JP6891745B2 - Acインバータ - Google Patents

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Description

本発明は、ACインバータに関する。
既存のACインバータとして、例えば、電力出力を開始した後、一方の出力端子または他方の出力端子とグランドとの間の絶縁抵抗が小さくなる漏電異常または一方の出力端子と他方の出力端子とが短絡する短絡異常が発生していることを判断すると、電力出力を終了して比較的大きな電流が出力端子に流れないようにするものがある。関連する技術として、例えば、特許文献1参照。
特開2008−128837号公報
しかしながら、上述の既存のACインバータでは、実際に漏電異常または短絡異常が発生している場合、電力出力を開始してから漏電異常または短絡異常が発生していることを判断するまでの期間において、比較的大きな電流が出力端子に流れてしまうという懸念がある。
本発明の一側面に係る目的は、電力出力を開始してから漏電異常または短絡異常が発生していることを判断するまでの期間において、出力端子に流れる電流を抑えることが可能なACインバータを提供することである。
本発明に係る一つの形態であるACインバータは、第1の電源部と、第2の電源部と、出力切替部と、電流検出部と、制御部とを備える。
第1の電源部は、第1の電力を出力する。
第2の電源部は、第1の電力よりも小さい第2の電力を出力する。
出力切替部は、第1の電力が出力端子から出力される状態、第2の電力が出力端子から出力される状態、並びに、第1及び第2の電力が出力端子から出力されない状態の何れかの状態に切り替える。
電流検出部は、出力切替部と出力端子との間の電力線に流れる電流を検出する。
制御部は、電力出力を開始するとき、第2の電力が出力端子から出力される状態に切り替わるように、出力切替部の動作を制御した後、電流検出部により検出される電流値が閾値以上である場合、第1及び第2の電力が出力端子から出力されない状態に切り替わるように、出力切替部の動作を制御し、電流検出部により検出される電流値が閾値よりも小さい場合、第1の電力が出力端子から出力される状態に切り替わるように、出力切替部の動作を制御する。
本発明によれば、ACインバータにより電力出力が開始されてから漏電異常または短絡異常が発生していることが判断されるまでの期間において、出力端子に流れる電流を抑えることができる。
実施形態のACインバータを示す図である。 制御部の動作を示すフローチャートである。 第1実施例のACインバータを示す図である。 第1実施例の制御部の動作を示すフローチャートである。 第2実施例のACインバータを示す図である。 第2実施例の制御部の動作を示すフローチャートである。
以下図面に基づいて実施形態について詳細を説明する。
図1は、実施形態のACインバータを示す図である。
図1に示すACインバータは、アウトレットに設けられた出力端子Toutp及び出力端子Toutnを介して負荷に電力を供給する。
また、図1に示すACインバータは、第1の電源部1と、第2の電源部2と、出力切替部3と、電流検出部4と、制御部5とを備える。
第1の電源部1は、第1の電力を出力する。
第2の電源部2は、第1の電力よりも小さい第2の電力を出力する。なお、第2の電源部2から出力される電圧及び電流は、第1の電源部1から出力される電圧及び電流よりも小さいものとする。
出力切替部3は、第1の電力が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力される状態、第2の電力が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力される状態、並びに、第1及び第2の電力が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力されない状態の何れかの状態に切り替える。
電流検出部4は、出力切替部3と出力端子Toutpとの間の電力線に流れる電流を検出する。なお、電流検出部4は、出力切替部3と出力端子Toutnとの間の電力線に流れる電流を検出するように構成してもよい。
制御部5は、電力出力を開始するとき、第2の電力が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力される状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御した後、電流検出部4により検出される電流値が閾値Ith以上である場合、第1及び第2の電力が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力されない状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御し、電流検出部4により検出される電流値が閾値Ithよりも小さい場合、第1の電力が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力される状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御する。
図2は、制御部5の動作の一例を示すフローチャートである。なお、第1の電源部1から第1の電力が出力されているとともに、第2の電源部2から第2の電力が出力されているものとする。また、出力切替部3は、第1及び第2の電力が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力されない状態に切り替えているものとする。
まず、制御部5は、電力出力指令が入力されていないとき(S21:No)、現在の状態を維持し、電力出力指令が入力されると(S21:Yes)、第2の電力が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力される状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御する(S22)。
次に、制御部5は、電流検出部4により検出される電流値を取得し(S23)、その電流値が閾値Ith以上である場合(S24:Yes)、第1及び第2の電力が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力されない状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御する(S25)。
また、制御部5は、電流検出部4により検出される電流値が閾値Ithよりも小さい場合(S24:No)、第1の電力が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力される状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御する(S26)。
上記閾値Ithは、例えば、図1に示すACインバータから第2の電力が出力されているときで、かつ、出力端子Toutpまたは出力端子Toutnが経年劣化することなどにより出力端子Toutpまたは出力端子Toutnとグランドとの間の絶縁抵抗が小さくなる漏電異常が発生しているとき、電流検出部4により検出される電流値とする。
または、上記閾値Ithは、例えば、図1に示すACインバータから第2の電力が出力されているときで、かつ、出力端子Toutp及び出力端子Toutnが水没することなどにより出力端子Toutpと出力端子Toutnとが短絡する短絡異常が発生しているとき、電流検出部4により検出される電流値とする。
これにより、図1に示すACインバータでは、漏電異常または短絡異常が発生しているとき、電流検出部4により検出される電流値が閾値Ith以上になるため、図1に示すACインバータから出力端子Toutp及び出力端子Toutnへ第1及び第2の電力が出力されないようにすることができる。
また、図1に示すACインバータでは、電力出力指令が入力されてから電流検出部4により検出される電流値が閾値Ith以上であるか否かを判断するまでの期間において、すなわち、電力出力を開始してから漏電異常または短絡異常が発生しているか否かを判断するまでの期間において、第1の電力よりも小さい第2の電力を出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力している。これにより、実際に漏電異常または短絡異常が発生していたとしても、電力出力が開始されてから漏電異常または短絡異常が発生していることを判断するまでの期間において、第1の電源部1から出力される電圧及び電流よりも小さい、第2の電源部2から出力される電圧及び電流を、図1に示すACインバータから出力させることができるため、出力端子Toutpや出力端子Toutnに流れる電流を抑えることができる。
<第1実施例>
図3は、第1実施例のACインバータを示す図である。なお、図3に示すACインバータにおいて、図1に示すACインバータと同じ構成には同じ符号を付している。
図3に示すACインバータは、例えば、車両に搭載され、出力端子Toutp及び出力端子Toutnを介して、パーソナルコンピュータやゲーム機器などの負荷に商用電源の交流電力と周波数や電圧が同じ交流電力(以下、商用交流電力という)を出力する。
また、図3に示すACインバータは、第1の電源部1と、第2の電源部2と、出力切替部3と、電流検出部4と、制御部5とを備える。
第1の電源部1は、車両に搭載されるバッテリBから出力される直流電圧Vinを昇圧または降圧して直流電圧Voutを出力するDCDC変換部11と、DCDC変換部11から出力される直流電力を商用交流電力(第1の電力)に変換するDCAC変換部12とを備える。
DCDC変換部11は、スイッチング素子SWdcと、トランスTと、ダイオードD1と、ダイオードD2と、インダクタLと、コンデンサC1と、制御部111とを備える。
スイッチング素子SWdcは、例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)とする。スイッチング素子SWdcのソース端子はバッテリBのマイナス端子に接続されている。バッテリBのプラス端子はトランスTの1次コイルの一方端に接続されている。トランスTの1次コイルの他方端はスイッチング素子SWdcのドレイン端子に接続されている。トランスTの2次コイルの一方端はダイオードD1のアノード端子に接続されている。ダイオードD1のカソード端子はダイオードD2のカソード端子及びインダクタLの一方端に接続されている。インダクタLの他方端はコンデンサC1の一方端に接続されている。コンデンサC1の他方端はトランスTの2次コイルの他方端及びダイオードD2のアノード端子に接続されている。
