JP6939108B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
複数の回転体に巻き掛けられて回転走行可能とされた無端状のベルト部材を加圧対象となる被加圧体に対して加圧機構を用いて圧接させるベルト装置が知られている(例えば特許文献1)。
ベルト部材は、ベルト幅方向への移動速度である寄り速度が様々な要因によって変化するため、ベルト走行が不安定になることがある。
本発明は、簡易な方法によりベルト走行を安定化させることが可能な装置を提供することをその目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、複数の回転体と、前記複数の回転体に巻き掛けられたベルト部材と、を有するベルトユニットと、前記ベルトユニットを複数の支持部で支持するフレームと、前記フレームに支持された前記ベルトユニットを所定の方向へ付勢する加圧機構と、前記複数の支持部のうちの少なくとも1つの前記支持部の位置を調整する調整部と、を有するベルト装置を具備し、像担持体と、前記像担持体との間に形成される転写ニップで前記像担持体上のトナー像が転写される転写部材と、を備え、前記転写部材が前記ベルト部材である画像形成装置であって、前記トナー像を検知する検知手段と、前記検知手段が設けられたブラケットと、を有し、前記ブラケットが、前記ベルトユニットに位置決めされており、前記ブラケットを支持するブラケット支持部材を有し、前記調整部は、少なくとも1つの前記支持部の位置と、前記ブラケット支持部材の位置を調整可能である
本発明によれば、複数の支持部のうちの少なくとも1つの支持部の位置を調整する調整部を備えるので、簡易な方法によりベルト走行を安定化させることが可能な装置を提供することができる。
本発明に係るベルト装置である転写装置を備えた画像形成装置の一実施形態を示す概略構成図。 本発明に係る転写装置の構成を示す外観斜視図。 転写装置を軸線方向から見た外観図。 転写装置の主要部の構成を説明する図。 ベルト部材の構成を示す図であり、(a)は巻き掛けられた状態を示す斜視図、(b)は断面図。 ベルトユニットを支持する加圧機構の構成である加圧フレームの構成を説明する斜視図。 ベルトユニットが加圧フレームに支持された状態を説明する斜視図。 ベルト部材を支持する回転体の軸部の一方側の支持構造を説明する斜視図。 ベルト部材を支持する回転体の軸部の他方側の支持構造を説明する斜視図。 ベルト部材の寄りを説明する図であり、(a)は正常な状態を示し、(b)は寄り発生の状態を示す。 ベルト部材の寄り速度とニップ圧の関係を説明する図。 ベルト部材の寄り速度と回転体の支持部との関係を説明する図。 回転体の支持部を調整した際の、ベルト部材の寄り速度と回転体の支持部との関係を説明する図。 本発明に係る調整部を説明するであり、(a)は拡大図、(b)は断面図である。 転写装置が備えるセンサの配置と支持構造を説明する斜視図。 転写装置が備えるセンサの配置と支持構造を軸線方向から見た図。 センサの支持構造の一方の端部側の構成を説明する斜視図。 センサの支持構造の他方の端部側の構成を説明する斜視図。 本発明の別な実施形態に係る転写装置の構成を示す外観斜視図。 本発明の別な実施形態に係る転写装置の内部の構成を説明する図。 本発明の別な施形態に係る転写装置を説明する図。 (a)、(b)は本発明の別な実施形態に係るセンサの支持構造を説明する斜視図。 本発明の別な実施形態に係る調整部を説明する斜視図。 本発明の別な実施形態に係る加圧フレームの構成を説明する斜視図。 本発明の別な実施形態に係る調整部が備える調整板が基準位置にある場合の状態を説明する図。 調整板による基準位置よりも上方への調整時の状態を説明する図。 調整板による基準位置よりも下方への調整時の状態を説明する図。 本発明に係る実施形態の変形例を説明する図。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。実施形態において、同一機能や同一構成を有するものには同一の符号を付し、重複説明は適宜省略する。図面は一部構成の理解を助けるために部分的に省略する場合もある。なお、図中Y、M、C、Kは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応した構成部材に付す添え字であり、適宜省略する。
図1に示すように、本発明に係る画像形成装置としての電子写真方式のカラープリンタ(以下、「プリンタ」という)100は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像を形成するための四つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kと、中間転写装置としての中間転写ユニット30、ベルトユニットである二次転写ユニット41を備えたベルト装置としての転写装置40、記録材Pを収納するカセット60、定着装置90などを備えている。
四つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、粉体であり現像剤として、互いに異なる色のY、M、C、Kのトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。つまり、四つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、画像形成装置本体としてのプリンタ本体100Aに対して着脱自在に設けられていて、交換可能とされている。
画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、像担持体たるドラム状の感光体2Y、2M、2C、2K、ドラムクリーニング装置3Y、3M、3C、3K、除電装置、帯電装置6Y、6M、6C、6K、現像装置8Y、8M、8C、8K等を備えている。画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、これら複数の装置が共通の保持体に保持されてプリンタ本体100Aに対して一体的に着脱可能なプロセスカートリッジユニットを構成しており、ユニット単位で交換可能とされている。
感光体2Y、2M、2C、2Kは、モータ等の駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動される。帯電装置6Y、6M、6C、6Kは、帯電バイアスが印加される帯電部材となる帯電ローラを感光体2Y、2M、2C、2Kに接触あるいは近接させながら、帯電ローラと感光体2Y、2M、2C、2Kとの間に放電を発生させることで、感光体2Y、2M、2C、2Kの表面を一様帯電させている。帯電ローラ等の帯電部材を感光体2Y、2M、2C、2Kに接触あるいは近接させる方式に代えて、帯電チャージャによる方式を採用してもよい。
帯電装置6Y、6M、6C、6Kで一様帯電された感光体2Y、2M、2C、2Kの表面は、画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの上方に配設された光書込ユニット101から発せられるレーザー光などの露光光によって光走査されて各色用の静電潜像がけいされる。この静電潜像は、各色のトナーを有する現像装置8Y、8M、8C、8Kによって現像されて各色の像としてのトナー像Tになる。感光体2にはトナー像が形成される。
感光体2Y、2M、2C、2Kのトナー像Tは、無端状のベルト部材からなる中間転写ベルト31のおもて面31a上に一次転写されて担持される。
ドラムクリーニング装置3Y、3M、3C、3Kは、一次転写工程(後述する一次転写ニップ)を経た後の感光体2Y、2M、2C、2Kの表面に付着している転写残トナーを除去するものである。除電装置は、ドラムクリーニング装置3、3M、3C、3Kによってクリーニングされた後の感光体2、2M、2C、2Kの残留電荷を除電する周知のものである。感光体2Y、2M、2C、2Kの表面は、この除電によって初期化されて次の画像形成に備えられる。
画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの下方には、中間転写ベルト31を張架しながら図中時計回り方向に無端移動(回転走行)せしめるベルトユニットであり、一次転写装置である転写ユニット30が配設されている。転写ユニット30は一次転写ユニットあるいは中間転写ユニットとも称される。本実施形態では、中間転写ベルト31の回転移動方向をベルト移動方向aとする。
転写ユニット30は、プリンタ本体100Aに対してユニットごと着脱自在(交換可能)とされている。転写ユニット30は、ベルト状の像担持体であり中間転写体でもある中間転写ベルト31の他に、駆動ローラ32、二次転写裏面ローラ33、クリーニングバックアップローラ34、四つの一次転写ローラ35Y、35M、35C、35K、転写前ローラ37などを備えている。
中間転写ベルト31は、そのループ内側に配設された回転体としての、駆動ローラ32、二次転写裏面ローラ33、クリーニングバックアップローラ34、一次転写ローラ35Y、35M、35C、35K及び転写前ローラ37に巻き掛けられて支持され張架されている。そして、駆動モータなどの駆動手段によって図中時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ32の回転力により、同方向に無端移動して搬送される。本実施形態において、中間転写ベルト31は、複数の層が積層された弾性を有する無端状の弾性ベルトで構成されていて、感光体2Y、2M、2C、2K上のトナー像が一次転写される中間転写体である。
一次転写ローラ35Y、35M、35C、35Kは、無端移動される中間転写ベルト31を感光体2Y、2M、2C、2Kとの間に挟み込み、中間転写ベルト31の像担持面を成すおもて面31aと感光体2Y、2M、2C、2Kの表面とが当接するY、M、C、K用の一次転写部となる一次転写ニップN1をそれぞれ形成している。一次転写ローラ35Y、35M、35C、35Kには、周知の転写バイアス電源よりそれぞれ一次転写バイアスが印加されている。これにより、感光体2Y、2M、2C、2K上のY、M、C、Kのトナー像と、一次転写ローラ35Y、35M、35C、35Kとの間に転写電界が形成される。
イエロー用の感光体2Yの表面に形成されたYトナー像は、イエロー用の感光体2Yの回転に伴ってイエロー用の一次転写ニップN1に進入する。そして、転写電界やニップ圧の作用により、イエロー用の感光体2Y上から中間転写ベルト31上に一次転写される。
このようにしてYトナー像が一次転写された中間転写ベルト31は、その後、M、C、K用の一次転写ニップN1を順次通過する。そして、感光体2M、2C、2K上のM、C、Kトナー像が、Yトナー像上に順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト31上には四色重ね合わせトナー像が形成される。
なお、ここまでの画像形成工程では、4色フルカラー画像を形成することを前提として説明した。しかし、プリンタ100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの何れかの単色トナー像、あるいは前記カラーの内の少なくとも2色のトナーを用いたトナー像を形成して中間転写ベルト31に転写することも可能である。
中間転写ベルト31のループ外側の下方には、ベルト部材であり転写部材である二次転写ベルト406を有する二次転写ユニット41を備えたベルト方式の転写装置40が配置されている。二次転写ベルト406は、樹脂製の中間転写ベルト31よりも硬質な材質(例えばポリイミド樹脂性のベルト(PIベルト)である。二次転写ユニット41は、加圧機構50を構成する加圧フレーム49に装着されている。加圧フレーム49は、その下方の端部に支持軸48が固定されていて、この支持軸48によってプリンタ本体100Aの基部に揺動可能に支持されている。支持軸48と反対側に位置する加圧フレーム49の端部には、加圧フレーム49を図中矢印cで示す上方(所定の方向)に向かって付勢するコイルバネ51A、51Bの一端が固定されている。コイルバネ51A、51Bの他端はプリンタ本体側に装着されている。このため、加圧フレーム49に装着された二次転写ユニット41は、加圧対象となる被加圧体である中間転写ベルト31に対して付勢され、二次転写ベルト406が中間転写ベルト31に圧接される。
二次転写ユニット41は、中間転写ベルト31のループ内側に配置した二次転写裏面ローラ33と二次転写ベルト406の間に中間転写ベルト31を挟み込み、中間転写ベルト31のおもて面31aと、二次転写ベルト406とが当接する転写部となる二次転写ニップN2を形成している。本実施形態では、二次転写裏面ローラ33に転写バイアス出力手段としての電源39により二次転写バイアスが印加される。これにより、二次転写裏面ローラ33と二次転写ベルト406との間に、マイナス極性に帯電しているトナーを二次転写裏面ローラ33側から二次転写ベルト406側に向けて静電移動させる二次転写電界が形成される。
本実施形態では、この転写部となる二次転写ニップN2において中間転写ベルト31上のトナー像が記録材Pへ二次転写される。中間転写ベルト31は、搬送ベルトである二次転写ベルト406との間に二次転写ニップN2を形成する像担持体であり、感光体2Y、2M、2C、2K上のトナー像が一次転写される中間転写体でもある。なお、二次転写ベルト406に転写されるトナー像は、画像濃度測定用に用いるトナー像である。
本実施形態では、二次転写裏面ローラ33に、二次転写に用いるバイアス(二次転写バイアス)を電源39から印加するように構成しているが、二次転写裏面ローラ33と対向配置されている二次転写ローラ405に電源39からバイアスを印加するようにしてもよい。二次転写ローラ405に二次転写バイアスを印加する場合には、トナーとは逆極性の二次転写バイアスを印加し、二次転写裏面ローラ33に転写バイアスを印加する場合には、トナーと同極性のバイアスを印加する。なお、二次転写ローラ405はニップ形成ローラともいう。
転写装置40の下方には、各種用紙や樹脂シートなどの記録材Pを複数枚重ねた束の状態で収容可能な収容部となるカセット60が配設されている。このカセット60は、束の一番上の記録材Pにローラ60aを当接させており、これを所定のタイミングで回転駆動させることで、記録材Pをカセット60から二次転写ニップN2に向かう搬送路65に向けて送り出す。搬送路65に送り出された記録材Pは、レジストローラ対61によって二次転写ニップN2内で中間転写ベルト31のおもて面31a上のトナー像に同期するタイミングで二次転写ニップN2に送り出される。なお、記録材Pは被搬送物である。
