JP6940135B2 - ガス機器 - Google Patents

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Description

本発明はガス機器に関する。
バーナを備えるコンロにおいて、使用者の音声命令を認識しそれに従った制御を行うことは、例えば他の作業中で手が離せない場合や、手が汚れていて操作しづらい場合等に有効である。特許文献1に記載の音信号制御式コンロは、制御ユニットに音信号制御ユニットを付設する。音信号制御ユニットは、加熱器の所定の作動に対応した少なくとも1個の制御用音信号を格納したメモリと、音信号入力部と、入力された音信号を認識する音信号認識部と、認識した音信号をメモリ内の制御用音信号と照合する音信号照合部とから構成する。音が入力された時、音信号照合部での照合で音信号認識部が認識した音信号と格納された音信号とが一致した時、その音信号に対応して制御ユニットがバーナの作動を制御する。
特許第4313495号公報
上記のようなコンロの使用中に、例えば使用者がその状態を忘れてその場所を離れてしまった場合や、料理中に意識を失ってしまった場合等に、早急に点火中のバーナを消火したり、その状態を周囲に知らせる必要があるが、実際に長時間使用している場合との区別が難しいという問題点があった。
本発明の目的は、音声認識機能を実行中に異常が生じた場合に速やかに対応できるガス機器を提供することである。
本発明の請求項1に係るガス機器は、外部から音声指示を受け付け、当該受け付けた前記音声指示を認識した内容に基づき、動作を制御する音声認識機能を実行可能な制御部を備えたガス機器であって、前記制御部は、前記音声認識機能を実行中に、所定の音声を含む案内により、前記所定の音声を発話するように使用者に促す報知を行う発話報知手段と、前記発話報知手段による報知後、前記所定の音声を認識したか否か判断する音声判断手段と、前記音声判断手段によって、前記所定の音声を認識したと判断された場合、前記音声指示の受け付けを継続する第一継続手段と、前記音声判断手段によって、前記所定の音声を認識しなかったと判断された場合、エラー情報を出力するエラー出力手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明のガス機器は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記発話報知手段は、前記音声認識機能を実行中で、且つ前記音声指示を受け付けない状態が所定時間経過した場合、前記所定の音声を発話するように使用者に促す報知を行うとよい。
請求項3に係る発明のガス機器は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記エラー情報は、前記ガス機器の動作を停止させる停止制御情報を含むとよい。
請求項4に係る発明のガス機器は、請求項1から3の何れかに記載の発明の構成に加え、前記エラー情報は、異常を報知する為の異常情報を含むとよい。
請求項5に係る発明のガス機器は、請求項1から4の何れかに記載の発明の構成に加え、前記発話報知手段による前記報知後、前記ガス機器の手動操作を検出したか判断する手動操作判断手段と、前記手動操作判断手段によって、前記手動操作を検出したと判断された場合、前記音声指示の受け付けを継続する第二継続手段とを備え、前記エラー出力手段は、前記音声判断手段によって、前記所定の音声を認識しなかったと判断されても、前記手動操作判断手段によって、前記ガス機器の前記手動操作を検出したと判断された場合、前記エラー情報を出力しないようにするとよい。
請求項1に係る発明のガス機器によれば、ガス機器の使用中に、その状態を忘れてその場所を離れてしまった場合や、浴室で入浴中に意識を失ってしまった場合などに早急にガス機器の動作を停止したり、その状態を周囲に知らせる必要があるが、ガス機器を実際に長時間使用している場合との区別が難しい。本発明のガス機器は、使用者との対話形式を採用し、使用者の存在を確認する為、音声認識機能を実行中に、所定の音声を発話するように使用者に促す報知を行う。使用者は、ガス機器からの呼びかけに応答する為、所定の音声を発話する。ガス機器は、所定の音声を認識した場合、異常がないことから、そのまま音声指示の受け付けを継続する。一方、所定の音声の発話が無かった、若しくは所定の音声の発話が適切でなく認識できなかった場合、異常の可能性があることから、エラー情報を出力する。これにより、ガス機器は、このような使用者との対話を行うことで、使用者に何等かの異常があった場合と、長時間の使用の場合との区別を正確に把握できる。また、使用者に何等かの異常があるような場合に速やかに対応できる。
請求項2に係る発明のガス機器によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、音声認識機能を実行中であるのに、音声指示を受け付けない状態が所定時間続く場合、使用者に何等かの異常が生じている可能性が高い。ガス機器は、そのような場合に、所定の音声を発話するように使用者に報知するので、使用者に異常が有る可能性が高い場合に、使用者の安全を速やかに確認できる。それ故、ガス機器は、使用者に対して必要以上に発話させることが無い。
請求項3に係る発明のガス機器によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、ガス機器は、所定の音声の発話が無かった等の場合、停止制御情報を出力し、ガス機器の動作を停止させることができるので、異常時に速やかに対応できる。
請求項4に係る発明のガス機器によれば、請求項1から3の何れかに記載の発明の効果に加え、所定の音声の発話が無かった等の場合、異常情報を出力し、周囲に異常を知らせることができるので、異常時に速やかに対応できる。
請求項5に係る発明のガス機器によれば、請求項1から4の何れかに記載の発明の効果に加え、音声認識機能を実行中に、所定時間経過する度に、所定の音声を発話するように使用者に促す報知を行うが、これに対し、使用者から所定の音声の発話が無くても、使用者によるガス機器の手動操作を検出した場合は異常なしとみなし、エラー情報を出力しない。これにより、使用者に何等かの異常があった場合と、長時間の使用の場合との区別をより正確に把握できる。
上述した請求項1〜5の発明は、任意に組み合わせることができる。例えば請求項1の全部又は一部を備えずに他の請求項2〜5の少なくとも何れか1つの構成を備えたものとしても良い。但し特に、請求項1の構成を備えて、請求項2〜5の少なくとも何れか1つの構成と組み合わせを備えると良い。請求項1〜5の任意の構成要素を抽出し、組み合わせても良い。本出願人はこれらのような構成についても特許権を取得する意思を有する。
