JP6939597B2 - 車両用制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用制御装置に関し、詳しくは、走行用のモータと加減速操作を行なうための1つのペダルとを備える自動車に搭載される車両用制御装置に関する。
従来、この種の車両用制御装置としては、加減速操作を行なうための1つの操作ペダル(アクセルペダル)をを備える自動車に搭載されるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両用制御装置では、アクセルペダル角度が減速領域のときには、アクセルペダル角度が減少するほど減速度が大きくなるように走行制御し、アクセルペダル角度が定常領域のときには、加減速度が略値0となるように走行制御し、アクセルペダル角度が加速領域のときには、アクセルペダル角度が増加するほど加速度が大きくなるように走行制御する。また、アクセルペダル角度が加速領域や減速領域のときには、アクセルペダル角度が増加するほどペダル反力を増加させ、アクセルペダル角度が定常領域のときには、ペダル反力を略一定とする。
特開2006−117020号公報
上述の場合、ペダル反力を調節するための機構を設ける必要がある。このため、こうした機構を設ける以外の手法により、アクセルペダル角度の加速領域から減速領域への変化、即ち、車両の駆動力の加速側の駆動力から減速側の駆動力への変化を運転者に感じさせることが求められている。
本発明の車両用制御装置は、車両の駆動力の加速側の駆動力から減速側の駆動力への変化を運転者に感じさせることを主目的とする。
本発明の車両用制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両用制御装置は、
走行用のモータと、加減速操作を行なうための1つのペダルと、を備える自動車に搭載され、前記ペダルの踏込量に基づいて前記モータを制御する車両用制御装置であって、
前記ペダルの踏込量が減少していて且つ前記ペダルの踏込量に応じた車両の駆動力であるペダル対応駆動力が値0を含む所定範囲内の閾値以下に至ると、車両の駆動力を前記ペダル対応駆動力よりも一時的に減少させた後に前記ペダル対応駆動力に戻す、
ことを要旨とする。
この本発明の車両用制御装置では、ペダルの踏込量が減少していて且つペダルの踏込量に応じた車両の駆動力であるペダル対応駆動力が値0を含む所定範囲内の閾値以下に至ると、車両の駆動力をペダル対応駆動力よりも一時的に減少させた後にペダル対応駆動力に戻す。これにより、車両の駆動力の加速側の駆動力(正の駆動力)から減速側の駆動力(負の駆動力)への変化を運転者に感じさせることができる。
こうした本発明の車両用制御装置において、前記ペダルの踏込量が減少していて且つ前記ペダル対応駆動力が前記閾値以下に至ると、レート処理により、車両の駆動力を前記ペダル対応駆動力よりも一時的に減少させた後に前記ペダル対応駆動力に戻すものとしてもよい。
また、本発明の車両用制御装置において、前記ペダルの踏込量が増加していて且つ前記ペダル対応駆動力が値0を含む第2所定範囲内の第2閾値以上に至ると、車両の駆動力を前記ペダル対応駆動力よりも一時的に増加させた後に前記ペダル対応駆動力に戻すものとしてもよい。こうすれば、車両の駆動力の減速側の駆動力(負の駆動力)から加速側の駆動力(正の駆動力)への変化を運転者に感じさせることができる。この場合、前記ペダルの踏込量が増加していて且つ前記ペダル対応駆動力が前記第2閾値以上に至ると、レート処理により、車両の駆動力を前記ペダル対応駆動力よりも一時的に増加させた後に前記ペダル対応駆動力に戻すものとしてもよい。
本発明の一実施例としての車両用制御装置を搭載した電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。 電子制御ユニット50により実行される目標駆動力設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。 引き下げ要求フラグ設定処理の一例を示すフローチャートである。 アクセル開度Acc、アクセル減少フラグFadn、引き下げ要求フラグFtag、引き下げ履歴フラグFhis、アクセル対応駆動力Ta、目標駆動力Td*の様子の一例を示す説明図である。 