JP6940145B2 - マーキング用長尺チューブ - Google Patents

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本発明は、例えば、電線等の如き被識別物を識別するために種々の文字、記号等をマー キング(印字)して電線等に被着されるマーキング用長尺チューブの改良に関し、更に詳 細に述べると、所定間隔毎にマーキングが施されたチューブ部分を後続のチューブ部分から切り離して電線等に被着して電線等を識別するのに用いられる長尺のマーキング用チューブの改良に関するものである。
電線識別等に用いられるマーキング用長尺チューブは、その外周面にマーキングを施し た後、このマーキングが施された部分を後続のチューブ部分から切り離し、このようにマーキングが施されて切り離された短尺のチューブ(識別マーカー)を電線等の端部に嵌着して電線等を他の電線等と識別するのに用いられている(特許文献1の図19、図20参照)。
更に詳細に述べると、この種のマーキング用長尺チューブは、特許文献1に示すように 、弾力性プラスチックチューブ本体から成っており、この長尺チューブに所定間隔毎に識 別用の文字、記号等の識別表示が施された後、識別表示が施された部分を後続のチューブ 部分から切り離して短尺のチューブ状識別マーカーを形成し、このチューブ状識別マーカ ーは、電線端子を取り付ける前に電線の端部等に被せられる(特許文献1の段落(0058)乃至(0060)参照)。
識別マーカーが電線の端部で緩むことがなく、確実にグリップされるようにするために 、長尺チューブは、内面に襞状の凹凸を有する弾性材料のチューブから成っているか、予 め扁平に成形されていて電線等の円形被識別物に広げながら被着するようにした扁平チューブから成っているか、チューブを被せた後加熱収縮して被着するように形成された熱収 縮性チューブから成っている
しかし、チューブの内面に凹凸を付与すると、チューブの厚みが不均一となるため、長 尺チューブにマーキングを施す際に、接触式機械的印字機を用いてマーキングする際に、 活字が均等に当たるようにチューブを扁平に潰すことが難しくなり、またこの状態で印字すると、印字圧力が不均一となるため、マーキングに印字むらを生じる欠点があった。また、扁平チューブは、被識別物に嵌着後、被識別物の外周からの出っ張りが大きくなるため、他の物体に引っ掛かって識別マーカーが被識別物上をずれたり、被識別物から外れたりする欠点があり、更に熱収縮チューブは、被着後加熱工程が必要であり、作業性が低い欠点があった。
本出願人は、上記の欠点を解消するため、長尺チューブ本体の肉厚を全長に亘ってほぼ 等しくし、また長手方向に対して非直線的に被識別物に係合して保持されるように、断面矩形、楕円形又はそれらに類似した断面形状のチューブ本体を螺旋状にねじった状態で形成された係合保持部分を含んでいて内面に凹凸を設けることなく、電線等の被識別物に確 実にグリップすることができるマーキング用長尺チューブを提案している(特願2016 -241906号参照)。
この提案による長尺チューブは、全長に亘って肉厚が等しいので、マーキング時にチュ ーブを扁平に押し潰すことができるため、マーキングむらを生ずることがなく、また例えば、矩形状の断面を有するチューブ本体を螺旋状にねじって形成されるので、電線等に確 実に保持することができる。
しかし、この提案による長尺チューブは、断面矩形又は楕円状のチューブ本体を螺旋状 にねじって形成されるので、製造時に、異形押し出しの如き複雑なダイスを必要とし、成形が困難である欠点があった。
特開2001−39404号公報 特願2016−241906号
本発明が解決しようとする課題は、内面に凹凸を設けることなく、電線等の被識別物に 確実にグリップすることができ、電線等の被識別物の寸法の適合範囲を広げることができ、マーキングむらを生ずることなくマーキングすることができ、また成形が容易であるマーキング用長尺チューブを提供することにある。
