JP6899939B1 - 動弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動弁装置のピボットとソケットとの間に油圧が付与された際にOリングがソケットから外れるのを防止する。【解決手段】ピボット6の先端部6aは、先側先端部6a1と、後側先端部6a2を有する。ソケット7は、周壁部72、先側先端部と接触可能な底部71及び環状溝73を有し、バルブブリッジ8に載せられる。Oリング10は、先端部6aの周りを取り囲み、外縁側が環状溝73に嵌められる形でソケット7に取り付けられる。ピボット6が最も上昇した時に、バルブクリアランスに対応した隙間W2が先側先端部6a1と底部71との間に形成された状態において、Oリング10と後側先端部6a2との間に隙間W1が確保される。ピボット6の先端部6aに被せられたソケット7が、バルブブリッジ8に載せられていない状態において自重により下降した場合に、Oリング10が後側先端部6a2に係止する。【選択図】図3

Description

本発明は、動弁装置に関する。
内燃機関(エンジン)は、吸排気用のバルブを駆動させるための動弁装置を備えている。この種の動弁装置では、例えば、特許文献1に示されるように、カムシャフトの回転により、アーム軸に固定されるロッカアームが揺動され、そのロッカアームに固定されるピボット(アジャストスクリュ)が上下動される。ピボットの先端には、凹状のソケット(キャップ)が取り付けられており、そのようなピボットの上下動により、ソケットを介してバルブブリッジが上下動される。そして、バルブブリッジの両側に固定される一対の吸気用のバルブ(又は排気用のバルブ)が同時に上下動される。
前記ピボットの先端は、球体状に形成され、その球体状の先端部(球面部)が、ソケットに嵌合される形で、ピボットの先端にソケットが取り付けられている。また、ソケットには、環状溝が形成されており、その環状溝に、ゴム、樹脂等からなる環状のOリング(シールリング)が嵌合する形で取り付けられている。このOリングは、ソケットからの先端部の抜けを防止等する。
また、前記ピボットは、ロッカアームの一端に形成される螺子穴に、螺合する形で固定されている。前記ロッカアームには、アーム軸を介して供給される潤滑用オイルポンプからのエンジンオイルを螺子穴に導く第1のオイル通路が形成されている。また、前記ピボットには、一端がロッカアームに形成される第1のオイル通路に連通され、かつ他端が環状溝よりも奥側にあるソケットの内側に連通する第2のオイル通路が形成されている。そして、動弁装置(内燃機関)の実働時に、エンジンオイルは、第1のオイル通路及び第2のオイル通路を通り、ピボットの先端部とソケットとの間に形成される空間に常時供給される。
特開平8−200019号公報
実働時において、ピボットの先端部とソケットとの間の空間に、大きな圧力(油圧)がかかると、Oリングを外側へ押し出す力がかかり、Oリングが環状溝から外れてピボットとソケットの間の隙間に嵌り込むことがあった。このようにOリングが隙間に嵌り込むと、ピボットとソケットとの間の空間が、Oリングによってシール(封止)されてしまう。そのような状態において、更にOリングに圧力(油圧)が加えられると、Oリングが隙間から押し出されてソケットから外れてしまうことがあった。Oリングが外れると、メンテナンス時等において、内燃機関を分解した際に、ソケットがピボットの先端部から外れてしまい、内燃機関内等に落下する虞があった。そのように落下したソケットが、内燃機関等の不具合の原因となる虞があり、問題となっていた。
本発明の目的は、動弁装置におけるピボットの先端部とソケットとの間に油圧が付与された際に、Oリングがソケットから外れるのを防止することである。
