JP6909050B2 - 固体撮像素子及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像素子及び撮像装置に関する。
近年、CMOSイメージセンサ等の固体撮像素子を備えた撮像装置が広く普及している。静止画像のみならず、動画像をも取得し得る撮像装置が提案されている。また、新しい方式のイメージセンサとして、特許文献1に示すようなイメージセンサが提案されている。特許文献1に開示されたイメージセンサには、以下のような信号処理回路が各画素に備えられている。特許文献1では、光電変換素子で生成された電荷を蓄積する蓄積容量と、蓄積容量の電圧を基準電圧と比較し、両者が一致したときにパルスを出力する比較器と、比較器の出力により蓄積容量の電圧をリセット電圧に戻すリセット手段とが各画素に備えられている。
特開2015−173432号公報
しかしながら、従来の技術では、撮像期間が互いに重複する複数の画像を取得することはできなかった。
本発明の目的は、撮像期間が重複する複数の画像を取得し得る固体撮像素子及び撮像装置を提供することにある。
実施形態の一観点によれば、光子の受光頻度に応じた頻度でパルスを発するセンサ部と、前記パルスの数をカウントするカウンタと、前記カウンタのカウント値を記憶するメモリとをそれぞれ備える複数の画素と、第1の画像の撮像開始の際における前記カウンタのカウント値と、前記第1の画像の撮像終了の際における前記カウンタのカウント値とに基づいて第1の撮像信号を生成し、前記第1の画像とは異なる第2の画像の撮像開始の際における前記カウンタのカウント値と、前記第2の画像の撮像終了の際における前記カウンタのカウント値とに基づいて第2の撮像信号を生成する生成部とを有し、前記第1の画像の撮像期間と前記第2の画像の撮像期間とが重複する第1の動作モードで動作し得ることを特徴とする固体撮像素子が提供される。
本発明によれば、撮像期間が重複する複数の画像を取得し得る固体撮像素子及び撮像装置を提供することができる。
第1実施形態による撮像装置を示すブロック図である。 第1実施形態による固体撮像素子を示す図である。 第1実施形態による固体撮像素子を示す図である。 第1実施形態による撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。 第1実施形態による撮像装置の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態の変形例による固体撮像素子を示す図である。 第2実施形態による固体撮像素子を示す図である。 第2実施形態による撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。 第2実施形態による撮像装置の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態による撮像装置の動作の他の例を示すタイミングチャートである。 第3実施形態による固体撮像素子を示す図である。 動画像の最短撮影期間と、静止画像の最長蓄積期間と、カウント値との関係を示すグラフである。 第3実施形態による撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。
本発明の実施の形態について図面を用いて以下に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態を適宜組み合わせるようにしてもよい。
[第1実施形態]
第1実施形態による撮像装置及び撮像方法について図1〜図5を用いて説明する。図1は、第1実施形態による撮像装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態による撮像装置100は、固体撮像素子101と、信号処理部102と、制御部103と、表示部104と、記録部105と、設定部106と、撮影指示部107と、レンズ駆動部108とを備えている。また、撮像装置100には、撮影レンズ(撮像光学系、レンズユニット)109が備えられる。撮影レンズ109は、撮像装置100のボディ(本体)から着脱可能であってもよいし着脱不能であってもよい。固体撮像素子101は、撮影レンズ109によって形成される光学像を光電変換することによって撮像信号を生成し、生成した撮像信号を出力する。信号処理部102は、固体撮像素子101から出力される撮像信号に対して補正処理等の所定の信号処理(画像処理)等を行う。制御部(全体制御・演算部、制御手段)103は、撮像装置100全体の制御を司るとともに、所定の演算処理等を行う。制御部103は、信号処理部102によって信号処理等が施された撮像信号に対して、現像や圧縮等の所定の信号処理(画像処理)等を行う。表示部104は、制御部103によって信号処理等が施された撮像信号や、撮像装置100の駆動設定情報等を表示する。記録部105には、図示しない記録媒体が備えられる。かかる記録媒体は、記録部105から着脱可能であってもよいし着脱不能であってもよい。記録部105は、制御部103によって信号処理等が施された撮像信号等を記録媒体に記録する。設定部106は、撮影モードや蓄積期間等の設定を行うためのものであり、ユーザ等によって操作される。制御部103は、設定部106を介してユーザによって行われた設定に基づいて、撮像装置100を動作させる。具体的には、制御部103は、撮像装置100の各機能ブロックを駆動するための制御信号や、固体撮像素子101を制御するための制御データ等を出力する。各種の駆動設定が自動的に行われるようにユーザ等が設定部106を介して設定した場合には、不図示の検出部や撮像信号を用いた被写体検知や光量検知等に基づいて、制御部103は、各種の駆動設定を自動で行う。撮影指示部(撮影指示手段)107は、撮影の指示を行うためのものあり、ユーザ等によって操作される。撮影指示部107には、例えば、撮影開始ボタンが備えられている。撮影開始の指示が撮影指示部107を介してユーザによって行われると、制御部103は、撮影開始の指示を固体撮像素子101に対して行うとともに、固体撮像素子101への制御データの送信を開始する。レンズ駆動部108は、合焦動作や絞りの開閉等、撮影レンズ109の駆動を行う。撮影レンズ109は、被写体の光学像を形成し、形成した光学像を固体撮像素子101の撮像面に入射させる。
図2は、本実施形態による固体撮像素子を示す図である。図2(a)は、固体撮像素子101の第1の基板を概念的に示す平面図である。図2(b)は、固体撮像素子101の第2の基板を概念的に示す平面図である。図2(c)は、固体撮像素子101の断面図である。図2(c)は、図2(a)及び図2(b)に示すI−I′線に対応している。
図2(a)に示すように、第1の基板201の受光面(撮像面)には、複数のセンサ部(センサ、受光部)203が2次元状に配列されたセンサ部アレイ202が備えられている。センサ部203は、後述する計数部210(図2(b)参照)とともに画素304(図3参照)を構成する。なお、センサ部203の構成については、図3を用いて後述することとする。
図2(b)に示すように、第2の基板204には、複数の計数部(計数回路)210が2次元状に配列された計数部アレイ(計数回路アレイ)205が備えられている。計数部210は、センサ部203から出力される信号のパルスの数を計数する。なお、計数部210の構成については、図3を用いて後述することとする。複数の計数部210の各々は、複数のセンサ部203の各々に対応するように設けられている。センサ部203と計数部210とによって画素304(図3参照)が構成される。こうして、複数の画素304が2次元状に配列された画素アレイが固体撮像素子101に備えられている。
第2の基板204には、第1の走査部(垂直走査回路)206が備えられている。第1の走査部206には、水平方向に延在する複数の制御線208が接続されている。同じ行に位置する複数の計数部210は、同じ制御線208に共通接続されている。第1の走査部206は、制御線208に対して所定の制御信号を適宜印加することにより、計数部アレイ205の各行に位置している複数の計数部210を行単位で制御する。なお、画素アレイの行数はmとし、画素アレイの列数はnとする。また、ここでは、図面を簡略化するため、走査パルスPV1を供給するための制御線と走査パルスPV2を供給するための制御線とが1つの線を用いて示されている。しかし、実際には、走査パルスPV1を供給するための制御線と走査パルスPV2を供給するための制御線とは別個に設けられている。
また、第2の基板204には、複数の読み出しメモリ220が備えられた記憶部207が備えられている。各々の読み出しメモリ220には、垂直方向に延在する複数の信号線214がそれぞれ接続されている。読み出しメモリ220は各列に備えられており、同じ列に位置する複数の計数部210が共通の信号線214を介して読み出しメモリ220に接続されている。読み出しメモリ220は、計数部210から信号線214を介して出力される信号を一時的に記憶する。読み出しメモリ220は、計数部アレイ205から行単位で読み出される信号を一括して記憶する。即ち、読み出しメモリ220は、1行分の信号を記憶する。なお、読み出しメモリ220の構成については、図3を用いて後述することとする。
また、第2の基板204には、第2の走査部(水平走査回路)211が備えられている。第2の走査部211は、複数の読み出しメモリ220の各々に記憶された信号が撮像信号生成部209に順次出力されるように、複数の読み出しメモリ220に対して走査を行う。第2の走査部211には、垂直方向に延在する複数の制御線221が接続されている。第2の走査部211は、制御線221に対して所定の制御信号を適宜印加することにより、各列の読み出しメモリ220を制御する。なお、ここでは、図面を簡略化するため、走査パルスPH1を供給するための制御線と走査パルスPH2を供給するための制御線とが1つの線を用いて示されている。しかし、実際には、走査パルスPH1を供給するための制御線と走査パルスPH2を供給するための制御線とが別個に設けられている。
