JP6952940B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本開示は、通信端末のアンテナ装置に関するものである。
無線LAN(Local Area Network)等の無線通信においては、アクセスポイントとなる通信端末親機により通信エリアを形成し、エリア内の通信端末子機との通信を行う。また、センサーネットワークでは、通信端末同士が網目状に接続され、複数の通信路を生成し、通信端末間でマルチホップ通信を行う場合もある。
一つの通信端末親機が形成する通信エリア内に通信端末子機が分布する場合、通信端末親機は水平面内において無指向性の放射パターンが求められる。
また、通信エリアが複数ある場合、通信エリア間での利得を向上させるにあたり、それぞれの通信端末親機は互いに指向性がある放射パターンを持つ必要がある。特に、複数の通信端末親機が一列に並び通信エリアが直線状に連続して形成されるような場合を考えると、通信端末親機には、通信エリアが隣接する直線方向、つまり通信エリア内に設置された水平面内において双方向性の放射パターンが求められる。
特許文献1では、逆相励振型平面アンテナと伝送線路型アンテナの組み合わせを用いた偏波共用双方向性アンテナの一構成例が開示されている。矩形状の線状導体を地導体上に設けて水平面内において8の字型の双方向性の垂直偏波放射パターンを得るとともに、平板状導体の対向する2つの辺にそれぞれに切れ目(くぼみ)を設けて逆相励振型平面アンテナを構成して水平面内に双方向性の水平偏波放射パターンを得ることが開示されている。
特開2018−61195号公報
特許文献1の偏波共用アンテナでは水平面内双方向性の放射パターンを複数得ることはできるが、無指向性の放射パターンを得ることはできない。
無指向性の放射パターンも実現するには、それぞれの放射パターンを有するアンテナを複数用意しなければならず、端末装置が大型化したり、設置するアンテナの数が増えることによってコストが増大したりするという問題があった。
この発明は上記のような問題を解決するためになされたものであり、水平面内無指向性のアンテナと水平面内双方向性のアンテナを一体化した小形のアンテナ装置を得ることを目的とする。
本開示に係るアンテナ装置は、平板状の地導体と、地導体と平行に配置され、第1の孔、第2の孔が設けられた平板状の第1の導体板と、地導体と平行に配置された第1の水平導体、第1の導体板と電気的に接続するように垂直に交差し、第1の端が地導体と接続し、第2の端が第1の水平導体の第1の端と接続する第1の垂直導体及び第1の導体板と空間を有するように第1の孔に垂直に挿入され、第1の端が第1の水平導体の第2の端と接続し、第2の端が第1の給電点と接続する第2の垂直導体を有する第1の線状導体と、地導体と平行に配置された第2の水平導体、第1の導体板と電気的に接続するように垂直に交差し、第1の端が地導体と接続し、第2の端が第2の水平導体の第1の端と接続する第3の垂直導体及び第1の導体板と空間を有するように第2の孔に垂直に挿入され、第1の端が第2の水平導体の第2の端と接続し、第2の端が第2の給電点と接続する第4の垂直導体からなる第2の線状導体と、第1の導体板と垂直に配置され、第1の端が第1の導体板と接続し、第2の端が地導体側の第3の給電点と接続する第3の線状導体とを設けたものである。
本開示によれば、水平面内無指向性のアンテナと水平面内双方向性のアンテナを一体化した小型のアンテナ装置を実現することが可能となる。
実施の形態1に係るアンテナ装置を示す構成図である。 第1の線状導体の一例を示す、図1のA−A断面図である。 第2の線状導体の一例を示す、図1のB−B断面図である。 第3の線状導体の一例を示す、図1のC−C断面図である。 アンテナ装置内に構成される短絡導体付きマイクロストリップアンテナの一例を示す、図1のC−C断面図である。 実施の形態1に係るアンテナ装置の無指向性アンテナの周波数f1における水平面内(x−y平面内)放射パターンを示したグラフである。 実施の形態1に係るアンテナ装置の双方向性アンテナの周波数f2における水平面内(x−y平面内)放射パターンを示したグラフである。 実施の形態2に係るアンテナ装置を示す構成図である。 実施の形態3に係るアンテナ装置を示す構成図である。 第4の線状導体の一例を示す、図9のD−D断面図である。 実施の形態3に係るアンテナ装置の変形例を示す構成図である。 第2の導体板の一例を示す、図11のD−D断面図である。 実施の形態4に係るアンテナ装置を示す構成図である。 第1の線状導体の一例を示す、図13のE−E断面図である。 第2の線状導体の一例を示す、図13のF−F断面図である。 アンテナ装置内に構成される短絡導体付きマイクロストリップアンテナの一例を示す、図13のG−G断面図である。 第1の線状導体上を流れる電流の模式図である。 実施の形態4のアンテナ装置の水平面内双方向性アンテナの周波数f2における水平面内(x−y平面内)放射パターンを示したグラフである。 実施の形態4に係るアンテナ装置の双方向性アンテナの周波数f2における水平面内(x−y平面内)放射パターンを示したグラフである。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るアンテナ装置を示す構成図である。図1において、アンテナ装置は、地導体1と、導体板(第1の導体板)2、第1の線状導体3、第2の線状導体4、第1の孔5、第2の孔6と第3の線状導体7を備えている。