本発明に係る動弁装置は、揺動可能な状態で支持されるロッカアームと、先側先端部及び後側先端部を含む先端部と、前記先端部に接続され前記ロッカアームに固定される本体部とを有し、上昇及び下降するように揺動するピボットと、上端に開口部を含む筒状の周壁部と、前記周壁部の下端に配される底部と、周回するように前記周壁部の内側に形成される環状溝とを有し、バルブブリッジに載せられた状態で前記先端部に被せられ、前記ピボットの下降時に前記先端部によって押される凹状のソケットと、前記先端部の周りを取り囲むような環状をなし、外縁側が前記環状溝に嵌められる形で前記ソケットに取り付けられるOリングとを備える動弁装置であって、前記ピボットが最も上昇した時に、前記バルブブリッジと前記ソケットとの間のバルブクリアランスに対応した隙間が前記先側先端部と前記底部との間に形成された状態において、前記Oリングと前記後側先端部との間に隙間が確保され、前記ピボットの前記先端部に被せられた前記ソケットが、前記バルブブリッジに載せられていない状態において自重により下降した場合に、前記Oリングが前記後側先端部に係止することを特徴とする。
前記動弁装置において、前記Oリングと前記後側先端部との間に形成される前記隙間は、前記先側先端部と前記底部との間に形成される前記隙間のうち、最も距離の短い隙間よりも大きいことが好ましい。
前記動弁装置において、前記周壁部の内側に形成され前記環状溝の前記開口部側に隣接する環状の開口側縁部と、前記後側先端部との間に形成される隙間が、前記Oリングの線径よりも大きいことが好ましい。
前記動弁装置において、前記Oリングと前記後側先端部との間に形成される前記隙間が、0.3mm以上であることが好ましい。
前記動弁装置において、前記ロッカアームは、オイルポンプより供給されるオイルを通過させる第1オイル通路を有し、前記ピボットは、一端が前記第1オイル通路の下流側と連通し、他端が前記ソケットと前記先端部との間に形成される空間に連通する第2オイル通路を有することが好ましい。
本発明によれば、動弁装置におけるピボットの先端部とソケットとの間に油圧が付与された際に、Oリングがソケットから外れるのを防止することができる。
実施形態1に係る動弁装置の断面図 動弁装置のピボット及びソケット付近の拡大図 ピボットが最も上昇した状態におけるOリングとピボットの先端部との位置関係等を示す説明図 実施形態2に係る動弁装置において、ピボットが最も上昇した状態におけるOリングとピボットの先端部との位置関係等を示す説明図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を、図1〜図3を参照しつつ説明する。本実施形態では、オーバーヘッドカム式のエンジン(内燃機関)の動弁装置1について説明する。
図1は、実施形態1に係る動弁装置1の断面図である。図1において符号2は、ロッカアームを示しており、このロッカアーム2は、アーム軸3に揺動自在な状態で支持されている。
ロッカアーム2は、図1において左右方向に延びた長手状をなしており、その一方の端部(図1の右側の端部)2aに、ローラ4が回転自在な状態で支持されている。そして、ローラ4には、カムシャフト5が当接されている。また、ロッカアーム2の他方の端部(図1の左側の端部)2bには、ピボット6が固定されている。ピボット6は、先端側が下方を向く形で、後端側がロッカアーム2に固定されている。このようなピボット6は、揺動するロッカアーム2に連動して、上昇及び下降するように揺動する。本実施形態のロッカアーム2は、所謂、エレファントフット式であり、下方を向くピボット6の先端部6a(図2参照)に、ソケット(キャップ)7が被せられている。ソケット7は、上方に開口した状態で、バルブブリッジ8の上面に載せられている。なお、ソケット7とバルブブリッジ8の上面との間には、後述するように所定のバルブクリアランスCが設けられている。
バルブブリッジ8の中央には、穴部81が形成され、この穴部81に、シリンダ82に固定される案内ピン83が挿入されている。図1におけるバルブブリッジ8の左右両側には、一対の吸気用のバルブ(又は排気用のバルブ)84,85の上端がそれぞれ固定されている。バルブブリッジ8の両側と、シリンダ82との間には、バルブ84,85の各上部が挿通される2つの戻しスプリング86,87が配置され、各戻しスプリング86,87の上端にそれぞれ押圧部材88,89が配置されている。