中間転写ベルト31のおもて面31aのトナー像は、二次転写電界やニップ圧の作用によって二次転写ニップN2で記録材P上に一括二次転写され、記録材Pの白色と相まってフルカラートナー像となる。二次転写ニップN2を通過した後の中間転写ベルト31のおもて面31aには、記録材Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。転写残トナーは、中間転写ベルト31のおもて面31aに当接している中間ベルトクリーニング装置38によってベルト表面からクリーニングされる。
二次転写ニップN2よりも記録材搬送方向bの下流側には、定着装置90が配設されている。定着装置90には、トナー像が転写された記録材Pが送り込まれる。送り込まれた記録材Pは、熱源を内部に備えた定着ローラ91と加圧ローラ92とが接触する定着ニップに挟まれ、加熱と加圧によって、フルカラートナー像中のトナーが軟化して定着される。定着後の記録材Pは、定着装置90内から排出されて機外へと排出される。
次に転写装置40の構成について詳細に説明する。
図2は転写装置40の構成を示す外観斜視図、図3は転写装置40を軸線方向から見た外観図、図4は転写装置40の主要部の構成を説明する図である。図2の符号Wは、転写装置40の長手方向であり軸線方向である。転写装置40は、二次転写ユニット41と、複数のクリーニングユニットとして第1クリーニングユニット410と、第2クリーニングユニット420と、クリーニング部42を備えている。転写装置40は、二次転写ユニット41と第1クリーニングユニット410とが一体化され、クリーニング部42と第2クリーニングユニット420とが一体化されている。
第1クリーニングユニット410は、第2クリーニングユニット420よりも二次転写ベルト406の回転移動方向上流側に配置されている。第2クリーニングユニット420の上部には、上流側搬送ガイド部材46が二次転写ベルト406(二次転写ニップN2)よりも記録材搬送方向上流側に位置するように設けられている。転写装置40には、下流側搬送ガイド部材47が二次転写ベルト406(二次転写ニップN2)よりも記録材搬送方向下流側に位置するように設けられている。
二次転写ユニット41は、図4に示すように、複数の回転体に巻き掛けられたベルト部材としての二次転写ベルト406を備えている。本実施形態において、複数の回転体は、分離ローラ401と、従動ローラ402、第1ブレード対向ローラ及び張力付与部材を構成するテンションローラ403、第2ブレード対向ローラ404及び二次転写ローラ405とで構成されている。二次転写ベルト406は、これらローラの外周面に巻き掛けられてテンションローラ403によってベルト内側から外側に向かって張力が付与されている。二次転写ベルト406は、駆動ローラとしても機能する。すなわち、二次転写ローラ405は、図2、図3に示すように、その軸405Aの端部に設けられた歯車G1に、駆動源からの駆動力が伝達されることで、図中反時計周り方向に回転駆動され、二次転写ベルト406を図中反時計回り方向に回転移送する。
図4に示すように、分離ローラ401、従動ローラ402、第2ブレード対向ローラ404、二次転写ローラ405は、各ローラの軸線方向に位置する一対の側板409A、409Bに回転可能に支持されている。分離ローラ401、従動ローラ402、第2ブレード対向ローラ404、二次転写ローラ405は、それぞれの軸線が平行になるように、側板409A、409Bに軸受を介して支持されていて、側板409A、409Bに対して位置決めされている。テンションローラ403は軸部403Aを有し、図3に示すように、軸部403Aの両端が一対のホルダ408A、408Bに支持されている。ホルダ408A、408Bは、側板409A、409Bに固定された加圧側板451A、451Bにスライド自在に支持されている。ホルダ408A、408Bのスライド方向は、二次転写ベルト406をベルト内側から外側に向かって移動させる方向である。加圧側板451A、451Bとホルダ408A、408Bとの間には、一端が加圧側板451A、451Bに固定され、他端がホルダ408A、408Bに装着されていて、テンションローラ403に張力を付与する加圧部材となる加圧スプリング452A、452Bが介装されている。このため、テンションローラ403は、二次転写ベルト406を内側から外側に向かって加圧している。第2ブレード対向ローラ404は、テンションローラ403と二次転写ローラ405の間に配置されていて、二次転写ベルト406の裏面406aにその外周面を当接させている。つまり、テンションローラ403は、矢印Cで示す張力付与方向とこれと反対側の方向に変位可能に設けられている。
二次転写ユニット41は、軸線方向にそれぞれ位置し、クリーニング部42に対してクリーニング部42の筐体を構成するユニットフレーム422に移動可能に支持されている。この移動方向は、二次転写裏面ローラ33に対して進退する方向であり、二次転写ニップN2のニップ幅やニップ圧を変更する場合や、中間転写ベルト31に対して二次転写ベルト406を当接、離間する際に移動する方向でもある。
第1クリーニングユニット410は、クリーニング部材である第1クリーニングブレード411を備えている。第1クリーニングブレード411は、その一部である一端411aが二次転写ベルト406の表面406bにテンションローラ403と対向する位置で食い込むように当接している。第2クリーニングユニット420は、クリーニング部材である第2クリーニングブレード421を備えている。第2クリーニングブレード421は、その一部である一端421aが二次転写ベルト406の表面406bに第2ブレード対向ローラ404と対向する位置で食い込むように当接している。
クリーニング部42は、紙粉取り部材としての紙粉取りブラシ43と、潤滑剤塗布部44と、回収部45を備えている。紙粉取りブラシ43は、筒部の外周面にブラシが設けられて構成されていて、二次転写ベルト406の表面406bに接触している。紙粉取りブラシ43は、第1クリーニングユニット410よりも二次転写ベルト406の移動方向上流側に配置されていて、二次転写ベルト406の表面406bに付着した異物の1つである紙粉を主に取り除くものである。紙粉取りブラシ43は、二次転写ベルト406の移動に伴い従動回転するように構成されているが、二次転写ベルト406の移動方向に対してカウンター方向に回転駆動するようにしてもよい。
潤滑剤塗布部44は、第1クリーニングユニット410と第2クリーニングユニット420の間において、潤滑塗布部材である潤滑ブラシ441によって潤滑剤442を二次転写ベルト406の表面406bに供給する周知のものである。
回収部45には、第1クリーニングブレード411と二次転写ベルト406との当接部の下方に配置されていて、紙粉取りブラシ43で取られた紙粉や、第1クリーニングブレード411で掻きとられた転写残トナーが落下して堆積する空間部451を備えている。空間部451の内部には回収部材として廃トナー搬送スクリュ452が設けられていて、空間部451内に堆積した異物(紙粉・トナー)をプリンタ本体100Aに設けられている廃トナータンクへと搬送するように構成されている。
このように、テンションローラ403でテンションを与えられた二次転写ベルト406に対し、第1クリーニングブレード411と第2クリーニングブレード421のような複数のクリーニング部材を用いてクリーニングを行う転写装置40においては、上流側に配置した第1クリーニングブレード411をすり抜けたトナーが下流側に配置した第2クリーニングブレード421で掻き取られるため、クリーニング性が向上する。