コンロ1の斜視図である。 コンロ1の電気的構成を示すブロック図である。 音声操作制御処理のフローチャートである。 図3の続きを示すフローチャートである。 図3の続きを示すフローチャートである。 図4の続きを示すフローチャートである。 音声操作制御の一例を示す状態遷移図である。 表示部22に説明画面101が表示された状態を示す図である。 表示部22に説明画面102が表示された状態を示す図である。 表示部22にエラー画面103が表示された状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。以下に記載されている装置の構造、フローチャートなどは、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。以下説明は、図中に矢印で示す左右、前後、上下を使用する。
図1を参照し、コンロ1の構造を説明する。コンロ1は、ビルトインコンロである。コンロ1の上面には、天板3が設置されている。天板3において、右手前には右コンロバーナ4、左手前には左コンロバーナ6、中央奥側には奥コンロバーナ5が設けられる。各コンロバーナ4〜6の中央には、鍋底に当接して調理鍋の温度を検出するセンサ組立20が設けられる。センサ組立20は、上下方向に出退可能に設けられ、サーミスタ40(図2参照)を格納する。コンロバーナ4〜6の近傍には、失火を検出する為の熱電対50(図2参照)、点火する為のイグナイタ60(図2参照)が設けられる。天板3の後方部には、コンロ1内に設置されたグリル庫(図示略)の排気口7が設けられる。天板3の上面手前側の略中央部には、矩形状の表示部22が設けられる。表示部22は例えば液晶である。表示部22には、コンロ1の設定画面(図示略)、後述する音声操作時における説明画面101,102(図8,図9参照)等が表示される。
コンロ1の前面の略中央には、グリル扉8が設けられる。グリル扉8は手前側に移動可能に支持され、コンロ1内部に設けられるグリル庫(図示略)の前側の開口部を開閉する。グリル庫内には、グリルバーナ(図示略)が設けられる。グリルバーナの近傍にも、熱電対50とイグナイタ60が設けられる。グリル扉8の右側の領域には、右側から左側に向かって順に、正面視円形状の操作ボタン11〜13が横一列に並んで設けられる。グリル扉8の左側の領域にも、操作ボタン11〜13と同一高さ位置に、同一円形状の操作ボタン14が設けられる。
操作ボタン11は右コンロバーナ4、操作ボタン12は奥コンロバーナ5、操作ボタン13は左コンロバーナ6、操作ボタン14はグリルバーナを、点火及び消火する為に押下される。操作ボタン11〜14は、対応するバーナの消火時、コンロ1の前面とほぼ面一の状態である(図1参照)。点火の為に押下されると、後述する制御回路70によって、対応するバーナへの点火処理が実行され、公知のプッシュ・プッシュ機構(図示略)によって、操作ボタン11〜14は、コンロ1前面から前方に向けて略円柱状に突出し、該突出した状態で回動操作が可能となる。操作ボタン11〜14を回動操作すると、制御回路70によって、回動操作量に応じたガス量になるように、対応するバーナへのガス供給量が調整される。
コンロ1の内部には、4つのガス量調節機構30(図2参照)が設けられる。ガス量調節機構30は、対応するコンロバーナ4〜6、及びグリルバーナへのガス供給量を調整する。ガス量調節機構30は、弁機構部31とモータ32を備える。弁機構部31は、例えばガス流路を流れるガス量を調整するニードル弁や電磁弁等の各種弁を備える。モータ32は、弁機構部31の弁を駆動し、ガス流路を流れるガス流量が調整される。モータ32の駆動は、制御回路70によって制御される。
操作ボタン11〜14を押し込んで手前に突出させると、制御回路70は、ガス量調節機構30のモータ32に通電する。これにより、弁機構部31が駆動され、ガス流路が開放されることで、対応するバーナにガスが供給される。そして、操作ボタン11〜14の回転方向と回転角度に応じて、制御回路70は、モータ32を正逆方向に回転し、弁機構部31における弁の開度を調節する。これにより、ガス流路を流れるガス量が調節されることで、対応するバーナの火力が調節される。また、操作ボタン11〜14をコンロ1内部に押し込んで収容させると、制御回路70は、モータ32を逆回転させる。これにより、弁機構部31の弁は逆向きに駆動され、ガス流路が閉じられることで、対応するバーナへのガスの供給が遮断される。
操作ボタン11の直上には、電源ボタン25が設けられる。操作ボタン14の左斜め上方には、コンロ1前面のパネルを貫通する穴17が設けられ、その穴17に対して、マイク76がコンロ1内部から臨むようにして設けられる。本実施形態のコンロ1は、音声操作機能を有する。音声操作機能とは、使用者の音声指示をマイク76で受け付け、音声認識を行うことによって音声指示の内容を特定し、対象バーナの火力操作を可能とする機能である。音声指示とは、コンロ1に対して音声で行う火力等の操作指示である。なお、音声操作機能を実現する為の音声操作制御処理(図3〜図6)については後述する。
図2を参照し、コンロ1の電気的構成を説明する。コンロ1は、制御回路70を備える。制御回路70は、CPU71、ROM72、RAM73、不揮発性メモリ74等を備えると共に、図示しないタイマ、I/Oインタフェイス等を備える。CPU71は、コンロ1の各種動作を統括制御する。ROM72は、音声操作制御プログラム等の各種プログラムを記憶する。音声操作制御プログラムは、後述する音声操作制御処理(図3,図4参照)を実行するものである。RAM73は、各種情報を一時的に記憶する。不揮発性メモリ74は、温調制御の為の各種パラメータの他、音声認識の為の音響モデルデータ、バーナ火力情報等の各種データを記憶する。バーナ火力情報とは、モータ32の出力軸の回転角度とバーナ火力とを対応づけた情報である。本実施形態では、火力小から大までを1〜10の10段階に分け、夫々の段階に対してモータ32の回転角度を割り当てている。これにより、CPU71は、モータ32の出力軸の回転角度に基づき、対応するバーナ火力を特定できる。
制御回路70には、電源回路81、サーミスタ入力回路82、熱電対入力回路83、イグナイタ回路84、操作パネル24、モータ制御回路85、音声入力回路86、音声出力回路87、ブザー回路88、表示制御回路89、センサ19等が電気的に各々接続される。使用者によって電源ボタン25が押下されると、電源回路81は、電源23から供給される交流(例えば100V)を直流(例えば5V)に降圧して整流し、各種回路に電力を供給する。故にコンロ1の電源はオンする。使用者によって電源ボタン25が再押下されると、電源回路81は、各種回路への電力供給を遮断する。故にコンロ1の電源はオフする。