アクセル開度Acc、アクセル対応駆動力Ta、目標駆動力Td*の様子の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての車両用制御装置を搭載した電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。図示するように、実施例の電気自動車20は、1ペダルとしてのアクセルペダル63により加減速操作が行なわれる自動車として構成されており、モータ32と、インバータ34と、蓄電装置としてのバッテリ36と、電子制御ユニット50と、を備える。ここで、実施例の「車両用制御装置」としては、電子制御ユニット50が該当する。
モータ32は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子が駆動輪22a,22bにデファレンシャルギヤ24を介して連結された駆動軸26に接続されている。インバータ34は、モータ32の駆動に用いられると共に電力ラインを介してバッテリ36に接続されている。モータ32は、電子制御ユニット50によってインバータ34の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。バッテリ36は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されている。
電子制御ユニット50は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUに加えて、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。電子制御ユニット50には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。電子制御ユニット50に入力される信号としては、例えば、モータ32の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ32aからのモータ32の回転子の回転位置θmや、モータ32の各相の相電流を検出する電流センサ32u,32vからのモータ32の各相の相電流Iu,Ivを挙げることができる。また、バッテリ36の端子間に取り付けられた電圧センサ36aからのバッテリ36の電圧Vbや、バッテリ36の出力端子に取り付けられた電流センサ36bからのバッテリ36の電流Ibも挙げることができる。イグニッションスイッチ60からのイグニッション信号や、シフトレバー61の操作位置を検出するシフトポジションセンサ62からのシフトポジションSPも挙げることができる。アクセルペダル63の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ64からのアクセル開度Accや、車速センサ68からの車速Vも挙げることができる。電子制御ユニット50からは、インバータ34の複数のスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。電子制御ユニット50は、回転位置検出センサ32aからのモータ32の回転子の回転位置θmに基づいてモータ32の回転数Nmを演算したり、電流センサ36bからのバッテリ36の電流Ibの積算値に基づいてバッテリ36の蓄電割合SOCを演算したりしている。ここで、蓄電割合SOCは、バッテリ36の全容量に対するバッテリ36から放電可能な電力量の割合である。
こうして構成された実施例の電気自動車20では、電子制御ユニット50は、アクセル開度Accに基づいて車両(駆動軸26)に要求される目標駆動力Td*を設定し、目標駆動力Td*が駆動軸26に出力されるようにモータ32のトルク指令Tm*を設定し、モータ32がトルク指令Tm*で駆動されるようにインバータ34の複数のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
次に、こうして構成された実施例の電気自動車20の動作、特に、車両(駆動軸26)の目標駆動力Td*を設定する際の動作について説明する。図2は、電子制御ユニット50により実行される目標駆動力設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、繰り返し実行される。
図2の目標駆動力設定ルーチンが実行されると、電子制御ユニット50は、アクセルペダルポジションセンサ64からアクセル開度Accを入力し(ステップS100)、入力したアクセル開度Accに基づいてアクセル対応駆動力Taを設定する(ステップS110)。ここで、アクセル対応駆動力Taは、実施例では、アクセル開度Accとアクセル対応駆動力Taとの関係を予め定めてマップとして図示しないROMに記憶しておき、アクセル開度Accが与えられると、このマッップから対応するアクセル対応駆動力Taを導出して設定するものとした。アクセル対応駆動力Taは、アクセル開度Accが0%のときには減速側の駆動力(負の駆動力)が設定され、アクセル開度Accが100%のときには加速側の駆動力(正の駆動力)が設定され、アクセル開度Accが0%から100%に増加するのにつれて増加するように設定される。
続いて、図3の引き下げ要求フラグ設定処理により、引き下げ要求フラグFtagを設定する(ステップS120)。ここで、引き下げ要求フラグFtagは、目標駆動力Td*をアクセル対応駆動力Taよりも一時的に引き下げる引き下げ処理の実行を要求するときには値1が設定され、引き下げ処理の実行を要求しないときには値0が設定されるフラグであり、システム起動時(イグニッションスイッチ60がオンされたとき)に初期値としての値0が設定される。以下、図2の目標駆動力設定ルーチンの説明を一旦中断し、図3の引き下げ要求フラグ設定処理について説明する。
図3の引き下げ要求フラグ設定処理では、電子制御ユニット50は、最初に、今回のアクセル開度Accを前回のアクセル開度(前回Acc)と比較する(ステップS200)。そして、今回のアクセル開度Accが前回のアクセル開度(前回Acc)以上のときには、アクセル開度Accは減少していないと判断し、アクセル減少カウンタCを値0にリセットすると共に(ステップS210)、アクセル減少フラグFadnに値0を設定する(ステップS220)。なお、アクセル減少カウンタCおよびアクセル減少フラグFadnには、システム起動時に初期値としての値0が設定される。
ステップS200で今回のアクセル開度Accが前回のアクセル開度(前回Acc)未満のときには、アクセル開度Accが減少していると判断し、アクセル減少カウンタCを値1だけカウントアップし(ステップS230)、アクセル減少カウンタCを閾値Creと比較する(ステップS240)。ここで、閾値Crefは、アクセル開度Accの減少中であると確定してよいか否かを判定するのに用いられる閾値であり、例えば、数百msec程度に相当する値が用いられる。
ステップS240でアクセル減少カウンタCが閾値Cref以下のときには、未だアクセル開度Accの減少中であると確定できないと判断し、アクセル減少フラグFadnに値0を設定する(ステップS220)。一方、アクセル減少カウンタCが閾値Crefよりも大きいときには、アクセル開度Accの減少中であると確定してよいと判断し、アクセル減少フラグFadnに値1を設定する(ステップS250)。
続いて、アクセル対応駆動力Taを所定値Ta1と比較する(ステップS260)。ここで、所定値Ta1は、運転者が加速を意図しているか否かを判定するのに用いられる閾値であり、数十Nm程度が用いられる。
ステップS260でアクセル対応駆動力Taが所定値Ta1以下のときには、運転者が加速を意図していないと判断し、引き下げ履歴フラグFhisの値を保持する(ステップS270)。一方、アクセル対応駆動力Taが所定値Ta1よりも大きいときには、運転者が加速を意図していると判断し、引き下げ履歴フラグFhisに値0を設定する(ステップS280)。ここで、引き下げ履歴フラグFhisは、システム起動時に初期値としての値0が設定され、その後は、ステップS280の処理で値0が設定され、後述のステップS340の処理で値1が設定される。
次に、アクセル減少フラグFadnの値を調べ(ステップS290)、アクセル対応駆動力Taを上述の所定値Ta1以下の所定値Ta2と比較し(ステップS300)、引き下げ履歴フラグFhisの値を調べる(ステップS310)。ここで、所定値Ta2としては、値0やそれよりも若干小さい負の値から所定値Ta1までの範囲内の値、例えば、所定値Ta1と同一の値やそれよりも若干小さい正の値などが用いられる。