図2は、動弁装置1のピボット6及びソケット7付近の拡大図である。なお、説明の便宜上、図2において、ソケット7は、断面構造が示されている。図2に示されるように、ロッカアーム2の端部2aに、概ね上下方向に貫通する形で、雌螺子面を含む螺子穴21aが形成されている。ピボット6は、全体的には、概ね上下方向に延びた長手状(棒状)をなしており、その先端部6aは、概ね球体状に形成されている。先端部6aの後端側に接続するピボット6の本体部6bは、全体的には、長手状(棒状)をなしており、その外周面に雄螺子面を備えている。ピボット6の本体部6bの外径は、先端部6aの最大径よりも小さくされている。
ピボット6は、先端部6aが下方を向くように、後端(本体部6bの後端)6c側から螺子穴21aに挿入されつつ、本体部6bの雄螺子面を螺子穴21aの雌螺子面に螺合させる形で、ロッカアーム2の端部2aの所定箇所に取り付けられる。ピボット6の後端6cは、ロッカアーム2の端部2aから上方へ突き出しており、その突き出したピボット6の後端(本体部6bの後端)6cに、ナット9が螺着されることで、ピボット6がロッカアーム2の端部2aに固定されている。
ピボット6の先端部6aは、凹状をなしたソケット7の内部に収容される。ソケット7は、金属又は合金からなる金属系材料を所定形状に加工したものからなり、全体的には、上方に開口した容器状(凹状)をなしている。ソケット7は、一端(上端)に開口部72aを含む筒状(円筒状)の周壁部72と、周壁部72の他端(下端)に配される底部71とを備えている。また、周壁部72の内側(内周面)には、周回するように形成された環状溝73が設けられている。
ソケット7の底部71の上面は、球面状(半球面状)に凹んだような形をなしている。そのため、底部71の上面を、「凹球面71a」と称する。また、底部71の中央には、ソケット7の内部と外部とを連通するように厚み方向に延びる貫通孔71bが設けられている。ソケット7は、ピボット6の先端部6aに被せられた状態で、底部71の下面がバルブブリッジ8の上面と当接する形で載せられる。
ピボット6の先端部6aは、先側(下側)に配される先側先端部6a1と、先側先端部6a1の後側(上側)に接続すると共に、本体部6bと接続する後側先端部6a2とからなる。先側先端部6a1は、概ね半球体状をなし、先側に向かって外径が徐々に小さくなる凸球面状の表面(以下、「凸球面60a1」と称する。)を含んでいる。また、後側先端部6a2は、半球体を、その仮想的な底面に対して平行に配される面で切断したような形をなしている。後側先端部6a2は、凸球面60a1に接続すると共に、後側に向かって外径が徐々に小さくなる球帯状の表面60a2(以下、「後側表面60a2」と称する。)を含んでいる。
なお、凹球面71aは、凸球面60a1と接触させた状態において、凸球面60a1に対応した仮想的な球体の中心OPよりも高い位置にあり、かつ中心OPを通る鉛直線Vから、水平方向に距離Rだけ離れた円状軌跡が中心OS1となる仮想的な異芯球の凹球面に対応している。そのため、中心OS1と中心OPとを通る直線の延長線上において、凹球面71aと、凸球面60a1とが接触する。なお、中心OPは、先側先端部6a1と後側先端部6a2の境界面X上にある。本明細書において、境界面Xは、先側先端部6a1側(凸球面60a側)に含まれるものとする。
ソケット7の周壁部72の内側(内周面側)には、環状溝73が形成されている。環状溝73は、ピボット6及びソケット7の位置関係が後述する基準状態の際に、先端部6aの後側表面60a2の周りを取り囲むように、周壁部72に設けられている。そして、このような環状溝73には、Oリング10が取り付けられている。Oリング10は、ゴム、樹脂等の弾性材料が環状に形成されたものからなり、その外縁側が、環状溝73に接する形で嵌められている。なお、図2には、環状溝73に嵌った状態のOリング10の断面が示されている。
バルブブリッジ8とソケット7との間には、図2に示されるように、所定のバルブクリアランスCが設定されている。バルブクリアランスCは、ピボット6が最も上昇した状態において、ピボット6の先端部6aの凸球面60a1を、ソケット7の底部71の凹球面71aに接触させた場合(つまり、ソケット7の凹球面71aがピボット6の凸球面60a1と接触するように、ソケット7が持ち上げられた場合)に、ソケット7とバルブブリッジ8との間で形成される隙間である。
図3は、ピボット6が最も上昇した状態におけるOリング10とピボット6の先端部6aとの位置関係等を示す説明図である。図3に示されるように、ソケット7は、バルブブリッジ8上に載置されており、周壁部72が、ピボット6の先端部6aの周りを取り囲んでいる。周壁部72の開口部72aの高さ位置は、後側先端部6a2の高さ位置よりも高くなるように設定されている。そして、ピボット6の先端部6aにおける凸球面60a1と、ソケット7の底部71における凹球面71aとは互いに離されており、それらの間にバルブクリアランスCに対応した隙間が形成される。
なお、本明細書において、図3に示される位置関係のピボット6及びソケット7等の状態を、「基準状態」と称する場合がある。
ピボット6の先端部6aの最大径(先側先端部6a1と後側先端部6a2との境界部分における外径)は、Oリング10の内径よりも大きく設定されている。そのため、ソケット7の取り付け時に、ピボット6の先端部6aは、Oリング10を広げるように弾性変形させながら、Oリング10内を通過する形となる。なお、ピボット6の先端部6aに被せられたソケット7が、バルブブリッジ8に載せられていない状態において、自重により下降した場合に、Oリング10が後側先端部6a2に係止することができる。このようなOリング10は、ソケット7が、ピボット6の先端部6aから外れるのを防止する。
Oリング10は、平面視した際、全体的には、正円状をなしている。また、Oリング10は、図3に示されるように、断面が円形状(正円状)をなしている。Oリング10は、外縁側から内縁側に亘って略半分の部分(断面が略半円の部分)が、環状溝73内に嵌め込まれている。つまり、Oリング10は、内縁側が環状溝73からはみ出して露出し、周壁部72から盛り上がった状態となっている。
環状溝73は、円筒状の周壁部72の内側(内周面)のうち、開口部72aの近くの部分に、周回するように環状に形成されている。環状溝73の断面は、図3に示されるように、略半円状に凹んだ形をなしている。このような環状溝73は、底側縁部74と、開口側縁部75との間に配されている。底側縁部74は、周壁部72の内側に形成され、環状溝73の底部71側に隣接する環状の盛り上がった部分である。開口側縁部75は、周壁部72の内側に形成され、環状溝73の開口部72a側に隣接する環状の盛り上がった部分である。底側縁部74及び開口側縁部75は、互いに平行に並びつつ、周回するように周壁部72の内側に形成されている。底側縁部74及び開口側縁部75は、それぞれ周壁部72の内周面(上下方向における中央付近の内周面)から凸状に盛り上がりつつ、環状に繋がった形をなしている。なお、本実施形態の場合、開口側縁部75は、開口部72aの内周縁側に配されている。
図3に示されるように、Oリング10とピボット6の後側先端部6a2との間には、隙間W1が形成されている。本明細書において、Oリング10とピボット6の後側先端部6a2との間に形成される隙間W1を、「第1隙間W1」と称する場合がある。第1隙間W1は、動弁装置1の稼働時に、ソケット7とピボット6の先端部6aとの間の空間S1が密閉されないように設定されている。なお、第1隙間W1は、Oリング10と後側先端部6a2との間で、最短距離で形成される隙間である。より具体的には、第1隙間W1は、先端部6aにおける後側先端部6a2の後側表面60a2と、環状溝73から露出したOリング10の内縁側の表面との間で、最短距離で形成される隙間である。なお、ピボット6とソケット7は同軸上(ピボット6の中心を通る軸線とソケット7の中心を通る軸線とが同じ直線上)に配置されており、第1隙間W1は、ピボット6の周りを取り囲むように環状に形成されている。
第1隙間W1は、上記基準状態において、例えば、0.3mm以上に設定される。なお、第1隙間W1の上限値は、本発明の目的を損なわない限り特に制限されない。なお、第1隙間W1は、通常、Oリング10の線径(外径)よりも小さい。
また、図3に示されるように、上記基準状態において、ソケット7の底部71の凹球面71aとピボット6の先端部6aの凸球面60a1との間には、バルブクリアランスCに対応した隙間W2が形成される。なお、本明細書において、バルブクリアランスCに対応した隙間W2を、「第2隙間W2」と称する場合がある。また、第2隙間W2のうち、上記基準状態において、最も距離の短い隙間を、特に「最短第2隙間W22」と称する場合がある。
本実施形態の場合、最短第2隙間W22は、上述した中心OS1と中心OPとを通る直線の延長線上にある凹球面71aと凸球面60a1との間に形成される。このような最短第2隙間W22は、ピボット6の先側先端部6a1の周りを取り囲むように環状に形成されている。
本実施形態では、上記基準状態において、第1隙間W1は、最短第2隙間W22よりも大きくなるように設定されている。
なお、ピボット6の先端部6aとソケット7との間で形成される空間S1は、最短第2隙間W22から下側に配される第1空間S11と、最短第2隙間W22よりも上側に配される第2空間S12とからなる。
また、ソケット7の開口側縁部75と、ピボット6の後側先端部6a2とに形成される隙間は、上記基準状態において、Oリング10の線径よりも大きいことが好ましい。本明細書において、ソケット7の開口側縁部75と、ピボット6の後側先端部6a2とに形成される隙間を、「第3隙間W3」と称する場合がある。なお、第3隙間W3は、開口側縁部75と、後側先端部6a2の後側表面60a2(ただし、第1隙間W1が形成される箇所よりも上方にある後側表面60a2)との間で、最短距離で形成される隙間である。このように第3隙間W3が、Oリング10の線径よりも大きいと、ピボット6の先端部6aとソケット7との間の空間S1に油圧が付与された際に、Oリング10が、ピボット6の先端部6a(後側先端部6a2)とソケット7(開口側縁部75)との間に嵌り込んで、それらの間をシール(封止)することが防止される。
図2等に示されるように、ロッカアーム2の内部には、第1オイル通路21bが形成されている。そして、ピボット6の内部には、一端がロッカアーム2に形成された第1オイル通路21bと連通し、かつ他端がソケット7内の空間と連通する第2オイル通路63が形成されている。図示されない潤滑用オイルポンプからアーム軸3を介して供給されたエンジンオイル(以下、単に「オイル」と称する場合がある。)は、第1オイル通路21bを通って、ピボット6が螺着されている螺子穴21aへ供給される。そして、螺子穴21aに供給されたオイルの一部は、第2オイル通路63を通って、ピボット6の先端部6aにある第2オイル通路63の開口端63aから吐出されて、ソケット7内に供給される。ソケット7内に供給されたオイルは、主に、底部71に設けられた貫通孔71bを通ってソケット7の外部へ排出される。貫通孔71bから排出されたオイルは、バルブブリッジ8の上面に供給される。
本実施形態の動弁装置1では、カムシャフト5の回転により、アーム軸3に固定されるロッカアーム2が揺動され、そのロッカアーム2に固定されるピボット6が上昇及び下降するように揺動される。そして、ピボット6の揺動により、ソケット7を介してバルブブリッジ8が上下動され、バルブブリッジ8の両側に固定される一対の吸気用のバルブ(又は排気用のバルブ)84,85が同時に上下動される。
また、動弁装置1の実働時において、アーム軸3を介して供給される潤滑用オイルポンプからのエンジンオイルが、第1オイル通路21b及び第2オイル通路63を通り、ピボット6の先端部6aとソケット7との間の空間S1(図3参照)に常時供給される。
本実施形態の動弁装置1では、上記基準状態において、Oリング10がピボット6の後側先端部6a2(後側表面60a2)と接触しないように、第1隙間W1が確保されている(図3参照)。そのため、上記基準状態において、空間S1内の圧力(油圧)が高くなっても、オイルは第1隙間W1を通ってソケット7の外部へ逃げることができる。
