JP6935679B2 - セキュリティボックス - Google Patents

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Description

本発明は、セキュリティボックスに関する。
壁面に固定されるセキュリティ用通信装置(セキュリティボックス)が知られている。セキュリティボックスは、本体と蓋とを有し、本体と蓋とは、ネジで留められる。ネジの受け部は、樹脂で構成されている。
特開2016−126396号公報
セキュリティボックスを小さくしたいというニーズがある。しかしながら、セキュリティボックスを小さくすると、セキュリティボックス内のスペースに余裕が無くなるため、蓋を止める機構(ネジによる結合構造部の大きさ)をなるべく小さくしたい。ここで、樹脂でネジの受け部を作成する構成を採用した場合、ネジの開け閉め回数が増えると、樹脂が磨耗してネジが外れやすくなる問題があった。そこで、市販の汎用のネジやナットを使用し、製造の容易性/コストを満足できる小型の蓋止め機構を提案する。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、セキュリティボックスが提供される。このセキュリティボックスは、蓋と、本体と、を備える。前記蓋と前記本体とのうちの一方である第1部材はn角(nは3以上の整数)のナットを収納するナット収納部を有し、前記蓋と前記本体とのうちの他方である第2部材はネジを支持するネジ支持部を有し、前記ナット収納部は、前記ナットのn個の側面のうちの1つの側面と、前記ナットのネジ穴の向きと平行なn個の辺のうちの前記1つの側面と最も離れた辺と、の最短距離に相当する間隔で設けられた互いに対向する一対の第1固定部であって、それぞれの第1固定部は、前記ナットが収納される収納空間を挟んで対向する他方の第1固定部に向かって突出する凸部を有し、前記凸部の外側から前記収納空間に前記ナットが押し込まれたときに、前記一対の第1固定部の間隔が広がって前記ナットの挿入を可能にするスナップフィット構造を有する一対の第1固定部を備え、前記第2部材は、前記本体に前記蓋が閉められたときに、前記一対の第1固定部の前記収納空間の反対側に嵌合して、前記一対の第1固定部の間隔が広がらないように外側から押さえる押さえ部材を有する。
ネジで留めるときには、ネジの回転によりナットが回転し、一対の第1固定部の間隔を広げるため、ナットが収納空間から外れるおそれがある。この形態によれば、蓋が閉められると、ナットの回転により一対の第1固定部の間隔が広がらないように、第2部材の押さえ部材が押さえるため、一対の第1固定部の間隔が広がらずナットが外れにくい。また、蓋が閉められていない場合には、第1固定部がスナップフィット構造を有し、第2部材の押さえ部材が第1固定部を押さえないため、第1固定部が広がり、ナットをナット収納部に収納しやすい。また、ネジやナットとして市販されている汎用のネジやナットを使用できるので製造が容易でありコストも満足できる。
(2)上記形態において、前記nは偶数であり、前記一対の第1固定部は、前記ナットの二面幅に相当する間隔で設けられていてもよい。
この形態によれば、nが偶数なので、ナットの側面と第1固定部の収納空間側の面とを略平行にでき、ナットを一対の第1固定部によって安定にできる。なお、二面幅の大きさは、n個の側面のうちの1つの側面と、前記ナットのネジ穴の向きと平行なn個の辺のうちの前記1つの側面と最も離れた辺との最短距離と等しい。
(3)上記形態において、前記凸部は、前記収納空間と反対側に、前記収納空間に収納される前の前記ナットを載置するためのナット載置部を備えていてもよい。
この形態によれば、ナットを収納空間に挿入する前のナットをナット載置部に載置できるので、その後ナットを収納挿入し易く、特にナットが小さい場合には、ナットを無くしにくい。
(4)上記形態において、前記ナット載置部は、前記ナットの形状に嵌合する凹形状を有していてもよい。
第1固定部に対しナットの側面が合わせやすくなるので、意図しない向きでナットが固定されることが抑制できる。
(5)上記形態において、前記ナット収納部は、さらに、ネジ穴の方向において、前記収納空間を挟むように設けられた第2固定部を有してもよい。
この形態によれば、ネジを留めるとき、あるいはネジを外すときに、ナットがネジ穴に沿った方向に移動することを抑制できる。
(6)上記形態において、前記一対第1固定部は、前記収納空間と反対側の基部にリブを有してもよい。
この形態によれば、一対の第1固定部は、収納空間と反対側の基部にリブを有しているので、収納空間と反対側に広がりにくい。
(7)上記形態において、前記第1部材は、さらに前記本体に前記蓋が閉められたときに、前記第1固定部とともに前記押さえ部材を挟む第3固定部を有してもよい。
この形態によれば、第3固定部で押さえ部が広がるのを押さえるので、さらにナットを外れ難くできる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、セキュリティボックスの他、セキュリティボックスのネジ止め構造等の形態で実現することができる。