ステップS290でアクセル減少フラグFadnが値0のときや、ステップS300でアクセル対応駆動力Taが所定値Ta2よりも大きいとき、ステップS310で引き下げ履歴フラグFhisが値1のときには、引き下げ要求フラグFtagに値0を設定して(ステップS320)、本ルーチンを終了する。
ステップS290でアクセル減少フラグFadnが値1で且つステップS300でアクセル対応駆動力Taが所定値Ta2以下で且つステップS310で引き下げ履歴フラグFhisが値0のときには、引き下げ要求フラグFtagに値1を設定すると共に(ステップS330)、引き下げ履歴フラグFhisに値1を設定して(ステップS340)、本ルーチンを終了する。
こうして引き下げ履歴フラグFhisに値1を設定すると、次回に本ルーチン(図3のルーチン)を実行したときには、ステップS290でアクセル減少フラグFadnが値1で且つステップS300でアクセル対応駆動力Taが所定値Ta2以下でも、ステップS310で引き下げ履歴フラグFhisが値0であるから、引き下げ要求フラグFtagに値0を設定して(ステップS320)、本ルーチンを終了する。
ここまで、図3の引き下げ要求フラグ設定処理について説明した。図2の目標駆動力設定ルーチンの説明に戻る。ステップS120で引き下げ要求フラグFtagを設定すると、引き下げ処理の実行中であるか否かを判定し(ステップS130)、引き下げ処理の実行中でないと判定したときには、引き下げ要求フラグFtagの値を調べる(ステップS140)。そして、引き下げ要求フラグFtagが値0のときには、引き下げ処理の実行が要求されていないと判断し、アクセル対応駆動力Taを目標駆動力Td*に設定して(ステップS130)、本ルーチンを終了する。
ステップS130で引き下げ要求フラグFtagが値1のときには、引き下げ処理の実行が要求されていると判断し、引き下げ処理により目標駆動力Td*を設定して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。ここで、引き下げ処理は、目標駆動力Td*をアクセル対応駆動力Taよりも一時的に減少させた後にアクセル対応駆動力Taに戻す処理であり、詳細については後述する。
こうして引き下げ処理による目標駆動力Td*の設定を開始すると、ステップS130で引き下げ処理の実行中であると判定し、引き下げ処理により目標駆動力Td*を設定して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。そして、引き下げ処理の実行を終了すると、その次回に本ルーチンを実行したときには、ステップS130で引き下げ処理の実行中でないと判定し、ステップS140以降の処理を実行する。
ここで、引き下げ処理の詳細に対説明する。引き下げ処理では、最初に、ステップS140で引き下げ要求フラグFtagが値1であると判定したときのアクセル対応駆動力Taを初期駆動力Tastに設定する。続いて、目標駆動力Td*を初期駆動力Tastから比較的大きいレート値Rdnを用いてレート処理により徐々に(ステップS160の処理を実行するごとに)減少させる。そして、目標駆動力Td*の減少中に目標駆動力Td*が初期駆動力Tastよりも所定駆動力ΔTdだけ小さい駆動力(Tast−ΔTd)以下に至ると、目標駆動力Td*を比較的大きいレート値Rupを用いてレート処理により徐々に(ステップS160の処理を実行するごとに)増加させる。そして、目標駆動力Td*がそのときのアクセル対応駆動力Ta以上に至ると、アクセル対応駆動力Taを目標駆動力Td*に設定し、引き下げ処理を終了する。このようにすることにより、目標駆動力Td*の加速側の駆動力(正の駆動力)から減速側の駆動力(負の駆動力)への変化を運転者に感じさせることができる。レート値Rdn,Rupや所定駆動力ΔTdは、車両の仕様に基づいて適宜設定される。
図4は、アクセル開度Acc、アクセル減少フラグFadn、引き下げ要求フラグFtag、引き下げ履歴フラグFhis、アクセル対応駆動力Ta、目標駆動力Td*の様子の一例を示す説明図である。図示するように、アクセル減少フラグFadnが値1で且つ引き下げ履歴フラグFhisが値0のときにアクセル対応駆動力Taが所定値Ta2以下に至ると(時刻t1)、引き下げ要求フラグFtagおよび引き下げ履歴フラグFhisを値1にする。すると、引き下げ処理により、目標駆動力Td*を、レート値Rdnを用いてアクセル対応駆動力Ta(初期駆動力Tast)よりも所定駆動力ΔTdだけ小さい駆動力まで減少させた後にレート値Rupを用いてそのときのアクセル対応駆動力Taに戻す。これにより、目標駆動力Td*の加速側の駆動力(正の駆動力)から減速側の駆動力(負の駆動力)への変化を運転者に感じさせることができる。