本発明の課題解決手段は、所定間隔毎にマーキングを施すのに用いられるゴム、プラス チック等の弾性材料から形成された長尺チューブ本体から成っているマーキング用長尺チューブにおいて、前記長尺チューブ本体は、全長に亘って等しい肉厚を有し、且つ長手方 向に延びる内側に突である弧状の内側突条と同じく長手方向に延びる外側に突である孤状 の外側突条とを周方向に交互に有し、前記孤状の内側突条と前記の外側突条とは、同じ又はほぼ同じ曲 率半径を有することを特徴とするマーキング用長尺チューブを提供することにある。
本発明の他の課題解決手段においては、前記長尺チューブ本体は、各3つ以上の孤状の内外の突条を有することができる。
本発明の更に他の課題解決手段においては、前記長尺チューブ本体は、各5つ以下の孤状の内外の突条を有することができる。
本発明のマーキング用長尺チューブは、全長に亘って等しい肉厚を有するので、マーキ ング時に、長尺チューブを押し潰すと、凹凸のない扁平状態となり、むらのないマーキングを施すことができ、また、この長尺チュ-ブ本体は、長手方向に延びる内側に突である弧状の内側突条と同じく長手方向に延びる外側に突である孤状の外側突条とを周方向に交互に有するので、マーキング済の長尺チューブは、種々の外径の電線の如き被着物に嵌合 して確実に被着物に保持をすることができる。
また、本発明によるマーキング用長尺チューブは、真円を周方向に交互に内外に突出さ せた形態であり、またこれらの突条は、同じかほぼ同じ曲率半径を有するので、簡単な構造のダイスで容易に成形することができ、長尺チューブを安価に製造することができる。
本発明の1つの実施形態によるマーキング用長尺チューブの横断面図である。 図2(A)は、図1の長尺チューブをマーキングして切り分けた状態の@斜視図、図2(B)は、図2(A)の1つの切り分け部分(チューブ状識別マーカー)を電線に嵌着した状態の斜視図である。 図2(B)のチューブ状識別マーカーを異なる外径の電線に被着した状態の端面図である。 図2(B)のチューブ状識別マーカーを被着することができる外径の範囲を示す説明図である。 突条の数を異にする本発明の複数の形態による長尺チューブの横断面図である。
本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に述べると、図1は、本発明の1つの実施の 形態によるマーキング用長尺チューブ10を示し、このマーキング用長尺チューブ10は、ゴム、プラスチック等の弾性材料から形成された長尺チューブ本体12から成っている。
この長尺チューブ本体12は、全長に亘って等しい肉厚Tを有し、また、長尺チューブ本体12の長手方向に延び、且つ周方向に交互に設けられて隣接している内外に突の孤状 の突条14、16を備えている。
これらの内外の弧状の突条14、16は、同じ又はほぼ同じ曲率半径を有している。即 ち、図1に示すように、内向きの弧状の突条14は、その円弧の中心が14RCで示される位置にあって長さ14Rの半径を有し、また外向きの弧状の突条16は、その円弧の中 心が16RCで示される位置にあって長さ16Rの半径を有する。
このような横断面形状の長尺チューブ本体12は、内向きの突条14を外向きに押し広げると、外向きの突条16と共に半径Rの真円となる。これは、同じ又はほぼ同じ曲率半 径の内外の突条14、16が周方向に交互に等間隔に設けられていることによる。
次に、本発明のマーキング用長尺チューブ10の使用状態を図1乃至図4の3つの内外 の弧状の突条14,16を有する形態の長尺チューブ10を例にして述べる。
このマーキング用長尺チューブ10は、例えば、特許文献1の図1に示す如きマーキン グ手段とチューブ切断手段とを備えたマーキングチューブ処理装置を用いて、所定間隔毎に、マーキング(印字)を施した後、マーキングが施された部分を後続のチューブ部分から切り離して図2(A)に示す如き短尺のチューブ状識別マーカーMを形成し、図2(B )に示すように、この識別マーカーMを被識別物18の一例である電線18Cの端部に、電線端子(図示せず)の取り付け前に被着する。