サーミスタ入力回路82は、各バーナに設けられたセンサ組立20に格納するサーミスタ40からの検出信号を、制御回路70に入力する。熱電対入力回路83は、熱電対50からの検出値(熱起電力に対応する信号)を、制御回路70に入力する。イグナイタ回路84は、CPU71からの制御信号に基づき、対応するバーナのイグナイタ60を駆動する。操作パネル24は、コンロ1の前面パネルの右下部分に収容され、該部分を押し込むことによって手前側に引き出される。操作パネル24は、使用者によるタイマ設定、調理メニューに応じた火力制御の選択等の入力等を受け付け、該入力信号を制御回路70に入力する。モータ制御回路85は、CPU71からの制御信号に基づき、4つのガス量調節機構30のモータ32の駆動を制御する。
音声入力回路86は、マイク76で集音された音声のアナログ信号をデジタル信号に変換し、制御回路70に入力する。音声出力回路87は、CPU71からの制御信号に基づき、音声のデジタル信号をアナログ信号に変換し、スピーカ77に出力する。ブザー回路88は、CPU71の制御信号に基づき、圧電ブザー78を駆動する。表示制御回路89は、CPU71からの制御信号に基づき、表示部22に各種画面を表示する。センサ19は、操作ボタン11〜14の夫々に設けられ、操作ボタン11〜14の回転方向と回転角度を検出し、該検出信号を制御回路70に入力する。CPU71は、センサ19からの検出信号に基づき、操作ボタン11〜14の回転方向と回転角度に対応するように、モータ32の出力軸を回転させ、弁機構部31を駆動させる。これにより、ガス流路を流れるガス量が調節され、対応するバーナの火力が調節される。
ガス量調節機構30には、ポジションメータ35が設けられる。ポジションメータ35は、モータ32の出力軸の回転角度を検出し、該検出信号を制御回路70に入力する。CPU71は、ポジションメータ35からの検出信号に基づき、モータ32の出力軸の回転角度を認識できるので、不揮発性メモリ74に記憶するバーナ火力情報を参照することで、対応するバーナ火力を特定できる。
コンロ1の音声認識機能の原理を簡単に説明する。音声認識は、周知の音声認識技術を用いることができる。例えば不揮発性メモリ74に記憶する「音響モデルデータ」と、入力された音声信号(波形)のマッチング(照合)で行うとよい。「音響モデルデータ」とは、平均的な発音データを基に作られた音声の単語辞書を意味する。マッチングには、例えば「HMM(Hidden Markov Model)」と呼ばれる理論を用いるとよい。マッチングは通常10〜20ミリ秒の単位で、単語の先頭から順次行うのがよい。なお、音声認識技術は、これ以外の技術でもよい。
図3〜図9を参照し、音声操作制御処理を説明する。使用者がコンロ1の電源ボタン25を押下し、電源回路81から制御回路70に電力が供給されると、CPU71はROM72から音声操作制御プログラムを読出し、本処理を実行する。本実施形態では、以下説明の便宜上、右コンロバーナ4、左コンロバーナ6、奥コンロバーナ5、グリルバーナを夫々、右コンロ4、左コンロ6、奥コンロ5、グリルと呼ぶ。
図3に示すように、CPU71は初期設定を行う(S1)。初期設定では、CPU71は、各種処理に必要な設定値の初期化を行う。次いで、CPU71は、右コンロ4、左コンロ6、奥コンロ5、グリルのうち、何れかのバーナが点火されたか否か判断する(S2)。何れかのバーナが点火されるまで(S2:NO)、CPU71はS2に戻って待機する。何れかのバーナが点火された場合(S2:YES)、CPU71は熱電対50からの検出信号に基づき、点火されたバーナを特定し(S3)、点火中のバーナの情報を、点火バーナ情報としてRAM73に記憶する。
次いで、CPU71は点火案内の音声を出力する(S4)。例えば、右コンロ4が点火された場合、「右コンロが点火されました。」という音声を、スピーカ77から出力する。これにより、使用者は、右コンロ4が点火されたことを認識できる。これ以後、別のバーナが点火されて、複数のバーナが点火状態となる場合も、CPU71は、熱電対50からの検出信号に基づき、点火されたバーナを特定し、点火バーナ情報としてRAM73に記憶する。
次いで、CPU71は、使用者に音声操作の開始方法を知らせる為、音声操作開始の説明の音声を、スピーカ77から出力する(S5)。CPU71は例えば、「音声操作を開始するには、"音声操作開始"と話しかけて下さい。」という音声を、スピーカ77から出力する。CPU71は、音声操作の開始を受け付ける(S6)。使用者は、点火したバーナについて、音声指示で火力操作等を行う場合、コンロ1に向かって「音声操作開始」と話しかける。使用者の音声はマイク76で集音され、音声入力回路86によって音声のアナログ信号からデジタル信号に変換され、制御回路70に入力される。CPU71は、変換された音声のデジタル信号について、「音声操作開始」の音響データとのマッチングを行うことで、音声認識処理を行う。
CPU71は、音声認識処理の結果、使用者の音声指示を、「音声操作開始」と認識したか否か判断する(S7)。例えば、「音声操作開始」と認識しなかった、又は認識を失敗した場合(S7:NO)、CPU71はS6に戻り、使用者からの音声指示を再度受け付け、音声認識処理を行う。なお、音声操作を行わない場合、使用者は「音声操作開始」と発話しないので、マイク76から別の音声が集音されても、CPU71は「音声操作開始」とは認識しない(S7:NO)。それ故、音声操作は開始されない。
音声認識処理の結果、マイク76で集音した使用者の音声を「音声操作開始」と認識した場合(S7:YES)、CPU71は音声操作を開始すると共に(S8)、音声操作開始案内の音声を出力する(S9)。CPU71は、例えば、「音声操作を開始します。」という音声を、スピーカ77から出力する。これにより、使用者は、コンロ1において音声操作が開始されたことを認識できる。CPU71は、音声指示による火力操作の受け付けを開始する(S10)。
次いで、CPU71は、現在点火中のバーナに基づき、現在受け付け可能な火力操作を決定する(S11)。なお、本実施形態では、右コンロ4、奥コンロ5、左コンロ6、グリルの何れのバーナにおいても、火力操作は、「火力大」、「火力中」、「火力小」、「消火」の4種類とされているが、バーナ毎に変えてもよい。現在点火中のバーナは、奥コンロ5、左コンロ6、グリルであるので、現在受け付け可能な火力操作は「火力大」、「火力中」、「火力小」、「消火」に決定する。CPU71は、決定した現在受け付け可能な火力操作の情報を、RAM73に記憶する。次いで、CPU71は、使用者に対し、コンロ1で現在受け付け可能な項目の選択肢を知らせる為のガイド音声を、スピーカ77から出力する(S12)。ガイド音声として、例えば、「火力大、火力中、火力小、消火、音声操作終了の中から一つを選び、音声指示をして下さい。」という音声を出力する。なお、現在受け付け可能な項目の中には、RAM73に記憶した現在受け付け可能な火力操作に加え、「音声操作終了」が含まれるので、途中で音声操作から手動操作に切替えたい場合等に有効である。