図5(a)、(b)を用いて、本実施形態で用いる二次転写ベルト406の構成を説明する。二次転写ベルト406の裏面406における軸線方向(ベルト幅方向)Wの一方の端部406cには、寄り止めガイド502が配置されている。寄り止めガイド502は、ベルト内周長全域に渡って配置されている。寄り止めガイド502と対向する二次転写ベルト406の端部には補強部材として補強テープ貼設されていて、端部の亀裂を防止している。本実施形態において、二次転写ベルト406はポリイミド製のベルト部材を用いている。ベルト部材としてはポリアミドイミドではなく、ナイロンなどでもよい。
図6は、加圧フレーム49の構成を示す。加圧フレーム49は、2次転ユニット41とクリーニング部42とを一体化した状態のものを載せて支持する金属製の基台であり、軸線方向Wにユニット支持板となる加圧台前側板491と加圧台後側板492とが配置されている。加圧台前側板491と加圧台後側板492とは軸線方向Wに延びる連結部493,494で互いに連結されていて、平面形状が長方形状の箱型とされていて、捻れ剛性が高められている。加圧台前側板491はプリンタ本体100Aの前面側に配置され、加圧台後側板492はプリンタ本体100Aの後側に配置されている。加圧台前側板491と加圧台後側板492は、側板409A、409Bよりも軸線方向外側に位置するように形成されている。
加圧台前側板491と加圧台後側板492の一端491a、492aには、軸線方向に延びる支持軸48がそれぞれ貫通して取り付けられて位置決めされている。支持軸48は、プリンタ本体100Aに配置された基部101A、101Bに、その両端48a、48bが回転自在に支持されることで、加圧台回転支点を構成している。本実施形態において、基部101A、101Bとは、プリンタ本体100Aに抜き差し可能に設けられた引き出しユニットのフレーム側板である。引き出しユニットは、2次転写ニップN2近傍でジャムした記録材Pを除去する際の作業性を考慮してプリンタ本体100Aに抜き差し可能に装備される周知の構成である。
支持軸48の端部である両端48a、48bを位置決めする部材は、引出しユニットの側板である基部101A、101Bに限定されるものではなく、例えば中間転写ユニット30の基部となる側板であってもよい。
コイルバネ51A、51Bは、加圧台前側板491と加圧台後側板492の他端491b、492bに一端がそれぞれ取り付けられていて、他端が例えば基部101A、101Bにそれぞれ取り付けられている。
加圧台前側板491の上面491cには、複数の支持部としての位置決め部495A,496Aが形成されている。加圧台側板492の上面42cには、複数の支持部としての位置決め部495B,496Bが形成されている。位置決め部495Aと位置決め部495Bは互いに対向する位置に線対称に形成されている。位置決め部496Aと位置決め部496Bは互いに対向する位置に線対称に形成されている。
位置決め部495Aと位置決め部495Bには、図7に示すように二次転写ユニット41が装着された際に、二次転写ローラ405の軸405Aが位置決めされ、位置決め部496と位置決め部496Bには、分離ローラ401の軸401Aが位置決めされる。分離ローラ401は入口ローラとも称する。
位置決め部495Aは、図8に示すように、上部が放されていて、軸405Aの一方の端部405Aaに装着された玉軸受497Aを上面491cの上方から落とし込んで収納するポケット部として形成されている。位置決め部495Aは、玉軸受497Aの直径とほぼ同等の幅を有している。このため、玉軸受497Aは、位置決め部495Aに収納されることで軸線方向Wと記録材搬送方向bへの位置決めがなされる。
位置決め部496Aは、上面491cから下方に向かってくぼんだ凹部として形成されていて、分離ローラ401の軸401Aの一方の端部401Aaに装着された玉軸受498Aを上方から落とし込む凹部として形成されている。位置決め部496Aは、玉軸受498Aの直径よりも大きな幅を有している。このため、玉軸受498Aは、位置決め部496Aに収納されると、位置決め部496Aの底部496Aaに載置されるとともに、軸線方向Wと記録材搬送方向bと上下方向Zに対して移動可能に保持される。
位置決め部495Bは、図9に示すように、上部が放されていて、軸405Aの他方の端部405Abに装着された玉軸受497Bを上面492cの上方から落とし込んで収納する凹部として形成されている。位置決め部495Bは、玉軸受497Bの直径とほぼ同等の幅を有している。このため、玉軸受497Bは、位置決め部495Bに収納されることで軸線方向Wと記録材搬送方向bへの位置決めがなされる。
位置決め部496Bは、上面491cから下方に向かってくぼんだ凹部として形成されていて、分離ローラ401の軸401Aの他方の端部401Abに装着された玉軸受498Bを上方から落とし込む凹部として形成されている。位置決め部496Bは、玉軸受497Bの直径よりも大きな幅を有している。このため、玉軸受498Bは、位置決め部496に収納されると、位置決め部496Bの底部496Baに載置されるとともに、軸線方向Wと記録材搬送方向bと上下方向Zに対して移動可能に保持される。
すなわち、本実施形態において、二次転写ユニット41を加圧フレーム49に装着する際に、軸405A側を遊びのない様に形成して主基準とし、軸401Aに遊びを持たせた従基準として位置決めを行っている。これは、主基準までにいろいろな部品があると、そのゆがみが蓄積されてしまい、バネ圧にばらつきが発生し易くなるため、部品の積み上げの少ない軸405Aを主基準としている。
上述したように、本実施形態では、弾性を有する中間転写ベルト31と2次転写ベルト406を用いている。このため、弾性ベルトを用いないタイプよりも加圧フレーム49に対する加圧力は高く設定し、その結果、二次転写ニップN2でのニップ圧を高め、表面凹凸の大きい記録材Pに対しても良好な転写を行えるようにしている。
このため、二次転写ユニット41を加圧フレーム49に装着した際のニップ圧の偏差の割合が、加圧力を高めていないタイプと同等であっても、絶対値の差としては大きくなってしまい、ベルト寄り速度が大きくなる傾向となる。なお、弾性を有するベルト部材を使わずに加圧力を高くしない場合でも、二次転写ユニット41を加圧フレーム49に装着する場合には、組み付け誤差などによってベルト寄り速度に変動が生じることがある。
このような二次転写ベルト406のベルト寄り速度が、適正な範囲にある場合には、図10(a)に示すように、二次転写ベルト406に設けた寄り止めガイド502と、寄りガイド部材として二次転写ローラ405の軸405Aの一方の端部405Aaに設けたカラー505の端面505aとの接触状態は良好に保たれる。しかし、ベルト寄り速度が適正範囲外となると、図10(b)に示すように、寄り止めガイド502がカラー505の端部を乗り越えてしまうことがある。このような寄り止めガイド502を備える構成で発生する現象は、ベルト部材である二次転写ベルト406の安定した走行を妨げ、ベルト走行の不安定の一つの要因となる。
図11から図13は、ベルト寄り速度の変動に伴う各種パラメータの変動を示すものである。図11は、二次転写ベルト406の寄り速度とニップ圧の関係を説明する図である。ここでのニップ圧は二次転写ニップN2のものである。図12は二次転写ベルト406の寄り速度と回転体の支持部との関係を説明する図である。ここでの回転体の支持部とは、従基準側となる軸401Aの端部401Aaを支持する位置決め部496Aの位置である。図13は、回転体の支持部を調整した際の、二次転写ベルト406の寄り速度と回転体の支持部との関係を説明する図である。回転体の支持部とは、従基準側となる位置決め部496Aの位置である。