スイッチング素子SWdcのオン、オフが繰り返されると、直流電圧Vinが交流電圧に変換されトランスTの1次コイルから2次コイルに伝達される。2次コイルに伝達された交流電圧は、ダイオードD1、D2により整流されるとともに、インダクタL及びコンデンサC1により平滑されることで直流電圧Voutに変換される。
なお、DCDC変換部11の回路構成は、直流電圧Vinを直流電圧Voutに変換することが可能な回路構成であれば、図3に示す回路構成に限定されない。
制御部111は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはプログラマブルデバイス(FPGA(Field Programmable Gate Array)やPLD(Programmable Logic Device)など)により構成される。
また、制御部111は、制御部5から出力される電力出力開始指示S1が入力されると、スイッチング素子SWdcのオン、オフの制御を開始する。例えば、制御部111は、不図示の記憶部に記憶される、直流電圧Vinと、スイッチング素子SWdcのオン、オフを制御する制御信号Sdcのデューティ比との関係を示す情報を参照して、直流電圧Voutが一定になるように、直流電圧Vinが小さくなるほど、制御信号Sdcのデューティ比を大きくする。なお、直流電圧Vinと、制御信号Sdcのデューティ比との関係を示す情報は、例えば、実験やシミュレーションなどを行うことにより予め求められているものとする。
また、制御部111は、制御部5から出力される電力出力終了指示S2が入力されると、スイッチング素子SWdcのオン、オフの制御を終了する。
DCAC変換部12は、スイッチング素子SWac1〜SWac4と、制御部121とを備える。
スイッチング素子SWac1〜SWac4は、それぞれ、例えば、MOSFETとする。スイッチングSWac1のドレイン端子はコンデンサC1の一方端及びスイッチング素子SWac2のドレイン端子に接続され、スイッチング素子SWac1のソース端子はスイッチング素子SWac3のドレイン端子に接続されている。スイッチング素子SWac3のソース端子はコンデンサC1の他方端及びスイッチング素子SWac4のソース端子に接続されている。スイッチング素子SWac4のドレイン端子はスイッチング素子SWac2のソース端子に接続されている。
スイッチング素子SWac1及びスイッチング素子SWac4がオンするとともに、スイッチング素子SWac2及びスイッチング素子SWac3がオフした後、スイッチング素子SWac1及びスイッチング素子SWac4がオフするとともに、スイッチング素子SWac2及びスイッチング素子SWac3がオンすることが繰り返されると、DCDC変換部11から出力される直流電力が商用交流電力(第1の電力)に変換される。
なお、DCAC変換部12の回路構成は、DCDC変換部11から出力される直流電力を商用交流電力(第1の電力)に変換することが可能な回路構成であれば、図3に示す回路構成に限定されない。
制御部121は、例えば、CPUまたはプログラマブルデバイスにより構成される。
また、制御部121は、制御部5から出力される電力出力開始指示S3が入力されると、スイッチング素子SWac1〜SWac4のそれぞれのオン、オフの制御を開始する。例えば、制御部121は、不図示の記憶部に記憶される、直流電圧Voutと、スイッチング素子SWac1〜SWac4のそれぞれのオン、オフを制御する制御信号Sac1〜Sac4のデューティ比との関係を示す情報を参照して、商用交流電力(第1の電力)の実効値が許容範囲内になるように、電流検出部4により検出される電流値の増加に伴って直流電圧Voutが小さくなるほど、制御信号Sac1〜Sac4のデューティ比を大きくする。なお、直流電圧Voutと、制御信号Sac1〜Sac4のデューティ比との関係を示す情報は、例えば、実験やシミュレーションなどを行うことにより予め求められているものとする。
また、制御部121は、制御部5から出力される電力出力終了指示S4が入力されると、スイッチング素子SWac1〜SWac4のそれぞれのオン、オフの制御を終了する。
第2の電源部2は、DCDC変換部21と、コンデンサC2を備える。
また、第2の電源部2は、コンデンサC2を充電させた後、そのコンデンサC2から商用交流電力(第1の電力)よりも小さい直流電力(第2の電力)を出力させる。なお、第2の電源部2から出力される直流電圧及び直流電流は、第1の電源部1から出力される交流電圧及び交流電流それぞれの実効値または最大値よりも小さいものとする。また、DCDC変換部21の回路構成は、バッテリBから出力される直流電力を用いて、コンデンサC2を充電させることが可能な回路構成であれば、特に限定されない。
出力切替部3は、3端子スイッチSWpと、3端子スイッチSWnとを備える。
