JP6932308B2 - ダンパ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、翼フラップを枢動可能に保持するための装置に関する。この装置は、2つの枢動可能に取り付けられた枢動アームと、枢動アームに互いに平行に関節式に固定された2つのテンションアームとを有する平らな四節リンク機構を含み、翼フラップを取り付けるための固定要素がテンションアームに取り付けられる。この装置は、枢動運動を減衰させるための弾性手段をさらに備え、前記弾性手段は四節リンク機構に作用する。
例えば前部要素、ドアまたは翼フラップのような家具の品目の可動要素を枢動可能に取り付けるための固定装置は、以前から知られている。いくつかの固定装置は、可動要素が水平軸線を中心にして開放と閉鎖との間で枢動可能であるように可動要素を支持する。この目的のために、可動要素を水平軸線の周りに確実に案内することを可能にするか、または可動要素を枢動の前に所望の方法でフレームから持ち上げることを可能にする平らな四節リンク機構が知られている。そのような四節リンク機構を有する固定装置は、例えば、特許文献1(USM Holding AG)に記載されている。
さらに、開放中および閉鎖中の両方において、可動要素を端部位置の領域で減衰させる、家具システムのためのダンパ装置が、知られている。このダンパ装置は、可動要素の快適な取扱いを可能にし、騒音の発生を減らす。
特許文献2(Hetal−Werke Franz Hettich GmbH&Co.KG)は、家具フラップのためのそのようなダンパ装置を示している。このダンピング装置は、2つの関節レバーを有する関節レバー装置を備え、各関節レバーは、最初にカーカス側の取付け部品に結合され、次に家具フラップに結合される。家具フラップを閉じる際に、関節レバーに配置された枢動アームがオイルダンパを押圧してオイルダンパを圧縮するので、家具フラップの動きは減衰される。
特許文献3(Kessebohmer Holding e.K.)は、別のダンパ装置を開示している。記載された固定装置は、2つの枢動アームと、前面板に取り付けられた固定片と、家具カーカスに固定された固定片とを有する4関節システムを備える。一方の枢動アームの前端部は、長手方向ガイド内で変位可能であるスロット付きガイド部分と相互作用する湾曲カムとして設計され、スロット付きガイド部分はダンパと相互作用する。前面板の枢動開閉動作の間、スロット付きガイド部分は湾曲した軌道制御を介して死点位置を通過し、ダンパは前面板の閉鎖中だけでなく前面板の開放中も有効であり得る。
これらの既知のダンパ装置は、それらが大きなスペースを必要とし、そしてまた目立つ外観を有するという欠点を有する。
欧州特許第073665981号明細書 欧州特許出願公開第1818491号明細書 独国特許出願公開第102008010770号明細書
本発明の目的は、翼フラップを枢動可能に保持するための冒頭に述べた技術分野に属する装置を提供することであり、前記装置はダンパ装置を含み、コンパクトに構成され目立たないようにすることができる。さらに、この目的は、翼フラップを枢動可能に保持するための既存の装置に取り付けることができる後付け要素としてのダンパ装置を提供することにある。
目的の達成は請求項1の特徴によって定義される。本発明によれば、翼フラップを枢動可能に保持するための装置は、2つの端部位置の領域で枢動運動を減衰させるためのリニア圧力ダンパと、第1および第2の伝達要素とを有するダンパ装置を備える。圧力ダンパは、第1の伝達要素を介して圧力ダンパの第1の側で、2つの端部位置のうちの第1の位置の領域で2つの枢動アームのうちの第1の枢動アームと相互作用し、圧力ダンパは、第2の伝達要素を介して圧力ダンパの第2の側で、2つの端部位置のうちの第2の位置の領域で2つの枢動アームのうちの第2の枢動アームと相互作用する。
翼フラップは、中空スペースへの開口部を開くかまたは閉じる単一部品または複数部品の要素を意味すると理解されるべきである。ここでは、中空スペースは、箱、食器棚、カーカス、収納箱または別の家具もしくはハウジングによって形成することができる。ここでは、翼フラップは、家具またはハウジングに対して、実質的に水平な軸線を中心として上方または下方に枢動可能であり得る。
リニア圧力ダンパを、流体ダンパ、空気式ダンパ、または純粋な材料減衰を用いた圧力ダンパとして設計することができる。シリンダハウジングと、シリンダハウジング内で案内されかつシリンダハウジングに対して移動可能であるピストンロッドとを備える流体ダンパが使用されることが好ましい。「圧力ダンパの第1の側」および「圧力ダンパの第2の側」の詳細は、減衰軸線に関する。これは、圧力ダンパの第1の側または第2の側が、ピストンロッドとは反対側を向くシリンダハウジングの軸線方向端部にあるか、またはピストンロッドの自由軸線方向端部にあることを意味する。
翼フラップは、閉位置から開位置へ移動可能であり、調整経路に沿って枢動運動によって戻り、この場合、2つの端部位置が調整経路を制限する。閉位置では、翼フラップは家具またはハウジングの開口部を隠す。開位置では、翼フラップは開口部から離れるように枢動されており、したがって家具またはハウジングの内部は外部からアクセス可能である。本明細書で使用される「閉じる方向に」という用語は、翼フラップが開位置から閉位置に移動することを意味する。したがって、「開く方向に」とは、翼フラップが閉位置から開位置に向かって移動することを意味する。さらに、「端部位置の領域に」とは、翼フラップが閉位置よりも上流側の調整経路の一部または開位置よりも上流側の調整経路の一部に配置されることを意味する。ここでは、調整経路の前記部分がどれだけ長いかは問題ではない。この部分は、例えば、調整経路全体の3分の1、または調整経路全体の10分の1だけを含むことができる。
本明細書では、「長手方向の」の詳細は装置の長手方向軸線を指し、「横方向の」の詳細は長手方向軸線に対して直角に向けられた装置の横方向軸線を指す。横方向軸線は、ここでは装置の最も狭い外側寸法の方向に延びている。
本発明による装置は、コンパクトで、翼フラップを枢動可能に保持するために装置に目立たないように取り付けることができるダンパ装置を有する。ダンパ装置のコンパクトな設計により、装置はダンパ装置のない装置よりもほとんどスペースを取らない。その結果、翼フラップが取り付けられている家具またはハウジングの内部容積は、事実上、サイズが減少しない。ダンパ装置のコンパクトで目立たない設計によって、ダンパ装置は煩わしいとは見なされない。さらに、本発明によるダンパ装置は、先行技術から知られているダンパ装置の場合のように、大きなスペースを占める追加の保持アームなしで翼フラップの効率的な減衰を可能にする。
さらに、本発明によるダンパ装置は、枢動可能な翼フラップが端部位置の領域に入って家具またはハウジングと急激に接触すること、または端部位置に対して非常に大きな速度で衝突することを防止する。その結果、損傷を回避することができ、構成要素の磨耗現象が減少する。ダンパ装置なしで翼フラップを枢動可能に保持するための装置と比較して、本発明によるダンパ装置はそれによって構成要素の表面寿命を延ばすことができる。さらに、翼フラップの閉鎖中または開放中の騒音は、ダンパ装置によって大幅に低減することができる。翼フラップは端部位置の領域で解放されることができ、手動で慎重に端部位置まで案内する必要はない。これにより使用者にとっての操作上の快適性が向上する。
本発明によるダンパ装置は、特許文献1(USM)に記載されているように、翼フラップを枢動可能に保持するための既存の装置にさらに適合させることなく後付けすることができる。それによって翼フラップを保持するための装置全体を交換する必要はない。これにより、ダンパ装置の費用効果の高い後付けが可能になる。
枢動運動を減衰させるために四節リンク機構に作用する弾性手段は、翼フラップの開閉中に翼フラップの重量を軽減することを可能にする。これにより操作上の快適性が向上する。弾性手段は、ここでは四節リンク機構の2つのテンションアームと相互作用するのが好ましい。弾性手段は、アンカ要素の周りでその伸張可能な部分と共に変位可能に案内されるばね要素を含むことが好ましい。
圧力ダンパと枢動アームとの間の伝達要素は、好適には、互いに対して並進的に移動可能である。これは、リニア圧力ダンパが使用されるときにダンパ装置の単純でコンパクトな構造を可能にする。さらに、伝達要素は、減衰軸線上で互いに対して並進的に移動可能であることが好ましい。その結果、伝達要素によって伝達された力を偏向させる必要がなく、リニア圧力ダンパは伝達要素と直接相互作用することができる。
これに代わり、伝達要素はまた、回転可能に移動可能であり得る。
伝達要素は、2つの端部位置の領域での枢動運動の減衰中に、前記伝達要素が圧力ダンパによって発生する力に抗して互いに向かって移動するように配置されていることが好ましい。減衰中に伝達要素が互いに離れるように移動される構成とは対照的に、本発明による伝達要素の構成は、特に省スペースの構造を可能にする。
これに代わるものとして、2つの端部位置の領域では、伝達要素を圧力ダンパによって生成される力に抗して互いに離れるように移動させることもできる。
圧力ダンパは、好ましくは片側で作用し、かつ、ばねリセットを有する流体ダンパである。これは、圧力ダンパが圧縮によって減衰に必要な力を発生させることを意味する。圧力ダンパは、好ましくは、シリンダハウジングと、圧縮中にシリンダハウジング内に押し込まれる直線移動可能なピストンロッドとを含む。シリンダハウジング内に配置されている流体は、ピストンロッドの動きを減衰させる。機械的なばねによって、外側からピストンロッドに作用する力がばね力よりも小さいとき、ピストンロッドは再び延びる。そのような圧力ダンパは、ショックおよび衝撃を確実に減衰することができ、いかなるメンテナンスも必要とせず、そして長い耐用年数を有する。
これに代わるものとして、圧力ダンパを空気式ダンパとして、または純粋な材料減衰を用いたダンパとして設計することもできる。
翼フラップを枢動可能に保持するための装置は、好ましくは、四節リンク機構が移動可能に取り付けられ、ダンパ装置がクリップ接続によって固定可能であるリンク機構フレームを備える。リンク機構フレームは、四節リンク機構がしっかりと安定して取り付けられるという利点を提供する。
クリップ接続は、ラッチング式の解放可能な接続を意味すると理解されるべきである。クリップ接続は、突出部または突出ラグを有する第1の要素と、棚部または凹部を有する第2の要素とを備える。要素が互いに接合されると、第1の要素の突出部は第2の要素の凹部に係合する。これにより、2つの要素の簡単で確実な形状嵌合接続が可能になる。ラグを、リンク機構フレームまたはダンパ装置の要素のいずれかに形成することができる。凹部は対向する要素に形成される。クリップ接続の所定位置へのラッチングは、音響的にも触覚的にも知覚される。したがって、ダンパ装置がリンク機構ハウジングにしっかりと固定されているとき、ダンパ装置の取り付け中にそれは明白である。さらに、クリップ接続は、工具なしでダンパ装置の取り付けおよび取り外しを可能にする。これは取扱いを簡単にし、ダンパ装置の迅速で費用効果の高い設置を可能にする。
これに代わり、ダンパ装置を、例えば、ねじ接続、リベット接続、またはクランプ接続によって、異なる接続でリンク機構フレームに固定することもできる。
伝達要素は、好ましくはアームとして設計されている。これにより、伝達要素または伝達要素を介した圧力ダンパと四節リンク機構の枢動アームとの簡単で効果的な相互作用が可能になる。アームは、長手方向軸線と、長手方向軸線に対して直角の横方向軸線とを有する。長手方向軸線に沿った長さは、横方向軸線に沿ったアームの幅の少なくとも2倍の長さであることが好ましい。アームは、それらの長手方向軸線が減衰軸線に対して実質的に直角になるように配置されるのが好ましい。これにより、アームを介した圧力ダンパの特に効率的な作動が可能になる。
これに代わり、伝達要素を、例えば、円形または正方形の要素として設計することもできる。