地導体1は、銅またはアルミ等の金属で構成され、アンテナ装置のグランドとして動作する。図1において、地導体1は円形の板状で示されているが、アンテナ装置のグランドとしての動作が得られれば適宜自由な形状を選択可能である。例えば、正方形でも良い。本実施の形態では、図1に示すように地導体1を円板状の導体で構成した場合を例に説明する。
導体板2は、地導体1の主面に対して平行に配置された平板状の導体である。導体板2の平面形状は所定の周波数f1で共振するように設計されていれば任意の形状を選択可能であるが、通常、円形、正方形または多角形が用いられる。本実施の形態では、図1に示すように導体板2を円板状の導体で構成した場合を例に説明する。なお、地導体1の中心と導体板2の中心が地導体1の法線方向に対して一致するように配置するのが望ましい。
第1の線状導体3は、水平導体(第1の水平導体)3aと水平導体3aの一端(第1の端)に接続する垂直導体(第1の垂直導体)3b、水平導体3aの他端(第2の端)に接続する垂直導体(第2の垂直導体)3cから構成される導体である。第1の線状導体3の全長は、水平導体3aと垂直導体3bと垂直導体3cの長さを合わせたものである。水平導体3aは、地導体1および導体板2に対して平行であり、これらが所定の間隔を設けて地導体1、導体板2、水平導体3aの順に配列される。
垂直導体3bは、地導体1および導体板2に対して垂直に配置され、一端(第1の端)が地導体1に接続され、他端(第2の端)が水平導体3aの一端(第1の端)に接続されている。垂直導体3bは、導体板2と電気的に接続するように垂直に交差している。垂直導体3cは、地導体1および導体板2に対して垂直に配置され、一端(第1の端)が水平導体3aの他端(第2の端)に接続されている。
垂直導体3cの他端(第2の端)は、地導体1の近傍に配置され、地導体1と垂直導体3cの他端(第2の端)との間に高周波電圧が印加される。垂直導体3cは、導体板2と空間を有するように、導体板2に設けられた第1の孔5に垂直に挿入される。図1のA−A断面図を図2に示す。なお、図1と同一符号は、同一または、相当部分を示している。21は、垂直導体3cの他端と接続する給電点(第1の給電点)である。
第2の線状導体4は、水平導体(第2の水平導体)4aと水平導体4aの一端(第1の端)に接続する垂直導体(第3の垂直導体)4b、水平導体4aの他端(第2の端)に接続する垂直導体(第4の垂直導体)4cから構成される導体である。第2の線状導体4の全長は、水平導体4aと垂直導体4bと垂直導体4cの長さを合わせたものである。水平導体4aは、地導体1および導体板2に対して平行であり、これらが所定の間隔を設けて地導体1、導体板2、水平導体4aの順に配列される。
垂直導体4bは、地導体1および導体板2に対して垂直に配置され、一端(第1の端)が地導体1に接続され、他端(第2の端)が水平導体4aの一端(第1の端)に接続されている。垂直導体4bは、導体板2と電気的に接続するように垂直に交差している。垂直導体4cは、地導体1および導体板2に対して垂直に配置され、一端(第1の端)が水平導体4aの他端(第2の端)に接続されている。
垂直導体4cの他端(第2の端)は、地導体1の近傍に配置され、地導体1と垂直導体4cの他端(第2の端)との間に高周波電圧が印加される。垂直導体4cは、導体板2と空間を有するように、導体板2に設けられた第2の孔6に垂直に挿入される。図1のB−B断面図を図3に示す。なお、図1と同一符号は、同一または、相当部分を示している。22は、垂直導体4cの他端と接続する給電点(第2の給電点)である。
第1の線状導体3の全長および第2の線状導体4の全長は、第1の線状導体3および第2の線状導体4が、所定の周波数f2で共振するように設計される。なお、本実施の形態では、導体板2が共振する周波数をf1、第1の線状導体3および第2の線状導体4が共振する周波数をf2としたが、周波数f1と周波数f2は同一であっても異なっていてもよい。
第1の線状導体3の水平導体3aと第2の線状導体4の水平導体4aは、所定の間隔を設けて互いに平行となるように、かつ導体板2の中心に対して互いに反対側となるように配置される。第1の線状導体3と第2の線状導体4は、導体板2の中心に対して180度回転対称(点対称)となるように配置されることが望ましい。また、導体板2を円形または正方形といった回転対称形とした場合、第1の線状導体3の垂直導体3b、3cおよび第2の線状導体4の垂直導体4b、4cは地導体1の中心に対して90度回転対称となる位置に配置されることが望ましい。
第3の線状導体7は、地導体1、導体板2に対して垂直に配置され、一端(第1の端)が導体板2に接続された導体である。第3の線状導体7の他端(第2の端)は、地導体1の近傍に配置され、地導体1と第3の線状導体7の他端の間に高周波電圧が印加される。
図1のC−C断面図を図4に示す。なお、図1と同一符号は、同一または、相当部分を示している。23は、第3の線状導体7の他端と接続する給電点(第3の給電点)である。図1では、第3の線状導体7の一端と導体板2の接続箇所が導体板2の中心に一致しているが、第3の線状導体7と導体板2との間で、所望のインピーダンス整合が得られれば、第3の線状導体7の一端と導体板2の接続箇所は、必ずしも導体板2の中心に一致している必要はない。
次に、本実施の形態に係るアンテナ装置の動作について説明する。なお、送信アンテナと受信アンテナには可逆性が成り立つため、ここでは送信アンテナとしての動作について説明する。
導体板2は、所定の周波数f1で共振するように設計されているので、給電点23に高周波電圧が印加されると、第3の線状導体7を介して導体板2と地導体1の間に高周波電圧が印加され、両者に電荷の移動が発生して交流電流が流れる。また、本実施の形態に係るアンテナ装置では、第1の線状導体3の垂直導体3bと第2の線状導体4の垂直導体4bによって、地導体1と導体板2が電気的に接続されているため、短絡導体付きマイクロストリップアンテナが構成される。
この短絡導体付きマイクロストリップアンテナにのみ着目した、図1のC−C断面図を図5に示す。なお、図1と同一符号は、同一または、相当部分を示している。第1の線状導体3の垂直導体3bと第2の線状導体4の垂直導体4bにより、地導体1と導体板2が電気的に接続されていることになり、導体板2には中心から外側に向かって放射状に電流が流れるため、短絡導体付き容量装荷モノポールアンテナと同様、導体板2の水平面内において無指向性の放射パターンが生じる。したがって、地導体1と導体板2によって水平面内無指向性アンテナが得られる。
給電点21に高周波電圧が印加されると、第1の線状導体3に交流電流が流れる。このとき、鏡像の原理により、地導体1を対称面として第1の線状導体3の鏡像を考え、第1の線状導体3は、地導体1に対して垂直に配置されたループアンテナと見なすことができる。第1の線状導体3の垂直導体3bは、地導体1だけでなく導体板2にも接続されているが、第1の線状導体3が所定の周波数f2において共振しているとき、第1の線状導体3上の定在波の節が垂直導体3b上に生じるため、垂直導体3bを導体板2に接続してもループアンテナとしての動作への影響は小さい。
第1の線状導体3の垂直導体3cも、導体板2を貫通するように配置されているが、導体板2に設けられた第1の孔5を通るように配置され電気的接続はなく、垂直導体3cと導体板2が容量結合しないように第1の孔5の大きさを選ぶことで、ループアンテナとしての動作への影響をなくすことができる。第2の線状導体4についても同様に考えることができる。第1の線状導体3は、地導体1に垂直に配置されたループアンテナとして動作するので、その水平面における放射指向性は8の字型となり、水平導体3aに直交する方向(図1における+x、−x方向)に指向性が生じる。第2の線状導体4も同様に、+x、−x方向で利得が最大となる8の字型の放射指向性を有する。
第1の線状導体3と第2の線状導体4は、導体板2の中心に対して互いに反対側となるように配置されているので、第1の線状導体3に印加される電圧と第2の線状導体4に印加される電圧の位相差φを180°とすると、水平面内で+x、−x方向において第1の線状導体3から放射される電波と第2の線状導体4から放射される電波が強めあう。したがって、地導体1と第1の線状導体3と第2の線状導体4によって水平面内双方向性アンテナが得られる。なお、第1の線状導体3と第2の線状導体4は、導体板2の中心に対して互いに反対側となるように配置される場合について説明したが、第1の線状導体3と第2の線状導体4は、導体板2の中心に対して点対称であることが望ましい。
次に、本実施の形態のアンテナ装置構成で行った電磁界シミュレーション結果を示す。図6は、本実施の形態のアンテナ装置の水平面内無指向性アンテナの周波数f1における水平面内(x−y平面内)放射パターンを示したグラフである。図中の太線がXY平面内での強度を示す。なお、本実施の形態では、地導体1と導体板2の間隔は0.024λ1、導体板2の直径は0.29λ1、第1の線状導体3の導体板2の中心からの距離を0.06λ1とした。λ1は、周波数f1に対する波長である。図6から明らかなように、地導体1および導体板2により水平面内無指向性アンテナが得られていることがわかる。
