JP6895264B2 - 車両用照明の表示方法及び表示制御装置 - Google Patents

車両用照明の表示方法及び表示制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両用照明の表示方法、及び表示制御装置に関する。
特許文献1には、車両に搭載される照明を用いて車両前方に各種情報を投影し、車両の乗員にとって投影した情報の視認性を向上させることが開示されている。
特開2004−210130号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来例は、車両の走行速度を考慮せずに、車両から一定距離離れた位置に各種の情報を投影する。しかし、乗員の視野角は車両の速度増大に応じて、狭くなる特性を有するため、例えば、高速走行中(例えば、100km/h)は、低速走行中(例えば、30km/h)に比べ運転者の視野角が狭くなるため、各種投影した情報の視認性は、速度が大きくなるほど低下するという問題が発生する。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、車両の速度に応じて各種情報の投影する位置を変更することで、乗員にとって視認性を低下させないことが可能な車両用照明の表示方法及び表示制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本願発明は、車両がトンネル内に進入したときに、照明光によりトンネルの壁面に画像を表示するとき、速度が速いほどより無限遠点に近い領域に画像を表示する。
本発明によれば、情報を提供する際、車両の速度が変化しても、乗員にとって視認性を低下させないことが可能となる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用照明の表示制御装置の構成を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係り、車両の速度と乗員の視野領域の関係を示す説明図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る車両用照明の表示制御装置の処理手順を示すフローチャートである。 図4は、第1実施形態に係り、車両の速度に応じて設定する表示領域を示す説明図である。 図5は、本発明の第2実施形態に係る車両用照明の表示制御装置の構成を示すブロック図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係る車両用照明の表示制御装置の処理手順を示すフローチャートである。 図7は、図6に示した壁面判定処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 図8は、図6に示した表示領域の設定処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 図9は、第2実施形態に係り、車両の速度に応じてトンネル壁面に設定する表示領域を示す説明図である。 図10は、第2実施形態に係り、画像表示用の照明を前照灯と別体として設ける様子を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態の説明]
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用照明の表示制御装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、表示制御装置100は、車両前方の路面に表示する表示データを取得する表示データ取得部11と、左右の前照灯21R、21L(照明)の点灯、消灯、及び画像の出力を制御する照明制御部13(照明制御回路)を備えている。そして、前照灯21R、21Lの点灯、消灯、画像の出力を制御して、車両前方の領域(例えば、車両前方の路面上)に各種の情報を表示する。
表示制御装置100に含まれる照明制御回路(照明制御部13)及び表示データ取得部11は、CPU(中央処理装置)、メモリ、及び入出力部を備えるマイクロコンピュータを用いて実現可能である。マイクロコンピュータを、表示制御装置100として機能させるためのコンピュータプログラムを、マイクロコンピュータにインストールして実行する。これにより、マイクロコンピュータは、表示制御装置100が備える情報処理回路(照明制御回路、表示データ取得部11)として機能する。なお、ここでは、ソフトウェアによって表示制御回路100を実現する例を示すが、勿論、実施形態に記載した機能を実行するようにアレンジした特定用途向け集積回路(ASIC)や従来型の回路部品のような専用のハードウェアを用意して、照明制御回路、表示データ取得部11を構成することも可能である。また、照明制御回路、表示データ取得部11は、車両にかかわる他の制御に用いる電子制御ユニット(ECU)と兼用してもよい。