アームは好ましくは、端部位置の領域で枢動アームが動く間、圧力ダンパによって発生した力が枢動アームに連続的に伝達され得るように、それぞれの枢動アームと相互作用する凹状部分を含む支持面をそれぞれ有する。「凹状部分」とは、アームがアームの長手方向軸線に向かって内側に凹状に形成されていることを意味する。凹状部分を、アームの長手方向の一方の側面または長手方向の複数の側面に形成することができる。
力は枢動アームに連続的に伝達され得るので、減衰が突然開始、変化または停止することが回避される。結果として、端部位置の領域における望ましくないジャークまたはショックを回避することができる。これは構成要素を保護し、翼フラップの枢動運動の流動的な一連の運動を可能にする。アームの支持面の凹状部分と相互作用する枢動アームの領域は、好ましくは円形を有する。これにより、凹状部分と枢動アームとの相互作用をさらに改善することができ、したがって枢動アームの動きは特に緩やかに減衰される。さらに、運動領域から端部位置の減衰領域への流動的で穏やかな移行が減衰することなく可能になる。
これに代わるものとして、アームが凹状部分を有していない可能性もある。この場合、アームは、例えば凸状構造を有することができ、あるいは特別な形状の部分を全く有さないことさえあり得る。
ダンパ装置は、好ましくはダンパハウジングを含み、このダンパハウジング内に、圧力ダンパと伝達要素とがダンパハウジングに対して移動可能に取り付けられている。ダンパハウジングは、圧力ダンパと伝達要素を外部からの作用から保護し、その機能を保証する。さらに、ダンパハウジングは、圧力ダンパを伝達要素と共に構造ユニットとして全体として取り付けることができるようにすることを可能にする。これにより、取扱いと設置が簡単になる。さらに、ダンパハウジングは、圧力ダンパおよび伝達要素をダンパハウジングに対して移動可能に取り付けることを可能にする。
あるいは、ダンパハウジングを用いずに、圧力ダンパと伝達要素とをリンク機構フレームに直接固定することもできる。
伝達要素はそれぞれ、好適には、圧力ダンパの受容スペースを有しており、前記受容スペースには停止部が形成されている。それぞれの停止部を介して、第1の伝達要素は圧力ダンパの第1の側と相互作用し、第2の伝達要素は圧力ダンパの第2の側と相互作用する。受容スペースは、ここでは、伝達要素の窪み、キャビティ、ホルダ、または開口部として形成され得る。
受容スペースは、それぞれの場合に、伝達要素の窪みとして設計されることが好ましく、窪みは、形状嵌合方式で圧力ダンパのシリンダハウジングを部分的に取り囲む。窪みの軸線方向の境界は停止部として設計されている。この場合、一方の伝達要素はピストンロッドの自由端部の停止部を有し、他方の伝達要素はピストンロッドとは反対側を向くシリンダハウジングの軸線方向端部の停止部を有する。これにより、圧力ダンパは伝達要素によって受容され、伝達要素は圧力ダンパと確実に相互作用することができる。
あるいは、伝達要素はまた、圧力ダンパのいかなる停止部スペースも有することができない。この場合、圧力ダンパは、例えば伝達要素の表面と相互作用することができる。
伝達要素は、クリップ接続によって互いに固定可能であることが好ましい。ラッチング式で簡単に解除可能なクリップ接続は、工具なしで伝達要素の迅速な設置を可能にする。その結果、伝達要素の受容スペースに配置されている圧力ダンパは、必要なときに非常に容易に交換することができる。さらに、クリップ接続を、非常に省スペースで設計することができる。クリップ接続によって、横方向要素は、横方向に互いに形状嵌合方式で保持されるが、長手方向には互いに対して変位可能であることが好ましい。したがって、クリップ接続は、伝達要素の長手方向への移動中に、横方向への確実な固定と同時に伝達要素の案内を可能にする。
これに代わり、伝達要素が、例えば、クランプ接続またはねじ接続によって互いに固定可能である可能性もある。
ダンパハウジングは好ましくはガイドを有し、このガイド内で伝達要素は運搬要素によって案内される。ガイドは、例えば、溝、スロット付きガイドまたはガイドトラックを含むことができる。伝達要素の運搬要素を、ピン、スタッドまたは突出部として設計することができる。ガイドによって、伝達要素は、ダンパハウジングに対して特定の調整経路に沿って簡単かつ確実に移動することができる。さらに、ガイドは、伝達要素が枢動アームに対して最適に向けられていることを確実にし、したがって圧力ダンパは枢動アームの枢動運動を最適に減衰させることができる。リニアガイドが含まれるのが好ましい。伝達要素が互いに対して並進的に移動可能である場合、リニアガイドは、伝達要素が所定の調整経路上で互いに対して確実に変位可能であり、傾くことができない、または阻止されないことを確実にする。
これに代わり、ダンパハウジングはガイドを全く有さないこともできる。伝達要素を、例えばガイドなしでダンパハウジング内に浮動式に取り付けることができる。
圧力ダンパと伝達要素は、力の作用なしに、ダンパハウジングに対する端部位置の2つの領域の間で自由に移動可能であることが好ましい。
圧力ダンパおよび伝達要素が端部位置の領域に配置されていない場合、伝達要素およびその中に収容されている圧力ダンパは、外力の作用なしにかつ予圧なしに自由に動くことができる。これにより、伝達要素が圧力ダンパと共にハウジング内に不所望にクランプされ、または伝達要素および圧力ダンパがハウジング内で阻止され、それによって枢動アームの枢動運動を妨げることが防止される。
あるいは、圧力ダンパおよび伝達要素は、端部位置の2つの端部領域の間に固定的にクランプされてもよく、または、例えばそれらが自由に動かないように枢動アームによって連続的に予圧されてもよい。
それぞれがダンパ装置を有する本発明による少なくとも2つの装置は、枢動可能な翼フラップを保持しかつ減衰させるために枢動可能な翼フラップを有する食器棚において好適に使用される。典型的な用途は、開放中に垂直位置から水平位置へ枢動されるドアを備えた食器棚である。