また、本実施形態の動弁装置1では、第1隙間W1が、最短第2隙間W22よりも大きくなるように設定されている。ピボット6の開口端63aから、圧力を受けて供給されたエンジンオイルは、先ず、凸球面60aと凹球面71aとの間に形成される第2隙間W2内に供給される。エンジンオイルは、第2隙間W2にある第1空間S11から、最短第2隙間W22を通って第2空間S12へ供給される。第2空間S12は、主として、ソケット7の周壁部72と、ピボット6の後側先端部6a2(後側表面60a2)との間、凹球面71aの一部と、先側先端部6a1との間、及び環状溝73から露出したOリング10と、後側先端部6a2(後側表面60a2)との間によって形成される。このような第2空間S12の大きさ(幅)は、第1空間S11を形成する凸球面60aと凹球面71aとの間の距離(幅)よりも大きい。第1空間S11を形成する凸球面60a及び凹球面71aは、所謂、オリフィスのように機能し、第1空間S11から第2空間S12へ移動するエンジンオイルの圧力(第1隙間W1を通過するエンジンオイルの圧力)を低くすることができる。その結果、第2空間S12をエンジンオイルが移動する際に、環状溝73に取り付けられているOリング10が、エンジンオイルによって押し上げられることが抑制される。
第1空間S11内に大きな油圧が付与されるのは、通常、ソケット7がバルブブリッジ8と接触してソケット7の底部71にある貫通孔71bがバルブブリッジ8によって閉塞された状態の時である。その際、ピボット6の先端部6a(凸球面60a1)は、バルブクリアランスCに対応して、ソケット7の底部71(凹球面71a1)から離れた状態(上記基準状態)となっている。そのため、本実施形態では、Oリング10がピボット6の後側先端部6a2(後側表面60a2)と接触して空間S1が密閉されないように、第1隙間W1が確保されている。そして、更に、Oリング10が油圧で押し上げられることを抑制するために、上記基準状態における第1隙間W1が、最短第2隙間W22よりも大きくされている。
また、本実施形態の第3隙間W3は、Oリング10の線径よりも大きくされているため、エンジンオイルが第3隙間W3をスムーズに通過することができ、しかもOリング10がピボット6とソケット7との間に嵌り込むことが抑制される。
本実施形態の動弁装置1は、メンテナンス時等において分解された際に、ピボット6の先端部6aに被せられたソケット7が、バルブブリッジ8に載せられていない状態となって自重により下降した場合でも、Oリング10が、後側先端部6a2に係止することができる。そのため、ソケット7が、ピボット6の先端部6aから外れることが防止される。
なお、本実施形態とは異なり、第1隙間W1の大きさ(幅)が、最短第2隙間W22の大きさ(幅)以下とされると、第1空間S11を形成する凸球面60a及び凹球面71aは、オリフィスとして機能しなくなる。そのため、空間S1内を、圧力を受けて移動するエンジンオイルが、第1隙間W1を通る際に、Oリング10に対して勢いよく接触して、Oリング10が環状溝73から脱落し易くなる。
本実施形態では、Oリング10の断面形状が円形状(正円状)となっているが、本発明はこれに限られず、他の実施形態においては、例えば、楕円形状、正六角形状等の多角形状等であってもよい。その際、第3隙間W3と比較されるOリングの線径は、断面形状の最も大きな外径となる。例えば、断面形状が楕円形のOリングの場合、その線径は、楕円の長軸の長さとなり、断面形状が正六角形のOリングの場合、その線径は、正六角形の最も長い対角線となる。
<実施形態2>
次いで、実施形態2に係る動弁装置1Aを、図4を参照しつつ説明する。本実施形態の動弁装置1Aは、実施形態1のソケット7を、他のソケット7Aに変更したものである。図4は、実施形態2に係る動弁装置1Aにおいて、ピボット6が最も上昇した状態におけるOリング10とピボット6の先端部6aとの位置関係等を示す説明図である。図4には、実施形態1と同様、基準状態のピボット6及びソケット7Aが示されている。つまり、ピボット6の凸球面60a1とソケット7Aの底部71Aにおける凹球面71Aaとは互いに離されて、それらの間にバルブクリアランスに対応した隙間が形成されている。
ソケット7Aは、実施形態1と同様、全体的には、上方に開口した容器状(凹状)をなしており、上端に開口部72Aaを含む筒状(円筒状)の周壁部72Aと、周壁部72Aの下端に配される底部71Aとを備えている。また、周壁部72Aの内側(内周面)には、実施形態1と同様、周回するように形成された環状溝73Aが設けられている。環状溝73Aは、基準状態において、先端部6aの後側表面60a2の周りを取り囲むように、周壁部72Aに設けられている。環状溝73Aは、底側縁部74Aと、開口側縁部75Aとの間に配されている。なお、本実施形態の底側縁部74Aは、上下方向における長さが、実施形態1よりも長く設定されている。底側縁部74Aの下端は、先側先端部6a1(凸球面60a1)と後側先端部6a2(後側表面60a2)との境界面Xよりも上方に配置されている。なお、ソケット7Aの底部71Aの上面は、実施形態1とは異なり、ピボット6の凸球面60a1に倣ったような形状の凹球面71Aaを備えている。底部71Aの中央には、実施形態1と同様、貫通孔71Abが設けられている。ソケット7Aは、ピボット6の先端部6aに被せられた状態で、バルブブリッジ8の上面に載せられている。
