JP5375734B2 - バスバー中継台 - Google Patents

バスバー中継台 Download PDF

Info

Publication number
JP5375734B2
JP5375734B2 JP2010109312A JP2010109312A JP5375734B2 JP 5375734 B2 JP5375734 B2 JP 5375734B2 JP 2010109312 A JP2010109312 A JP 2010109312A JP 2010109312 A JP2010109312 A JP 2010109312A JP 5375734 B2 JP5375734 B2 JP 5375734B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
bus bar
female screw
bolt
base body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010109312A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011238483A (ja
Inventor
浩二 坂倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2010109312A priority Critical patent/JP5375734B2/ja
Publication of JP2011238483A publication Critical patent/JP2011238483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5375734B2 publication Critical patent/JP5375734B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Description

本発明は、バスバー中継台に関する。
従来、例えば電気自動車において、電源装置側から延びるバスバーとモータ側から延びるバスバーとを連結する端子台として特許文献1に記載のものが公知である。この端子台は合成樹脂製の台本体の両端に設けられたナット収容凹部にそれぞれナットを収容し、各ナットの上方を一枚の中継バスバーの両端部分が蓋をした状態に構成されている。その中継バスバーはカバーなどによって押さえ付けることで端子台に固定されているから、中継バスバーひいては各ナットの脱落は生じない。そして、この端子台の中継バスバーと電源装置及びモータから延びる各バスバーとをボルトによってそれぞれ共締めすることで電源装置とモータとを電気的に接続する。
特開2004−327184号公報
ところが、特許文献1のような構造では二枚のバスバーを電気的に接続するために一枚の中継バスバーと二組のナット及びボルトとを必要とする。そのため、近年ではコストの低減を目的に互いに接続しようとする二枚のバスバーを一つのボルトで共締めして中継用のバスバーを省略する構造が検討されている。
しかしながら、単にボルトナットを一組としつつ中継用のバスバーを省略してしまうと、中継用のバスバーが担っていたナットの上方への抜け止め機能も併せて失われるから、ナット収容凹部からナットが抜け出るといった問題が生じる。だからといって、ナットをナット収容凹部に対して圧入により保持させたり、インサート成型によって保持させるといった構造を採用すると、ナットの位置が固定されるから、バスバーに大電流が流れてバスバーが熱膨張すると、ナット収容凹部に対してナットを変位させる力が加えられる。これが繰り返されると、次第にナット収容凹部内におけるナットの固定にガタつきが生じ、バスバーの締結部の保持が不十分になるといった問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、二枚のバスバーを直接に共締め式に接続できると共に、バスバーの熱膨張にも対応可能なバスバー中継台を提供することを目的とする。
上記の目的を達成する手段として本発明は、二枚のバスバーを重ね合わせてボルトによって締結するためのバスバー中継台であって、合成樹脂製の台本体と、前記ボルトが螺合される雌ネジ部及びこの雌ネジ部の外周から突出する外周突出部を備えたナットと、前記台本体に形成され前記ナットを少なくとも前記バスバーの長手方向に沿う方向に空隙を余しつつ、かつ前記雌ネジ部の端面を前記台本体の表面に露出させた状態で収容するナット収容室と、前記台本体の側部において開口して前記ナットの前記雌ネジ部及び前記外周突出部を通過させることで前記ナット収容室に前記ナットを前記ボルトの軸方向とは交差する方向から挿入可能にするナット挿入口と、前記ナット収容室に設けられ前記ナット挿入口を通して収容された前記ナットを前記外周突出部に係合することで前記ナットの前記軸方向への移動を規制する軸移動規制部と、前記台本体に前記ナット挿入口を塞ぐように装着されて前記ナット収容室に収容された前記ナットを抜け止めするリテーナとを備えているところに特徴を有する。
