JP6947138B2 - 多芯ケーブルの止水構造 - Google Patents

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Description

本明細書に開示された技術は、複数の電線を備えた多芯ケーブルの止水構造に関する。
従来、複数の電線をシースで包囲してなる多芯ケーブルの止水構造として、特許文献1に記載のものが知られている。多芯ケーブルの端部からは複数の電線が導出されている。複数の電線の外周からシースの外周にかけての領域に、熱収縮チューブが被せられている。熱収縮チューブと複数の電線との間には、ホットメルトブロックが溶融後に固化された状態で保持されている。
上記の構成により、多芯ケーブルのシースの端部において、複数の電線が分岐する部分が止水されるようになっている。
特開2012−182924号公報
熱収縮チューブは、加熱することにより所定の形状に収縮するようになっている。このため、熱収縮チューブの加熱が不十分である場合には、通電された多芯ケーブルが発熱することにより熱収縮チューブが再加熱される結果、熱収集チューブが更に収縮する虞がある。すると、熱収縮チューブは、シースの端部から、全体としてより外径寸法の小さな、複数の電線の外周部分へと移動することが懸念される。このように熱収縮チューブがシースから外れてしまうと、溶融後に固化したホットメルトブロックが露出して、多芯ケーブルの止水性能が低下する虞がある。
本明細書に開示された技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、多芯ケーブルの止水性能の低下を抑制することを目的とする。
本明細書に開示された技術は、複数の電線がシースによって包囲されると共に、前記シースの端部から前記複数の電線が導出されている多芯ケーブルと、前記シースを被覆するシース被覆部と、前記シース被覆部に連なると共に前記シースの前記端部から導出された前記複数の電線を被覆する電線被覆部と、を有する熱収縮チューブと、前記電線被覆部と、前記複数の電線と、の隙間に配されて、前記電線被覆部と前記複数の電線との間を止水する止水部と、前記熱収縮チューブを内部に保持すると共に、前記熱収縮チューブのうち前記電線被覆部側の端部の近傍に位置するストッパを有するプロテクタと、を備え、前記熱収縮チューブは、前記シース被覆部の長さ寸法L1が、前記電線被覆部側の前記端部と前記ストッパとの間隔L2よりも大きく設定されている。
上記の構成によれば、熱収縮チューブが熱を受けて収縮することにより、熱収縮チューブがシースから外れる方向に移動しようとした場合でも、ストッパによって熱収縮チューブが支持される。熱収縮チューブのうち電線被覆部側の端部がストッパに当接するまでに、熱収縮チューブは、電線被覆部側の端部とストッパとの間隔L2だけ移動する。シース被覆部の長さ寸法L1は上記の間隔L2よりも大きく設定されているので、熱収縮チューブのうち電線被覆部側の端部がストッパに支持された状態で、シース被覆部の少なくとも一部はシースを被覆した状態に維持される。これにより、熱収縮チューブがシースの端部から外れることが抑制されるので、電線被覆部と複数の電線との間に配された止水部が露出することが抑制される。この結果、多芯ケーブルの止水性能が低下することを抑制することができる。
本明細書に開示された技術の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記ストッパは、前記熱収縮チューブのうち前記電線被覆部側の前記端部に対して、前記シース被覆部から前記電線被覆部へ向かう方向の前方に位置している。
上記の構成によれば、熱収縮チューブがシースから外れる方向、すなわち、シース被覆部から電線被覆部へ向かう方向に移動しようとした場合に、ストッパによって確実に抜け止めされる。これにより、多芯ケーブルの止水性能が低下することを確実に抑制することができる。
前記プロテクタは前記シースを保持するシース保持部を有する。
上記の構成によれば、プロテクタのシース保持部がシースを保持することによって、シースとプロテクタとの相対的な位置決めがなされる。これにより、シースと、プロテクタのストッパと、の相対的な位置決めがなされるので、熱収縮チューブのうち電線被覆部側の端部がストッパに支持された状態において、シース保持部がシースの外周に確実に被覆するようにストッパを配置することができる。この結果、多芯ケーブルの止水性能の低下を確実に抑制することができる。
前記シースから導出された前記複数の電線は、前記シースとは異なる外装部材によって包囲されており、前記プロテクタは前記外装部材を保持する外装部材保持部を有する。