図4に示されるように、ソケット7Aの内側部分のうち、先端部6aの境界面X付近の周りを取り囲む部分に、環状の凹溝部76Aが形成されている。凹溝部76Aは、境界面Xを跨ぐように、先端部6aの境界面X付近の表面と、間隔を保ちつつ対向している。凹溝部76Aは、ピボット6がソケット7A内を、上昇及び下降するように揺動する際に、先端部6aがソケット7Aの内側部分と干渉すること等を防止するために設けられている。なお、凹溝部76Aの表面は、凹球面71Aaを構成しない。
このような本実施形態の動弁装置1Aにおいて、図4に示されるように、上記基準状態におけるOリング10とピボット6の後側先端部6a2との間に、実施形態1と同様、隙間(第1隙間)WA1が確保される。なお、ピボット6とソケット7Aは、実施形態1と同様、同軸上に配置されている。そして、図4に示されるように、上記基準状態において、ソケット7Aの凹球面71Aaとピボット6の凸球面60a1との間に、バルブクリアランスに対応した隙間(第2隙間)WA2が形成される。第2隙間WA2のうち、上記基準状態において、最も距離の短い隙間を、特に「最短第2隙間WA22」と称する場合がある。本実施形態の最短第2隙間WA22は、凹球面71Aaの上端と、先側先端部6a1の凸球面60a1との間で、最短距離で形成されている。なお、凹球面71Aaの上端は、先側先端部6a1と後側先端部6a2との境界面Xよりも下方(先側)に配置されている。
ピボット6の先端部6aとソケット7Aとの間で形成される空間SA1は、最短第2隙間WA22から下側に配される第1空間SA11と、最短第2隙間WA22よりも上側に配される第2空間SA12とからなる。
本実施形態の動弁装置1Aでは、上記基準状態において、Oリング10がピボット6の後側先端部6a2(後側表面60a2)と接触しないように、第1隙間AW1が確保されている(図4参照)。そのため、上記基準状態において、空間SA1内の圧力(油圧)が高くなっても、オイルは第1隙間WA1を通ってソケット7Aの外部へ逃げることができる。
また、本実施形態の動弁装置1Aでは、実施形態1と同様、第1隙間WA1が、最短第2隙間WA22よりも大きくなるように設定されている。ピボット6の開口端63Aaから、圧力を受けて供給されたエンジンオイルは、先ず、凸球面60aと凹球面71aとの間に形成される第2隙間WA2内に供給される。エンジンオイルは、第2隙間WA2にある第1空間SA11から、最短第2隙間WA22を通って第2空間SA12へ供給される。第2空間SA12は、主として、ソケット7Aの周壁部72Aと、ピボット6の後側先端部6a2(後側表面60a2)との間、凹溝部76Aと先端部6a(先側先端部6a1及び後側先端部6a2)との間、及び環状溝73Aから露出したOリング10と、後側先端部6a2(後側表面60a2)との間によって形成される。このような第2空間SA12の大きさ(幅)は、第1空間SA11を形成する凸球面60aと凹球面71aとの間の距離(幅)よりも大きい。第1空間SA11を形成する凸球面60a及び凹球面71Aaは、所謂、オリフィスのように機能し、第1空間SA11から第2空間SA12へ移動するエンジンオイルの圧力(第1隙間WA1を通過するエンジンオイルの圧力)を低くすることができる。その結果、第2空間SA12をエンジンオイルが移動する際に、環状溝73Aに取り付けられているOリング10が、エンジンオイルによって押し上げられることが抑制される。
また、本実施形態の動弁装置1Aも、実施形態1と同様、メンテナンス時等において分解された際に、ピボット6の先端部6aに被せられたソケット7Aが、バルブブリッジ8に載せられていない状態となって自重により下降した場合でも、Oリング10が、後側先端部6a2に係止することができる。そのため、ソケット7Aが、ピボット6の先端部6aから外れることが防止される。