このような構成のバスバー中継台によると、ナット収容室内のナットは軸移動規制部によって軸方向の移動が規制され、かつ、リテーナによってナット挿入路を通る脱落が規制されるから、バスバー及びボルトを締結する前の状態においてもナットを脱落させることなくナット収容凹部に保持しておくことが可能である。また、バスバーを締結する際にはナット収容室のボルト挿通孔からナットの雌ネジ部の端面が露出する状態となってナットとバスバーとボルトとを直接に接触させて共締めすることができる。更に、ナットはナット収容室にバスバーの長手方向に沿う方向に空隙を余しつつ収容されているから、通電によってバスバーの温度が上昇しても上記空隙によってナットの変位を許容して過剰な熱応力の発生に対応することができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が望ましい。
前記突出部は前記ナットの側面に全周に亘って設けられている構成としてもよい。このような構成によると、突出部がナットの全周に亘って形成されているため、抜け止め部との当接面積が十分に確保でき、ナットをナット収容凹部内に確実に保持することができる。
前記外周突出部には角部が設けられ、前記ナット収容室には前記角部と当接することで前記ナットの姿勢を保持する回り止め部が設けられている構成としてもよい。このような構成によると、ナットにボルトを締結する際にナットがボルト共に連れ回されることがなく、円滑に締め付け作業を実施することができる。
前記台本体には、前記ナット収容室の前記ボルトが挿入される側とは反対側の面に前記ボルトが挿通可能な挿通部が前記台本体を貫通するように設けられている構成としてもよい。このような構成によると、ボルト締結が行われた時に、ボルト先端部が挿通部を通ることでボルト締結の際にボルトと台本体との干渉を防ぐことができる。
本発明によれば、二枚のバスバーを直接に共締め式に接続できると共に、バスバーの熱膨張にも対応できるバスバー中継台を提供することができる。
本実施形態に係るバスバー中継台の分解斜視図 同平面図 同側面図 同底面図 固定部にバスバー中継台を固定した状態を示す平面図 バスバーを締結ボルトによって共締めした状態を示す側面図 同背面図 同底面図 図7のIX−IX線断面図 図5のX−X線断面図 図5のXI−XI線断面図
<実施形態>
本発明の一実施形態について図1乃至図11を参照して説明する。
本実施形態のバスバー中継台は、例えば、電気自動車やハイブリッド車において、図5及び図6に示すように、機器の取付部Pに取り付けられる。そして、図示しない電源装置や図示しないモータから延びるそれぞれのバスバーBを配置し、締結ボルトV(ボルトに相当する)によって共締めされることでそれぞれのバスバーBを電気的に接続する。
バスバー中継台は、合成樹脂製の台本体20と、金属製のナット40と、ナット40を抜け止めする合成樹脂製のリテーナ50とを備える。尚、以下の説明において上下方向とは、本実施形態における図6の上下方向を基準とし、機器の取付部P側を前側とする。
台本体20は図1及び図4に示すように、矩形板状をなすバスバー設置台21と、バスバー設置台21の長辺側の一方の側縁からバスバー設置台21と直交する方向に延びる一対の取付片22とを備えている。また、バスバー設置台21の上面はバスバーBを配置するためのバスバー設置面21Aとされている。
それぞれの取付片22の中央には固定ボルト23が挿通可能な固定ボルト挿通孔24が形成されており、固定ボルト挿通孔24には金属製のカラー25が装着されている。そして、このカラー25に固定ボルト23を挿入して取付部Pの図示しないねじ穴に螺合させることで台本体20が取付部Pに固定されている。
バスバー設置台21には図1及び図11に示すように、バスバー設置面21Aとは反対側となる下面の中央部に箱型状の突出部26が形成されており、この突出部26の両側には補強壁27が設けられている。補強壁27はバスバー設置台21の下面と取付片22の後面とに一体に連なる。
突出部26の内部には図1及び図11に示すように、ナット40を収容するためのナット収容室28が上下及後方側の面を開放して設けられている。このナット収容室28の後方側の開放面にはナット収容室28にナット40を挿入するためのナット挿入口30が設けられている。
このナット挿入口30は、図1に示すように、突出部26の後方側の側端面に設けられており、その開口方向はナット40に螺合される締結ボルトVの軸方向と直交している。
