JP6928770B2 - 車両用サスペンション装置 - Google Patents
車両用サスペンション装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6928770B2 JP6928770B2 JP2017002096A JP2017002096A JP6928770B2 JP 6928770 B2 JP6928770 B2 JP 6928770B2 JP 2017002096 A JP2017002096 A JP 2017002096A JP 2017002096 A JP2017002096 A JP 2017002096A JP 6928770 B2 JP6928770 B2 JP 6928770B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- fixed
- trailing arm
- wheel
- width direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000000725 suspension Substances 0.000 title claims description 33
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 37
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 20
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 14
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 5
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 241001247986 Calotropis procera Species 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
このような車両用サスペンション装置として、左右独立のトレーリングアームを備えるトレーリング式サスペンション装置や、左右のトレーリングアームを車幅方向に延在するビーム(トーションビーム)で一体に結合してなるトーションビーム式サスペンション装置が挙げられる。
そして、車輪支持部の車幅方向外側にブレーキ装置及びハブが組み付けられ、そのハブに車輪が取り付けられる。
よって、車輪支持部の角度を変更すると、例えばトーインやトーアウトなど、ホイールアライメントを調整できるようになっている。
しかしながら、このような構造によれば、ギヤボックスの出力軸の角度の調整が必要な場合、出力軸の向きだけでなく車輪の車軸の角度(ホイールアライメント)も変化してしまうため、走行性能に影響が出てしまう。
図1に示すように、後輪駆動装置100は、左右に離間して配置されるトレーリングアーム2,2により左右の後輪70,70を支持する車両用サスペンション装置1と、車両用サスペンション装置1に支持される左右のモータ30,30と、車両用サスペンション装置1に支持される左右のギヤ伝達機構40,40と、を備えている。
なお、本実施形態のトレーリングアーム2,2及びトーションビーム3は、金属製から成るが、本発明は、例えば樹脂材料等により形成されていてもよく、特に材料の限定はない。
一方で、トレーリングアーム2の後側には、第2ギヤボックス42を装着する装着部12aと、後輪70を支持する車輪側支持部材16と、が形成されている。
さらに、トレーリングアーム2の下側には、補強部材15が設けられている。
以下、各構成の詳細について、図2から図5を参照しながら説明する。
ギヤボックス支持部7aには、車幅方向に貫通するボルト挿通孔7bが複数形成されている。
図2に示すように、ギヤボックス支持部7aの車幅方向内側には、第1ギヤボックス41が配置され、車幅方向外側からボルト挿通孔7bに挿通されたボルトが第1ギヤボックス41を締結し、第1ギヤボックス41がモータブラケット7に固定されている。
また、第1ギヤボックス41の車幅方向内側には、モータ30が例えばボルト等の締結部材により締結され、モータ30がモータブラケット7に支持されている。
なお、本発明は、車体側取付部6とモータブラケット7とは各々別部材で構成されていてもよい。
また、図3に示すように、平面視でトレーリングアーム2の中間部2Bは、後方に向かうにつれて車幅方向外側に位置するように傾斜している。
図5に示すように、外側部材8は、車幅方向内側に向け開口した略断面U字状の外側U字形状部10を有し、内側部材9は、車幅方向外側に向け開口した略断面U字状の内側U字形状部11を有している。
そして、外側U字形状部10と内側U字形状部11との端部同士を溶接することで、閉断面形状を呈する本体部20が形成されている。
この本体部20は、前側水平部2Aと中間部2Bと後側水平部2Cとに亘って閉断面形状を呈しており、トレーリングアーム2が高い強度や剛性を有している。
また、その外側U字形状部10の一部から下方に延在する部分は、外側U字形状部10において後側水平部2Cを構成する部分から下方に延在する後壁部12と、中間部2Bの下方で中間部2Bに沿って延在する前壁部13と、を備えている。
このため、車両用サスペンション装置1は、拡幅部14(後壁部12)の幅方向の内方に、第2ギヤボックス42(駆動機構)が装着される装着部12aが設けられた構造になっている。
この貫通孔12bは、装着部12aに組み付けられた第2ギヤボックス42の出力軸42aを挿通させるための孔である(図2参照)。
そのほか、装着部12aにおいて貫通孔12bの周囲には、第2ギヤボックス42を装着部12aに締結するためのボルトを挿通させるための締結用貫通孔12cが4つ形成されている(図4(b)参照)。
なお、かかる貫通孔12bと締結用貫通孔12cとはギヤボックスの仕様に応じて形成されていればよく、孔の数や配置等は本実施形態で説明した例に限定されない。
図2に示すように、前壁部13は、平面視で中間部2Bと重複している。換言すれば、前壁部13は、後壁部12の前端部から前方に向かうにつれて車幅方向内側に位置するように傾斜している。
このため、前壁部13は、装着部12aに装着された第2ギヤボックス42の前方を覆うようになっている。この結果、前方からの飛び石(チッピング)が第2ギヤボックス42に衝突する、ということが防止される。
また、図4(b)に示すように、前壁部13には、前後方向に貫通し、ギヤ伝達機構40から駆動力を伝達するドライブシャフト等の伝達軸43を挿通させるための伝達軸用挿通孔13aが形成されている。
なお、拡幅部14の下端(後壁部12と前壁部13との下端)には、車幅方向内側に延在するフランジ14aが形成され、詳細は後述する補強部材15が固設されることにより、強度や剛性が向上している。
図5に示すように、補強部材15の下端部15bは、車幅方向外側に折れ曲がり、拡幅部14(後壁部12と前壁部13)のフランジ14aに接合している。
これにより、拡幅部14(後壁部12と前壁部13)の下部側が支持され、拡幅部14の強度や剛性が一層向上する。また、接合する補強部材15の下端部15bと拡幅部14のフランジ14aとが第2ギヤボックス42の下方を覆うため、下方からの飛び石(チッピング)から第2ギヤボックス42を保護することができる。
なお、本実施形態のダンパ支持部50は、拡幅部14のフランジ14a側に形成された切り欠き、補強部材15の下端部15b側に形成された切り欠きを組み合わせることで構成されている。
なお、ダンパ支持部50は、本体部20の後端に設けられてもよい。
また、補強部材15の上端部15cの一部には、車幅方向外側に向って延設された延設部15dが形成されている。
このため、補強部材15には、車幅方向外側に向って開口する断面U字状の補強U字形状部15eを有し、この補強U字形状部15eが後壁部12(装着部12a)とともに閉断面形状を形成している。このため、後壁部12(装着部12a)の強度や剛性がより一層向上している。
なお、補強部材15は内側部材9やスプリングシート19とは異なる板厚であってもよい。
車輪側支持部材16の上端、下端には、車幅方向内側に延びて、トレーリングアーム2や装着部12に接合するための上側固設部16aと下側固設部16bと、が形成されている。
つまり、実施形態の車両用サスペンション装置1は、外側部材8の幅方向の外方に車輪側支持部材を固設するための固設部(上側固設部16a、下側固設部16b)が設けられている構造になっている。
また、図5に示すように、上側固設部16aは外側U字形状部10(拡幅部14の上部)に接合され、下側固設部16bは拡幅部14の下端部のフランジ14aに接合され、後壁部12(装着部12a)が上側固設部16aと下側固設部16bとの間に位置している。
上記する構造によれば、車輪側支持部材16の上下方向の両端が支持されているため、車輪側支持部材16に車幅方向内側に向う荷重が作用しても、車輪側支持部材16が幅方向内側に倒れ込もうとするのを抑制することができる。
このため、第2ギヤボックス42の出力軸42aの向きを変えるため、装着部12の角度を変えても、後輪70の車軸が変更されることがない。
よって、車輪側支持部材16は、ホイールアライメントの調整機能を有しており、車輪側支持部材16の角度を変えて、後輪70の車軸の角度を自由に設定することができる。
実施形態では、左右のトレーリングアーム2にトーションビーム3が一体に形成されたトーションビーム式サスペンション装置に適用した場合について説明したが、本発明は、トレーリングアーム2とスプリングシート19とから構成されるトレーリングアーム式サスペンション装置であってもよく、実施形態と同様な効果を発揮できる。
なお、このような外側部材8を用いる場合、内側部材9は、外側部材8の下側部分に形成された外側U字形状部10と協働して本体部20が構成するように接合する必要がある。さらに、補強部材15を用いる場合においては、外側U字形状部10から上方に延在する拡幅部14の上端側に接合し、接合部12aの上方に閉断面形状が形成されるようにすることが好ましい。
2 トレーリングアーム
2A 前側水平部
2B 中間部
2C 後側水平部
3 トーションビーム
8 外側部材
9 内側部材
10 外側U字形状部
11 内側U字形状部
12 後壁部
12a 装着部
13 前壁部
13a 伝達軸用挿通孔
14 拡幅部
14a フランジ
15 補強部材
15e 補強U字形状部
16 車輪側支持部材
16a 上側固設部(固設部)
16b 下側固設部(固設部)
16c 後側固設部(固設部)
17 ハブ
18 ブレーキ装置
19 スプリングシート
20 本体部
30 モータ
40 ギヤ伝達機構
41 第1ギヤボックス
42 第2ギヤボックス(駆動機構)
43 伝達軸
50 ダンパ支持部
70 後輪
100 後輪駆動装置
Claims (5)
- 車両の前後方向に延在しながら前端側が車体に支持されるトレーリングアームと、
前記トレーリングアームの後端側に固設されると共に車輪のアライメントを調整する調整機能を有する車輪側支持部材と、
前記トレーリングアームの前端側に設けられ、前記車輪を駆動するためのモータを支持するモータブラケットと、
を備え、
前記トレーリングアームは、前記車両の幅方向で互いに対向して配設されると共にそれらが協働して閉断面形状の本体部を構成する外側部材と内側部材とで構成され、
前記外側部材は、前記前後方向の中間部から後方に向かって前記車両の上下方向に拡大された拡幅部を有し、
前記拡幅部の前記幅方向の外方には、前記車輪側支持部材が固設される固設部が設けられ、
前記拡幅部の幅方向の内方には、伝達軸を介して前記モータに接続される駆動機構が装着される装着部が設けられていることを特徴とする車両用サスペンション装置。 - 前記トレーリングアームは、前記内側部材に接続されると共に前記後端側に延在する補強部材を、更に備え、
前記内側部材と前記補強部材とは、後部側が前記上下方向に離間して配設され、
前記装着部は、前記内側部材と前記補強部材との間に位置していることを特徴とする請求項1に記載の車両用サスペンション装置。 - 前記固設部は、前記上下方向に離間して配設される上側固設部及び下側固設部を有し、
前記装着部は、前記上側固設部と前記下側固設部との間に位置していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用サスペンション装置。 - 前記拡幅部は、前記装着部に装着される前記駆動機構の前方を覆う前壁部を有し、
前記前壁部は、前記前後方向に開口する開口部を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用サスペンション装置。 - 前記トレーリングアームに固設されると共にサスペンションスプリングの下端側を支持するスプリングシートを、更に備え、
前記内側部材は、前記装着部よりも上方側に配設され、
前記補強部材は、前記装着部よりも下方側に配設され、
前記スプリングシートは、前記補強部材に固設される請求項2に記載の車両用サスペンション装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017002096A JP6928770B2 (ja) | 2017-01-10 | 2017-01-10 | 車両用サスペンション装置 |
PCT/JP2017/047222 WO2018131504A1 (ja) | 2017-01-10 | 2017-12-28 | モータ駆動装置 |
DE112017006775.8T DE112017006775T5 (de) | 2017-01-10 | 2017-12-28 | Motorantriebsvorrichtung |
US16/468,248 US11084371B2 (en) | 2017-01-10 | 2017-12-28 | Motor drive device |
CN201780078119.2A CN110121441B (zh) | 2017-01-10 | 2017-12-28 | 马达驱动装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017002096A JP6928770B2 (ja) | 2017-01-10 | 2017-01-10 | 車両用サスペンション装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018111364A JP2018111364A (ja) | 2018-07-19 |
JP6928770B2 true JP6928770B2 (ja) | 2021-09-01 |
Family
ID=62911647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017002096A Active JP6928770B2 (ja) | 2017-01-10 | 2017-01-10 | 車両用サスペンション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6928770B2 (ja) |
-
2017
- 2017-01-10 JP JP2017002096A patent/JP6928770B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018111364A (ja) | 2018-07-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5435148B2 (ja) | 車両のサスペンション装置 | |
JP5581911B2 (ja) | トレーリングアームの取付構造 | |
CN107571698B (zh) | 汽车的前悬架构造 | |
JP6845539B2 (ja) | 自動車の後部サスペンション構造 | |
WO2018131504A1 (ja) | モータ駆動装置 | |
JP6668743B2 (ja) | 車体構造 | |
JP5552961B2 (ja) | 電気自動車の車両後部構造 | |
CN111433055A (zh) | 悬架装置 | |
JP2020164092A (ja) | トーションビーム式サスペンション | |
JP6928770B2 (ja) | 車両用サスペンション装置 | |
JP7083035B2 (ja) | サブフレーム構造 | |
JP4743004B2 (ja) | サスペンション構造 | |
JP6048682B2 (ja) | 車両の前部車体構造 | |
JP2001310756A (ja) | 自動車の車体前部構造 | |
JP4998294B2 (ja) | サスペンション装置 | |
JP6348815B2 (ja) | 弾性支持体及びサブフレーム取付構造 | |
JP7038220B2 (ja) | サブフレーム構造 | |
JP7056115B2 (ja) | サスペンション装置 | |
JP6052605B2 (ja) | 車体前部構造 | |
JP2009126206A (ja) | サスペンション装置 | |
JP6384506B2 (ja) | 自動車の懸架装置 | |
JP4893102B2 (ja) | ホイールモータ懸架装置 | |
JP2007022295A (ja) | サスペンションリンク | |
JP6943369B2 (ja) | 自動車の後部サスペンション構造 | |
JP6066815B2 (ja) | 自動車の前部車体構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170120 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201110 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201223 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201224 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20210226 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20210325 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210525 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20210623 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210624 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20210624 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6928770 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |