JP6890387B2 - 包装袋 - Google Patents

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Description

本発明は、包装袋に関するものである。
従来、注出口が設けられた包装袋は、例えば詰め替え用の内容物を収納する包装袋(パウチ)において、内容物の注ぎ出しを容易にするため、広く用いられている。このような包装袋は、樹脂フィルム等の基材を間欠的または連続的に搬送しつつ各種加工を施して製造される。ところが、従来の包装袋では、内容物を充填する充填口側の基材面がフラットなため基材同士が密着してしまい、吸盤等の吸着作用で充填口を開口させる際に、充填口を十分に開口させることができず、充填不良が生じる要因となっていた。
特許文献1には、包装袋の充填口の付近に上縁部に沿って相対する多層プラスチックの表裏面に凹凸を形成した技術が開示されている。
特開平11−180449号公報
しかしながら、吸盤による吸着位置から上縁部にかけて基板が撓みやすく、充填口を十分に開口させることができないことがある。さらに、その撓みが大きいと基板から吸盤が外れやすくなり、充填不良の要因となってしまう。また、内容物の充填後に充填口をシールする位置に凹凸を形成すると、充填口のシールにシワ等が発生しシール不良の要因となってしまう。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、充填口の開口不良を緩和して内容物の充填不良を減らすことのできる、包装袋を提供することを目的の一つとしている。
本発明の一態様における包装袋は、充填口から充填される内容物を収容する包装袋であって、内面側を対向させて互いに重ね合わせられる一対のフィルムと、前記一対のフィルムのうち前記充填口を除く周縁が封止されて形成されるシール部と、前記一対のフィルムの未シール部に形成され且つ前記内容物を収容する収容部と、前記一対のフィルムのそれぞれに形成された凹凸部と、前記収容部内の前記内容物を注出させるための注出口と、を備え、前記凹凸部は、内面とは反対側の表面に対して凸状、前記内面に対して凹状をなし、前記一対のフィルムの上端側に前記充填口の封止範囲が設定されており、前記凹凸部は、前記充填口の前記封止範囲に対して前記内容物の充填方向で隣り合うとともに吸盤による吸着領域に位置し、前記凹凸部は、前記充填口の中心であって前記充填方向に沿う中心線に対して左右対称に形成されている
また、本発明の一態様における包装袋において、前記一対のフィルムの内面同士の間に前記凹凸部によって形成された隙間が存在する構成としてもよい。
また、本発明の一態様における包装袋において、前記収容部内に充填された前記内容物を注出させる注出口を備え、前記凹凸部は、前記内容物の充填方向に交差する方向で前記注出口と隣り合う位置に形成されている構成としてもよい。
また、本発明の一態様における包装袋において、前記凹凸部は、前記充填方向に沿う前記充填口の中心線に対して左右対称に形成されている構成としてもよい。
また、本発明の一態様における包装袋において、前記凹凸部は、一方向に長さを有する形状をなし、前記充填方向に交差する方向で隣り合う少なくとも一対の前記凹凸部は、各々の一端側が充填口へ向かって互いに接近するように傾斜している構成としてもよい。
また、本発明の一態様における包装袋において、前記凹凸部の傾斜角度が、前記充填方向に対して30°から80°の範囲内であることが好ましい構成としてもよい。
本発明の包装袋によれば、充填口の開口不良を緩和して内容物の充填不良を減らすことができる。
第1実施形態における注出口付き包装体の構成を示す平面図。 図1に示すA−A線に沿う断面図。 凹凸部のない従来の包装袋において充填口の開口が不十分な様子を示す図。 第1実施形態の包装袋において充填口を良好に開口できた様子を示す図。 第1実施形態の包装袋に対する内容物の充填作業を示す図。 第1実施形態における包装袋における他の実施例を示す図。 第1実施形態における包装袋における他の実施例を示す図。 第1実施形態における包装袋における他の実施例を示す図。 第1実施形態における包装袋における他の実施例を示す図。 第2実施形態の包装袋の全体構成を示す平面図。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態における注出口付き包装体の構成を示す平面図である。
図2は、図1に示すA−A線に沿う断面図である。
図1に示すように、本実施形態の包装袋10は、互いに平面形状が同一である2枚の胴部フィルム(フィルム)11,11と、折り線12aを中心にして2つ折りにされた底部フィルム12とから構成されたスタンディングパウチである。
図1に示すように、底部フィルム12は、折り線12aが内向きとなるように折り重ねられて一対の胴部フィルム11,11の下部同士の間に介装されている。これら一対の胴部フィルム11,11と底部フィルム12とが重ねられ、充填口13を除いて、これら各フィルム11,11の周縁がヒートシールされることで一体に形成されている。具体的に、包装袋10は、左右両側の側端がシールされることで形成された側端シール部(シール部)11a、11bと、各胴部フィルム11,11の下部側と底部フィルム12とが互いに対向する対向面の下端縁部同士がシールされることで形成された底部シール部(シール部)12bと、を有している。図1では、シール部の範囲を明示するためにハッチングを付した。