上記の構成によれば、プロテクタの外装部材保持部が外装部材を保持することによって、熱収縮チューブと、熱収縮チューブと外装部材との間の領域において熱収縮チューブから露出した複数の電線と、をプロテクタで覆うことができる。これにより、プロテクタによって、熱収縮チューブと複数の電線とを異物の衝突から保護することができるので、多芯ケーブルの止水性能が低下することを更に抑制することができる。
前記ストッパは、前記電線被覆部の前記端部の直径部分に対応する位置に設けられている。
上記の構成によれば、ストッパは、電線被覆部の端部の直径部分に対応する領域と接触することができるので、熱収縮チューブを確実に抜け止めすることができる。これにより、多芯ケーブルの止水性能が低下することを確実に抑制することができる。
前記プロテクタは、前記複数の電線の少なくとも1つの電線と接触して、前記少なくとも1つの電線をガイドする電線ガイド部を有する。
上記の構成によれば、プロテクタの内部に配された電線は、電線ガイド部によってガイドされることにより、振動によってプロテクタ内における配置がずれることが抑制される。これにより、複数の電線と止水部との相対的な位置がずれることが抑制されるので、多芯ケーブルの止水性能が低下することを更に抑制することができる。
前記電線ガイド部と、前記ストッパとが一体に形成されている。
上記の構成によれば、電線ガイド部と、ストッパとが別部材である場合に比べて、プロテクタの構造を簡素化することができる。
前記止水部はホットメルト樹脂を含む。
上記の構成によれば、ホットメルト樹脂を溶融させるための加熱工程と、熱収縮チューブを収縮させるための加熱工程とを、同一の工程で行うことができるので、多芯ケーブルの止水作業の効率を向上させることができる。
本明細書に開示された技術によれば、多芯ケーブルの止水性能の低下を抑制することができる。
実施形態1に係る多芯ケーブルの止水構造を示す、図2におけるI−I線断面図 多芯ケーブルの止水構造を示す、底面図 シースの前端部が皮剥ぎされた状態の多芯ケーブルを示す斜視図 皮剥ぎされた多芯ケーブルに、止水ブロックと、熱収縮チューブと、を取り付ける工程を示す斜視図 皮剥ぎされた多芯ケーブルに、止水ブロックと、熱収縮チューブと、を取り付けられた状態を示す斜視図 加熱後の多芯ケーブルを示す斜視図 ロアケースに多芯ケーブルが配された状態を示す斜視図 熱収縮チューブが前方に移動した状態における、多芯ケーブルの止水構造を示す断面図 実施形態2に係るアッパーケースと多芯ケーブルとを示す斜視図 実施形態3に係る多芯ケーブルの止水構造を示す断面図
<実施形態1>
本明細書に開示された技術の実施形態1を図1から図8を参照しつつ説明する。本実施形態に係る多芯ケーブル10の止水構造11は、多芯ケーブル10と、プロテクタ12と、を備える。本実施形態に係る多芯ケーブル10の止水構造11は、図示しない車両のうち、タイヤハウスやエンジンルーム等、多芯ケーブル10に水がかかる可能性がある部分に配設される。以下の説明においては、Z方向を上方とし、Y方向を前方とし、X方向を左方として説明する。なお、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付し、他の部材については符号を省略する場合がある。
多芯ケーブル10
図3に示すように、多芯ケーブル10は、複数(本実施形態では2本)の電力線13(電線の一例)と、複数(本実施形態では2本)の信号線14(電線の一例)と、を備えており、電力線13及び信号線14の外周が絶縁性の合成樹脂からなるシース15によって一括して包囲されている。シース15は中空の円筒形状をなしている。シース15の前端部16からは、電力線13及び信号線14が前方に導出されている。電力線13及び信号線14の断面形状は略円形状をなしている。電力線13の直径寸法は信号線14の直径寸法よりも大きく設定されている。
シース15の内面と、電力線13及び信号線14との間には、充填材17が配されている。充填材17は、合成樹脂、合成繊維、天然繊維等、任意の材料を適宜に選択することができる。
熱収縮チューブ18
図1に示すように、シース15の前端部16A寄りの領域と、シース15の前端部16から前方に導出された電力線13及び信号線14のうちシース15の前端部16寄りの領域と、には、熱収縮チューブ18が被覆されている。熱収縮チューブ18は、合成樹脂製であって、中空の筒状をなしている。熱収縮チューブ18は、所定の温度に加熱されることにより収縮するようになっている。熱収縮チューブ18を形成する合成樹脂としては、例えば、架橋されたポリオレフィン樹脂等、任意の合成樹脂を適宜に選択することができる。
