JP6894306B2 - 変速機のレバー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、変速機のレバー装置に関し、特に、ポジションをシフトする際にユーザが押し込む操作部を有する変速機のレバー装置に関する。
乗用車等の車両では、エンジンから発生する動力を伝達する動力伝達経路に、動力のトルクや回転数を変更する変速機が介装されており、係る変速機にはユーザがシフトポジションを変更するためのレバー装置が備えられている。
特許文献1に、レバー装置の一例が記載されている。この種のシフトレバー装置は、車体に固定されたベースに設けられた支軸を中心にシフト方向に揺動するシフトレバーと、このシフトレバー内に挿通され、シフトレバーの上部に設けられた操作ボタンの押し操作に応じて軸方向に移動するガイドロッドを有している。更に、この種のシフトレバー装置は、ガイドロッドに設けられたポジションピンのシフト方向の移動範囲を規制する縁部形状を有するガイドが形成されたガイドプレートを有している。このポジションとしては、P(パーキング)ポジション、R(リバース)ポジション、N(ニュートラル)ポジション、D(ドライブ)ポジション等がシフト方向に沿って列設されている。
この種のガイドプレートに形成されるガイドは、PポジションとRポジションとの間に突起が形成され、RポジションとNポジションとの間に階段状のストッパ面が形成され、Rポジションに対してNポジション及びDポジションが低位置に連続形成される。
この構成により、シフトレバーに設けられた操作ボタンを押してポジションピンを上昇させることによって突起との当接が回避され、PポジションからRポジション、NポジションやDポジション等の他のシフトポジションへシフト操作することができる。また、DポジションからNポジションを介してRポジションにシフト操作するにあたり、操作ボタンを押してポジションピンを上昇して階段状のストッパ面との当接を回避することで操作可能になる。
また、レバー装置の誤動作を防止するための構成を有するレバー装置も開発されている。図7を参照してそのレバー装置を説明する。この図に示すレバー装置100は、ディテントプレート101にバネで付勢された突出片102が備えられており、この突出片102にレバー103のポジションピン104が係合することで、レバー装置の誤動作が防止されている。
特開平10−35308号公報 特開2014−201185号公報
しかしながら、上記したレバー装置100では、細い突出片102がポジションピン104に係合することでレバー103の誤動作を抑制していたが、ユーザが大きな操作力をレバー103に与えた場合、細い突出片102がその操作力を受け止めることができる剛性を担保され難いことも考えられた。
また、突出片102の先端部がシフト方向に対して傾斜していることで、レバー103の一方方向への移動は突出片102で規制されないが、シフト装置を長期間に渡り使用すると、突出片102の先端部が摩耗してしまうことも考えられる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ユーザのシフトチェンジの誤動作を、簡易且つ強固な構成で防止することができる変速機のレバー装置を提供することにある。
本発明の変速機のレバー装置は、ユーザのシフト動作によりシフト方向に沿って移動するシフトレバーと、前記シフトレバーに内蔵され、前記ユーザが前記シフトレバーの操作部を操作することでその先端側に形成された当接部が変位するガイドロッドと、前記シフトレバーの複数のシフトポジションを前記シフト方向に沿って有し、前記ガイドロッドの前記当接部に当接することで、前記ガイドロッドの前記シフト方向への移動を規制するストッパ部位を有するガイド部材と、前記ガイド部材の前記シフトポジションに配置され、前記ガイドロッドの前記当接部に押圧されることで、弾性体を付勢した状態で前記ガイドロッドの軸方向に沿って変位する可動ガイド部位と、を具備し、前記ガイド部材は、第1ストッパ壁と、第2ストッパ壁と、を有し、前記第1ストッパ壁と、前記第2ストッパ壁との間には、複数の前記シフトポジションが設定され、前記可動ガイド部位は、前記第1ストッパ壁と、前記第2ストッパ壁との間に配置され、前記第1ストッパ壁の段差量は、前記ガイドロッドにより押圧された際の前記可動ガイド部位の段差量よりも高く設定されていることを特徴とする。