本発明はさらに、翼フラップを枢動可能に保持するための装置に使用するためのダンパ装置を含む。ダンパ装置は、リニア圧力ダンパと、第1および第2の伝達要素とを備える。圧力ダンパは、第1の伝達要素を介して第1の方向に圧力ダンパの第1の側で作動可能であり、さらに、圧力ダンパは、第2の伝達要素を介して第1の方向とは反対の第2の方向に圧力ダンパの第2の側で作動可能である。伝達要素は、ここでは互いに対して並進的に移動可能である。
ダンパ装置を、例えば、翼フラップを枢動可能に保持するための装置の後付け要素として使用することができる。結果として、ダンパ装置を、枢動可能なフラップを有する既存の家具に簡単な方法で後付けすることができる。
ダンパ装置は、好ましくは、ダンパハウジングを含み、このダンパハウジング内では、圧力ダンパと伝達要素とがダンパハウジングに対して移動可能であり、伝達要素はそれぞれ、圧力ダンパの受容スペースを有する。
本発明のさらなる好適な実施形態および特徴の組み合わせは、以下の詳細な説明および特許請求の範囲の全体から明らかになる。
例示的な実施形態を説明するために図面が使用される:
ダンパ装置を用いて翼フラップを枢動可能に保持するための本発明による装置を通る、装置の対称面に平行に延びる垂直方向の断面を示す断面図であり、この断面は2つの内の第2の伝達要素を通って延び、四節リンク機構は閉位置と開位置との間の領域にある。 ダンパ装置を通って対称面に平行に延びる垂直方向の断面を示す断面図であり、この断面は、横方向から見て、第1の伝達要素と第2の伝達要素との間に延び、四節リンク機構は開位置にある。 ダンパ装置を通って対称面に平行に延びる垂直方向の断面を示す断面図であり、この断面は第2の伝達要素を通って延び、四節リンク機構は閉位置と閉位置との間の領域にある。 本発明によるダンパ装置を備えた装置を通って対称面に平行に延びる垂直方向の断面を示す断面図であり、この断面は、横方向から見て、第1の伝達要素と第2の伝達要素との間に延び、四節リンク機構は閉位置と開位置との間の領域にある。 四節リンク機構が開位置にある、図4と同様の断面図である。 四節リンク機構が閉位置と開位置との間の領域にある、図1と同様の断面図である。 四節リンク機構が閉位置にある、図6と同様の断面図である。
原則として、図面において同一の部分には同一の参照符号が付されている。
図1は、ダンパ装置を用いて家具の翼フラップを枢動可能に保持するための、本発明による装置1を通って装置1の対称面に平行に延びる垂直方向の断面の断面図を示している。この断面は、ここでは第2の伝達要素330を通っている。図1に示す位置では、四節リンク機構4は閉位置と開位置との間の領域にあり、四節リンク機構4は、図では開位置から閉位置へと移動し、ダンパ装置の減衰が始まる直前の領域にある。
装置1は、本発明によるダンパ装置30と、リンク機構フレーム2と、四節リンク機構4と、引張ばね5の形態の弾性手段と、翼フラップを取り付けるための固定要素3とを備える。四節リンク機構4は、互いに平行に配置された2つの枢動可能に取り付けられた枢動アーム6、7と、枢動アーム6、7に互いに平行に関節式に固定された2つのテンションアーム8、9とを備える。
翼フラップと家具は図には示されていない。装置1は、家具の開口部の左右に取り付けられている。水平方向の軸線を中心にして上下に揺動することによって開口部を閉鎖または開放する翼フラップは、装置1の固定要素3に取り付けられている。翼フラップの代わりに、例えば食器棚のドアまたはカバーを取り付けることも可能である。家具は、例えば、オフィス家具、小さな食器棚、収納ボックス、ファイリングキャビネット、または他の任意選択で閉鎖可能なハウジングとすることができる。言うまでもなく、翼フラップは、ダンパ装置30を備えた装置1によって両側で保持されている。装置1の四節リンク機構4の対称設計のために、本発明によるダンパ装置30を備えた装置1は、翼フラップの左右どちらにも取り付けることができる。
本明細書において、「後ろに」の詳細は、家具の開口部から離れて位置する領域または要素を指す。したがって、「前に」の詳細は、家具の開口部に面する、すなわち翼フラップに面する領域または要素を指す。「長手方向の」の詳細はリンク機構フレーム2の長手方向軸線を指し、「横方向の」の詳細は長手方向軸線に対して直角に向けられたリンク機構フレーム2の横方向軸線を指す。
装置1のリンク機構フレーム2は、互いに平行に配置されて四節リンク機構4を包囲する2つの板金プレートを含む。リンク機構フレーム2は、リンク機構フレーム2の後端部に矩形のフレーム部と環状のフレーム部とを有する。2つの平行な板金プレートは矩形部分において3つのリベット接続部10.1、10.2、10.3によって、そして環状フレーム部分においてプラスチックリング15によって互いに接続され、規定された距離で平行に保たれる。
リンク機構フレーム2上の連続軸線として設計されたリベット接続部10.1および10.2は、固定軸線および枢動アーム6、7の回転軸線と同時に機能する。各枢動アーム6、7は、横方向に互いに平行に離間し、それぞれリベット接続部10.1および10.2の領域で互いに接続された2つのウェブによって形成されている。その結果、枢動アーム6、7は、長手方向に見てU字型の構成を有する。テンションアーム8、9は、枢動アーム6、7のウェブ間に配置されている。第1のテンションアーム9は、ボルト12.1、12.2によって枢動アーム6、7の枢動可能な端部に関節式に固定されている。第2の同一のテンションアーム8は、ボルト11.1、11.2によって枢動アーム6、7に接続されている。ボルト11.1、11.2は、各リベット接続部10.1、10.2と各ボルト12.1、12.2との間のほぼ中央にそれぞれ配置されている。枢動アーム6、7は、テンションアーム8、9と平行四辺形の関節を形成する。固定要素3は、テンションアーム8、9の傾斜した部分上の前端部でボルト13.1、13.2によって枢動可能に保持されている。テンションアーム8、9の後端部にはフック14.1、14.2が形成されている。引張ばね5の両端を、前記フックを使用して適所に引っ掛けることができる。引張ばね5はプラスチックリング8の周りに案内される。
四節リンク機構は、関節の平行四辺形の運動面に関して全体として対称的な構造である。テンションアーム8、9および引張ばねは、対称面内で横方向の中央に位置している。