3端子スイッチSWpは、端子Tp1と、端子Tp2と、端子Tp3とを備える。
端子Tp1はスイッチング素子SWac1のソース端子とスイッチング素子SWac3のドレイン端子との接続点に接続されている。端子Tp2はコンデンサC2の一方端に接続されている。端子Tp3は電流検出部4を介して出力端子Toutpに接続されている。
3端子スイッチSWnは、端子Tn1と、端子Tn2と、端子Tn3とを備える。
端子Tn1はスイッチング素子SWac2のソース端子とスイッチング素子SWac4のドレイン端子との接続点に接続されている。端子Tn2はコンデンサC2の他方端に接続されている。端子Tn3は出力端子Toutnに接続されている。
電流検出部4は、例えば、シャント抵抗やホール素子により構成される。
制御部5は、例えば、CPUまたはプログラマブルデバイスにより構成される。
また、制御部5は、3端子スイッチSWp及び3端子スイッチSWnのそれぞれの動作を制御する。
例えば、制御部5は、第1の電源部1から出力される商用交流電力(第1の電力)が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力される状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御する場合、端子Tp3が端子Tp1と電気的に接続されるように3端子スイッチSWpの動作を制御するとともに、端子Tn3が端子Tn1と電気的に接続されるように3端子スイッチSWnの動作を制御する。
また、例えば、制御部5は、第2の電源部2から出力される直流電力(第2の電力)が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力される状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御する場合、端子Tp3が端子Tp2と電気的に接続されるように3端子スイッチSWpの動作を制御するとともに、端子Tn3が端子Tn2と電気的に接続されるように3端子スイッチSWnの動作を制御する。
また、例えば、制御部5は、商用交流電力(第1の電力)及び直流電力(第2の電力)が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力されない状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御する場合、端子Tp3が端子Tp1にも端子Tp2にも電気的に接続されないように3端子スイッチSWpの動作を制御するとともに、端子Tn3が端子Tn1にも端子Tn2にも電気的に接続されないように3端子スイッチSWnの動作を制御する。
また、制御部5は、電力出力を開始するとき、直流電力(第2の電力)が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力される状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御した後、電流検出部4により検出される電流値が閾値Ith以上である場合、商用交流電力(第1の電力)及び直流電力(第2の電力)が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力されない状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御し、電流検出部4により検出される電流値が閾値Ithよりも小さい場合、商用交流電力(第1の電力)が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力される状態に切り替わるように、出力切替部4の動作を制御する。
図4は、第1実施例の制御部5の動作を示すフローチャートである。なお、DCDC変換部11及びDCAC変換部12は動作していないものとする。また、DCDC変換部21は動作していないものとし、コンデンサC2にエネルギーが蓄積されていないものとする。また、出力切替部3は、商用交流電力(第1の電力)及び直流電力(第2の電力)が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力されない状態に切り替えているものとする。
まず、制御部5は、電力出力指令が入力されていないとき(S41:No)、現在の状態を維持し、電力出力指令が入力されると(S41:Yes)、DCDC変換部21を動作させてコンデンサC2を充電させる(S42)。例えば、ユーザによりイグニッションオンが指示されると、車両の走行を制御する走行制御部6から制御部5へ電力出力指令が出力されるものとする。
次に、制御部5は、直流電力(第2の電力)が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力される状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御する(S43)。
