JP6934340B2 - 電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品に関し、圧電基板を有する電子部品に関する。
支持基板の上面に圧電基板が接合された接合基板を用いることで、周波数温度特性が改善された弾性波デバイスが知られている(例えば、特許文献1)。また、圧電基板が支持基板の上面の一部に接合しかつ配線が支持基板の上面の圧電基板が接合されていない領域から圧電基板上に延在した構成において、圧電基板の側面を傾斜面とすることで配線の断線を抑制することが知られている(例えば、特許文献2)。
特開2004−343359号公報 特開2013−21387号公報
支持基板に圧電基板が接続された接合基板と他の基板とをバンプを用い実装するときに、圧電基板に応力が加わる。このため、圧電基板にクラックが導入される等の圧電基板の破損が生じることがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、圧電基板に加わる圧力を抑制することを目的とする。
本発明は、第1貫通電極が埋め込まれた第1貫通孔を有する支持基板と、前記第1貫通孔が露出する開口を有し、前記支持基板上に接合された圧電基板と、平面視において前記第1貫通孔に重なり、前記開口内において前記第1貫通電極に接続された第1バンプと、空隙を介し前記圧電基板に対向するように、前記第1バンプを介し前記圧電基板上に実装されたデバイスチップと、を具備する電子部品である。
上記構成において、前記第1バンプは前記圧電基板と接触しない構成とすることができる。
上記構成において、前記第1貫通電極と前記第1バンプとの接合領域は、前記支持基板と前記圧電基板との接合領域より前記デバイスチップから遠く、前記第1バンプの一部は、前記第1貫通孔に埋め込まれている構成とすることができる。
上記構成において、前記空隙を介し前記圧電基板に対向するように前記デバイスチップに設けられ、前記第1貫通電極と前記第1バンプを介し電気的に接続された機能素子を具備する構成とすることができる。
上記構成において、前記支持基板および前記圧電基板は、第2貫通電極が埋め込まれた第2貫通孔を有し、前記電子部品は、前記圧電基板に設けられ前記第2貫通孔に接続された配線と、平面視において前記第2貫通孔と重ならず前記配線と重なり前記配線と接続された第2バンプを具備し、前記デバイスチップは前記第1バンプおよび前記第2バンプを介し前記圧電基板上に実装されている構成とすることができる。
上記構成において、前記空隙を介し前記デバイスチップに対向するように前記圧電基板に設けられ、前記第2貫通電極と電気的に接続された弾性波素子を具備する構成とすることができる。
上記構成において、前記圧電基板は、タンタル酸リチウム基板またはニオブ酸リチウム基板である構成とすることができる。
本発明によれば、基板の歪を抑制しかつ放熱性を高めることができる。
図1(a)は、実施例1に係る電子部品の断面図、図1(b)は、図1(a)のA−A断面図である。 図2(a)は、機能素子12の平面図、図2(b)は機能素子22の断面図である。 図3は、実施例1における貫通電極16aおよびバンプ28a付近の拡大図である。 図4(a)から図4(d)は、実施例1に係る電子部品の製造方法を示す断面図(その1)である。 図5(a)から図5(c)、実施例1に係る電子部品の製造方法を示す断面図(その2)である。 図6(a)から図6(c)、実施例1に係る電子部品の製造方法を示す断面図(その3)である。 図7は、比較例1に係る電子部品の断面図である。 図8は、実施例1の変形例1に係る電子部品の断面図である。 図9は、実施例1の変形例2に係る電子部品の断面図である。
以下、図面を参照し本発明の実施例について説明する。
図1(a)は、実施例1に係る電子部品の断面図、図1(b)は、図1(a)のA−A断面図である。基板10の面方向をX方向およびY方向、基板20の厚さ方向をZ方向とする。図1(a)および図1(b)に示すように、基板10は支持基板10aと圧電基板10bとを有する。支持基板10aは例えばサファイア基板、アルミナ基板、スピネル基板、水晶基板またはシリコン基板である。圧電基板10bは、例えばタンタルリチウム基板またはニオブ酸リチウム基板である。圧電基板10bは支持基板10aの上面に接合されている。支持基板10aの線熱膨張係数は圧電基板10bより小さい。
