JP6950075B2 - センサ挿入装置 - Google Patents

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Description

本願は、例えば、持続血糖測定を行うために、生体情報を測定するセンサを患者の体内に挿入するセンサ挿入装置に関するものである。
従来のセンサ挿入装置の構成は、以下のようになっていた。
すなわち、下端開口部および上端開口部を有する筒状で細長形状の本体ケースと、本体ケースの上端開口部の内外に摺動自在に設けられた刺針ボタンと、本体ケース内に設けられるとともに刺針ボタンに連結されたキャリアと、キャリアの下端部に設けられセンサを挿入方向に案内するガイド針が保持されるガイド針保持部と、本体ケースの外周に摺動自在に設けられた抜針スリーブと、を備えていた。
このセンサ挿入装置を用いてセンサを患者の腕に留置する際には、患者は、センサ挿入装置によって刺針操作と抜針操作とを行う。
刺針操作においては、患者は、センサ挿入装置の下端を患者の腕に当接させる。そして、患者が上端の刺針ボタンを押下すると、キャリアが下方へと摺動する。キャリアの下端部では、ガイド針とガイド針に案内された生体情報測定器のセンサとが、患者の腕に挿入される。
次に、抜針操作においては、患者が抜針スリーブを引き上げると、キャリアが上方へと摺動し、患者の腕からガイド針が引き抜かれる。
これにより、生体情報測定器のセンサが腕に留置され、生体情報測定器の装着が終了する(例えば、下記特許文献1)。
特表2008−506468号公報
上記従来例における課題は、センサ挿入装置の使い勝手が悪いことであった。
すなわち、従来のセンサ挿入装置は、刺針操作において、細長いセンサ挿入装置の下端を患者の腕に当接させて、上端の刺針ボタンを親指で押下する。
このように、細長いセンサ挿入装置の下端を当接させた状態で上端の刺針ボタンを操作すると、ボタン操作によってセンサ挿入装置の姿勢が振れて不安定になってしまうことがあった。その結果、刺針ボタンを操作する際にセンサ挿入装置の姿勢が安定せず、使い勝手が悪かった。
そこで、本発明は、刺針操作時におけるセンサ挿入装置の使い勝手を向上させることを目的とする。
この目的を達成するために、本発明のセンサ挿入装置は、生体情報を測定するセンサを患者の体内に挿入するセンサ挿入装置であって、下端開口部および上端開口部を有する筒状の本体ケースと、本体ケースの内側において上端開口部の内外に摺動自在に設けられており、刺針動作を行う際に使用者によって操作される刺針ボタンと、本体ケース内に設けられるとともに刺針ボタンに連結されたキャリアと、キャリアの下端部に設けられ、センサを挿入方向に案内する際に前記体内に刺針されるガイド針が着脱自在に保持されるガイド針保持部と、本体ケースの外周に摺動自在に設けられた長筒状の抜針スリーブと、抜針スリーブの外周面側に本体ケースの長手方向に沿って設けられており、センサの挿入時に使用者の手によって把持される把持部と、を備えている。
この構成により、所期の目的を達成する。
(発明の効果)
すなわち、本発明においては、抜針スリーブは、長筒状に形成され、その外周面には本体ケースの長手方向に沿って把持部が設けられている。
このため、刺針操作において、患者が刺針ボタンを親指で押下する時には、患者は親指を除く四本の指と手のひらとで抜針スリーブの把持部を握り込むことができる。この把持部の握り込みにより、センサ挿入装置の姿勢が安定する。
この時、把持部は本体ケースの長手方向に沿って設けられているので、握り込んだ手で形成される軸と刺針ボタンの押下軸とを一致させることができる。
したがって、センサ挿入装置の姿勢を安定させた状態で、且つ、握り込んだ手で形成される軸に沿って刺針ボタンが押下されるので、センサ挿入装置が振れることを抑制できる。
その結果、センサ挿入装置の姿勢が安定するため、刺針操作におけるセンサ挿入装置の使い勝手を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係るセンサ挿入装置と、それを用いて装着された生体情報測定器との斜視図。 図1の生体情報測定器の装着状態を示す図。 (a)は、図1の生体情報測定器の上方からの斜視図。(b)は、図1の生体情報測定器の下方からの斜視図。 図1の生体情報測定器の制御ブロック図。 図1のセンサ挿入装置の斜視図。 (a),(b),(c)は、図1のセンサ挿入装置の使用状態を示す図。 図6(a)のセンサ挿入装置の断面図。 図6(b)のセンサ挿入装置の断面図。 図8のセンサ挿入装置の要部の拡大図。 図6(c)のセンサ挿入装置の断面図。 図1のセンサ挿入装置の上方からの斜視図。 本発明の実施の形態1に係るセンサ挿入装置により装着される生体情報測定器の斜視図。 図12の生体情報測定器の装着状態を示す図。 図12の生体情報測定器を装着するセンサ挿入装置の斜視図。 図14のセンサ挿入装置の使用状態を示す図。
