本体と、前記開口部を閉塞した閉塞状態で前記筐体本体に対して係止機構により係止される蓋部材とを含み、前記筐体本体は、前記収容空間部を囲むように前記開口部に沿って形成され、かつ前記閉塞状態において、前記蓋部材を構成する蓋側側壁を挟み込む外壁及び内壁を有する本体側側壁と、前記電子部品が組付けられ、かつ前記収容空間部に収容される前記分岐線の端末に設けられた接続端子が前記開口部側から組み付けられる電子部品ブロックと、を有し、前記分岐線は、絶縁性の保護テープが巻き付けられたテープ巻き領域と、前記接続端子が前記電子部品ブロックに組み付けられた組付状態において、前記電子部品ブロックと前記テープ巻き領域の間に位置するテープ巻き首下領域と、を有し、前記内壁は、前記閉塞状態で前記蓋部材側に向けて延在し、前記外壁に対して相対的に長く形成され、かつ延在方向と直交する方向に対して前記テープ巻き首下領域と対向して位置する内壁側延在部を有し、前記内壁側延在部は、前記外壁の開口端から当該内壁側延在部の開口端までの長さが前記テープ巻き首下領域の長さより長く設定される、ことを特徴とする。
本発明に係るワイヤハーネスは、組立時において、筐体本体の内側に配索された電線の蓋部材による噛み込みを防止することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明に係る実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、下記実施形態における構成要素は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
[実施形態]
実施形態に係るワイヤハーネスWH及び電気接続箱1について説明する。図1は、実施形態に係るワイヤハーネスWHに適用される電気接続箱1の概略構成を模式的に示す分解斜視図である。図2は、図1のワイヤハーネスWHにおける分岐線W2と電気接続箱1における電子部品ブロック6を模式的に示す部分側面図である。図3は、図2の分岐線W2とフレーム3の内壁側延在部32Aを模式的に示す側面図である。図4は、実施形態に係る電気接続箱1を模式的に示す平面図である。図5は、実施形態に係る電気接続箱1のフレーム3とロアカバー5の係止機構を模式的に示す部分断面図である。図6は、実施形態に係る電気接続箱1のフレーム3とロアカバー5の係止機構を模式的に示す分解斜視図である。なお、図3は、図1に示すアッパーカバー4、ロアカバー5は、省略されている。図5は、図4のA-A断面図である。
実施形態に係るワイヤハーネスWH及び電気接続箱1について説明する。図1は、実施形態に係るワイヤハーネスWHに適用される電気接続箱1の概略構成を模式的に示す分解斜視図である。図2は、図1のワイヤハーネスWHにおける分岐線W2と電気接続箱1における電子部品ブロック6を模式的に示す部分側面図である。図3は、図2の分岐線W2とフレーム3の内壁側延在部32Aを模式的に示す側面図である。図4は、実施形態に係る電気接続箱1を模式的に示す平面図である。図5は、実施形態に係る電気接続箱1のフレーム3とロアカバー5の係止機構を模式的に示す部分断面図である。図6は、実施形態に係る電気接続箱1のフレーム3とロアカバー5の係止機構を模式的に示す分解斜視図である。なお、図3は、図1に示すアッパーカバー4、ロアカバー5は、省略されている。図5は、図4のA-A断面図である。
以下の説明では、図示のX方向は、便宜的に、本実施形態における電気接続箱の第1幅方向である。図示のY方向は、便宜的に、本実施形態における電気接続箱の第2幅方向であり、第1幅方向と直交する方向とする。図示のZ方向は、便宜的に、本実施形態における電気接続箱の高さ方向であり、第1幅方向及び第2幅方向と直交する方向とする。特に、Z方向のうち、Z1方向を第1高さ方向とし、Z2方向を第2高さ方向とする。また、上記各方向は、それぞれ「第1幅方向X」、「第2幅方向Y」、「高さ方向Z」、「第1高さ方向Z1」、「第2高さ方向Z2」と表記する。
なお、ここでは、各部の説明を分かり易くするため、図1~図6は、電気接続箱1の上下を逆にして図示している。実際に車両に搭載された状態では、電気接続箱1は、アッパーカバー4が設けられる第1高さ方向Z1側が鉛直方向上側、ロアカバー5が設けられる第2高さ方向Z2側が鉛直方向下側となる。また、第1幅方向Xは、後述する筐体の短辺方向に相当し、第2幅方向Yは、筐体の長辺方向に相当する。以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、電気接続箱の各部が相互に組み付けられ、当該電気接続箱が車両に搭載された状態での方向として説明する。
本実施形態におけるワイヤハーネスWHは、例えば、車両に搭載される各装置間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の電線Wを束にして集合部品とし、コネクタ等(不図示)で複数の電線Wを各装置に接続するようにしたものである。ワイヤハーネスWHは、図1、図3に示すように、幹線W1と、幹線W1から分岐する分岐線W2とを含む電線束WTと、電線束WTに接続される電気接続箱1とを備える。ワイヤハーネスWHは、電線Wも端末に設けられた接続端子P(図2参照)を介して電気接続箱1と電気的に接続される。なお、ワイヤハーネスWHは、不図示のグロメット、プロテクタ、固定具等を含んで構成されてもよい。
幹線W1は、複数の電線Wを束ねて構成される。電線Wは、例えば、導電性を有する導体部(芯線)と、当該導体部の外側を覆う絶縁性の被覆部とを含んで構成されたものである。芯線は、複数の金属素線を撚り合わせた撚線であってもよいし、金属製の単線であってもよい。
分岐線W2は、各電線Wの端末に接続端子Pが設けられている。接続端子Pは、電線Wの端末に設けられた金属金具であり、導電性の金属材料によって形成される。接続端子Pは、電気接続箱1に挿入され保持される。分岐線W2は、図2に示すように、テープ巻き領域W2aと、テープ巻き首下領域W2bとを有している。テープ巻き領域W2aは、分岐線W2を構成する複数の電線Wに対して、例えば、絶縁性の保護テープTが巻き付けられた領域である。テープ巻き領域W2aは、分岐線W2における幹線W1側に位置している。本実施形態におけるテープ巻き領域W2aは、接続端子Pが電気接続箱1の電子部品ブロック6に組付けられた状態において、配索治具上で電線Wのばらけ防止のために、保護テープTが巻き付けられる部分である。本実施形態では、接続端子Pが電気接続箱1の電子部品ブロック6に組付けられた状態において、テープ巻き首下領域W2bを、電子部品ブロック6の第2高さ方向Z2側の端部からテープ巻き領域W2aまでの長さLをテープ巻き首下長と定義する(図2参照)。
電気接続箱1は、自動車等の車両(不図示)に搭載されて、バッテリ等の電源から供給される電力を各種の電子部品100を介して、車両に搭載される各種の電子機器に分配するものである。電気接続箱1は、図1に示すように、ワイヤハーネスWHに組み込まれ、配索材である電線W等の接続処理用部品を構成するコネクタ、ヒューズ、リレー、分岐部、電子制御ユニット等の電子部品100を集約して内部に収容するものである。電子部品100は、電気接続箱1に装着された状態において、当該電子部品100の本体から突出している端子101が接続端子Pに電気的にされる。つまり、電子部品100は、端子101及び接続端子Pを介して電線Wに電気的に接続されている。
電気接続箱1は、例えば、車両のエンジンルーム等、外部環境に曝される場所に設置され、バッテリ等の電源と、車両内に搭載される各種電子機器との間に接続されている。なお、電気接続箱1は、ジャンクションボックス、ヒューズボックス、リレーボックス等とも呼ばれる場合があるが、本実施形態ではこれらを総称して電気接続箱と呼ぶ。電気接続箱1は、図1に示すように、複数の筐体部材から構成される筐体2を備える。本実施形態における電気接続箱1は、筐体2の外側に設けられた車両取り付け部を車両側の取り付けパネル等(不図示)と接触させ、ボルト等の締結部材によって車両取り付け部と車両側の取り付けパネルとを締結させることで、車両に設置される。
