JPH0636205Y2 - 錠止機構付ロッカー - Google Patents

錠止機構付ロッカー

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JPH0636205Y2
JPH0636205Y2 JP12705488U JP12705488U JPH0636205Y2 JP H0636205 Y2 JPH0636205 Y2 JP H0636205Y2 JP 12705488 U JP12705488 U JP 12705488U JP 12705488 U JP12705488 U JP 12705488U JP H0636205 Y2 JPH0636205 Y2 JP H0636205Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、物品が収納された場合にのみ施錠することが
できる錠止機構付ロッカーに関するものである。
〔従来の技術〕
現在、ロッカーには、実開昭61−37585号公報などに記
載されているように、内部に物品を格納しなくても閉扉
さえすれば施錠できるロッカーがある。
例えば、第6図に示すように、内部に物品収容空間を有
する本体1の表面に、キーKの差込口を有するシリンダ
錠2が設けられ、本体1に左端を枢着された扉3が閉め
られたときにキーを施錠方向に回動するとシリンダ錠2
に設けられた施錠杆が扉3の左端面に設けられたラッチ
孔に嵌入して扉3が施錠されるようになっている。
シリンダ錠2が施錠されるとキーが抜取可能となり、ロ
ッカー利用者はロッカーに物品を預けたままキーを携帯
して立去ることができる。
開扉されたままで、シリンダ錠2が施錠方向に回動され
るのを防止するため、シリンダ錠2の近傍に施錠阻止片
4が設けられる。
施錠阻止片4は第7図の断面図に示すように、L字状に
屈曲された板材より成り、本体1に設けられた孔5より
出没可能に設けられ、本体1の側壁1aに樹設されたピン
6と施錠阻止片4とに張架されたばね7により本体1の
表面より突出する方向に付勢され、シリンダ錠2のロー
タ8の端部に取付けられた回転板9の回動を阻止する
が、扉3が閉められると、扉3の先端部3a(第6図参
照)が施錠阻止片4を本体1内に出没せしめ、回転板9
が回動可能となりシリンダ錠2が施錠できるようになっ
ている。
なお、第6図において、符号10はロッカーを非常解錠す
るためのマスター錠であり、符号11は扉3の手掛け部で
あり、符号12はガラス窓である。
〔考案が解決しようとする課題〕
以上述べたように、扉3を閉めない限りシリンダ錠2は
施錠できないが、扉3は閉扉方向に付勢されているので
ロッカー内に物品を格納しなくても扉3を閉扉され、シ
リンダ錠2を施錠することができる。
従って、内部に履物を格納するシューズロッカーにおい
て、内部に靴などを格納しないでシリンダ錠2を施錠
し、施錠によって抜き取り可能となったキーを勝手に持
っていくという悪戯などをされることがあった。
かかる問題を解決するために、内部に履物を格納しない
限り施錠できないようにした実開昭63−88136号公報に
記載された技術などがあるが、従来のロッカーに較べて
内部構造が複雑であり製作費が高価となる欠点と、従来
のロッカーと内部構造が大きく相異するため従来のロッ
カーとは全く異なる設計が必要であり、且つ、既設の従
来ロッカーを改造することは容易でない等の欠点があ
る。
本考案は、内部に履物などの物品を格納しないと施錠で
きない錠止機構を備えたロッカーを、安価に提供するこ
とを目的としたものであり、特に、既設の従来のロッカ
ーにも容易に取付可能にしたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本体表面に扉を施錠するシ
リンダ錠と、開扉時に施錠を阻止する施錠阻止片とを有
するロッカーにおいて、扉裏面に物品収容空間に向って
突出するストッパーを設けると共に、物品収容空間の底
面に取付けられる下板と該下板に一端が枢着された上板
との間にばねを装着して上板の他端を上方に付勢する可
動棚を構成し、該可動棚上に物品が載置されていないと
きは上記上板の他端が上記ストッパーに当接して閉扉を
阻止するように構成した。
〔作用〕
上記のように構成された錠止機構付ロッカーの作用は次
のようになる。
(物品が格納されていない場合) 物品収容空間の底面に取付けられた可動棚の上板の上に
は物品が載置されていないため、上板は上方に傾動して
いる。
かかる状態で扉を閉めようとするとストッパーが上板の
端部に当たり、扉は閉められない。
扉が閉められないときには施錠阻止片がシリンダ錠の施
錠を阻止するので、ロッカーは施錠されず、従って、キ
ーを抜取ることはできない。
(物品が格納された場合) 可動棚の上板の上に物品が載置されると、上板はばねに
抗して下方に傾動し、閉扉したときにストッパーが可動
棚の上板に当たらなくなる。
従って、ロッカー内に物品が格納されている限り閉扉可
能となり、閉扉によって施錠阻止片がロッカー本体内に
没入して施錠可能となる。
〔実施例〕
本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。
なお、従来例と同一部品については同一符号を付す。
第1図は内部に物品が格納されていない場合のロッカー
の縦断面図、第2図は内部に物品が格納された場合の縦
断面図、第3図は開扉されたロッカーの斜視図を示す。
第3図において、本体1の表面には、シリンダ錠2及び
施錠阻止片4が設けられることは従来と同様であるが、
本考案では、扉3の裏面にストッパー13が設けられ、ロ
ッカーの物品収容空間14の底面に可動棚15が設けられ
る。
ストッパー13は、平板状の固定部13aと円柱状の突起部1
3bとによって構成され、固定部13aが接着剤による貼着
などの手段で扉3の裏面に固着される。
可動棚15は、第1図に示すように、両端部をそれぞれ略
直角に屈曲して設けられた側壁16aを有する下板16と、
両端部をそれぞれ略直角に屈曲して設けられた側板17a
を有する上板17とを有する。
上板17の巾は下板16の巾よりも広く、上板17を下板16に
被せた後に、側板17a及び側壁16aに設けられた孔に軸18
を貫通する。
軸18は先端に雄ねじ部18aを有し、側板17aより突出した
雄ねじ部18aにナット19が螺合する(第4図参照)。
かくして、上板17は右端が下板16に枢着され、軸18を支
点として傾動可能である。
下板16の内壁面には、両端部に起立壁20aを有するブラ
ケット20が取付けられ、両起立壁20aに貫通する軸21の
両端にそれぞれレバー22の一端が固着され、両レバー22
の他端にばね支持軸23が固着される(第4図参照)。
そして、ばね支持軸23と軸18とにばね24が張架される。
又、下板16の側壁16aには板状のストッパー片16bが設け
られ、上板17の側板17aに取付けられた小ねじ25がスト
ッパー片16bに当って上板17の上方傾動が制限される。
そして、下板16が物品収容空間14の底面26に接着剤など
により取付けられ、上方傾動限にある上板17の端部17d
が扉3のストッパー13に当接する位置にあるので扉3が
閉まらないようになっている。
上板17を上方に付勢するには、第5図に示すように、上
板17と下板16との間にばね27を挿入してもよい。
以上のように構成された錠止機構付ロッカーの作用を説
明する。
(格納物品のない場合) 第1図に示すように、上板17は上方傾動限にあり、上板
17の端部17dはストッパー13の突起部13bに当接する位置
にある。
従って、扉3は閉めることができず、施錠阻止片4はロ
ッカーの本体1表面より突出し、シリンダ錠2の施錠方
向の回動を阻止する位置にあり、シリンダ錠2が施錠さ
れないためキーを抜きとることはできない。
かくして、ロッカー内に履物などの物品を格納しない
で、キーを抜き取って携帯する悪戯などが防止される。
(物品を格納した場合) ロッカー内に履物などの物品Gを格納すると、第2図に
示すように、上板17が軸18を支点としてばね24に抗して
下方に傾動し、上板17の端部17dはストッパー13の突起
部13bの下方に移動し、扉3を閉めてもストッパー13が
上板17に当たらなくなる。
扉3が閉まると、施錠阻止片4が本体1の表面より没入
し、シリンダ錠2が施錠方向に回動可能となるので、シ
リンダ錠2を施錠した後にキーを抜き取ることが可能と
なる。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。
(a)物品を格納しない限り施錠できないため、物品を
格納しないでキーを抜きとる悪戯等が防止できる。
又、従来のロッカーでは、物品を格納しなくても施錠で
きるため、不注意により物品を格納したロッカーの隣り
のロッカーを誤って施錠してしまう虞れがあったが、錠
止機構付ロッカーではかかる誤りを防止する利点もあ
る。
この錠止機構は、簡単な構造をしたストッパーと可動棚
とによって構成され構造が極めて簡単であるので製造費
は極めて廉価である。
又、構造が簡単であり動作が簡単であるため故障は生じ
難く、信頼性が高い。
(b)錠止機構付きのロッカーの本体及び扉などは従来
の設計図,加工設備,治具等をそのまま使用して製作す
ることができる。
又、既設の従来のロッカーにも錠止機構を簡単に取付け
ることができるので、従来のロッカーを容易に錠止機構
付ロッカーに改造することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の実施例を示し、 第1図は物品が格納されていない錠止機構付ロッカーの
縦断面図、 第2図は物品が格納された錠止機構付ロッカーの縦断面
図、 第3図は開扉された錠止機構付ロッカーの斜視図、 第4図は可動棚の要部を示す一部破断斜視図、 第5図は他の実施例を示すロッカーの縦断面図、 第6図はロッカーの正面図、 第7図はシリンダ錠及び施錠阻止片の周辺の断面図であ
る。 1…本体、2…シリンダ錠、3…扉、4…施錠阻止片、
7…ばね、13…ストッパー、13a…固定部、13b…突起
部、14…物品収容空間、15…可動棚、16…下板、17…上
板、17d…端部、22…レバー、24…ばね、G…物品。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に物品収容空間を有する本体の表面
    に、扉を施錠するシリンダ錠と、開扉時に本体表面に突
    出して上記シリンダ錠の施錠を阻止し閉扉時に扉に当接
    して本体表面に没入し施錠を可能とする施錠阻止片とを
    有するロッカーにおいて、扉裏面に上記物品収容空間に
    向って突出するストッパーを設けると共に、上記物品収
    容空間の底面に取付けられる下板と該下板に一端が枢着
    された上板との間にばねを装着して上記上板の他端を上
    方に付勢する可動棚を構成し、該可動棚上に物品が載置
    されていないときは上記上板の他端が上記ストッパーに
    当接して閉扉を阻止するように構成したことを特徴とし
    たロッカー。
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JP2010053522A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Alpha Corp ロッカ装置

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