これと同時に、CPU71は、表示部22に説明画面101(図8参照)を表示する(S13)。説明画面101には、出力したガイド音声と同じ内容で、現在行うことができる制御命令の項目がリスト表示される。これにより、使用者は、現在行うことができる制御命令の項目を、音声と表示の両方で認識できるので、音声指示の単語を明確に認識できる。よって、コンロ1は、使用者が間違った単語で音声指示を出してしまうのを防止できる。
また、料理中は、例えば食材をフライパン等で炒めるときの油の音、換気扇の音、調理器具同士が当たったときの音等、様々な要因の雑音があるので、スピーカ77からのガイド音声だけでは、聞き逃しがあったり、聞いても後に忘れてしまったりする可能性がある。しかしながら、本実施形態では、ガイド音声をスピーカ77から出力すると共に、表示部22に説明画面101を表示する。これにより、仮にガイド音声で出力された説明を聞き逃してしまった場合でも、表示部22に表示された説明画面101で確認できる。さらに、現在行うことができる火力操作の単語を説明画面101で明確に表示できるので、使用者は、コンロ1に対して正確な単語で発話できる。それ故、誤認識の可能性を低減できる。
そして、使用者は、音声と表示で知らされた火力操作の中から、点火中のバーナに対して行う一つの火力操作を選び、コンロ1に対して話しかける。CPU71は、使用者から音声指示を受け付けたか否か判断する(S14)。音声指示を受け付けなかった場合(S14:NO)、CPU71はタイマtを0に初期化してオンし、音声指示を受け付けない状態が5分継続したか否か判断する(S19)。タイマtの値は、例えばRAM73に記憶する。音声指示を受け付けない状態が5分継続していない場合(S19:NO)、CPU71はS14に戻り、音声指示を受け付けるまで待機する。
そして、音声指示を受け付けない状態が5分継続する前に、使用者から音声指示を受け付けた場合(S14:YES)、CPU71は、受け付けた音声指示のデジタルデータと、不揮発性メモリ74に記憶された音響データのうち、現在受け付け可能な項目の言葉の音響データとのマッチングを行い、上記の音声認識を行う。その結果、CPU71は、現在受け付け可能な項目と一致したか否か判断する(S15)。仮に、使用者が間違った言葉を話しかけた場合、現在受け付け可能な火力操作の言葉と一致していないので(S15:NO)、認識失敗である。そこで、再度正しい火力操作を使用者に知らせる為に、CPU71はS12に戻り、再度ガイド音声を、スピーカ77から出力する。これにより、使用者は、自分が発話した火力操作の言葉が間違っていることに気付くと共に、現在受け付け可能な項目を再確認できるので、正しい音声指示でコンロ1に話しかけることができる。
そして、音声認識の結果、使用者からの音声指示が、現在受け付け可能な項目と一致した場合(S15:YES)、CPU71は、認識した音声指示は「音声操作終了」であるか否か判断する(S16)。音声指示が「音声操作終了」であった場合(S16:YES)、CPU71は、音声操作を終了すると共に、「音声操作を終了しました。」という音声を、スピーカ77から出力し(S18)、S5の処理に戻る。これにより、使用者は、音声操作が終了したことを認識できる。
ここで、例えば、図7に示す状態Aを想定する。状態Aでは、左コンロ6、奥コンロ5、及びグリルは何れも点火した状態であり、右コンロ4は消火した状態である。このような状態Aで、点火中のグリルのみを消火したい場合、「消火」は現在受け付け可能な火力操作であるので、使用者はコンロ1に向かって「消火」と話しかける。音声指示が「消火」であった場合(S15:YES、S16:NO)、CPU71は、認識した火力操作である「消火」を、火力操作情報としてRAM73に一旦記憶する(S17)。続いて、図4に示すように、CPU71は、現在点火中のバーナは一つか否か判断する(S20)。ここで、状態Aでは、3つのバーナ(左コンロ6、奥コンロ5、グリル)が点火中であるので(S20:NO)、先に受け付けた火力操作(本実施例では「消火」)が、3つの点火中のバーナのうち、どの場所のバーナを対象としているのか不明である。それ故、火力操作に続き、火力操作の対象バーナの場所を音声指示で特定する必要がある。特に「消火」のような早急に行う必要がある火力操作に対応する為、CPU71は、以下の制御を引き続き実行する。
先ず、CPU71は、3つの点火中のバーナに対応するガス量調節機構30のモータ32の回転角度を求め、不揮発性メモリに記憶するバーナ火力情報を参照し、現在点火中のバーナと、夫々のバーナ火力を特定する(S21)。CPU71は、特定した点火中のバーナと、夫々のバーナ火力の情報を、元火力情報としてRAM73に一旦記憶する(S22)。状態Aでは、点火中のバーナは、左コンロ6、奥コンロ5、グリルであり、左コンロ6の火力は9、奥コンロ5の火力は3、グリルの火力は8である。次いで、CPU71は、これら点火中のバーナの夫々のガス量調節機構30のモータ32を駆動し、弁機構部31を駆動することで、3つの点火中のバーナ火力を一旦全て弱火力に変更する(S23)。よって、図7に示す状態Bのように、左コンロ6、奥コンロ5、グリルの夫々の火力は一旦全て1となる。これにより、火力操作の対象バーナの場所が特定されるまでは、ひとまず火力が弱められるので、火力を弱める等の早急に行う必要がある場合等に十分対応できる。
続いて、CPU71は、音声指示による場所指定の受け付けを開始する(S24)。CPU71は、現在点火中のバーナに基づき、現在受け付け可能な場所を決定する(S25)。現在受け付け可能な場所は、点火中の左コンロ6、奥コンロ5、グリルであるので、CPU71は決定したこれらの場所をRAM73に一旦記憶する。そして、使用者に火力操作の場所を音声指示で特定させる為、CPU71は、使用者に対し、コンロ1で現在受け付け可能な項目の選択肢を知らせる為のガイド音声データを作成し、スピーカ77から出力する(S26)。上記の通り、状態Bでは、左コンロ6、奥コンロ5、グリルの3つのバーナが点火中であるので、現在受け付け可能な場所はこれら3つである。それ故、CPU71は、現在点火中のこれら3つの場所の中から一つを指定する為のガイド音声データを作成する。CPU71は、例えば、「左コンロ、奥コンロ、グリル、消火、音声操作終了の中から一つを選び、音声指示をして下さい。」というガイド音声データを作成し、スピーカ77から出力する。なお、ガイド音声で説明する項目の選択肢の中には、現在受け付け可能な場所に加え、「消火」と「音声操作終了」が含まれるので、料理途中で点火中のバーナを消火したい場合や、音声操作から手動操作に切替えたい場合等に特に有効である。
