JP2023156650A - サービスプラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】信号回路を遮断してから電源回路を遮断するまでに適切なタイムラグを確保できるサービスプラグを提供する。【解決手段】サービスプラグ1は、電源回路に接続された第一端子対と、信号回路に接続された第二端子対と、を保持するハウジング2と、ハウジングに対する半嵌合の位置で第一端子対を接続状態として第二端子対を遮断状態とするカバー3と、ハウジングに配置され、半嵌合の位置でカバーを係止する係止部24と、係止を解除させる解除機構6と、を備え、解除機構は、カバーに設けられたアーム42と、ハウジングに設けられた支持突起25と、を含み、アームは、操作部47に押圧力F1が作用し、かつ支点部48が支持突起に支持された場合に係止部による係止を解除させるように弾性変形し、支持突起は、カバーが半嵌合の位置にあるときに支点部を支持し、かつカバーが完全嵌合の位置にある場合に支点部を支持できないように配置されている。【選択図】図8

Description

本発明は、サービスプラグに関する。
従来、サービスプラグがある。特許文献1には、信号回路スイッチのオフ後の残留電量に起因する不具合を防止できる電源回路遮断装置が開示されている。
特開2012-243559号公報
サービスプラグには、離脱操作がなされる際に、信号回路を遮断し、次に電源回路を遮断するように構成されるものがある。遮断された信号回路は、スイッチを開いて電源回路を開回路に切り換える。こうしたサービスプラグにおいて、信号回路を遮断してから電源回路を遮断するまでに適切なタイムラグを確保できることが望まれている。
本発明の目的は、信号回路を遮断してから電源回路を遮断するまでに適切なタイムラグを確保できるサービスプラグを提供することである。
本発明のサービスプラグは、電源と負荷とを接続する電源回路に接続された第一端子対と、前記電源回路を遮断するための信号回路に接続された第二端子対と、を保持するハウジングと、嵌合方向に沿って前記ハウジングに対して嵌合するように構成され、前記ハウジングに対する半嵌合の位置で前記第一端子対を接続状態として前記第二端子対を遮断状態とし、かつ前記ハウジングに対する完全嵌合の位置で前記第一端子対および前記第二端子対の両方を接続状態とするカバーと、前記ハウジングの側壁に配置されており、前記嵌合方向に沿って前記カバーを前記ハウジングから離脱させるときに前記半嵌合の位置で前記カバーを係止する係止部と、前記係止部による係止を解除させる解除機構と、を備え、前記解除機構は、前記カバーに設けられて前記嵌合方向に延在しているアームと、前記ハウジングの前記側壁に設けられた支持突起と、を含み、前記アームは、前記係止部によって係止される被係止部と、操作部と、支点部と、を有し、前記操作部に対して前記側壁に向かう押圧力が作用し、かつ前記支点部が前記支持突起によって支持された場合に前記係止部による係止を解除させるように弾性変形し、前記支持突起は、前記カバーが前記半嵌合の位置にあるときに前記支点部を支持し、かつ前記カバーが前記完全嵌合の位置にある場合に前記支点部からずれて前記支点部を支持できないように配置されていることを特徴とする。
本発明に係るサービスプラグは、半嵌合の位置でカバーを係止する係止部と、係止部による係止を解除させる解除機構と、を備える。解除機構は、カバーに設けられて嵌合方向に延在しているアームと、ハウジングの側壁に設けられた支持突起と、を含む。支持突起は、カバーが半嵌合の位置にあるときにアームの支点部を支持し、かつカバーが完全嵌合の位置にある場合に支点部からずれて支点部を支持できないように配置されている。本発明に係るサービスプラグによれば、信号回路を遮断してから電源回路を遮断するまでに適切なタイムラグを確保できるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係るサービスプラグの斜視図である。 図2は、実施形態に係るサービスプラグの斜視図である。 図3は、実施形態に係るサービスプラグの分解斜視図である。 図4は、実施形態に係るサービスプラグの完全嵌合状態を示す正面図である。 図5は、実施形態に係るサービスプラグの半嵌合状態を示す正面図である。 図6は、実施形態に係るカバーの断面斜視図である。 図7は、実施形態に係るサービスプラグの断面斜視図である。 図8は、実施形態に係るサービスプラグの断面斜視図である。 図9は、実施形態に係るサービスプラグの断面図である。