図4に示すように、所定の温度に加熱される前の状態においては、熱収縮チューブ18は中空の円筒形状をなしている。本実施形態に係る熱収縮チューブ18の内面には、接着剤が塗布されている。接着剤は、所定の温度に加熱されることにより溶融し、室温においては固化するようになっている。なお、熱収縮チューブ18の内面に接着剤を塗布しない構成としてもよい。
図6には、所定の温度に加熱処理した後の熱収縮チューブ18の形状が示されている。熱収縮チューブ18は、シース15の外面を被覆するシース被覆部19と、シース被覆部19の前方に連なると共にシース15の前端部16から前方に導出された電力線13及び信号線14を被覆する電線被覆部20と、を有する。換言すると、熱収縮チューブ18の後部はシース被覆部19とされており、熱収縮チューブ18の前部は電線被覆部20とされている。シース被覆部19の外径寸法は、電線被覆部20の外径寸法よりも大きい。
図1に示すように、シース被覆部19の後端部には、溶融した接着剤が、シース被覆部19の後端部から後方に漏出した後に固化することにより、後側漏出部21が形成されている。後側漏出部21は、シース被覆部19の後端部から後方に漏出すると共に、シース被覆部19の後端部を、シース被覆部19の径方向の外方から覆うように形成されている。この後側漏出部21により、シース被覆部19の後端部とシース15との隙間から水が浸入することが抑制されるようになっている。また、詳細には図示しないが、シース被覆部19の内面とシース15の外面との間には、溶融した後に固化した接着剤が位置しており、この接着剤によって、シース被覆部19とシース15との間が止水されるようになっている。
電線被覆部20と、電力線13及び信号線14との間には、止水部22が配されている。止水部22は、電線被覆部20の内面と、電力線13の外面及び信号線14の外面と、の隙間を埋めるように配されることで、電線被覆部20と、電力線13及び信号線14との間を止水するようになっている。
止水部22は、電線被覆部20の内面に塗布された接着剤と、後述する止水ブロック23と、が溶融後に混ざり合い、固化することにより形成される。止水ブロック23を構成する合成樹脂と、接着剤を構成する合成樹脂とは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
電線被覆部20の前端部16には、溶融した接着剤と、溶融した止水ブロック23とが混ざり合って、電線被覆部20の前端部16から前方に漏出した後に固化することにより、前側漏出部24が形成されている。前側漏出部24は、電線被覆部20の前端部16から前方に漏出すると共に、電線被覆部20の前端部16を、電線被覆部20の径方向の外方から覆うように形成されている。この前側漏出部24により、電線被覆部20の前端部16とシース15との隙間から水が浸入することが抑制されるようになっている。
プロテクタ12
図1に示すように、少なくとも熱収縮チューブ18は、箱状をなす合成樹脂製のプロテクタ12の内部に保持されるようになっている。プロテクタ12は、上方に開口すると共に下側に位置するロアケース25と、ロアケース25の開口を上方から塞いだ状態でロアケース25と一体に組み付けられるアッパーケース26と、を有する。
図7に示すように、ロアケース25は、前後方向に細長く延びる略長方形状をなす底壁27と、この底壁27の側縁から上方に延びる4つの側壁28A,28B,28C,28Dと、を有する。アッパーケース26は、前後方向に細長く延びる略長方形状をなす上壁29と(図1参照)、この上壁29の側縁から下方に延びる側壁30A,30B,30C,30Dと(図2参照)、を有する。アッパーケース26の上壁29の形状は、ロアケース25の底壁27の形状に対応している。なお、図7においては、後述するコルゲートチューブ35A,35Bが省略されている。
図7に示すように、ロアケース25の後側に位置する側壁28Bには、シース15の外形状に倣った形状に凹んだ下側シース保持部33が形成されている。下側シース保持部33は、概ね半円形状に凹んだ形状をなしている。アッパーケース26の側に位置する側壁30Bには、シース15の外形状に倣った形状に凹んだ上側シース保持部34が形成されている。上側シース保持部34は、概ね半円形状に凹んだ形状をなしている。
ロアケース25とアッパーケース26とが一体に組み付けられた状態で、多芯ケーブル10のシース15は、下側シース保持部33と上側シース保持部34とに上下方向から挟まれることにより、保持される。詳細には、下側シース保持部33と上側シース保持部34とは、シース15の外周に被覆されたシース被覆部19の後端部よりも後方の位置であって、且つ、後側漏出部21よりも後方の位置において、シース15を保持している。これにより、シース15と、プロテクタ12とが、相対的に移動しないようになっている。