筐体2は、図1に示すように、絶縁性を有する合成樹脂材料等によって箱型形状に形成され、内部に形成された収容空間部2aに電子部品100及び電線束WTの延在方向の一部を収容する。筐体2は、フレーム3と、アッパーカバー4と、ロアカバー5とを備え、第2高さ方向Z2側からロアカバー5、フレーム3、アッパーカバー4の順番に複数の層(3層)が積層された構造、すなわち複数の筐体部材に分割された構造となっている。
フレーム3は、筐体本体の一例であり、筐体2の一部である。フレーム3は、図1および図4に示すように、電気接続箱1が車両に設置された設置状態において、高さ方向Zから見た場合に、外周形状が略矩形状に形成されている。フレーム3は、収容空間部3aを有する。収容空間部3aは、筐体2の収容空間部2aの一部である。フレーム3は、上記設置状態において、第2高さ方向Z2側端部に開口部3bが、第1高さ方向Z1側端部に開口部3cが形成される。フレーム3は、開口部3bと開口部3cとが高さ方向Zにおいて収容空間部3aを介して連通する中空形状に形成される。フレーム3は、収容空間部3aが複数の区画に分割されており、区画された収容空間部3aに電子部品100が収容される電子部品ブロック6や電子部品100が挿入され保持される。
フレーム3は、収容空間部3aを囲むように開口部3bに沿って形成されるフレーム側側壁30を有する。フレーム側側壁30は、図5に示すように、外壁31と内壁32を有する二重壁を構成する。外壁31及び内壁32は、ロアカバー5が開口部3bを閉塞した閉塞状態において、ロアカバー5を構成するロアカバー側側壁5cを挟み込むように形成される。
外壁31は、図1、図3、図5~図6に示すように、内壁32より外側に配置される。外壁31は、図5~図6に示すように、開口部3b側の開口端31aに設けられた係止受け部33を有する。係止受け部33は、ロアカバー側側壁5cに設けられた係止部53を係止する。係止受け部33は、高さ方向Zに貫通する係止孔33aを有する。係止部53は、第1高さ方向Z1に突出して形成された爪部53aが係止受け部33の係止孔33aに貫通することで、係止受け部33に係止される。
内壁32は、図3、図5に示すように、内壁側延在部32Aを有する。内壁側延在部32Aは、ロアカバー5が開口部3bを閉塞した閉塞状態においてロアカバー5側に向けて延在し、外壁31に対して相対的に長く形成されている。内壁側延在部32Aは、フレーム3に組付けられた電子部品ブロック6の近傍に形成される。本実施形態における内壁側延在部32Aは、当該内壁側延在部32Aの延在方向(高さ方向Z)と直交する方向に対してテープ巻き首下領域W2bと対向して位置する(図1、図3参照)。また、本実施形態における内壁側延在部32Aは、外壁31の開口端31aから当該内壁側延在部32Aの開口端32Aaまでの長さHがテープ巻き首下領域W2bの長さLより長く設定される(図2、図3参照)。
アッパーカバー4は、筐体の一部である。アッパーカバー4は、上記設置状態において、フレーム3の第1高さ方向Z1側に位置し、かつフレーム3の開口部3cを閉塞するものである。アッパーカバー4は、高さ方向Zから見た場合に、外周形状がフレーム3の外周形状と同一(略同一も含む)の略矩形状に形成されている。アッパーカバー4は、収容空間部4aを有する。収容空間部4aは、筐体2の収容空間部2aの一部である。したがって、筐体2の収容空間部2aは、フレーム3の収容空間部3a、アッパーカバー4の収容空間部4a、ロアカバー5の収容空間部5aによって構成されることとなる。アッパーカバー4は、第2高さ方向Z2側端部に開口部4bが形成される。アッパーカバー4は、収容空間部4aと開口部4bとが連通する蓋状に形成される。アッパーカバー4は、フレーム3に対して組み付けた状態において、開口部4bを、フレーム3の開口部3cと高さ方向Zに対向させた状態で、アッパーカバー4の側面に設けられた係止機構(不図示)によりフレーム3に係止される。