以下に、本発明の実施形態に係るサービスプラグにつき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1から図9を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、サービスプラグに関する。図1および図2は、実施形態に係るサービスプラグの斜視図、図3は、実施形態に係るサービスプラグの分解斜視図、図4は、実施形態に係るサービスプラグの完全嵌合状態を示す正面図、図5は、実施形態に係るサービスプラグの半嵌合状態を示す正面図、図6は、実施形態に係るカバーの断面斜視図、図7および図8は、実施形態に係るサービスプラグの断面斜視図、図9は、実施形態に係るサービスプラグの断面図である。図6から図9には、図4のVI-VI断面が示されている。
図1から図3に示すように、本実施形態のサービスプラグ1は、ハウジング2と、カバー3と、解除機構6と、を有する。サービスプラグ1は、例えば、回転機を駆動源とする車両(電気自動車やハイブリッド自動車等)の高電圧の電源回路上に設置される。サービスプラグ1は、電源回路に関わる部品のメンテナンス作業等を実施する際に電源回路を遮断させ、かつ、メンテナンス作業等を終えた後で電源回路を復帰させるために利用される。
図4等に示すように、サービスプラグ1は、電源回路120に配置される。電源回路120は、車両の電源100と、車両の負荷110とを電気的に接続するための回路である。電源100は、例えば、充放電が可能なバッテリである。負荷110は、例えば、走行用の回転電機である。ハウジング2は、電源回路120に接続される第一端子対20を保持している。第一端子対20は、電源100と接続される電源側の端子20a、および負荷110と接続される負荷側の端子20bを有する。第一端子対20は、端子20a,20bが接続されることにより電源回路120を閉回路とすることが可能であり、かつ端子20a,20bが遮断されることにより電源回路120を開回路とすることが可能である。
カバー3は、第一端子対20を接続可能なヒューズユニット30を保持している。ヒューズユニット30は、第一端子対20を電気的に接続する接続部材である。ヒューズユニット30は、ヒューズ本体31および端子32,33を有する。ヒューズユニット30は、端子32が端子20aと接触し、かつ端子33が端子20bと接触することにより端子20aと端子20bとを電気的に接続する。本実施形態のサービスプラグ1は、端子32が嵌合方向Zに沿って端子20aと嵌合し、かつ端子33が嵌合方向Zに沿って端子20bと嵌合するように構成されている。嵌合方向Zは、カバー3がハウジング2に対して嵌合し、あるいはハウジング2から離脱する方向である。
ハウジング2は、信号回路200に接続された第二端子対21を保持している。信号回路200は、電源回路120を開閉できるスイッチ210を有する回路である。第二端子対21は、端子21a,21bを有する。
カバー3は、第二端子対21を接続可能な導体34を保持している。導体34は、二つの端子21a,21bを接続または遮断するスイッチ端子である。導体34は、端子21a,21bの両方と接触することにより端子21aと端子21bとを電気的に接続する。本実施形態のサービスプラグ1は、導体34が端子21a,21bに対して嵌合方向Zに沿って嵌合するように構成されている。