図7に示すように、電線被覆部20の前端部16から前方に導出された電力線13は左方に屈曲されて配索されている。一方、電線被覆部20の前端部16から前方に導出された信号線14は前方に延びて配索されている。このように、プロテクタ12の内部において、電力線13と信号線14とは、電線被覆部20の前端部16から前方に導出された後に、それぞれ分岐されている。
シース15の前端部16から分岐された電力線13はコルゲートチューブ35A(外装部材の一例)により包囲されており、シース15の前端部16から分岐された信号線14はコルゲートチューブ35B(外装部材の一例)によって包囲されている。これにより、電力線13及び信号線14が異物と衝突することから保護されるようになっている。コルゲートチューブ35A,35Bは、絶縁性の合成樹脂からなり、蛇腹形状をなす中空の筒状をなしている。
ロアケース25の前側の側壁28Aには、前方に突出する下側コルゲートチューブ保持部36(外装部材保持部の一例)が形成されている。下側コルゲートチューブ保持部36は、断面形状が略U字状をなす、上方に開口する溝状に形成されている。下側コルゲートチューブ保持部36には、上方に突出すると共に前後方向に間隔を空けて並ぶ複数の下側保持リブ37が形成されている。アッパーケース26の前側の側壁30Aには、前方に突出する上側コルゲートチューブ保持部38(外装部材保持部の一例)が形成されている。上側コルゲートチューブ保持部38は、断面形状が略U字状をなす、下方に開口する溝状に形成されている。上側コルゲートチューブ保持部38には、下方に突出すると共に前後方向に間隔を空けて並ぶ複数の上側保持リブ39が形成されている。
図1に示すように、ロアケース25とアッパーケース26とが一体に組み付けられた状態で、信号線14を包囲するコルゲートチューブ35Bは、下側コルゲートチューブ保持部36と上側コルゲートチューブ保持部38とに上下方向から挟まれることにより、保持される。詳細には、コルゲートチューブ35Bの蛇腹形状に、下側コルゲートチューブ保持部36の下側保持リブ37が下方から嵌ると共に、上側コルゲートチューブ保持部38の上側保持リブ39が上方から嵌ることにより、コルゲートチューブ35Bがプロテクタ12に保持されるようになっている。
ロアケース25の側壁の左側の側壁28Cには、電力線13を包囲するコルゲートチューブ35Aを保持する下側コルゲートチューブ保持部40(外装部材保持部の一例)が設けられている。アッパーケース26の左側の側壁30Cには、電力線13を包囲するコルゲートチューブ35Aを保持する上側コルゲートチューブ保持部41(外装部材保持部の一例)が設けられている。ロアケース25とアッパーケース26とが一体に組み付けられた状態で、電力線13を包囲するコルゲートチューブ35Aは、下側コルゲートチューブ保持部40と上側コルゲートチューブ保持部41とに上下方向から挟まれることにより、保持される。
ロアケース25の右側に位置する側壁28Dの外面には外方に突出するロック部31Aが形成されている。アッパーケース26の側壁30Dには、ロック部31Aに対応する位置に、ロック部31Aと弾性的に係合するロック受け部32Aが形成されている。
下側コルゲートチューブ保持部36の外面には外方に突出するロック部31Bが形成されている。上側コルゲートチューブ保持部38には、ロック部31Bに対応する位置に、ロック部31Bと弾性的に係合するロック受け部32Bが形成されている。
下側コルゲートチューブ保持部40の外面には外方に突出するロック部31Cが形成されている。上側コルゲートチューブ保持部41には、ロック部31Cに対応する位置に、ロック部31Cと弾性的に係合するロック受け部32Cが形成されている。
ロック部31Aとロック受け部32Aとが弾性的に係合し、ロック部31Bとロック受け部32Bとが弾性的に係合し、ロック部31Cとロック受け部32Cとが弾性的に係合することにより、ロアケース25とアッパーケース26とが一体に組み付けられるようになっている。
ストッパ42
図1に示すように、ロアケース25の底壁27には、上方に突出するストッパ42が形成されている。ストッパ42は、ロアケース25とアッパーケース26が一体に組み付けられて、下側シース保持部33と上側シース保持部34とによってシース15が保持された状態において、電線被覆部20の前端部16の近傍に位置するように設けられている。本実施形態においては、ストッパ42は、シース被覆部19から電線被覆部20に向かう方向について、電線被覆部20の前端部16よりも前方の位置であって、且つ、前側漏出部24から前方に離間した位置に設けられている。