セキュリティボックスの外観を示す説明図である。 セキュリティボックスの蓋を開けたときを示す説明図である。 セキュリティボックスを斜め下方から見た時の外観を示す説明図である。 図3の4−4断面を示す説明図である。 ナットと、ナット収納部の概略構成を示す説明図である。 図5の状態でナットをナット載置部に載置した状態を示す説明図である。 ナットを収納空間に挿入した状態を示す説明図である。 図6と図7の状態を、ネジ穴の方向(y方向)から見た図である。 蓋を開けたときのナット収納部近傍の構成を示す説明図である。 蓋を閉めたときのナット収納部近傍の構成を示す説明図である。 第2実施形態におけるナットと、ナット収納部の概略構成を示す説明図である。 第2実施形態における蓋200を閉めたときのナット収納部105近傍の構成を示す説明図である。
・第1実施形態:
図1は、セキュリティボックス10の外観を示す説明図である。セキュリティボックス10は、認証装置を収納し、例えばドアの近傍の壁20に取り付けられる小型のボックスである。セキュリティボックス10は、本体100と、蓋200とを備えており、蓋200は、カード検知部250を備える。認証を受ける人が、カードをカード検知部250にかざすと、認証が行われ、ドアのロックが解錠される。本実施形態では、セキュリティボックス10は、カードを検知するカード検知部250を備えるが、カード検知部250以外の検知部、例えば指紋や、手のひらや指の静脈を用いたバイオメトリック認証をするための検知部を備えても良い。
図2は、セキュリティボックス10の蓋を開けたときを示す説明図である。図3は、セキュリティボックス10を斜め下方から見た時の外観を示す説明図である。セキュリティボックス10は、下部にネジ300を有し、ネジ300を緩めることで、蓋200を開けて、本体100の内部にアクセスすることができる。本実施形態では、セキュリティボックス10の上側に蓋200を回動させるための支点を設け、蓋200が下から上に開くようになっているが、セキュリティボックス10の左側または右側に蓋200を回動させるための支点を設け、蓋200が左または右に開くようにしてもよい。また、ネジ300を蓋200の上下、または左右、あるいは、蓋200の上下と左右に設け、蓋200が本体100から分離するように構成されていてもよい。
図4は、図3の4−4断面を示す説明図である。本実施形態では、ネジ300は、蓋200の内側に設けられたネジ支持部210によって回転可能に取り付けられている。ネジ支持部210は、例えば樹脂で形成されている。ネジ300は、小さいと無くし易いが、ネジ300がネジ支持部210に取り付けられることで、無くし難くできる。ネジ300としては、市販の汎用のネジが使用可能である。本実施形態のネジ300は、「ボルト」とも呼ぶ。
図5は、ナット310と、ナット収納部105の概略構成を示す説明図である。ナット収納部105は、本体100に形成されており、互いに対向する一対の第1固定部110と、互いに対向する2つの第2固定部120,125とを備える。ナット収納部105は、一対の第1固定部110と、2つの第2固定部120,125とに囲われて形成される収納空間150に、ナット310を収納する。本実施形態においては、ナット310として、大きさが数ミリメートル以下の小さな六角ナットが用いられる。六角ナットであれば、市販の汎用のナットが使用可能である。但し、n角(nは3以上の整数)のナットであればよい。
2つの第1固定部110は、樹脂製の部材であり、ナット310の二面幅に相当する間隔で設けられている。六角ナットの場合、ナット310の側面を、第1固定部110の収納空間150側の面と略平行にできるので、第1固定部110でナット310を安定に保持できる。この点は、nが偶数のn角のナットでも同様である。第1固定部110のそれぞれは、本体100に固定される基部116と、基部116の反対側において、対向する他方の第1固定部110に向かって突出する凸部112を備える。2つの凸部112の頂部間の間隔は、ナット310における二面幅よりも小さい。そのため、凸部112は、収納空間150に収納されたナット310を、z方向に外れ難くする。凸部112の収納空間150と反対側(z方向)には、収納空間150に収納される前のナット310を載置するためのナット載置部114が形成されている。ナット載置部114は、その上にナット310を載置したときに、ナット310が安定するようにナット310の形状と嵌合する凹んだ凹形状を有している。また、ナット310の収納空間150への挿入後に、第1固定部110に対しナット310の側面が合わせやすくなる。ナット載置部114は、凹んだ凹形状の他、収納空間150と反対側に突出する突起によりナット310を挟んで安定化させる形状であっても良い。なお、ナット載置部114は無くても良い。基部116は、収納空間150と反対側にリブ118を備えている。リブ118を備えることで、第1固定部110を広がりにくくできる。ただし、基部116は、リブ118を備えていなくても良い。また、第1固定部110の収納空間150と反対側(x方向の外側)には、第1固定部110が広がることができる空間が空いている。
2つの第2固定部120,125は、樹脂製の部材であり、ナット310におけるネジ穴315の方向(y方向)と垂直な2つの対面の対面間の寸法の間隔で設けられている。2つの第2固定部120,125の間にナット310を嵌め込むことができる。2つの第2固定部120,125は、ネジ300のナット310への挿入時に、ナット310がネジ穴315に沿った方向に移動することを抑制する。第2固定部120,125のz方向の高さは、収納空間150に収納されたナット310のネジ穴315にネジ300が挿入できるように、ネジ穴315のz方向の位置よりも低い。なお、ネジ穴315の方向から見てネジ穴315と重ならない位置においては、第2固定部120,125の高さは、ネジ穴315のz方向の位置よりも高くても良い。なお本実施形態では、2つの第2固定部120,125は、形状が少し異なるため、異なる符号を付しているが、同じ形状としてもよい。
図6は、図5の状態でナット310をナット載置部114に載置した状態を示す説明図である。ナット載置部114が設けられていると、図6に示すように、収納空間150に収納される前のナット310をナット載置部114に一旦載置できるので、その後、ナットを収納空間150に収納しやすい。特に小さいナット310を挿入する場合には、ナット載置部114を備えることが好ましい。挿入前のナット310を安定させることができ、ナット310を無くしにくくできる。
図7は、ナット310を収納空間150に挿入した状態を示す説明図である。ナット310が、凸部112の外側からマイナスのz方向に押され収納空間150に押し込まれると、一対の第1固定部110は、ナット310に押され、収納空間150と反対側(x方向)に変形して一対の第1固定部110の間隔が広がりナット310を収納空間150に収納する。第1固定部110は、ナット310が収納空間150に収納されると、第1固定部110の有する弾性により、間隔が広がった状態から元の状態にもどる。第1固定部110は、元の状態に戻ると、凸部112により、ナット310を外れに難くする。すなわち、第1固定部110は、ナット310を嵌め込んで外れないようにするスナップフィット構造を有する。また、第1固定部110の凸部112の間隔は、ナット310の大きさよりも小さいので、ナット310を外そうとする力が加わらない限り、ナット310は収納空間150から外れない。ナット310を収納空間150からプラスのz方向に移動させると、第1固定部110は、ナット310に押され、収納空間150と反対側(x方向)に広がりナット310を収納空間150から外すことができる。
図8は、図6と図7の状態を、ネジ穴315の方向(y方向)から見た図である。実線がナット310をナット載置部114に載置した図6の状態であり、破線がナット310を収納空間150に収納した図7の状態である。ナット310が収納空間150に挿入されるときに、第1固定部110は、一旦矢印で示す方向(x方向)に広がり、ナット310の収納後、元の状態に戻る。また、第1固定部110が有するスナップフィット構造により収納空間150に収納されたナット310は、凸部112により、収納空間150から外れにくい。
図9は、蓋200を開けたときのナット収納部105近傍の構成を示す説明図である。図10は、蓋200を閉めたときのナット収納部105近傍の構成を示す説明図である。図9、10では、説明の都合上、ネジ300、ネジ支持部210及び手前側の第2固定部120を図示していない。蓋200は、樹脂製の押さえ部材230を有する。押さえ部材230は、2つの第1固定部110をx方向の両側から挟みこむことができる間隔で設けられている。蓋200が閉められると、図10に示すように、第1固定部110を、凸部112の反対側(x方向)から挟むような位置に嵌合する。押さえ部材230は、蓋200が閉められると、本体100の第1固定部110が収納空間150(図5等)と反対側(x方向)に広がらないように、第1固定部110の外側(x方向)から押さえる。押さえ部材230がない場合には、ネジ300の回転でナット310が回転し、第1固定部110をx方向に広げる。その結果、ナット310が、収納空間150から外れてしまうおそれがある。これに対し、押さえ部材230があると、ネジ300をナット310のネジ穴315に挿入するときに、ネジ300の回転でナット310が回転して、第1固定部110をx方向に広げようとしても、押さえ部材230によって、一対の
第1固定部110の間隔は広がらない。そのため、ネジ300を留めるときに、ナット310を収納空間150から外れ難くできる。
蓋200が開けられると、押さえ部材230は、図9に示すように、蓋200とともに移動し、第1固定部110の凸部112と反対側に位置しなくなる。その結果、第1固定部110は、押さえ部材230に押さえられないので、凸部112と反対側(x方向)に広がることが可能となる。図9に示す状態では、第1固定部110は、x方向に広がることができるので、ナット310を取り外すことが可能である。押さえ部材230は、樹脂の他、金属により構成されていても良い。
このように、本実施形態によれば、本体100は、ナット310の二面幅の相当する間隔を開けて互いに対向して配置される一対の第1固定部110を有し、それぞれの第1固定部110は、ナット310が収納される収納空間150の第1固定部の基部116と反対側において対向する第1固定部110に向かって突出する凸部112を有している。第1固定部110は、凸部112の外側からナット310が押し込まれたときに、第1固定部110の間隔が広がってナット310の挿入を可能にするスナップフィット構造を有しているので、ナット310を容易に本体100の収納空間150に収納できる。凸部112は、ナット310が収納空間150に収納された状態で、ナット310を収納空間150から外れ難くする。さらに、本体100に蓋200を閉めると、押さえ部材230が、2つの第1固定部110の収納空間150の反対側に嵌まり、第1固定部110の間隔が広がらないように外側から押さえる。ここで、蓋200を閉めてネジ300をナット310のネジ穴315に挿入して蓋を止めようとするとき、ネジ300の回転によりナット310が回転し、第1固定部110を広げようとする。しかし、本実施形態では、押さえ部材230が、第1固定部110の間隔が広がらないように外側から押さえるので、ナット310を収納空間150から外れ難くできる。
本実施形態によれば、ナット載置部114を備えるので、収納空間150に収納する前のナット310をナット載置部114に載置することで、ナット310を安定させ、その後、ナット310を収納空間150に押し込むことで、ナット310を容易に収納空間150に収納できる。
本実施形態によれば、ネジ穴315の方向において、収納空間150をy方向から挟むように設けられた第2固定部120,125を有する。その結果、ネジ300をナット310に挿入するときに、ナット310がy方向に移動しないように、第2固定部120,125によってナット310を固定できる。
本実施形態によれば、第1固定部110は、収納空間150と反対側の基部116にリブ118を有する。リブ118を備えることで、第1固定部110を広がり難くでき、収納空間150に収納したナット310を外れ難くできる。
・第2実施形態:
図11は、第2実施形態におけるナット310と、ナット収納部105の概略構成を示す説明図である。第1実施形態との違いは、第3固定部130を備える点である、第3固定部130は、第1固定部110の収納空間150と反対側に、第1固定部110と所定の間隔を開けて設けられており、第3固定部130と第1固定部110との間に押さえ部材230(図9)を挿入可能である。
図12は、第2実施形態における蓋200を閉めたときのナット収納部105近傍の構成を示す説明図である。第1実施形態では、ナット310の回転により第1固定部110が広がらないように、押さえ部材230が第1固定部110を外側から押さえた。第2実施形態では、さらに、押さえ部材230が広がらないように、第3固定部130が、押さえ部材230を押さえる。したがって、蓋200を閉めたとき第1実施形態よりもさらに、ナット310を外れ難くできる。なお、蓋200を開けた時には、第1固定部110は、広がることができるため、第1実施形態と同様に、ナット310を収納空間150に容易に嵌め込み、あるいは、ナット310を収納空間150から容易に取り外すことができる。すなわち、本実施形態によれば、蓋200を閉めた状態では、ナット310を外れ難くし、蓋200を開けた状態では、ナット310は収納空間150に嵌め込まれているが、ナット310外そうとすれば容易に外すことができ、ナット310の交換を容易にできる。
上記実施形態では、本体100と蓋200のうち、一方の本体100がナット310を収納するナット収納部105を有する第1部材であり、他方の蓋200がネジ300を支持するネジ支持部210を有する第2部材であるとして説明したが、逆に、本体100がネジ300を支持するネジ支持部210を有する第2部材であり、蓋200がナット310を収納するナット収納部105を有する第1部材であるとして構成してもよい。
上記実施形態では、ナット310がネジ穴315の方向に移動しないように、第2固定部120,125を用いてナット310を固定している。第2固定部120,125を設ける代わりに、第1固定部110のネジ穴315の方向と平行な方向の大きさを、ナット310のネジ穴315の方向と平行な方向の大きさよりも大きくし、第1固定部110に、ナット310をネジ穴315の方向の両側から挟むように収納空間150方向に突出するフランジを設けても良い。フランジによりナット310のネジ穴315に沿った方向への移動を抑制できる。
上記実施形態では、ナット310として六角ナットを用いたが、三角ナット、四角ナット、五角ナット、七角ナットなどのn角ナット(nは3以上の整数)であってもよい。なお、nは偶数であることが好ましい。nが偶数の場合、2つの第1固定部110は、ナット310の二面幅に相当する間隔で設けられているので、ナット310の側面と第1固定部110の収納空間150側の面とは略平行となり、ナット310を一対の第1固定部110で固定しやすい。なお、nが奇数の場合には、2つの第1固定部110は、ナット310のn個の側面のうちの1つの側面と、ナット310のネジ穴315の向きと平行なn個の辺のうちの1つの側面と最も離れた辺との最短距離に相当する間隔で設けられている。こうすれば、ナット310の向きを一定の向きに固定できる。ここで、nが偶数のときのナット310の二面幅は、ナット310のn個の側面のうちの1つの側面と、ナット310のネジ穴315の向きと平行なn個の辺のうちの1つの側面と最も離れた辺との最短距離と等しい。従って、nが奇数、偶数のいずれであっても、一対の第1固定部110は、ナット310のn個の側面のうちの1つの側面と、ナット310のネジ穴315の向きと平行なn個の辺のうちの1つの側面と最も離れた辺と、の最短距離に相当する間隔で設けられていると言える。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…セキュリティボックス
20…壁
100…本体
105…ナット収納部
110…第1固定部
112…凸部
114…ナット載置部
116…基部
118…リブ
120、125…第2固定部
130…第3固定部
150…収納空間
200…蓋
210…ネジ支持部
230…押さえ部材
250…カード検知部
300…ネジ
310…ナット
315…ネジ穴
4−4…断面
x…方向
y…方向
z…方向

Claims (7)

  1. セキュリティボックスであって、
    蓋と、
    本体と、
    を備え、
    前記蓋と前記本体とのうちの一方である第1部材はn角(nは3以上の整数)のナットを収納するナット収納部を有し、
    前記蓋と前記本体とのうちの他方である第2部材はネジを支持するネジ支持部を有し、
    前記ナット収納部は、
    前記ナットのn個の側面のうちの1つの側面と、前記ナットのネジ穴の向きと平行なn個の辺のうちの前記1つの側面と最も離れた辺と、の最短距離に相当する間隔で設けられた互いに対向する一対の第1固定部と、
    前記一対の第1固定部のそれぞれに設けられた一対の凸部であって、前記一対の凸部のうちの一方の凸部は、前記ナットが収納される収納空間を挟んで対向する他方の第1固定部に設けられた他方の凸部に向かって突出し、前記ナットを前記収納空間に収納しているときの前記一対の凸部の間隔が前記最短距離に相当する間隔よりも小さくなっている凸部と、
    を有し、
    前記ナットが前記収納空間に挿入される場合には、前記ナットは、前記凸部の前記ナット収納部の反対側から前記収納空間に前記ナットのネジ穴と垂直な方向に押し込まれ、
    前記ナットが押し込まれるときに、前記一対の第1固定部及び前記一対の凸部の間隔が広がって前記ナットの挿入を可能にするスナップフィット構造を構成し、
    前記第2部材は、前記本体に前記蓋が閉められたときに、前記一対の第1固定部の前記収納空間の反対側に嵌合して、前記一対の第1固定部の間隔が広がらないように外側から押さえる押さえ部材を有する、
    セキュリティボックス。
  2. 請求項1に記載のセキュリティボックスであって、
    前記nは偶数であり、
    前記一対の第1固定部は、前記ナットの二面幅に相当する間隔で設けられている、
    セキュリティボックス。
  3. 請求項1または2に記載のセキュリティボックスであって、
    前記凸部は、前記収納空間と反対側に、前記収納空間に収納される前の前記ナットを載置するためのナット載置部を備える、
    セキュリティボックス。
  4. 請求項3に記載のセキュリティボックスであって、
    前記ナット載置部は、前記ナットの形状に嵌合する凹形状を有している、
    セキュリティボックス。
  5. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載のセキュリティボックスであって、
    前記ナット収納部は、さらに、ネジ穴の方向において、前記収納空間を挟むように設けられた第2固定部を有する、
    セキュリティボックス。
  6. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載のセキュリティボックスにおいて、
    前記一対の第1固定部は、前記収納空間と反対側の基部にリブを有する、
    セキュリティボックス。
  7. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載のセキュリティボックスにおいて、
    前記第1部材は、さらに、前記本体に前記蓋が閉められたときに、前記第1固定部とともに前記押さえ部材を挟む第3固定部を有する、
    セキュリティボックス。
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