ロアカバー5は、筐体2の一部である。ロアカバー5は、上記設置状態において、フレーム3の第2高さ方向Z2側に位置し、かつフレーム3の開口部3bを閉塞するものである。ロアカバー5は、高さ方向Zから見た場合に、外周形状がフレーム3の外周形状と同一(略同一も含む)の略矩形状に形成されている。ロアカバー5は、収容空間部5aを有する。収容空間部5aは、筐体2の収容空間部2aの一部である。ロアカバー5は、第1高さ方向Z1側端部に開口部5bが形成される。ロアカバー5は、収容空間部5aと開口部5bとが連通するトレイ状に形成される。ロアカバー5は、フレーム3に対して組み付けた状態において、開口部5bを、フレーム3の開口部3bと高さ方向Zに対向させた状態で、フレーム3に係止される。ロアカバー5は、ロアカバー側側壁5cを備える。
次に、本実施形態に係るワイヤハーネスWHの組立て手順について説明する。まず、作業者は、フレーム3の電子部品ブロック6に電線Wの接続端子Pをそれぞれ組み付け、分岐線W2を作製する。分岐線W2を作製する際に、テープ巻き首下領域W2bの長さLが最小となるように、テープ巻き領域W2aを設定する。このテープ巻き首下領域W2bの長さLは、電子部品ブロック6に挿入される接続端子Pに接続された電線Wの種類や数、電子部品ブロック6の形状等によってどこまで小さく出来るかサンプルを作成して最小値を見極めることが好ましい。そして、見極めた最小値以上になるように内壁側延在部32Aの延在方向の長さHが設定されることが好ましい。
次に、作業者は、フレーム3の第2高さ方向Z2側から上記分岐線W2ごと上記電子部品ブロック6を収容空間部3aに挿入し、フレーム3のブロック取り付け部材(不図示)などと嵌合して固定させる。次に、作業者は、フレーム3の第1高さ方向Z1側から各電子部品ブロック6に対して電子部品100を装着し、電子部品100と電線Wとを電気的に接続する。
次に、作業者は、ロアカバー5をフレーム3の第2高さ方向Z2側に位置させ、ロアカバー5を、フレーム3に対し第2高さ方向Z2側から第1高さ方向Z1側に向けて挿入する。作業者が、フレーム3に対しロアカバー5を第1高さ方向Z1側に向かって挿入し続け、それ以上ロアカバー5を第1高さ方向Z1側に向かって移動させることができなくなったとき、フレーム3に対するロアカバー5の組み付けが完了する。
次に、作業者は、アッパーカバー4をフレーム3の第1高さ方向Z1側に位置させ、アッパーカバー4を、フレーム3に対し第1高さ方向Z1側から第2高さ方向Z2側に向けて挿入する。作業者が、フレーム3に対しアッパーカバー4を第2高さ方向側に向かって挿入し続け、それ以上アッパーカバー4を第2高さ方向側に向かって移動させることができなくなったとき、フレーム3に対するアッパーカバー4の組み付けが完了し、電気接続箱1の組立てが完了する。
以上のように、本実施形態に係るワイヤハーネスWHは、電線束WTと、電気接続箱1とを備える。電気接続箱1は、フレーム3が収容空間部3aを囲むように開口部3bに沿って形成され、かつ閉塞状態でロアカバー5のロアカバー側側壁5cを挟み込む外壁31及び内壁32を有するフレーム側側壁30と、電子部品100が組付けられ電子部品ブロック6とを有する。電線束WTから分岐する分岐線W2は、テープ巻き領域W2aと、テープ巻き首下領域W2bとを有する。内壁32は、高さ方向Zに延在しテープ巻き首下領域W2bと対向して位置する内壁側延在部32Aを有する。内壁側延在部32Aは、外壁31の開口端31aから当該内壁側延在部32Aの開口端32Aaまでの長さHがテープ巻き首下領域T2の長さLより長く設定される。
上記構成により、本実施形態のワイヤハーネスWHは、分岐線W2のテープ巻き首下領域T2の長さLが、テープ巻き領域W2aにより設定されることを条件に、電気接続箱1の組立時において、フレーム3の内側に配索された分岐線W2のロアカバー5による噛み込みを防止することができる。また、ワイヤハーネスWHは、分岐線W2の噛み込みを防止するための部品が不要となるので、当該部品点数の増加を抑制することが可能となる。
また、本実施形態に係るワイヤハーネスWHは、ロアカバー5のロアカバー側側壁5cに設けられた係止部53と、フレーム3の外壁31の開口端31aに設けられた係止受け部33とを含む。これにより、例えば、組立作業者が係止受け部33に対して係止部53を容易に係止させることが可能となる。
また、本実施形態に係るワイヤハーネスWHは、内壁側延在部32Aの延在方向の長さH及びテープ巻き首下領域T2の長さLが、車両のレイアウトや電気接続箱1の組立作業を考慮して、H=Lとなるように設定されることが好ましい。
1 電気接続箱
2 筐体
3 フレーム
3a 収容空間部
3b 開口部
30 フレーム側側壁
31 外壁
31a 開口端
32 内壁
32A 内壁側延在部
32Aa 開口端
4 アッパーカバー
5 ロアカバー
5c ロアカバー側側壁
6 電子部品ブロック
33 係止受け部
53 係止部
100 電子部品
P 接続端子
T 保護テープ
W 電線
W1 幹線
W2 分岐線
W2a テープ巻き領域
W2b テープ巻き首下領域
WT 電線束
WH ワイヤハーネス
2 筐体
3 フレーム
3a 収容空間部
3b 開口部
30 フレーム側側壁
31 外壁
31a 開口端
32 内壁
32A 内壁側延在部
32Aa 開口端
4 アッパーカバー
5 ロアカバー
5c ロアカバー側側壁
6 電子部品ブロック
33 係止受け部
53 係止部
100 電子部品
P 接続端子
T 保護テープ
W 電線
W1 幹線
W2 分岐線
W2a テープ巻き領域
W2b テープ巻き首下領域
WT 電線束
WH ワイヤハーネス
Claims (2)
- 複数の電線を束ねて構成される幹線と、前記幹線から分岐する分岐線とを含む電線束と、
前記電線束に接続される電気接続箱と、を備え、
前記電気接続箱は、
開口部、及び、前記開口部を介して前記電線束の延在方向の一部及び電子部品を収容する収容空間部を有する筐体本体と、
前記開口部を閉塞した閉塞状態で前記筐体本体に対して係止機構により係止される蓋部材とを含み、
前記筐体本体は、
前記収容空間部を囲むように前記開口部に沿って形成され、かつ前記閉塞状態において、前記蓋部材を構成する蓋側側壁を挟み込む外壁及び内壁を有する本体側側壁と、
前記電子部品が組付けられ、かつ前記収容空間部に収容される前記分岐線の端末に設けられた接続端子が前記開口部側から組み付けられる電子部品ブロックと、を有し、
前記分岐線は、
絶縁性の保護テープが巻き付けられたテープ巻き領域と、
前記接続端子が前記電子部品ブロックに組み付けられた組付状態において、前記電子部品ブロックと前記テープ巻き領域の間に位置するテープ巻き首下領域と、を有し、
前記内壁は、
前記閉塞状態で前記蓋部材側に向けて延在し、前記外壁に対して相対的に長く形成され、かつ延在方向と直交する方向に対して前記テープ巻き首下領域と対向して位置する内壁側延在部を有し、
前記内壁側延在部は、
前記外壁の開口端から当該内壁側延在部の開口端までの長さが前記テープ巻き首下領域の長さより長く設定される、
ことを特徴とするワイヤハーネス。 - 前記係止機構は、
前記蓋側側壁に設けられた係止部と、
前記外壁の開口端に設けられた係止受け部と、を含む
請求項1に記載のワイヤハーネス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022127798A JP2024024859A (ja) | 2022-08-10 | 2022-08-10 | ワイヤハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022127798A JP2024024859A (ja) | 2022-08-10 | 2022-08-10 | ワイヤハーネス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=90010969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022127798A Pending JP2024024859A (ja) | 2022-08-10 | 2022-08-10 | ワイヤハーネス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2024024859A (ja) |
-
2022
- 2022-08-10 JP JP2022127798A patent/JP2024024859A/ja active Pending
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