これと同時に、CPU71は、表示部22に説明画面102(図9参照)を表示する(S27)。説明画面102には、出力した音声と同じ内容で、現在選択できる場所と、「消火」と「音声操作終了」の各項目がリスト表示される。これにより、使用者は、現在受け付けできる項目の選択肢を、音声と表示の両方で認識できるので、音声指示の単語を明確に認識できる。よって、使用者が間違った単語で音声指示を出してしまうのを防止できる。
使用者は、音声と表示で知らされた場所の中から、音声指示で指定した火力操作を行うバーナの場所を選び、コンロ1に対して話しかける。CPU71は、使用者から音声指示を受け付けたか否か判断する(S28)。音声指示を受け付けなかった場合(S28:NO)、CPU71はタイマtを0に初期化してオンし、音声指示を受け付けない状態が5分継続したか否か判断する(S40)。音声指示を受け付けない状態が5分継続していない場合(S40:NO)、CPU71はS28に戻り、音声指示を受け付けるまで待機する。
そして、音声指示を受け付けない状態が5分継続する前に、使用者から音声指示を受け付けた場合(S28:YES)、CPU71は、受け付けた音声指示のデジタルデータと、不揮発性メモリ74に記憶された音響データのうち、現在受け付け可能な項目の言葉の音響データとのマッチングを行い、上記の音声認識を行う。その結果、CPU71は、現在受け付け可能な項目と一致したか否か判断する(S29)。現在受け付け可能な火力操作の言葉と一致していない場合(S29:NO)、認識失敗である。そこで、再度正しい火力操作を使用者に知らせる為に、CPU71はS26に戻り、再度ガイド音声を、スピーカ77から出力する。これにより、使用者は、自分が発話した火力操作の言葉が間違っていることに気付くと共に、現在受け付け可能な項目を再確認できるので、正しい音声指示でコンロ1に話しかけることができる。
そして、音声認識の結果、使用者からの音声指示が、現在受け付け可能な項目と一致した場合(S29:YES)、CPU71は、認識した音声指示は「音声操作終了」であるか否か判断する(S30)。音声指示が「音声操作終了」であった場合(S30:YES)、CPU71は音声操作を終了する共に、「音声操作を終了しました。」という音声を、スピーカ77から出力する(S31)。これにより、使用者は、音声操作が終了したことを認識できる。CPU71は、図3のS5に戻り上記処理を繰り返す。
一方、状態Bにおいて、使用者はグリルのみを消火したいので、場所指定の音声指示は「グリル」である。CPU71が使用者からの音声指示を「グリル」と認識した場合(S30:YES、S31:NO)、グリルを対象バーナに特定する(S32)。即ち、先に受け付けた火力操作である「消火」を行う対象バーナは、「グリル」であるので、CPU71は、グリルを消火する内容の実行操作音声の音声データを作成し、スピーカ77から出力する(S33)。CPU71は、例えば「グリルを消火します。」という実行操作音声を出力する。これにより、使用者は、これからグリルが消火されることを認識できる。
そして、実行操作音声を出力した後、CPU71は対象バーナである「グリル」に対し、RAM73に記憶された火力操作情報に基づき、先に受け付けた「消火」を実行する(S34)。さらに、これと同時に、又はこれに少し遅れて、CPU71は、対象バーナ以外のバーナ火力を、RAM73に記憶する元火力情報を参照し、元火力に復帰させる(S35)。対象バーナ以外のバーナは、左コンロ6と奥コンロ5である。CPU71は、RAM73に記憶する元火力情報に基づき、左コンロ6と奥コンロ5の夫々の火力を、弱火力に切替える前の元火力に復帰させる。これにより、図7に示す状態Cのように、グリルは消火され、左コンロ6は火力1から元火力9へ、奥コンロ5は火力1から元火力3へ復帰させることができる。これにより、複数のバーナが点火状態であっても、使用者の音声指示で、グリルのみを正しく安全に消火できる。本実施形態では、火力操作が実行される前に、実行操作音声が出力されるので、使用者はこれから火力が切り替わるのを事前に認識できるので、火力が不意に切り替わるのを防止できる。
次いで、CPU71は点火中のバーナが有るか否か判断する(S36)。点火中のバーナが有る場合(S36:YES)、CPU71は、図3のS12に戻り、再度火力操作の説明の音声を出力し、表示部22に説明画面101を表示することで、現在行うことができる火力操作の音声指示を使用者に認識させ、上記処理を繰り返す。
一方、コンロ1のバーナが全て消火されている場合(S36:NO)、CPU71は、音声操作を終了し、音声操作終了の音声をスピーカ77から出力する(S37)。CPU71は、例えば「音声操作を終了します。」という音声を出力する。CPU71は、図3のS2に戻り、再びバーナが点火されたか否かを判断し、上記処理を繰り返す。
なお、点火操作の音声指示を先に受け付けて認識し、点火中のバーナが一つであった場合(図4のS20:YES)。対象バーナは、現在点火中の一つのバーナであるので、点火中のバーナが複数のときのように、場所を特定する必要が無い。よって、仮にグリルのみが点火した状態であった場合、CPU71はグリルを消火する内容の実行操作音声データを作成し、作成したデータを元に実行操作音声を、スピーカ77から出力する(S38)。CPU71は、例えば「グリルを消火します。」という実行操作音声を出力する。実行操作音声を出力した後、CPU71は、点火中であるグリルに対し、火力操作である消火を実行する(S39)。CPU71はS36に処理を進め、上記処理を繰り返す。
ところで、上記のように、使用者が音声操作でコンロ1を使用中に、その状態を忘れてしまってその場所を離れてしまう可能性がある。また、使用者が持病等で突然意識を失ってしまい、コンロ1を使用できなくなる可能性もある。このような場合、早急にコンロ1の動作(例えば、バーナにおけるガス燃焼動作)を停止し、その状態を周囲に知らせる必要があるが、コンロ1を実際に長時間使用している場合もあることから、それと区別する必要がある。
そこで、例えば、図3に示すように、音声操作を開始後(S8)、CPU71は、上記の通り、現在受け付け可能な火力操作等を知らせる為のガイド音声を出力した後(S12)、音声指示を受け付けない状態が5分継続したか否か判断する(S19)。ここで、上記のような異常が起きた場合、音声指示を受け付けない状態が継続する。そのような状態が5分継続した場合(S19:YES)、使用者の無事を確認する為、図5に示すように、CPU71は発話指示音声を、スピーカ77から出力する(S51)。CPU71は、例えば「コンロに向かって"OK"と発話してください。」という発話指示音声を、スピーカ77から出力することで、使用者に発話を促すように呼び掛ける。これを聞いた使用者は、コンロ1の呼び掛けに応える為に、「OK」と話しかける。なお、所定の音声は「OK」に限らず、自由に変更可能である。