以下に、本発明の一実施形態を、図面とともに詳細に説明する。
なお、以下の実施形態において、「上」、「下」とは、図6等に示すセンサ挿入装置1(センサ挿入装置の一例)の使用状態(上腕部2へ装着状態)における「上」、「下」を表すものとする。
(実施の形態1)
図1は、センサ挿入装置1(センサ挿入装置の一例)と、センサ挿入装置1によって患者の上腕部2に装着された生体情報測定器3とを示している。生体情報測定器3は、持続血糖測定を行うものであって、例えば、1〜2週間継続して5分おきに血糖値を測定する。これにより、所定期間における患者の血糖状態の傾向や、寝ている時の血糖状態を把握する。
図2は、図1の生体情報測定器3の装着状態を示す図である。
生体情報測定器3の下面からは、針状のセンサ4が突出している。センサ4は、先端が皮下組織5に届いた状態で、上腕部2内に留置される。センサ4は、生体情報を測定するセンサであって、例えば、間質液中のグルコースの濃度(血糖値)を測定する。センサ4は、センサ挿入装置1によって患者の体内(例えば、上腕部2内)に挿入される。
図3(a)は、生体情報測定器3を上方からみた斜視図である。生体情報測定器3は、円盤状に形成されている。生体情報測定器3の下部には、患者の皮膚に対する装着性を向上させるため、図3(b)に示すように、接着部6が設けられている。
図4は、生体情報測定器3の制御ブロック図を示している。
センサ4は、測定部7に接続されている。測定部7は、制御部8に接続されている。制御部8には、電池9、温度センサ10、記憶部11、通信部12が電気的に接続されている。
本実施形態の生体情報測定器3では、所定時間(例えば、5分)毎に、測定部7がセンサ4を用いて血糖値を測定する。制御部8は、血糖値を温度センサ10の検出温度に基づいて補正した後、記憶部11に記憶する。また、制御部8は、通信部12を介して測定値を外部機器(例えば、携帯電話13)に送信する。
生体情報測定器3は、図5に示すセンサ挿入装置1を用いて、上腕部2に装着される。具体的には、図6(a)に示すように、患者等の使用者がセンサ挿入装置1を握り込み、図6(b)に示すように、親指で刺針ボタン14を押下すると、生体情報測定器3が上腕部2に装着される。
なお、センサ挿入装置1の使用者は、患者自身であってもよいし、看護師等の第三者であってもよい。
また、詳細は後述するが、使用者がセンサ挿入装置1を用いて生体情報測定器3を上腕部2に装着する際には、使用者は、センサ挿入装置1の刺針操作および抜針操作を行う。これら操作に対応して、センサ挿入装置1では、抜針動作および抜針動作が行われる。
センサ挿入装置1について、より詳細に説明する。
図7は、図6(a)の状態におけるセンサ挿入装置1の断面図で、図8は、図6(b)の状態におけるセンサ挿入装置1の断面図である。
図5および図7に示すように、センサ挿入装置1は、長筒状の本体ケース15と、本体ケース15の内周面側において上端側に取り付けられた刺針ボタン14と、刺針ボタン14の下端に連結された長筒状のキャリア16と、本体ケース15の外周に摺動自在に取り付けられた長筒状の抜針スリーブ17と、を有している。
本体ケース15は、樹脂によって形成されている。そして、本体ケース15の下端には下端開口部18が設けられ、上端には上端開口部19が設けられている。
刺針ボタン14は、刺針動作時に使用者の親指によって押下されるように操作される操作部分と、長筒形状の部分とを有しており、樹脂によって形成されている。そして、刺針ボタン14は、本体ケース15の上端開口部19において内外に摺動自在に設けられている。
また、刺針ボタン14は、長筒形状の下端部に係方向外側に突出するように設けられた押下爪20が、キャリア16の壁面を貫通するように形成された押下孔21と係合されている。この係合により、キャリア16と刺針ボタン14とが連結される。
キャリア16は、樹脂によって長筒状に形成されている。そして、キャリア16は、本体ケース15の内周面側において摺動自在に配置されている。キャリア16の下端部(図7の下方)には、生体情報測定器3の保持部22が設けられている。
保持部22には、生体情報測定器3が着脱自在に保持される。そして、保持部22の中央部には、金属製のガイド針23を有するガイド針保持部23aが設けられている。
ガイド針23は、ガイド針保持部23aに着脱自在に保持されている。ガイド針23は、センサ挿入装置1内において、生体情報測定器3の貫通孔24(図3参照)を貫通して、生体情報測定器3の下方に突出している。ガイド針23は、図7および図8に示すように、本体ケース15の内周面側におけるキャリア16の摺動によって、下端開口部18から出没する。ガイド針23は、挿入方向にセンサ4を案内し、患者の上腕部2内にセンサ4を挿入してそのまま留置させる(図9参照)。
本実施形態の抜針スリーブ17は、図5および図6に示すように、樹脂によって長筒状に形成されている。そして、抜針スリーブ17は、本体ケース15の外周面を覆うように摺動自在に装着されている。抜針スリーブ17の外周面には、上端から下端にかけて、使用者の手によって把持される把持部25が設けられている。つまり、把持部25は、本体ケース15の長手方向に沿って設けられている。
また、把持部25は、センサ挿入装置1を用いて生体情報測定器3(センサ4)を患者の上腕部2に装着(挿入)する刺針操作、および上腕部2に挿入されたガイド針23を引き抜く抜針操作を行う際に、使用者の親指を除く4本の指と掌とで包まれるように把持される。
さらに、把持部25は、図5に示すように、円錐台形状に形成されており、上端側から下端側に向かって段階的に断面積(径)が小さくなるように形成されている。すなわち、把持部25は、上端側が下端側よりも断面積(径)が大きくなるように形成されており、小指で握られる下端側が小径となっている。
図6(a)に示す刺針動作前の状態では、センサ挿入装置1内で、図7に示すように、刺針ボタン14の刺針ロック突起(第1突起部)26が、本体ケース15の刺針ロック孔(係合孔)27に係合されている。これにより、刺針ボタン14は、挿入方向において、本体ケース15に対して保持される。
また、図7に示すように、抜針スリーブ17の内周面側には、抜針スリーブ17の長手方向に沿って配置された棒状のアーム29が設けられている。アーム29は、下端部において、径方向内側へ突出するように設けられたロック突起30を有している。
さらに、キャリア16は、長手方向における中心部分よりも下寄りの位置に、長筒形状の壁面を貫通するように形成された2つの貫通孔(第1ロック孔31、第2ロック孔32)を有している。第1ロック孔31および第2ロック孔32は、キャリア16の長手方向において、下側からこの順に配置されている。つまり、第2ロック孔32は、第1ロック孔31の上方に隣接配置されている。
ここで、図7に示す刺針動作前の状態では、ロック突起30は、下側の第1ロック孔31に係合されている。この係合により、抜針スリーブ17がキャリア16に保持される。キャリア16は、刺針ボタン14に連結されているので、抜針スリーブ17は、本体ケース15に対して保持される。
このため、刺針動作前において、抜針スリーブ17は本体ケース15に対して摺動不能となるため、使用者が穿刺を実施するため抜針スリーブ17を握り込んだ時に抜針スリーブ17が摺動しない。
その結果、センサ挿入装置1を上腕部2に安定した状態で当てることができる。
ここで、本実施形態のセンサ挿入装置1を用いて患者の上腕部2に生体情報測定器3を装着する時には、使用者はセンサ挿入装置1の刺針操作および抜針操作を行う。
先ず、刺針操作について具体的に説明する。
使用者は、図7に示すように、センサ挿入装置1の保持部22に生体情報測定器3を保持させる。その後、図6(a)に示すように、親指を除く四本の指と掌とで把持部25を握り込み、センサ挿入装置1の下端を患者の上腕部2に当てる。この時、細長形状の本体ケース15は、本体ケース15の外周面側を覆うように長手方向に沿って設けられた把持部25を介して、使用者の手で握り込まれている。つまり、センサ挿入装置1は、使用者の手によって握り込まれているので、上腕部2にはセンサ挿入装置1が安定した状態で当てられる。
この状態から、図6(b)に示すように、使用者が親指で刺針ボタン14を所定以上の力で押下する刺針操作が行われると、図7に示すように、刺針ボタン14の刺針ロック突起26と本体ケース15の刺針ロック孔27との係合が解除される。これにより、刺針ボタン14は、挿入方向において、本体ケース15に対する保持が解除されて、下端開口部18に向けて一気に押し込まれる。
この押し込み力は、刺針ボタン14の下端部に設けられた押下爪20が係止された押下孔21を介して、キャリア16に伝達される。
キャリア16が下方側へと摺動すると、抜針スリーブ17のロック突起30が第1ロック孔31から抜け出して係合が解除されるので、キャリア16は下端開口部18に向けて押し込まれる。
キャリア16は、本体ケース15内において下端開口部18側へと摺動し、図8に示すように、金属製のガイド針23が下端開口部18から外側(図8の下側)に押し出される。すると、ガイド針23と、ガイド針23によってガイドされたセンサ4とが、患者の上腕部2に差し込まれる(図9参照)。すなわち、ガイド針23は、センサ4を挿入方向に案内し、上腕部2内にセンサ4を挿入させる。
この時、生体情報測定器3は、その裏面側において上腕部2に当接し、接着部6によって上腕部2に接着される。
このように、キャリア16は、刺針ボタン14によって操作され、刺針動作が実施される。
なお、図8に示すように、刺針ボタン14の下端では、押下爪20が、本体ケース15の解除爪28によって押下孔21から引き抜かれ、押下爪20の押下孔21への係合が解除される。これにより、刺針ボタン14からキャリア16が開放される。
また、キャリア16では、抜針スリーブ17のロック突起30が第2ロック孔32に係合される。この係合によって、キャリア16は、抜針スリーブ17によって操作される状態となる。
なお、刺針ボタン14からキャリア16が開放されたため、抜針スリーブ17とキャリア16とは、本体ケース15に対して摺動可能となる(操作可能となる)。
その結果、使用者は、抜針スリーブ17を用いた抜針操作が可能となる。
以上の動作によって、センサ挿入装置1の刺針動作が完了する。
次に、センサ挿入装置1の抜針操作について説明する。
使用者は、刺針操作において親指で刺針ボタン14の上面を押さえつけた状態のまま、図6(b)から図6(c)に示すように、抜針スリーブ17だけを上端開口部19側に引き上げる。すると、図10に示すように、ロック突起30と第2ロック孔32との係合によって抜針スリーブ17に連結されたキャリア16が引き上げられる。このため、キャリア16に固定されたガイド針23も上方へと引き上げられて、患者の上腕部2から引き抜かれる。この結果、センサ4が上腕部2に留置された状態で、ガイド針23だけを患者の上腕部2から取り出して、生体情報測定器3の装着が終了する。
さてここで、本実施形態においては、抜針操作に使用される抜針スリーブ17を、刺針操作にも活用できる構成が採用されている。
具体的には、抜針スリーブ17は、上述のように、長筒状に形成されており、その外周面には、上端から下端にかけて把持部25が設けられている。つまり、把持部25は、本体ケース15の長手方向に沿って設けられている。
このため、図6(a)および図6(b)に示すように、刺針操作において、使用者が刺針ボタン14を親指で押下する時には、使用者の親指を除く四本の指と掌とによって抜針スリーブ17の把持部25が握り込まれる。このような把持部25の握り込みによって、センサ挿入装置1の姿勢が安定する。
この時、把持部25は、本体ケース15の長手方向に沿って設けられているので、握り込んだ手で形成される軸と刺針ボタン14を押し込む際の押下軸とが一致する。
したがって、センサ挿入装置1の姿勢を安定させた状態で、且つ、握り込んだ手で形成される軸に沿って刺針ボタン14が押下されるので、センサ挿入装置1が左右に振れてしまうことを抑制することができる。
その結果、刺針操作においてセンサ挿入装置1の姿勢が安定するため、使い勝手を向上させることができる。
さらに、本実施形態においては、センサ挿入装置1の姿勢を安定させるために、抜針スリーブ17の把持部25は、図5に示すように、円錐台形状に形成されており、段階的に上端側が下端側よりも大径になるように形成されている。すなわち、把持部25は、上端側が下端側よりも断面積が大きくなるように形成されており、外形は円錐台形を逆さまにした形状であって、小指で握られる下端側が小径となっている。
このため、患者の小指および薬指の握力によって把持部25を握ることができるため、親指を自由に動かしやすい状態となる。
したがって、使用者は、自由に動かしやすい親指によって刺針ボタン14を軸に沿って押下することができるため、刺針操作において、センサ挿入装置1の姿勢をさらに安定化することができる。
さらに、把持部25は、本体ケース15の軸に沿って設けられている。このため、ガイド針23の抜針操作においては、使用者は、親指で刺針ボタン14の上面を押さえつけた状態で、図6(b)に示す状態から図6(c)に示す状態へと、握り込んだ抜針スリーブ17を上端開口部19側に引き上げる。
すなわち、使用者は、刺針操作で握り込んだ把持部25を、抜針操作の時に持ち替える必要がない。
またこの時、把持部25は、下端側から上端側に向かって大径(大断面積)になるように形成されている。このため、使用者は、握り込んだ親指以外の4本の指を、親指に向かって持ち上げる(引き上げる)操作によって抜針操作を行うため、抜針操作におけるセンサ挿入装置1の姿勢を安定化させることができる。
また、本実施形態においては、把持部25の外表面には、図5に示すように、上端から下端にかけて、抜針スリーブ17の外周方向に突出する節33が、3個(少なくとも1個)設けられている。
このため、患者は、親指以外の4本の指で把持部25が長手方向においてずれないように確実に握ることができるため、刺針操作および抜針操作において、抜針スリーブ17を安定的に操作することができる。
その結果、抜針操作時におけるセンサ挿入装置1の姿勢を安定化させることができる。
さらにまた、本実施形態においては、抜針スリーブ17は、把持部25の上端部に設けられた指当ツバ34を有している。指当ツバ34は、把持部25の外周面の一部から、センサ4の挿入方向に対して略直交する方向に突出するように形成されている。
このため、図6(b)に示すように、使用者が人差し指の上側を指当ツバ34に当てて抜針操作を行うことで、人差し指の力が指当ツバ34を介して抜針スリーブ17に伝達されるため、使用者は抜針スリーブ17を安定的に操作することができる。
その結果、抜針操作におけるセンサ挿入装置1の姿勢をさらに安定化させることができる。
また、指当ツバ34には、図11に示すように、その外周から抜針スリーブ17の中心軸に向けて一部が切り欠かれたように形成された切欠凹部35が設けられている。
切欠凹部35は、凹部が抜針スリーブ17の長手方向に直交する方向に向けて形成されている。切欠凹部35は、使用者の親指の動きを案内するとともに、その両側に案内部36が設けられている。
このため、使用者の親指は、切欠凹部35を介して刺針ボタン14の中央部(軸部)に自然に案内される。したがって、使用者は、容易に刺針ボタン14を軸に沿って押下することができる。
その結果、刺針操作におけるセンサ挿入装置1の姿勢を安定化させることができる。
また、刺針ボタン14の上端部には、切欠凹部35と同じ側に切欠部37が形成されている。これにより、使用者の親指は、切欠部37によって刺針ボタン14の上端部に案内される。
なお、図12に示すように、生体情報測定器3aの外形が楕円板状である場合には、図13に示すように、生体情報測定器3aの長手方向を上腕部2の長手方向に合わせて装着すればよい。これにより、生体情報測定器3aの向きを安定化させた装着状態を形成することができる。
ここで、本実施形態においては、図14に示すように、センサ挿入装置1aにおいて、本体ケース15の下端部には、長方形状の台部38が設けられていてもよい。
この場合には、長方形状の台部38の長手方向が、本体ケース15の軸に直交する向きになるように配置されている。さらに、抜針スリーブ17の切欠凹部35は、凹部が台部38の長手方向に直交する方向に向けて形成されている。そして、台部38内には、図12に示す生体情報測定器3aが、その長手方向を台部38の長手方向に合わせて保持されている。
なお、センサ挿入装置1aにおいて、台部38以外の構成は、上述のセンサ挿入装置1と同じである。
ここで、患者自身が、例えば、右手を使ってセンサ挿入装置1aの抜針スリーブ17を握り込んだ場合には、上述のように、患者の親指は切欠凹部35の案内部36によって刺針ボタン14に案内される。このとき、切欠凹部35は、台部38の長手方向に直交する方向に向けて形成されているため、抜針スリーブ17を握り込んだ患者の右手は台部38の長手方向に直交した状態となる。
この状態で、図15に示すように、患者が右腕を曲げながらセンサ挿入装置1aの台部38を患者の左腕の上腕部2に当接させると、台部38の長手方向と上腕部2の長手方向が合致する。すなわち、生体情報測定器3aの長手方向は、患者の上腕部2の長手方向と合致する。
その後、上述のように、患者自身が穿刺操作および抜針操作を行うと、図12に示すように、生体情報測定器3aの長手方向が患者の左腕の長手方向にほぼ一致した状態で装着される。
その結果、生体情報測定器3aの安定した装着状態を形成することができる。
本発明は、例えば、持続血糖測定を行うため、生体情報を測定するセンサを患者の体内に挿入するセンサ挿入装置として活用が期待される。
1,1a センサ挿入装置
2 上腕部
3,3a 生体情報測定器
4 センサ
5 皮下組織
6 接着部
7 測定部
8 制御部
9 電池
10 温度センサ
11 記憶部
12 通信部
13 携帯電話
14 刺針ボタン
15 本体ケース
16 キャリア
17 抜針スリーブ
18 下端開口部
19 上端開口部
20 押下爪
21 押下孔
22 保持部
23 ガイド針
23a ガイド針保持部
24 貫通孔
25 把持部
26 刺針ロック突起(第1突起部)
27 刺針ロック孔(係合孔)
28 解除爪
29 アーム
30 ロック突起
31 第1ロック孔
32 第2ロック孔
33 節
34 指当ツバ
35 切欠凹部
36 案内部
37 切欠部
38 台部

Claims (10)

  1. 生体情報を測定するセンサを患者の体内に挿入するセンサ挿入装置であって、
    下端開口部および上端開口部を有する筒状の本体ケースと、
    前記本体ケースの内側において前記上端開口部の内外に摺動自在に設けられており、刺針動作を行う際に使用者によって操作される刺針ボタンと、
    前記本体ケース内に設けられるとともに前記刺針ボタンに連結されたキャリアと、
    前記キャリアの下端部に設けられ、前記センサを挿入方向に案内する際に前記体内に刺針されるガイド針が着脱自在に保持されるガイド針保持部と、
    前記本体ケースの外周に摺動自在に設けられた長筒状の抜針スリーブと、
    前記抜針スリーブの外周面側に前記本体ケースの長手方向に沿って設けられており、前記センサの挿入時に使用者の手によって把持される把持部と、
    を備え、
    前記把持部は、その上端部に設けられており、前記センサの挿入方向と交差する方向に突出した指当つばを、さらに有し、
    前記指当つばは、前記把持部を把持する前記使用者の前記手の親指を案内する切欠凹部を有している、
    センサ挿入装置。
  2. 前記刺針ボタンは、前記把持部が前記使用者の手で把持された状態で、前記使用者の親指によって操作されて刺針動作が実施される、
    請求項1に記載のセンサ挿入装置。
  3. 前記刺針ボタンによる前記刺針動作が実施された後、
    前記抜針スリーブは、前記刺針ボタンに前記親指を押し当てた状態のまま、前記把持部を把持した手を上方に引き上げるように操作されて抜針動作が実施される、
    請求項2に記載のセンサ挿入装置。
  4. 前記刺針ボタンは、長筒形状と、前記長筒形状の外周面から突出した第1突起部と、を有しており、
    前記本体ケースは、長筒形状と、前記長筒形状の一部を貫通し前記第1突起部が係合する係合孔とを有しており、
    前記刺針ボタンによる刺針動作が実施されるまで、前記第1突起部と前記係合孔との係合によって、前記刺針ボタンは、前記本体ケースに対して保持される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のセンサ挿入装置。
  5. 前記把持部は、上端側が下端側よりも断面積が大きい、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のセンサ挿入装置。
  6. 前記把持部は、略円錐台形状に形成されている、
    請求項5に記載のセンサ挿入装置。
  7. 前記把持部は、上端から下端にかけて、前記抜針スリーブの外周面から突出する少なくとも1つの節を有している、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のセンサ挿入装置。
  8. 前記本体ケースは、その下端部に設けられ、前記患者の皮膚に当接される台部を、さらに有している、
    請求項に記載のセンサ挿入装置。
  9. 前記台部は、長形状を有している、
    請求項に記載のセンサ挿入装置。
  10. 前記本体ケースは、その下端部に設けられ、前記患者の皮膚に当接される長形状の台部を、さらに有し、
    前記台部は、前記長形状の長手方向が前記本体ケースの軸に直交した状態に配置され、
    前記抜針スリーブの前記切欠凹部は、凹状の部分が前記台部の長手方向に直交する方向に向けて形成されている、
    請求項に記載のセンサ挿入装置。
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