図7に示すように、ストッパ42は、上下方向についてシース15における電線被覆部20の前端部16Bの直径部分に対応する位置に設けられている。ストッパ42の上下方向の高さ寸法は、電線被覆部20の直径寸法よりも大きく設定されている。図1に示すように、本実施形態においては、ロアケース25とアッパーケース26が一体に組み付けられた状態において、ストッパ42の上端部は、アッパーケース26の上壁29に下方から接触している。
図7に示すように、ストッパ42は、上方から見て、後部よりも前部が幅広に形成された、概ね涙形状をなしている。ストッパ42の左側面は、凹形状に形成されており、電力線13と接触することにより電力線13を左方に案内する、電力線ガイド部43(電線ガイド部の一例)とされる。また、ストッパ42の右側面は、概ね直線状に形成されており、信号線14と接触することにより信号線14を前方に案内する、信号線ガイド部44(電線ガイド部の一例)とされる。このように本実施形態においては、ストッパ42と、電力線ガイド部43と、信号線ガイド部44と、は一体に形成されている。
図7に示すように、前後方向について、シース被覆部19の長さ寸法L1は、電線被覆部20の前端部16とストッパ42との間隔L2よりも大きく設定されている。
多芯ケーブル10の止水方法
続いて、多芯ケーブル10の止水方法について説明する。なお、多芯ケーブル10の止水方法は以下の記載に限定されない。
図3に示すように、多芯ケーブル10のシース15を、所定の長さ寸法だけ皮剥ぎすることにより、電力線13、及び信号線14を露出させる。
図4に示すように、シース15から露出した電力線13、及び信号線14に止水ブロック23を組み付ける。止水ブロック23は、断面放射状(本実施形態では中心角90度間隔で分岐した断面十文字状)に形成した4枚の係止壁45からなる。4枚の係止壁45により仕切られた4つの空間に、電力線13、及び信号線14をそれぞれ配する。これにより、各電力線13、各信号線14の間に係止壁45が配置される。
図5に示すように、電力線13、及び信号線14に止水ブロック23を組み付けた状態で、シース15の前端部16寄りの領域から、電力線13、及び信号線14にかけての領域にかけて、熱収縮チューブ18を被せる。
公知の加熱方法により、加熱処理を行う。この加熱処理において止水ブロック23が所定の温度以上に加熱されることにより、溶融した止水ブロック23が電力線13、及び信号線14の間に充填される。更に、熱収縮チューブ18の内面に塗布された接着剤が溶融して、熱収縮チューブ18とシース15との間に充填されると共に、熱収縮チューブ18と電力線13及び信号線14との間に充填される。熱収縮チューブ18のうち電線被覆部20の内部においては、溶融した止水ブロック23と、溶融した接着剤とが混ざり合う。
上記の加熱処理において、熱収縮チューブ18が所定の温度以上に加熱されることにより、熱収縮チューブ18は収縮する。シース被覆部19の後端部から溶融した接着剤が漏出して固化することにより、後側漏出部21が形成される。また、電線被覆部20の前端部16から、溶融した接着剤と溶融した止水ブロック23との混合物が漏出して固化することにより、前側漏出部24が形成される(図6参照)。
溶融した接着剤、及び溶融した止水ブロック23が固化した後、信号線14、及び電力線13を、それぞれ、コルゲートチューブ35A,35Bで包囲する。
図7に示すように、ロアケース25に、コルゲートチューブ35A,35Bが取り付けられた多芯ケーブル10を配置する。詳細には、ロアケース25の下側シース保持部33にはシース15を載置する。下側コルゲートチューブ保持部36にはコルゲートチューブ35Bを載置し、下側コルゲートチューブ保持部40にコルゲートチューブ35Aを載置する。この状態で、前後方向について、シース被覆部19の長さ寸法L1は、電線被覆部20の前端部16とストッパ42との間隔L2よりも大きくなるように設定されている。なお、上記したように、図7においては、コルゲートチューブ35A,35Bは省略されている。
アッパーケース26をロアケース25に上方から組み付けて、ロック部31A,31B,31Cと、ロック受け部32A,32B,32Cとを、それぞれ、弾性的に係合させる。これにより、シース15は、下側シース保持部33と上側シース保持部34に挟持されることによりプロテクタ12に保持される。また、コルゲートチューブ35Aは、下側コルゲートチューブ保持部40と上側コルゲートチューブ保持部41とに挟持されることによりプロテクタ12に保持され、コルゲートチューブ35Bは、下側コルゲートチューブ保持部36と上側コルゲートチューブ保持部38とに挟持されることによりプロテクタ12に保持される。以上により、多芯ケーブル10の止水構造11が完成する(図1参照)。