基板10の上面に機能素子12および金属層14bが設けられている。金属層14bは、貫通電極16aとバンプ28bと機能素子12を接続する配線である。基板10の下面に端子18aおよび18bが設けられている。端子18aおよび18bは、機能素子12および22を外部と接続するためのフットパッドである。支持基板10aを貫通する貫通孔15aおよび圧電基板10bを貫通する開口15cが形成されている。貫通孔15aは開口15cと重なり、貫通孔15aは開口15cより小さい。
右側の貫通電極16aは貫通孔15aの一部に埋め込まれている。開口15cの側面、開口15cから露出する支持基板10aの上面、貫通孔15aの上部の側面、貫通孔15aから露出する貫通電極16aの上面に金属層14aが設けられている。金属層14aは、貫通電極16aおよびバンプ28aが接続するパッドである。貫通電極16aは金属層14aと端子18aとを電気的に接続する。
左側の貫通電極16bは貫通孔15aおよび開口15cにより形成される貫通孔15bに埋め込まれている。貫通電極16bの上面と圧電基板10bの上面は平坦である。貫通電極16bの上面は金属層14bに接触している。貫通電極16bは、金属層14bと端子18bとを電気的に接続する。
基板10の外縁において圧電基板10bが除去され、支持基板10a上に環状金属層32が設けられている。金属層14a、14b、貫通電極16a、16b、端子18a、18bおよび環状金属層32は、例えば銅層、アルミニウム層または金層等の金属層である。環状金属層32上に環状電極34が設けられている。環状電極34は、ニッケル層、銅層、アルミニウム層または金層等の金属層である。
基板20の下面に機能素子22および金属層24が設けられている。金属層24は、配線およびパッドである。基板20は、例えばシリコン基板、ガラス基板、サファイア基板、アルミナ基板、スピネル基板または水晶基板等の絶縁基板または半導体基板である。金属層24は例えば銅層、アルミニウム層または金層等の金属層である。基板20はバンプ28aおよび28bを介し基板10にフリップチップ実装(フェースダウン実装)されている。バンプ28aおよび28bは、例えば金バンプ、半田バンプまたは銅バンプである。バンプ28aは貫通孔15aの上部内に埋め込まれ、金属層14aを介し貫通電極16aと接続される。バンプ28bは、平面視において貫通電極16bと重ならない領域において金属層14bと接合する。
基板10上に基板20を囲むように封止部30が設けられている。封止部30は、半田等の金属または樹脂である。封止部30は、環状電極34に接合されている。環状金属層32と封止部30との接合性がよい場合には環状電極34はなくてもよい。基板20の上面および封止部30の上面に平板状のリッド36が設けられている。リッド36は例えばコバール板等の金属板または絶縁板である。リッド36および封止部30を覆うように保護膜38が設けられている。保護膜38はニッケル膜等の金属膜または絶縁膜である。基板10の上面は封止部30で覆われていてもよい。リッド36は設けられてなくてもよい。
機能素子12は空隙26を介し基板20に対向している。機能素子22は空隙26を介し圧電基板10bに対向している。機能素子12および22は、封止部30、基板10、基板20およびリッド36により封止される。バンプ28aおよび28bは空隙26に囲まれている。
端子18aは貫通電極16a、金属層14a、バンプ28aおよび金属層24を介し機能素子12と電気的に接続されている。端子18bは、貫通電極16b、金属層14bを介し機能素子12と電気的に接続し、さらにバンプ28bおよび金属層24を介し機能素子22に電気的に接続されている。
図2(a)は、機能素子12の平面図、図2(b)は機能素子22の断面図である。図2(a)に示すように、機能素子12は弾性表面波共振器である。基板10上にIDT(Interdigital Transducer)40と反射器42が形成されている。IDT40は、互いに対向する1対の櫛型電極40aを有する。櫛型電極40aは、複数の電極指40bと複数の電極指40bを接続するバスバー40cとを有する。反射器42は、IDT40の両側に設けられている。IDT40が圧電基板10bに弾性表面波を励振する。IDT40および反射器42は例えばアルミニウム膜または銅膜により形成される。
図2(b)に示すように、機能素子22は圧電薄膜共振器である。基板20上に圧電膜46が設けられている。圧電膜46を挟むように下部電極44および上部電極48が設けられている。下部電極44と基板20との間に空隙45が形成されている。下部電極44および上部電極48は圧電膜46内に、厚み縦振動モードの弾性波を励振する。下部電極44および上部電極48は例えばルテニウム膜等の金属膜である、圧電膜46は例えば窒化アルミニウム膜である。基板20は絶縁基板または半導体基板である。
機能素子12および22は、弾性波を励振する電極を含む。このため、弾性波を制限しないように、機能素子12および22は空隙26に覆われている。
図3は、実施例1における貫通電極16aおよびバンプ28a付近の拡大図である。図3では、実施例1の一例を示す。支持基板10aはサファイア基板であり、圧電基板10bは42°回転YカットX伝搬チタン酸リチウム基板である。端子18aは、基板10側からチタン膜18c、銅膜18d、ニッケル膜18eおよび金膜18fである。貫通電極16aは、外側からシード層17aおよびメッキ層17bである。シード層17aはチタン層および銅層であり、メッキ層17bは銅層である。
金属層14aと圧電基板10b、支持基板10aおよび貫通電極16aとの間にはバリア層17が設けられている。バリア層17はタンタル膜である、金属層14aは金層である。環状金属層32は、外側からシード層32aおよびメッキ層32bである。シード層17aはチタン層および銅層であり、メッキ層17bは銅層である。環状電極34は、基板10側からチタン層34a、ニッケル層34bおよび金層34cである。バンプ28aは金バンプである。金属層24は金層である。封止部30は、錫銀半田である。金層34cは錫銀半田の濡れ性がよいため、封止部30は金層34cと接合する。
貫通電極16aとバンプ28aとが同じ金属である場合、金属層14aおよびバリア層17は設けなくともよい。貫通電極16aとバンプ28aとが異なる金属である場合、貫通電極16aとバンプ28aとの原子の相互拡散を抑制するバリア層17を設けることが好ましい。バリア層17とバンプ28aとの接合強度を大きくするため、バンプ28aと同じ金属からなる金属層14aを設けることが好ましい。
圧電基板10bの厚さL2および支持基板10aの厚さL1は、例えば20μmおよび100μmである。貫通孔15aおよび15bの幅W1(例えば直径)は例えば40μmである。開口15cの幅W2(例えば直径は)例えば70μmである。開口15cから露出する支持基板10aの上面の幅W3は例えば5μmである。支持基板10aの上面と貫通電極16aの上面との距離L3は例えば33μmから50μmである。貫通孔15aの側面と支持基板10aの下面のなす角度θ1は例えば80°から85°である。開口15cの側面と圧電基板10bの下面とのなす角度θ2は例えば60°から70°である。圧電基板10bの上面と金属層24の下面との距離L4は例えば10μm以上であり、例えば20μmから30μmである。
[実施例1の製造方法]
図4(a)から図6(c)は、実施例1に係る電子部品の製造方法を示す断面図である。図4(a)に示すように、支持基板10aの上面に圧電基板10bの下面を接合する。支持基板10aと圧電基板10bとは数nmのアモルファス層等を介し直接接合されていてもよいし、接着剤等により接合されていてもよい。
図4(b)に示すように、圧電基板10bをエッチングし開口15cを形成する。図4(c)に示すように、開口15c内の支持基板10aに貫通孔15aを形成する。この時点では貫通孔15aは支持基板10aを貫通していない。貫通孔15aは例えばレーザ光照射により形成する。
図4(d)に示すように、スパッタリング法を用い例えば貫通孔15aの内面、開口15cの内面および圧電基板10bの上面にシード層17aおよび32a(図3参照)を形成する。シード層に電流を流すことで、メッキ層17bおよび32b(図3参照)を形成する。CMP(Chemical Mechanical Polishing)法を用い貫通電極16a、16bおよび環状金属層32と圧電基板10bの上面を平坦化する。これにより、貫通孔15aおよび開口15cに埋め込まれた貫通電極16a、16bおよび環状金属層32が形成される。
図5(a)に示すように、圧電基板10b上に開口52を有するマスク層50を形成する。開口52は貫通電極16a上に形成する。マスク層50をマスクに貫通電極16aの上部をエッチングする。図5(b)に示すように、貫通孔15aの上部、開口15c内および貫通電極16aの上面にバリア層17を形成する。また、貫通電極16b上にバリア層17を形成する。バリア層17は真空蒸着法およびリフトオフ法を用い形成する。図5(c)に示すように、圧電基板10b上に機能素子12を形成する。
図6(a)に示すように、圧電基板10b上に開口56を有するマスク層54を形成する。真空蒸着法を用い金属層14aおよび14bを形成する。リフトオフすることで、貫通孔15aおよび開口15c内のバリア層17上に金属層14aを、貫通電極16b上のバリア層17上に金属層14bを形成する。図6(a)以降では、バリア層17の図示を省略する。図6(b)に示すように、基板20の外縁に真空蒸着法およびリフトオフ法を用い環状電極34を形成する。