ハウジング2は、例えば、絶縁性の合成樹脂によって成型される。図3等に示すように、ハウジング2は、本体22およびフランジ部23を有する。本体22の形状は、有底の筒状である。例示された本体22の断面形状は、略矩形である。図3に示すように、本体22は、第一側壁22a、第二側壁22b、第三側壁22c、および第四側壁22dを有する。第一側壁22aおよび第二側壁22bは、第一方向Xにおいて互いに対向している。第三側壁22cおよび第四側壁22dは、第二方向Yにおいて互いに対向している。嵌合方向Zは、本体22の軸方向である。
第一方向Xおよび第二方向Yは、何れも嵌合方向Zと直交している。また、第一方向Xおよび第二方向Yは、互いに直交している。例示されたハウジング2では、本体22の矩形断面における短手方向が第一方向Xであり、長手方向が第二方向Yである。
第一側壁22aには、カバー3を係止する係止部24が設けられている。係止部24は、第一側壁22aの外側面から第一方向Xに沿って突出している。例示された係止部24は、爪形状を有しており、フランジ部23と対向する係止面を有している。
第一側壁22aには、後述する解除機構の一部である支持突起25が設けられている。支持突起25は、第一側壁22aの外側面から第一方向Xに沿って突出している。本実施形態のハウジング2は、二つの支持突起25を有する。二つの支持突起25は、第二方向Yにおいて係止部24を挟んで配置されている。
第三側壁22cおよび第四側壁22dには、それぞれ一つのカムピン26が設けられている。カムピン26は、カバー3が有するレバー5のカム溝51に挿入される。フランジ部23は、本体22の外側面から突出しており、本体22を環状に取り巻いている。フランジ部23は、ボルト等の締結部材によって車体に対して固定される。フランジ部23は、本体22における嵌合方向Zの端部に位置している。
図2に示すように、第二側壁22bには、レバー5を係止する係止部27が設けられている。例示された係止部27は、爪形状を有しており、フランジ部23と対向する係止面を有している。
カバー3は、本体4およびレバー5を有する。本体4およびレバー5は、例えば、絶縁性の合成樹脂で成型される。本体4は、ハウジング2の本体22と嵌合する部分である。本体4は、頂壁40および筒状の周壁41を有する。周壁41は、頂壁40の縁から嵌合方向Zに沿って立設されている。例示された本体4の断面形状は、略矩形である。
周壁41は、第一側壁41a、第二側壁41b、第三側壁41c、および第四側壁41dを有する。側壁41a,41b,41c,41dは、ハウジング2の側壁22a,22b,22c,22dと対応する。第一側壁41aおよび第二側壁41bは、第一方向Xにおいて互いに対向している。第三側壁41cおよび第四側壁41dは、第二方向Yにおいて互いに対向している。
図3に示すように、第一側壁41aには、アーム42およびガード壁43が設けられている。アーム42およびガード壁43は、本体4と一体に形成されている。ガード壁43は、アーム42を外側から囲むように配置されており、意図しない解除操作からアーム42を保護する。
図6に示すように、アーム42は、第一アーム44、被係止部45、第二アーム46、および操作部47を有する。第一アーム44は、第一側壁41aにおける頂壁40の側の端部につながっている。第一アーム44は、周壁41の開口端41eに向けて嵌合方向Zに沿って延在している。第一アーム44において、開口端41eの側の端部は、固定されていない自由端である。例示されたアーム42は、二つの第一アーム44を有する。二つの第一アーム44は、第二方向Yに並んでいる。
被係止部45は、第一アーム44の自由端につながっている。被係止部45は、一つの第一アーム44から他の一つの第一アーム44まで、第二方向Yに沿って延在している。つまり、被係止部45は、二つの第一アーム44をつなぐ梁部である。第一アーム44は、可撓性を有するように形成されている。従って、第一アーム44は、被係止部45を第一側壁41aに対して第一方向Xに沿って相対移動させるように弾性変形することができる。
