JP6942254B2 - 障害物検知装置又は運転支援装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、下側の超音波センサの取付け高さと、上側の超音波センサの取付け高さとの差が、不要検出を回避したい段差の高さの2倍になるように、各超音波センサが車両の各所に取付けられ、上下に分けて取付けられた複数の超音波センサを用いて、超音波の送波と受波とを上下で異なる超音波センサが分担するように障害物の検出を行い、送波センサにより送波された超音波の反射波が、送波センサの上側(又は下側)にある受波センサにおいて検出されないことを条件に、その対象物が非検出対象の段差であると判定する障害物検出装置が開示されている。
この発明に係る障害物検知装置は、車両に設けられた伝搬距離が異なる複数の測距センサから取得した受信信号に基づいて反射点の位置を抽出する反射点抽出部と、前記反射点抽出部が抽出した複数の前記反射点の位置に基づいて算出される反射点の分布長さを用いて障害物の高さを判別する障害物判別部と、を備え、前記複数の前記測距センサの設置位置が前記車両の高さ方向において同じであり、且つ、前記車両の前後方向において異なり、前記反射点抽出部は、当該複数の前記測距センサの設置位置を含む前記車両の左右方向に平行な平面を傾斜させた平面であって、前記複数の前記測距センサのうち1つの前記測距センサの設置位置を含む前記車両の左右方向に直交する仮想垂直平面を特定し、当該複数の前記測距センサ間の距離に応じて前記複数の前記測距センサのうち他の前記測距センサが前記仮想垂直平面上に仮想的に設けられているものとして、前記反射点の位置を抽出する。
この発明に係る障害物検知装置は、車両に設けられた伝搬距離が異なる複数の測距センサから取得した受信信号に基づいて反射点の位置を抽出する反射点抽出部と、前記反射点抽出部が抽出した複数の前記反射点の位置に基づいて算出される反射点の分布長さを用いて障害物の高さを判別する障害物判別部と、を備え、前記測距センサが前記障害物と正対しているか否かを判別する正対判別部を備え、前記障害物判別部は、前記測距センサが前記障害物と正対している状態における前記反射点の分布長さを用いて前記障害物の高さを判別する。
図1は、実施の形態1に係る障害物検知装置100の要部を示すブロック図である。図2は、実施の形態1に係る障害物検知装置100における障害物検知部11の要部を示すブロック図である。図3は、実施の形態1に係る障害物検知装置100における反射点抽出部12の要部を示すブロック図である。
図1、図2、及び、図3を参照して、実施の形態1に係る障害物検知装置100について説明する。
図2に示す例においては、複数の測距センサ2として、車両1には、2個の測距センサ2a,2bが設けられている。
測距センサ2は、ソナー又はミリ波レーダ等の方式のセンサにより構成され、2個の測距センサ2a,2bは、共に同じ方式のセンサである。
障害物検知部11は、送信信号出力部21、受信信号取得部22、及び、距離値算出部23により要部が構成されている。
図2に示す例においては、送信信号出力部21は、測距センサ2aに送信信号を出力することにより、測距センサ2aに探索波を送信させるものである。測距センサ2bに係る動作は測距センサ2aの場合と同様であるため、説明を省略する。
図2に示す例においては、受信信号取得部22は、測距センサ2aが受信した直接波における反射波の情報を受信信号として測距センサ2aから取得し、測距センサ2bにより受信された間接波における反射波の情報を受信信号として測距センサ2bから取得するものである。
図2に示す例においては、距離値算出部23は、測距センサ2a,2bそれぞれで受信された反射波に基づいて距離値を算出するものである。
すなわち、反射点抽出部12は、車両1に設けられた伝搬距離が異なる複数の測距センサ2から取得した受信信号に基づいて反射点の位置を抽出するものである。
図2,3に示す例においては、反射点抽出部12は、測距センサ2a,2bそれぞれから取得した受信信号に基づいて算出された測距センサ2a,2bそれぞれにおける距離値Dra,Drbに基づいて反射点の位置を抽出するものである。距離値Dra及び距離値Drbに基づいて抽出された反射点を「反射点Rab」という。