CPU71は、使用者からの音声を受け付けたか否か判断する(S52)。使用者から音声を受け付けた場合(S52:YES)、CPU71は受け付けた音声を「OK」と認識したか否か判断する(S53)。使用者から受け付けた音声を「OK」と認識した場合(S53:YES)、使用者はコンロ1からの呼び掛けに正しく応えているので、異常無しと判断し、CPU71は、図3のS12に処理を進め、再度ガイド音声をスピーカ77から出力する。これにより、コンロ1は、使用者に火力操作を正しく発話するように再度促すことができる。
なお、使用者がコンロ1の呼び掛けに対し、「OK」と応えても(S53:YES)、その後、コンロ1に対して音声指示を話しかけない状態が5分継続する場合がある(S14:NO、S19:YES)。この場合、CPU71は、発話指示音声をスピーカ77から再度出力するので(S51)、長時間の使用であっても、使用者と定期的に対話することで、使用者の安全を確認できる。
一方、使用者の音声を受け付けなかった場合(S52:NO)、使用者に何等かの異常が起きた可能性があるので、CPU71は、コンロ1の手動操作を検出したか否か判断する(S54)。手動操作を検出した場合(S54:YES)、少なくとも使用者はコンロ1を操作していることから、異常無しと判断できる。そこで、CPU71は、図3のS12に処理を進め、再度ガイド音声をスピーカ77から出力する。これにより、コンロ1は、使用者の状態を正しく認識できると共に、使用者に火力操作を正しく発話するように再度促すことができる。
また、使用者の音声を受け付けず(S52:NO)、手動操作も検出しなかった場合(S54:NO)、使用者はコンロ1の呼び掛けに応えず、さらにコンロ1も操作されていないことから、使用者に何等かの異常を生じた可能性が高く、コンロ1の動作を早急に停止する必要がある。そこで、CPU71は、例えば「エラーが検出されましたので、消火します。」というエラー音声を、スピーカ77から出力する(S55)。さらに、CPU71は、モータ制御回路85に停止制御信号(本発明の「停止制御情報」の一例)を出力し、点火中のバーナに対応するガス量調節機構30の弁機構部31の弁を閉じるように、モータ32を駆動させる。これにより、CPU71は、点火中のバーナを強制的に全て消火する(S56)。よって、コンロ1は、バーナが点火されている状態で、使用者に何等かの異常が生じた場合には、点火中のバーナを強制的に速やかに消火できるので、安全性を確保できる。
そして、バーナが強制的に消火された後、CPU71は、例えば「音声操作中にエラーが発生しました。(強制的に消火しました。)」というエラー画面103(図10参照)を、表示部22に表示する(S57)。これにより、例えば、コンロ1の場所から一旦離れて戻ってきた使用者が、表示部22に表示されたエラー画面103を確認することで、コンロ1が強制的に消火されたことを認識できる。また、コンロ1を音声操作で使用していた使用者だけでなく、例えばコンロ1の近くに来た別の人がエラー画面103を確認した場合でも、コンロ1が消火された現在の状態とその原因を把握できるので、使用者の状況を確認する等の速やかな対応が可能となる。CPU71はこれで本処理を終了する。
また、使用者からの音声を受け付けても(S52:YES)、その使用者の音声を「OK」と認識しないこともある(S53:NO)。使用者が「OK」と発話しなかったということは、コンロ1からの呼び掛けに応えておらず、例えば、使用者に何等かの異常が生じていたり、又は使用者の音声とは別の音声を受け付けた可能性もある。そこで、このような場合でも、CPU71は使用者の無事を確認する為、手動操作を検出したか否か判断し(S54)、手動操作を検出しなかった場合(S54:NO)、異常と判断し、エラー音声を、スピーカ77から出力し(S55)、点火中のバーナを強制的に全て消火する(S56)。これにより、コンロ1は、バーナが点火されている状態で、使用者に何等かの異常が生じた場合はバーナを速やかに消火できるので、安全性を確保できる。そして、CPU71は、上記と同様に、エラー画面103を、表示部22に表示し(S57)、本処理を終了する。
また、火力操作を先に受け付けた後、図4に示すように、火力操作のバーナの場所を特定する為に、CPU71は、現在受け付け可能な場所を使用者に知らせる為に、ガイド音声をスピーカ77から出力し(S26)、説明画面102を表示する(S27)。これにより、CPU71は使用者に対し、コンロ1に対して音声指示を行うように呼び掛ける。ところが、このときでも、上記と同様に、例えば使用者が音声操作でコンロ1を使用中に、その状態を忘れてしまってその場所を離れてしまう等の異常を生じる可能性がある。そこで、CPU71は、音声指示を受け付けない状態が5分継続したか否か判断する(S28:NO、S40)。音声指示を受け付けない状態が5分継続した場合(S40:YES)、使用者の無事を確認する為、図6に示すように、CPU71は、例えば「コンロに向かって"OK"と発話してください。」という発話指示音声を、スピーカ77から出力する(S61)。これを聞いた使用者は、コンロ1の呼び掛けに応える為に、「OK」と話しかける。
CPU71は、使用者からの音声を受け付けたか否か判断する(S62)。使用者から音声を受け付けた場合(S62:YES)、CPU71は受け付けた音声を「OK」と認識したか否か判断する(S63)。受け付けた音声を「OK」と認識した場合(S63:YES)、使用者はコンロ1からの呼び掛けに正しく応えているので、異常無しと判断し、CPU71は、図4のS26に処理を進め、再度ガイド音声をスピーカ77から出力する。これにより、コンロ1は、使用者にバーナの場所を正しく発話するように再度促すことができる。
一方、使用者の音声を受け付けなかった場合(S62:NO)、使用者に何等かの異常がある可能性があるので、CPU71は、コンロ1の手動操作を検出したか否か判断する(S64)。手動操作を検出した場合(S64:YES)、少なくとも使用者はコンロ1を操作していることから、異常無しと判断できる。そこで、CPU71は、図4のS26に処理を進め、再度ガイド音声をスピーカ77から出力する。これにより、コンロ1は、使用者にバーナの場所を正しく発話するように再度促すことができる。
また、使用者の音声を受け付けず(S62:NO)、手動操作も検出しなかった場合(S64:NO)、上記と同様に、CPU71は、例えば「エラーが検出されましたので、消火します。」というエラー音声を、スピーカ77から出力する(S65)。さらに、CPU71は、モータ制御回路85に停止制御信号を出力し、点火中のバーナに対応するガス量調節機構30の弁機構部31の弁を閉じるように、モータ32を駆動させる。これにより、点火中のバーナを強制的に全て消火する(S66)。よって、コンロ1は、バーナが点火されている状態で、使用者に何等かの異常が生じた場合にバーナを速やかに消火できるので、安全性を確保できる。
