JP6932238B2 - 実装装置及び実装方法 - Google Patents

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Description

本明細書では、実装装置及び実装方法を開示する。
従来、実装装置としては、例えば、複数のマークが付された冶具基板のマークの位置座標を測定し、冶具基板にダミー部品を装着し、装着されたダミー部品の位置座標を測定し、位置座標間の誤差量を算出し、誤差量を修正した実装処理を行うものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、高速動作においても十分な実装精度を確保することができるとしている。また、ガラス基板に検出用マークを複数形成し、そのガラス基板に検査用チップを装着し、検出用マークと検査用チップとの位置関係から装着精度を検出するものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。この実装装置では、より容易に精度よく装着精度を検出することができる冶具を提供することができる。
特開平11−307998号公報 特開2001−136000号公報
ところで、近年、実装装置は、より微細な部品を取り扱うようになっており、その装着精度をより高めることが望まれている。また、実装処理の精度や処理時間の短縮のため、実装処理を実行する装置部材に様々な構成が加えられることがあり、上述した特許文献1、2の実装装置では、十分な実装精度を確保できない場合が生じていた。
本開示は、このような課題に鑑みなされたものであり、実装精度をより高めることができる実装装置及び実装方法を提供することを主目的とする。
本明細書で開示する実装装置及び実装方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本明細書で開示する実装装置は、
部品を基板上へ実装する実装処理を実行する実装装置であって、
前記部品を採取する採取部を1以上備え該採取した部品を移動する実装ヘッドと、
前記実装ヘッドが作業するXYZ軸上の第1位置において定められた第1補正値と、前記第1位置とは異なる第2位置において定められた第2補正値とを少なくとも記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記第1補正値及び/又は前記第2補正値を用いて前記実装処理を実行する制御部と、
を備えたものである。
この実装装置では、実装ヘッドが作業する異なる位置ごとにそれぞれ補正値が定められており、その位置ごとにおいて適した補正値を用いて実装処理を行う。この実装装置では、複数の補正値を用いることにより、実装精度をより高めることができる。なお、記憶部は、第1位置での第1補正値と第2位置での第2補正値とを記憶するが、第3位置での第3補正値や第4位置での第4補正値など、更なる補正値を含むものとしてもよい。
実装システム10の一例を表す概略説明図。 基板処理部12の説明図。 実装ヘッド22が部品Pを同時採取する説明図。 実装ヘッド22のヘッド昇降部29の説明図。 部品撮像部18により撮像される実装ヘッド22の説明図。 記憶部32に記憶された補正情報34の一例を表す説明図。 実装処理ルーチンの一例を表すフローチャート。
本実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本開示である実装システム10の一例を示す概略説明図である。図2は、基板処理部12の説明図である。図3は、実装ヘッド22のヘッド昇降部29の説明図である。図4は、実装ヘッド22が部品Pを同時採取する説明図である。図5は、部品撮像部18により撮像される実装ヘッド22の説明図である。図6は、記憶部32に記憶された補正情報34の一例を表す説明図である。実装システム10は、例えば、部品Pを基板Sに配置する実装処理を実行するシステムである。この実装システム10は、実装装置11と、管理コンピュータ(PC)50とを備えている。実装システム10は、複数の実装装置11が上流から下流に配置された実装ラインとして構成されている。図1では、説明の便宜のため実装装置11を1台のみ示している。管理PC50は、実装システム10の各装置の情報を管理するサーバとして構成されている。管理PC50は、部品Pの実装処理に用いられる実装ジョブを含む実装条件情報を作成し、実装装置11へ送信する。なお、本実施形態において、左右方向(X軸)、前後方向(Y軸)及び上下方向(Z軸)は、図1〜5に示した通りとする。
実装装置11は、図1に示すように、基板処理部12と、部品供給部15と、部品撮像部18と、実装部20と、制御部30とを備えている。
基板処理部12は、基板Sの搬入、搬送、実装位置での固定、搬出を行うユニットである。基板処理部12は、図2に示すように、第1コンベアにより基板Sを搬送する第1レーン13と、第2コンベアにより基板Sを搬送する第2レーン14とのデュアルレーンを有している。第1レーン13や第2レーン14は、前後に間隔を開けて設けられ左右方向に架け渡された1対のコンベアベルトを有している。基板Sはこのコンベアベルトにより搬送される。第1レーン13は、基板Sの搬送方向の上流から順に、領域R1〜R3の3つの領域が設定されており、いずれかの領域に基板Sが固定され、実装処理が実行される。また、第2レーン14も同様に、基板Sの搬送方向の上流から順に、領域R4〜R6の3つの領域が設定されており、いずれかの領域に基板Sが固定され、実装処理が実行される。なお、第1レーン13を搬送された基板Sを基板S1と称し、第2レーン14を搬送された基板Sを基板S2とも称する。
部品供給部15は、リールを備えた複数のフィーダ16やトレイユニットを有し、実装装置11の前側に着脱可能に取り付けられている。各リールには、テープが巻き付けられ、テープの表面には、複数の部品Pがテープの長手方向に沿って保持されている。このテープは、リールから後方に向かって巻きほどかれ、部品が露出した状態で、ノズル25で吸着される採取位置にフィーダ16により送り出される。トレイユニットは、部品を複数配列して載置するトレイを有し、所定の採取位置へこのトレイを出し入れする。
実装部20は、部品Pを部品供給部15から採取し、基板処理部12に固定された基板Sへ配置するものである。実装部20は、ヘッド移動部21と、実装ヘッド22と、回転体23と、ホルダ24と、ノズル25とを備えている。ヘッド移動部21は、ガイドレールに導かれてXY方向へ移動するスライダと、スライダを駆動するモータとを備えている。実装ヘッド22は、スライダに取り外し可能に装着されており、ヘッド移動部21によりXY方向へ移動する。実装ヘッド22の下面には、1以上のノズル25が取り外し可能に回転体23を介して装着されている。回転体23には、複数種のうちいずれかの種別のノズル25が複数装着される。回転体23には、複数のノズル25(例えば、16個や8個、4個など)がホルダ24を介して装着され、複数の部品Pを1度に採取可能である。ホルダ24とノズル25とには嵌合する凹凸部が形成されており、ホルダ24には、予め定められた軸回転位置でノズル25が装着される。ノズル25は、負圧を利用して部品を採取する採取部材であり、実装ヘッド22にホルダ24を介して取り外し可能に装着されている。なお、採取部材は、部品Pを把持して採取する把持部材としてもよい。
この実装ヘッド22は、回転可能な状態で回転体23に保持されるロータリー型の作業ヘッドとして構成されている。実装ヘッド22の回転体23は、図3に示すように、X軸スライダに取り付けられるヘッド本体40と、ヘッド本体40から下方に配設された係合軸41とを備えている。回転体23は、円柱状の部材であるロータリー部42と、ロータリー部42の下方に配設されたR軸ギア43と、ロータリー部42の上方に配設されたQ軸ギア44と、下端にノズル25を装着する長尺円筒状の複数のホルダ24とを備えている。ヘッド本体40には、ロータリー部42を軸回転させるR軸駆動部26と、ノズル25を軸回転させるQ軸駆動部27と、押下部49を移動することによりノズル25を昇降させるZ軸駆動部28とが配設されている。なお、ロータリー部42の回転軸をR軸と称し、ノズル25の回転軸をQ軸と称する。係合軸41は、軸回転可能にヘッド本体40に配設されており、Q軸ギア44の中心に形成された有底孔に挿入され回転体23を係合する。ロータリー部42は、例えば、ホルダ24の中心軸を中心に回転可能に且つ上下動可能に複数のホルダ24を支持する円柱状の部材である。R軸ギア43は、ロータリー部42よりも大きな外径を有している円板状の部材であり、外周面にギア溝が形成されている。このR軸ギア43は、R軸駆動部26の回転軸に接続された小ギア45に噛み合っており、この小ギア45を介してR軸駆動部26により回転駆動される。Q軸ギア44は、ロータリー部42よりも小さな外径を有している円筒状の部材であり、外周面にギア溝が形成されている。ホルダ24は、その上端側に小ギア46が配設され、下端側にノズル25を装着する部材である。小ギア46は、Q軸ギア44の外周に形成されたギア溝に噛み合っている。ホルダ24は、Q軸ギア44の外周に沿って等間隔に配設されている。ホルダ24は、Q軸駆動部27に接続された小ギア47、Q軸ギア44及びホルダ24の上端側に配設された小ギア46を介して伝達されたQ軸駆動部27の駆動力により回転軸(Q軸)を中心に回転(自転)し、吸着した部品Pの角度を調整可能となっている。この実装ヘッド22では、Q軸ギア44の回転に連動して全てのホルダ24が同期して回転する。このホルダ24は、押下部49を介して伝達されたZ軸駆動部28の駆動力により、Z軸方向(上下方向)に昇降される。実装ヘッド22では、X軸方向において左端部に位置する第1昇降位置Aで第1Z軸駆動部28Aがホルダ24をZ軸方向に昇降し、右端部に位置する第2昇降位置Bで第2Z軸駆動部28Bがホルダ24をZ軸方向に昇降する(図3参照)。この実装ヘッド22は、採取位置に固定されたときに、2つの昇降位置で同時に部品Pを採取可能に構成されている。
実装ヘッド22には、ヘッド昇降部29が配設されている。ヘッド昇降部29は、Z軸方向に形成されたガイドと、実装ヘッド22をガイドに沿って移動させる駆動部とを備えており、実装ヘッド22をZ軸方向に昇降させる(図4参照)。この実装部20は、例えば、高さの低い部品Pを取り扱う際には、実装ヘッド22をより下げた状態とし、ノズル25の昇降距離を短くして処理時間をより短縮可能である。また、実装部20は、高さの高い部品Pを取り扱う際には、実装ヘッド22をより上げた状態としてこれを採取可能である。このように、実装部20では、実装ヘッド22を交換することなく、継続して高さの異なる部品を採取することができる。ヘッド昇降部29は、図4に示すように、例えば、ノズル25の高さを高さH1〜H5で変更可能に構成されている。
部品撮像部18(撮像部)は、画像を撮像する装置であり、実装ヘッド22に採取され保持された1以上の部品Pを撮像するユニットである。この部品撮像部18は、部品供給部15と基板処理部12との間に配置されている。この部品撮像部18の撮像範囲は、部品撮像部18の上方である。部品撮像部18は、部品Pを保持した実装ヘッド22が部品撮像部18の上方を通過する際、その画像を撮像し、撮像画像データを制御部30へ出力する。実装部20では、図5に示すように、#1〜#8のノズル25(ホルダ24)があり、撮像画像から部品Pの画像を抽出して画像処理を行う画像範囲F1〜F8が定められている。従来では、#1のノズル25は画像範囲F1に配置された状態で画像処理を行うが、この実装ヘッド22では、#1〜#8のノズル25は画像範囲F1〜F8のどこに配置されていても画像処理を行うよう設定されている。このようにすることにより、特定のノズル25を特定位置へ移動させる必要がないので、画像処理において、回転体23を回転させる時間を短縮することができる。
制御部30は、図1に示すように、制御部としてのCPU31を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、各種データを記憶する記憶部32などを備えている。この制御部30は、基板処理部12や、部品供給部15、部品撮像部18、実装部20へ制御信号を出力し、実装部20や部品供給部15、部品撮像部18からの信号を入力する。記憶部32には、実装条件情報33や補正情報34が記憶されている。実装条件情報33は、部品Pを基板Sへ実装する実装順や部品Pの配置位置などの実装ジョブを含む。実装装置11は、この実装条件情報33に基づいて実装処理を実行する。補正情報34は、実装処理における採取位置や配置位置の補正、画像処理を行う範囲の補正に用いられる補正値を含む情報である。この補正情報34には、実装ヘッド22が作業するXYZ軸上の第1位置において定められた第1の補正値と、第1位置とは異なる第2位置において定められた第2の補正値とを少なくとも含んでいる。具体的には、補正情報34には、回転体23の識別情報(ID)、ホルダ24のIDに対応する昇降位置補正値、ヘッド高さ補正値、回転補正値、領域補正値などが含まれている。昇降位置補正値は、そのホルダ24が第1昇降位置A(図3、5参照)にあるときの採取部材の採取位置を補正する補正値と、そのホルダ24が第2昇降位置Bにあるときの採取部材の採取位置を補正する補正値とを含む。昇降位置が変わった場合に採取位置のずれが変わることがあることから、実装装置11では、昇降位置ごとにホルダ24に対応付けられた補正値を規定している。ヘッド高さ補正値は、実装ヘッド22が高さH1〜H5(図4参照)のいずれかにあるときのそのホルダ24に装着された採取部材の採取位置を補正する補正値である。実装ヘッド22の高さが変わった場合に採取位置のずれが変わることがあることから、実装装置11では、実装ヘッド22の高さごとにホルダ24に対応付けられた補正値を規定している。回転補正値は、そのホルダ24が画像範囲F1〜F8(図5参照)のいずれかにあるときのそのホルダ24に装着された採取部材の採取位置を補正する補正値である。ホルダ24の位置が変わった場合に、ギヤの噛み合わせの関係などで、そのホルダ24に応じて部品Pの位置や角度のずれが変わることがある。このため、実装装置11では、ホルダ24が存在する画像範囲F1〜F8の位置ごとにホルダ24に対応付けられた補正値を規定している。領域補正値は、基板Sが領域R1〜R6(図2参照)のいずれかにあるときのそのホルダ24に装着された採取部材の採取位置を補正する補正値である。実装ヘッド22はスライダによりXY方向へ移動するが、ガイドレールは梁であり、中央部分で微小にたわむことがある。このため、実装ヘッド22がXY方向のどの領域で作業するかによって採取部材のずれの量や方向が変わることがある。したがって、実装装置11では、基板Sが固定される領域ごとにホルダ24に対応付けられた補正値を規定している。なお、図6では、説明の便宜のため、補正情報34の補正値を表形式で示したが、昇降位置とヘッド高さと回転位置とXY方向の領域とをそれぞれ対応付けたマップ形式の補正値を含むものとしてもよい。実装装置11は、この補正情報34を利用して高度な位置補正を行い、実装処理を実行する。
次に、こうして構成された本実施形態の実装システム10の動作、まず、補正情報34を設定する処理について説明する。補正情報34の設定処理は、手動で行ってもよいし、制御部30が自動で行うものとしてもよい。例えば、 昇降位置補正値の設定では、補正値を設定するホルダ24を第1昇降位置Aに配置させた状態でホルダ24を下降させ、ノズル25の中心位置のずれ量を測定する。そして、このずれ量を相殺する補正値を設定し、ホルダ24と第1昇降位置Aと補正値とを対応付けて補正情報34に記憶させる。この処理を全ての昇降位置で全てのホルダ24に対して行うことにより、昇降位置補正値を設定することができる。このような処理を、ヘッド高さ補正値、回転補正値、領域補正値のいずれにおいても実行することにより、補正情報34を設定することができる。なお、各補正値は、他の補正値を組み合わせることによって適正な位置補正を実行可能に設定されるものとする。この補正情報34の設定は、所定期間経過後に定期的に行うものとしてもよい。
次に、実装システム10の動作、特に、実装装置11での実装処理について説明する。図7は、制御部30のCPU31により実行される実装処理ルーチンの一例を表すフローチャートである。このルーチンは、記憶部32に記憶され、作業者の実装開始入力に基づいて実行される。このルーチンが開始されると、CPU31は、まず、実装条件情報33及び補正情報34を読み出して取得し(S100)、基板Sの搬送及び固定処理を基板処理部12に行わせる(S110)。次に、CPU31は、実装条件情報33の配置順に基づいてノズル25が吸着する配置対象である部品Pを設定する(S120)。次に、CPU31は、ノズル25が装着されたホルダ24に対応する昇降位置補正値、ヘッド高さ補正値及び領域補正値を取得する(S130)。CPU31は、そのホルダ24の状態として、昇降位置、実装ヘッド22の高さ、基板Sが固定された領域などに応じた各補正値を取得するものとする。
次に、CPU31は、上記取得した昇降位置補正値、ヘッド高さ補正値及び領域補正値を用いてホルダ24に装着された採取部材(ノズル25)の採取位置を補正しつつ、部品Pの採取処理を実行する(S140)。CPU31は、採取処理において、必要に応じてノズル25の交換や装着を行い、実装ヘッド22を部品供給部15の採取位置へ移動させ、第1昇降位置A及び/又は第2昇降位置Bのノズル25を降下させて部品Pを採取する。このとき、上記補正値を利用するため、極めて高い位置精度で部品Pを採取することができる。回転体23に装着されたノズル25に部品Pを採取させたあと、CPU31は、実装ヘッド22を部品撮像部18の上空を通過させる移動処理と、部品撮像部18に実装ヘッド22の画像を撮像させる撮像処理とを実行する(S150)。
続いて、CPU31は、ホルダ24とそのホルダ24の回転位置とに対応する回転補正値を補正情報34から取得する(S160)。次に、CPU31は、取得した回転補正値を用いて画像処理する画像領域の位置及び角度を補正し(S170)、補正した画像領域の画像を処理することにより、理想位置からのずれ量を算出する(S180)。この実装装置11では、回転補正値を用いて補正した画像領域に対して画像処理をすればよいため、画像処理する画像領域をより小さくすることができ、処理時間をより短縮することができる。そして、CPU31は、算出したずれ量を補正して部品Pを配置する処理を実行する(S190)。
そして、CPU31は、現基板の実装処理が終了したか否かを判定し(S200)、終了していないときには、S120以降の処理を実行する。即ち、CPU31は、次に採取する部品Pを設定し、必要に応じてノズル25を取り替え、上記補正値を用いてずれ量を補正して部品Pの採取処理、画像の撮像処理及び基板Sへの配置処理を実行する。一方、S200で現基板の実装処理が終了したときには、CPU31は、実装終了した基板Sを基板処理部12により排出させ(S210)、生産完了したか否かを判定する(S220)。生産完了していないときには、CPU31は、S110以降の処理を実行する一方、生産完了したときには、そのままこのルーチンを終了する。
ここで、本実施形態の構成要素と本開示の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の実装ヘッド22が本開示の実装ヘッドに相当し、ホルダ24及びノズル25が採取部に相当し、記憶部32が記憶部に相当し、制御部30が制御部に相当する。また、ヘッド昇降部29が昇降機構に相当し、部品撮像部18が撮像部に相当し、回転体23が回転体に相当し、基板処理部12が搬送部に相当し、第1レーン13が第1レーンに相当し、第2レーン14が第2レーンに相当する。なお、本実施形態では、制御部30の動作を説明することにより本開示の実装方法の一例も明らかにしている。
以上説明した本実施形態の実装装置11は、実装ヘッド22が作業する異なる位置ごとに部品Pの位置補正用の補正値がそれぞれ定められており、その位置ごとにおいて適した補正値を用いて実装処理を行う。この実装装置11では、複数の補正値を用いることにより、実装精度をより高めることができる。また、実装ヘッド22は、第1昇降位置Aとホルダ24との組合せに対応する第1補正値としての第1の昇降補正値と、第2昇降位置Bとこのホルダ24との組合せに対応する第2補正値としての第2の昇降補正値とを記憶する。この実装装置11は、ホルダ24の昇降位置を複数有しており、その昇降位置ごとにホルダ24に対応付けられた補正値を有するため、昇降位置に応じた複数の補正値を用いることによって、実装精度をより高めることができる。
また、実装装置11は、実装ヘッド22の高さを複数変更可能であり(H1〜H5)、その高さごとにホルダ24に対応付けられた補正値を有するため、実装ヘッド22の高さに応じた複数の補正値を用いることによって、実装精度をより高めることができる。更に、実装装置11は、複数のホルダ24を旋回可能であり、ホルダ24が複数の回転位置を有しており(F1〜F8)、その回転位置ごとにホルダ24に対応付けられた補正値を有するため、回転位置に応じた複数の補正値を用いることによって、実装精度をより高めることができる。更にまた、実装装置11は、複数の領域(R1〜R6)で基板Sを固定可能であり、その固定領域ごとにホルダ24に対応付けられた補正値を有するため、基板Sの固定位置(実装ヘッド22の作業領域)に応じた複数の補正値を用いることによって、実装精度をより高めることができる。
また、基板処理部12は、基板の搬送方向において領域R1〜3又は領域R4〜R6を有しその複数の領域ごとに補正値を有するため、基板の搬送方向に沿った固定位置に応じて、実装精度をより高めることができる。更に、基板処理部12基板Sを搬送する第1レーン13と第2レーン14とを有し、そのレーンごとに補正値を有するため、搬送レーンに応じた複数の補正値を用いることによって、実装精度をより高めることができる。実装装置11では、例えば、Z軸に起因するメカの組付誤差や、ヘッド昇降部29の土台に起因するメカの組付誤差、基板処理部12のコンベアのメカの組付誤差、実装ヘッド22のXY方向に起因するメカの組付誤差など、様々な実装精度の悪化の要因を排除することができ、より精度の高い実装処理を実行することができる。
なお、本開示の制御装置及び実装装置は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、昇降位置補正値、ヘッド高さ補正値、回転補正値及び領域補正値を用いるものとして説明したが、特にこれに限定されず、これらのうち1以上を省略してもよいし、これら以外の補正値を更に組み合わせて用いてもよい。また、実装ヘッド22は、2カ所の昇降位置を有するものとしたが、これを1以上とし補正値もこれに合わせるものとしてもよい。また、実装ヘッド22は、ヘッド高さを5つ有するものとしたが、これを1以上とし補正値もこれに合わせるものとしてもよい。また、実装ヘッド22は、8つのホルダ24を有するものとしたが、これを1以上とし回転補正値もこれに合わせるものとしてもよい。また、基板処理部12において基板Sを2レーン×搬送方向に3カ所=6カ所のいずれかで固定するものとしたが、レーンを1以上搬送方向に1以上とし補正値もこれに合わせるものとしてもよい。なお、補正値の種類はより多い方がより実装精度を高める上では好ましい。
上述した実施形態では、図6に補正値の一例を示したが、マニュアルオフセットのような総合的な補正値の場合は、上記全ての組み合わせ(あるいは一部の組み合わせ)の補正値を持つようにしてもよい。
上述した実施形態では、本開示を実装装置11として説明したが実装方法としてもよいし、この実装方法を実行するプログラムとしてもよい。
ここで、本開示の実装装置及び実装方法は、以下のように構成してもよい。本開示の実装装置において、前記実装ヘッドは、前記採取部をZ軸上で昇降する前記第1位置としての第1昇降位置と、前記第1昇降位置とは異なる位置で前記採取部を昇降する前記第2位置としての第2昇降位置と、を有しており、前記記憶部は、前記第1昇降位置と前記採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第1補正値としての第1昇降補正値と、前記第2昇降位置と該採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第2補正値としての第2昇降補正値とを記憶するものとしてもよい。この実装装置は、複数の採取部の昇降位置を有しており、その昇降位置ごとに採取部に対応付けられた補正値を有するため、昇降位置に応じた複数の補正値を用いることによって、実装精度をより高めることができる。
本開示の実装装置において、前記実装ヘッドは、前記第1位置としての第1高さと、前記第1高さとは異なる前記第2位置としての第2高さと、で該実装ヘッドを保持する昇降機構に配設されており、前記記憶部は、前記第1高さと前記採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第1補正値としての第1位置補正値と、前記第2高さと該採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第2補正値としての第2位置補正値とを記憶するものとしてもよい。この実装装置は、実装ヘッドの高さを複数変更可能であり、その高さごとに採取部に対応付けられた補正値を有するため、実装ヘッドの高さに応じた複数の補正値を用いることによって、実装精度をより高めることができる。
本開示の実装装置は、前記実装ヘッドを撮像する撮像部、を備え、前記実装ヘッドは、複数の前記採取部を円周上に配設し軸回転可能に支持され前記第1位置としての第1回転位置と、前記第1回転位置とは異なる前記第2位置としての第2回転位置と、に前記採取部を旋回する回転体を有し、前記記憶部は、前記第1回転位置と前記採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第1補正値としての第1回転補正値と、前記第2回転位置と該採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第2補正値としての第2回転補正値とを記憶し、前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記第1回転補正値及び/又は前記第2回転補正値を用いて、前記撮像部により撮像された撮像画像の選択領域の補正及び/又は前記実装ヘッドの前記回転体の位置の補正を行い前記実装処理を実行するものとしてもよい。この実装装置は、複数の採取部を旋回可能であり、採取部が複数の回転位置を有しており、その回転位置ごとに採取部に対応付けられた補正値を有するため、回転位置に応じた複数の補正値を用いることによって、実装精度をより高めることができる。ここで、「第1回転補正値」や「第2回転補正値」は、部品の回転角度の補正値としてもよい。
本開示の実装装置は、前記基板を搬送しXY軸上の前記第1位置としての第1領域と、前記第1領域とは異なる前記第2位置としての第2領域と、に該基板を固定可能な搬送部、を備え、前記記憶部は、前記第1領域と前記採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第1補正値としての第1領域補正値と、前記第2領域と該採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第2補正値としての第2領域補正値とを記憶し、前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記第1領域補正値及び/又は前記第2領域補正値を用いて、前記搬送部により固定された前記基板の位置の補正及び/又は前記実装ヘッドの位置の補正を行い前記実装処理を実行するものとしてもよい。この実装装置は、複数の領域で基板を固定可能であり、その固定領域ごとに採取部に対応付けられた補正値を有するため、基板の固定位置に応じた複数の補正値を用いることによって実装精度をより高めることができる。
第1領域及び第2領域を有する本開示の実装装置において、前記搬送部は、前記基板の搬送方向において前記第1領域と前記第2領域とを有するものとしてもよい。この実装装置では、基板の搬送方向に沿った複数の領域ごとに補正値を有するため、基板の搬送方向に沿った固定位置に応じて、実装精度をより高めることができる。あるいは、本開示の実装装置において、前記搬送部は、前記基板を搬送する第1レーンと、前記第1レーンに併設された第2レーンと、を有し、前記第1レーンに前記第1領域を有し、前記第2レーンに前記第2領域を有するものとしてもよい。この実装装置では、基板を搬送するレーンごとに補正値を有するため、搬送レーンに応じた複数の補正値を用いることによって、実装精度をより高めることができる。
本開示の実装方法は、
部品を採取する採取部を1以上備え該採取した部品を移動する実装ヘッドを利用し、前記部品を基板上へ実装する実装処理を実行する実装方法であって、
前記実装ヘッドが作業するXYZ軸上の第1位置において定められた第1補正値と、前記第1位置とは異なる第2位置において定められた第2補正値とのうち少なくとも一方を用いて前記実装処理を実行するステップ、
を含むものである。
この実装方法は、上述した実装装置と同様に、実装ヘッドが作業する異なる位置ごとにそれぞれ補正値が定められており、その位置ごとにおいて適した補正値を用いて実装処理を行う。この実装装置では、複数の補正値を用いることにより、実装精度をより高めることができる。この実装方法において、上述した実装装置の種々の態様を採用してもよいし、また、上述した実装装置の各機能を実現するような構成を追加してもよい。
本開示は、部品を採取し配置する実装処理を行う装置の技術分野に利用可能である。
10 実装システム、11 実装装置、12 基板処理部、13 第1レーン、14 第2レーン、15 部品供給部、16 フィーダ、18 部品撮像部、20 実装部、21 ヘッド移動部、22 実装ヘッド、23 回転体、24 ホルダ、25 ノズル、26 R軸駆動部、27 Q軸駆動部、28 Z軸駆動部、28A 第1Z軸駆動部、28B 第2Z軸駆動部28、30 制御部、31 CPU、32 記憶部、33 実装条件情報、34 補正情報、40 ヘッド本体、41 係合軸、42 ロータリー部、43 R軸ギア、44 Q軸ギア、45〜47 小ギア、49 押下部、50 管理PC、A 第1昇降位置、B 第2昇降位置、F1〜F8 画像範囲、H1〜H5 高さ、R1〜R6 領域、P 部品、S 基板。

Claims (9)

  1. 部品を基板上へ実装する実装処理を実行する実装装置であって、
    前記部品を採取する採取部を1以上備え該採取した部品を移動する実装ヘッドと、
    前記実装ヘッドが作業するXYZ軸上の第1位置において定められた第1補正値と、前記第1位置とは異なる第2位置において定められた第2補正値とを少なくとも記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記第1補正値及び/又は前記第2補正値を用いて前記実装処理を実行する制御部と、を備え
    前記実装ヘッドは、前記採取部をZ軸上で昇降する前記第1位置としての第1昇降位置と、前記第1昇降位置とは異なる位置で前記採取部を昇降する前記第2位置としての第2昇降位置と、を有しており、
    前記記憶部は、前記第1昇降位置と前記採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第1補正値としての第1昇降補正値と、前記第2昇降位置と該採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第2補正値としての第2昇降補正値とを記憶する、実装装置。
  2. 部品を基板上へ実装する実装処理を実行する実装装置であって、
    前記部品を採取する採取部を1以上備え該採取した部品を移動する実装ヘッドと、
    前記実装ヘッドが作業するXYZ軸上の第1位置において定められた第1補正値と、前記第1位置とは異なる第2位置において定められた第2補正値とを少なくとも記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記第1補正値及び/又は前記第2補正値を用いて前記実装処理を実行する制御部と、を備え
    前記実装ヘッドは、前記第1位置としての第1高さと、前記第1高さとは異なる前記第2位置としての第2高さと、で該実装ヘッドを保持する昇降機構に配設されており、
    前記記憶部は、前記第1高さと前記採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第1補正値としての第1位置補正値と、前記第2高さと該採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第2補正値としての第2位置補正値とを記憶する、実装装置。
  3. 前記実装ヘッドは、前記採取部をZ軸上で昇降する前記第1位置としての第1昇降位置と、前記第1昇降位置とは異なる位置で前記採取部を昇降する前記第2位置としての第2昇降位置と、を有しており、
    前記記憶部は、前記第1昇降位置と前記採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第1補正値としての第1昇降補正値と、前記第2昇降位置と該採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第2補正値としての第2昇降補正値とを記憶する、請求項に記載の実装装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の実装装置であって、
    前記実装ヘッドを撮像する撮像部、を備え、
    前記実装ヘッドは、複数の前記採取部を円周上に配設し軸回転可能に支持され前記第1位置としての第1回転位置と、前記第1回転位置とは異なる前記第2位置としての第2回転位置と、に前記採取部を旋回する回転体を有し、
    前記記憶部は、前記第1回転位置と前記採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第1補正値としての第1回転補正値と、前記第2回転位置と該採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第2補正値としての第2回転補正値とを記憶し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記第1回転補正値及び/又は前記第2回転補正値を用いて、前記撮像部により撮像された撮像画像の選択領域の補正及び/又は前記実装ヘッドの前記回転体の位置の補正を行い前記実装処理を実行する、実装装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の実装装置であって、
    前記基板を搬送しXY軸上の前記第1位置としての第1領域と、前記第1領域とは異なる前記第2位置としての第2領域と、に該基板を固定可能な搬送部、を備え、
    前記記憶部は、前記第1領域と前記採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第1補正値としての第1領域補正値と、前記第2領域と該採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第2補正値としての第2領域補正値とを記憶し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記第1領域補正値及び/又は前記第2領域補正値を用いて、前記搬送部により固定された前記基板の位置の補正及び/又は前記実装ヘッドの位置の補正を行い前記実装処理を実行する、実装装置。
  6. 前記搬送部は、前記基板の搬送方向において前記第1領域と前記第2領域とを有する、請求項5に記載の実装装置。
  7. 前記搬送部は、前記基板を搬送する第1レーンと、前記第1レーンに併設された第2レーンと、を有し、前記第1レーンに前記第1領域を有し、前記第2レーンに前記第2領域を有する、請求項5又は6に記載の実装装置。
  8. 部品を採取する採取部を1以上備え該採取した部品を移動する実装ヘッドを利用し、前記部品を基板上へ実装する実装処理を実行する実装方法であって、
    前記実装ヘッドが作業するXYZ軸上の第1位置において定められた第1補正値と、前記第1位置とは異なる第2位置において定められた第2補正値とのうち少なくとも一方を用いて前記実装処理を実行するステップ、を含み
    前記実装ヘッドは、前記採取部をZ軸上で昇降する前記第1位置としての第1昇降位置と、前記第1昇降位置とは異なる位置で前記採取部を昇降する前記第2位置としての第2昇降位置と、を有しており、
    前記ステップでは、前記第1昇降位置と前記採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第1補正値としての第1昇降補正値と、前記第2昇降位置と該採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第2補正値としての第2昇降補正値とを用いる、実装方法。
  9. 部品を採取する採取部を1以上備え該採取した部品を移動する実装ヘッドを利用し、前記部品を基板上へ実装する実装処理を実行する実装方法であって、
    前記実装ヘッドが作業するXYZ軸上の第1位置において定められた第1補正値と、前記第1位置とは異なる第2位置において定められた第2補正値とのうち少なくとも一方を用いて前記実装処理を実行するステップ、を含み
    前記実装ヘッドは、前記第1位置としての第1高さと、前記第1高さとは異なる前記第2位置としての第2高さと、で該実装ヘッドを保持する昇降機構に配設されており、
    前記ステップでは、前記第1高さと前記採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第1補正値としての第1位置補正値と、前記第2高さと該採取部との組合せに対応し前記部品の位置補正用の前記第2補正値としての第2位置補正値とを用いる、実装方法。
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