図11は、横軸に2次転写圧前後偏差割合(%)を、縦軸に二次転写ベルト406の寄り速度(μm/mm)とし、寄り速度を変化させて試験した際の試験結果を示す。本実施形態において、寄り速度は、ベルト部材である二次転写ベルト406が1mm駆動によって回転する間に、軸線方向Wに何μm移動するかという単位で表している。
図11によると、圧偏差が大きくなればなるほど、寄り速度は大きくなり、0.4を超えると乗り上げが発生することが確認された。なお、図11は、圧偏差以外の偏差を全て0とした場合のグラフである。例えば二次転写ベルト406に当接する第1クリーニングブレード411や第2クリーニングブレード421の圧偏差や、各ローラの前後位置偏差などは考慮していない。
図12は、横軸に2次転写ユニット41の従基準位置(鉛直上下方向Zで下側がマイナス、上側が+)、縦軸に寄り速度(μm/mm)とし、従基準位置を変化させたときの試験結果を示す。
従基準位置を0.4mm上下にずらすと寄り速度が0.4を超えてしまい乗り上げが発生した。寄り速度にプラスとマイナスがあるのは、プラスが後寄りの場合、マイナスが前寄りの場合である。
図13は、横軸に2次転写ユニット41の従基準位置(鉛直上下方向Zで下側がマイナス、上側が+)、縦軸に寄り速度(μm/mm)とし、従基準位置を変化させたときの試験結果を示す。ただし、ここでは、図12とは異なり、二次転写圧偏差割合を10%以下としている。
このように二次転写圧偏差割合に制限を加えた場合、従基準位置の変更による寄り速度を上下に0.2μm/mm以下とするように従基準位置である軸401Aの端部401Aaを調整すると、乗り上げの発生がしなくなる。つまり、従基準位置を調整することで寄り速度を小さくすることができる。
図14(a)、(b)は、従基準位置を調整する調整部600の一構成例を示す。図14(a)、(b)において、調整部600は、加圧フレーム49の装置手前側に位置する加圧台前側板491に設けられていて、軸401Aの端部401Aaに装着されて、位置決め部496Aによって保持されている玉軸受498Aの位置を調整するものである。玉軸受498Aの位置の調整は上下方向Zである。調整部600は、加圧フレーム49に設けられた軸601を中心として回動自在に支持された調整板602と、調整板602の位置を固定する固定部となる固定ネジ603,604を備えている。つまり、調整部600は、従基準における装置手前側に設けられている。
調整板602は、一端602a側に段差部605が形成されている。段差部605の底部605aは、調整板602を水平状態で固定した場合、位置決め部496Aの水平な底部496Aaと平行になるように形成されている。この水平状態を調整板602の基準位置とする。そして、調整板602を回動させて底部605aが位置決め部496Aの底部496Aaよりも持ち上げる矢印D1方向が図13の+方向であり、調整板602を回動させて底部605aが位置決め部496Aの底部496Aaよりも下がる矢印D2示す方向が図13の−方向である。
軸601を境にして段差部605と反対側に位置する調整板602の他端602b側には、図14(b)に示すように、固定ネジ603,604を挿通するための貫通穴606,607が形成されている。貫通孔606,607の内、軸601から離れて形成された貫通孔は上下方向Zに長い長孔である。調整板602が装着されて固定される加圧台前側板491には、貫通穴606,607と対向する部位にネジ孔608,609が形成されている。調整板602は、調整板602の位置を調整して固定ネジ603,604を貫通穴606,607に挿通してネジ孔608,609に締め込むことで加圧台前側板491に固定される。
調整部600による寄り速度の調整は、最初は調整板602を水平状態(初期位置)に固定して行う。この状態で寄り速度が図13で説明した所定の範囲となる0.2μm/mm以下に収まっていれば問題なしとして調整は不要である。
調整板602が水平状態で寄り速度が0.2μm/mmを超える場合には、作業者は寄り速度を低下させるべく、調整操作を行なう。固定ネジ603,604を緩めて、例えば調整板602をD1方向に0.1mm移動して固定ネジ603,604を締め込んで固定する。そして、この時の寄り速度を測定し0.2μm/mm以下になればそこで調整操作を終える。0.1mm移動しても寄り速度が改善されない場合には、矢印D1方向に調整板602をさらに0.1mm移動したのち、寄り速度を計測する。ここで、寄り速度の値が+の方向に大きくなる傾向の場合には、調整板602を水平状態(初期位置)に対して矢印D2方向に0.1mm移動して固定ネジ603,604を締め込んで固定する。そして、この時の寄り速度を測定し0.2μm/mm以下になればそこで調整操作を終える。
このように、加圧フレーム49に対する二次転写ベルト406のねじれを調整する調整部600を備えることで、寄り速度を調整することができ、ベルト部材である二次転写ベルト406に設けた寄りガイド502が寄りガイド部材であるカラー505に乗り上げることなく安定して回転走行可能とすることができる。つまり、複数の支持部のうちの少なくとも1つの支持部である軸401Aの端部401Aaに装着されて位置決め部497Aによって保持されている玉軸受498Aの位置を調整する調整部600を備えるので、ベルト走行を簡易な方法により安定化させることが可能な転写装置40及び画像形成装置100を提供することができる。
本実施形態のように、ベルト装置が二次転写ベルト406を備えた転写装置40の場合において、二次転写ベルト406が安定して回転することは二次転写ニップN2を通過する記録材Pの搬送の安定性や、中間転写ベルト31に転写されたトナー像の安定した転写と搬送につながる。このため、良好な転写性、すなわち、記録材Pへの調整部600は、プリンタ本体100Aの前面側に配置されているので、プリンタ本体100Aにユニットをセットした状態で、寄り速度を確認しながら簡易に位置調整が可能であり、作業性がよく、また精度も出し易いという効果がある。ベルト走行を安定化させるための調整方法としては、互いに大きさの異なる複数の玉軸受498Aを用意して、ベルト走行が最も安定する玉軸受を選ぶ方法も考えられる。しかし、この場合、複数の玉軸受を軸401Aに対して取り付けたり取外したりする必要があり、調整方法は煩雑になる。また、ベルト走行を安定化させるための別の調整方法としては、切削器具などを用いて位置決め部496Aを少しずつ削っていき、ベルト走行が最も安定したときに切削を終了する方法も考えられる。しかし、この場合も、調整作業は煩雑になる。本実施形態によれば、玉軸受498Aの位置を調整する調整部600を備えるので、上述したような煩雑な作業を要することなく、簡易な方法で位置調整をおこなうことができる。
つまり、本実施形態は、ベルト装置である二次転写ユニット41を加圧フレーム49に装着して支持する際に、軸405Aと軸401Aの両端の4点で支持する構造である。そしてこの4点支持部のうちの少なくとも1つに調整部600を設けて調整可能とすることで、複数の支持部のうちの1つの位置決め部の位置を他の位置決め部の位置に対して調整可能とした。
また、本実施形態において、二次転写ベルト406を巻き掛けた複数の回転体のうち、二次転写ユニット41と加圧フレーム49との位置調整において、軸405Aの両端を主基準とし、軸401Aの両端を従基準としたのは以下の理由のためである。軸406Aを主基準としたのは、二次転写ローラ405と二次転写裏面ローラ33との位置を安定させることで、二次転写ニップN2の安定化を図るためである。一方、軸401Aを従基準としたのは、二次転写ローラ405との間において二次転写ベルト406を巻き掛けられていて、二次転写ニップN2を通過した記録材Pの搬送面を二次転写ベルト406によって形成するとともに、定着装置90に向かって記録材Pを搬送する搬送側に近接配置され、二次転写ニップN2を通過した記録材Pを搬送側へ搬送する掛け渡し部となっているためである。つまり、二次転写ニップN2を通過した記録材Pの搬送の安定を図るためである。
ところで、二次転写ベルト406には、画像濃度調整用のトナー像(トナーパターン)が転写される。このため、二次転写ユニット41には、図15に示すようにトナー像の濃度を検知する濃度検知手段(検知手段)となる濃度センサ701が軸線方向Wに複数並され、かつ二次転写ベルト406と対向するように配置されている。より具体的には、濃度センサ701は、二次転写ベルト406を介して従動ローラ402と対向する位置に配置されている。これは従動ローラ402に巻き掛けられている二次転写ベルト406の部分で、トナーの濃度を検知することで、二次転写ベルト406がバタつくことなく検知することができて検知精度の安定化を図れるためである。画像形成装置内に設けられたコントローラ200は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラック各色のトナーパターンの濃度センサ701による検知結果に基づいて、感光体2Y,2M,2C,2K上に形成するトナー像の濃度を調整する。
調整部600の調整板602によって従基準位置となる分離ローラ401の軸部401Aの一方の端部401Aaを移動させるということは、2次転写ユニット41に対して、他のユニットやフレームから位置決めされている、部材との位置精度が低下する場合が想定される。本実施形態においては、この濃度センサ701と二次転写ベルト406の位置関係がこれに相当する。
このため、本実施形態では、濃度センサ701の位置精度が低下しないような位置決めとしている。すなわち、濃度センサ701は、図16に示すように、支持軸48にその一端702aが揺動可能に支持されたセンサブラケット702に固定されている。支持軸48は、その位置が固定のため、センサブラケット702の回動支点となるとともに、揺動時の主基準となる。支持軸48には、センサブラケット702を従動ローラ402の軸部402Aに向かって付勢するねじりコイルバネ703が巻き着けられている。図1ではねじりコイルバネ703の記載を省略している。
センサブラケット702の他端702bには、軸部402Aと当接(圧接)する突き当て部704A、704Bが図17、図18に示すように軸線方向Wに間隔を空けて形成されている。突き当て部704Aは図17に示すように軸部402Aの一方の端部702Aaに突き当てられ、突き当て部704Bは図18に示すように軸部402Aの他方の端部702Abに突き当てられている。つまり、突き当て部704A、704Bと軸部402Aとの突き当て箇所が従基準とされている。
このように濃度センサ701を設けたセンサブラケット702を従動ローラ402の軸部402Aに突き当てて位置決めするので、調整部600で軸401Aの端部401Aa側の位置調整を行った場合でも濃度センサ701と従動ローラ402の位置精度を保つ効果がある。このことは検知精度の安定化につながる。また、支持軸48を支点として回動するセンサブラケット702は、ねじりコイルバネ703によって軸部402Aに向かって付勢されているので、センサ組み付け時にいちいち持ち上げる必要が無く、作業性の向上を図れる。
なお、濃度センサ701は、二次転写ベルト406の表面であって従動ローラ402に支持されない位置に対向して配置されていてもよい。この場合も、濃度センサ701を支持するセンサブラケット702を二次転写ユニット41に対して位置決めすることにより、濃度センサ701と従動ローラ402の位置精度を保つ効果がある。
なお、濃度センサ701に加えて又は換えて、画像の位置ずれ補正用のトナー像(トナーパターン)を検知するための位置検知センサ(検知手段)を備えてもよい。画像形成装置内に設けられたコントローラ200は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラック各色のトナーパターンの位置検知センサによる検知結果に基づいて、感光体2Y,2M,2C,2K上に形成するトナー像の位置および形成タイミングを調整する。従動ローラ402に巻き掛けられている二次転写ベルト406の部分で、位置ずれ補正用のトナーパターンを検知することで、検知精度の安定化を図ることができる。また、位置検知センサを支持するセンサブラケット702をベルトユニット41に対して位置決めすることにより、位置検知センサと従動ローラ402の位置精度を保つ効果がある。
なお、濃度センサ701は、二次転写ベルト406の表面であって従動ローラ402に支持されない位置に対向して配置されていてもよい。この場合も、濃度センサ701を支持するセンサブラケット702を二次転写ユニット41に対して位置決めすることにより、濃度センサ701と従動ローラ402の位置精度を保つ効果がある。
特許文献1の構成では、本願のコイルバネ相当のバネは転写ユニット内に備えているので、調整部600による調整動作を行なうと、コイルバネのばね長が変化するためニップ圧の偏差が大きく前後方向への転写性のばらつきが発生しやすい。これに対し、本実施形態では、加圧フレーム49を図中矢印cで示す上方(所定の方向)に向かってコイルバネ51A、51Bで付勢することで二次転写ニップN2でのニップ圧を発生されている。つまり、コイルバネ51A、51Bは、二次転写ユニット41の外部に配置されているので、調整部600による調整動作を行っても加圧フレーム49は移動しないので、加圧フレーム49を付勢しているコイルバネ51A、51Bのバネ長が変化しない。このため、捻れ調整前と捻れ調整後においてニップ圧の偏差が少ない。つまり、本実施形態では、加圧機構50は二次転写ユニット41とは、個別に設けられていて、二次転写ユニット41全体を加圧方向に付勢している。このため、二次転写ユニット41内で捻れ調整を行っても、二次転写ベルト406の加圧状態に影響を与えることなく、ローラの捻れによる二次転写ベルト406の捻れを抑制することができ、寄り速度のばらつきを抑えて二次転写ベルト406の寄りを防止することができる。
(別な実施形態)
図19から図27を用いて本発明の別な実施形態について説明する。
上述の実施形態では、ブラケット支持部材は軸としての支持軸48であり、加圧フレーム49とセンサブラケット702を、支持軸48を中心に同軸上に配置して回動可能に支持した構成としたが、本実施形態では、センサブラケットと加圧フレーム49とは、個別に設けた支点軸で回転可能に支持している。つまり、上述の実施形態では、二次転写ベルト406の寄り速度を加圧フレーム49の支点となる支持軸48に対して調整するようにしたが、本実施形態では、二次転写ベルト406(二次転写ユニット41)に対してセンサブラケットの支点位置と寄り速度の双方を調整可能としている。
本実施形態において、二次転写ユニット41と加圧フレーム49の構成は、上述の実施形態と同様であるが、センサブラケットと調整部の構成が異なっている。このため、この相違している部分を中心に、本実施形態の特徴部分について説明する。