次に、制御部5は、電流検出部4により検出される電流値を取得し(S44)、その電流値が閾値Ith以上である場合(S45:Yes)、商用交流電力(第1の電力)及び直流電力(第2の電力)が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力されない状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御し(S46)、漏電異常または短絡異常が発生している旨の信号を走行制御部6に出力する(S47)。走行制御部6は、漏電異常または短絡異常が発生している旨の信号が入力されると、その旨をユーザに通知する。
また、制御部5は、電流検出部4により検出される電流値が閾値Ithよりも小さい場合(S45:No)、商用交流電力(第1の電力)が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力される状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御し(S48)、電力出力開始指令S1を制御部111へ出力するとともに、電力出力開始指令S3を制御部121へ出力する(S49)。
上記閾値Ithは、例えば、図3に示すACインバータから直流電力(第2の電力)が出力されているときで、かつ、漏電異常または短絡異常が発生しているとき、電流検出部4により検出される電流値とする。
これにより、図3に示すACインバータでは、漏電異常または短絡異常が発生しているとき、電流検出部4により検出される電流値が閾値Ith以上になるため、図3に示すACインバータから出力端子Toutp及び出力端子Toutnへ商用交流電力(第1の電力)及び直流電力(第2の電力)が出力されないようにすることができる。
また、図3に示すACインバータでは、電力出力指令が入力されてから電流検出部4により検出される電流値が閾値Ith以上であるか否かを判断するまでの期間において、すなわち、電力出力を開始してから漏電異常または短絡異常が発生しているか否かを判断するまでの期間において、商用交流電力(第1の電力)よりも小さい直流電力(第2の電力)を出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力している。これにより、実際に漏電異常または短絡異常が発生していたとしても、電力出力を開始してから漏電異常または短絡異常が発生していることを判断するまでの期間において、第1の電源部1から出力される交流電圧及び交流電流それぞれの実効値または最大値よりも小さい、第2の電源部2から出力される直流電圧及び直流電流を、図3に示すACインバータから出力させることができるため、出力端子Toutpや出力端子Toutnに流れる電流を抑えることができる。
<第2実施例>
図5は、第2実施例のACインバータを示す図である。なお、図5に示すACインバータにおいて、図1に示すACインバータや図3に示すACインバータと同じ構成には同じ符号を付している。
図5に示すACインバータは、図3に示すACインバータと同様に、例えば、車両に搭載され、出力端子Toutp及び出力端子Toutnを介して、パーソナルコンピュータやゲーム機器などの負荷に商用交流電力を出力する。
図5に示すACインバータは、第1の電源部1と、第2の電源部2と、出力切替部3と、電流検出部4と、制御部5とを備える。
第1の電源部1は、車両に搭載されるバッテリBから出力される直流電圧Vinを昇圧または降圧し直流電圧Voutを出力するDCDC変換部11と、DCDC変換部11から出力される直流電力を商用交流電力(第1の電力)に変換するDCAC変換部12とを備える。なお、図5に示すDCDC変換部11の回路構成は、直流電圧Vinを直流電圧Voutに変換することが可能な回路構成であれば、図3に示すDCDC変換部11と同じ回路構成を採用してもよいし、他の回路構成を採用してもよい。また、図5に示すDCAC変換部12の回路構成は、DCDC変換部11から出力される直流電力を商用交流電力(第1の電力)に変換することが可能な回路構成であれば、図3に示すDCAC変換部12と同じ回路構成を採用してもよいし、他の回路構成を採用してもよい。
第2の電源部2は、抵抗Rを備え、DCAC変換部12から出力される商用交流電力(第1の電力)を抵抗Rにより消費させて、商用交流電力(第1の電力)よりも小さい交流電力(第2の電力)を出力する。なお、第2の電源部2から出力される交流電圧及び交流電流は、第1の電源部1から出力される交流電圧及び交流電流よりも実効値または最大値が小さいものとする。また、抵抗Rは、互いに直列接続される2つ以上の抵抗や互いに並列接続される2つ以上の抵抗により構成されてもよい。
出力切替部3は、3端子スイッチSWpを備える。
3端子スイッチSWpは、端子Tp1と、端子Tp2と、端子Tp3とを備える。すなわち、端子Tp1及び抵抗Rの一方端はDCAC変換部12の一方の出力に接続されている。端子Tp2は抵抗Rの他方端に接続されている。端子Tp3は電流検出部4を介して出力端子Toutpに接続されている。出力端子ToutnはDCAC変換部12の他方の出力に接続されている。
電流検出部4は、例えば、シャント抵抗やホール素子により構成される。
制御部5は、例えば、CPUまたはプログラマブルデバイスにより構成される。
また、制御部5は、3端子スイッチSWpの動作を制御する。