また、ナット収容室28の下方側には下方開口部に連なるボルト挿通部31(挿通部に相当する)が設けられており、締結ボルトVの先端が台本体20と干渉することを防止する。
一方、突出部26の後方側面には図5、図7及び図8に示すように、ナット挿入口30を塞ぐリテーナ50が装着され、ナット収容室28に挿入されたナット40の脱落を防止する。
リテーナ50は、図1乃至図4に示すように、リテーナ本体51が矩形板状をなしており、リテーナ本体51の長辺方向の両端部にはナット挿入口30側に向かって延びる一対の弾性枠片52が設けられている。
この弾性枠片52は、図4及び図7に示すように、突出部26の下面に設けられた一対の係止突起32と係合することで、リテーナ本体51をナット挿入口30の周縁部に当接するように突出部26に固定する。
また、リテーナ本体51には弾性枠片52と直交する態様でナット挿入口30側に向かって延びる一対の位置決めリブ53が形成されている。この位置決めリブ53はリテーナ50を装着する際にナット収容室28の両側に設けられたリブ収容室33に嵌合して挿入されることで、リテーナ本体51をナット挿入口30の所定の位置に案内する。
さて、前記ナット収容室28に収容されるナット40は図1に示すように円筒状をなしてボルト締結孔41Aを形成した雌ネジ部41と、雌ネジ部41の外周面から突出するフランジ42(外周突出部に相当する)とを備えている。フランジ42は雌ネジ部41の全周から突出して形成され、全体として正方形の板状をなし、フランジ42の四隅は角部42Aとされる。
一方、ナット収容室28は、図10及び図11に示すように、雌ネジ部41が収容される雌ネジ収容部28Aとフランジ42が収容されるフランジ収容部28Bとを備えている。雌ネジ収容部28Aは突出部26の上方側に位置してバスバー設置台21のバスバー設置面21Aに開口しており、フランジ収容部28Bは突出部26の下方側に位置して雌ネジ収容部28Aと一体に形成されている。
また、雌ネジ収容部28Aからリテーナ50が装着される突出部26の側面までの間には真っ直ぐに延びる雌ネジ挿入路34がバスバー設置台21に設けられている(図1参照)。この雌ネジ挿入路34はナット40の雌ネジ部41の外径寸法よりも僅かに大きい寸法の通路幅に形成されている。
雌ネジ収容部28Aは雌ネジ挿入路34とは反対側に位置する内面が半円形状をなし、この半円形状部分の内径寸法は雌ネジ部41の外径寸法よりも僅かに大きく、雌ネジ挿入路34の通路幅寸法と同一にしてある。
また、雌ネジ収容部28Aの上下方向の長さ寸法はフランジ42の上面の位置から上方に延びる雌ネジ部41の長さ寸法よりも僅かに短く設定されており、図10及び図11に示すように、ナット40の雌ネジ部41が雌ネジ収容部28Aに挿入された状態では雌ネジ部41の端面が雌ネジ収容部28Aから僅かに上方に突出した状態となる。
一方、フランジ収容部28Bは、図1及び図9に示すように、上方に位置する雌ネジ収容部28A及び下方に位置するボルト挿通部31よりも幅広でリテーナ50が装着される突出部26の側面に開口した形態に設けられ、その形状はナット40のフランジ42に対応して平面視正方形の扁平な直方体状に形成されている。
このフランジ収容部28Bの内側面は回り止め部35とされ、ナット40に締結ボルトVを螺合させるときにフランジ42の角部42Aが当接することでナット40が締結ボルトVにつられて回転しないように規制する。
また、図10及び図11に示すように、フランジ収容部28Bは雌ネジ収容部28Aやボルト挿通部31よりも幅広に形成されていることからフランジ収容部28Bの上下方向に位置する内面はナット40のフランジ42が当接可能な軸移動規制部に相当する抜け止め係合面29とされている。そして、ナット40がナット収容室28に挿入された時にはフランジ42と当接可能な状態となって、ナット40をナット収容室28の上下方向(締結ボルトが挿入される軸方向)に所定寸法以上移動しないように規制する。
また、フランジ収容部28Bのバスバー設置台21の長辺方向に沿う方向の長さ寸法はナット40のフランジ42の幅寸法よりも僅かに大きくに形成されているため、ナット収容室28にナット40が挿入されてリテーナ50が装着された時には、図9に示すように、ナット40のフランジ42の四方に僅かな空隙が形成される。
一方、ナット収容室28にナット40を挿入するためのナット挿入口30は、図1に示すように、雌ネジ挿入路34の側面側の開口部とフランジ収容部28Bの側面側の開口部とが一体となって形成され、雌ネジ挿入路34とフランジ収容部28Bとがナット40よりも僅かに大きいことから、ナット40の側面視形状よりも一回り大きい形状に開口している。