図2,3に示す例においては、反射点位置算出部24は、障害物検知部11の距離値算出部23が算出した測距センサ2aにおける距離値Dra及び測距センサ2bにおける距離値Drbの両方を用いて、反射点Rabの位置を算出するものである。具体的には、反射点位置算出部24は、探索波の送信タイミングにおける測距センサ2a,2bそれぞれの位置(以下「センサ位置」という。)を示す情報と、車両1における測距センサ2a,2bの設置方向を示す情報と、測距センサ2aにおける距離値Dra及び測距センサ2bにおける距離値Drbとにより、いわゆる「2円交点」により反射点Rabの位置を算出するものである。反射点Rabの位置は、例えば、測距センサ2a,2b両方の設置位置を含み車両1の前後方向に平行な平面(以下「センサ平面」という。)上に半径が距離値Draである円弧を描くとともに半径が距離値Drbである円弧を描く。これら2つの円弧の交点が反射点Rabの位置となる。反射点Rabの位置は、2円交点処理を実行することにより算出されるものである。
反射点の位置は、例えば、車両1の前後方向に対応する第1軸(以下「X軸」という。)、車両1の左右方向に対応する第2軸(以下「Y軸」という。)、及び、車両1の高さ方向に対応する第3軸(以下「Z軸」という。)によるメートル単位の座標系(以下「XYZ座標系」という。)における座標値により表されるものである。
センサ位置は、例えば、XYZ座標系における座標値により表されるものである。センサ位置算出部27は、センサ位置を示す情報を反射点位置算出部24に出力するものである。センサ位置を示す情報は、反射点位置算出部24において反射点の位置の算出に用いられるものである。車両1における測距センサ2a,2bそれぞれの設置位置を示す情報等のセンサ位置算出部27がセンサ位置を算出する際に用いる情報は、センサ位置算出部27に予め記憶されている。
より具体的には、障害物判別部13は、第1の時点において、複数の測距センサ2から取得した受信信号に基づいて反射点抽出部12が抽出した第1の反射点の位置と、第1の時点と異なる第2の時点において、複数の測距センサ2から取得した受信信号に基づいて反射点抽出部12が抽出した第2の反射点の位置とに基づいて、反射点の分布長さを算出するものである。ここで、第1の時点と第2の時点との間の期間は、例えば、0.1秒間である。0.1秒間は一例に過ぎず、第1の時点と第2の時点との間の期間は、反射波がある探索波における反射波であると一意に特定できる期間より長い期間であれば良い。複数の反射点の位置は、第1及び第2の時点の2つの時点における反射点の位置とは限らず、3以上の時点における反射点の位置でも良い。
障害物判別部13は、例えば、反射点の数が所定数を超えたとき、反射点の分布長さを算出する。所定数は、障害物判別部13に予め記憶されている。
ここで、路面障害物、路上障害物及び走行障害物は互いに異なる高さを有するものである。したがって、障害物判別部13による障害物が路面障害物、路上障害物又は走行障害物のうちのいずれかの判別は、障害物が3段階の高さのうちのいずれの高さを有するものであるかの判別である。すなわち、障害物判別部13は、障害物の種別を判別することにより、障害物の高さを判別するものである。障害物判別部13による障害物の種別の判別処理、すなわち障害物の高さの判別処理の詳細については後述する。なお、障害物判別部13で行われる障害物の判別は、路面障害物、路上障害物又は走行障害物の3種別に限られるわけではなく種別の増減が可能である。また障害物の種別ではなく、障害物の高さを検出することも可能である。これらは追って説明する図10等から容易に理解できる。
当該図を参照して、実施の形態1に係る障害物検知装置100の要部のハードウェア構成について説明する。
当該フローチャートを参照して、実施の形態1に係る障害物検知装置100の動作について説明する。
障害物検知装置100は、当該フローチャートに示す処理を繰り返し実行する。なお、障害物検知装置100は、当該フローチャートに示す処理を繰り返し実行する際に、複数ある測距センサ2のうち直近に探索波を送信させた測距センサ2とは異なる測距センサ2に探索波を送信させる。
反射点の数が10以上である場合(ステップST3:YES)、障害物検知装置100は、ステップST4の処理を実行する。
その後、障害物検知装置100は、当該フローチャートの処理を終了する。
障害物判別部13による障害物の種別の判別処理、及び、障害物の高さの判別処理の詳細については後述する。
障害物判別部13は、例えば、ステップST3の処理を行う際に、予め決められた期間より前に反射点抽出部12が抽出した反射点を、複数の反射点の数に含めないようにしても良い。
障害物判別部13は、例えば、ステップST4の処理を行う際に、予め決められた期間内に反射点抽出部12が抽出した複数の反射点における反射点の分布長さを用いて、障害物の高さを判別するようにしても良い。
上述の予め決められた期間とは、例えば、3秒である。予め決められた期間は、車両1の速度に基づいて算出されるものであっても良い。
予め決められた期間とは、例えば、3秒である。予め決められた距離とは、例えば、1mである。予め決められた期間及び予め決められた距離は、車両1の速度に基づいて算出されるものでも良い。
例えば過去3秒以内に反射点抽出部12が抽出した反射点の位置と、新たに反射点抽出部12が抽出した反射点の位置とが、1m以上離れている場合、測距センサ2が新たに検知した障害物は、これまでに検知していた障害物とは異なる他の障害物である可能性がある。したがって、このように構成することで、障害物検知装置100は、障害物判別部13における障害物の高さの判別の精度を向上させることができる。
図6において、車両1から障害物Sに向かって伸びる矢印は、測距センサ2aが送信する探索波の伝搬経路の一例を示している。障害物Sから車両1に向かって伸びる矢印は、測距センサ2aが受信する直接波、及び測距センサ2bが受信する間接波のそれぞれの反射波の軌跡の一例を示している。また、2円交点処理により反射点抽出部12が抽出した反射点Rの位置の一例は、×印により示されている。測距センサ2bが送信する探索波の伝搬経路も同様である。
反射点Rの分布長さは、上述の反射点のバラツキの範囲から算出される。
図9Aは、障害物Sが路上障害物である場合の障害物Sの反射面におけるYZ平面上の反射点Rの分布及び反射点の分布長さの一例を示す図である。
図9Bは、障害物Sが走行障害物である場合の障害物Sの反射面におけるYZ平面上の反射点Rの分布及び反射点の分布長さの一例を示す図である。
また、図9において、障害物Sの反射面は、車両1の前後方向であるX軸に直交するYZ平面上に存在する。
図9において、×印はそれぞれ、反射点抽出部12が抽出した反射点Rの位置を障害物Sの反射面におけるYZ平面上に投影したものを示している。なお、障害物Sの反射面がYZ平面上に存在する場合、2円交点処理により抽出された反射点Rは、当該反射面上又はその近傍に位置する。
同様に、図9Bにおいて、反射点の分布長さD3は、障害物Sが走行障害物である場合のセンサ平面上における反射点の分布長さを示している。また、反射点の分布長さD4は、障害物Sが走行障害物である場合のセンサ平面上における反射点の分布長さD3をYZ平面のZ軸(車両1の高さ方向)に投影した反射点の分布長さを示している。反射点の分布長さD3,D4は、一例として、センサ平面上における最も距離が離れた2つの反射点Rにより算出される。
反射点の分布長さD1及び反射点の分布長さD3、並びに、反射点の分布長さD2及び反射点の分布長さD4を比較すると、障害物Sが走行障害物である場合の反射点の分布長さD3,D4は、障害物Sが路上障害物である場合の反射点の分布長さD1,D2に比べて長い。
図10において、横軸は、反射点の分布長さ、縦軸は、障害物の高さを示している。図10に示すように、反射点の分布長さが長くなるに連れて、障害物の高さは高くなる。
障害物判別部13は、予め決められた第1閾値Dth1及び第2閾値Dth2と、反射点の分布長さとを比較することで、障害物が走行障害物、路上障害物、又は、路面障害物のうちいずれかの種別であるかを判別する。ここで、第1閾値Dth1は、第2閾値Dth2より小さな値である。
障害物判別部13は、反射点の分布長さに基づいて障害物Sの種別を判別することができる。なお、図10において、閾値が第1閾値Dth1のみである場合は、車両1が乗り越えられる路面障害物であるか否かを判別できる。また閾値の個数を3個以上に増やすことにより、より細かく障害物Sの種別を判別できる。更に、図10によれば、反射点の分布長さに基づいて障害物Sの高さを検出できる。即ち判別とは障害物Sの種別を分類することだけではなく、障害物Sの高さを検出することも含む意味として用いている。
このように構成することで、障害物検知装置100は、デザイン上の制約が少なく、或いは障害物Sの高さを精度よく判定することができる。
また第1閾値Dth1及び第2閾値Dth2を用意することにより、検知した障害物Sの高さが路面障害物、路上障害物あるいは走行障害物のうちいずれの範囲に該当するかを判定できる。
例えば、反射点の分布長さは、反射点抽出部12が抽出した反射点Rの位置を障害物Sの反射面におけるYZ平面上に投影し、当該YZ平面上の任意の方向において最も距離が離れた2つの反射点により算出されても良い。また、反射点の分布長さは、必ずしも最も距離が離れた2つの反射点により算出される必要はない。
これまでの実施の形態において説明した内容と重複する説明については省略する。
これに対して、実施の形態1の変形例に係る障害物検知装置100における障害物判別部13は、同一の時点において複数の測距センサ2から取得した受信信号に基づいて反射点抽出部12が抽出した複数の反射点に基づいて反射点の分布長さを算出するものである。
図11に示した例においては、複数の測距センサ2として、車両1には、3個の測距センサ2a,2b,2cが設けられている。測距センサ2は、ソナー又はミリ波レーダ等の方式のセンサにより構成され、3個の測距センサ2a,2b,2cは、共に同じ方式のセンサである。
反射点抽出部12は、例えば、測距センサ2a,2bにおける距離値Dra,Drbに基づいて反射点Rabを、測距センサ2a,2cにおける距離値Dra,Drcに基づいてRacを、及び、測距センサ2b,2cにおける距離値Drb,Drcに基づいて反射点Rbcの位置を、それぞれ抽出する。すなわち、反射点抽出部12は、伝搬距離が異なる3個の測距センサ2a,2b,2cそれぞれから取得した受信信号に基づいて算出された距離値Dra,Drb,Drcのうち任意の2個の距離値を組み合わせることで、3つの反射点の位置を抽出することができる。
障害物判別部13は、同一の時点において取得した受信信号に基づいて抽出された複数の反射点の位置に基づいて算出される反射点の分布長さを用いて障害物の高さを判別する。
これまでの実施の形態において説明した内容と重複する説明については省略する。
これに対して、実施の形態1の他の変形例に係る障害物検知装置100における反射点抽出部12は、車両1に設けられた複数の測距センサ2の設置位置が車両1の高さ方向において同じであり、且つ、車両1の前後方向において異なる場合に、いずれかの測距センサ2が仮想的な設置位置にあるものとして2円交点処理を行い、反射点の位置を抽出するものである。なお、設置位置が高さ方向において「同じ」とは、厳密に同じ位置であることに限定されるものではなく、略同じ位置にあることを含むものとする。
図12Bは、車両1における測距センサ2a,2bの設置位置の一例、及び実施の形態1の他の変形例に係る障害物検知装置100における反射点抽出部12が反射点の位置を抽出する処理の一例を示す図であって、車両1の側方から見た状態を示す図である。図12Bは、図9に示したものと同様に設定したXYZ座標系における車両1の左右方向であるY軸方向から車両1を見た図である。
ここで、測距センサ2a、2bの車両1における設置位置は、Z軸方向(車両1の高さ方向)において同じであるため、Za=Zb(又はZa≒Zb)である。また、測距センサ2a、2bの車両1における設置位置は、X軸方向(車両1の前後方向)において異なるため、Xa≠Xbである。測距センサ2a,2b間のX軸方向(車両1の前後方向)における距離ΔXabは、Xa−Xbの絶対値として求められる。
測距センサ2bvは、仮想垂直平面上に仮想的に設けられた測距センサ2bである。
より具体的には、例えば、測距センサ2bvは、仮想垂直平面上において測距センサ2aからZ軸方向(車両1の高さ方向)に距離ΔXabだけ離れた位置に設けられている。反射点抽出部12は、測距センサ2a及び測距センサ2bvの設置位置、並びに、距離値Dra及び距離値Drbを用いて、仮想垂直平面上において2円交点処理を実行することにより反射点を抽出する。
このように構成することで、実施の形態1の他の変形例に係る障害物検知装置100は、複数の測距センサ2が同じ高さに設置された場合であっても、伝搬距離が異なる複数のセンサであるとしてとらえ、進行方向前方の障害物Sの高さを精度よく判別できる。したがって、実施の形態1に係る障害物検知装置100と比較して、測距センサ2の設置位置の自由度を増すことができる。
実施の形態2に係る障害物検知装置100aについて説明する。
実施の形態2に係る障害物検知装置100aは、実施の形態1に係る障害物検知装置100と比較して、正対判別部14が追加されている。
なお、実施の形態2では測距センサ2a乃至2dが順次探索波を送信するものとして説明する。但し上述の実施の形態1の変形例で説明したように、測距センサ2a乃至2dのいずれか1つの測距センサ2、例えば測距センサ2cが探索波を送信し、測距センサ2cが受信した直接波と、測距センサ2a、2b及び2dが受信した間接波を用いて反射点を抽出するようにしてもよい。
これは後述する図16においても同様である。
反射点抽出部12は、例えば、障害物検知部11が算出した測距センサ2a,2bそれぞれにおける距離値Dra,Drbを用いて反射点Rabの位置を、また、測距センサ2c,2dそれぞれにおける距離値Drc,Drdを用いて反射点Rcdの位置を抽出するものである。反射点抽出部12の内部構成は実施の形態1にて図3を参照して説明したものと同様であるため、図示及び説明を省略する。
当該フローチャートを参照して、実施の形態2に係る障害物検知装置100aの動作について説明する。
障害物検知装置100aは、当該フローチャートに示す処理を所定タイミングごとに繰り返し実行する。なお、障害物検知装置100aは、当該フローチャートに示す処理を繰り返し実行する際に、例えば上述の順に従って、複数ある測距センサ2のうち直近に探索波を送信させた測距センサ2とは異なる測距センサ2に順次探索波を送信させる。
測距センサ2が障害物Sと正対していない場合(ステップST13:NO)、障害物検知装置100aは当該フローチャートの処理を終了し、次の所定タイミングを待つ。
測距センサ2が障害物Sと正対している場合(ステップST13:YES)、障害物検知装置100aは、ステップST14の処理を実行する。
反射点の数が10以上である場合(ステップST14:YES)、障害物検知装置100aは、ステップST15の処理を実行する。
その後、障害物検知装置100aは、当該フローチャートの処理を終了する。
図15Aは、障害物Sが壁等の走行障害物である場合の車両1における測距センサ2の設置位置の一例を示す図であって、車両1の上方から見た状態を示す図である。図15Bは、障害物Sが壁等の走行障害物である場合の車両1における測距センサ2の設置位置の一例を示す図であって、車両1の側方から見た状態を示す図である。
図16Aは、障害物Sが縁石等の路上障害物又は段差等の路面障害物である場合の車両1における測距センサ2の設置位置の一例を示す図であって、車両1の上方から見た状態を示す図である。図16Bは、障害物Sが縁石等の路上障害物又は段差等の路面障害物である場合の車両1における測距センサ2の設置位置の一例を示す図であって、車両1の側方から見た状態を示す図である。
正対判別部14は、正対角度θが所定角度θth以下である場合、測距センサ2が障害物Sと正対していると判別する。他方、正対角度θが所定角度θthよりも大きい場合、正対判別部14は、測距センサ2が障害物Sと正対していないと判別する。
他方、測距センサ2の組を重畳させる場合とは、例えば測距センサ2の組として、測距センサ2aと測距センサ2bの組と、測距センサ2aと測距センサ2cの組とを用いる場合である。この場合、測距センサ2aが両方の組で用いられており、2つの測距センサ2の組が重畳している。このとき測距センサ2aと測距センサ2bの組からは2円交点処理により反射点Rabが得られるとともに、測距センサ2aと測距センサ2cの組からは2円交点処理により反射点Racが得られる。
反射点Rabと反射点Racを用いても正対角度θを求めることはできるが、これよりも長い反射点Rabと反射点Rcdを用いて正対角度θを求めるほうが正対角度θの算出精度を向上させることができる。
このように構成することで、実施の形態2に係る障害物検知装置100aは、測距センサ2が障害物Sと正対している状態における反射点の分布長さを用いて障害物Sの種別を判別することにより、障害物Sの高さを判別する精度を更に向上することができる。
実施の形態3では、障害物検知装置100aが適用された運転支援装置200について説明する。
実施の形態3に係る運転支援装置200は、実施の形態2に係る障害物検知装置100aが適用されたものである。
図18を参照して、実施の形態3の運転支援装置200について説明する。なお、図18において、図13に示すブロックと同様のブロックには同一符号を付して説明を省略する。
障害物検知装置100aは、障害物検知部11、反射点抽出部12、障害物判別部13及び正対判別部14により要部が構成されている。
つまり障害物Sが、走行障害物の場合は車両1との衝突を回避するため必要に応じて緊急ブレーキを作動させる。他方、障害物Sが走行障害物よりも低い場合は車両1と衝突する可能性はないので緊急ブレーキは必要ない。
また運転支援制御部15は、障害物Sが輪止めや縁石などの路上障害物と判別されたときは、当該路上障害物で車両1のタイヤが止まるように制御してもよい。
当該フローチャートを参照して、実施の形態3に係る運転支援装置200の動作について説明する。
運転支援装置200は、当該フローチャートに示す処理を所定タイミングで繰り返し実行する。
測距センサ2が障害物Sと正対していない場合(ステップST23:NO)、運転支援装置200は当該フローチャートの処理を終了し、次の所定タイミングを待つ。
測距センサ2が障害物と正対している場合(ステップST23:YES)、障害物検知装置100aは、ステップST24の処理を実行する。
反射点の数が10以上である場合(ステップST24:YES)、障害物検知装置100aは、ステップST25の処理に進む。
その後、運転支援装置200は、当該フローチャートの処理を終了する。
このよう構成することで、実施の形態3の運転支援装置200は、運転支援制御の精度を向上することができる。
2,2a,2b,2c,2d 測距センサ、2bv 仮想的に設けられた測距センサ、11 障害物検知部、12 反射点抽出部、13 障害物判別部、14 正対判別部、15 運転支援制御部、21 送信信号出力部、22 受信信号取得部、23 距離値算出部、24 反射点位置算出部、26 自車位置算出部、27 センサ位置算出部、41 プロセッサ、42 メモリ、43 処理回路、100,100a 障害物検知装置、200 運転支援装置。
Claims (6)
- 車両に設けられた伝搬距離が異なる複数の測距センサから取得した受信信号に基づいて反射点の位置を抽出する反射点抽出部と、
前記反射点抽出部が抽出した複数の前記反射点の位置に基づいて算出される反射点の分布長さを用いて障害物の高さを判別する障害物判別部と、
を備え、
前記障害物判別部が算出する前記反射点の分布長さは、前記複数の前記測距センサの設置位置を含み前記車両の前後方向に平行な平面上における前記反射点の分布長さであること
を特徴とする障害物検知装置。 - 車両に設けられた伝搬距離が異なる複数の測距センサから取得した受信信号に基づいて反射点の位置を抽出する反射点抽出部と、
前記反射点抽出部が抽出した複数の前記反射点の位置に基づいて算出される反射点の分布長さを用いて障害物の高さを判別する障害物判別部と、
を備え、
前記複数の前記測距センサの設置位置が前記車両の高さ方向において同じであり、且つ、前記車両の前後方向において異なり、前記反射点抽出部は、当該複数の前記測距センサの設置位置を含む前記車両の左右方向に平行な平面を傾斜させた平面であって、前記複数の前記測距センサのうち1つの前記測距センサの設置位置を含む前記車両の左右方向に直交する仮想垂直平面を特定し、当該複数の前記測距センサ間の距離に応じて前記複数の前記測距センサのうち他の前記測距センサが前記仮想垂直平面上に仮想的に設けられているものとして、前記反射点の位置を抽出すること
を特徴とする障害物検知装置。 - 車両に設けられた伝搬距離が異なる複数の測距センサから取得した受信信号に基づいて反射点の位置を抽出する反射点抽出部と、
前記反射点抽出部が抽出した複数の前記反射点の位置に基づいて算出される反射点の分布長さを用いて障害物の高さを判別する障害物判別部と、
を備え、
前記測距センサが前記障害物と正対しているか否かを判別する正対判別部を備え、
前記障害物判別部は、前記測距センサが前記障害物と正対している状態における前記反射点の分布長さを用いて前記障害物の高さを判別すること
を特徴とする障害物検知装置。 - 前記正対判別部は、前記測距センサに対する前記障害物の正対角度を算出して、前記正対角度が所定角度以下であるとき前記測距センサが前記障害物と正対していると判別する
ことを特徴とする請求項3記載の障害物検知装置。 - 前記正対判別部は、重畳していない前記測距センサの組を複数用いて正対角度を算出すること
を特徴とする請求項3記載の障害物検知装置。 - 前記障害物判別部は、前記測距センサが前記障害物と正対している状態における抽出された前記反射点の数が所定数を超えたとき、前記反射点の分布長さを用いて前記障害物の高さを判別すること
を特徴とする請求項3記載の障害物検知装置。
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