本発明の変速機のレバー装置では、前記ガイド部材は、前記ガイドロッドの軸方向に沿って伸びるストッパ壁を有し、前記可動ガイド部位は、前記ガイド部材の前記ストッパ壁に隣接されることを特徴とする。
本発明の変速機のレバー装置では、前記可動ガイド部位は、ドライブポジションを挟んだ一端側に配置されることを特徴とする。
本発明の変速機のレバー装置では、前記可動ガイド部位は、ドライブポジションを挟んだ両端側に配置されることを特徴とする。
本発明の変速機のレバー装置では、前記弾性体は、前記ガイド部材に備えられたバネであることを特徴とする。
本発明の変速機のレバー装置では、前記可動ガイド部位には複数の前記シフトポジションが形成され、ドライブポジションに最も近い前記可動ガイド部位の前記シフトポジションに段差部が形成されることを特徴とする。
本発明の変速機のレバー装置では、前記ガイドロッドは、前記操作部を前記ユーザが押し込むことで上方に移動するロード押し上げ式であり、前記可動ガイド部位は前記ガイドロッドより下方に押し込まれることを特徴とする。
本発明の変速機のレバー装置では、前記ガイドロッドは、前記操作部を前記ユーザが押し込むことで下方に移動するロード押し下げ式であり、前記可動ガイド部位は前記ガイドロッドより上方に押し込まれることを特徴とする。
本発明の変速機のレバー装置は、ユーザのシフト動作によりシフト方向に沿って移動するシフトレバーと、前記シフトレバーに内蔵され、前記ユーザが前記シフトレバーの操作部を操作することでその先端側に形成された当接部が変位するガイドロッドと、前記シフトレバーの複数のシフトポジションを前記シフト方向に沿って有し、前記ガイドロッドの前記当接部に当接することで、前記ガイドロッドの前記シフト方向への移動を規制するストッパ部位を有するガイド部材と、前記ガイド部材の前記シフトポジションに配置され、前記ガイドロッドの前記当接部に押圧されることで、弾性体を付勢した状態で前記ガイドロッドの軸方向に沿って変位する可動ガイド部位と、を具備し、前記ガイド部材は、第1ストッパ壁と、第2ストッパ壁と、を有し、前記第1ストッパ壁と、前記第2ストッパ壁との間には、複数の前記シフトポジションが設定され、前記可動ガイド部位は、前記第1ストッパ壁と、前記第2ストッパ壁との間に配置され、前記第1ストッパ壁の段差量は、前記ガイドロッドにより押圧された際の前記可動ガイド部位の段差量よりも高く設定されていることを特徴とする。従って、可動ガイド部位がガイドロッドの当接部に押圧されることで弾性体を付勢した状態でガイドロッドの軸方向に沿って変位することで、ガイドロッドの当接部を落ち込んだ状態で保持できる。よって、例えばシフトレバーをブレーキポジションとした際に、ガイドロッドの当接部は、リバースポジションの当接面よりも押し込まれた状態となる。このことから、ユーザがシフトレバーの操作部を操作すること無く、シフトレバーをブレーキポジションからドライブポジションにシフトした場合であっても、シフトレバーがユーザの意図に反してドライブポジションを飛び越えてリバースポジションに誤ってシフトしてしまうことを防止できる。
本発明の変速機のレバー装置では、前記ガイド部材は、前記ガイドロッドの軸方向に沿って伸びるストッパ壁を有し、前記可動ガイド部位は、前記ガイド部材の前記ストッパ壁に隣接されることを特徴とする。従って、ガイドロッドの当接部が可動ガイド部位に側方から当接した際に、可動ガイド部位は隣接されたガイド部材のストッパ壁で支えられるため、可動ガイド部位を補強することができる。
本発明の変速機のレバー装置では、前記可動ガイド部位は、ドライブポジションを挟んだ一端側に配置されることを特徴とする。従って、ドライブポジションを挟んだ一端側である例えばブレーキポジションに可動ガイド部位を配置することで、ブレーキポジションからドライブポジションに変更する際に、ドライブポジションを飛び越え、他端側に配置された例えばリバースポジションに誤ってシフトしてしまうことを抑制することができる。
本発明の変速機のレバー装置では、前記可動ガイド部位は、ドライブポジションを挟んだ両端側に配置されることを特徴とする。従って、例えば、ドライブポジションの一端側にブレーキポジションを配置し、ドライブポジションの他端側にリバースポジションを配置した場合、ブレーキポジションからドライブポジションにシフトする際に、誤ってリバースポジションにシフトしてしまうことが抑止される。更に、リバースポジションからドライブポジションにシフトする際に、誤ってブレーキポジションにシフトしてしまうことが抑止される。