図7は、本実施の形態のアンテナ装置の水平面内双方向性アンテナの周波数f2における水平面内(x−y平面内)放射パターンを示したグラフである。なお、本実施の形態では、第1の線状導体3の水平導体3aの長さは0.28λ2、垂直導体3b、3cの長さは0.12λ2とした。λ2は、周波数f2に対する波長である。導体板2の中心に対して第1の線状導体3と点対称となるように第2の線状導体4を設け、第1の線状導体3と第2の線状導体4の間隔を0.28λ2とした。なお、周波数f1と周波数f2は異なる値であり、f1<f2(λ1>λ2)である。図7から明らかなように、本実施の形態に係るアンテナ装置の水平面内双方向性アンテナは、±x方向に指向性を有する双方向性の放射パターンが得られている。したがって、地導体1と第1の線状導体3と第2の線状導体4により水平面内双方向性アンテナが得られていることがわかる。
以上のように、本実施の形態に係るアンテナ装置では、地導体1および導体板2により水平面内無指向性アンテナが構成され、地導体1と第1の線状導体3および第2の線状導体4により水平面双方向性アンテナが構成され、第1の線状導体3の垂直導体3bおよび第2の線状導体4の垂直導体4bを水平面内無指向性アンテナの短絡導体と共通化することで水平面内無指向性アンテナと水平面内双方向性アンテナを一体化している。これにより、アンテナの設置台数を増やすことなく水平面内無指向性と水平面内双方向性の放射パターンを実現し、設置面積が小さいアンテナ装置を得ることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、地導体1の主面に対して平行に配置された導体板2との間を空気の層で構成した場合について説明した。本実施の形態では、地導体1と導体板2との間に誘電体を挟んで構成した場合について述べる。
図8は、本実施の形態に係るアンテナ装置を示す構成図である。図8において、実施の形態1と同一の構成には同一符号を付し、説明を省略する。本実施の形態に係るアンテナ装置と、実施の形態1との相違点は、地導体1と導体板2の間に誘電体板8が新たに配置された点である。
誘電体板8は、所定の比誘電率を有する平板状の誘電体であり、一方の平面に地導体1が、他方の面に導体板2がそれぞれ形成される。本実施の形態では、図8に示すよう、誘電体板8は、所定の厚さを有する円板形状としているが、方形の板状や多角形の板状など、設計の範囲内で任意の形状を選択可能である。
また、図8では地導体1が誘電体板8の一方の平面全体に一致するように同一形状として表されているが、上述のように、誘電体板8の一方の面の一部分にのみ地導体1が形成されていても良い。
導体板2は、実施の形態1と同様、所定の周波数f1で共振するように、誘電体板8の比誘電率および厚さなどを考慮して設計されるものとする。
本実施の形態に係るアンテナ装置では、誘電体板8として、例えば両面に銅箔が貼り付けられた誘電体基板が利用できる。この場合、地導体1および導体板2は、誘電体板8の両面をエッチングすることによって所定の形状に加工することができる。また、誘電体板8において、第1の線状導体3の垂直導体3bおよび第2の線状導体4の垂直導体4bが配置される部分にスルーホール(図示しない)を形成することで、これらの導体を誘電体板8に貫通させるとともに、地導体1と導体板2の電気的接続を確保することができる。
一方、誘電体板8において、垂直導体3cと垂直導体4cが配置される部分には孔(図示しない)を形成することで、これらの導体を誘電体板8に貫通させることができる。
以上のように、本実施の形態に係るアンテナ装置では、地導体1と導体板2との間に誘電体板8を用いることで、誘電体基板のエッチング加工などの大量生産に適した製造方法を用いることができ、低コストでアンテナ装置を得ることができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、ひとつのアンテナ装置内で、水平面内無指向性の放射パターンと水平面内双方向性の放射パターンの両方が得られるアンテナ装置について述べた。本実施の形態では、更に水平面内無指向性の放射パターンを有する場合について述べる。
図9は、本実施の形態に係るアンテナ装置を示す構成図である。図9において、図1と同一の構成には同一符号を付し、説明を省略する。本実施の形態に係るアンテナ装置と、実施の形態1との相違点は、導体板2に第3の孔10を新たに設け、第4の線状導体9を新たに配置した点である。
第4の線状導体9は、導体板2の中心軸に沿って地導体1および導体板2に対して垂直に配置された導体である。第4の線状導体9の一端(第1の端)は、導体板2と空間を有するように導体板2に設けられた第3の孔10に垂直に挿入され、他端(第2の端)は、地導体1の近傍に配置され、地導体1と第4の線状導体9の他端との間に高周波電圧が印加される。図9のD−D断面図を図10に示す。なお、図2〜図4及び図9と同一符号は、同一または、相当部分を示している。24は、第4の線状導体9の他端と接続する給電点(第4の給電点)である。