以上説明した実施例の電気自動車20に搭載される電子制御ユニット50では、引き下げ履歴フラグFhisが値0のときに、アクセル減少フラグFadnが値1で(アクセル開度Accの減少中で)且つアクセル対応駆動力Taが所定値Ta2以下に至ると、目標駆動力Td*をアクセル対応駆動力Taよりも一時的に減少させた後にアクセル対応駆動力Taに戻す。これにより、目標駆動力Td*の加速側の駆動力(正の駆動力)から減速側の駆動力(負の駆動力)への変化を運転者に感じさせることができる。
実施例の電気自動車20に搭載される電子制御ユニット50では、アクセル開度Accの減少中で且つアクセル対応駆動力Taが所定値Ta2以下に至ると、目標駆動力Td*をアクセル対応駆動力Taよりも一時的に減少させた後にアクセル対応駆動力Taに戻すものとした。これに加えて、アクセル開度Accの増加中で且つアクセル対応駆動力Taが所定値Ta3以上の所定値Ta4以上に至ると、目標駆動力Td*をアクセル対応駆動力Taよりも一時的に増加させた後にアクセル対応駆動力Taに戻すものとしてもよい。ここで、所定値Ta3は、運転者が減速を意図しているか否かを判定するのに用いられる閾値であり、例えば、−数十Nm程度が用いられる。所定値Ta4としては、値0やそれよりも若干大きい正の値から所定値Ta3までの範囲内の値、例えば、所定値Ta3と同一の値やそれよりも若干大きい値などが用いられる。
図5は、こうした制御を行なうときの、アクセル開度Acc、アクセル対応駆動力Ta、目標駆動力Td*の様子の一例を示す説明図である。図示するように、アクセル開度Accの増加中にアクセル対応駆動力が所定値Ta4以上に至ると(時刻t2)、目標駆動力Td*を、レート値Rup2を用いてアクセル対応駆動力Ta(初期駆動力Tast)よりも所定駆動力ΔTd2だけ大きい駆動力まで増加させた後にレート値Rdn2を用いてそのときのアクセル対応駆動力Taに戻す。これにより、目標駆動力Td*の減速側の駆動力(負の駆動力)から加速側の駆動力(正の駆動力)への変化を運転者に感じさせることができる。レート値Rup2,Rdn2や所定駆動力ΔTd2は、車両の仕様に基づいて適宜設定される。
実施例では、モータ32を備える電気自動車20に搭載される車両用制御装置としての電子制御ユニット50の形態としたが、モータに加えてエンジンも備えるハイブリッド自動車に搭載される車両用制御装置の形態としてもよい。
実施例では、蓄電装置として、バッテリ36を用いるものとしたが、キャパシタを用いるものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータ32が「モータ」に相当し、アクセルペダル63が「ペダル」に相当し、電子制御ユニット50が「車両用制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、車両用制御装置の製造産業などに利用可能である。
20 電気自動車、22a,22b 駆動輪、24 デファレンシャルギヤ、26 駆動軸、32 モータ、32a 回転位置検出センサ、32u,32v 電流センサ、34 インバータ、36 バッテリ、36a 電圧センサ、36b 電流センサ、50 電子制御ユニット、60 イグニッションスイッチ、61 シフトレバー、62 シフトポジションセンサ、63 アクセルペダル、64 アクセルペダルポジションセンサ、68 車速センサ。

Claims (1)

  1. 走行用のモータと、加減速操作を行なうための1つのペダルと、を備える自動車に搭載され、前記ペダルの踏込量に基づいて前記モータを制御する車両用制御装置であって、
    前記ペダルの踏込量が減少していて且つ前記ペダルの踏込量に応じた車両の駆動力であるペダル対応駆動力が値0を含む所定範囲内の閾値以下に至ると、車両の駆動力を前記ペダル対応駆動力よりも一時的に減少させた後に前記ペダル対応駆動力に戻す、
    車両用制御装置。
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