実施形態の作用効果
続いて、本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態に係る多芯ケーブル10の止水構造11は、電力線13及び信号線14がシース15によって包囲されると共に、シース15の端部から電力線13及び信号線14が導出されている多芯ケーブル10と、シース15を被覆するシース被覆部19と、シース被覆部19に連なると共にシース15の前端部16から導出された電力線13及び信号線14を被覆する電線被覆部20と、を有する熱収縮チューブ18と、電線被覆部20と、電力線13及び信号線14と、の隙間に配されて、電線被覆部20と電力線13及び信号線14との間を止水する止水部22と、熱収縮チューブ18を内部に保持すると共に、熱収縮チューブ18の前端部の近傍に位置するストッパ42を有するプロテクタ12と、を備え、熱収縮チューブ18は、シース被覆部19の長さ寸法L1が、電線被覆部20の前端部16とストッパ42との間隔L2よりも大きく設定されている。
図1に示すように、多芯ケーブル10をプロテクタ12に組み付けた状態において、シース被覆部19の長さ寸法L1は、電線被覆部20の前端部16とストッパ42との間隔L2よりも大きく設定されている。その後、多芯ケーブル10に電流が流されて多芯ケーブル10が発熱することにより、熱収縮チューブ18が更に収縮する場合がある。熱収縮チューブ18が収縮する温度においては、止水部22も軟化する虞がある。すると、熱収縮チューブ18は、軟化した止水部22の表面を滑り、比較的に径寸法の大きなシース15から、全体としてより径寸法の小さな、電力線13及び信号線14が露出する領域へと移動する。
本実施形態においては、熱収縮チューブ18が熱を受けて収縮することにより、熱収縮チューブ18がシース15から外れる方向(本実施形態では前方)に移動しようとした場合でも、ストッパ42によって熱収縮チューブ18が支持される(図8参照)。熱収縮チューブ18のうち電線被覆側の前端部がストッパ42に当接するまでに、熱収縮チューブ18は、最大で、電線被覆部20の前端部16とストッパ42との間隔L2だけ移動する。シース被覆部19の長さ寸法L1は上記の間隔L2よりも大きく設定されているので、熱収縮チューブ18のうち電線被覆部20の前端部16がストッパ42に支持された状態で、シース被覆部19の少なくとも一部はシース15を被覆した状態に維持される。これにより、熱収縮チューブ18がシース15の端部から外れることが抑制されるので、電線被覆部20と、電力線13及び信号線14との間に配された止水部22が露出することが抑制される。この結果、多芯ケーブル10の止水性能が低下することを抑制することができる。
なお、本実施形態においては、電線被覆部20の前端部16には前側漏出部24が形成されているので、この前側漏出部24がストッパ42に後方から当接するようになっている。これにより、前側漏出部24を介して、ストッパ42によって、熱収縮チューブ18が前方に移動することが抑制されるようになっている。
また、本実施形態によれば、ストッパ42は、熱収縮チューブ18のうち電線被覆部20の前端部16に対して、シース被覆部19から電線被覆部20へ向かう方向の前方に位置している。
上記の構成によれば、熱収縮チューブ18がシース15から外れる方向、すなわち、シース被覆部19から電線被覆部20へ向かう方向に移動しようとした場合に、ストッパ42によって確実に抜け止めされる。これにより、多芯ケーブル10の止水性能が低下することを確実に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、プロテクタ12はシース15を保持するシース15保持部を有する。
上記の構成によれば、プロテクタ12のシース15保持部がシース15を保持することによって、シース15とプロテクタ12との相対的な位置決めがなされる。これにより、シース15と、プロテクタ12のストッパ42と、の相対的な位置決めがなされるので、熱収縮チューブ18のうち電線被覆部20側の端部がストッパ42に支持された状態において、シース15保持部がシース15の外周に確実に被覆するようにストッパ42を配置することができる。この結果、多芯ケーブル10の止水性能の低下を確実に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、シース15から導出された電力線13はコルゲートチューブ35Aによって包囲されており、信号線14はコルゲートチューブ35Bによって包囲されている。コルゲートチューブ35A及びコルゲートチューブ35Bは、シース15とは異なる部材である。プロテクタ12は、コルゲートチューブ35Aを保持する下側コルゲートチューブ保持部40及び上側コルゲートチューブ保持部41を有すると共に、コルゲートチューブ35Bを保持する下側コルゲートチューブ保持部36及び上側コルゲートチューブ保持部38を有する。