図6(c)に示すように、基板10上に基板20をフリップチップ実装する。バンプ28aは例えばメッキ法を用い形成した金バンプである。このため、バンプ28aの断面は例えば矩形であり、バンプ28aの高さは幅より大きい。バンプ28aの下部は貫通孔15a内に埋め込まれる。これにより、バンプ28aは横方向に応力が加わり、バンプ28aと基板10との接合が強固となる。バンプ28bは、面積が大きいため金属層14bと強固に接合する。バンプ28aは、スタッドバンプでもよい。バンプ28aの高さを確保するため、バンプ28aはスタッドバンプを複数積層してもよい。
その後、支持基板10aの下面をCMP法等を用い研磨する。これにより、貫通電極16aおよび16bが支持基板10aの下面に露出する。貫通電極16aおよび16bにそれぞれ接触する端子18aおよび18bを形成する。これにより、図1(a)および図1(b)に示す実施例1に係る電子部品が製造される。
[比較例1]
図7は、比較例1に係る電子部品の断面図である。図7に示すように、貫通電極16は、貫通孔15bに埋め込まれ、貫通電極16上面と圧電基板10bの上面とは平坦である。貫通電極16上に金属層14が設けられている。金属層14上にバンプ28が接合されている。チップ面積を小さくするためには、貫通電極16とバンプ28とは平面視において重なることが好ましい。
しかしながら、基板20を基板10にフリップチップ実装するときに、バンプ28から開口15cと圧電基板10bとが接する領域58に応力が加わる。これにより、圧電基板10bにクラック等が導入される。このように、圧電基板10bは機械的に劣化する。これを抑制するためには、図1におけるバンプ28bおよび貫通電極16bのように、平面視においてバンプ28bと貫通電極16bとが重ならないように配置する。これにより、バンプ28bから開口15c付近に加わる応力を抑制できる。しかしながら、バンプ28bと貫通電極16bとが重ならないためチップ面積が大きくなる。
[実施例1の効果]
実施例1によれば、支持基板10aは、貫通電極16a(第1貫通電極)が埋め込まれた貫通孔15a(第1貫通孔)を有する。圧電基板10bは、貫通孔15aが露出する開口15cを有し、支持基板10a上に接合されている。バンプ28a(第1バンプ)は、平面視において貫通孔15aに重なり、開口15c内において貫通電極16aに接続されている。基板10(デバイスチップ)は、空隙26を介し圧電基板10bに対向するように、バンプ28aを介し圧電基板10b上に実装されている。
バンプ28aが貫通孔15aと重なることで、チップ面積を小さくできる。バンプ28aが開口15c内において貫通電極16aに接続されることで、バンプ28aから圧電基板10bに加わる応力を抑制できる。よって、圧電基板10bの破壊等の劣化を抑制できる。
バンプ28aは圧電基板10bと接触しない。これにより、バンプ28aから圧電基板10bに加わる応力をより抑制できる。
貫通電極16aとバンプ28aとの接合領域は、支持基板10aと圧電基板10bとの接合領域より基板10から遠く、バンプ28aの一部は、貫通孔15aの上部に埋め込まれている。これにより、バンプ28aが貫通孔15aの上部に篏合し、バンプ28aを強固に貫通電極16aに接合させることができる。図3において、バンプ28aを貫通孔15aに篏合させるため、距離L3は支持基板10aの厚さL1の1/3から1/2程度が好ましい。支持基板10aの厚さL1が100μmのとき、距離L3は33μmから50μmであることが好ましい。
機能素子22は、空隙26を介し圧電基板10bと対向し、貫通電極16aとバンプ28aを介し電気的に接続されている。これにより、端子18aと機能素子22とを電気的に接続できる。
支持基板10aおよび圧電基板10bは、貫通電極16b(第2貫通電極)が埋め込まれた貫通孔15b(第2貫通孔)を有する。金属層14b(配線)は、圧電基板10bの上面に設けられ貫通電極16bに接続されている。バンプ28b(第2バンプ)は、平面視において貫通孔15bと重ならず金属層14bと重なり金属層14bと接続されている。基板20はバンプ28aおよび28bを介し圧電基板10b上に実装されている。このように、バンプ28aに加えバンプ28bを介し基板20を基板10にフリップチップ実装してもよい。
機能素子12(弾性波素子)は、空隙26を介し基板20に対向するように圧電基板10bの上面に設けられ、貫通電極16bと電気的に接続されている。開口15cの側面の角度θ2が大きいと、金属層14aの被覆性が悪く、金属層14aを機能素子12に接続することは難しい。そこで、機能素子12(弾性波素子)に電気的に接続されていない貫通電極16aおよびバンプ28aを平面視において重なるように設ける。機能素子12に電気的に接続されている貫通電極16bおよびバンプ28bを平面視において重ならないように設けることができる。
圧電基板10bがタンタル酸リチウム基板またはニオブ酸リチウム基板である場合、圧電基板10bは機械的に破損しやすい。よって、貫通電極16aおよびバンプ28aを設けることが好ましい。
[実施例1の変形例1]
図8は、実施例1の変形例1に係る電子部品の断面図である。図8に示すように、機能素子12に電気的に接続される貫通電極およびバンプに貫通電極16aおよびバンプ28aを用いてもよい。その他の構成は実施例1と同じであり説明を省略する。
圧電基板10bの開口15cの側面の角度θ2が例えば60°以下と小さい場合、金属層14aの被覆性がよくなる。よって、貫通電極16aと機能素子12とを金属層14aおよび14bを介し電気的に接続することができる。このため、全てのバンプ28aを貫通電極16aと重ねることができる。よって、チップ面積をより小さくできる。
[実施例1の変形例2]
図9は、実施例1の変形例2に係る電子部品の断面図である。図9に示すように、貫通電極16aは支持基板10aの上面まで設けられている。その他の構成は実施例1と同じであり、説明を省略する。バンプ28aと貫通電極16aとの接合強度が十分大きい場合には、バンプ28aを貫通孔15aの上部に埋め込まなくてもよい。
実施例1およびその変形例においては、基板10を囲むように封止部30が設けられている例を説明したが封止部30は設けられていなくてもよい。機能素子12および22として弾性波素子を例に説明したが、機能素子22はインダクタまたはキャパシタ等の受動素子、トランジスタを含む能動素子、またはMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子でもよい。
機能素子12および22は各々弾性波フィルタを形成してもよい。機能素子12および22は、デュプレクサ、トリプレクサまたはクワッドプレクサ等のマルチプレクサを形成してもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10、20 基板
10a 支持基板
10b 圧電基板
12、22 機能素子
14a、14b、24 金属層
15a、15b 貫通孔
15c 開口
16a、16b 貫通電極
18a、18b 端子
26 空隙
28a、28b バンプ

Claims (7)

  1. 第1貫通電極が埋め込まれた第1貫通孔を有する支持基板と、
    前記第1貫通孔が露出する開口を有し、前記支持基板上に接合された圧電基板と、
    平面視において前記第1貫通孔に重なり、前記開口内において前記第1貫通電極に接続された第1バンプと、
    空隙を介し前記圧電基板に対向するように、前記第1バンプを介し前記圧電基板上に実装されたデバイスチップと、
    を具備する電子部品。
  2. 前記第1バンプは前記圧電基板と接触しない請求項1記載の電子部品。
  3. 前記第1貫通電極と前記第1バンプとの接合領域は、前記支持基板と前記圧電基板との接合領域より前記デバイスチップから遠く、前記第1バンプの一部は、前記第1貫通孔に埋め込まれている請求項1または2記載の電子部品。
  4. 前記空隙を介し前記圧電基板に対向するように前記デバイスチップに設けられ、前記第1貫通電極と前記第1バンプを介し電気的に接続された機能素子を具備する請求項1から3記載の電子部品。
  5. 前記支持基板および前記圧電基板は、第2貫通電極が埋め込まれた第2貫通孔を有し、
    前記電子部品は、前記圧電基板に設けられ前記第2貫通孔に接続された配線と、平面視において前記第2貫通孔と重ならず前記配線と重なり前記配線と接続された第2バンプを具備し、
    前記デバイスチップは前記第1バンプおよび前記第2バンプを介し前記圧電基板上に実装されている請求項1から4のいずれか一項記載の電子部品。
  6. 前記空隙を介し前記デバイスチップに対向するように前記圧電基板に設けられ、前記第2貫通電極と電気的に接続された弾性波素子を具備する請求項5記載の電子部品。
  7. 前記圧電基板は、タンタル酸リチウム基板またはニオブ酸リチウム基板である請求項1から6のいずれか一項記載の電子部品。
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