本発明の変速機のレバー装置では、前記弾性体は、前記ガイド部材に備えられたバネであることを特徴とする。従って、バネが可動ガイド部位に付勢力を与えることで、ガイドロッドがドライブポジションに存在するときには、可動ガイド部位の側面にガイドロッドが当接することで、ガイドロッドが例えばブレーキポジションにシフトすることを抑止する。更に、ユーザが操作部を操作することでガイドロッドを軸方向に沿って変位させつつシフトすると、ガイドロッドに押圧されたガイド部材がバネを付勢しつつ押し込まれることを許容することができる。
本発明の変速機のレバー装置では、前記可動ガイド部位には複数の前記シフトポジションが形成され、ドライブポジションに最も近い前記可動ガイド部位の前記シフトポジションに段差部が形成されることを特徴とする。従って、たとえばドライブポジションの近傍に設けた複数の減速段からシフトチェンジする際に、意図せずにリバースポジションにシフトが入り込んでしまうことを防止することができる。
本発明の変速機のレバー装置では、前記ガイドロッドは、前記操作部を前記ユーザが押し込むことで上方に移動するロード押し上げ式であり、前記可動ガイド部位は前記ガイドロッドより下方に押し込まれることを特徴とする。従って、ロード押し上げ式のレバー装置の操作性を向上することができる。
本発明の変速機のレバー装置では、前記ガイドロッドは、前記操作部を前記ユーザが押し込むことで下方に移動するロード押し下げ式であり、前記可動ガイド部位は前記ガイドロッドより上方に押し込まれることを特徴とする。従って、ロード押し下げ式のレバー装置の操作性を向上することができる。
本発明の一実施形態に係る変速機のレバー装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る変速機のレバー装置を示す図であり、(A)および(B)はガイド部材がガイドロッドをガイドする構成および動作を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る変速機のレバー装置を示す図であり、(A)および(B)はガイド部材がガイドロッドをガイドする構成および動作を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る変速機のレバー装置を示す図であり、(A)、(B)および(C)はガイド部材がガイドロッドをガイドする構成および動作を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る変速機のレバー装置を示す図であり、(A)および(B)はガイド部材がガイドロッドをガイドする構成および動作を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る変速機のレバー装置を示す断面図である。 背景技術に係る変速機のレバー装置を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る変速機のレバー装置10を図面に基づき詳細に説明する。以下の説明では、同一の部材には原則として同一の符番を用い、繰り返しの説明は省略する。更に以下の説明では、変速機のレバー装置10を、単にレバー装置10と称する。
図1を参照して、レバー装置10の構成を説明する。レバー装置10は、乗用車等の車両の内部に於いて、車両を操舵するユーザが着座するシートに隣接され、ユーザがシフトポジションを変更するためのレバーである。具体的には、レバー装置10は、ユーザのシフト動作によりシフト方向に沿って移動するシフトレバー18と、シフトレバー18に内蔵され、ユーザがシフトレバー18の操作部11を操作することでその先端側に形成された当接部21が変位するガイドロッド13と、シフトレバー18の複数のシフトポジションをシフト方向に沿って有し、ガイドロッド13の当接部21に当接することで、ガイドロッド13のシフト方向の移動を規制するストッパ部位を有するガイド部材14と、ガイド部材14のシフトポジションに配置され、ガイドロッド13の当接部21に押圧されることで、弾性体を付勢した状態でガイドロッド13の軸方向に沿って変位する可動ガイド部位15と、を主要に具備している。レバー装置10は、操作部11をユーザが押し込むことでガイドロッド13が上方に移動するロード押し上げ式である。
シフトレバー18は、紙面上にて略上下方向に伸びる略棒状の部材であり、その上端部付近はユーザがシフトチェンジ時に保持しやすい形状を呈している。シフトレバー18は、シフトチェンジを望むユーザの操作により、シフト方向である前後方向に沿って移動する。シフトレバー18は、揺動中心20を中心として揺動することで、前後方向にシフトチェンジを行う。