なお、実施の形態1に係るアンテナ装置では、第3の線状導体7が導体板2の中心に配置される場合もあったが、本実施の形態に係るアンテナ装置では、第4の線状導体9が導体板2の中心に配置されるため、第3の線状導体7は、導体板2の中心から所定の距離だけ離して配置させる必要がある。なお、第3の線状導体7と導体板2の中心との距離は、所望のインピーダンス整合が得られる位置に適宜設計される。
第4の線状導体9の長さは、所定の周波数f3で共振するように設計される。ただし、周波数f3は周波数f1または周波数f2と同一であっても異なっていてもよい。このとき、給電点24に高周波電圧が印加されると、両者に電荷の移動が発生して交流電流が流れる。すなわち、第4の線状導体9は周波数f3で共振するモノポールアンテナとして動作し、水平面内無指向性の放射パターンが得られる。
地導体1と導体板2から構成される水平面内無指向性アンテナ(短絡導体付きマイクロストリップアンテナ)では、構造の対称性から導体板2の中心付近で地導体1と導体板2の間に生じる電界強度が非常に小さくなる。したがって、導体板2の中心軸に沿って第4の線状導体9を新たに配置しても、地導体1と導体板2から構成される水平面内無指向性アンテナの動作には影響を及ぼすことがない。
以上のように、本実施の形態に係るアンテナ装置では、導体板2の中心軸に沿って第4の線状導体9を設けることで、周波数f3で動作する水平面内無指向性アンテナを新たに一体構成することができ、アンテナ装置を大型化することなく多素子化することができる。
なお、本実施の形態に係るアンテナ装置に、実施の形態2に記載の誘電体板8を組み合わせることも可能である。この場合、実施の形態2で説明したように大量生産に優れる製造法を用いることができ、アンテナ装置の低コスト化を図ることができる。
さらに、第4の線状導体9を低姿勢化するため、いわゆるトップローディングアンテナとすることも可能である。図11に、本実施の形態に係るアンテナ装置の変形例を示す。図11において、11は、第2の導体板である。なお、図8と同一符号は、同一または、相当部分を示している。図11のD−D断面図を図12に示す。なお、図2〜図4及び図9と同一符号は、同一または相当部分を示している。第2の導体板11は、第4の線状導体9の一端(第1の端)に電気的に接続されている。第2の導体板11の形状は、所定の周波数f3で共振するよう、第4の線状導体9と併せて設計されていれば、任意の形状を選択できるが、第4の線状導体9の軸方向に対して回転対称性を有する形状が望ましい。例えば、円形、正方形、正多角形などが選択される。
実施の形態4.
実施の形態1では、水平面内双方向性の放射パターンをアンテナ素子として、地導体1に対して垂直に配置されたループアンテナを用いる構成について述べた。本実施の形態では、よりアンテナ構成の対称性が良く水平面内放射パターンの対称性が良好となるアンテナ構成について述べる。
図13は、実施の形態4に係るアンテナ装置を示す構成図である。図13において、実施の形態1と同一の構成には同一符号を付し、説明を省略する。本実施の形態に係るアンテナ装置と、実施の形態1との相違点は、第1の線状導体3に垂直導体(第3の垂直導体)3dが新たに設けられ、第2の線状導体4に垂直導体(第3の垂直導体)4dが設けられ、各々T字型モノポールアンテナを構成した点である。
第1の線状導体3は、水平導体(第1の水平導体)3aと水平導体3aの一端(第1の端)に接続する垂直導体(第1の垂直導体)3b、水平導体3aの他端(第2の端)に接続する垂直導体(第2の垂直導体)3c、水平導体3aの中央に接続される垂直導体(第3の垂直導体)3dから構成される導体である。第1の線状導体3の形状は、垂直導体3dを含む軸に対して対称形状であることが望ましい。このとき、第1の線状導体3のアンテナとしての全長は水平導体3aの長さの半分と垂直導体3b(または垂直導体3c)の長さと垂直導体3dの長さを合わせたものである。
水平導体3aは、地導体1および導体板2に対して平行であり、これらが所定の間隔を設けて地導体1、導体板2、水平導体3aの順に配列される。垂直導体3bは、地導体1および導体板2に対して垂直に配置され、一端(第1の端)が地導体1に接続され、他端(第2の端)が水平導体3aの一端(第1の端)に接続されている。このとき、垂直導体3bは導体板2と電気的に接続するように垂直に交差している。
垂直導体3cは、地導体1および導体板2に対して垂直に配置され、一端(第1の端)が地導体1に接続され、他端(第2の端)が水平導体3aの他端(第2の端)に接続されている。このとき、垂直導体3cは導体板2と電気的に接続するように垂直に交差している。