例えば、制御部5は、第1の電源部1から出力される商用交流電力(第1の電力)が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力される状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御する場合、端子Tp3が端子Tp1と電気的に接続されるように3端子スイッチSWpの動作を制御する。
また、例えば、制御部5は、第2の電源部2から出力される交流電力(第2の電力)が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力される状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御する場合、端子Tp3が端子Tp2と電気的に接続されるように3端子スイッチSWpの動作を制御する。
また、例えば、制御部5は、商用交流電力(第1の電力)及び交流電力(第2の電力)が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力されない状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御する場合、端子Tp3が端子Tp1にも端子Tp2にも電気的に接続されないように3端子スイッチSWpの動作を制御する。
また、制御部5は、電力出力を開始するとき、交流電力(第2の電力)が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力される状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御した後、電流検出部4により検出される電流値の実効値または最大値が閾値Ith以上である場合、商用交流電力(第1の電力)及び交流電力(第2の電力)が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力されない状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御し、電流検出部4により検出される電流値の実効値または最大値が閾値Ithよりも小さい場合、商用交流電力(第1の電力)が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力される状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御する。
図6は、第2実施例の制御部5の動作を示すフローチャートである。なお、DCDC変換部11及びDCAC変換部12は動作していないものとする。また、出力切替部3は、商用交流電力(第1の電力)及び交流電力(第2の電力)が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力されない状態に切り替えているものとする。
まず、制御部5は、電力出力指令が入力されていないとき(S61:No)、現在の状態を維持し、電力出力指令が入力されると(S61:Yes)、交流電力(第2の電力)が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力される状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御する(S62)。例えば、ユーザによりイグニッションオンが指示されると、車両の走行を制御する走行制御部6から制御部5へ電力出力指令が出力されるものとする。
次に、制御部5は、DCDC変換部11およびDCAC変換部12の動作を開始させるための電力出力開始指示を出力する(S63)。
次に、制御部5は、電流検出部4により検出される電流値の実効値または最大値を求め(S64)、その電流値の実効値または最大値が閾値Ith以上である場合(S65:Yes)、電力出力停止指示を出力し(S66)、商用交流電力(第1の電力)及び交流電力(第2の電力)が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力されない状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御し(S67)、漏電異常または短絡異常が発生している旨の信号を走行制御部6に出力する(S68)。走行制御部6は、漏電異常または短絡異常が発生している旨の信号が入力されると、その旨をユーザに通知する。
また、制御部5は、電流検出部4により検出される電流値の実効値または最大値が閾値Ithよりも小さい場合(S65:No)、商用交流電力(第1の電力)が出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力される状態に切り替わるように、出力切替部3の動作を制御する(S69)。
上記閾値Ithは、例えば、図5に示すACインバータから交流電力(第2の電力)が出力されているときで、かつ、漏電異常または短絡異常が発生しているとき、電流検出部4により検出される電流値の実効値または最大値とする。