1…動弁装置、2…ロッカアーム、21b…第1オイル通路、3…アーム軸、4…ローラ、5…カムシャフト、6…ピボット、6a…先端部、6a1…先側先端部、6a2…後側先端部、6b…本体部、6c…後端、63…第2オイル通路、7…ソケット、71…底部、71a…凹球面、71b…貫通孔、72…周壁部、72a…開口部、73…環状溝、74…底側縁部、75…開口側縁部、8…バルブブリッジ、9…ナット、10…Oリング、C…バルブクリアランス、W1…第1隙間、W2…第2隙間、W22…最短第2隙間、W3…第3隙間、S1…空間、S11…第1隙間、S12…第2隙間、X…先側先端部と後側先端部の境界面

Claims (4)

  1. 揺動可能な状態で支持されるロッカアームと、
    オイルを吐出する吐出口が形成された先側先端部、及び前記先側先端部の後側に接続する後側先端部を含む先端部と、前記先端部に接続され前記ロッカアームに固定される本体部とを有し、上昇及び下降するように揺動するピボットと、
    上端に開口部を含む筒状の周壁部と、前記周壁部の下端に配される底部と、周回するように前記周壁部の内側に形成される環状溝とを有し、バルブブリッジに載せられた状態で前記先端部に被せられ、前記ピボットの下降時に前記先端部によって押される凹状のソケットと、
    前記先端部の周りを取り囲むような環状をなし、外縁側が前記環状溝に嵌められる形で前記ソケットに取り付けられるOリングとを備え、
    前記ピボットの前記先端部に被せられた前記ソケットが、前記バルブブリッジに載せられていない状態において自重により下降した場合に、前記Oリングが前記後側先端部に係止する動弁装置であって、
    前記底部は、前記ソケットの内部と外部とを連通する貫通孔部を有し、
    前記ピボットが最も上昇した時の状態であり、前記バルブブリッジに載せられた前記ソケットの内面と前記ピボットの前記先端部の外面との間に、前記先端部の周りを囲むような形であり前記吐出口から吐出されたオイルを収容可能な空間が形成され、かつ前記貫通孔部が前記バルブブリッジによって閉塞される基準状態において、
    前記Oリングと前記後側先端部との間に、前記ピボットの周りを取り囲むような環状をなし、前記空間を介して前記吐出口と連通し、かつ前記周壁部の前記開口部と連通する第1隙間が確保され
    前記基準状態において、前記空間の一部からなり、前記バルブブリッジと前記ソケットとの間のバルブクリアランスに対応した大きさであり、前記吐出口から吐出されたオイルを前記第1隙間側へ通過させる第2隙間が、前記先側先端部と前記ソケットの前記内面との間に確保され、
    前記第1隙間は、前記第2隙間のうち、最も距離の短い隙間からなる最短第2隙間よりも大きく、
    前記空間は、前記最短第2隙間から下側に配される第1空間と、前記最短第2隙間よりも上側に配される第2空間とを有し、
    前記第2空間を形成する前記ソケットの前記内面と前記先端部の前記外面との間の幅が前記第1空間を形成する前記ソケットの前記内面と前記先端部の前記外面との間の幅よりも大きい動弁装置。
  2. 前記周壁部の内側に形成され前記環状溝の前記開口部側に隣接する環状の開口側縁部と、前記後側先端部との間に形成される隙間が、前記Oリングの線径よりも大きい請求項1に記載の動弁装置。
  3. 前記Oリングと前記後側先端部との間に形成される前記第1隙間が、0.3mm以上である請求項1又は請求項2に記載の動弁装置。
  4. 前記ロッカアームは、オイルポンプより供給されるオイルを通過させる第1オイル通路を有し、
    前記ピボットは、一端が前記第1オイル通路の下流側と連通し、他端が前記吐出口からなり前記ソケットと前記先端部との間に形成される前記空間に連通する第2オイル通路を有する請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の動弁装置。
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