垂直導体3dは、地導体1および導体板2に対して垂直に配置され、一端(第1の端)が水平導体3aの中央に接続されている。垂直導体3dの他端(第2の端)は、地導体1の近傍に配置され、地導体1と垂直導体3dの他端(第2の端)との間に高周波電圧が印加される。このとき、垂直導体3dは、導体板2と空間を有するように、導体板2に設けられた第1の孔5に垂直に挿入される。図13のE−E断面図を図14に示す。なお、図13と同一符号は、同一または、相当部分を示している。21は、垂直導体3dの他端と接続する給電点(第1の給電点)である。
第2の線状導体4は、水平導体(第2の水平導体)4aと水平導体4aの一端(第1の端)に接続する垂直導体(第1の垂直導体)4b、水平導体4aの他端(第2の端)に接続する垂直導体(第5の垂直導体)4c、水平導体4aの中央に接続される垂直導体(第6の垂直導体)4dから構成される導体である。第2の線状導体4の形状は、垂直導体4dを含む軸に対して対称形状であることが望ましい。このとき、第2の線状導体4のアンテナとしての全長は水平導体4aの長さの半分と垂直導体4b(または垂直導体4c)の長さと垂直導体4dの長さを合わせたものである。
水平導体4aは、地導体1および導体板2に対して平行であり、これらが所定の間隔を設けて地導体1、導体板2、水平導体4aの順に配列される。垂直導体4bは、地導体1および導体板2に対して垂直に配置され、一端(第1の端)が地導体1に接続され、他端(第2の端)が水平導体4aの一端(第1の端)に接続されている。このとき垂直導体4bは、導体板2と電気的に接続するように垂直に交差している。
垂直導体4cは、地導体1および導体板2に対して垂直に配置され、一端(第1の端)が地導体1に接続され、他端(第2の端)が水平導体4aの他端(第2の端)に接続されている。このとき垂直導体4bは、導体板2と電気的に接続するように垂直に交差している。
垂直導体4dは、地導体1および導体板2に対して垂直に配置され、一端(第1の端)が水平導体4aの中央に接続されている。垂直導体4dの他端(第2の端)は、地導体1の近傍に配置され、地導体1と垂直導体4dの他端(第2の端)との間に高周波電圧が印加される。このとき、垂直導体4dは、導体板2と空間を有するように、導体板2に設けられた第2の孔6に垂直に挿入される。図13のF−F断面図を図15に示す。なお、図13と同一符号は、同一または、相当部分を示している。22は、垂直導体4dの他端と接続する給電点(第2の給電点)である。
第1の線状導体3の全長および第2の線状導体4の全長は、第1の線状導体3および第2の線状導体4が、所定の周波数f2で共振するように設計される。なお、本実施の形態では、導体板2が共振する周波数をf1、第1の線状導体3および第2の線状導体4が共振する周波数をf2としたが、周波数f1と周波数f2は同一であっても異なっていてもよい。
第1の線状導体3の水平導体3aと第2の線状導体4の水平導体4aは、所定の間隔を設けて互いに平行となるように、かつ導体板2の中心に対して互いに反対側となるように配置される。第1の線状導体3と第2の線状導体4は、導体板2の中心に対して180度回転対称(点対称)となるように配置されることが望ましい。
また、導体板2を円形または正方形といった回転対称形とした場合、第1の線状導体3の垂直導体3b、3c、3dおよび第2の線状導体4の垂直導体4b、4c、4dは地導体1の中心に対して90度回転対称となる位置に配置されることが望ましい。
図13のG−G断面図を図16に示す。なお、図13と同一符号は、同一または、相当部分を示している。23は、第3の線状導体7の他端と接続する給電点(第3の給電点)である。図13では、第3の線状導体7の一端と導体板2の接続箇所が導体板2の中心に一致しているが、第3の線状導体7と導体板2との間で、所望のインピーダンス整合が得られれば、第3の線状導体7の一端と導体板2の接続箇所は、必ずしも導体板2の中心に一致している必要はない。また、図16では、給電点21、22、23が同一直線状に配列しているが、必ずしも同一直線状である必要はない。
以上のように構成することで、地導体1と導体板2によって短絡導体付きマイクロストリップアンテナが構成される。実施の形態1に比べて、本実施の形態では短絡導体の数が2個から4個に増えているが、接続箇所は導体板2に対して回転対称であるため、実施の形態1と同様に水平面内無指向性の放射パターンが生じ、地導体1と導体板2によって水平面内無指向性アンテナが得られる。
給電点21に高周波電圧が印加されると、第1の線状導体3に交流電流が流れる。第1の線状導体3上を流れる電流の模式図を図17に示す。垂直導体3d上を流れた電流I1は、水平導体3aの中央において水平導体3aの各々の端向かって分岐する。分岐した電流をそれぞれI2、I3とすると、電流I2、I3の振幅は等しく、流れる向きは反対向きとなる。そのため、水平面内で+x、−x方向から見た場合電流I2から放射される電波と電流I3から放射される電波は互いに打ち消しあう。したがって、垂直導体3dからの放射が主となり、第1の線状導体3はT字型のモノポールアンテナと見なすことができる。
第1の線状導体3の垂直導体3bおよび3cは、地導体1および導体板2に接続されているが、それによる寄生容量を考慮して所定の周波数f2において第1の線状導体3が共振するように設計される。第1の線状導体3の垂直導体3dも、導体板2を貫通するように配置されているが、導体板2に設けられた第1の孔5を通るように配置され電気的接続はなく、垂直導体3cと導体板2が容量結合しないように第1の孔5の大きさを選ぶことで、モノポールアンテナとしての動作への影響をなくすことができる。第2の線状導体4についても同様に考えることができる。
第1の線状導体3と第2の線状導体4は、導体板2の中心に対して互いに反対側となるように配置されているので、水平面内のy軸の観測点から第1の線状導体3の垂直導体3dまでの距離と第2の線状導体4の垂直導体4dまでの距離は等しい。
したがって、第1の線状導体3に印加される電圧と第2の線状導体4に印加される電圧の位相差φを180°とすると、垂直導体3dを流れる電流から放射される電波と垂直導体4dを流れる電流から放射される電波は互いに打ち消しあい、+y、−y方向へ放射しなくなる。
一方、x軸上の観測点においては垂直導体3dと垂直導体4dの距離差があるため、垂直導体3dと垂直導体4dの間隔に応じた位相差が生じるため、+x、−x方向において第1の線状導体3から放射される電波と第2の線状導体4から放射される電波が強めあう。したがって、地導体1と第1の線状導体3と第2の線状導体4によって、±y方向への放射を抑え、±x方向に放射する水平面内双方向性アンテナが得られる。
なお、第1の線状導体3と第2の線状導体4は、導体板2の中心に対して互いに反対側となるように配置される場合について説明したが、第1の線状導体3と第2の線状導体4は、導体板2の中心に対して点対称であることが望ましい。
本実施の形態のアンテナ装置では、第1の線状導体3と第2の線状導体4により水平導体の中央から給電されるモノポールアンテナを構成したので、水平面内放射指向性の対称性が向上する効果が期待できる。本実施の形態の水平面内双方向性アンテナの効果を示すため、電磁界シミュレーション結果を示す。なお、水平面内無指向性アンテナの動作については実施の形態1と同様のため、以下では説明を省略する。実使用時にはアンテナ装置はケース内に収納される場合が多い。そこで、アンテナ装置を正方形の開口を有する所定の大きさの金属ケースに収納した場合の放射パターンを示す。
図18は、本実施の形態のアンテナ装置の水平面内双方向性アンテナの周波数f2における水平面内(x−y平面内)放射パターンを示したグラフである。なお、本実施の形態では、第1の線状導体3の水平導体3aの長さは0.28λ2、垂直導体3b、3c、3dの長さは0.09λ2とした。λ2は、周波数f2に対する波長である。導体板2の中心に対して第1の線状導体3と点対称となるように第2の線状導体4を設け、第1の線状導体3と第2の線状導体4の間隔を0.28λ2とした。
比較のため、実施の形態1のアンテナ装置を同様の金属ケースに収納した場合の水平面内双方向性アンテナの周波数f2における放射パターンを図19に示す。
図18から明らかなように、本実施の形態に係るアンテナ装置の水平面内双方向性アンテナは、±x方向に指向性を有する双方向性の放射パターンが得られている。さらに、図19との比較から、実施の形態1の水平面内双方向性アンテナに比べて放射パターンの対称性が良く、±方向の利得が向上していることがわかる。したがって、本実施の形態の地導体1と第1の線状導体3と第2の線状導体4により、より対称性が良く高利得な水平面内双方向性アンテナが得られていることがわかる。
以上のように、本実施の形態に係るアンテナ装置では、第1の線状導体3および第2の線状導体4により中央給電のT字型モノポールアンテナを構成することで、対称性の良い放射パターンが得られる水平面内双方向性アンテナを実現し、実使用時においても利得の高いアンテナ装置を得ることができる。
なお、本実施の形態に係るアンテナ装置に、実施の形態2に記載の誘電体板8を組み合わせることも可能である。この場合、実施の形態2で説明したように大量生産に優れる製造法を用いることができ、アンテナ装置の低コスト化を図ることができる。
さらに、本実施の形態に係るアンテナ装置に、実施の形態3に記載の第4の線状導体9を組み合わせることも可能である。この場合、実施の形態3で説明したように周波数f3で動作する水平面内無指向性アンテナを新たに一体構成することができ、アンテナ装置を大型化することなく多素子化することができる。
なお、この発明の実施の形態1から4において、第1の線状導体3、第2の線状導体4、第4の線状導体9、第2の導体板11は自立する導体として説明されているが、実用においては設計の範囲においてこれらの導体を支持する構造を用いたり、3次元パターニング技術等の方法により樹脂表面に所定の導体パターンを形成したりすることができる。
なお、各実施の形態の組み合わせまたは実施の形態のそれぞれの任意の構成要素の変形もしくは実施の形態のそれぞれにおいて任意の構成要素の省略が可能である。
本開示に係るアンテナ装置は、例えば、通信端末に利用可能である。
1 地導体、2 導体板、3 第1の線状導体、3a 水平導体、3b 垂直導体、3c 垂直導体、3d 垂直導体、4 第2の線状導体、4a 水平導体、4b 垂直導体、4c 垂直導体、4d 垂直導体、5 第1の孔、6第2の孔、7 第3の線状導体、8 誘電体板、9 第4の線状導体、10 第3の孔、11 第2の導体板、21、22、23、24 給電点。

Claims (8)

  1. 平板状の地導体と、
    該地導体と平行に配置され、第1の孔、第2の孔が設けられた平板状の第1の導体板と、
    前記地導体と平行に配置された第1の水平導体、前記第1の導体板と電気的に接続するように垂直に交差し、第1の端が前記地導体と接続し、第2の端が前記第1の水平導体の第1の端と接続する第1の垂直導体及び前記第1の導体板と空間を有するように前記第1の孔に垂直に挿入され、第1の端が前記第1の水平導体の第2の端と接続し、第2の端が第1の給電点と接続する第2の垂直導体を有する第1の線状導体と、
    前記地導体と平行に配置された第2の水平導体、前記第1の導体板と電気的に接続するように垂直に交差し、第1の端が前記地導体と接続し、第2の端が前記第2の水平導体の第1の端と接続する第3の垂直導体及び前記第1の導体板と空間を有するように前記第2の孔に垂直に挿入され、第1の端が前記第2の水平導体の第2の端と接続し、第2の端が第2の給電点と接続する第4の垂直導体からなる第2の線状導体と、
    前記第1の導体板と垂直に配置され、第1の端が前記第1の導体板と接続し、第2の端が前記地導体側の第3の給電点と接続する第3の線状導体と、
    を備えたアンテナ装置。
  2. 前記第1の水平導体と前記第2の水平導体は互いに平行であり、かつ、前記第1の導体板の中心軸に対し互いに点対称となる位置に配置された、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記第1の導体板の平面形状は点対称である請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1の線状導体と前記第2の線状導体は前記第1の導体板の中心に対して点対称である請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記地導体と前記第1の導体板の間に誘電体を備えた請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記第1の導体板は中央に第3の孔を有し、
    前記第1の導体板と空間を有するように前記第3の孔に垂直に挿入され、前記地導体側の一端が第4の給電点に接続された第4の線状導体を備えた請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記第1の導体板が前記地導体と対向する面とは反対の面に平行に配置され、前記第4の線状導体の他端と電気的に接続する第2の導体板を備えた請求項6に記載のアンテナ装置。
  8. 平板状の地導体と、
    該地導体と平行に配置され、第1の孔及び第2の孔が設けられた平板状の第1の導体板と、
    前記地導体と平行に配置された第1の水平導体、前記第1の導体板と電気的に接続するように垂直に交差し、第1の端が前記地導体と接続し、第2の端が前記第1の水平導体の第1の端と接続する第1の垂直導体及び前記第1の導体板と電気的に接続するように垂直に交差し、第1の端が前記地導体と接続し、第2の端が前記第1の水平導体の第2の端と接続する第2の垂直導体及び前記第1の導体板と空間を有するように前記第1の孔に垂直に挿入され、第1の端が前記第1の水平導体の第1の端と第2の端の間で接続し、第2の端が第1の給電点と接続する第3の垂直導体を有する第1の線状導体と、
    前記地導体と平行に配置された第2の水平導体、前記第1の導体板と電気的に接続するように垂直に交差し、第1の端が前記地導体と接続し、第2の端が前記第1の水平導体の第1の端と接続する第4の垂直導体及び前記第1の導体板と電気的に接続するように垂直に交差し、第1の端が前記地導体と接続し、第2の端が前記第2の水平導体の第2の端と接続する第5の垂直導体及び前記第1の導体板と空間を有するように前記第2の孔に垂直に挿入され、第1の端が前記第2の水平導体の第1の端と第2の端の間で接続し、第2の端が第2の給電点と接続する第6の垂直導体からなる第2の線状導体と、
    前記第1の導体板と垂直に配置され、第1の端が前記第1の導体板と接続し、第2の端が前記地導体側の第3の給電点と接続する第3の線状導体と、
    を備えたアンテナ装置。
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