上記の構成によれば、プロテクタ12と、コルゲートチューブ35A,35Bとの相対的な位置決めをすることができる。これにより、コルゲートチューブ35A、35Bの端部から露出した、熱収縮チューブ18と、電力線13及び信号線14と、を確実にプロテクタ12で覆うことができる。これにより、プロテクタ12によって、熱収縮チューブ18と、電力線13及び信号線14と、を異物の衝突から保護することができるので、多芯ケーブル10の止水性能が低下することを更に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、ストッパ42は、電線被覆部20の前端部16の直径部分に対応する位置に設けられている。
上記の構成によれば、ストッパ42は、電線被覆部20の前端部16の直径部分に対応する領域と接触することができるので、熱収縮チューブ18を確実に抜け止めすることができる。これにより、多芯ケーブル10の止水性能が低下することを確実に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、プロテクタ12は、電力線13と接触して電力線13を左方へガイドする電力線ガイド部43を有すると共に、信号線14と接触して信号線を前方へガイドする信号線ガイド部44を有する。
上記の構成によれば、プロテクタ12の内部に配された電力線13及び信号線14は、それぞれ、電力線ガイド部43及び信号線ガイド部44によってガイドされることにより、振動によってプロテクタ12内における配置がずれることが抑制される。これにより、電力線13及び信号線14と止水部22との相対的な位置がずれることが抑制されるので、多芯ケーブル10の止水性能が低下することを更に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、電力線ガイド部43及び信号線ガイド部44と、ストッパ42とが一体に形成されている。
上記の構成によれば、電力線ガイド部43及び信号線ガイド部44と、ストッパ42とが別部材である場合に比べて、プロテクタ12の構造を簡素化することができる。
また、本実施形態によれば、止水部22はホットメルト樹脂を含む。
上記の構成によれば、ホットメルト樹脂を含む止水ブロック23を溶融させるための加熱工程と、熱収縮チューブ18を収縮させるための加熱工程とを、同一の工程で行うことができるので、多芯ケーブル10の止水作業の効率を向上させることができる。
<実施形態2>
次に、本明細書に開示された技術の実施形態2を、図9を参照しつつ説明する。本実施形態に係るアッパーケース50の上壁51には、下方に延びるストッパ52が形成されている。本実施形態においては、図示しないロアケースの底壁には、ストッパは形成されていない。
上記以外の構成については、実施形態1と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
<実施形態3>
次に、本明細書に開示された技術の実施形態3を、図10を参照しつつ説明する。本実施形態においては、多芯ケーブル10の止水構造11の組み立て工程が終了した時点で、多芯ケーブル10に形成された前側漏出部24は後方からストッパ42に接触している。本実施形態においても、前後方向について、シース被覆部19の長さ寸法L1は、電線被覆部20の前端部16とストッパ42との間隔L2よりも大きく設定されている。
上記以外の構成については、実施形態1と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態によれば、熱収縮チューブ18がシース15から外れる方向、すなわち、シース被覆部19から電線被覆部20へ向かう方向(本実施形態における前方)に移動しようとした場合に、前側漏出部24と接触しているストッパ42によって確実に抜け止めされる。これにより、多芯ケーブル10の止水性能が低下することを確実に抑制することができる。
なお、前側漏出部24が形成されない構成の場合には、電線被覆部20の前端部16がストッパ42に対して、後方から直接に接触する構成としてもよい。
<他の実施形態>