図3から解るように、この形態のマーキング用長尺チューブ10においては、この長尺 チューブ10から形成される短尺のチューブ状識別マーカーMは、内向きに突である3つの弧状の突条14が被識別物16の一例である電線18Cに弾性的に締め付けるように接触して電線18Cに保持される。チューブ状識別マーカーMを電線18Cに被着する場合 には、識別マーカーMの弾性に抗して電線18Cを識別マーカーM内に強引に挿入することによって電線18Cを内向きの弧状の突条14によって電線18Cを把持するように、識別マーカーMを電線18Cに被せる。
図3及び図4から解るように、本発明の長尺チューブ10は、3つ弧状の突条14に外 接する円14Cよりも大きく、長尺チューブ10の本体12の真円12Cの内径よりも小さい種々の外径の電線18Cに適用することができる。図3(A)は、円14Cよりも若 干大きな外径の電線18Cに識別マーカーMを被着した場合を示し、図3(B)は、真円 12Cの内径よりも若干小さい外径の電線18Cに識別マーカーMを被着した場合を示す。図3(A)と図3(B)とから解るように、本発明の長尺チューブ10から得られる識 別マーカーMは、外径の小さな寸法の電線18Cから外径の大きな寸法の電線18Cまで 広範囲の寸法の電線18Cに適合することができる。
図5は、本発明の長尺チューブ10の異なる形態を示し、図5(A)は、図1乃至図4 と同様の3つの内外の弧状の突条14、16を有する形態を示し、図5(B)は、4つの 内外の弧状の突条14、16を有する形態を示し、図5(C)は、5つの内外の弧状の突 条14、16を有する形態を示す。突条の数が少ないと、電線18C(被識別物)の寸法 適合範囲が広くなるが、保持力は、小さくなり、また突条の数が多いと、電線18C(被 識別物)の寸法適合範囲が狭くなるが、保持力が大きくなるので、内外の突条の数は、3つ乃至5つが好適である。
いずれの形態であっても、種々の外径の被識別物18に適用することができる上に、弧 状の突条14、16は、チューブ本体12の長手方向に沿った直線状であるので、簡単な 押出しダイスで長尺チューブを容易に成形することができる。
本発明によれば、高い保持力で被識別物に被着することができる上に、マーキングをむらなく施すことができ、1つの寸法の長尺チューブで広い範囲の寸法の被識別物に適応することができ、また、製造が容易であるので、高い産業上の利用性を有する。
10 マーキング用長尺チューブ
12 長尺チューブ本体
12C 真円
14 内向きの弧状の突条
16 外向きの弧状の突条
14R、16R 突条の円弧の中心
14RC、16RC 突条の円弧の曲率半径
18 被識別物
18C 電線
T 肉厚
M 識別マーカー

Claims (3)

  1. 所定間隔毎にマーキングを施すのに用いられるゴム、プラスチック等の弾性材料から形 成された長尺チューブ本体から成っているマーキング用長尺チューブにおいて、前記長尺 チューブ本体は、全長に亘って等しい肉厚を有し、且つ長手方向に延びる内側に突である 弧状の内側突条と同じく長手方向に延びる外側に突である孤状の外側突条とを周方向に交 互に有し、前記孤状の内側突条と前記弧状の外側突条とは、同じ又はほぼ同じ曲率半径を有することを特徴とするマーキング用長尺チューブ。
  2. 請求項1に記載のマーキング用長尺チューブであって、前記長尺チューブ本体は 、各3つ以上の孤状の内外の突条を有するマーキング用長尺チューブ。
  3. 請求項1又は2に記載のマーキング用長尺チューブであって、前記長尺チュ ーブ本体は、各5つ以下の孤状の内外の突条を有するマーキング用長尺チューブ。
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