第二アーム46は、被係止部45から頂壁40の側に向けて嵌合方向Zに沿って延在している。例示されたアーム42は、二つの第二アーム46を有する。一つの第二アーム46は、被係止部45の一つの端部につながっており、他の一つの第二アーム46は、被係止部45の他の一つの端部につながっている。第二アーム46は、第一アーム44に対して第二方向Yの外側に配置されている。つまり、二つの第一アーム44は、二つの第二アーム46の間に配置されている。
操作部47は、第二アーム46における頂壁40の側の端部につながっている。つまり、第二アーム46の基端は被係止部45につながっており、第二アーム46の先端は操作部47につながっている。操作部47は、一つの第二アーム46から他の一つの第二アーム46まで、第二方向Yに沿って延在している。つまり、操作部47は、二つの第二アーム46をつなぐ梁部である。例示された操作部47は、平板形状を有しており、第一側壁41aと対向している。
上記のように、本実施形態のアーム42は、側面視において略V字形状をなすように屈曲している。アーム42におけるV字の一端は第一側壁41aにつながっており、V字の他端は自由端であり、かつ操作部47につながっている。また、アーム42におけるV字の屈曲部に被係止部45が配置されている。
第二アーム46には、支点部48が設けられている。二つの第二アーム46は、それぞれ一つの支点部48を有する。支点部48は、第一側壁41aの側に向けて突出している。例示された支点部48の形状は、突出方向の先端へ向かうに従って幅が狭くなるテーパ形状である。支点部48は、被係止面48aを有する。被係止面48aは、第一方向Xに延在しており、頂壁40の側を向いている。
図2および図3に示すように、レバー5は、略U字形状に屈曲している。レバー5の二つの先端部には、カム溝51および貫通孔52が設けられている。カム溝51の形状は、円弧状である。本体4の第三側壁41cおよび第四側壁41dには、支持ピン49が設けられている。支持ピン49は、レバー5の貫通孔52に挿入される。支持ピン49は、レバー5を回転自在に支持する。図3に示すように、カバー3の本体4は、嵌合方向Zに沿ってハウジング2に対して嵌合する。このときに、ハウジング2のカムピン26は、レバー5のカム溝51に挿入される。
レバー5が回動されると、カム溝51がカムピン26をガイドし、ハウジング2に対してカバー3を嵌合方向Zに相対移動させる。レバー5は、接続方向R1または遮断方向R2に回転することができる。接続方向R1は、電源回路120を通電状態にさせるときの回転方向である。遮断方向R2は、電源回路120を遮断状態にさせるときの回転方向である。
レバー5が接続方向R1に回転する場合、カバー3の本体4はハウジング2に対する完全嵌合の位置へ向けて移動する。言い換えると、作業者は、レバー5を接続方向R1に回転させることにより、本体4をハウジング2のフランジ部23へ近づく向きに移動させることができる。以下の説明において、完全嵌合の位置へ近づく向きを挿入方向Z1と称し、完全嵌合の位置から遠ざかる向きを抜去方向Z2と称する。
一方、レバー5が遮断方向R2に回転する場合、本体4はハウジング2に対する抜去方向Z2に移動する。言い換えると、作業者は、レバー5を遮断方向R2に回転させることにより、本体4をフランジ部23から遠ざける向きに移動させることができる。
図1、図4、および図7には、カバー3がハウジング2に対する完全嵌合の位置にある状態のサービスプラグ1が示されている。レバー5は傾倒した姿勢で保持されており、第一方向Xに沿って延在している。カバー3の本体4は、嵌合方向Zに沿って最も奥側まで押し込まれてハウジング2と完全嵌合している。レバー5は、ハウジング2の係止部27(図2参照)と係合し、係止部27によって係止される。
図4に示すように、端子32は端子20aと嵌合し、かつ端子33は端子20bと嵌合している。ヒューズユニット30は、端子20aと端子20bとを電気的に接続している。また、カバー3によって保持された導体34は、端子21aおよび端子21bと嵌合して二つの端子21a,21bを電気的に接続している。信号回路200は、端子21a,21bが接続されている場合、スイッチ210を閉じる。これにより、電源回路120が閉回路となり、電源100と負荷110とが接続される。