本実施形態において、加圧フレーム49は、図19〜図21に示すように、支持軸48で回動可能に支持されている。これに対し濃度センサ701は、支持軸48とは異なる位置で加圧フレーム49に支持されたセンサ支持軸480で回動可能に支持されている。図22(a)、(b)に示すように、軸線方向Wに延びている板状のセンサブラケット802には、複数の濃度センサ701が配置されている。センサブラケット802は一端側802aがセンサ支持軸480に支持されている。センサブラケット802の他端802bには、従動ローラ402の軸部402Aと当接(圧接)する突き当て部804A、804Bが軸線方向Wに間隔を空けて形成されている。突き当て部804A、804Bは、センサブラケット702と同様、軸部402Aの一方の端部402Aaと他方の端部402Abに突き当てられている。つまり、突き当て部804A、804Bと軸部402Aとの突き当て箇所が従基準とされ、センサ支持軸480側が主基準とされている。
本実施形態において、センサブラケット802には支持台805が設けられている。支持台805には、濃度センサ701に空気を送って清掃するためのファン清掃部803が設けられている。ファン清掃部803は、送風ファン806と、送風ファン806で発生した気流を軸線方向Wに向かって案内するためのダクト807が設けられている。本実施形態において、濃度センサ701、センサブラケット802及びファン清掃部803は、センサユニット800を構成している。
次に本実施形態に係る調整部600Aの構成について説明する。調整部600Aは、図21、図23に示すように、加圧フレーム49(二次転写ユニット41)及びセンサユニット800(濃度センサ701)の従基準位置を調整するものである。調整部600Aは、加圧フレーム49の加圧台前側板491に設けられていて、軸401Aの端部401Aaに装着されている玉軸受498Aの位置とセンサ支持軸480の位置を調整するものである。玉軸受498Aとセンサ支持軸480の位置の調整は上下方向Zである。調整部600Aは、加圧台前側板491に設けられた軸601Aを中心として、その一端602Aa側が回動自在に支持された調整板602Aと、調整板602Aの位置を固定する固定部となる複数の固定ネジ603〜605を備えている。
調整板602Aは、その上部602Abに凹部605Aが形成されている。凹部605Aの底部605Aaは、調整板602Aを図25に示すように、水平状態で固定した場合に水平になるように形成されている。この水平状態を調整板602Aの基準位置とする。そして、図26に示すように、調整板602Aを矢印D3方向に回動させると、図13の+方向への移動となり、図27に示すように、調整板602Aを回動させて矢印D4方向に回動させると、図13の−方向への移動となる。図中符号611は、調整板602Aの回動方向への移動をガイドするガイドピンである。ガイドピン611は加圧台前側板491に設けられている。
センサ支持軸480の一端480aは、加圧台前側板491を貫通して調整板602Aに支持されている。センサ支持軸480の他端480bは、加圧台側板492に支持されている。センサ支持軸480の一端480aは、軸601Aを中心に回動する際に加圧台前側板491に対して移動可能とされている。つまり、図26に示すように、一端480aを貫通させるために、加圧台前側板491には穴610が形成されている。この穴610は、支持軸480の一端480aの移動を許容する大きさや形状に形成されている。
調整板602Aの他端602Acには、調整板602Aの移動量を表す移動量表示部620が設けられている。移動量表示部620は、加圧台前側板491に上下方向に目盛りが等間隔で表示された計測部620Aと、調整板602Aの他端602Acに矢印マークとして設けられた指示部620Bを備えていて、調整板602Aの回動時の移動量を目視で確認できるように構成されている。
このように、センサユニット800(濃度センサ701)の回動支点となるセンサ支持軸480は、加圧フレーム49(二次転写ユニット41)の従基準位置を調整する調整板602Aに支持されている。このため、センサ支持軸480と加圧フレーム49の支持軸48とが異なる構成においても、加圧フレーム49(二次転写ユニット41)が支持軸48を中心に移動し、従動ローラ401Aを支持する玉軸受498Aの位置が変化しても、調整板602Aを移動して玉軸受498Aの位置を調整できる。この結果、加圧フレーム49に対する二次転写ユニット41の傾きを調整することができ、二次転写ベルト406の寄り速度を適正な範囲に調整することができる。また、加圧フレーム49(二次転写ユニット41)が回動移動すると、濃度センサ701との位置関係がずれて、濃度センサ701と二次転写ベルト406との煽り角度が変化する。しかし、本実施形態では、調整板602Aにセンサ支持軸480の一端480aが調整板602Aに支持されているので、調整板602Aによる加圧フレーム49(二次転写ユニット41)の移動量に応じてセンサユニット800(濃度センサ701)も移動する。このため、センサユニット800(濃度センサ701)と二次転写ユニット41の二次転写ベルト406の表面406bとの煽り角度が変化することがないので、二次転写ベルト406の表面406bと濃度センサ701との位置関係を高精度に保つことができ、安定したトナー濃度検知を行える。
センサブラケット802は、センサ支持軸480を中心に回転可能に支持されているので、センサブラケット802を簡単な構成で支持することができる。さらに、センサ支持軸480は二次転写ユニット41を支持する加圧フレーム49に取り付けられているので、センサブラケット802と二次転写ユニット41の間の公差を少なくでき、より二次転写ベルト406の表面406bと濃度センサ701との位置関係を高精度に保つことができ、安定したトナー濃度検知を行える。
なお、調整板602Aによる調整は、センサ支持軸480と加圧フレーム49の支持軸48とが異なる構成のものに限定されるものでは無く、図28に示すように、支持軸48でセンサブラケット702と加圧フレーム49(二次転写ベルト406)を同軸上で回動可能に支持する構成に適用してもよい。
上記実施形態では、画像形成装置として、転写部(二次転写ニップN2)で記録材Pを水平方向に搬送するものを用いて説明したが、転写部で記録材Pを上方、下方、斜め上方向あるいは斜め下方向などへ搬送する構成の画像形成装置に本発明は適用することもできる。
上記実施形態では、ベルト装置としてカラー画像形成を行う画像形成装置の二次転写ベルト方式の転写装置40に適用した例を用いて説明したが、ベルト装置の適用は転写装置40に限定されるものではない。例えば、モノクロ画像を形成する画像形成装置に転写装置であって、像担持体と、像担持体に当接して両者の間に転写部を構成し、転写部に記録材を搬送してトナー像を直接記録材に転写する直接転写方式の転写装置に適用することもできる。
上記実施形態では、転写装置40が中間転写ベルト31の下方に位置する構成のため、付勢するコイルバネ51A、51Bによって加圧フレーム49(二次転写ユニット41)が付勢される(所定の方向)cを二次転写ニップN2が形成される上方として説明したが、所定の方向は、この方向に限定するものではなく、転写装置40の位置によって異なる。例えば、転写装置40が中間転写ベルト31の側方に配置されている場合には、所定の方向とは二次転写ニップN2が形成される横方向(右方、左方)である。また、転写装置40が中間転写ベルト31の上方に配置されている場合には、所定の方向とは二次転写ニップN2が形成される下方となる。すなわち、所定の方向とは、加圧フレーム49(二次転写ユニット41)を二次転写ニップN2又は中間転写ベルト31に向かって付勢する方向である。