本明細書に開示された技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書に開示された技術の技術的範囲に含まれる。
(1)多芯ケーブル10に含まれる電線は2本、3本、5本以上でもいい。多芯ケーブル10に含まれる電線の直径寸法は、全て同じであってもよい。
(2)止水部22は、熱収縮チューブ18の内面に塗布された接着剤が溶融後に固化して形成されるものでもよい。
(4)シース15から導出された複数の電線を外装する外装部材は、コルゲートチューブ35A,35Bに限られず、任意の外装部材を適宜に選択することができる。
(3)ストッパ42は、電線被覆部20のうち直径部分と異なる領域と当接する構成としてもよい。また、複数個のストッパ42によって電線被覆部20が支持される構成としてもよい。
(5)電線ガイド部は省略してもよい。また、ストッパと電線ガイド部とは別部材であってもよい。
(6)止水部22は、電力線13及び信号線14が貫通されたゴム栓であってもよい。
(7)前側漏出部24、及び後側漏出部21の、双方又は一方が形成されない構成としてもよい。
(8)プロテクタ12とは別部材のストッパを、プロテクタ12に組み付ける構成としてもよい。
(9)ストッパの形状は、円柱状、四角柱状、三角柱状等、必要に応じて任意の形状とすることができる。
10:多芯ケーブル
11:止水構造
12:プロテクタ
13:電力線(電線の一例)
14:信号線(電線の一例)
15:シース
16シースの前端部
16B:電線被覆部の前端部
18:熱収縮チューブ
19:シース被覆部
20:電線被覆部
22:止水部
42,52:ストッパ
33:下側シース保持部
34:上側シース保持部
35A,35B:コルゲートチューブ(外装部材の一例)
36,40:下側コルゲートチューブ保持部(外装部材保持部の一例)
38,41:上側コルゲートチューブ保持部(外装部材保持部の一例)
42:電力線ガイド部(電線ガイド部の一例)
44:信号線ガイド部(電線ガイド部の一例)

Claims (8)

  1. 複数の電線がシースによって包囲されると共に、前記シースの端部から前記複数の電線が導出されている多芯ケーブルと、
    前記シースを被覆するシース被覆部と、前記シース被覆部に連なると共に前記シースの前記端部から導出された前記複数の電線を被覆する電線被覆部と、を有する熱収縮チューブと、
    前記電線被覆部と、前記複数の電線と、の隙間に配されて、前記電線被覆部と前記複数の電線との間を止水する止水部と、
    前記熱収縮チューブを内部に保持すると共に、前記熱収縮チューブのうち前記電線被覆部側の端部の近傍に位置するストッパを有するプロテクタと、を備え、
    前記熱収縮チューブは、前記シース被覆部の長さ寸法L1が、前記電線被覆部側の前記端部と前記ストッパとの間隔L2よりも大きく設定されている、多芯ケーブルの止水構造。
  2. 前記ストッパは、前記熱収縮チューブのうち前記電線被覆部側の前記端部に対して、前記シース被覆部から前記電線被覆部へ向かう方向の前方に位置している、請求項1に記載の多芯ケーブルの止水構造。
  3. 前記プロテクタは前記シースを保持するシース保持部を有する、請求項1または請求項2に記載の多芯ケーブルの止水構造。
  4. 前記シースから導出された前記複数の電線は、前記シースとは異なる外装部材によって包囲されており、
    前記プロテクタは前記外装部材を保持する外装部材保持部を有する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の多芯ケーブルの止水構造。
  5. 前記ストッパは、前記電線被覆部の前記端部の直径部分に対応する位置に設けられている、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の多芯ケーブルの止水構造。
  6. 前記プロテクタは、前記複数の電線の少なくとも1つの電線と接触して、前記少なくとも1つの電線をガイドする電線ガイド部を有する、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の多芯ケーブルの止水構造。
  7. 前記電線ガイド部と、前記ストッパとが一体に形成されている、請求項6に記載の多芯ケーブルの止水構造。
  8. 前記止水部はホットメルト樹脂を含む、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の多芯ケーブルの止水構造。
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