これにより、図5に示すACインバータでは、漏電異常または短絡異常が発生しているとき、電流検出部4により検出される電流値の実効値または最大値が閾値Ith以上になるため、図5に示すACインバータから出力端子Toutp及び出力端子Toutnへ商用交流電力(第1の電力)及び交流電力(第2の電力)が出力されないようにすることができる。
また、図5に示すACインバータでは、電力出力指令が入力されてから電流検出部4により検出される電流値の実効値または最大値が閾値Ith以上であるか否かを判断するまでの期間において、すなわち、電力出力を開始してから漏電異常または短絡異常が発生しているか否かを判断するまでの期間において、商用交流電力(第1の電力)よりも小さい交流電力(第2の電力)を出力端子Toutp及び出力端子Toutnから出力している。これにより、実際に漏電異常または短絡異常が発生していたとしても、電力出力を開始してから漏電異常または短絡異常が発生していることを検出するまでの期間において、第1の電源部1から出力される交流電圧及び交流電流よりも実効値または最大値が小さい、第2の電源部2から出力される交流電圧及び交流電流を、図5に示すACインバータから出力させることができるため、出力端子Toutpや出力端子Toutnに流れる電流を抑えることができる。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
例えば、図5に示すACインバータでは、第2の電源部2の抵抗Rの一方端がDCAC変換部12一方の出力に接続される構成であるが、第2の電源部2の抵抗Rの一方端がDCDC変換部11の一方の出力に接続されるように構成してもよい。
このようにACインバータを構成する場合、第2の電源部2は、DCDC変換部11から出力される直流電力を抵抗Rにより消費させて、商用交流電力(第1の電力)よりも小さい直流電力(第2の電力)を出力する。なお、第2の電源部2から出力される直流電圧及び直流電流は、第1の電源部1から出力される交流電圧及び交流電流それぞれの実効値または最大値よりも小さいものとする。
また、出力切替部3は、図3に示す出力切替部3と同様に、3端子スイッチSWpと、3端子スイッチSWnとを備える。端子Tp1はスイッチング素子SWac1のソース端子とスイッチング素子SWac3のドレイン端子との接続点に接続される。端子Tp2は抵抗Rの他方端に接続される。端子Tp3は電流検出部4を介して出力端子Toutpに接続される。端子Tn1はスイッチング素子SWac2のソース端子とスイッチング素子SWac4のドレイン端子との接続点に接続される。端子Tn2はコンデンサC1の他方端すなわちDCDC変換部11の他方の出力に接続される。端子Tn3は出力端子Toutnに接続される。
なお、制御部5の動作は、図3に示す制御部5の動作と同様である。
このようにACインバータを構成した場合、実際に漏電異常または短絡異常が発生していたとしても、電力出力を開始してから漏電異常または短絡異常が発生していることを検出するまでの期間において、第1の電源部1から出力される交流電圧及び交流電流それぞれの実効値または最大値よりも小さい、第2の電源部2から出力される直流電圧及び直流電流を、ACインバータから出力させることができるため、出力端子Toutpや出力端子Toutnに流れる電流を抑えることができる
1 第1の電源部
2 第2の電源部
3 出力切替部
4 電流検出部
5 制御部
6 走行制御部
11 DCDC変換部
111 制御部
12 DCAC変換部
121 制御部
21 DCDC変換部

Claims (3)

  1. 第1の交流電力を出力する第1の電源部と、
    前記第1の交流電力よりも小さい第2の電力を出力する第2の電源部と、
    前記第1の交流電力が出力端子から出力される状態、前記第2の電力が前記出力端子から出力される状態、及び、前記第1の交流電力及び前記第2の電力が出力端子から出力されない状態の何れかの状態に切り替える出力切替部と、
    前記出力切替部と前記出力端子との間の電力線に流れる電流を検出する電流検出部と、
    電力出力を開始するとき、前記第2の電力が前記出力端子から出力される状態に切り替わるように、前記出力切替部の動作を制御した後、前記電流検出部により検出される電流値が閾値以上である場合、前記第1の交流電力及び前記第2の電力が前記出力端子から出力されない状態に切り替わるように、前記出力切替部の動作を制御し、前記電流検出部により検出される電流値が前記閾値よりも小さい場合、前記第1の交流電力が前記出力端子から出力される状態に切り替わるように、前記出力切替部の動作を制御する制御部と、
    を備えるACインバータ。
  2. 請求項1に記載のACインバータであって、
    前記第2の電源部は、コンデンサを備え、前記コンデンサを充電させた後、前記コンデンサから前記第2の電力を出力する
    ことを特徴とするACインバータ。
  3. 請求項1に記載のACインバータであって、
    前記第2の電源部は、抵抗を備え、前記第1の交流電力を前記抵抗により消費させることにより前記第2の電力を出力する
    ことを特徴とするACインバータ。
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