本発明によるダンパ装置30は、ダンパハウジング310と、第1の伝達要素320および第2の伝達要素330と、さらに圧力ダンパ340とを備える。
図2は、本発明によるダンパ装置30を通って対称面に平行に延びる垂直方向の断面の断面図を示している。断面は、横方向から見て、第1の伝達要素320と第2の伝達要素330との間で延びている。図2の図では、四節リンク機構4は開位置にある。
第1の伝達要素320は第1の枢動アーム6と相互作用し、第2の伝達要素330は第2の枢動アーム7と相互作用する。圧力ダンパ340は伝達要素320、330内に収容されているので、枢動運動を減衰させるために圧力ダンパ340によって生成される力を、伝達要素を介して四節リンク機構4に伝達することができ、または枢動アーム6、7は伝達要素320、330を介して圧力ダンパ340と相互作用することができる。ダンパハウジング310は、クリップ接続を介してリンク機構フレーム2に固定されており、伝達要素320、330および圧力ダンパ340を移動可能に支持する。
ダンパハウジング310は、長方形の形状をしており、断面がU字型の設計である。ダンパハウジング310は、リンク機構フレーム2の矩形部の上部前方領域に配置されている。リンク機構フレーム2は、ダンパハウジング310の2つの脚部311によって両側が囲まれており、これらの脚部はダンパハウジングの上端部で互いに接続され、したがってU字形の断面を形成している。図2から明らかなように、脚部311は、それらの下方の自由端部に、ダンパハウジング310の装着状態において、リンク機構フレーム2の凹部に係合するラッチングラグ314を有する。さらに、ダンパハウジング310は、横方向に延びかつそのケーシング内に軸線方向スロットを有するボア313を備える。結果として、ダンパハウジング310は、ボルト10.3がボア313の側面によって囲まれるように、ボルト10.3の上でボア313と共に押されることができる。ダンパハウジング310は、四節リンク機構4から上方へ離れる方向に脚部311のクリップ接続によって固定されており、また、長手方向に形状嵌合接続によってボア313によってリンク機構フレーム2にしっかりと固定されている。上部領域において、2つの脚部311はそれぞれ、長手方向に細長の穴312を有する。互いに対しておよびダンパハウジング310に対して変位可能である伝達要素320、330はそれぞれ、スタッド(図示せず)の形態の運搬要素を有し、それによって前記伝達要素がダンパハウジング310の細長の穴312内を長手方向に案内される。前記ガイドは、以下でさらに詳細に説明される。
図2および図3から明らかなように、第1および第2の伝達要素320、330はそれぞれ上部矩形領域を有し、各場合において長手方向軸線に対してほぼ直角に下方に突出するアーム325、335を有する。図3の図では、四節リンク機構4は図1と同様に閉位置と開位置との間の領域にあり、四節リンク機構4は、図では開位置から閉位置へと移動し、ダンパ装置の減衰が始まる直前の領域にある。両方の伝達要素320、330の場合、圧力ダンパ340のための窪み322、332の形態の受容スペースは、それぞれの場合に、対称面に向いている伝達要素320、330のそれぞれの内側の矩形領域に形成されている。この断面図では、断面が第2の伝達要素330を貫通しているので、図3において窪み322、332を特に容易に見ることができる。窪み322、332は、断面が半円形である。伝達要素320、330がそれらの内側を互いに接触させて保持されている場合には、円形のキャビティが断面の2つの窪みによって形成され、その中に圧力ダンパ340を嵌合式に収容することができる。
圧力ダンパ340は、圧力ダンパハウジング341と、圧力ダンパハウジング341内で直線的に移動可能なピストンロッド342とを備える。圧力ダンパ340は、例えば油、水と油のエマルジョン、ポリグリコール溶液、シリコーン液体または別の合成液体のような、圧力ダンパハウジング341内に配置された流体を有する流体ダンパである。対応する製品は市販されている。ピストンロッド341が引き込まれると、流体は膜によって押圧され、その結果として抵抗が生じ、それによって運動が減衰される。圧力ダンパハウジング341内の機械的ばねがピストンロッド342を予圧するので、外部から作用する力がばねのばね力よりも小さいとき、ピストンロッド342は圧力ダンパハウジング341から押し出される。
第1の伝達要素320の窪み322は、軸線方向の停止部を形成する壁323によって後端部で軸線方向に境界が定められている。前端部では、窪み322は軸線方向外側に開口している。第2の伝達要素330の窪み332は、後端部で軸線方向外側に開口しており、軸線方向の停止部を形成する壁333によって前端部で境界が定められている。装着状態では、ピストンロッド342から遠い方の圧力ダンパ340の後端部は、第1の伝達要素320の壁323に当接している。対照的に、ピストンロッド342の自由端部は、第2の伝達要素330の壁333に当接している。
第1および第2の伝達要素320、330は、クリップ接続によって互いに固定されている。この目的のために、第1の伝達要素320は、窪み322の上方に、第2の伝達要素330の長手方向に細長い凹部334に係合する、図3に見える突出ラグ321を有する。第2の伝達要素330も同様に、窪み332の下方に、第1の伝達要素320の長手方向に細長い凹部(図示せず)に係合する突出ラグ331を有する。ラグ321、331および凹部によって、伝達要素320、330を互いにクリップ止めすることができ、したがって伝達要素320、330は、形状嵌合接続によって横方向に一緒に保持される。しかしながら、伝達要素320、330は、細長い設計の凹部によって、長手方向に互いに対して並進的に変位可能である。第1の伝達要素320が第2の伝達要素330に対して変位すると、第1の伝達要素320の壁323は第2の伝達要素330の壁333の方向に移動する。この移動によって、ピストンロッドが圧力ダンパハウジング内に押し込まれ、圧力ダンパが圧縮される。
