JP5375734B2 - バスバー中継台 - Google Patents
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Description
前記突出部は前記ナットの側面に全周に亘って設けられている構成としてもよい。このような構成によると、突出部がナットの全周に亘って形成されているため、抜け止め部との当接面積が十分に確保でき、ナットをナット収容凹部内に確実に保持することができる。
本発明の一実施形態について図1乃至図11を参照して説明する。
本実施形態のバスバー中継台は、例えば、電気自動車やハイブリッド車において、図5及び図6に示すように、機器の取付部Pに取り付けられる。そして、図示しない電源装置や図示しないモータから延びるそれぞれのバスバーBを配置し、締結ボルトV(ボルトに相当する)によって共締めされることでそれぞれのバスバーBを電気的に接続する。
バスバー中継台は、合成樹脂製の台本体20と、金属製のナット40と、ナット40を抜け止めする合成樹脂製のリテーナ50とを備える。尚、以下の説明において上下方向とは、本実施形態における図6の上下方向を基準とし、機器の取付部P側を前側とする。
それぞれの取付片22の中央には固定ボルト23が挿通可能な固定ボルト挿通孔24が形成されており、固定ボルト挿通孔24には金属製のカラー25が装着されている。そして、このカラー25に固定ボルト23を挿入して取付部Pの図示しないねじ穴に螺合させることで台本体20が取付部Pに固定されている。
このナット挿入口30は、図1に示すように、突出部26の後方側の側端面に設けられており、その開口方向はナット40に螺合される締結ボルトVの軸方向と直交している。
また、ナット収容室28の下方側には下方開口部に連なるボルト挿通部31(挿通部に相当する)が設けられており、締結ボルトVの先端が台本体20と干渉することを防止する。
一方、突出部26の後方側面には図5、図7及び図8に示すように、ナット挿入口30を塞ぐリテーナ50が装着され、ナット収容室28に挿入されたナット40の脱落を防止する。
この弾性枠片52は、図4及び図7に示すように、突出部26の下面に設けられた一対の係止突起32と係合することで、リテーナ本体51をナット挿入口30の周縁部に当接するように突出部26に固定する。
また、リテーナ本体51には弾性枠片52と直交する態様でナット挿入口30側に向かって延びる一対の位置決めリブ53が形成されている。この位置決めリブ53はリテーナ50を装着する際にナット収容室28の両側に設けられたリブ収容室33に嵌合して挿入されることで、リテーナ本体51をナット挿入口30の所定の位置に案内する。
また、雌ネジ収容部28Aからリテーナ50が装着される突出部26の側面までの間には真っ直ぐに延びる雌ネジ挿入路34がバスバー設置台21に設けられている(図1参照)。この雌ネジ挿入路34はナット40の雌ネジ部41の外径寸法よりも僅かに大きい寸法の通路幅に形成されている。
雌ネジ収容部28Aは雌ネジ挿入路34とは反対側に位置する内面が半円形状をなし、この半円形状部分の内径寸法は雌ネジ部41の外径寸法よりも僅かに大きく、雌ネジ挿入路34の通路幅寸法と同一にしてある。
このフランジ収容部28Bの内側面は回り止め部35とされ、ナット40に締結ボルトVを螺合させるときにフランジ42の角部42Aが当接することでナット40が締結ボルトVにつられて回転しないように規制する。
一方、ナット収容室28にナット40を挿入するためのナット挿入口30は、図1に示すように、雌ネジ挿入路34の側面側の開口部とフランジ収容部28Bの側面側の開口部とが一体となって形成され、雌ネジ挿入路34とフランジ収容部28Bとがナット40よりも僅かに大きいことから、ナット40の側面視形状よりも一回り大きい形状に開口している。
また、塞ぎ部54の先端部は塞ぎ部54の基端側に向かって凹んだ円弧状に形成されており、塞ぎ部54によって雌ネジ挿入路34を塞いだ時には塞ぎ部54の先端部が雌ネジ収容部28Aと共に、ナット40の雌ネジ部41の外周形状よりも一回り大きい略円形状のボルト挿通孔を形成する(図5参照)。
まず、台本体20に設けられたナット収容室28に雌ネジ部41を雌ネジ収容部28Aに、フランジ42をフランジ収容部28Bに対応させるようにしてナット40を嵌合し、ナット40のフランジ42がナット収容室28に完全に収容されるまでナット40を挿入する。
また、ナット収容室28の雌ネジ収容部28Aの上下方向の長さ寸法はフランジ42から上方に延びる雌ネジ部41の長さ寸法よりも小さく設定されていることから、バスバー設置台21のバスバー設置面21Aからはナット40の雌ネジ部41の端面が僅かに突出した状態となっている。
そして、取付部Pに固定された台本体20のバスバー設置台21に二枚のバスバーBを重ねた状態に配置して、締結ボルトVによって共締めする。詳しくは、バスバー設置台21の長辺方向の両側から例えば図示しない電源装置及び図示しないモータから延びるそれぞれのバスバーBをバスバー設置台21のバスバー設置面21Aに沿わせ、バスバー設置台21の中央において二枚のバスバーBを重ねた状態に配置する。尚、このとき、バスバーBはバスバーBに設けられた挿通孔B1とナット40の雌ネジ部41のボルト締結孔41Aとが一続きになるように配置する。
また、ナット40の雌ネジ部41の端面はバスバー設置面21Aから僅かに突出していることから、ナット40とバスバーBとを直接に接触させた共締め状態にすることができ、クリープ現象(合成樹脂に対して長時間強い圧力がかかっていると合成樹脂がゆっくりと変形する性質)に対応させることができる。
更にナット40の側面とナット収容室28の内側面との間には僅かなクリアランスが設けられていることから、締結されたバスバーBに対して大電流が流れてバスバーBが熱膨張し、どちらか一方向にバスバーBが変位する場合においても、ナット40はナット収容室28内おいてバスバーBの延びる方向に対して移動することができるため、バスバー中継台を破損させるようなことはない。
また、台本体20には突出部26の下方側にボルト挿通部31が設けられていることから、突出部26を貫通するような長い寸法の締結ボルトVを使用する場合においても締結ボルトVの先端が台本体20と干渉することを防ぐことができ、締結ボルトVの選定の自由度を高くすることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、ナット40を円筒状の雌ネジ部41と雌ネジ部41の一方の開口縁部から突出するフランジ42とによって構成したが、本発明はこのような態様に制限されるものではなく、例えば、板ナットのボルト締結部分を叩き出すことによって雌ネジ部を形成し、板状の部分を外出突出部とする板ナットによって構成してもよい。
(2)上記実施形態では、雌ネジ部41を円筒形状の構成としたが、本発明はこのような態様に制限されるものではなく、例えば、角筒状に構成してもよい。
(4)上記実施形態では、フランジ収容部28Bの奥行き寸法をナット40のフランジ42の一辺寸法とほぼ同等にして、フランジ収容部28Bが台本体20の側面において開口する構成としたが、本発明はこのような態様に制限されるものではなく、例えば、フランジ収容部28Bを上記実施形態よりも奥深い(前方側の)位置に形成し、台本体20の側面において開口するナット挿入口30からフランジ収容部28Bとの間にナット40の装着時にフランジ40が通過するナット挿入路を設けるような構成としてもよい。
28:ナット収容室
29:抜け止め係合面(軸移動規制部)
30:ナット挿入口
31:ボルト挿通部(挿通部)
35:回り止め部
40:ナット
41:雌ネジ部
42:フランジ(外周突出部)
42A:角部
50:リテーナ
B:バスバー
V:締結ボルト(ボルト)
Claims (4)
- 二枚のバスバーを重ね合わせてボルトによって締結するためのバスバー中継台であって、
合成樹脂製の台本体と、前記ボルトが螺合される雌ネジ部及びこの雌ネジ部の外周から突出する外周突出部を備えたナットと、前記台本体に形成され前記ナットを少なくとも前記バスバーの長手方向に沿う方向に空隙を余しつつ、かつ前記雌ネジ部の端面を前記台本体の表面に露出させた状態で収容するナット収容室と、前記台本体の側部において開口して前記ナットの前記雌ネジ部及び前記外周突出部を通過させることで前記ナット収容室に前記ナットを前記ボルトの軸方向とは交差する方向から挿入可能にするナット挿入口と、前記ナット収容室に設けられ前記ナット挿入口を通して収容された前記ナットを前記外周突出部に係合することで前記ナットの前記軸方向への移動を規制する軸移動規制部と、前記台本体に前記ナット挿入口を塞ぐように装着されて前記ナット収容室に収容された前記ナットを抜け止めするリテーナとを備えたバスバー中継台。 - 前記外周突出部は前記ナットの側面に全周に亘って設けられていることを特徴とする請求項1記載のバスバー中継台。
- 前記外周突出部には角部が設けられ、前記ナット収容室には前記角部と当接することで前記ナットの姿勢を保持する回り止め部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のバスバー中継台。
- 前記台本体には、前記ナット収容室の前記ボルトが挿入される側とは反対側の面に前記ボルトが挿通可能な挿通部が前記台本体を貫通するように設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のバスバー中継台。
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