ガイドロッド13は、シフトレバー18に摺動可能な状態で内蔵された棒状の部材であり、例えば鋼棒から形成される。ガイドロッド13の上端部側は揺動アーム12を介して操作部11に連結されている。また、ガイドロッド13には、バネなどのここでは図示しない付勢手段により、下方に向かって常に付勢されている。このようにすることで、ガイドロッド13の先端部である当接部21が、後述するガイド部材14のストッパ部位に固定され、ユーザの意図しないシフトチェンジが防止されている。
操作部11はシフトレバー18の上端側前方に配設され、その上端側を支点として回動可能とされている。また、操作部11は、図示しないバネなどの付勢手段により、前方に向かって所定箇所まで付勢されている。揺動アーム12は、その前方端部が揺動可能な状態で操作部11に後方から取り付けられており、その後端はガイドロッド13の上端部付近に係合している。ユーザが操作部11を後方に向かって押し込むと、揺動アーム12が揺動することでガイドロッド13は押し上げられ、ガイドロッド13の下端である当接部21が、後述するガイド部材14のストッパ部位から離脱し、これにより制約無くシフトレバー18を前後方向に移動することができる。
ガイド部材14は、鋼材または合成樹脂から成り、その上面に複数のシフトポジションが形成されている。ここでは一例として、前方から、P(パーキング)ポジション、R(リバース)ポジション、N(ニュートラル)ポジション、D(ドライブ)ポジション、および、B(ブレーキ)ポジションが形成されている。ここで、Bポジションはエンジンブレーキを作用させるためのポジションである。
ガイド部材14には、操作部11を押し込まない状況下に於ける不用意なシフトチェンジを防止するために、複数のストッパ部位が形成されている。具体的には、このストッパ部位として、前方から、Pポジションピンに形成されたストッパ溝25、Rポジションピンの前方に形成したストッパ壁26、Nポジションピンの前方に形成したストッパ壁27、Bポジションピンの後方に形成したストッパ壁28、更にその後方に形成したストッパ壁29を有している。
ガイド部材14のBポジションに相当する部位には、ガイドロッド13の軸方向に沿って移動可能な可動ガイド部位15が配置されている。可動ガイド部位15は、ガイド部材14を窪ませた孔部17に部分的に収納され、弾性体であるバネ16で上方に向かって付勢されている。ガイド部材14は、ガイドロッド13を下方から支持することができる形状、大きさおよび硬度を有する金属または樹脂材料から成る。ここでは、可動ガイド部位15はドライブポジションの後方側端部のみに形成されているが、後述するように、ドライブポジションを挟む前後方向両側に可動ガイド部位15を配置することもできる。
図2を参照して、上記した可動ガイド部位15を更に詳述する。図2(A)はガイドロッド13がDポジションとされている場合を示し、図2(B)はガイドロッド13がBポジションとされている場合を示している。
図2(A)を参照して、ここではユーザが図1に示したシフトレバー18を後方に向かってシフトさせることで、ガイドロッド13をDポジションにシフトさせている。この場合では、可動ガイド部位15には押圧力が作用していないので、可動ガイド部位15のガイド部材14からの突出長さは長い。また、シフトレバー18をDポジションまでシフトさせる際には、ガイドロッド13の当接部21が、可動ガイド部位15に当接することで後方への移動が阻止される。本形態では、可動ガイド部位15は、ガイド部材14のストッパ壁28で後方から強固に支持されているので、ユーザがシフト動作を勢いよく行うことで、ガイドロッド13が前方から可動ガイド部位15に強く接触した場合であっても、可動ガイド部位15が破損してしまうことが抑止されている。
図2(B)を参照して、ユーザが操作部11を押し込むことでガイドロッド13を引き上げながら、シフトレバー18をBポジションにシフトさせ、この状態でユーザが操作部11の押し込みを解除すると、ガイドロッド13の当接部21が可動ガイド部位15を上方から押圧する。この押圧に伴い、可動ガイド部位15を下方から支えるバネ16は圧縮され、可動ガイド部位15は若干下がった位置で釣り合うようになる。ここで、バネ16は所謂底付きの状態となるまで圧縮されても良いし、バネ16は底付きと成らないように途中まで圧縮されても良い。ここでは、押し込まれた可動ガイド部位15の上面はDポジションの上面よりも上方に配置されているが、押し込まれた可動ガイド部位15の上面をDポジションの上面と同レベルに配置しても良い。