一方、リテーナ50にはリテーナ本体51の突出部26と当接する側の面にリテーナ50が突出部26に装着された時に雌ネジ挿入路34を塞ぐ塞ぎ部54がリテーナ本体51と一体に設けられている。この塞ぎ部54は弾性枠片52と平行な板状をなし、その板圧寸法は雌ネジ収容部28Aの上下方向の長さ寸法とほぼ同一に設定されている。
また、塞ぎ部54の先端部は塞ぎ部54の基端側に向かって凹んだ円弧状に形成されており、塞ぎ部54によって雌ネジ挿入路34を塞いだ時には塞ぎ部54の先端部が雌ネジ収容部28Aと共に、ナット40の雌ネジ部41の外周形状よりも一回り大きい略円形状のボルト挿通孔を形成する(図5参照)。
本実施形態のバスバー中継台は上記のような構造であって、続いてこのバスバー中継台の組み付け手順とバスバーの接続方法を説明し、併せてその作用効果を説明する。
まず、台本体20に設けられたナット収容室28に雌ネジ部41を雌ネジ収容部28Aに、フランジ42をフランジ収容部28Bに対応させるようにしてナット40を嵌合し、ナット40のフランジ42がナット収容室28に完全に収容されるまでナット40を挿入する。
次に、ナット収容室28にナット40を挿入した状態で、リテーナ50の位置決めリブ53をリブ収容室33に嵌合してリテーナ50を突出部26の所定の位置に案内する。そして、リテーナ50が台本体20の突出部26に装着されるときには、リテーナ50の弾性枠片52が突出部26の係止突起32に乗り上げて外方向に撓み変形し、リテーナ50のリテーナ本体51が突出部26の側面と当接したときには弾性枠片52と係止突起32との当接状態が解除され、弾性枠片52が係止突起32に係止される。これにより、リテーナ50が台本体20の突出部26に装着され、ナット40がナット挿入口30から脱落しないように抜け止めされる。尚、このとき、ナット40のフランジ42はフランジ収容部28B内において、抜け止め係合面29と当接可能な状態になっているため、ナット40はナット収容室28において締結ボルトVが挿入される軸方向に対して抜け止めされた状態に保持される。
また、ナット収容室28の雌ネジ収容部28Aの上下方向の長さ寸法はフランジ42から上方に延びる雌ネジ部41の長さ寸法よりも小さく設定されていることから、バスバー設置台21のバスバー設置面21Aからはナット40の雌ネジ部41の端面が僅かに突出した状態となっている。
次に、このようにして組み立てたバスバー中継台を機器の取付部Pに配置し、固定ボルト23によって固定する。詳しくは、台本体20に設けられた取付片22の固定ボルト挿通孔24のカラー25に固定ボルト23を挿通し、図示しない機器の取付部Pに固定ボルト23を螺合させることでバスバー中継台を取付部Pに固定する。
そして、取付部Pに固定された台本体20のバスバー設置台21に二枚のバスバーBを重ねた状態に配置して、締結ボルトVによって共締めする。詳しくは、バスバー設置台21の長辺方向の両側から例えば図示しない電源装置及び図示しないモータから延びるそれぞれのバスバーBをバスバー設置台21のバスバー設置面21Aに沿わせ、バスバー設置台21の中央において二枚のバスバーBを重ねた状態に配置する。尚、このとき、バスバーBはバスバーBに設けられた挿通孔B1とナット40の雌ネジ部41のボルト締結孔41Aとが一続きになるように配置する。
続いて、上方から締結ボルトVをバスバーBの挿通孔B1に貫通させ、台本体20に収容されたナット40のボルト締結孔41Aに締結ボルトVを螺合させる。このとき、ナット40は締結ボルトVにつられて回転し始めるが、フランジ42の角部42Aがフランジ収容部28Bの回り止め部35と当接することでナット40の回転が規制され、ナット40に対して締結ボルトVを正常に螺合させることができる。これにより、二枚のバスバーBはナット40と締結ボルトVとによって共締めされ、互いのバスバーBは電気的に接続された状態に締結される。尚、ナット40の雌ネジ部41の端面はバスバー設置台21のバスバー設置面21Aから僅かに突出していることから、図10及び図11に示すように、バスバー設置面21Aに配置されたバスバーBはナット40の雌ネジ部41と当接した状態で締結される。
以上説明したように、本実施形態のバスバー中継台は従来型のものに比べて中継バスバーを省くと共に、ボルト及びナットを一組に削減することでコスト削減することができる。また、ナット40のフランジ42をフランジ収容部28B内に保持することで、ナット40の上下方向(締結ボルトの軸方向)への脱落を防止することができる。
また、ナット40の雌ネジ部41の端面はバスバー設置面21Aから僅かに突出していることから、ナット40とバスバーBとを直接に接触させた共締め状態にすることができ、クリープ現象(合成樹脂に対して長時間強い圧力がかかっていると合成樹脂がゆっくりと変形する性質)に対応させることができる。