そして、バーナが強制的に消火された後、CPU71は、エラー画面103を、表示部22に表示する(S67)。これにより、例えば、コンロ1の場所に戻ってきた使用者が、表示部22に表示されたエラー画面103を確認することで、コンロ1が強制的に消火されたことを認識できる。CPU71はこれで本処理を終了する。
また、使用者からの音声を受け付けても(S62:YES)、その使用者の音声を「OK」と認識しなかった場合(S63:NO)、CPU71は使用者の無事を確認する為、手動操作を検出したか否か判断し(S64)、手動操作を検出しなかった場合(S64:NO)、異常と判断し、エラー音声を、スピーカ77から出力し(S65)、点火中のバーナを強制的に全て消火する(S66)。これにより、コンロ1は、バーナが点火されている状態で、使用者に何等かの異常が生じた場合にバーナを速やかに消火できるので、安全性を確保できる。そして、CPU71は、上記と同様に、エラー画面103を、表示部22に表示する(S67)。CPU71はこれで本処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態のコンロ1は、使用者からの音声指示を認識し、点火状態にある複数のバーナの火力操作を個別に行うものである。音声操作を開始すると、コンロ1のCPU71は、音声指示で現在受け付け可能な制御命令を決定し、決定した制御命令の選択肢を使用者に知らせる為のガイド音声を、スピーカ77から出力する。制御命令とは、例えば、バーナの火力操作を指定する制御命令、指定した火力操作を行うバーナの場所を指定する制御命令等である。CPU71は、現在受け付け可能な制御命令の項目が記載された説明画面101(102)を表示部22に表示する。これにより、使用者は、音声指示で現在受け付け可能な制御命令を確認してから、コンロ1に対して音声指示を行うことができる。
ところが、上記のような音声操作でコンロ1を使用中に、使用者がその状態を忘れてしまい、その場所を離れてしまう可能性がある。また、使用者が持病等で突然意識を失ってしまい、コンロ1を使用できなくなる可能性もある。このような異常を生じた場合、早急にコンロ1の動作を停止し、その状態を周囲に知らせる必要があるが、コンロ1を実際に長時間使用している場合もあることから、それと区別する必要がある。そこで、コンロ1のCPU71は、使用者の無事を確認する為、発話指示音声をスピーカ77から出力し、使用者の発話を呼び掛ける。発話指示音声とは、例えば「OK」という所定の音声を発話するように、使用者に促す音声である。使用者は無事であれば、コンロ1からの呼びかけに応答する為、「OK」と発話する。使用者から受け付けた音声を「OK」と認識した場合、コンロ1の長時間の使用であって、異常がないことから、そのまま音声指示の受け付けを継続する。
一方、使用者から「OK」の発話が無かった、若しくは「OK」の発話が適切でなく認識できなかった場合、異常の可能性があることから、CPU71は、例えば「エラーが検出されましたので、消火します。」というエラー音声を、スピーカ77から出力する。これにより、コンロ1の使用状態の異常を、その周囲に対して知らせることができる。そして、CPU71は、モータ制御回路85に停止制御信号を出力し、点火中のバーナに対応するガス量調節機構30の弁機構部31の弁を閉じるように、モータ32を駆動させる。これにより、点火中のバーナを強制的に全て消火する。よって、コンロ1は、バーナが点火されている状態で、使用者に何等かの異常が生じた場合にバーナを速やかに消火できるので、安全性を確保できる。即ち、コンロ1は、このような使用者との対話方式を採用することで、使用者に何等かの異常があった場合と、長時間の使用の場合との区別を正確に把握できる。
また、上記実施形態において、音声認識機能を実行中であるのに、音声指示を受け付けない状態が長時間続く場合、使用者に何等かの異常が生じた可能性が高い。このような場合に、CPU71は、発話指示音声を出力するので、使用者に異常が有る可能性が高い場合に、使用者の安全を速やかに確認できる。それ故、使用者に対して必要以上に発話させることが無い。
また、上記実施形態のCPU71は、使用者からの音声を受け付けない状態が5分継続した場合でも、直ちに異常と判断せずに、コンロ1の手動操作を検出したか否か判断する。使用者の手動操作を検出した場合、使用者はコンロ1を操作できる状態にあることから、異常無しと判断できる。よって、CPU71は、バーナを消火することなく、引き続き、音声操作を継続できる。
以上説明において、制御回路70のCPU71は、本発明の「制御部」の一例である。音声操作制御処理のS51とS61の各処理を実行するCPU71は、本発明の「発話報知手段」の一例である。S53とS63の各処理を実行するCPU71は、本発明の「音声判断手段」の一例である。S53:YES、S12の処理、S63:YES、S26の処理を夫々実行するCPU71は、本発明の「第一継続手段」の一例である。S55〜S57の各処理、S65〜S67の各処理を実行するCPU71は、本発明の「エラー出力手段」の一例である。S54とS64の各処理を実行するCPU71は、本発明の「手動操作判断手段」の一例である。S54:YES、S12の処理、S64:YES、S26の処理を夫々実行するCPU71は、本発明の「第二継続手段」の一例である。エラー画面103に表示された情報は、本発明の「異常情報」の一例である。S55とS65の各処理において、スピーカ77から出力されるエラー音声は、本発明の「異常情報」の一例である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。本実施形態では、ビルトインタイプのコンロ1を例示したが、テーブルコンロであってもよい。コンロバーナの数は一つでも複数でもよく、グリルは省略してもよい。また、本発明はコンロ等の加熱調理器以外のガス機器にも適用でき、例えば給湯器等にも適用可能である。
上記実施形態の音声操作制御処理では、音声指示で火力操作を受け付ける際に(図3のS12,S13)、音声指示を受け付けない状態が5分継続した場合に(S14:NO、S19:YES)、発話指示音声をスピーカ77から出力するが(S51)、発話指示音声を出力するタイミングは、これに限らず、自由に変更可能である。例えば、音声操作を開始後(S8)、所定時間毎に発話指示音声を繰り返し出力してもよい。なお、音声指示で火力操作を行うバーナの場所を受け付ける際(図4のS26,S27)においても同様である。
上記実施形態の音声操作制御処理では、発話指示音声をスピーカ77から出力した後(S51)、使用者から音声を受け付けなかった場合(S52:NO)、又は音声を受け付けても所定の音声であると認識できなかった場合(S52:YES、S53:NO)、CPU71はコンロ1の手動操作を検出したか否か判断するが(S54)、手動操作を検出せずに、そのままS55〜S57の各処理を実行してもよい。図6に示す各処理においても同様である。
また、発話指示音声をスピーカ77から出力した後(S51)、使用者の音声を受け付けず(S53:NO)、手動操作も検出されなかった場合(S54:NO)、CPU71は、S55〜S57の各処理を実行するが、何れか一つ又は二つを省略してもよい。少なくとも点火中のバーナを消火するのが好ましい。これにより、コンロ1の安全性を確保できる。また、点火中のバーナを消火するのみならず、コンロ1の各種操作(例えば、メニューの設定、タイマー設定等)を禁止してもよい。また、S57の処理では、エラー画面103を表示部22に表示するが、エラーが生じたことを報知できる形態であれば、これ以外の報知方法でもよく、例えば、点火中のバーナを強制的に消火した場合、LED、ランプ等の発光部を点灯、又は点滅させてもよい。
上記実施形態の音声操作制御処理のS19とS40の各処理において、CPU71は、音声を受け付けない状態が5分継続したか否かを判断するが、5分に限らず、自由に変更可能である。
また、上記実施形態は、コンロ1の制御回路70を、コンピュータである外部端末と無線又は有線で通信可能に接続してもよい。通信手段として、例えばインターネット、ケーブル、電話線等の通信網を利用してもよい。外部端末として、例えば、据置き型の端末、スマートフォン等の携帯端末、専用端末等が利用可能である。このような構成を備えることで、例えば上記実施形態の音声操作制御処理において、スピーカ77から発話指示音声を出力した後(S51)、使用者から「OK」の音声を受け付けなかった場合(S53:NO)、外部端末に対して異常情報を出力できる。例えば、使用者がコンロ1の使用中に意識を失ってしまった場合に、外部端末においてコンロ1から異常情報を受け取ることで、コンロ1から離れた場所でも、使用者に何等かの異常が起きたことを速やかに認識できる。よって、離れた場所でも、使用者の異常時に速やかに対応できる。また、住宅等の警備会社の外部端末とコンロ1を通信可能に接続することで、外部端末がコンロ1から異常情報を受け取った場合に、警備会社の警備員が使用者宅に迅速に駆け付け、安否を確認する等の対応ができる。なお、異常情報の出力先である外部端末は複数でもよく、例えば予め登録された電話番号の一又は複数の端末に対し、異常情報を出力することも可能である。登録する端末としては、例えば、使用者の家族、友人、使用者の血縁者等が所有する端末にするとよい。これにより、使用者に異常が生じた場合は、その異常を家族等に速やかに報知できるので、家族等は使用者宅に迅速に駆けつけ、安否を確認できる。
上記実施形態の音声操作制御処理のS7、S12、S22において、音声指示を受け付けて認識が完了したときに、音声を受け付けたことを報知する為の音声、例えば「ポーン」というチャイム音等をスピーカ77から出力するようにするとよい。これにより、使用者が自ら発話した音声指示がコンロ1に認識されたか否かを速やかに認識できる。発話してもチャイムが鳴らなければ、音声認識は失敗したことが分かるので、使用者は再度発話を試みることができる。
上記実施形態の音声操作制御処理のS12とS13において、スピーカ77からガイド音声を出力し、表示部22に説明画面101を表示したが、何れか一方を省略してもよい。S26とS27においても、スピーカ77からガイド音声を出力し、表示部22に説明画面102を表示したが、何れか一方を省略してもよい。好ましくは、上記実施形態のように、音声の出力と表示部22における表示の両方を行うのがよい。
上記実施形態のS19では、対象バーナ以外の他の点火中のバーナの火力について、一律に火力1に弱めているが、現在の火力よりも弱めればよく、同じ火力に弱めなくてもよい。
上記実施形態では、火力操作の音声指示を認識した後で、対象バーナの場所を認識しているが、対象バーナの場所を先に認識してから、火力操作の音声指示を認識してもよい。
上記実施形態では、バーナに対応するガス量調節機構30のモータ32を駆動することで、弁機構部31の弁の開度を調節し、バーナの火力を調節しているが、ガス量調節機構の構造は、これ以外の構造でもよく、例えば、ガス供給管に複数のバイパス路と電磁弁を設け、電磁弁を開閉することで、バーナに流れるガス量を調節してもよい。
1 コンロ
70 制御回路
71 CPU

Claims (5)

  1. 外部から音声指示を受け付け、当該受け付けた前記音声指示を認識した内容に基づき、動作を制御する音声認識機能を実行可能な制御部を備えたガス機器であって、
    前記制御部は、
    前記音声認識機能を実行中に、所定の音声を含む案内により、前記所定の音声を発話するように使用者に促す報知を行う発話報知手段と、
    前記発話報知手段による報知後、前記所定の音声を認識したか否か判断する音声判断手段と、
    前記音声判断手段によって、前記所定の音声を認識したと判断された場合、前記音声指示の受け付けを継続する第一継続手段と、
    前記音声判断手段によって、前記所定の音声を認識しなかったと判断された場合、エラー情報を出力するエラー出力手段と
    を備えたことを特徴とするガス機器。
  2. 前記発話報知手段は、
    前記音声認識機能を実行中で、且つ前記音声指示を受け付けない状態が所定時間経過した場合、前記所定の音声を発話するように使用者に促す報知を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載のガス機器。
  3. 前記エラー情報は、前記ガス機器の動作を停止させる停止制御情報を含むこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載のガス機器。
  4. 前記エラー情報は、異常を報知する為の異常情報を含むこと
    を特徴とする請求項1から3の何れかに記載のガス機器。
  5. 前記発話報知手段による前記報知後、前記ガス機器の手動操作を検出したか判断する手動操作判断手段と、
    前記手動操作判断手段によって、前記手動操作を検出したと判断された場合、前記音声指示の受け付けを継続する第二継続手段と
    を備え、
    前記エラー出力手段は、
    前記音声判断手段によって、前記所定の音声を認識しなかったと判断されても、前記手動操作判断手段によって、前記ガス機器の前記手動操作を検出したと判断された場合、前記エラー情報を出力しないこと
    を特徴とする請求項1から4の何れかに記載のガス機器。
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