前照灯21R、21Lは、複数のLEDをマトリクス状に配置した光源であるピクセルマトリクスビームを備える。そして、照明制御部13の制御により、ピクセルマトリクスビームを制御して、文字、図柄、記号等(以下、これらを総称して画像という)を出力し、車両前方の路面(車両の外部)に投影する。即ち、前照灯21R、21Lは、車両前方に光を照射して明灯すると共に、車両前方の領域に画像を投影する機能を備えている。例えば、文字や矢印の画像を表示する等により、車両の進行方向を指示したり、或いは、速度の上昇を促すことができる。
照明制御部13は、車両前方を明灯するときには、前照灯21R、21Lを白色で点灯させる。更に、点灯させる領域を変化させることにより、車両前方の近くの領域に光を照射するロービーム、及びロービームよりも相対的に遠くの領域に光を照射するハイビームを切り替えて光を照射することができる。即ち、市街地等の比較的明るい環境下で走行する場合にはロービームとし、郊外等で他車両が少ない環境下で走行する場合にはハイビームに切り替えることができる。
これに加えて、照明制御部13は、表示データ取得部11で取得した表示データに基づいて、車両前方の領域に各種の画像を表示する。例えば、車両の経路案内を実施しているときには、「300m先、左です」等の文字を車両前方の領域に表示する制御を行う。
更に、照明制御部13は、車両の速度データを取得し、速度が速いほど画像の表示領域が無限遠点に近い領域に移動するように制御する。無限遠点(消失点ということもある)とは、画像上での、自車両が走行する走行路の両端部に沿う直線が交差する点である。即ち、車両の速度が速いほど乗員の視野角は狭まり、且つ、視野は遠くなる。図2は、乗員の視野領域を示す説明図であり、図2に示すように、速度が20km/hのときには、領域R1が視野領域となり、速度が70km/hのときには、領域R2が視野領域となり、速度が100km/hのときには、領域R3が視野領域となる。車両の速度が増加するにつれて、無限遠点を起点とした視野角が狭くなり且つ視野が無限遠点に近づくことが理解される。本実施形態では、車両の速度が速くなるほど、画像の表示領域を無限遠点に近い領域に移動することにより、速度が変化した場合でも、乗員にとって見易い態様で、各種の情報を表示する。
また、照明制御部13は、地図データを取得し、車両前方の走行路がカーブ路である場合には、表示領域がカーブ方向に向くように制御する。照明制御部13は、車両周囲の照度を検出する照度センサ14より出力される照度データに基づき、周囲の照度が高いほど、表示領域に表示する画像が明るくなるように制御する。
以下、本実施形態の作用を図3に示すフローチャートを参照して説明する。図3に示す処理は、図1に示した照明制御部13によって実行される。
初めに、ステップS11において、照明制御部13は、表示データ取得部11にて車両の乗員に通知するべき表示データが取得されたか否かを判断する。例えば、車両の経路案内を実施している場合には、経路案内情報が表示データとして取得される。或いは、高速道路を走行中で、速度が低下した場合には、速度の増加を促す情報が表示データとして取得される。
表示データが取得された場合には(ステップS11でYES)、ステップS12において、照明制御部13は、車両に搭載されるECU(Electronic Control Unit、図示省略)等から車両の速度データを取得する。
ステップS13において、照明制御部13は、速度Vsが50km/h以下であるか否かを判断し、Vs≦50km/hであれば(ステップS13でYES)、ステップS14において、図4に示す表示領域Aを設定する。図4に示すように、表示領域Aは車両前方で車両から近い領域であり、無限遠点から最も離れた領域である。Vs≦50km/hでなければ(ステップS13でNO)、ステップS15に移行する。
ステップS15において、照明制御部13は、速度Vsが50〜70km/hであるか否かを判断し、50〜70km/hであれば(ステップS15でYES)、ステップS16において、図4に示す表示領域Bを設定する。表示領域Bは、表示領域Aよりも若干無限遠点に近づき、且つ、視野角が若干狭い領域である。50〜70km/hでなければ(ステップS15でNO)、ステップS17に移行する。
ステップS17において、照明制御部13は、速度Vsが70〜100km/hであるか否かを判断し、70〜100km/hであれば(ステップS17でYES)、ステップS18において、図4に示す表示領域Cを設定する。表示領域Cは、表示領域Bよりも若干無限遠点に近づき、且つ、視野角が若干狭い領域である。70〜100km/hでなければ(ステップS17でNO)、ステップS19に移行する。
ステップS19において、照明制御部13は、図4に示す表示領域Dを設定する。表示領域Dは、表示領域Cよりも若干無限遠点に近づき、且つ、視野角が若干狭い領域である。
ステップS20において、照明制御部13は、上記の処理で設定した表示領域A〜Dのいずれかに表示データが表示されるように、左右に搭載されている各前照灯21R、21Lの出力を制御する。即ち、ピクセルマトリクスビームを制御する。その結果、車両の速度に応じた領域に表示データを表示することになる。
このようにして、本実施形態に係る車両用照明の表示制御装置100では、車両の速度に応じて、表示データの表示領域を設定している。詳細には、車両前方に4つの表示領域A〜Dを設定し、速度が速くなるほど無限遠点に近づき、且つ、視野角が狭くなる表示領域を設定している。従って、表示データを乗員に視認し易い態様で表示領域に表示することが可能となる。その結果、乗員は、車両の速度に影響されることなく常に表示データを視認し易い態様で視認することができ、表示データを確実に認識することが可能になる。
なお、本実施形態では、4つの表示領域A〜Dのうちのいずれかが選択されて表示データを表示する例について示したが、本発明は4つの表示領域A〜Dに限定されるものではなく、それ以外の領域を設定してもよい。また、速度Vsの増加に連動して連続的に表示領域が無限遠点に近づくように設定することも可能である。
また、本実施形態では、ピクセルマトリクスビームを照射する前照灯21R、21Lを用いて画像を表示する例について説明したが、前照灯21R、21Lとして、100万ピクセル程度の解像度を有するプロジェクタを用いることも可能である。また、前照灯21R、21Lとして、ピクセルマトリクスビームとヘッドランプを併用して用いることも可能である。この場合には、ピクセルマトリクスビームは、車両前方に設定した表示領域に画像を表示するために用いる。このような構成においても、同様の効果を達成することが可能となる。
[第1実施形態の第1変形例の説明]
前述した第1実施形態では、車両前方に設定した表示領域(A〜D)に各種の画像を表示する例について説明した。しかし、車両前方の走行路がカーブ路である場合には車両前方に表示領域を設定すると車両の進行方向とは異なる方向に、画像が表示される場合がある。従って、変形例では、地図データと車両の現在位置を取得し、車両前方の走行路がカーブ路である場合には、カーブする方向に向くように、表示領域を設定する。こうすることにより、車両の進行方向に表示領域が設定されることになるので、車両の乗員は視線を移動することなく表示領域に表示した画像を認識することができる。
[第1実施形態の第2変形例の説明]
第2変形例では、照度センサ14で検出される車両周囲の照度に基づき、照度が高いほど、表示領域に表示する画像を明るく表示する。こうすることにより、周囲が暗いときには画像を暗くすることにより、コントラストが高まることを防止し、周囲が明るいときには画像を明るくすることにより、画像を認識し易くすることができる。
[第2実施形態の説明]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図5は、第2実施形態に係る車両用照明の表示制御装置の構成を示すブロック図である。第2実施形態では、車両がトンネル内に進入したときに、該トンネルの壁面(側壁)に車両の乗員に提示する情報を表示する例を示している。
図5に示すように、表示制御装置101は、トンネルの壁面に表示する表示データを取得する表示データ取得部11と、車両がトンネル内に進入したか否かを判定するトンネル判定部12と、左右の前照灯21R、21L(照明)の点灯、消灯、及び画像の出力を制御する照明制御部13を備えている。そして、車両がトンネル内に進入したときに前照灯21R、21Lの点灯、消灯、画像の出力を制御して、車両前方を明灯すると共に、トンネルの壁面に各種の情報を表示する。
前照灯21R、21Lは、第1実施形態と同様に、ピクセルマトリクスビームであり、照明制御部13にてピクセルマトリクスビームを制御することにより、各種の画像を出力し、トンネルの壁面に投影する。即ち、前照灯21R、21Lは、車両前方の領域に光を照射して明灯すると共に、車両前方のトンネル壁面に画像を投影する機能を備えている。
照明制御部13は、車両の前方を明灯するときには、前照灯21R、21Lを白色で点灯させる。更に、点灯させる領域を変化させることにより、ロービーム、及びハイビームを切り替えて光を照射することができる。これに加えて、照明制御部13は、表示データ取得部11で取得した表示データに基づいて、車両前方のトンネル壁面に各種の画像を表示する。例えば、車両がトンネル内に進入し、車両の速度が低下したときには「速度が低下しています」等の文字をトンネル壁面に表示する制御を行う。
更に、照明制御部13は、車両の速度データを取得し、速度が速いほど画像を表示する壁面上の領域が無限遠点に近づくように制御する。即ち、速度が速いほど乗員の視野は遠くなるので、速度が速くなるほど画像の表示領域を無限遠点に近づく位置となるように設定することにより、速度が変化した場合でも、乗員にとって見易い態様で、各種の情報を表示する。
トンネル判定部12は、照度センサ14にて検出される車両周囲の照度に基づき、車両がトンネル内に進入したか否かを判断する。なお、地図データ及び車両の現在位置データを取得して、トンネル内に進入したか否かを判断することも可能である。
次に、図5〜図7に示すフローチャートを参照して、第2実施形態に係る車両用照明の表示制御装置101の作用について説明する。初めに、図6のステップS31において、照明制御部13は、30秒間の車両の平均速度V1*を計算する。なお、平均速度の演算は、30秒間に限定されるものではなく、一定時間での平均であれば良い。
ステップS32において、トンネル判定部12は、車両がトンネル内に進入したか否かを判断する。図5に示した照度センサ14により、車両周囲の照度(例えば、車両上方の照度)を検出し、照度が500ルクス以下となった状態が2秒間継続した場合に、車両はトンネル内に進入したものと判断する。なお、照度センサ14を用いる例のほかに、例えば、地図データと車両の現在位置情報に基づいて車両がトンネル内に進入したことを検出する方法等を採用することも可能である。
ステップS33において、照明制御部13は、表示データをトンネル内の右側、或いは左側のいずれの壁面に表示するかを判定する壁面判定処理を実施する。
以下、図7を参照して壁面判定処理の詳細な手順について説明する。初めに、ステップS51において、車両がトンネル内の最右端の通行帯を走行しているか否かを判断する。例えば、片側2車線のみのトンネル内で、右側の追い越し車線(左側通行の場合)を走行している場合には、最右端の通行帯を走行しているものと判定する。走行中の通行帯の情報は、GPS情報や車両のオドメトリ情報等に基づいて認識することが可能である。
そして、最右端の通行帯を走行している場合には(ステップS51でYES)、ステップS52において、表示データを表示する壁面を、右側の壁面に設定する。
一方、最右端の通行路を走行していない場合には(ステップS51でNO)、ステップS53において、最左端の通行帯を走行しているか否かを判断する。例えば、片側2車線のトンネル内で、左端の走行車線(左側通行の場合)を走行している場合には、最左端の通行帯を走行しているものと判断する。
そして、最左端の通行帯を走行している場合には(ステップS53でYES)、ステップS54において、表示データを表示する壁面を、左側の壁面に設定する。
最左端の通行帯を走行していない場合には(ステップS53でNO)、ステップS55において、照明制御部13は、表示データを非表示とする。
そして、ステップS52、或いはS54で、右側、或いは左側の壁面が設定された場合には、図6のステップS34において、照明制御部13は、30秒間の車両の平均速度V2*を計算する。
ステップS35において、照明制御部13は、トンネル内に進入する前の平均速度V1*に対して、トンネル内に進入した後の平均速度V2*が、15km/h以上減速しているか否かを判断する。15km/h以上減速していない場合には(ステップS35でNO)、ステップS34に処理を戻す。15km/h以上減速している場合には(ステップS35でYES)、ステップS36において、表示領域の設定処理を実施する。
以下、図8に示すフローチャートを参照して、表示領域の設定処理の詳細な処理手順について説明する。
ステップS61において、照明制御部13は、速度Vsが50km/h以下であるか否かを判断し、Vs≦50km/hであれば(ステップS61でYES)、ステップS62において、表示領域Aを設定する。図9に示すように、表示領域Aは、車両前方の左側のトンネル壁面であり、車両から近い領域、即ち無限遠点から離れた領域である。Vs≦50km/hでなければ(ステップS61でNO)、ステップS63に移行する。
ステップS63において、照明制御部13は、速度Vsが50〜70km/hであるか否かを判断し、50〜70km/hであれば(ステップS63でYES)、ステップS64において、表示領域Bを設定する。図9に示すように、表示領域Bは表示領域Aよりも若干無限遠点に近づき、且つ、視野角が若干狭い領域である。50〜70km/hでなければ(ステップS63でNO)、ステップS65に移行する。
ステップS65において、照明制御部13は、速度Vsが70〜100km/hであるか否かを判断し、70〜100km/hであれば(ステップS65でYES)、ステップS66において、表示領域Cを設定する。図9に示すように、表示領域Cは表示領域Bよりも若干無限遠点に近づき、且つ、視野角が若干狭い領域である。
速度Vsが100km/hを上回っている場合には(ステップS65でNO)、ステップS67において、表示領域Dを設定する。図9に示すように、表示領域Dは表示領域Cよりも若干無限遠点に近づき、且つ、視野角が若干狭い領域である。こうして、速度に応じて表示領域が設定される。
次いで、図6のステップS37において、表示データの壁面表示を開始する。即ち、壁面判定処理で設定されたトンネル内の壁面の、ステップS36の処理で設定した表示領域に、表示データ取得部11で取得した表示データを表示する処理を実行する。
その結果、例えば、トンネル内の壁面に「Keep Speed」、「速度を上げてください」等の画像を表示することができ、速度が低下していることを車両の乗員に認識させることができる。
ステップS38において、照明制御部13は、トンネル内判定処理を実施し、トンネルの外であると判定された場合には、ステップS40において、トンネル壁面への表示データの表示を終了する。また、トンネル内を走行中である場合には、ステップS39において、トンネル内の平均速度V2*がトンネル外の平均速度V1*に対して、5km/h未満の減速であるか否か判断し、5km/h未満の減速であれば(ステップS39でYES)、ステップS40において、壁面表示を終了する。
一方、5km/h未満の減速でなければ(ステップS39でNO)、ステップS36に処理を戻す。こうして、車両がトンネル内に進入したときに、速度が減速した場合には、トンネル内の壁面にこの情報を表示して、車両の乗員に認識させることができるのである。
このようにして、第2実施形態に係る車両用照明の表示制御装置101では、車両がトンネル内に進入したとき、車両の乗員に知らせる情報をトンネル内の壁面に表示する。従って、例えば、高速道路を走行中に車両がトンネル内に進入し、速度が低下していることに乗員が気付かない場合でも、減速したことを示す情報がトンネル内の壁面に表示されるので、車両の乗員に対して速度が減速していることを確実に知らせることができる。
また、トンネル内で車両が右側の通行帯を走行している場合には、右側の壁面に表示データを表示し、左側の通行帯を走行している場合には、左側の壁面に表示データを表示するので、車両の乗員に見易い位置に表示することができる。更に、表示データの投影光が他車両に照射されることが無いので、他車両に影響を与えることを回避できる。
更に、平均速度に閾値(例えば、15km/h)を設定しておき、この閾値以上の減速が検出された場合に、速度増加を促す画像を壁面に表示するので、不必要に画像を表示することを回避できる。
また、前述した第1実施形態と同様に、速度が速いほどトンネル内の壁面に表示する領域が無限遠点に近づくように設定されるので、表示データを確実に認識することが可能となる。
以上、本発明の車両用照明の表示方法、及び表示制御装置を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
例えば、図10に示すように、ヘッドランプからなる前照灯21R、21Lに加えて、ピクセルマトリクスビーム22を設置することにより、前照灯21R、21Lにより車両前方を明灯し、且つ、ピクセルマトリクスビーム22にて画像を表示することも可能である。
11 表示データ取得部
12 トンネル判定部
13 照明制御部(照明制御回路)
14 照度センサ
21R、21L 前照灯
22 ピクセルマトリクスビーム
100 表示制御装置
101 表示制御装置

Claims (5)

  1. 車両のヘッドライトの照射により前記車両の前方に画像を表示するヘッドライトの表示方法であって、
    前記車両がトンネル内に進入したか否かを判断し、前記車両がトンネル内に進入したとき、前記トンネルの壁面に前記画像を表示し、
    前記車両の速度が大きいほど、自車両前方の無限遠点に近い領域に前記画像を表示すること
    を特徴とする車両用照明の表示方法。
  2. 前記車両の速度が大きいほど、前記画像を表示する領域の、前記無限遠点を起点とした視野角を狭く設定すること
    を特徴とする請求項1に記載の車両用照明の表示方法。
  3. 前記車両の走行路を検出し、車両前方の走行路がカーブ路である場合には、車両前方のカーブ方向に前記画像を表示すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の車両用照明の表示方法。
  4. 車両周囲の照度を検出し、照度が高いほど前記画像を明るく表示すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載に車両用照明の表示方法。
  5. 照明光により車両の外部に画像を表示する車両用照明の表示制御装置であって、
    前記車両の速度を取得し、前記車両がトンネル内に進入したとき、前記トンネルの壁面の、前記車両の速度が速いほど無限遠点に近い領域に、前記画像を表示する照明制御回路を備えたこと
    を特徴とする車両用照明の表示制御装置。
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