伝達要素320、330はそれらの内側に記載された窪み322、332を有するが、伝達要素320、330はそれぞれ、上述のように、外側で外向きに突出するドーム型スタッド(図には見えない)を有する。相互接続された伝達要素320、330は、ダンパハウジングの脚部311の間に配置され、それぞれダンパハウジング310の細長の穴312内のそれらのスタッドによって案内される。結果として、2つの伝達要素320、330は、それらの窪み322、332内に収容された圧力ダンパ340と共に、長手方向溝312に沿ってダンパハウジング310に対して並進的に自由に変位することができる。伝達要素320、330はさらに互いに対して並進的に変位することができる。伝達要素320、330は、ここでは、細長い凹部に互いに係合するそれらのラグ321、331によって案内される。
伝達要素320、330のアーム325、335は、それぞれ装置の対称面から横方向にわずかにずれている。結果として、対称面の中心に位置するテンションアーム8、9は、アーム325とアーム335との間に位置する。第1の伝達要素320はそのアーム325を介して第1の枢動アーム6と相互作用することができ、第2の伝達要素330はそのアーム335を介して第2の枢動アーム7と相互作用することができる。アーム325、335は、前方および後方を向く側に、枢動アーム6、7の上方の丸みを帯びた端部の支持面をそれぞれ有する。前記支持面は、ここでは凹状部分として形成されている。
第1の枢動アーム6と相互作用するアーム325の後方を向く支持面の凹状部分は丸み326を有し、その半径は第1の枢動アーム6の丸みを帯びた自由端部の半径よりはるかに大きい。ここでの丸み326は、枢動アーム6がアーム325と接触しているときに、枢動アーム6の丸みを帯びた端部が伝達要素320のアーム325と連続的に相互作用するように向けられている。
第2の枢動アーム7と相互作用するアーム335の前方を向く支持面の凹状部分は、丸み部分336、上部直線部分338、および下部直線部分339を含む。丸み部分336は、第2の枢動アーム7の丸みを帯びた自由端部の半径にほぼ対応する半径を有する。直線部分338、339は、外側から内側に向かって丸み部分336に延びている。枢動アーム7の自由端部がアーム335と接触すると、まず自由端部は、突起を乗り越えた後に丸み部分336に達するまで、アーム335の上部直線部分338に沿って移動する。枢動アーム7は、突起が乗り越えられるまでアーム335と連続的に相互作用する。
図4は、ダンパ装置を備えた本発明による装置を通って対称面に平行に延びる垂直方向の断面の断面図を示している。この断面は、横方向から見て、第1の伝達要素320と第2の伝達要素330との間に延びている。図4の図では、四節リンク機構4は閉位置と開位置との間の領域にあり、四節リンク機構4は、図では閉位置から開位置へと移動し、ダンパ装置の減衰が始まる直前の領域にある。
翼フラップが閉位置から開く方向に下方に揺動すると、固定要素3は引張ばね5の力に抗して外向きに引っ張られる。四節リンク機構4は、ここでは、どの移動トラック上で固定要素3が外向きに案内されるかを予め決定する。固定要素3が水平位置にもたらされると、テンションアーム8、9は互いに重なり、それ以上の動きを阻止する。
翼フラップが下方へ揺動されると、テンションアーム8、9の後端部においてフック14.1、14.2によってカバーされる移動距離に従って引張ばね5が伸張される。引張ばね5はプラスチックリング15に対して変位可能であるので、長さの延長は引張ばね5の全長にわたって容易に分配されることができる。引張ばね5は、好ましくは渦巻きばねである。知られているように、長さの延長に比例して渦巻きばねのばね力が増加するので、固定要素3に作用する再設定トルクはさらに増加し、固定要素3は翼フラップによってより強く開く方向に水平方向へ動かされる。
四節リンク機構4の幾何学的寸法のために、固定要素3は、開放中に幾何学的枢動軸線を中心に枢動される。前記枢動軸線は水平に向けられており、家具が開く前の下方領域に配置されている。
閉位置では、枢動アーム6、7は、ダンパハウジング310の後部領域に圧力ダンパ340と共に配置されている。翼フラップが固定要素3と共に開く方向に下方へ枢動される場合、第1の枢動アーム6の上端部が第1の伝達要素320のアーム325と接触する。開く方向への枢動運動の間、第1の枢動アーム320は前方および下方へ動かされるので、前記枢動アームは、第1の伝達要素320のアーム325を介して、相互接続された伝達要素320、330を、その中に収容された圧力ダンパ340と共に、ダンパハウジング340内のガイドに沿って直線的に前方に変位させる。前記変位の間、圧力ダンパ340は圧縮されず、したがって枢動アーム6、7にいかなる力も発生しない。翼フラップが固定要素3と共に図4に示す位置にある場合、前方に押された伝達要素320、330はダンパハウジング310の前端部に突き当たる。翼フラップが固定要素3と共にさらに開く方向に移動する場合、枢動アーム6、7はさらに前方に傾斜する。第1の枢動アーム6の上端部は、ここではそのアーム325を介して第1の伝達要素320を前方に押圧し、それによって圧力ダンパ340を圧縮する。すなわち、圧力ダンパ340が圧縮され、第1の伝達要素320が第2の伝達要素330に対して変位されるのは、伝達要素320、330が圧力ハウジングのガイドの前端部に当接し、第1の伝達要素320がさらに前方に押されるときだけである。圧力ダンパ340の圧縮によって発生した力は、第1の枢動アーム6に作用し、これにより四節リンク機構4の枢動運動、したがって閉位置の手前の端部位置の領域における翼フラップの運動を減衰させる。アーム325の支持面上の凹状部分の丸み326によって、発生した力は連続的に第1の枢動アーム6に伝達される。結果として、急激に生じる減衰は回避され、翼フラップは、端部位置の領域において連続的な減衰を受ける。
図5は、装置の対称面における断面の断面図を示している。図5の図では、四節リンク機構4は開位置にある。枢動アーム6、7は最前方および最下方の枢動位置にあり、第1の枢動アーム6の上端部はアーム325の支持面の丸み326の下端部と接触する。開位置では、第1の伝達要素320は、横方向で見て、第1および第2の伝達要素320、330が実質的に上下に重なる最前面位置にある。しかしながら、第1の伝達要素320は、アーム335を備えた第2の伝達要素330よりも長手方向に見て後方にさらに0.5mm開くときに、枢動アーム6と相互作用するアーム325と一緒に残り、その結果、枢動アーム6はアーム335に突き当たらない。
図6は、対称面に平行に延びる垂直方向の断面の断面図を示しており、この断面は第2の伝達要素330を通って延びている。示された図では、四節リンク機構4は開位置と閉位置との間にあり、四節リンク機構4は図では開位置から閉位置に移動し、ダンパ装置の減衰が始まる直前の領域にある。翼フラップが固定要素3と共に閉じる方向に上方へ枢動される場合、第2の枢動アーム7は、図6に示されるように、まず第2の伝達要素330のアーム335の支持面の上部直線部分338に突き当たる。第2の枢動アーム7の上方の丸みを帯びた端部は、ここでは上部直線部分338に沿って丸み部分336の方向に移動する。
翼フラップが固定要素3と共にさらに閉じる方向に動かされる場合、伝達要素320、330は、それらがダンパハウジング310の後端部に突き当たるまで、ダンパハウジング310内のガイドに沿って後方に押される。この位置から、第2の枢動アーム7はアーム335を介して第2の伝達要素330をさらに後方に押圧し、それによって圧力ダンパ340を圧縮する。この過程で、第2の伝達要素330は第1の伝達要素320に対して移動する。直線部分338を有する支持面の形状によって、圧力ダンパ340によって発生した力は枢動アーム7に連続的に伝達される。その結果、この領域では継続的な減衰が可能になる。上述したように、アーム335は、直線部分338の下端に位置する突起を有する。端部位置の直前に、枢動アーム7の上端部は前記突起を乗り越えて丸み部分336内に落下する。結果として、突起を乗り越えた後、枢動アーム7はもはやアーム335に当たらず、したがって、完全に閉じるために、前記端部領域でそれ以上減衰は起こらない。これにより、四節リンク機構4が引張ばね5によって完全に閉位置に引っ張られる。
図7は、四節リンク機構4が閉位置にあるときの装置の断面図を示している。前記位置では、第2の枢動アーム7の上端部は、アーム335の支持面の丸み部分336内にあり、第2の枢動アーム7もまた、その後方を向く側面で下部直線部分339上に置かれる。その結果、第2の枢動アーム7は安定した位置にある。圧力ダンパ340は圧縮されており、第1および第2の伝達要素320、330は横方向に実質的に上下に重なっている。しかしながら、第2の伝達要素330は、アーム325を備えた第1の伝達要素320よりも長手方向に見て前方にさらに0.5mm閉じるときに枢動アーム7と相互作用するアーム335と一緒に残り、その結果、枢動アーム7はアーム325に突き当たらない。
さらに、本発明によるダンパ装置30は、装置1の後付け要素として使用可能である。クリップ接続によって、ダンパハウジング310を既存の装置1に迅速かつ簡単に取り付けることができる。
本発明は多様な方法で変えることができる。したがって、ダンパ装置30は2つのアームを備える必要はない。アームの代わりに、伝達要素320、330を、枢動アーム6、7と相互作用するスタッドまたはフックの形態で設計することもできる。ダンパ装置30はまた、必ずしもハウジングを備える必要はない。伝達要素320、330および圧力ダンパ340を、リンク機構フレーム2に直接移動可能に取り付けることもできる。圧力ダンパ340を、例えばエアダンパとして設計することができ、あるいは、減衰は流体なしで純粋な材料減衰によって行うことができる。さらに、伝達要素320、330は、端部位置の間で、ダンパハウジングに対して力の作用なしに必ずしも自由に移動可能である必要はない。したがって、伝達要素320、330を、例えばダンパハウジングの一点に回転可能に取り付けることができる。伝達要素320、330はまた、クリップ接続によって互いに固定される必要はない。例えば、伝達要素320、330はねじ接続またはクランプ接続を介して互いに固定されてもよい。さらに、伝達要素320、330は必ずしも互いに接触している必要はない。ダンパハウジング310は、他の方法で、例えばリベット接続またはねじ接続を介してリンク機構フレーム2に接続されてもよい。
要約すると、翼フラップを枢動可能に保持する装置のための極めてコンパクトで目立たないダンパ装置が本発明によって提供されたことが確立され得る。さらに、ダンパ装置は、翼フラップを枢動可能に保持するための既存の装置の後付け要素として使用可能である。

Claims (18)

  1. 翼フラップを枢動可能に保持するための装置(1)が、
    a)2つの枢動可能に取り付けられた枢動アーム(6、7)と、前記枢動アーム(6、7)に対して互いに平行に関節式に固定された2つのテンションアーム(8、9)とを有する平らな四節リンク機構(4)であって、前記翼フラップを取り付けるための固定要素(3)が前記テンションアーム(8、9)に取り付けられている、平らな四節リンク機構(4)と、
    )枢動運動を減衰させるための弾性手段(5)であって、前記弾性手段は前記四節リンク機構(4)に作用する、弾性手段(5)を備え、
    c)リニア圧力ダンパ(340)と第1および第2の伝達要素(320、330)とを備えた、2つの端部位置の領域における前記枢動運動を減衰させるためのダンパ装置(30)であって、前記リニア圧力ダンパ(340)は、前記第1の伝達要素(320)を介して前記リニア圧力ダンパ(340)の第1の側で、前記2つの端部位置のうちの第1の位置の領域で前記2つの枢動アームのうちの第1の枢動アーム(6)と相互作用し、前記リニア圧力ダンパ(340)は、前記第2の伝達要素(330)を介して前記リニア圧力ダンパ(340)の第2の側で、前記2つの端部位置のうちの第2の位置の領域で前記2つの枢動アームのうちの第2の枢動アーム(7)と相互作用するダンパ装置(30)を
    さらに備えることを特徴とする、装置(1)。
  2. 前記第1および第2の伝達要素(320、330)が互いに対して並進的に移動可能であることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1および第2の伝達要素(320、330)が、前記2つの端部位置の領域での前記枢動運動の減衰中に、前記第1および第2の伝達要素が前記リニア圧力ダンパ(340)によって発生する力に抗して互いに向かって移動するように配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記リニア圧力ダンパ(340)が、片側に作用しかつばねリセットを有する流体ダンパであることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記四節リンク機構(4)が移動可能に取り付けられ、前記ダンパ装置(30)がクリップ接続によって固定可能であるリンク機構フレーム(2)を特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記第1および第2の伝達要素(320、330)がアーム(325、335)として設計されていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記アーム(325、335)が、前記端部位置の領域で前記枢動アーム(6、7)が動く間、前記リニア圧力ダンパ(340)によって発生した力が前記枢動アーム(6、7)に連続的に伝達され得るように、前記枢動アーム(6、7)のそれぞれと相互作用する凹状部分を含む支持面(326、336)をそれぞれ有することを特徴とする、請求項6に記載の装置。
  8. 前記ダンパ装置(30)がダンパハウジング(310)を含み、前記ダンパハウジング(310)内で前記リニア圧力ダンパ(340)と前記第1および第2の伝達要素(320、330)とが前記ダンパハウジング(310)に対して移動可能に取り付けられていることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 前記第1および第2の伝達要素(320、330)が、前記リニア圧力ダンパ(340)の受容スペース(322、332)をそれぞれ有し、前記受容スペース(322、332)内に停止部(323、333)が形成され、前記それぞれの停止部(323、333)を介して、前記第1の伝達要素(320)は前記リニア圧力ダンパ(340)の前記第1の側と相互作用し、前記第2の伝達要素(330)は前記リニア圧力ダンパの前記第2の側と相互作用することを特徴とする、請求項8に記載の装置。
  10. 前記第1および第2の伝達要素(320、330)が、クリップ接続によって互いに固定可能であることを特徴とする、請求項8または9に記載の装置。
  11. 前記ダンパハウジング(310)がガイドを有し、前記ガイド内で前記第1および第2の伝達要素(320、330)が運搬要素によって案内されることを特徴とする、請求項8から10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記リニア圧力ダンパ(340)と前記第1および第2の伝達要素(320、330)とが、前記ダンパハウジング(310)に対する前記端部位置の前記2つの領域間で、力の作用なしに自由に移動可能であることを特徴とする、請求項8から11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載のダンパ装置(30)を備えた少なくとも2つの装置(1)によって保持されている枢動可能な翼フラップを備えた食器棚。
  14. 請求項1から12のいずれか一項に記載の装置(1)に使用するダンパ装置(30)において、前記ダンパ装置(30)がリニア圧力ダンパ(340)と、第1および第2の伝達要素(320、330)とを備え、前記リニア圧力ダンパ(340)は、前記第1の伝達要素(320)を介して前記リニア圧力ダンパ(340)の第1の側で第1の方向に作動可能であり、前記リニア圧力ダンパ(340)は、前記第2の伝達要素(330)を介して前記リニア圧力ダンパ(340)の第2の側で前記第1の方向とは反対側の第2の方向に作動可能であり、前記第1および第2の伝達要素(320、330)は互いに対して並進的に移動可能であり、前記第1および第2の伝達要素(320、330)はアーム(325、335)として設計されていることを特徴とする、ダンパ装置(30)。
  15. 前記ダンパ装置(30)がダンパハウジング(310)を備え、前記ダンパハウジング(310)内で前記リニア圧力ダンパ(340)と前記第1および第2の伝達要素(320、330)とが前記ダンパハウジング(310)に対して移動可能であり、前記第1および第2の伝達要素(320、330)は、前記リニア圧力ダンパ(340)の受容スペース(322、332)をそれぞれ有することを特徴とする、請求項14に記載のダンパ装置。
  16. 前記アーム(325、335)が、長手方向軸線と、前記長手方向軸線に対して直角の横方向軸線とを有し、前記アーム(325、335)が、前記長手方向軸線が前記リニア圧力ダンパ(340)の減衰軸線に対して実質的に直角になるように配置されていることを特徴とする、請求項14または15に記載のダンパ装置。
  17. 前記長手方向軸線が、前記横方向軸線の少なくとも2倍の長さであることを特徴とする、請求項16に記載のダンパ装置。
  18. 前記第1および第2の伝達要素(320、330)が、前記リニア圧力ダンパ(340)の受容スペースをそれぞれ有し、前記受容スペースが、形状嵌合方式で前記リニア圧力ダンパ(340)のシリンダハウジングを部分的に取り囲む窪み(322、332)として形成され、前記受容スペースには、停止部(323、333)が形成されていることを特徴とする、請求項14から17のいずれか一項に記載のダンパ装置。
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