カバー3が完全嵌合の位置にある場合、図7に示すように、被係止部45は係止部24よりも挿入方向Z1の奥側に位置している。言い換えると、被係止部45は、係止部24から離間しており、係止部24よりもフランジ部23の近くにある。また、アーム42の支点部48は、ハウジング2の支持突起25よりも挿入方向Z1の奥側に位置している。つまり、支持突起25は、支点部48に対して嵌合方向Zのずれた位置にある。
ガード壁43は、第二方向Yの両側からアーム42の全体を覆っている。また、ガード壁43は、第一方向Xにおいて被係止部45と対向し、被係止部45を覆っている。ガード壁43とフランジ部23との隙間は、十分に小さい。ガード壁43は、作業者の手指が誤って被係止部45に触れてしまうことを抑制できる。
作業者は、電源回路120を閉回路から開回路へと切り換える場合、カバー3の本体4を抜去方向Z2に向けて移動させる。この場合、作業者は、レバー5のロックを解除してレバー5を遮断方向R2に回転させる。作業者は、レバー5を遮断方向R2に向けて回転させる。これにより、図8に矢印AR1で示すように、カバー3の本体4がハウジング2に対して抜去方向Z2に移動する。ハウジング2の係止部24は、半嵌合の位置において本体4を係止する。
図2、図5、および図8には、カバー3が半嵌合の位置にある状態のサービスプラグ1が示されている。このときのレバー5の姿勢は、第一方向Xおよび嵌合方向Zのそれぞれに対して傾斜した姿勢である。
カバー3が半嵌合の位置にある場合、図5に示すように端子32は端子20aと嵌合し、かつ端子33は端子20bと嵌合している。つまり、ヒューズユニット30は、端子20aと端子20bとを電気的に接続した状態に維持される。一方、導体34は端子21a,21bから離脱している。つまり、端子21aと端子21bとの間が遮断される。信号回路200は、端子21aと端子21bとが遮断されている場合、スイッチ210を開く。これにより、電源回路120が開回路となり、電源100と負荷110とが遮断される。また、スイッチ210が開くことで、サービスプラグ1が電源100から遮断される。従って、作業者は、サービスプラグ1を電源100から遮断させた状態でその後の作業を行なうことができる。
カバー3が半嵌合の位置にある場合、図8に示すように、アーム42の被係止部45は、ハウジング2の係止部24によって係止されている。係止部24の係止面は、被係止部45を係止して抜去方向Z2へのカバー3の動きを規制する。ハウジング2の支持突起25は、第一方向Xにおいてアーム42の支点部48と対向している。支持突起25は、支点部48に近接しており、または支点部48と接触している。
作業者は、カバー3を半嵌合の位置から更に抜去方向Z2に移動させる場合、解除機構6に対する解除操作を行なう必要がある。本実施形態の解除機構6は、図8等に示すように、アーム42および支持突起25を含む。作業者は、係止部24によるロックを解除する場合、図8に示すように、操作部47に対して押圧力F1を加える。押圧力F1は、ハウジング2の第一側壁22aに向かう力である。支持突起25は、支点部48を支持し、第二アーム46を梃子として機能させる。
支持突起25によって支持されたアーム42は、押圧力F1によって弾性変形する。より詳しくは、アーム42は、操作部47が第一側壁41aに近づき、かつ被係止部45が矢印AR2で示すように第一側壁41aから離間するように変形する。アーム42の変形により、係止部24によるロックが解除される。その結果、カバー3の本体4を更に抜去方向Z2に移動させることが可能となる。カバー3が半嵌合の位置から更に抜去方向Z2に移動すると、端子32,33が端子20a,20bから離脱する。
なお、本実施形態のサービスプラグ1は、以下に説明するように、押圧力F1を加えたままでの離脱操作を規制できるように構成されている。図9には、押圧力F1によって変形したアーム42が一点鎖線で示されている。半嵌合の位置よりも手前でアーム42に対して押圧力F1が加えられた場合、支点部48が嵌合方向Zにおいて支持突起25と対向する。従って、矢印AR1で示すようにカバー3が抜去方向Z2に向けて移動した場合、支点部48が支持突起25によって係止される。支持突起25は、支点部48の被係止面48aを係止する。
これにより、半嵌合の位置よりも手前の位置でカバー3の動きが規制される。つまり、作業者は、押圧力F1を加えたままではカバー3を半嵌合の位置まで移動させることができない。作業者は、押圧力F1を開放してカバー3を半嵌合の位置まで移動させ、あらためて解除機構6に対する解除操作を行なう必要がある。よって、本実施形態のサービスプラグ1は、電源回路120が閉回路に切り換わるまでカバー3を半嵌合の位置で停止させることが可能である。
以上説明したように、本実施形態のサービスプラグ1は、ハウジング2と、カバー3と、係止部24と、解除機構6と、を有する。ハウジング2は、第一端子対20および第二端子対21を保持している。第一端子対20は、電源100と負荷110とを接続する電源回路120に接続されている。第二端子対21は、電源回路120を遮断するための信号回路200に接続されている。カバー3は、嵌合方向Zに沿ってハウジング2に対して嵌合するように構成されている。カバー3は、ハウジング2に対する半嵌合の位置で第一端子対20を接続状態とし、かつ第二端子対21を遮断状態とする。また、カバー3は、ハウジング2に対する完全嵌合の位置で第一端子対20および第二端子対21の両方を接続状態とするように構成されている。
係止部24は、ハウジング2の第一側壁22aに配置されている。係止部24は、嵌合方向Zに沿ってカバー3をハウジング2から離脱させるときに半嵌合の位置でカバー3を係止する。解除機構6は、係止部24による係止を解除させる機構である。解除機構6は、アーム42と、支持突起25と、を含む。アーム42は、カバー3に設けられており、嵌合方向Zに延在している。支持突起25は、ハウジング2の第一側壁22aに設けられている。
アーム42は、係止部24によって係止される被係止部45と、操作部47と、支点部48と、を有する。アーム42は、操作部47に対して第一側壁22aに向かう押圧力F1が作用し、かつ支点部48が支持突起25によって支持された場合に係止部24による係止を解除させるように弾性変形する。支持突起25は、カバー3が半嵌合の位置にあるときに支点部48を支持し、かつカバー3が完全嵌合の位置にある場合に支点部48からずれて支点部48を支持できないように配置されている。
本実施形態のサービスプラグ1では、カバー3を完全嵌合の位置から半嵌合の位置まで移動させた後に解除操作を行なう必要がある。解除機構6は、完全嵌合の位置で押圧力F1が作用しても解除動作が発生しないように構成されている。よって、本実施形態のサービスプラグ1は、信号回路200を遮断してから電源回路120を遮断するまでに、作業者が解除操作を完了するまでのタイムラグを生じさせることができる。従って、本実施形態のサービスプラグ1は、信号回路200を遮断してから電源回路120を遮断するまでの適切なタイムラグを確保することができる。
本実施形態の支点部48は、ハウジング2の第一側壁22aの側に向けて突出した突部である。このような構成により、サービスプラグ1の大型化を抑制しつつロック解除のための十分なストロークを確保することができる。
本実施形態の支点部48は、操作部47に対して押圧力F1が作用した状態でカバー3が完全嵌合の位置から半嵌合の位置に向けて移動した場合に支持突起25によって係止される被係止面48aを有する。このような構成により、作業者が半嵌合の位置よりも手前の位置で押圧力F1を加えた場合にはロック解除が不能となる。
なお、第一端子対20を接続する接続部材は、ヒューズユニット30には限定されない。第一端子対20を接続する接続部材は、例えば、ヒューズ機能を有しない端子部材であってもよい。端子32,33と端子20a,20bとを物理的に接触させる構成は、例示された構成には限定されない。例えば、端子32および端子20aは、一方がオス端子で他方がメス端子であってもよいがこれには限定されない。導体34と端子21a,21bとを物理的に接触させる構成は、例示された構成には限定されない。例えば、導体34および端子21a,21bは、一方がオス端子で他方がメス端子であってもよいがこれには限定されない。
アーム42および支持突起25の配置および形状は、例示された配置および形状には限定されない。アーム42および支持突起25は、カバー3が半嵌合の位置にあるときに支持突起25が支点部48を支持できるように適宜構成される。支持突起25は、カバー3の位置が半嵌合の位置に対して挿入方向Z1にずれている場合には支点部48を支持できないように構成されていることが望ましい。支持突起25は、例えば、被係止部45が係止部24によって係止されているときは支点部48を支持し、被係止部45が係止部24から離れている場合には支点部48を支持できないように構成される。
上記の実施形態に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
1 サービスプラグ
2:ハウジング、 3:カバー、 4:本体、 5:レバー
6:解除機構
20:第一端子対、 20a,20b:端子
21:第二端子対、 21a,21b:端子
22:本体、 22a:第一側壁、 22b:第二側壁、 22c:第三側壁
22d:第四側壁
23:フランジ部、 24:係止部、 25:支持突起
26:カムピン、 27:係止部
30:ヒューズユニット、 31:ヒューズ本体、 32,33:端子
34:導体
40:頂壁、 41:周壁、 41a:第一側壁、 41b:第二側壁
41c:第三側壁、 41d:第四側壁、 41e:開口端
42:アーム、 43:ガード壁、 44:第一アーム、 45:被係止部
46:第二アーム、 47:操作部、 48:支点部
100:電源、 110:負荷、 120:電源回路
200:信号回路、 210:スイッチ
X:第一方向、 Y:第二方向
Z:嵌合方向、 Z1:挿入方向、 Z2:抜去方向

Claims (3)

  1. 電源と負荷とを接続する電源回路に接続された第一端子対と、前記電源回路を遮断するための信号回路に接続された第二端子対と、を保持するハウジングと、
    嵌合方向に沿って前記ハウジングに対して嵌合するように構成され、前記ハウジングに対する半嵌合の位置で前記第一端子対を接続状態として前記第二端子対を遮断状態とし、かつ前記ハウジングに対する完全嵌合の位置で前記第一端子対および前記第二端子対の両方を接続状態とするカバーと、
    前記ハウジングの側壁に配置されており、前記嵌合方向に沿って前記カバーを前記ハウジングから離脱させるときに前記半嵌合の位置で前記カバーを係止する係止部と、
    前記係止部による係止を解除させる解除機構と、
    を備え、
    前記解除機構は、前記カバーに設けられて前記嵌合方向に延在しているアームと、前記ハウジングの前記側壁に設けられた支持突起と、を含み、
    前記アームは、前記係止部によって係止される被係止部と、操作部と、支点部と、を有し、前記操作部に対して前記側壁に向かう押圧力が作用し、かつ前記支点部が前記支持突起によって支持された場合に前記係止部による係止を解除させるように弾性変形し、
    前記支持突起は、前記カバーが前記半嵌合の位置にあるときに前記支点部を支持し、かつ前記カバーが前記完全嵌合の位置にある場合に前記支点部からずれて前記支点部を支持できないように配置されている
    ことを特徴とするサービスプラグ。
  2. 前記支点部は、前記側壁の側に向けて突出した突部である
    請求項1に記載のサービスプラグ。
  3. 前記支点部は、前記操作部に対して前記押圧力が作用した状態で前記カバーが前記完全嵌合の位置から前記半嵌合の位置に向けて移動した場合に前記支持突起によって係止される被係止面を有する
    請求項2に記載のサービスプラグ。
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