上記実施形態では、寄り止めガイド(調整板)502を備える装置構成におけるベルト部材の寄り速度の変化について説明したが、ベルト部材の寄り速度の変化は、寄り止めガイドを備えない構成であっても発生する場合が想定されるため、本発明の適用範囲は、寄り止めガイド502を備える装置構成に限定されるものではない。
例えば、以下のような構成の転写装置及び画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。
(1)フランジ部材を備え、フランジ部材にベルトの端面を押し当てて寄りを規制する構成を備えた転写装置及び画像形成装置。この構成では、ベルトの寄り速度が速すぎるとベルトが幅方向による力が強いことにより、ベルトが破損するおそれがある。
(2)ベルトの寄りを光学センサ等により検知し、検知結果にもとづいてベルトを支持するローラを傾け、ベルトの寄りを矯正する構成(いわゆるステアリングコントロール)を備えた転写装置及び画像形成装置。この構成では、ベルトの寄り速度が速すぎるとセンサによる寄りの検知が間に合わなかったり、ローラを傾けてもベルトの寄りを矯正しきれないおそれがある。
(3)ベルトの端部に突き当たるフランジ部材を備え、フランジ部材はベルトの幅方向の寄りに応じてベルト幅方向に移動可能であって、フランジ部材の移動に連動してベルトを支持するローラが傾くようにし、該ローラが傾くことにより、ベルトの幅方向の寄りを矯正する構成を備えた転写装置及び画像形成装置。この構成では、ベルトの寄り速度が速すぎるとベルトが幅方向による力が強いことにより、ベルトが破損するおそれがある。また、ローラが傾いてもベルトの寄りを矯正しきれないおそれがある。
このような(1)〜(3)に記載した装置構成のものに本発明を適用することで、ベルト走行を安定化せることが可能な転写装置及び画像形成装置として提供することができる。さらに、(1)〜(3)に記載した装置構成特有の課題を解決することができる。
本実施形態では、ベルト装置として中間転写ベルト31に当接する二次転写ベルト406を備えた転写装置40を例示したが、ベルト装置の形態としては、二次転写ベルト40を備えたものに限定するものではない。例えば、ベルト部材で構成された転写部材である中間転写ベルト31が像担持体である感光体2Y、2M、2C、2Kに接触して転写ニップ(一次転写ニップ)N1を形成する転写ユニットである中間転写ユニット30に、上記述べた実施形態の構成を適用してもよい。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、画像形成装置としては、プリンタではなく、複写機、ファクシミリ単体、あるいは、複写機、プリンタ、ファクシミリ、スキャナのうちの少なくとも2つの機能を備えた複合機であってもよい。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
2Y、2M、2C、2K 像担持体、転写部材、中間転写体
31 加圧対象、転写部材(中間転写体)
30 転写ユニット
40 ベルト装置
41 ベルトユニット
48 ブラケット支持部、軸
49 フレーム
50 加圧機構
100 画像形成装置
401〜405 複数の回転体
406 ベルト部材、二次転写部材
480 ブラケット支持部材、軸
491 加圧台前側板
495A 1つの支持部
495A、495B 複数の支持部
496A、496B 複数の支持部
600、600A 調整部
602、602A 調整板
701 検知手段
702、802 ブラケット
c 所定の方向
N1 転写ニップ
N2 二次転写ニップ
W 軸線方向
特開2015−007749号公報

Claims (8)

  1. 複数の回転体と、前記複数の回転体に巻き掛けられたベルト部材と、を有するベルトユニットと、
    前記ベルトユニットを複数の支持部で支持するフレームと、
    前記フレームに支持された前記ベルトユニットを所定の方向へ付勢する加圧機構と、
    前記複数の支持部のうちの少なくとも1つの前記支持部の位置を調整する調整部と、を有するベルト装置を具備し、
    像担持体と、
    前記像担持体との間に形成される転写ニップで前記像担持体上のトナー像が転写される転写部材と、を備え、
    前記転写部材が前記ベルト部材である画像形成装置であって、
    前記トナー像を検知する検知手段と、
    前記検知手段が設けられたブラケットと、を有し、
    前記ブラケットが、前記ベルトユニットに位置決めされており、
    前記ブラケットを支持するブラケット支持部材を有し、
    前記調整部は、少なくとも1つの前記支持部の位置と、前記ブラケット支持部材の位置を調整可能である画像形成装置。
  2. 複数の回転体と、前記複数の回転体に巻き掛けられたベルト部材と、を有するベルトユニットと、
    前記ベルトユニットを複数の支持部で支持するフレームと、
    前記フレームに支持された前記ベルトユニットを所定の方向へ付勢する加圧機構と、
    前記フレームに対して前記ベルトユニットの捻れを調整する調整部と、を有するベルト装置を具備し、
    像担持体と、
    前記像担持体との間に形成される転写ニップで前記像担持体上のトナー像が転写される転写部材と、を備え、
    前記転写部材が前記ベルト部材である画像形成装置であって、
    前記トナー像を検知する検知手段と、
    前記検知手段が設けられたブラケットと、を有し、
    前記ブラケットが、前記ベルトユニットに位置決めされており、
    前記ブラケットを支持するブラケット支持部材を有し、
    前記調整部は、少なくとも1つの前記支持部の位置と、前記ブラケット支持部材の位置を調整可能であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記複数の支持部は、主基準と従基準を有し、
    前記調整部は、前記従基準における装置手前側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記像担持体は中間転写体であって、
    前記転写部材は二次転写部材であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記検知手段は、前記複数の回転体のうちの一つの前記回転体に対して、前記ベルト部材を介して対向する位置に配置され、
    前記ブラケットは前記一つの前記回転体の軸に位置決めされていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  6. 前記ブラケット支持部材は軸であり、
    前記ブラケットは、前記軸を中心に回転可能に支持されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  7. 前記軸は、前記ベルトユニットを支持する前記フレームに取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記フレームは、前記軸と異なる位置で回転可能に支持されていることを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成装置。
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