タイミングジェネレータ(TG:Timing Generator)212は、制御部103から供給される撮影開始の指示や制御データに基づいて、固体撮像素子101の各部の駆動を制御するための駆動信号を生成する。タイミングジェネレータ212は、固体撮像素子101の各部を制御する制御部(制御手段)として機能し得る。例えば、タイミングジェネレータ212は、第1の走査部206、第2の走査部211、記憶部207、撮像信号生成部209をそれぞれ駆動するための駆動信号を生成する。また、タイミングジェネレータ212は、第1のメモリ311,第2のメモリ312,第3のメモリ313,第4のメモリ314(図4参照)にカウント値をそれぞれ取得させるためのカウント値取得信号P1〜P4を生成する。カウント値取得信号P1〜P4は、各々の計数部210に備えられたメモリ311〜314に、後述するカウント値COUNT1〜COUNT4を取得させるための信号である。カウント値取得信号P1〜P4は、制御線222を介して全ての計数部210に対して供給される。なお、ここでは、図面を簡略化するため、カウント値取得信号P1〜P4を供給するための制御線222が1つの線を用いて示されているが、実際にはカウント値取得信号P1〜P4をそれぞれ供給するための制御線222が別個に設けられている。撮像信号生成部209は、各々の計数部210によってそれぞれ取得される後述するカウント値COUNT1〜COUNT4を用いて後述する第1の撮像信号Sig1及び第2の撮像信号Sig2を生成する。そして、撮像信号生成部209は、これらの撮像信号Sig1,Sig2を信号線OUT1,OUT2にそれぞれ出力する。なお、撮像信号生成部209の構成については、図3を用いて後述することとする。
図2(c)に示すように、固体撮像素子101は、第1の基板201と第2の基板204とを積層することによって構成されている。第1の基板201に備えられたセンサ部203と、第2の基板204に備えられた計数部210とが、導電体から成る接続部213を介して接続されている。なお、ここでは、センサ部203と計数部210とを別個の基板に設ける場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、センサ部203と計数部210とが同じ基板に形成されていてもよい。但し、センサ部203の面積を大きく確保して感度等を向上させる観点や、画素数を向上する観点からは、センサ部203と計数部210とを別個の基板に形成することが好ましい。
図3は、本実施形態による固体撮像素子を示す図である。説明の便宜上、図3においては、第1の基板201に備えられた複数のセンサ部203のうちの1つのセンサ部203が抜き出して示されている。また、図3においては、第2の基板204に備えられた複数の計数部210のうちの1つの計数部210が抜き出して示されている。図3においては、記憶部207に備えられた複数の読み出しメモリ220のうちの1つの読み出しメモリ220が抜き出して示されている。上述したように、センサ部203と計数部210とによって画素304が構成されている。上述したように、画素304は2次元状に配列されている。
図3に示すように、センサ部203には、フォトダイオード(光電変換素子)301と、リセットトランジスタ(リセット手段)302と、インバータ(波形整形手段)303とが備えられている。フォトダイオード301としては、例えばアバランシェフォトダイオードが用いられている。アバランシェフォトダイオードとは、アバランシェ効果を利用した光電子増倍作用を奏するフォトダイオードである。アバランシェ効果とは、高い逆電圧が印加された半導体の受光部に光が入射すると、光子の衝突によって発生した電子が電界で加速され、衝突電離を引き起こす過程が繰り返し発生することで、電子が雪崩(avalanche)のように増える効果のことである。フォトダイオード301のアノードは、接地されている。フォトダイオード301のカソードは、インバータ303の入力端子に接続されているとともに、リセットトランジスタ302のソースとに接続されている。インバータ303の出力ノードは、リセットトランジスタ302のゲートに接続されているとともに、計数部210の入力ノードに接続されている。リセットトランジスタ302のドレインは、所定の電位(リセット電位)Vrに接続されている。
リセットトランジスタ302がオフ状態の際に、フォトダイオード301に光子が到達すると、フォトダイオード301のカソード電位が低下する。フォトダイオード301のカソード電位が低下すると、インバータ303の出力がローレベルからハイレベルに転じ、リセットトランジスタ302がオン状態となり、フォトダイオード301のカソード電位が所定の電位Vrにリセットされる。フォトダイオード301のカソード電位が所定の電位Vrにリセットされると、インバータ303の出力がハイレベルからローレベルに転じ、リセットトランジスタ302がオフ状態に戻る。このように、センサ部203は、フォトダイオード301に光子が到達するごとに、パルス信号CLKが1パルス出力されるように構成されている。センサ部203から出力されるパルス信号CLKのパルス数は、フォトダイオード301における光子の受光頻度に応じて変化する。
計数部210は、カウンタ(計数手段)315と、複数のメモリ(記憶手段)311〜314とを備えている。ここでは、2つの画像の蓄積期間(撮像期間)が重複してもよいようにするため、1つの計数部210に4つのメモリ311〜314が備えられている場合を例に説明するが、1つの計数部210に備えられるメモリの数はこれに限定されるものではない。例えば、p個の画像の蓄積期間が重複してもよいようにするために、2×p個のメモリを1つの計数部210に備えるようにしてもよい。
カウンタ315は、センサ部203から出力されるパルス信号CLKのパルス数、具体的には、パルスの立ち上がりの回数をカウントすることによって、センサ部203に到達した光子の数をカウントする。ここでは、説明の簡略化のため、カウンタ315の出力線は1本のみ示されているが、実際には、カウンタ315の出力ビット数の分だけ出力線が設けられている。第1のメモリ311は、第1の画像(第1のフレーム)の撮像開始時のカウント値COUNT1を記憶するためのものである。タイミングジェネレータ212から出力されるパルス状のカウント値取得信号P1が第1のメモリ311に入力されると、第1のメモリ311はカウンタ315によるカウント値COUNT1を記憶する。第2のメモリ312は、第1の画像の撮像終了時のカウント値COUNT2を記憶するためのものである。タイミングジェネレータ212から出力されるパルス状のカウント値取得信号P2が第2のメモリ312に入力されると、第2のメモリ312はカウンタ315によるカウント値COUNT2を記憶する。第3のメモリ313は、第2の画像(第2のフレーム)の撮像開始時のカウント値COUNT3を記憶するためのものである。タイミングジェネレータ212から出力されるパルス状のカウント値取得信号P3が第3のメモリ313に入力されると、第3のメモリ313はカウンタ315によるカウント値COUNT3を記憶する。第4のメモリ314は、第2の画像の撮像終了時のカウント値COUNT4を記憶するためのものである。タイミングジェネレータ212から出力されるパルス状のカウント値取得信号P4が第4のメモリ314に入力されると、第4のメモリ314はカウンタ315によるカウント値COUNT4を記憶する。
読み出しメモリ220は、上述したように各列に備えられている。各々の読み出しメモリ220には、第1のバッファメモリ321、第2のバッファメモリ322、第3のバッファメモリ323、第4のバッファメモリ324がそれぞれ備えられている。バッファメモリ321〜324は、メモリ311〜314からそれぞれ出力される信号を一時的に記憶するためのものである。第1のメモリ311は、走査パルスPV1が第1の走査部206から供給されると、記憶しているカウント値COUNT1を第1のバッファメモリ321に出力する。第2のメモリ312は、走査パルスPV1が第1の走査部206から供給されると、記憶しているカウント値COUNT2を第2のバッファメモリ322に出力する。第3のメモリ313は、走査パルスPV2が第1の走査部206から供給されると、記憶しているカウント値COUNT3を第3のバッファメモリ323に出力する。第4のメモリ314は、走査パルスPV2が第1の走査部206から供給されると、記憶しているカウント値COUNT4を第4のバッファメモリ324に出力する。バッファメモリ321〜324の各々は、メモリ311〜314からそれぞれ入力されたカウント値COUNT1〜COUNT4を記憶する。なお、ここでは、説明の簡略化のため、メモリ311〜314の出力線がそれぞれ1本ずつ示されているが、実際には、カウンタ315の出力ビット数の分だけメモリ311〜314の出力線が設けられている。
撮像信号生成部209には、第1の減算回路331と第2の減算回路332とが備えられている。第1の減算回路331は、第2のバッファメモリ322から出力されるカウント値COUNT2から第1のバッファメモリ321から出力されるカウント値COUNT1を減算するためのものである。第1のバッファメモリ321は、走査パルスPH1が第2の走査部211から供給されると、記憶しているカウント値COUNT1を第1の減算回路331に出力する。第2のバッファメモリ322は、走査パルスPH1が第2の走査部211から供給されると、記憶しているカウント値COUNT2を第1の減算回路331に出力する。第1の減算回路331は、第2のバッファメモリ322から出力されるカウント値COUNT2から、第1のバッファメモリ321から出力されるカウント値COUNT1を減算する。そして、第1の減算回路331は、こうして得られる差分値を、当該画素304の第1の撮像信号(画素値)Sig1として信号線OUT1に出力する。第1の撮像信号Sig1は、第1の画像の蓄積期間中(撮像中)に当該画素304に到達した光子の数に相当している。第2の減算回路332は、第4のバッファメモリ324から出力されるカウント値COUNT4から第3のバッファメモリ323から出力されるカウント値COUNT3を減算するためのものである。第3のバッファメモリ323は、走査パルスPH2が第2の走査部211から供給されると、記憶しているカウント値COUNT3を第2の減算回路332に出力する。第4のバッファメモリ324は、走査パルスPH2が第2の走査部211から供給されると、記憶しているカウント値COUNT4を第2の減算回路332に出力する。第2の減算回路332は、第4のバッファメモリ324から出力されるカウント値COUNT4から、第3のバッファメモリ323から出力されるカウント値COUNT3を減算する。そして、第2の減算回路332は、こうして得られる差分値を、当該画素304の第2の撮像信号Sig2として信号線OUT2に出力する。第2の撮像信号Sig2は、第2の画像の蓄積期間中に当該画素304に到達した光子の数に相当している。なお、ここでは、説明の簡略化のため、バッファメモリ321〜324の出力線がそれぞれ1本ずつ示されているが、実際には、カウンタ315の出力ビット数の分だけバッファメモリ321〜324の出力線が設けられている。
図4は、本実施形態による撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。なお、ここでは、第1の画像の撮像が終了していない段階で第2の画像の撮像を行う場合を例に説明するが、これに限定されるものではない。
タイミングt401において、第1の画像の撮像開始の指示が撮影指示部107を介してユーザ等によって行われると、制御部103は、固体撮像素子101に対して、第1の画像の撮像開始の指示と、制御データとを送信する。当該制御データは、当該第1の画像の蓄積期間(第1の蓄積期間)の設定情報を含む。第1の画像の撮像開始の指示を受信すると、タイミングジェネレータ212は、カウント値取得信号P1を第1のメモリ311に対して出力する。かかるカウント値取得信号P1は、計数部アレイ205に備えられた全ての計数部210にそれぞれ備えられた第1のメモリ311にそれぞれ供給される。各々の第1のメモリ311は、カウント値取得信号P1を受信すると、当該カウント値取得信号P1を受信した際におけるカウンタ315のカウント値COUNT1を記憶する。
第1の画像の蓄積期間中であるタイミングt402において、第2の画像の撮像開始の指示が撮影指示部107を介してユーザ等によって行われると、制御部103は、固体撮像素子101に対して、第2の画像の撮像開始の指示と、制御データとを送信する。当該制御データは、当該第2の画像の蓄積期間(第2の蓄積期間)の設定情報を含む。第2の画像の蓄積期間は、第1の画像の蓄積期間と同等であってもよいし異なっていてもよい。第2の画像の撮像開始の指示を受信すると、タイミングジェネレータ212は、カウント値取得信号P3を第3のメモリ313に対して出力する。かかるカウント値取得信号P3は、計数部アレイ205に備えられた全ての計数部210にそれぞれ備えられた第3のメモリ313にそれぞれ供給される。各々の第3のメモリ313は、カウント値取得信号P3を受信すると、当該カウント値取得信号P3を受信した際におけるカウンタ315のカウント値COUNT3を記憶する。
タイミングt401から第1の蓄積期間が経過したタイミングt403において、タイミングジェネレータ212は、カウント値取得信号P2を第2のメモリ312に対して出力する。かかるカウント値取得信号P2は、計数部アレイ205に備えられた全ての計数部210にそれぞれ備えられた第2のメモリ312にそれぞれ供給される。各々の第2のメモリ312は、カウント値取得信号P2を受信すると、当該カウント値取得信号P2を受信した際におけるカウンタ315のカウント値COUNT2を記憶する。
タイミングt402から第2の蓄積期間が経過したタイミングt404において、タイミングジェネレータ212は、カウント値取得信号P4を第4のメモリ314に対して出力する。かかるカウント値取得信号P4は、計数部アレイ205に備えられた全ての計数部210にそれぞれ備えられた第4のメモリ314にそれぞれ供給される。各々の第4のメモリ314は、カウント値取得信号P4を受信すると、当該カウント値取得信号P4を受信した際におけるカウンタ315のカウント値COUNT4を記憶する。
タイミングt405において、第1の走査部206は、計数部アレイ205の第1行目に位置する複数の計数部210の各々に備えられたメモリ311〜314に走査パルスPV1、PV2を供給する。これにより、計数部アレイ205の第1行目に位置する複数の計数部210の各々に備えられたメモリ311〜314からカウント値COUNT1_1〜COUNT4_1がそれぞれ読み出される。メモリ311〜314からそれぞれ読み出されるカウント値COUNT1_1〜COUNT4_1は、記憶部207に備えられた複数の読み出しメモリ220の各々に備えられたバッファメモリ321〜324にそれぞれ記憶される。第2の走査部211は、記憶部207に備えられた複数の読み出しメモリ220のうちの第1列目に位置する読み出しメモリ220に対して走査パルスPH1,PH2を供給する。これにより、第1列目の読み出しメモリ220に備えられたバッファメモリ321〜324からカウント値COUNT1_1〜COUNT4_1が読み出される。第1のバッファメモリ321から読み出されるカウント値COUNT1_1と、第2のバッファメモリ322から読み出されるCOUNT2_1とが、第1の減算回路331に入力される。第1の減算回路331にこの際に入力されるカウント値COUNT1_1は、第1行、第1列に位置する計数部210の第1の画像の撮像開始の際におけるカウント値である。また、第1の減算回路331にこの際に入力されるカウント値COUNT2_1は、第1行、第1列に位置する計数部210の第1の画像の蓄積終了の際におけるカウント値である。第1の減算回路331は、カウント値COUNT2_1からカウント値COUNT1_1を減算することによって、第1行、第1列の画素304の第1の撮像信号Sig1を取得する。第1の撮像信号Sig1は、第1の画像の一部を構成する。第1の減算回路331は、こうして得られる第1の撮像信号Sig1を、信号線OUT1を介して出力する。また、第3のバッファメモリ323から読み出されるカウント値COUNT3_1と、第4のバッファメモリ324から読み出されるCOUNT4_1とが、第2の減算回路332に入力される。第2の減算回路332にこの際に入力されるカウント値COUNT3_1は、第1行、第1列に位置する計数部210の第2の画像の撮像開始の際におけるカウント値である。また、第2の減算回路332にこの際に入力されるカウント値COUNT4_1は、第1行、第1列に位置する計数部210の第2の画像の蓄積終了の際におけるカウント値である。第2の減算回路332は、カウント値COUNT4_1からカウント値COUNT3_1を減算することによって、第1行、第1列の画素304の第2の撮像信号Sig2を取得する。こうして得られる第2の撮像信号Sig2は、第2の画像の一部を構成する。第2の減算回路332は、こうして取得される第2の撮像信号Sig2を、信号線OUT2を介して出力する。この後、第2列目〜第n列目に位置する読み出しメモリ220に対して、上記と同様にして読み出しが行われ、第1の撮像信号Sig1と第2の撮像信号Sig2とが上記と同様にして取得される。こうして、第1行目に位置する複数の画素304の第1の撮像信号Sig1がそれぞれ取得される。また、第1行目に位置する複数の画素304の第2の撮像信号Sig2がそれぞれ取得される。
タイミングt406において、第1の走査部206は、計数部アレイ205の第2行目に位置する複数の計数部210の各々に備えられたメモリ311〜314に走査パルスPV1、PV2を供給する。これにより、計数部アレイ205の第2行目に位置する複数の計数部210の各々に備えられたメモリ311〜314からカウント値COUNT1_2〜COUNT4_2がそれぞれ読み出される。メモリ311〜314からそれぞれ読み出されるカウント値COUNT1_2〜COUNT4_2は、記憶部207に備えられた複数の読み出しメモリ220の各々に備えられたバッファメモリ321〜324にそれぞれ記憶される。第2の走査部211は、記憶部207に備えられた複数の読み出しメモリ220のうちの第1列目に位置する読み出しメモリ220に対して走査パルスPH1,PH2を供給する。これにより、第1列目の読み出しメモリ220に備えられたバッファメモリ321〜324からカウント値COUNT1_2〜COUNT4_2が読み出される。第1のバッファメモリ321から読み出されるカウント値COUNT1_2と、第2のバッファメモリ322から読み出されるCOUNT2_2とが、第1の減算回路331に入力される。第1の減算回路331にこの際に入力されるカウント値COUNT1_2は、第2行、第1列に位置する計数部210の第1の画像の撮像開始の際におけるカウント値である。また、第1の減算回路331にこの際に入力されるカウント値COUNT2_2は、第2行、第1列に位置する計数部210の第1の画像の蓄積終了の際におけるカウント値である。第1の減算回路331は、カウント値COUNT2_2からカウント値COUNT1_2を減算することによって、第2行、第1列の画素304の第1の撮像信号Sig1を取得する。第1の減算回路331は、こうして取得した第1の撮像信号Sig1を、信号線OUT1を介して出力する。また、第3のバッファメモリ323から読み出されるカウント値COUNT3_2と、第4のバッファメモリ324から読み出されるCOUNT4_2とが、第2の減算回路332に入力される。第2の減算回路332にこの際に入力されるカウント値COUNT3_2は、第2行、第1列に位置する計数部210の第2の画像の撮像開始の際におけるカウント値である。また、第2の減算回路332にこの際に入力されるカウント値COUNT4_2は、第2行、第1列に位置する計数部210の第2の画像の蓄積終了の際におけるカウント値である。第2の減算回路332は、カウント値COUNT4_2からカウント値COUNT3_2を減算することによって、第2行、第1列の画素304の第2の撮像信号Sig2を取得する。第2の減算回路332は、こうして取得した第2の撮像信号Sig2を、信号線OUT2を介して出力する。この後、第2列目〜第n列目に位置する読み出しメモリ220に対して、上記と同様にして読み出しが行われ、第1の撮像信号Sig1と第2の撮像信号Sig2とが上記と同様にして取得される。こうして、第2行目に位置する複数の画素304の第1の撮像信号Sig1がそれぞれ取得される。また、第2行目に位置する複数の画素304の第2の撮像信号Sig2がそれぞれ取得される。
この後、第3行目〜第m行目に位置する複数の計数部210からも上記と同様にして順次読み出しが行われ、最終的に、全ての画素304の第1の撮像信号Sig1と、全ての画素304の第2の撮像信号Sig2とが得られる。
なお、ここでは、走査パルスPH1と走査パルスPH2とを同じタイミングで供給する場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。走査パルスPH1と走査パルスPH2とを異なるタイミングで供給するようにしてもよい。
図5は、本実施形態による撮像装置の動作を示すフローチャートである。
ステップS501において、読み出し対象となる行の番号iが1に設定される。
ステップS502において、読み出し対象の行に位置する複数の計数部210にそれぞれ備えられている第1のメモリ311及び第2のメモリ312に対して、第1の走査部206から走査パルスPV1が供給される。また、読み出し対象の行に位置する複数の計数部210にそれぞれ備えられている第3のメモリ313及び第4のメモリ314に対して、第1の走査部206から走査パルスPV2が供給される。これにより、読み出し対象の行に位置する複数の計数部210にそれぞれ備えられているメモリ311〜314からバッファメモリ321〜324にカウント値COUNT1〜COUNT4がそれぞれ出力される。なお、ステップS502において行われる処理は、図4におけるタイミングt405の処理に対応している。
ステップS503において、読み出し対象となる列の番号jが1に設定される。
ステップS504において、読み出し対象の列に位置する読み出しメモリ220に備えられたバッファメモリ321〜324から撮像信号生成部209にカウント値COUNT1〜COUNT4がそれぞれ出力される。
ステップS505において、第1の減算回路331が、第2のバッファメモリ322から出力されるカウント値COUNT2から第1のバッファメモリ321から出力されるカウント値COUNT1を減算する。これにより、第i行、第j列の画素304の第1の撮像信号Sig1が取得される。また、第2の減算回路332が、第4のバッファメモリ324から出力されるカウント値COUNT4から第3のバッファメモリ323から出力されるカウント値COUNT3を減算する。これにより、第i行、第j列の画素304の第2の撮像信号Sig2が取得される。
ステップS506において、撮像信号生成部209が、第1の撮像信号Sig1を信号線OUT1に出力するとともに、第2の撮像信号Sig2を信号線OUT2に出力する。
ステップS507において、読み出し対象の列の番号jが列の総数n未満であるか否かが判定される。読み出し対象の列の番号jが列の総数n未満である場合には(ステップS507においてYES)、第i行目に位置する全ての画素304についての読み出し処理が完了していないため、ステップS508に移行する。読み出し対象の列の番号jが列の総数nである場合には(ステップS507においてNO)、第i行目に位置する全ての画素304についての読み出し処理が完了したため、ステップS509に移行する。
ステップS508において、読み出し対象の列の番号jがインクリメントされる。この後、ステップS504以降の動作が繰り返される。
ステップS509において、読み出し対象の行の番号iが行の総数未満であるか否かが判定される。読み出し対象の行の番号iが行の総数m未満である場合には(ステップS509においてYES)、全ての画素についての読み出し処理が完了していないため、ステップS510に移行する。ステップS510において、読み出し対象の行の番号iがインクリメントされ、ステップS502以降の動作が繰り返される。一方、読み出し対象の行の番号iが行の総数mである場合には(ステップS509においてNO)、全ての画素304についての読み出し処理が完了しているため、図5に示す処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、第1の画像の蓄積開始の際のカウント値COUNT1と、第1の画像の蓄積終了の際のカウント値COUNT2との差分に基づいて、第1の撮像信号Sig1を得ることができる。また、本実施形態によれば、第2の画像の蓄積開始の際のカウント値COUNT3と、第2の画像の蓄積終了の際のカウント値COUNT4との差分に基づいて、第2の撮像信号Sig2を得ることができる。しかも、本実施形態によれば、カウント値COUNT1〜COUNT4がそれぞれ別個に取得されるため、第1の画像の蓄積期間と第2の画像の蓄積期間とが重複している場合であっても、第1の画像と第2の画像とを良好に取得することができる。本実施形態によれば、第1の画像の蓄積期間と第2の画像の蓄積期間とを重複させ得るため、第1の画像の撮像が完了しない段階で、第2の画像の撮像を開始することができる。このため、本実施形態によれば、例えば、被写体の輝度が低く、連写間隔よりも長い蓄積期間を要する場合であっても、連写撮影を行うことが可能となる。また、本実施形態によれば、例えば、長時間露光で第1の画像を撮像している最中に、第2の画像の撮像を行うこともできる。
(変形例)
次に、本実施形態の変形例について図6を用いて説明する。図6は、本変形例による固体撮像素子を示す図である。図6に示すように、本変形例では、カウンタ315aに、カウンタリセット部601とカウント停止部602とが備えられている。カウンタリセット部601は、カウンタ315aのカウント値をリセットするためのものである。カウンタリセット部601には、タイミングジェネレータ212から出力されるカウント値取得信号P1が入力されるようになっている。上述したように、カウント値取得信号P1は、第1の画像の撮像開始の際にタイミングジェネレータ212から出力される。本変形例では、カウント値取得信号P1がカウンタリセット部601に入力されるようなっているため、第1の画像の撮像開始の際のカウンタ315aのカウント値COUNT1が0となる。第1の画像の撮影開始の際のカウント値COUNT1が0となるため、第1のメモリ311(図3参照)によるカウント値COUNT1の記憶が不要となる。第1のバッファメモリ321には0が記憶されている。撮像信号生成部209に備えられた第1の減算回路331は、第2のバッファメモリ322から出力されるカウント値COUNT2から第1のバッファメモリ321から出力されるカウント値COUNT1を減算することにより、第1の撮像信号Sig1を得る。
カウント停止部602は、カウンタ315aのカウントを停止させるためのものである。カウント停止部602には、タイミングジェネレータ212から出力されるカウント値取得信号P4が入力されるようになっている。上述したように、カウント値取得信号P4は、第2の画像の撮像終了の際にタイミングジェネレータ212から出力される。本変形例では、カウント値取得信号P4がカウント停止部602に入力されるようなっているため、第2の画像の撮像終了の際のカウンタ315aのカウント値COUNT4がカウンタ315aにおいて保持される。第2の画像の撮像終了の際のカウント値COUNT4がカウンタ315aに保持されるため、第4のメモリ314(図3参照)によるカウント値COUNT4の記憶が不要となる。本変形例では、カウンタ315aと第4のバッファメモリ324との間には、第4のメモリ314の代わりにゲート素子603が備えられている。上述したように、カウンタ315の出力線は、実際には、カウンタ315の出力ビット数の分だけ設けられている。このため、ゲート素子603は、カウンタ315aの出力ビット数に対応した出力線の数だけ備えられている。第1の走査部206から出力される走査パルスPV2は、ゲート素子603に入力されるようになっている。走査パルスPV2が第1の走査部206からゲート素子603に供給されると、カウンタ315aに保持されているカウント値COUNT4が第4のバッファメモリ324に出力される。撮像信号生成部209に備えられた第2の減算回路332は、第4のバッファメモリ324から出力されるカウント値COUNT4から第3のバッファメモリ323から出力されるカウント値COUNT3を減算することにより、第2の撮像信号Sig2を得る。
なお、ここでは、第1のバッファメモリ321が備えられている場合を例に説明したが、第1のバッファメモリ321が備えられていなくてもよい。この場合、撮像信号生成部209は、第2のバッファメモリ322から出力されるカウント値COUNT2を第1の撮像信号Sig1として信号線OUT1に出力すればよい。また、この場合、撮像信号生成部209には、第1の減算回路331を備える必要はない。
また、ここでは、第1のメモリ311と第4のメモリ314の両方を備えない場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、第1のメモリ311と第4のメモリ314のうちのいずれか一方を備えないようにしてもよい。
このように、本変形例によれば、第1のメモリ311や第4のメモリ314を不要とすることができるため、計数部210の回路規模を縮小することができ、ひいては高画素化に寄与することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態による撮像装置及び撮像方法について図7及び図8を用いて説明する。図1乃至図6に示す第1実施形態による撮像装置及び撮像方法と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略又は簡潔にする。
本実施形態による撮像装置は、各々のフレームの蓄積期間が互いに重複しているような動画像を取得し得るものである。
図7は、本実施形態による固体撮像素子を示す図である。本実施形態では、計数部アレイ205に備えられた複数の計数部210aの各々が、図7に示すような構成となっている。即ち、図7に示すように、計数部210aには、カウンタ315とメモリ311〜314とに加えて、第1のラッチ回路701及び第2のラッチ回路702が備えられている。第1のラッチ回路(第1の飽和回数記憶部)701及び第2のラッチ回路(第2の飽和回数記憶部)702は、カウンタ315の飽和回数を記録するためのものである。なお、ここでは、1つの計数部210aに2つのラッチ回路701、702が備えられている場合を例に説明するが、これに限定されるものではない。例えば、p個の画像の蓄積期間が重複してもよいようにするために、p個のラッチ回路を計数部210に設けるようにしてもよい。カウンタ315は、カウント下限値0からカウント上限値Cmaxまでをカウントすることが可能である。カウンタ315は、カウント値がカウント上限値Cmaxに到達すると、即ち、カウンタ飽和が生じると、次のカウントにおいてカウント下限値0に遷移する。カウンタ315は、カウント下限値0に遷移した以降もカウントを継続する。第1のラッチ回路701は、イネーブル信号E1がハイレベルになっている間にカウンタ315のカウント値がカウント上限値Cmaxからカウント下限値0に遷移した回数を、カウンタ飽和回数(第1のカウンタ飽和回数)SC1として記憶する。第2のラッチ回路702は、イネーブル信号E2がハイレベルになっている間にカウンタ315のカウント値がカウント上限値Cmaxからカウント下限値0に遷移した回数を、カウンタ飽和回数(第2のカウンタ飽和回数)SC2として記憶する。撮像信号の飽和値をカウンタ315の飽和値以上とするためには、カウンタ315のカウント値の2回の遷移を記憶し得ることが好ましい。このため、ここでは、0,1,2の3つの状態をそれぞれ記憶し得る第1のラッチ回路701及び第2のラッチ回路702が用いられている。イネーブル信号E1、E2がハイレベルになっている間に、カウンタ315においてカウンタ飽和が一度も生じなかった場合には、ラッチ回路701、702に記憶されている値は0である。この場合には、カウンタ315のカウント値の変化量がそのまま画素値となる。イネーブル信号E1,E2がハイレベルになっている間に、カウンタ飽和が1回生じた場合には、ラッチ回路701,702に記憶されている値は1となる。この場合には、カウンタ315のカウント値の変化量とカウント上限値Cmaxとを用いて画素値が算出される。イネーブル信号E1,E2がハイレベルになっている間に、カウンタ飽和が2回生じた場合には、ラッチ回路701,702に記憶されている値は2となる。この場合には、例えば、カウンタ315のカウント値にかかわらずカウント上限値Cmaxが画素値とされる。なお、カウンタ飽和の回数を更に多く記憶し得るようにすれば、撮像信号の飽和値を更に拡大させることも可能である。第1のラッチ回路701は、リセット信号R1によってリセットされる。また、第1のラッチ回路701は、第1の走査部206から出力される走査パルスPV1に従って、カウンタ飽和回数SC1を出力する。第1のラッチ回路701から出力されるカウンタ飽和回数SC1は、読み出しメモリ220aに備えられた第5のバッファメモリ703に記憶される。第2のラッチ回路702は、リセット信号R2によってリセットされる。また、第2のラッチ回路702は、第1の走査部206から出力される走査パルスPV2に従って、カウンタ飽和回数SC2を出力する。第2のラッチ回路702から出力されるカウンタ飽和回数SC2は、読み出しメモリ220aに備えられた第6のバッファメモリ704に記憶される。
また、本実施形態では、記憶部207に備えられた複数の読み出しメモリ220aの各々が、図7に示すような構成となっている。即ち、図7に示すように、読み出しメモリ220aは、バッファメモリ321〜324に加えて、第5のバッファメモリ703及び第6のバッファメモリ704を備えている。第5のバッファメモリ703は、第1のラッチ回路701から出力されるカウンタ飽和回数SC1を一時的に記憶する。第6のバッファメモリ704は、第2のラッチ回路702から出力されるカウンタ飽和回数SC2を一時的に記憶する。第5のバッファメモリ703は、第2の走査部211から供給される走査パルスPH1に従って、記憶しているカウンタ飽和回数SC1を後述する第1の乗算回路705に出力する。また、第6のバッファメモリ704は、第2の走査部211から供給される走査パルスPH2に従って、記憶しているカウンタ飽和回数SC2を後述する第2の乗算回路706に出力する。
また、本実施形態では、撮像信号生成部209aが、図7のような構成となっている。即ち、図7に示すように、撮像信号生成部209aは、第1の減算回路331及び第2の減算回路332に加えて、第1の乗算回路705、第2の乗算回路706、第1の加算回路707、及び、第2の加算回路708を備えている。第1の乗算回路705には、第5のバッファメモリ703から出力されるカウンタ飽和回数SC1が入力されるようになっている。第1の乗算回路705は、カウンタ315のカウント上限値Cmaxにカウンタ飽和回数SC1を乗算し、かかる乗算によって得られる値を第1の加算回路707に出力する。第1の加算回路707には、第1の減算回路331の出力と第1の加算回路707の出力とを加算し、かかる加算によって得られる値を第1の撮像信号Sig1として信号線OUT1に出力する。第2の乗算回路706には、第6のバッファメモリ704から出力されるカウンタ飽和回数SC2が入力されるようになっている。第2の乗算回路706は、カウンタ315のカウント上限値Cmaxにカウンタ飽和回数SC2を乗算し、かかる乗算によって得られる値を第2の加算回路708に出力する。第2の加算回路708は、第2の減算回路332の出力と第2の加算回路708の出力とを加算し、かかる加算によって得られる値を第2の撮像信号Sig2として信号線OUT2に出力する。
なお、本実施形態による撮像素子のその他の構成については、第1実施形態による撮像素子と同様である。
図8は、本実施形態による撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。ここでは、動画像の1フレーム当たりの蓄積期間が、動画像のフレームレートに対応するフレーム間隔より長い場合を例に説明する。即ち、ここでは、動画像の各々のフレームの蓄積期間が互いに重複している場合を例に説明する。
タイミングt801において、動画像の撮影開始の指示が撮影指示部107を介してユーザ等によって行われると、制御部103は、固体撮像素子101に対して、動画像の撮影開始の指示と、制御データとを送信する。当該制御データは、動画像の1フレーム当たりの蓄積期間の設定情報を含む。また、制御部103は、固体撮像素子101への同期信号VDの供給を開始する。同期信号VDの供給は、動画像の撮影の終了の指示がユーザ等によって行われるまで継続される。タイミングt801においては、第1番目の同期信号VDが固体撮像素子101に供給される。同期信号VDの間隔は、動画像のフレームレートに応じたフレーム間隔とされる。動画像のフレームレートは、例えば、設定部106を介してユーザ等によって設定される。動画像の撮影開始の指示を受信すると、タイミングジェネレータ212は、カウント値取得信号P1を第1のメモリ311に対して出力し、リセット信号R1を第1のラッチ回路701に対して出力するとともに、イネーブル信号E1をハイレベルにする。第1のメモリ311は、カウント値取得信号P1を受信すると、当該カウント値取得信号P1を受信した際におけるカウンタ315のカウント値COUNT1を記憶する。第1のラッチ回路701は、リセット信号R1を受信すると、カウンタ飽和回数SC1の値を0にリセットする。第1のラッチ回路701は、ハイレベルのイネーブル信号E1を受信すると、入力がイネーブル状態となる。こうして、動画像の第1番目のフレームの撮像が開始される。
動画像の第1番目のフレームの蓄積期間中であるタイミングt802において、第2番目の同期信号VDが制御部103から固体撮像素子101に供給されると、タイミングジェネレータ212は、以下のように動作する。即ち、タイミングジェネレータ212は、カウント値取得信号P3を第3のメモリ313に対して出力し、リセット信号R2を第2のラッチ回路702に対して出力するとともに、イネーブル信号E2をハイレベルにする。第3のメモリ313は、カウント値取得信号P3を受信すると、当該カウント値取得信号P3を受信した際におけるカウンタ315のカウント値COUNT3を記憶する。第2のラッチ回路702は、リセット信号R2を受信すると、カウンタ飽和回数SC2の値を0にリセットする。第2のラッチ回路702は、ハイレベルのイネーブル信号E2を受信すると、入力がイネーブル状態となる。こうして、動画像の第2番目のフレームの撮像が開始される。
タイミングt801から1フレーム分の蓄積期間が経過したタイミングt803において、タイミングジェネレータ212は、カウント値取得信号P2を第2のメモリ312に対して出力するとともに、イネーブル信号E1をローレベルにする。第2のメモリ312は、カウント値取得信号P2を受信すると、当該カウント値取得信号P2を受信した際におけるカウンタ315のカウント値COUNT2を記憶する。第1のラッチ回路701は、イネーブル信号E1がローレベルになると、入力がディセーブル状態となる。なお、タイミングt801からタイミングt803までの間に、カウント値のカウント上限値Cmaxからカウント下限値0への遷移はカウンタ315において生じていないため、第1のラッチ回路701にはカウンタ飽和回数SC1として0が記憶されている。こうして、動画像の第1番目のフレームの撮像が終了する。
第1番目のフレームの撮像が終了してから第3番目のフレームの撮像が開始するまでの間に、走査パルスPV1、PH1に従って、カウント値COUNT1、COUNT2及びカウンタ飽和回数SC1が撮像信号生成部209aに順次送信される。第1の減算回路331は、第1実施形態と同様に、カウント値COUNT2からカウント値COUNT1を減算する。そして、第1の減算回路331は、減算によって得られた値を第1の加算回路707に出力する。第1の乗算回路705は、カウンタ飽和回数SC1にカウント上限値Cmaxを乗算し、乗算により得られた値を第1の加算回路707に出力する。但し、カウンタ飽和回数SC1が第1のラッチ回路701のカウント上限値(最大記録回数)SC1maxに達した場合には、第1の乗算回路705は、カウント値にかかわらずCmax×(SC1max−1)を出力するようにする。このようにする理由は、カウンタ飽和回数SC1が第1のラッチ回路701のカウント上限値SC1maxである場合と、カウンタ飽和回数SC1が第1のラッチ回路701のカウント上限値SC1maxを超えている場合との区別ができないためである。このため、第1のラッチ回路701のカウント上限値SC1maxについては、予備的な扱いとする。第1の加算回路707は、第1の減算回路331の出力と第1の乗算回路705の出力とを加算し、加算により得られた第1の撮像信号Sig1を信号線OUT1に出力する。
第2番目のフレームの蓄積期間中であるタイミングt804において、カウント値のカウント上限値Cmaxからカウント下限値0への遷移がカウンタ315において生じている。このため、第2のラッチ回路702において、カウンタ飽和回数SC2が0から1にインクリメントされ、インクリメントされたカウンタ飽和回数SC2が第2のラッチ回路702において保持される。
第2番目のフレームの蓄積期間中であるタイミングt805において、第3番目の同期信号VDが制御部103から固体撮像素子101に供給されると、第1番目のフレームの蓄積と同様にして、第3番目のフレームの撮像が開始される。この後も奇数番目のフレームの蓄積は、第1番目のフレームの蓄積と同様にして行われる。
タイミングt802から1フレーム分の蓄積期間が経過したタイミングt806において、タイミングジェネレータ212は、カウント値取得信号P4を第4のメモリ314に対して出力するとともに、イネーブル信号E2をローレベルにする。第4のメモリ314は、カウント値取得信号P4を受信すると、当該カウント値取得信号P4を受信した際におけるカウンタ315のカウント値COUNT4を記憶する。第2のラッチ回路702は、イネーブル信号E2がローレベルになると、入力がディセーブル状態となる。第2のラッチ回路702には、カウンタ飽和回数SC2として1が保持される。
第2番目のフレームの撮像が終了してから第4番目のフレームの蓄積が開始するまでの間に、走査パルスPV2、PH2に従って、カウント値COUNT3、COUNT4及びカウンタ飽和回数SC2が撮像信号生成部209aに順次出力される。第2の減算回路332は、第1実施形態と同様に、カウント値COUNT4からカウント値COUNT3を減算する。そして、第2の減算回路332は、減算によって得られた値を第2の加算回路708に出力する。第2の乗算回路706は、カウンタ飽和回数SC2にカウント上限値Cmaxを乗算し、乗算により得られた値を第2の加算回路708に出力する。但し、カウンタ飽和回数SC2が第2のラッチ回路702のカウント上限値SC2maxに達した場合には、第2の乗算回路706は、カウント値にかかわらずCmax×(SC2max−1)を出力するようにする。このようにする理由は、カウンタ飽和回数SC1が第1のラッチ回路701のカウント上限値SC1maxに達した場合と同様である。第2の加算回路708は、第2の減算回路332の出力と第2の乗算回路706の出力とを加算し、加算により得られた第2の撮像信号Sig2を信号線OUT2に出力する。
第3番目のフレームの蓄積期間中であるタイミングt807において、第4番目の同期信号VDが制御部103から固体撮像素子101に供給されると、第4番目のフレームの蓄積と同様にして、第4番目のフレームの蓄積が開始される。この後も偶数番目のフレームの蓄積は、第2番目のフレームの蓄積と同様にして行われる。
上記のような処理を順次繰り返すことによって、動画像が取得される。
図9は、本実施形態による撮像装置の動作を示すフローチャートである。図9(a)は奇数番目のフレームの撮像信号を生成する際の動作を示しており、図9(b)は偶数番目のフレームの撮像信号を生成する際の動作を示している。
まず、奇数番目のフレームの撮像信号を生成する際の動作について図9(a)を用いて説明する。
ステップS901は、第1実施形態において上述したステップS501と同様であるため、説明を省略する。
ステップS902aにおいて、第1の走査部206が、読み出し対象の行に位置する複数の計数部210aにそれぞれ備えられている第1のメモリ311、第2のメモリ312及び第1のラッチ回路701に対して、走査パルスPV1を出力する。これにより、読み出し対象の行に位置する複数の計数部210aにそれぞれ備えられているメモリ311、312からバッファメモリ321、322にカウント値COUNT1、COUNT2がそれぞれ出力される。また、読み出し対象の行に位置する複数の計数部210aにそれぞれ備えられている第1のラッチ回路701から第5のバッファメモリ703にカウンタ飽和回数SC1が出力される。
ステップS903は、第1実施形態において上述したステップS503と同様であるため、説明を省略する。
ステップS904aでは、読み出し対象の列に位置する読み出しメモリ220に備えられたバッファメモリ321,322,703から撮像信号生成部209aにカウント値COUNT1、COUNT2及びカウンタ飽和回数SC1がそれぞれ出力される。
ステップS905aにおいて、第1の減算回路331が、第2のバッファメモリ322から出力されるカウント値COUNT2から第1のバッファメモリ321から出力されるカウント値COUNT1を減算する。また、第1の乗算回路705が、カウンタ飽和回数SC1にカウント上限値Cmaxを乗算する。更に、第1の加算回路707が、第1の減算回路331の出力と第1の乗算回路705の出力とを加算する。これにより、第i行、第j列の画素304の第1の撮像信号Sig1が取得される。
ステップS906aにおいて、撮像信号生成部209aが、第1の撮像信号Sig1を信号線OUT1に出力する。
ステップS907以降の動作は、第1実施形態において上述したステップS507以降の動作と同様であるため、説明を省略する。こうして、奇数番目のフレームの撮像信号が生成される。
次に、偶数番目のフレームを生成する際の動作について図9(b)を用いて説明する。
ステップS901は、第1実施形態において上述したステップS501と同様であるため、説明を省略する。
ステップS902bにおいて、第1の走査部206は、読み出し対象の行に位置する複数の計数部210aにそれぞれ備えられている第3のメモリ313、第4のメモリ314及び第2のラッチ回路702に対して、走査パルスPV2を出力する。これにより、読み出し対象の行に位置する複数の計数部210aにそれぞれ備えられているメモリ313、314からバッファメモリ323、324にカウント値COUNT3、COUNT4がそれぞれ出力される。また、読み出し対象の行に位置する複数の計数部210aにそれぞれ備えられている第2のラッチ回路702から第6のバッファメモリ704にカウンタ飽和回数SC2が出力される。
ステップS903は、第1実施形態において上述したステップS503と同様であるため、説明を省略する。
ステップS904bでは、読み出し対象の列に位置する読み出しメモリ220aに備えられたバッファメモリ323,324,704から撮像信号生成部209aにカウント値COUNT3、COUNT4及びカウンタ飽和回数SC2がそれぞれ出力される。
ステップS905bにおいて、第2の減算回路332が、第4のバッファメモリ324から出力されるカウント値COUNT4から第3のバッファメモリ323から出力されるカウント値COUNT3を減算する。また、第2の乗算回路706が、カウンタ飽和回数SC2にカウント上限値Cmaxを乗算する。更に、第2の加算回路708が、第2の減算回路332の出力と第2の乗算回路706の出力とを加算する。これにより、第i行、第j列の画素304の第2の撮像信号Sig2が取得される。
ステップS906bにおいて、撮像信号生成部209aが、第2の撮像信号Sig2を信号線OUT2に出力する。
ステップS907以降の動作は、第1実施形態において上述したステップS507以降の動作と同様であるため、説明を省略する。こうして、偶数番目のフレームの撮像信号が生成される。
このように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、蓄積期間の重複した複数の画像を良好に取得し得る。しかも、本実施形態によれば、カウンタ飽和回数SC1、SC2を取得するため、カウンタ315が飽和した場合であっても画像を良好に取得し得る。このため、本実施形態によれば、1フレーム当たりの蓄積期間がフレームレートに対応するフレーム間隔より長い動画像を取得することもできる。このため、本実施形態によれば、例えば、被写体の輝度が低い場合であっても、良好な動画像を取得することが可能となる。
なお、上記では、動画像の各々のフレームの蓄積期間が互いに重複している場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、各々のフレームの蓄積期間が互いに重複しないような動画像を取得することも可能である。図10は、本実施形態による撮像装置の動作の他の例を示すタイミングチャートである。図10に示す例においては、第2番目の同期信号VDが供給されるタイミングt1002より前に、カウント値取得信号P2が発せられ、第2のメモリ312がカウント値COUNT2を記憶し、第1番目のフレームの蓄積期間が終了する。また、カウント値取得信号P2が発せられるのと同時にイネーブル信号E1がローレベルとなり、第1のラッチ回路701の入力がディセーブル状態となる。カウント値COUNT2が第2のメモリ312に記憶され、第1のラッチ回路701においてカウンタ飽和回数SC1が確定した後、カウント値COUNT1、COUNT2及びカウンタ飽和回数SC1の計数部210aからの出力が開始される。この後、第2番目の同期信号VDが供給されるタイミングt1003において、第2番目のフレームの蓄積期間が開始する。
このように、動画像の各々のフレームの蓄積期間が互いに重複していなくてもよい。このように、本実施形態による撮像装置は、各々のフレームの蓄積期間が互いに重複する動画像を取得する第1の動作モードで動作することもできるし、各々のフレームの蓄積期間が互いに重複しない動画像を取得する第2の動作モードで動作することもできる。
[第3実施形態]
第3実施形態による撮像装置及び撮像方法について図11及び図12を用いて説明する。図1乃至図10に示す第1又は第2実施形態による撮像装置及び撮像方法と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略又は簡潔にする。
本実施形態による撮像装置は、カウンタ315の飽和が多数回生じた場合であっても飽和回数をカウントし得る飽和回数カウンタ1101が備えられているものである。なお、ここでは、第1のメモリ311,第2のメモリ312及び第1のラッチ回路701が動画像の取得に用いられる場合を例に説明する。また、ここでは、第3のメモリ313,第4のメモリ314及び飽和回数カウンタ1101が、静止画像の取得に用いられる場合を例に説明する。しかし、これに限定されるものではない。
図11は、本実施形態による固体撮像素子を示す図である。本実施形態では、計数部アレイ205に備えられた複数の計数部210bの各々が、図11に示すような構成となっている。即ち、図11に示すように、計数部210bには、図7に示す第2のラッチ回路702に代えて、飽和回数カウンタ1101が備えられている。飽和回数カウンタ1101は、カウンタ315の飽和が多数回生じた場合であっても、飽和回数をカウントし得るものである。飽和回数カウンタ1101のカウント上限値SC2maxは、第1のラッチ回路701のカウント上限値SC1maxよりも大きくなっている。なお、ここでは、1つの計数部210bに1つのラッチ回路701と1つの飽和回数カウンタ1101が備えられている場合を例に説明するが、これに限定されるものではない。飽和回数カウンタ1101は、イネーブル信号E2がハイレベルになっている間にカウンタ315のカウント値がカウント上限値Cmaxからカウント下限値0に遷移した回数を、カウンタ飽和回数(第2のカウンタ飽和回数)SC2として記憶する。飽和回数カウンタ1101のカウント上限値SC2maxは、長時間露光を可能とする観点からはできるだけ大きいことが好ましいが、回路規模の抑制の観点からはある程度の大きさに抑制される。飽和回数カウンタ1101は、リセット信号R2によってリセットされる。また、飽和回数カウンタ1101は、第1の走査部206から出力される走査パルスPV2に従って、カウンタ飽和回数SC2を出力する。飽和回数カウンタ1101から出力されるカウンタ飽和回数SC2は、読み出しメモリ220bに備えられた第6のバッファメモリ1102に記憶される。
また、本実施形態では、記憶部207に備えられた複数の読み出しメモリ220bの各々が、図11に示すような構成となっている。即ち、図11に示すように、読み出しメモリ220bは、図7に示す第6のバッファメモリ704に代えて、第6のバッファメモリ1102を備えている。第6のバッファメモリ1102は、飽和回数カウンタ1101から出力されるカウンタ飽和回数SC2を一時的に記憶する。第6のバッファメモリ1102は、飽和回数カウンタ1101から出力されるカウンタ飽和回数SC2を記憶し得る記憶容量を備えている。第6のバッファメモリ1102は、第2の走査部211から供給される走査パルスPH2に従って、記憶しているカウンタ飽和回数SC2を第2の乗算回路706に出力する。
カウンタ315のカウント上限値Cmax、第1のラッチ回路701のカウント上限値SC1max、飽和回数カウンタ1101のカウント上限値SC2max等は、以下のような考え方に基づいて設定し得る。カウンタ315のカウント上限値Cmaxは、例えば、動画像において必要な階調を満たすカウント値(必要カウント値)Cmax1以上となるように設定される。この場合、第1のラッチ回路701においては、第2実施形態において上述したように、カウンタ飽和回数SC1を2回まで記録できればよい。従って、第1のラッチ回路701のカウント上限値SC1maxは例えば2とされる。一方、静止画像において必要な階調を満たすカウント値をCmax2とする。静止画像においては、鑑賞に堪えるべく、広いダイナミックレンジが要求されるため、Cmax2はCmax1より大きい。カウント上限値がCmaxのカウンタ315を用いてCmax2までカウントを行うためには、飽和回数カウンタ1101のカウント上限値SC2maxを、静止画像の最長蓄積期間を加味して決定することが好ましい。具体的には、動画像の1フレームの最短蓄積期間をA1minとする。静止画像の最長蓄積期間をA2maxとする。動画像の1フレームの最短蓄積期間A1minと静止画像の最長蓄積期間A2maxとの比をRとする。カウンタ315のカウント上限値Cmaxに飽和回数カウンタ1101のカウント上限値SC2maxを乗ずることにより得られる値(Cmax×SC2max)が、Cmax2×R以上となるように、SC2maxを決定することが好ましい。図12は、動画像の最短蓄積期間と、静止画像の最長蓄積期間と、カウント値との関係を示すグラフである。図12の横軸は蓄積期間を示しており、図12の縦軸はカウント値を示している。図12の点Aは、動画像の最短蓄積期間A1minにおいてカウンタ315のカウント値が必要カウント値Cmax1に達するような状態を示している。このような状態となるような高輝度の被写体に対して、最長蓄積期間A2maxでの静止画像の撮影を行うと、静止画像の撮影におけるカウント値は図12において点Bで示すような値となる。点Bのカウント値は、例えば、動画像において必要な階調を満たすカウント値である必要カウント値Cmax1に、動画像の1フレームの最短蓄積期間A1minと静止画像の最長蓄積期間A2maxとの比Rを乗算することにより得られる値に相当する。即ち、点Bのカウント値は、Cmax1×Rに相当する。飽和回数カウンタ1101のカウント上限値SC2maxは、例えば、(Cmax1×R)をカウンタ315のカウント上限値Cmaxによって除算することによって得られる値に基づいて設定し得る。即ち、カウント上限値SC2maxは、以下のような式(1)に基づいて設定し得る。
SC2max≧(Cmax1×R)/Cmax ・・・(1)
図13は、本実施形態による撮像装置の動作を示すタイミングチャートである。ここでは、各々のフレームの蓄積期間が互いに重複しないような動画像を撮影している最中に静止画像の撮影が行われる場合を例に説明する。
タイミングt1301において、動画像の撮影開始の指示が撮影指示部107を介してユーザ等によって行われると、制御部103は、固体撮像素子101に対して、動画像の撮影開始の指示と、制御データとを送信する。当該制御データは、動画像の1フレーム当たりの蓄積期間の設定情報を含む。また、制御部103は、固体撮像素子101への同期信号VDの供給を開始する。同期信号VDの供給は、動画像の撮影の終了の指示がユーザ等によって行われるまで継続される。タイミングt1301においては、第1番目の同期信号VDが固体撮像素子101に供給される。同期信号VDの間隔は、動画像のフレームレートに応じたフレーム間隔とされる。動画像のフレームレートは、例えば、設定部106を介してユーザ等によって設定される。動画像の撮影開始の指示を受信すると、タイミングジェネレータ212は、カウント値取得信号P1を第1のメモリ311に対して出力し、リセット信号R1を第1のラッチ回路701に対して出力するとともに、イネーブル信号E1をハイレベルにする。第1のメモリ311は、カウント値取得信号P1を受信すると、当該カウント値取得信号P1を受信した際におけるカウンタ315のカウント値COUNT1を記憶する。第1のラッチ回路701は、リセット信号R1を受信すると、カウンタ飽和回数SC1の値を0にリセットする。第1のラッチ回路701は、ハイレベルのイネーブル信号E1を受信すると、入力がイネーブル状態となる。こうして、動画像の第1番目のフレームの撮像が開始される。
タイミングt1301から1フレーム分の蓄積期間が経過したタイミングt1302において、タイミングジェネレータ212は、カウント値取得信号P2を第2のメモリ312に対して出力するとともに、イネーブル信号E1をローレベルにする。第2のメモリ312は、カウント値取得信号P2を受信すると、当該カウント値取得信号P2を受信した際におけるカウンタ315のカウント値COUNT2を記憶する。第1のラッチ回路701は、イネーブル信号E1がローレベルになると、入力がディセーブル状態となる。なお、タイミングt1301からタイミングt1302までの間に、カウンタ315の飽和は生じていないため、第1のラッチ回路701にはカウンタ飽和回数SC1として0が記憶されている。こうして、動画像の第1番目のフレームの撮像が終了する。
第1番目のフレームの撮像が終了してから第2番目のフレームの撮像が開始するまでの間に、走査パルスPV1、PH1に従って、カウント値COUNT1、COUNT2及びカウンタ飽和回数SC1が撮像信号生成部209aに順次送信される。なお、撮像信号生成部209aにおいて行われる処理は、第2実施形態において図9(a)を用いて上述した処理と同様であるため、省略する。
タイミングt1303において、制御部103は、第2番目の同期信号VDを固体撮像素子101に対して供給する。これにより、動画像の第2番目のフレームの撮像が開始される。以降、フレームレートに応じたフレーム間隔で入力される同期信号VDに従って、固体撮像素子101は、上記と同様の動作を繰り返す。これにより、動画像を構成する複数のフレームの各々が順次取得されていく。
動画像の撮影が行われている最中のタイミングt1304において、静止画像の撮影開始の指示が撮影指示部107を介してユーザ等によって行われると、制御部103は、固体撮像素子101に対して、静止画像の撮影開始の指示と、制御データとを送信する。当該制御データは、静止画像の蓄積期間の設定情報を含む。静止画像の撮影開始の指示を受信すると、タイミングジェネレータ212は、カウント値取得信号P3を第3のメモリ313に対して出力し、リセット信号R2を飽和回数カウンタ1101に対して出力するとともに、イネーブル信号E2をハイレベルにする。第3のメモリ313は、カウント値取得信号P3を受信すると、当該カウント値取得信号P3を受信した際におけるカウンタ315のカウント値COUNT3を記憶する。飽和回数カウンタ1101は、リセット信号R2を受信すると、カウンタ飽和回数SC2の値を0にリセットする。飽和回数カウンタ1101は、ハイレベルのイネーブル信号E2を受信すると、入力がイネーブル状態となる。こうして、静止画像の撮影が開始される。
静止画像の蓄積期間中であるタイミングt1305とタイミングt1306とにおいて、カウンタ315のカウント値がカウント上限値Cmaxからカウント下限値0に遷移する。タイミングt1305においては、飽和回数カウンタ1101によるカウンタ飽和回数SC2が、0から1にカウントアップされる。タイミングt1306においては、飽和回数カウンタ1101によるカウンタ飽和回数SC2が、1から2にカウントアップされる。
タイミングt1304から静止画像の蓄積期間が経過したタイミングt1307において、タイミングジェネレータ212は、カウント値取得信号P4を第4のメモリ314に対して出力するとともに、イネーブル信号E2をローレベルにする。第4のメモリ314は、カウント値取得信号P4を受信すると、当該カウント値取得信号P4を受信した際におけるカウンタ315のカウント値COUNT4を記憶する。飽和回数カウンタ1101は、イネーブル信号E2がローレベルになると、入力がディセーブル状態となる。こうして、静止画像の撮影が終了する。
静止画像の撮像が終了すると、走査パルスPV2、PH2に従って、カウント値COUNT3、COUNT4及びカウンタ飽和回数SC2が撮像信号生成部209aに順次送信される。なお、撮像信号生成部209aにおいて行われる処理は、第2実施形態において図9(b)を用いて上述した処理と同様であるため、省略する。
このように、本実施形態によれば、本実施形態によれば、カウンタ315の飽和が多数回生じた場合であっても飽和回数をカウントし得る飽和回数カウンタ1101が備えられている。このため、本実施形態によれば、カウンタ315が多数回飽和するような場合であっても、良好な画像を得ることができ、ダイナミックレンジの広い良好な画像を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明は、上記実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101…固体撮像素子
103…制御部
107…撮影指示部
202…センサ部アレイ
203…センサ部
210…計数部
220…記憶部
205…計数部アレイ
301…フォトダイオード
304…画素

Claims (12)

  1. 光子の受光頻度に応じた頻度でパルスを発するセンサ部と、前記パルスの数をカウントするカウンタと、前記カウンタのカウント値を記憶するメモリとをそれぞれ備える複数の画素と、
    第1の画像の撮像開始の際における前記カウンタのカウント値と、前記第1の画像の撮像終了の際における前記カウンタのカウント値とに基づいて第1の撮像信号を生成し、前記第1の画像とは異なる第2の画像の撮像開始の際における前記カウンタのカウント値と、前記第2の画像の撮像終了の際における前記カウンタのカウント値とに基づいて第2の撮像信号を生成する生成部と
    を有し、
    前記第1の画像の撮像期間と前記第2の画像の撮像期間とが重複する第1の動作モードで動作し得ることを特徴とする固体撮像素子。
  2. 前記センサ部は、アバランシェフォトダイオードを備えていることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 前記メモリは、前記第1の画像の撮像開始の際における前記カウンタのカウント値と、前記第1の画像の撮像終了の際における前記カウンタのカウント値と、前記第2の画像の撮像開始の際における前記カウンタのカウント値と、前記第2の画像の撮像終了の際における前記カウンタのカウント値とを記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の固体撮像素子。
  4. 前記第1の画像の撮像開始の際に前記カウンタのカウント値をリセットするカウンタリセット部を備え、
    前記メモリは、前記第1の画像の撮像開始の際における前記カウンタのカウント値を記憶せず、前記第1の画像の撮像終了の際における前記カウンタのカウント値を記憶し、
    前記生成部は、前記メモリに記憶された、前記第1の画像の撮像終了の際における前記カウンタのカウント値に基づいて前記第1の撮像信号を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の固体撮像素子。
  5. 前記第2の画像の撮像終了の際に前記カウンタによるカウントを停止するカウント停止部を備え、
    前記メモリは、前記第2の画像の撮像開始の際における前記カウンタのカウント値を記憶し、前記第2の画像の撮像終了の際における前記カウンタのカウント値を記憶せず、
    前記生成部は、前記メモリに記憶された、前記第2の画像の撮像開始の際における前記カウンタのカウント値と、前記カウンタに保持された、前記第2の画像の撮像終了の際における前記カウンタのカウント値とに基づいて前記第2の撮像信号を生成することを特徴とする請求項1、2及び4のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  6. 前記カウンタの飽和回数を記憶する飽和回数記憶部を更に備え、
    前記生成部は、前記第1の画像の撮像中に生じた前記カウンタの飽和回数を更に用いて前記第1の撮像信号を生成し、前記第2の画像の撮像中に生じた前記カウンタの飽和回数を更に用いて前記第2の撮像信号を生成することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  7. 前記第1の画像において必要とされる階調と、前記第2の画像において必要とされる階調と、前記第1の画像の最短蓄積期間と、前記第2の画像の最長蓄積期間と、前記カウンタのカウント上限値とに基づいて、前記飽和回数記憶部のカウント上限値が設定されることを特徴とする請求項6に記載の固体撮像素子。
  8. 前記第1の画像又は前記第2の画像において必要とされる階調に応じて前記カウンタのカウント上限値が設定されることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  9. さらに、前記第1の画像の撮像期間と前記第2の画像の撮像期間とが重複しない第2の動作モードで動作し得ることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  10. 前記第1の画像の撮像期間と前記第2の画像の撮像期間とが異なることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  11. 光子の受光頻度に応じた頻度でパルスを発するセンサ部と、前記パルスの数をカウントするカウンタと、前記カウンタのカウント値を記憶するメモリとをそれぞれ備える複数の画素と、第1の画像の撮像開始の際における前記カウンタのカウント値と、前記第1の画像の撮像終了の際における前記カウンタのカウント値とに基づいて第1の撮像信号を生成し、前記第1の画像とは異なる第2の画像の撮像開始の際における前記カウンタのカウント値と、前記第2の画像の撮像終了の際における前記カウンタのカウント値とに基づいて第2の撮像信号を生成する生成部とを有する固体撮像素子と、
    前記固体撮像素子によって取得される第1の撮像信号と前記第2の撮像信号とに対して所定の処理を行う制御部と
    を備え
    前記固体撮像素子は、前記第1の画像の撮像期間と前記第2の画像の撮像期間とが重複する第1の動作モードで動作し得ることを特徴とする撮像装置。
  12. 前記固体撮像素子は、さらに、前記第1の画像の撮像期間と前記第2の画像の撮像期間とが重複しない第2の動作モードで動作し得ることを特徴とする請求項11に記載の撮像装置
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