更にナット40の側面とナット収容室28の内側面との間には僅かなクリアランスが設けられていることから、締結されたバスバーBに対して大電流が流れてバスバーBが熱膨張し、どちらか一方向にバスバーBが変位する場合においても、ナット40はナット収容室28内おいてバスバーBの延びる方向に対して移動することができるため、バスバー中継台を破損させるようなことはない。
また、台本体20には突出部26の下方側にボルト挿通部31が設けられていることから、突出部26を貫通するような長い寸法の締結ボルトVを使用する場合においても締結ボルトVの先端が台本体20と干渉することを防ぐことができ、締結ボルトVの選定の自由度を高くすることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、ナット40を円筒状の雌ネジ部41と雌ネジ部41の一方の開口縁部から突出するフランジ42とによって構成したが、本発明はこのような態様に制限されるものではなく、例えば、板ナットのボルト締結部分を叩き出すことによって雌ネジ部を形成し、板状の部分を外出突出部とする板ナットによって構成してもよい。
(2)上記実施形態では、雌ネジ部41を円筒形状の構成としたが、本発明はこのような態様に制限されるものではなく、例えば、角筒状に構成してもよい。
(3)上記実施形態では、フランジ42を雌ネジ部41の外周面から全周に亘って突出したフランジ状に構成したが、本発明はこのような態様に制限されるものではなく、例えば、フランジ42を雌ネジ部41の外周面の一部から突出した形状に構成してもよい。
(4)上記実施形態では、フランジ収容部28Bの奥行き寸法をナット40のフランジ42の一辺寸法とほぼ同等にして、フランジ収容部28Bが台本体20の側面において開口する構成としたが、本発明はこのような態様に制限されるものではなく、例えば、フランジ収容部28Bを上記実施形態よりも奥深い(前方側の)位置に形成し、台本体20の側面において開口するナット挿入口30からフランジ収容部28Bとの間にナット40の装着時にフランジ40が通過するナット挿入路を設けるような構成としてもよい。
20:台本体
28:ナット収容室
29:抜け止め係合面(軸移動規制部)
30:ナット挿入口
31:ボルト挿通部(挿通部)
35:回り止め部
40:ナット
41:雌ネジ部
42:フランジ(外周突出部)
42A:角部
50:リテーナ
B:バスバー
V:締結ボルト(ボルト)

Claims (4)

  1. 二枚のバスバーを重ね合わせてボルトによって締結するためのバスバー中継台であって、
    合成樹脂製の台本体と、前記ボルトが螺合される雌ネジ部及びこの雌ネジ部の外周から突出する外周突出部を備えたナットと、前記台本体に形成され前記ナットを少なくとも前記バスバーの長手方向に沿う方向に空隙を余しつつ、かつ前記雌ネジ部の端面を前記台本体の表面に露出させた状態で収容するナット収容室と、前記台本体の側部において開口して前記ナットの前記雌ネジ部及び前記外周突出部を通過させることで前記ナット収容室に前記ナットを前記ボルトの軸方向とは交差する方向から挿入可能にするナット挿入口と、前記ナット収容室に設けられ前記ナット挿入口を通して収容された前記ナットを前記外周突出部に係合することで前記ナットの前記軸方向への移動を規制する軸移動規制部と、前記台本体に前記ナット挿入口を塞ぐように装着されて前記ナット収容室に収容された前記ナットを抜け止めするリテーナとを備えたバスバー中継台。
  2. 前記外周突出部は前記ナットの側面に全周に亘って設けられていることを特徴とする請求項1記載のバスバー中継台。
  3. 前記外周突出部には角部が設けられ、前記ナット収容室には前記角部と当接することで前記ナットの姿勢を保持する回り止め部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のバスバー中継台。
  4. 前記台本体には、前記ナット収容室の前記ボルトが挿入される側とは反対側の面に前記ボルトが挿通可能な挿通部が前記台本体を貫通するように設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のバスバー中継台。
JP2010109312A 2010-05-11 2010-05-11 バスバー中継台 Expired - Fee Related JP5375734B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010109312A JP5375734B2 (ja) 2010-05-11 2010-05-11 バスバー中継台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010109312A JP5375734B2 (ja) 2010-05-11 2010-05-11 バスバー中継台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011238483A JP2011238483A (ja) 2011-11-24
JP5375734B2 true JP5375734B2 (ja) 2013-12-25

Family

ID=45326244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010109312A Expired - Fee Related JP5375734B2 (ja) 2010-05-11 2010-05-11 バスバー中継台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5375734B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014081039A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Tokai Rika Co Ltd ナット及び樹脂成形品
JP5847131B2 (ja) * 2013-07-09 2016-01-20 古河電気工業株式会社 コネクタ
KR101787655B1 (ko) * 2016-01-15 2017-10-19 김원기 분전반용 부스바 고정 받침대
JP6935679B2 (ja) * 2017-03-30 2021-09-15 株式会社デンソーウェーブ セキュリティボックス
CN107896456B (zh) * 2017-12-18 2023-05-16 无锡优耐特能源科技有限公司 一种应用***式螺母的机柜安装梁
US11283212B2 (en) 2018-04-26 2022-03-22 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connector

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11144783A (ja) * 1997-11-07 1999-05-28 Yazaki Corp 端子台の端子廻り止め構造
JP2001231131A (ja) * 2000-02-17 2001-08-24 Yazaki Corp 電気接続箱
JP3846849B2 (ja) * 2001-03-13 2006-11-15 株式会社オートネットワーク技術研究所 端子接続装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011238483A (ja) 2011-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5375734B2 (ja) バスバー中継台
JP5046043B2 (ja) コネクタ
JP5294084B2 (ja) スタッドボルト組立体及びスタッドボルト組立体を備えた電気接続箱
JP5733573B2 (ja) 機器用コネクタ
WO2016084760A1 (ja) 配線モジュール
JP5418522B2 (ja) 電池接続アセンブリ及び電池モジュール
WO2011142201A1 (ja) カバー部材及び該カバー部材を備えた電源装置
JP2010102954A (ja) 電気接続箱
JP6089105B2 (ja) バッテリーセンサの位置決め具、これを備えるバッテリーセンサアッセンブリ、及びバッテリーセンサ
JP2004327185A (ja) 端子台
WO2013008558A1 (ja) 電池配線モジュール
US20180316142A1 (en) Case closing structure
JP5207536B2 (ja) 電気接続箱
WO2020022273A1 (ja) 電池ユニット
JP6356257B2 (ja) プラグ式コネクタのためのハウジング
JPWO2014142245A1 (ja) 電子部品の組付構造及び電気接続箱
WO2013183559A1 (ja) 配線モジュール
JP5299699B2 (ja) 電気接続箱
JP5648610B2 (ja) 電池配線モジュール
JP6521386B2 (ja) 基板ユニット
JP6135343B2 (ja) 配線モジュール及び蓄電モジュール
JP2007104815A (ja) 箱体固定構造
JP6460037B2 (ja) 電気接続箱
JP6327462B2 (ja) コネクタ装置
JP2009089530A (ja) 電気接続箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5375734

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees