JP6910881B2 - 撮像装置、及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、フラッシュ装置が搭載されたフィルムカメラやデジタルカメラ等の撮像装置に関し、特に発光色温度が可変なフラッシュ装置が搭載された撮像装置の調光及び調色制御に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置では、発光色温度が可変なフラッシュ装置が搭載されたものがある。従来、この種の撮像装置において、被写体輝度及び外光の色温度を測定して発光量及び発光色温度を決める或いは予備発光の結果に応じて発光量を決める技術が開示されている(特許文献1)。また、予備発光と本発光とで発光色温度が異なる場合に、本発光と予備発光との間の色温度差に基づいて撮像素子の感度差及び被写体の反射率差の少なくとも一方を用いて、演算する発光量を補正して本発光量を求める技術が開示されている(特許文献2)。
特開2013−015722号公報 特開2013−101362号公報
しかし、上記特許文献2では、色温度差情報により本発光量の補正値を容易に求め得るのは、標準光源や完全放射体に相当するか或いは類似する分光特性の光源の場合に限定される。
図9は、白熱電球と白色LEDとの分光スペクトルの光の波長に対する相対発光エネルギー強度の関係を例示したグラフ図である。図9において、分光スペクトルs1は、標準光源や完全放射体にほぼ相当する白熱電球の分光スペクトルであり、このような光源の分光スペクトルは連続性があり、輝線的成分などが含まれない。一方、近年照明用光源として用途が拡大している白色LEDの分光スペクトルs2は、450nm付近に強い輝線的成分があるが、480nm付近の成分が極端に小さい等、標準光源や完全放射体に類似する分光特性とは言えない分光特性となっている。
白色LEDのような分光特性の光源をフラッシュ装置に用いている場合、本発光と予備発光との間の色温度差に基づいて本発光量の補正値を演算しようとすると、光源と撮像素子との詳細な分光スペクトルデータに基づく補正値の演算が必要となる。この場合、演算に必要とするデータ量が大きく、かつ演算時間も増加する。
また、光源の分光スペクトルが標準光源や完全放射体に類似する場合であっても、撮影条件の如何によっては精度良く本発光量の補正値を算出することが困難なケースが存在する。下記(1)から(5)にそうしたケースを例示する。
(1)バウンス撮影でフラッシュ光の色温度が反射面の分光反射率影響を受けるケース
(2)被写体距離が遠い或いは被写体反射率が低いために予備発光時の反射受光量が小さく、測光値精度が低下しているケース
(3)被写体距離が遠いために撮影画角に占める主被写体の大きさが小さく、主被写体領域の予備発光時の測光値精度が低下しているケース
(4)接写のような高倍率撮影のために予備発光時の反射受光量がセンサの飽和レベルに近づいているケースや僅かな被写体の移動やカメラブレの影響を受け易いケース
(5)日中シンクロのように環境光がかなり大きい条件でのフラッシュ撮影のために予備発光時の測光値におけるフラッシュ光寄与率が低下しているケース
そこで、本発明は、予備発光と本発光とで発光色温度が異なる場合、標準光源や完全放射体に相当するか或いは類似する分光特性の光源の場合に限定されることなく、本発光量の発光精度を充分に確保可能な撮像装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、発光色温度が異なる複数の光源の発光比率を変化させることで発光色温度が可変なフラッシュ装置と、前記フラッシュ装置の予備発光時の被写体からの反射光を測光する測光手段とを備える撮像装置であって、あらかじめ決められた発光色温度に基づく第1の予備発光とは異なる発光色温度にて本発光を行う際に、前記光源の分光特性情報、撮影条件情報、前記第1の予備発光時の測光値情報の少なくとも一つに応じて変更された発光色温度に基づき第2の予備発光を行い、前記測光手段による前記第2の予備発光時の測光結果に基づき本発光量を決定するか、前記測光手段による前記第1の予備発光時の測光結果に基づき本発光量を決定するかを選択する選択手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、予備発光と本発光とで発光色温度が異なる場合、標準光源や完全放射体に相当するか或いは類似する分光特性の光源の場合に限定されることなく、本発光量の発光精度を充分に確保することができる。
本発明の撮像装置の第1の実施形態であるデジタル一眼レフカメラの概略断面図である。 測光センサの構成例を示す図である。 焦点検出用センサの構成例を示す図である。 カメラ本体、交換レンズ及びフラッシュ装置の電気回路の構成例を示すブロック図である。 低色温度光源の発光量と高色温度光源の発光量との組合せによる、フラッシュ装置の発光色温度と発光可能量との関係を示すグラフ図である。 フラッシュ撮影時のデジタル一眼レフカメラの動作について説明するフローチャートである。 図6のステップS610におけるフラッシュの予備発光及び予備発光時の測光演算の具体的処理を説明するフローチャートである。 本発明の撮像装置の第2の実施形態であるデジタル一眼レフカメラにおいて、図6のステップS610におけるフラッシュの予備発光及び予備発光時の測光演算の具体的処理を説明するフローチャートである。 光源の分光スペクトルを例示するグラフ図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の撮像装置の第1の実施形態であるデジタル一眼レフカメラの概略断面図である。
本実施形態のデジタル一眼レフカメラ(以下、カメラという。)は、図1に示すように、カメラ本体1の正面側(被写体側)に、マウント部27,33を介して交換レンズ2が着脱可能に装着される。かかる装着状態では、カメラ本体1は、接点部28,32を介して交換レンズ2との間で情報通信を行うことが可能である。また、カメラ本体1の上面部には、接続部29,39を介してフラッシュ装置3が着脱可能に装着される。フラッシュ装置3は、発光色温度が異なる複数の光源の発光比率を変化させることで発光色温度が可変である。なお、交換レンズ2及びフラッシュ装置3の少なくともいずれかがカメラ本体1と一体に設けられていてもよい。
カメラ本体1は、半透過性を有する主ミラー13、及び主ミラー13に対して回動可能に支持された第1反射ミラー14を備えるミラーユニットを具備する。ミラーユニットは、ファインダ観察時に撮影光路に進入するミラーダウン位置に配置され、撮影時に撮影光路から退避するミラーアップ位置に配置される。
ミラーユニットのミラーダウン位置では、主ミラー13は、交換レンズ2の撮影光学系を通過した被写体光束を反射してファインダ光学系に導く共に、被写体光束の一部を透過させて第1反射ミラー14に導く。ファインダ光学系は、ピント板21、ペンタプリズム22、及び接眼レンズ23により構成される。ピント板21によって拡散された光束のうち、光軸外の一部が入射する光束は、第3反射ミラー24で反射されて集光レンズ25を介して測光センサ26に導かれる。
図2は、測光センサ26の構成例を示す図である。測光センサ26は、被写体の輝度に関する情報を得るためのセンサである。測光センサ26は、例えばCMOSやCCDといったエリアの蓄積型光電変換素子であり、図2(a)に例示するように、受光画面内を複数分割したエリア毎に被写体の輝度情報や色情報等の測光情報を出力できる。
複数分割したエリアについて、本例では7列×5行の35分割とし、35分割された各分割エリアPD1〜PD35を有する。各分割エリアPD1〜PD35は、図2(b)に例示するように、細かな受光部画素に分かれており、各受光部画素には、一定の配列でカラーフィルタが設けられている。本例では、B(青)、G(緑)、R(赤)の所謂原色カラーフィルタがベイヤー配列されたものとする。
図1に戻って、主ミラー13を透過した被写体光束の一部は、第1反射ミラー14で反射される。反射された光束は、後述する撮像素子12の撮像面と共役な近軸的結像面15、第2反射ミラー16、赤外カットフィルタ17、2つの開口部を有する絞り18、2次結像レンズ19を介して焦点検出用センサ20に導かれる。
図3は、焦点検出用センサ20の構成例を示す図である。焦点検出用センサ20は、例えばCMOSセンサやCCDセンサ等のエリアの蓄積型光電変換素子からなり、図3に示すように、絞り18の2つの開口部に対応して多数分割された受光センサ部20A,20Bの2対のエリア構成になっている。
また、焦点検出用センサ20は、受光センサ部20A,20Bに加えて、信号蓄積部や信号処理用の周辺回路等が同一チップ上に集積回路として配置されている。第1反射ミラー14から焦点検出用センサ20までの構成により、撮影画面内の任意の位置での像ずれ方式での焦点検出を可能とする。
図1に戻って、ミラーユニットのミラーアップ位置では、交換レンズ2の撮影光学系を通過した被写体光束は、メカニカルシャッタ10及び光学ローパスフィルタ11を介して撮像素子12に導かれる。撮像素子12は、CMOSセンサやCCDセンサ等で構成され、結像した被写体像を光電変換して電気信号を出力する。
交換レンズ2は、撮影光学系を構成する撮影レンズ30a〜30eの他に、絞り31、カメラ本体1の接点部28に対応する接点部32、及びカメラ本体1のマウント部27に対応するマウント部33を備える。
フラッシュ装置3は、発光部ヘッド4を備え、発光部ヘッド4は、回転軸5を中心に上下方向に回動可能とされている。発光部ヘッド4の発光方向を上方に向けることで、バウンス撮影が可能となっている。発光部ヘッド4には、基板34、低色温度光源35、高色温度光源36、反射板37及び集光用レンズ38が設けられている。低色温度光源35は、例えば発光色温度が約3000KのLEDで構成される。高色温度光源36は、例えば発光色温度が約6500KのLEDで構成される。
図4は、カメラ本体1、交換レンズ2及びフラッシュ装置3の電気回路の構成例を示すブロック図である。
図4を参照して、まず、カメラ本体1の電気回路の構成例を説明する。図4において、カメラ制御回路41、例えばALU、ROM、RAMやA/Dコンバータ、タイマ、及びシリアル通信ポート(SPI)等を内蔵したワンチップマイクロコンピュータであり、カメラ全体の全体を司る。焦点検出用センサ20及び測光センサ26の出力信号は、カメラ制御回路41のA/Dコンバータ入力端子に接続される。タイミングジェネレータ42は、測光センサ26の蓄積や読み出しを制御するためのタイミング信号等を生成する。
信号処理回路43は、カメラ制御回路41の指示に従って撮像素子12を制御して撮像素子12が出力する撮像信号をA/D変換しながら入力して信号処理を行い、画像信号を得る。また、信号処理回路43は、得られた画像信号を記録するにあたって、圧縮等の必要な画像処理を行う。メモリ44は、DRAM等であり、信号処理回路43が種々の信号処理を行う際のワーク用メモリとして用いられたり、後述する表示器45に画像を表示する際のVRAMとして用いられたりする。
表示器45は、LCD等により構成され、カメラ制御回路41からの指示により点灯制御され、各種撮影情報や撮像画像を表示する。記憶部46は、フラッシュメモリ又は光ディスク等であり、撮像された画像信号を信号処理回路43から入力されて記憶する。第1モータドライバ47は、カメラ制御回路41の出力端子に接続されて制御され、主ミラー13及び第1反射ミラー14のアップ・ダウン動作やメカニカルシャッタ10のチャージを行うための第1モータ48を駆動する。
レリーズスイッチ49は、撮影開始を指示するためのスイッチである。接点部28は、交換レンズ2の接点部32に電気的に接続され、カメラ制御回路41のシリアル通信ポートの入出力信号が接続される。接続部29は、フラッシュ装置3の接続部であり、フラッシュ装置3と通信可能にカメラ制御回路41のシリアル通信ポートの入出力信号が接続される。シャッタ駆動回路50は、カメラ制御回路41の出力端子に接続され、メカニカルシャッタ10を駆動する。
次に、交換レンズ2の電気回路の構成例を説明する。図4において、レンズ制御回路51は、例えばALU、ROM、RAMやタイマ、シリアル通信ポート(SPI)等を内蔵したワンチップマイクロコンピュータで構成される。第2モータドライバ52は、レンズ制御回路51の出力端子に接続されて制御され、焦点調節を行うための第2モータ53を駆動する。第3モータドライバ54は、レンズ制御回路51の出力端子に接続されて制御され、絞り31を動作させるための第3モータ55を駆動する。
距離エンコーダ56は、撮影光学系のフォーカスレンズの繰り出し量、すなわち被写体距離に関する情報を得るための検出手段であり、レンズ制御回路51の入力端子に接続される。ズームエンコーダ57は、交換レンズ2がズーム機能を有する場合、撮影時の焦点距離情報を得るための検出手段であり、レンズ制御回路51の入力端子に接続される。接点部32は、レンズ制御回路51のシリアル通信ポートの入出力信号が接続される。
交換レンズ2がカメラ本体1に装着されると、それぞれの接点部28,32が互いに接続されて、レンズ制御回路51は、カメラ制御回路41とのデータ通信が可能となる。カメラ制御回路41が焦点検出や露出演算を行うのに必要なレンズ固有の光学的情報、距離エンコーダ56或いはズームエンコーダ57に基づいた被写体距離情報或いは焦点距離情報は、レンズ制御回路51からカメラ制御回路41へデータ通信によって出力される。
また、カメラ制御回路41が焦点検出や露出演算を行った結果求められた焦点調節情報や絞り情報は、カメラ制御回路41からレンズ制御回路51へデータ通信によって出力される。レンズ制御回路51は、カメラ制御回路41から受信した焦点調節情報に従って第2モータドライバ52を制御し、絞り情報に従って第3モータドライバ54を制御する。
次に、フラッシュ装置3の電気回路の構成例を説明する。図4において、フラッシュ制御回路61は、例えばALU、ROM、RAMやA/Dコンバータ、タイマ、シリアル通信ポート(SPI)等を内蔵したワンチップマイクロコンピュータで構成される。光源駆動部62は、低色温度光源35と高色温度光源36とを所定の光量にて点灯させる。
フラッシュ装置3がカメラ本体1に装着されると、接続部39,29が互いに接続され、フラッシュ制御回路61は、カメラ制御回路41とのデータ通信が可能となる。フラッシュ制御回路61は、カメラ制御回路41からの通信内容に従って光源駆動部62を制御して低色温度光源35と高色温度光源36とを発光させる。ヘッド方向検出部63は、発光部ヘッド4の方向を検出し、その検出結果をフラッシュ制御回路61に出力する。
図5は、低色温度光源35の発光量と高色温度光源36の発光量との組合せによる、フラッシュ装置3の発光色温度と発光可能量との関係を示すグラフ図である。図5において、低色温度光源35の発光色温度をT35とすると、低色温度光源35のみを最大発光量で発光させた場合の発光量L35がこの発光色温度の選択時の発光可能量となる。同様に、高色温度光源36の発光色温度をT36とすると、高色温度光源36のみを最大発光量で発光させた場合の発光量L36がこの発光色温度の選択時の発光可能量となる。
低色温度光源35と高色温度光源36とをともに最大発光量で発光させた場合は、その合成色温度は、T35とT36との間のTmとなり、発光可能量は、L35とL36とを加算したLmになる。色温度T35とTmとの間は、L35とLmとを結ぶ線上で発光可能量が変化し、色温度TmとT36との間は、LmとL36とを結ぶ線上で発光可能量が変化する。
次に、図6を参照して、フラッシュ撮影時のカメラの動作について説明する。図6の各動作は、カメラ制御回路41のROM等に記憶されたプログラムがRAMに展開されたALU等により実行される。
図6において、ステップS601では、カメラ制御回路41は、フラッシュ制御回路61を起動して、情報通信可能な状態とし、ステップS602に進む。ステップS602では、カメラ制御回路41は、フラッシュ制御回路61と通信を行い、フラッシュの発光仕様に関する各種情報を得、ステップS603に進む。フラッシュの発光仕様に関する情報には、図5にて説明した、色温度情報T35、Tm、T36や発光可能量L35、Lm、L36及び低色温度光源35と高色温度光源36との分光特性情報が含まれる。また、カメラ制御回路41は、発光部ヘッド4の方向情報も取得可能となっている。
ステップS603では、カメラ制御回路41は、レンズ制御回路51と通信を行ない、測距や測光に必要な各種レンズの情報を得、ステップS604に進む。ステップS604では、カメラ制御回路41は、焦点検出用センサ20に対して制御信号を出力して、信号蓄積を行い、蓄積が終了すると、焦点検出用センサ20に蓄積された信号を読み出しながらA/D変換を行う。そして、カメラ制御回路41は、読み込まれた各デジタルデータに対してシェーディング等の必要な各種のデータ補正を行い、ステップS605に進む。
ステップS605では、カメラ制御回路41は、ステップS603で取得したレンズ情報と焦点検出用センサ20から取得したデジタルデータより撮影画面の各部の焦点状態を演算する。また、カメラ制御回路41は、撮影画面内の焦点を合わせるべき領域を決定し、決定した領域における焦点状態に従って合焦状態となるためのレンズ移動量を算出する。そして、カメラ制御回路41は、算出したレンズ移動量をレンズ制御回路51に出力し、ステップS606に進む。なお、あらかじめユーザ操作などにより指定された領域があるならばそれに従っても良い。
このとき、レンズ制御回路51は、フォーカスレンズを合焦位置に移動させるように第2モータドライバ52に信号出力して、第2モータ53を駆動する。これにより、フォーカスレンズは被写体に対して合焦状態となる。なお、フォーカスレンズを駆動することで距離エンコーダ56の情報が変化するので、レンズ制御回路51は、各種レンズの情報の更新も行う。
ステップS606では、カメラ制御回路41は、タイミングジェネレータ42を制御して測光センサ26の所定の蓄積制御及び信号読み出し制御を行う。これにより、測光センサ26は、所定時間の電荷蓄積を行い、続いて複数画素の蓄積信号が順次読み出される。そして、カメラ制御回路41は、順次読み出した複数画素の蓄積信号をA/D変換してRAMに格納し、ステップS607に進む。
ステップS607では、カメラ制御回路41は、RAMに格納した測光センサ26の測光結果である蓄積信号に基づき、所定の露出演算処理及びシーン解析処理を行い、ステップS608に進む。具体的には、カメラ制御回路41は、露出演算処理により被写体輝度を算出し、被写体が適正露光とするためのシャッタ時間、絞り値、撮影感度などを決める。同時にカメラ制御回路41は、シーン解析処理により、被写体の輝度以外に被写体色情報やフリッカの有無などを検出して、環境光の色温度を推定する。なお、人物など特定被写体の検出を行っても良い。
ステップS608では、カメラ制御回路41は、ステップS607で推定された環境光の色温度及び被写体輝度に基づいてフラッシュ装置3の発光色温度を決定してフラッシュ制御回路61に送信し、ステップS609に進む。ステップS609では、カメラ制御回路41は、レリーズスイッチ49がオンされたか否かを判断し、オンされていなければ,ステップS601に戻り、オンされていると判断した場合は、ステップS610に進む。
ステップS610では、カメラ制御回路41は、フラッシュの予備発光及び予備発光時の測光演算を行い、ステップS611に進む。なお、ここでの予備発光及び予備発光時の測光演算については、図7を用いて後述する。
ステップS611では、カメラ制御回路41は、第1モータドライバ47に制御信号を出力し、第1モータ48を駆動して主ミラー13及び第1反射ミラー14をミラーアップ動作させる。続いて、カメラ制御回路41は、ステップS607で演算された絞り値情報をレンズ制御回路51に出力し、ステップS612に進む。レンズ制御回路51は、この絞り情報に従って絞り31を駆動するように第3モータドライバ54に信号出力して、第3モータ55を駆動する。
ステップS612では、カメラ制御回路41は、シャッタ制御及び撮像動作を行い,ステップS613に進む。具体的には、カメラ制御回路41は、シャッタ駆動回路50に対して信号出力を行い、シャッタ10を開放状態とする。これにより、撮像素子12に撮影光学系を通過した被写体光束が入射して撮像が可能となる。また、カメラ制御回路41は、ステップS607で演算されたシャッタ時間に従った蓄積時間と所定の撮像感度に従った読み出しゲインとに撮像素子12が設定されて信号蓄積が行われるように信号処理回路43に対して指示を出す。
また、カメラ制御回路41は、この撮像タイミングに同期してフラッシュ制御回路61に対してフラッシュの発光指示を与える。フラッシュ制御回路61は、この発光指示に従って、ステップS610で演算された本発光量に対応する発光量となるように低色温度光源35と高色温度光源36とを発光させる。これにより、フラッシュ発光を伴った撮像が行われる。撮像が終了すると、カメラ制御回路41は、シャッタ駆動回路50に対して信号出力を行い、シャッタ10を遮光状態とする。
ステップS613では、カメラ制御回路41は、レンズ制御回路51に対して絞り31を開放するように情報出力する。この情報に従ってレンズ制御回路51は、絞り31を駆動するように第3モータドライバ54に信号出力して、第3モータ55を駆動する。これにより、絞り開放状態となる。また、カメラ制御回路41は、第1モータドライバ47に制御信号を出力して第1モータ48を駆動し、主ミラー13及び第1反射ミラー14をミラーダウン動作させ、ステップS614に進む。
ステップS614では、カメラ制御回路41は、撮像画像情報を撮像素子12からA/D変換しながら読み出して、必要な補正処理や補間処理を行うように信号処理回路43に対して指示を出し、ステップS615に進む。ステップS615では、カメラ制御回路41は、信号処理回路43に対して指示を出して撮像画像情報に対してホワイトバランス調整を行い、ステップS616に進む。
具体的には、カメラ制御回路41は、撮像画像情報において、1画面内を複数分割し、各領域ごとの色差信号より被写体の白色領域を抽出する。また、カメラ制御回路41は、抽出された領域の信号に基づいて画面全体の赤チャンネル及び青チャンネルのゲイン補正を行い、ホワイトバランス調整を行う。
ステップS616では、カメラ制御回路41は、ホワイトバランス調整が行われた撮像画像情報を記録ファイルフォーマットに圧縮変換して記憶部46に記憶するように信号処理回路43に対して指示を出し、一連の撮影シーケンスを終了する。
次に、図7を参照して、図6のステップS610におけるフラッシュの予備発光及び予備発光時の測光演算の具体的処理を説明する。
図7において、ステップS701では、カメラ制御回路41は、フラッシュ制御回路61に対して、図6のステップS608で決定した発光色温度にて所定光量の予備発光を行うように指示し、ステップS702に進む。本例では、所定光量として、最大発光可能量の1/10或いは1/20といった程度の発光量にする。この指示に従い、フラッシュ制御回路61は、発光色温度に対応した低色温度光源35と高色温度光源36との発光量比とした所定の発光量にてフラッシュ装置3の予備発光を行う。
ステップS702では、カメラ制御回路41は、予備発光が行われている間の被写体の測光値情報を得るためにタイミングジェネレータ42を制御し、測光センサ26の所定の蓄積制御及び信号読み出し制御を行い、ステップS703に進む。これにより、測光センサ26は、所定時間の電荷蓄積を行い、続いて複数画素の蓄積信号が順次読み出されながらこれをカメラ制御回路41はA/D変換を行いRAMに格納する。
ステップS703では、カメラ制御回路41は、RAMに格納された測光センサ26の予備発光時の蓄積信号情報により予備発光光量における被写体からの反射光量の情報を得る。そして、カメラ制御回路41は、この反射光量情報から本撮影時に適正露光とするための本発光量を予備発光時の発光光量からの相対光量として演算し、ステップS704に進む。
ステップS704では、カメラ制御回路41は、ステップS703で演算された本発光量が所定量以内となっているか否かを判定し、所定量以内と判定した場合は、図6のステップS611に進み、所定量以内でないと判定した場合は、ステップS705に進む。ここで、例えば予備発光が最大発光可能量の1/10の発光量で行っていて、演算された本発光量が予備発光光量の12倍以内の相対光量の場合は、所定量以内と判定する。一方、所定量以内でないと判定した場合は、図6のステップS608で決定した発光色温度における最大発光可能量でフラッシュ装置3を発光させても、本撮影時の露光量が明らかに不足する可能性が高い場合である。
ステップS705では、カメラ制御回路41は、発光色温度を変更することが露光量不足を回避する為に有効か否かを判定する。そして、カメラ制御回路41は、有効でないと判定した場合は、図6のステップS611に戻り、有効であると判定した場合は、ステップS706に進む。以下、具体的に説明する。
図5にて前述したように、ステップS608で決められた発光色温度がT35或いはT36に近いものであった場合は、発光色温度をTmに近づけることで、最大発光可能量を増加させることができる。そのような場合は発光色温度を変更することが露光量不足を回避する為に有効であると判定する。
一方、図6のステップS608で決められた発光色温度がTmに近いものであった場合は、発光色温度を変更しても最大発光可能量を増加させることはできないので、発光色温度を変更することが露光量不足を回避する為に有効ではないと判定する。
ステップS706では、ステップS602で取得したフラッシュ光源の分光特性情報に基づき、予備発光と本発光との間で発光色温度を変更する場合に、予備発光時と本発光時との間の色温度差に基づいて本発光量の補正演算が可能か否かを判定する。具体的には、カメラ制御回路41は、フラッシュ光源の分光特性情報が標準光源や完全放射体に類似する分光特性である場合は、本発光量の補正演算が可能であると判定して、ステップS707に進む。一方、カメラ制御回路41は、フラッシュ光源の分光特性情報が標準光源や完全放射体に類似する分光特性でない場合は、最大発光可能量を増加させるために変更する本発光時の色温度情報をフラッシュ制御回路61に送信し、ステップS701に戻る。
ステップS707では、カメラ制御回路41は、予備発光時の色温度情報と最大発光可能量を増加させるために変更する本発光時の色温度情報との差分に基づいて測光センサ26及び撮像素子12の受光感度の変化量を求める。そして、カメラ制御回路41は、当該変化量に基づいて本発光量の補正値を算出し、ステップS708に進む。
ステップS708では、カメラ制御回路41は、ステップS703で演算した本発光量をステップS707で算出した補正値で補正して補正後の本発光量とし、図6のステップS611に進む。
以上説明したように、本実施形態では、予備発光と本発光とで発光色温度が異なる場合に、フラッシュ装置3の光源の分光特性情報が標準光源的な特性であれば本発光量の補正値を演算で算出する。これにより、充分な補正精度を確保して無駄に予備発光をやり直すことを回避することができる。また、フラッシュ装置3の光源の分光特性情報が標準光源的な特性ではない場合には、予備発光をやり直すことで本発光量の発光精度を充分に確保することができる。
(第2の実施形態)
次に、図8等を参照して、本発明の撮像装置の第2の実施形態であるカメラについて説明する。なお、上記第1の実施形態と重複する部分については、図及び符号を流用して説明する。
本実施形態では、フラッシュ光源の分光スペクトルが標準光源や完全放射体に類似する場合であっても、撮影条件情報の如何によっては精度良く補正値を算出することが困難なケースに対する本発光量の精度確保に関する例を説明する。
図8は、図6のステップS610におけるフラッシュの予備発光及び予備発光時の測光演算の具体的処理を説明するフローチャートである。
図8において、ステップS801では、カメラ制御回路41は、フラッシュ制御回路61に対して、図6のステップS608で決定した発光色温度にて所定光量の予備発光を行うように指示し、ステップS802に進む。本例では、所定光量として、最大発光可能量の1/10或いは1/20といった程度の発光量にする。この指示に従い、フラッシュ制御回路61は、発光色温度に対応した低色温度光源35と高色温度光源36との発光量比とした所定の発光量にてフラッシュ装置3の予備発光を行う。
ステップS802では、カメラ制御回路41は、予備発光が行われている間の被写体の測光値情報を得るためにタイミングジェネレータ42を制御し、測光センサ26の所定の蓄積制御及び信号読み出し制御を行い、ステップS703に進む。これにより、測光センサ26は、所定時間の電荷蓄積を行い、続いて複数画素の蓄積信号が順次読み出されながらこれをカメラ制御回路41はA/D変換を行いRAMに格納する。
ステップS803では、カメラ制御回路41は、RAMに格納された測光センサ26の予備発光時の蓄積信号情報により予備発光光量における被写体からの反射光量の情報を得る。そして、カメラ制御回路41は、この反射光量情報から本撮影時に適正露光とするための本発光量を予備発光時の発光光量からの相対光量として演算し、ステップS804に進む。
ステップS804では、カメラ制御回路41は、ステップS803で演算された本発光量が所定量以内となっているか否かを判定し、所定量以内と判定した場合は、図6のステップS611に進み、所定量以内でないと判定した場合は、ステップS805に進む。ここで、例えば予備発光が最大発光可能量の1/10の発光量で行っていて、演算された本発光量が予備発光光量の12倍以内の相対光量の場合は、所定量以内と判定する。一方、所定量以内でないと判定した場合は、図6のステップS608で決定した発光色温度における最大発光可能量でフラッシュ装置3を発光させても、本撮影時の露光量が明らかに不足する可能性が高い場合である。
ステップS805では、カメラ制御回路41は、発光色温度を変更することが露光量不足を回避する為に有効か否かを判定する。そして、カメラ制御回路41は、有効でないと判定した場合は、図6のステップS611に戻り、有効であると判定した場合は、ステップS806に進む。以下、具体的に説明する。
図5にて前述したように、ステップS608で決められた発光色温度がT35或いはT36に近いものであった場合は、発光色温度をTmに近づけることで、最大発光可能量を増加させることができる。そのような場合は発光色温度を変更することが露光量不足を回避する為に有効であると判定する。
一方、図6のステップS608で決められた発光色温度がTmに近いものであった場合は、発光色温度を変更しても最大発光可能量を増加させることはできないので、発光色温度を変更することが露光量不足を回避する為に有効ではないと判定する。
ステップS806では、カメラ制御回路41は、図6のステップS602で取得した発光部ヘッド4の方向情報よりバウンス撮影か否かを判定する。そして、カメラ制御回路41は、発光部ヘッド4が正面方向を向いていてバウンス撮影ではないと判定した場合は、ステップS807に進む。一方、カメラ制御回路41は、バウンス撮影と判定した場合は、最大発光可能量を増加させるために変更する本発光時の色温度情報をフラッシュ制御回路61に送信し、ステップS801に戻る。
ステップS807では、カメラ制御回路41は、ステップS802で取得した予備発光時の蓄積信号情報(測光値)が所定値未満か否かを判定する。カメラ制御回路41は、例えば予備発光時の蓄積信号情報が12ビット精度でA/D変換されるとして、予備発光時の蓄積信号情報が平均で4LSB未満の場合は、所定値未満と判定する。
そして、カメラ制御回路41は、予備発光時の蓄積信号情報が所定値未満の場合は、最大発光可能量を増加させるために変更する本発光時の色温度情報をフラッシュ制御回路61に送信し、ステップS801に戻る。一方、カメラ制御回路41は、予備発光時の蓄積信号情報が所定値以上の場合は、ステップS808に進む。
ステップS808では、カメラ制御回路41は、図6のステップS603又はS605で取得したレンズ情報のうち、距離エンコーダ56或いはズームエンコーダ57に基づいた被写体距離に関する情報及び焦点距離情報を参照する。そして、カメラ制御回路41は、当該参照した後、一定以上の高倍率撮影の条件に該当する或いは一定以上の遠距離撮影の条件に該当するか否かを判定する。
例えば、被写体距離及び焦点距離情報から撮影倍率を推定し、撮影倍率が0.5倍を超える場合は、高倍率撮影の条件に該当すると判定し、被写体距離が30mよりも遠いと推定される場合は、遠距離撮影条件に該当すると判定する。
そして、カメラ制御回路41は、高倍率撮影の条件又は遠距離撮影条件に該当する場合は、最大発光可能量を増加させるために変更する本発光時の色温度情報をフラッシュ制御回路61に送信し、ステップS801に戻る。一方、カメラ制御回路41は、高倍率撮影の条件及び遠距離撮影条件のいずれにも該当しない場合は、ステップS809に進む。
ステップS809では、カメラ制御回路41は、予備発光時の色温度情報と最大発光可能量を増加させるために変更する本発光時の色温度情報との差分に基づいて測光センサ26及び撮像素子12の受光感度の変化量を求める。そして、カメラ制御回路41は、当該変化量に基づいて本発光量の補正値を算出し、ステップS810に進む。
ステップS810では、カメラ制御回路41は、ステップS803で演算した本発光量をステップS809で算出した補正値で補正して補正後の本発光量とし、図6のステップS611に進む。
以上説明したように、本実施形態では、予備発光と本発光とで発光色温度が異なる場合に、撮影条件により精度良く補正値を算出することが可能なケースでは無駄に予備発光をやり直すことを回避することができる。また、撮影条件により精度良く補正値を算出することが困難なケースでは、予備発光をやり直すことで本発光量の発光精度を充分に確保することができる。
なお、本発明は、上記各実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、撮影条件により精度良く補正値を算出することが困難なケースとして予備発光時の反射受光量がセンサの飽和レベルに近づいているケースや環境光がかなり大きい条件を追加しても良い。また、上記第1の実施形態と上記第2の実施形態とを組み合わせても良い。
また、図7のステップS706において、光源の分光特性に連続性があり、輝線的成分を含まない場合に、光源の分光特性情報に基づき本発光時の発光量が予備発光時の測光情報から補正演算が可能と判定してもよい。
また、予備発光の色温度と本発光の色温度とを変える理由として、本実施形態で説明した本発光量の光量が不足して露光量が少なくなる場合以外に環境光情報などシーン認識結果が変化した場合や予備発光の色温度は固定している場合なども考えられる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 カメラ本体
2 交換レンズ
3 フラッシュ装置
12 撮像素子
20 焦点検出用センサ
26 測光センサ
35 低色温度光源
36 高色温度光源
41 カメラ制御回路
51 レンズ制御回路
61 フラッシュ制御回路

Claims (9)

  1. 発光色温度が異なる複数の光源の発光比率を変化させることで発光色温度が可変なフラッシュ装置と、前記フラッシュ装置の予備発光時の被写体からの反射光を測光する測光手段とを備える撮像装置であって、
    あらかじめ決められた発光色温度に基づく第1の予備発光とは異なる発光色温度にて本発光を行う際に、前記光源の分光特性情報、撮影条件情報、前記第1の予備発光時の測光値情報の少なくとも一つに応じて変更された発光色温度に基づき第2の予備発光を行い、前記測光手段による前記第2の予備発光時の測光結果に基づき本発光量を決定するか、前記測光手段による前記第1の予備発光時の測光結果に基づき本発光量を決定するかを選択する選択手段を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1の予備発光時の測光結果により本発光量を演算した結果に応じて本発光時の発光色温度を変更するか否かを判定する判定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記判定手段は、前記第1の予備発光時の測光結果に基づき演算した本発光量があらかじめ定めた所定量以内でない場合、本発光時の発光色温度を変更すると判定することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記選択手段は、前記光源の分光特性情報に基づき本発光時の発光量が前記第1の予備発光時の測光情報から補正演算が可能と判定した場合、
    前記第2の予備発光を行うことなく前記第1の予備発光時の測光結果に基づき本発光量を決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記選択手段は、前記光源の分光特性に連続性があり、輝線的成分を含まない場合に、前記光源の分光特性情報に基づき本発光時の発光量が前記第1の予備発光時の測光情報から補正演算が可能と判定することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記選択手段は、前記光源の分光特性情報に基づき本発光時の発光量が前記第1の予備発光時の測光情報から補正演算が可能ではないと判定した場合、
    前記第2の予備発光を行い、前記測光手段による前記第2の予備発光時の測光結果に基づき本発光量を決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記選択手段は、撮影条件としてバウンス撮影、一定以上の高倍率撮影或いは一定以上の遠距離撮影、一定以上の大きさの環境光の場合のいずれかに該当すると判定した場合、
    前記第2の予備発光を行い、前記測光手段による前記第2の予備発光時の測光結果に基づき本発光量を決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記選択手段は、前記第1の予備発光時の測光値が所定値を満たさない場合または飽和レベルに近い場合は、前記第2の予備発光を行い、前記測光手段による前記第2の予備発光時の測光結果に基づき本発光量を決定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の撮像装置。
  9. 発光色温度が異なる複数の光源の発光比率を変化させることで発光色温度が可変なフラッシュ装置と、前記フラッシュ装置の予備発光時の被写体からの反射光を測光する測光手段とを備える撮像装置の制御方法であって、
    あらかじめ決められた発光色温度に基づく第1の予備発光とは異なる発光色温度にて本発光を行う際に、前記光源の分光特性情報、撮影条件情報、前記第1の予備発光時の測光値情報の少なくとも一つに応じて変更された発光色温度に基づき第2の予備発光を行い、前記測光手段による前記第2の予備発光時の測光結果に基づき本発光量を決定するか、前記測光手段による前記第1の予備発光時の測光結果に基づき本発光量を決定するかを選択する選択ステップを備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
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