このように成ると、Bポジションである可動ガイド部位15の段差量L11は、NポジションとRポジションとの間に形成されるストッパ壁27の段差量L10よりも短くなる。よって、ユーザがシフトポジションをBポジションからDポジションまたはNポジションに変更するために、操作部11を押し込むこと無く、シフトレバー18を前方に勢いよくシフトさせても、ストッパ壁27の段差量L10が比較的高く設定されているため、ガイドロッド13が意図せずRポジションまで移動してしまうことが防止されている。また、上記したようにガイドロッド13は常に軸方向に沿って下向きに付勢されているが、この付勢力が小さくても、可動ガイド部位15が落ち込み段差量L11を小さくすることで、ガイドロッド13が誤ってRポジションにシフトされてしまうことを防止することができる。
更に、ガイドロッド13が可動ガイド部位15を上方から当接する際、可動ガイド部位15は下方からバネ16で支持されていることから、ガイドロッド13は可動ガイド部位15にソフトに当接する。よって、ガイドロッド13が可動ガイド部位15に当接する際に発生する操作音を小さくし、質感を向上させることができる。
図3を参照して、可動ガイド部位15の他の構成を説明する。ここでは、ガイド部材14のRポジションに相当する箇所に、可動ガイド部位15が配設されている。図3(A)はガイドロッド13がNポジションとされている場合を示し、図3(B)はガイドロッド13がRポジションとされている場合を示している。
図3(A)を参照して、ここでは、ガイド部材14のRポジションに相当する箇所に孔部17を形成し、その孔部17にバネ16および可動ガイド部位15を配設している。ガイドロッド13が後方からNポジションにシフトチェンジされると、ガイドロッド13が後方から可動ガイド部位15の側面に接触するが、可動ガイド部位15は前方からストッパ壁26で支えられているので、この接触による可動ガイド部位15の破損は防止されている。
図3(B)を参照して、ユーザが操作部11を押し込むことでガイドロッド13を引き上げながら、シフトレバー18をRポジションにシフトさせ、この状態でユーザが操作部11の押し込みを解除すると、ガイドロッド13の当接部21が可動ガイド部位15を上方から押圧する。この押圧に伴い、可動ガイド部位15を下方から支えるバネ16は圧縮され、可動ガイド部位15は下がった位置で釣り合う。
このように成ると、Rポジションである可動ガイド部位15の段差量L21は、BポジションとDポジションとの間に形成されるストッパ壁28の段差量L20よりも短くなる。よって、ユーザがシフトポジションをRポジションからDポジションまたはNポジションに変更するために、操作部11を押し込むこと無く、シフトレバー18を後方に勢いよくシフトさせても、ストッパ壁28の段差量L20が比較的高く設定されているため、ガイドロッド13が意図せずBポジションまで移動してしまうことが防止されている。
図4を参照して、可動ガイド部位15の他の構成を説明する。ここでは、ガイド部材14のRポジションに相当する箇所に可動ガイド部位15Aが配設され、Bポジションに相当する箇所に可動ガイド部位15Bが配設されている。図4(A)はガイドロッド13がNポジションとされている場合を示し、図4(B)はガイドロッド13がBポジションとされている場合を示し、図4(C)はガイドロッド13がRポジションとされている状態を示している。
図4(A)を参照して、ガイド部材14のRポジションに相当する箇所に孔部17Aが形成され、孔部17Aにバネ16Aおよび可動ガイド部位15Aが配置されている。同様に、ガイド部材14のBポジションに相当する箇所に孔部17Bが形成され、孔部17Bにバネ16Bおよび可動ガイド部位15Bが配置されている。このようにすることで、Dポジションの直後に形成された可動ガイド部位15Bでガイドロッド13の後方への移動が規制され、Nポジションの直前に形成された可動ガイド部位15Aでガイドロッド13の前方への移動が規制される。
図4(B)を参照して、ユーザが操作部11を押し込むことでガイドロッド13を引き上げながら、シフトレバー18をBポジションにシフトさせ、この状態でユーザが操作部11の押し込みを解除すると、ガイドロッド13の当接部21が可動ガイド部位15Bを上方から押圧する。この押圧に伴い、可動ガイド部位15Bを下方から支えるバネ16Bは圧縮され、可動ガイド部位15は若干下がった位置で釣り合うようになる。このように成ると、Bポジションである可動ガイド部位15Bの段差量L31は、Nポジションの前に配置される可動ガイド部位15Bの段差量L30よりも短くなる。よって、ユーザがシフトポジションをBポジションからDポジションまたはNポジションに変更するために、操作部11を押し込むこと無く、シフトレバー18を前方に勢いよくシフトさせても、可動ガイド部位15Aの段差量L30が比較的高く設定されているため、ガイドロッド13が意図せずRポジションまで移動してしまうことが防止されている。
図4(C)を参照して、ユーザが操作部11を押し込むことでガイドロッド13を引き上げながら、シフトレバー18をRポジションにシフトさせ、この状態でユーザが操作部11の押し込みを解除すると、ガイドロッド13の当接部21が可動ガイド部位15Aを上方から押圧する。この押圧に伴い、可動ガイド部位15を下方から支えるバネ16Aは圧縮され、可動ガイド部位15は下がった位置で釣り合う。このように成ると、Rポジションである可動ガイド部位15の段差量L30は、Bポジションに配置される可動ガイド部位15Bの段差量L31よりも短くなる。よって、ユーザがシフトポジションをRポジションからDポジションに変更するために、操作部11を押し込むこと無く、シフトレバー18を後方に勢いよくシフトさせても、可動ガイド部位15Bの段差量L31が比較的高く設定されているため、ガイドロッド13が意図せずBポジションまで移動してしまうことが防止されている。
図5を参照して、更なる他の形態に係るガイド部材14の構成を説明する。ここでは、可動ガイド部位15が3ポジションから1ポジションに至るまで形成されており、可動ガイド部位15の3ポジションに相当する部分に段差部が形成されている。図5(A)はガイドロッド13がDポジションとされている場合を示し、図5(B)はガイドロッド13が2ポジションとされている場合を示している。
図5(A)を参照して、ここではユーザが図1に示したシフトレバー18を後方に向かってシフトさせることで、ガイドロッド13をDポジションにシフトさせている。ガイドロッド13の当接部21が、可動ガイド部位15の前端に当接することで、ここでは図示しないシフトレバー18の後方への移動が規制されている。
図5(B)を参照して、ユーザが操作部11を押し込むことでガイドロッド13を引き上げながら、シフトレバー18を2ポジションにシフトさせ、この状態でユーザが操作部11の押し込みを解除すると、ガイドロッド13の当接部21が可動ガイド部位15を上方から押圧する。この押圧に伴い、可動ガイド部位15を下方から支えるバネ16は圧縮され、可動ガイド部位15は若干下がった位置で釣り合うようになる。
このように成ると、2ポジションである可動ガイド部位15の段差量L41は、NポジションとRポジションとの間に形成されるストッパ壁26の段差量L40よりも短くなる。よって、ユーザがシフトポジションをBポジションからDポジションまたはNポジションに変更するために、操作部11を押し込むこと無く、シフトレバー18を前方に勢いよくシフトさせても、ストッパ壁26の段差量L40が比較的長く設定されているため、ガイドロッド13が意図せずRポジションまで移動してしまうことが防止されている。
図6を参照して、他の形態に係るレバー装置10の構成を説明する。この図に示すレバー装置10の構成は図1に示したものと基本的には同様であり、ガイド部材14の形状が異なる。この図に示すレバー装置10は、操作部11をユーザが押し込むことでガイドロッド13の下端側に配設された当接部21が下方に移動するロード押し下げ式である。当接部21は、ガイドロッド13に形成された長穴30から外部に突出し、長穴30に沿って上下方向に移動可能であり、且つ図示しない付勢手段により常時上方に向かって付勢されている。
ガイド部材14には、下方側にPポジション、Rポジション、Nポジション、DポジションおよびBポジションを規定するストッパ部位が形成されている。また、ガイドロッド13の当接部21がガイド部材14の所定箇所に当接することで、ガイドロッド13のシフト動作が規制されている。
ガイド部材14のBポジションに相当する部位には、ガイドロッド13の軸方向に沿って移動可能な可動ガイド部位15が配置されている。可動ガイド部位15は、ガイド部材14を窪ませた孔部17に部分的に収納され、弾性体であるバネ16で下方に向かって付勢されている。
ユーザが操作部11を押し込みながら、シフトレバー18をBポジションまで後方にシフトさせて操作部11の押圧を解除すると、当接部21により可動ガイド部位15は上方に押し込まれる。このことから、その後にユーザが操作部11を押し込むこと無くシフトレバー18を前方にシフトさせても、Rポジションに誤ってシフトチェンジされてしまうことが防止されている。また、この図に示す他の形態のレバー装置10には、図2ないし図5に示した構成を適用させることができる。
以上、本発明の実施形態を示したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
10 レバー装置
11 操作部
12 揺動アーム
13 ガイドロッド
14 ガイド部材
15,15A,15B 可動ガイド部位
16,16A,16B バネ
17,17A,17B 孔部
18 シフトレバー
20 揺動中心
21 当接部
25 ストッパ溝
26 ストッパ壁
27 ストッパ壁
28 ストッパ壁
29 ストッパ壁
30 長穴
100 レバー装置
101 ディテントプレート
102 突出片
103 レバー
104 ポジションピン

Claims (8)

  1. ユーザのシフト動作によりシフト方向に沿って移動するシフトレバーと、
    前記シフトレバーに内蔵され、前記ユーザが前記シフトレバーの操作部を操作することでその先端側に形成された当接部が変位するガイドロッドと、
    前記シフトレバーの複数のシフトポジションを前記シフト方向に沿って有し、前記ガイドロッドの前記当接部に当接することで、前記ガイドロッドの前記シフト方向への移動を規制するストッパ部位を有するガイド部材と、
    前記ガイド部材の前記シフトポジションに配置され、前記ガイドロッドの前記当接部に押圧されることで、弾性体を付勢した状態で前記ガイドロッドの軸方向に沿って変位する可動ガイド部位と、を具備し、
    前記ガイド部材は、第1ストッパ壁と、第2ストッパ壁と、を有し、
    前記第1ストッパ壁と、前記第2ストッパ壁との間には、複数の前記シフトポジションが設定され、
    前記可動ガイド部位は、前記第1ストッパ壁と、前記第2ストッパ壁との間に配置され、
    前記第1ストッパ壁の段差量は、前記ガイドロッドにより押圧された際の前記可動ガイド部位の段差量よりも高く設定されていることを特徴とする変速機のレバー装置。
  2. 前記ガイド部材は、前記ガイドロッドの軸方向に沿って伸びるストッパ壁を有し、
    前記可動ガイド部位は、前記ガイド部材の前記ストッパ壁に隣接されることを特徴とする請求項1に記載の変速機のレバー装置。
  3. 前記可動ガイド部位は、ドライブポジションを挟んだ一端側に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の変速機のレバー装置。
  4. 前記可動ガイド部位は、ドライブポジションを挟んだ両端側に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の変速機のレバー装置。
  5. 前記弾性体は、前記ガイド部材に備えられたバネであることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の変速機のレバー装置。
  6. 前記可動ガイド部位には複数の前記シフトポジションが形成され、
    ドライブポジションに最も近い前記可動ガイド部位の前記シフトポジションに段差部が形成されることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の変速機のレバー装置。
  7. 前記ガイドロッドは、前記操作部を前記ユーザが押し込むことで上方に移動するロード押し上げ式であり、
    前記可動ガイド部位は前記ガイドロッドより下方に押し込まれることを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の変速機のレバー装置。
  8. 前記ガイドロッドは、前記操作部を前記ユーザが押し込むことで下方に移動するロード押し下げ式であり、
    前記可動ガイド部位は前記ガイドロッドより上方に押し込まれることを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の変速機のレバー装置。
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