胴部フィルム11,11の上端側に位置する充填口13は、内容物の充填のために開放されており、この充填口13を通して、包装袋10の収容部10aに内容物を充填することが可能である。なお、第1未シール部(未シール部)15Aに形成される収容部10a内に内容物が充填された後は、他の部分と同じようにシールされることにより、充填口13が閉鎖される。第1未シール部15Aは、胴部フィルム11,11がシール(接着または接合)されることなく、相互に分離可能に重なり合った部分である。収容部10a内に内容物が充填された後の包装袋10は、内容物の重さによって底部フィルム12が下方へ押し広げられることで底面積が増え、スタンディング可能となる。
充填口13は、胴部フィルム11,11の上端側における側端シール部11aと、充填口形成シール部11cと、の間に設けられており、内容物の充填後にシールされる封止範囲R1を図1中の破線で示す。
図1に示すように、包装袋10の上側の隅部すなわち上辺14aと側端14bとの間には、注出口14の流路となる第2未シール部15Bが包装袋10の斜め上方を向くように設けられている。
流路形成シール部15a,15bは、注出口14の先端部を除去して流路を開口したときにそれぞれ流路の両側部を区画しており、一方の流路形成シール部15aと他方の流路形成シール部15bとの間の第2未シール部15Bが、注出口14の流路となる。ここで、流路となる第2未シール部15B内にチューブなどの保形材6を設けることもできる。第2未シール部15Bの先端部は、流路封止シール部15cによって閉鎖されている。
注出口14には、開封を容易にするため、流路となる第2未シール部15Bを横断するように形成された開封補助線18や、開封補助線18の一端側に切り抜き線17によって形成されたプルタブ(つまみ)16が設けられている。開封補助線18は、注出口14を含む2枚の胴部フィルム11,11のそれぞれに設けられている。
開封補助線18は、ハーフカット線から構成されている。ハーフカット線は、胴部フィルム11の厚さ方向の一部が長手方向に連続して切断された構造を有する。厚さ方向の少なくとも一部でフィルムがつながっているため、開封前にハーフカット線を通して内容物が漏れることはない。フィルムの厚さ方向において開封補助線18が形成される範囲は特に限定されないが、切断部がフィルムの内側または外側(その一方または両方)に露出されないことが好ましい。フィルムの内部にハーフカット線を形成する方法として、レーザー加工が挙げられる。フィルムの表面にハーフカット線を形成する方法として、レーザー加工や刃物などが挙げられる。
包装袋10の寸法は特に限定されるものではないが、詰め替え用容器として好適な範囲としては、包装袋10の高さとしては100〜500mm程度、包装袋10の幅(両側端間の最大幅)は70〜300mm程度、内容物の充填量は100〜5000cm3程度である。内容物は、特に限定されるものではないが、液状物、粉体や顆粒体等の固体、あるいは粘稠体、液体等、あるいはこれらの混合物などが挙げられる。
胴部フィルム11および底部フィルム12として使用するフィルムとしては、従来から使用されているもの、例えば二軸延伸ポリプロピレン、二軸延伸ポリアミド、二軸延伸ポリエステル等からなるフィルムを基材フィルムとし、これらの基材フィルムに、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をシーラント層として積層した積層体が用いられる。
これらフィルムを構成する樹脂としては、石油由来樹脂のほか、植物由来樹脂なども用いられる。
積層フィルムを製造する方法としては、ドライラミネート法、押出ラミネート法、共押出法などが挙げられる。基材フィルム層とシーラント層との間には接着強度の向上のため、接着剤やアンカー剤等を設けることができる。この場合、包装袋10の強度を高めるために基材フィルムを複数枚積層してもよい。あるいは気体や紫外線のバリア性を高めるため、アルミニウム箔等の金属箔、金属蒸着層、セラミック等の無機質蒸着層、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムなどを積層してもよい。
本実施形態の包装袋10には、図1に示すように、一対の胴部フィルム11,11の上端側に充填口13の封止範囲R1が設定されており、これに隣り合うようにして、複数の凹凸部8a、8bがそれぞれ形成されている。これら複数の凹凸部8a、8bが形成された領域は、内容物の充填作業時に吸盤が吸着する領域(以下、吸着領域5という)である。ここでは、一方向に長さを有する直線状の凹凸部8a、8bが上下方向(Y方向)にそれぞれ等間隔に3つずつ、並列に形成されているが、凹凸部8a、8bの数や配置間隔はこれに限らない。
包装袋10の表裏面において、吸盤による吸着位置19,19は吸着領域5内に設定され、包装袋10の表裏面で吸着位置19,19が互いに対向していることが望ましい。しかしながら、図1に示す吸盤の吸着位置19は一例であり、上下左右の方向へ多少ずれていてもよい。
凹凸部8aと凹凸部8bとは、充填口13の中心であって内容物の充填方向(Y方向)に沿う中心線Nに対して左右対称となるように配置されている。中心線Nを介して隣り合う凹凸部8a、8bは、所定の間隔をおいて配置されているとともに、各々の一端側が充填口13へ向かって互いに接近するように傾斜している。具体的に、凹凸部8a,8bの傾斜角度θ1,θ2は、それぞれが中心線Nに対して30°〜80°の範囲内であることが好ましく、40°〜70°であるとより好ましい。
凹凸部8a、8bの短手方向の幅Wは、0.5mm〜5mmの範囲内であることが好ましく、1mm〜3mmであるとより好ましい。本実施形態では、長手方向(延在方向)で均一な幅であるが、部分的あるいは連続的に幅寸法が変化していてもよい。
複数の凹凸部8a、8bは、吸盤による吸着領域5内に均等に存在することが好ましいが、これに限られない。
図2に示すように、各胴部フィルム11,11において、凹凸部8a、8bが表面110aに対して凸状、内面110bに対して凹状をなしていることにより、対向する胴部フィルム11,11の内面110b,110b同士の間に隙間7が形成される。複数の隙間7の存在により、胴部フィルム11,11同士の接触面積が部分的に減少する。凹凸部8a、8bの断面形状は図示した形状に限らず、適宜変更が可能である。内容物が充填される前の状態で胴部フィルム11,11間に隙間7が形成されれば、凹凸部8a、8bの断面形状は特に問わない。
凹凸部8a,8bの成形方法としては、例えば、胴部フィルム11を上型と下型との間に挟み込んで成形する方法が挙げられる。他にも、加熱した胴部フィルム11を圧縮空気で凹型に押し付けて成形する方法や、エンボスローラーの内部を真空あるいは減圧にして、胴部フィルム11をエンボスローラーの外周面に吸着させて成形する方法などが挙げられる。
図3は、凹凸部のない従来の包装袋90において充填口93の開口が不十分な様子を示す図である。
図3に示すように、包装袋90への内容物の充填作業は、充填口93側の胴部フィルム91,91のそれぞれに吸盤31を吸着保持させ、対向する一対の吸盤31を離反させることで充填口93を開口させてから行われる。包装袋90の充填口93側のフィルム面がフラット状の場合、胴部フィルム91,91同士がくっついて密着してしまい、胴部フィルム91から吸盤31が外れたり、充填口93の開口が不十分になったりすることがあった。
図4は、第1実施形態の包装袋において充填口を良好に開口できた様子を示す図である。図5は、第1実施形態の包装袋に対する内容物の充填作業を示す図である。
本実施形態の包装袋10には、充填口13の近くのフィルム面に、胴部フィルム11,11同士の密着を防ぐための凹凸構造が付与されている。各胴部フィルム11,11のうち、吸盤31による吸着領域5内に複数の凹凸部8a、8bを設けることによって、胴部フィルム11,11の内面110b,110b同士の間に隙間7(図2参照)が形成されるので、胴部フィルム11,11間の密着性が低下し、胴部フィルム11,11同士のブロッキングを防ぐことができる。これにより、吸盤31による吸着作用によって包装袋10の充填口13を十分に開口させることができ、内容物の開口不良を減らすことが可能となる。
また、本実施形態では、中心線Nを介して隣り合う凹凸部8a、8bが、充填口13の中央付近から側端シール部11a、11b側へ向かって傾斜して延在するハの字状に形成されている。各凹凸部8a,8bの延長線上で交差する部分に開口の起点ができるため、充填口13の中央付近から開口させることができる。このとき、凹凸部8a,8bの交点は胴部フィルム11,11の上端と必ずしも一致しなくてもよい。これら凹凸部8a、8bがリブの役割を果たすことで、充填口13の開口時に、吸盤30による吸着位置から胴部フィルム11,11の上縁部分にかけての内側への折れや撓みが抑制されるので、吸盤30が外れにくく、充填口13の充填不良を緩和することが可能である。
さらに、本実施形態では、一対の胴部フィルム11,11の上端側に充填口13の封止範囲R1が設定されており、第1未シール部15Aにおける封止範囲R1に隣り合う位置に凹凸部8a,8bが形成されている。つまり、封止範囲R1を除く位置に凹凸部8,8bを形成することで、上端側はフラット面のままになっているため、胴部フィルム11,11同士が接着しやすく、シール不良が生じにくいという効果も得られる。
上述した本実施形態では、包装袋10の表裏面において対向する凹凸部8a、8bの位置が一致しているが、一方の胴部フィルム11に形成される凹凸部8a、8bと他方の胴部フィルム11に形成される凹凸部8a、8bとが面方向でずれていてもよい。但し、一対の吸盤31による吸着位置19,19は互いに対向しているため、吸着位置19,19を含む吸着領域5内に形成されていれば、表裏面側の凹凸部8a、8bの位置を完全に一致させる必要はない。
また、本実施形態では、一方の胴部フィルム11の形成された凹凸部8a、8bと、他方の胴部フィルム11に形成された凹凸部8a、8bとの断面形状が略一致しているが、互いに異なっていてもよい。また、一方の胴部フィルム11の形成された凹凸部8a、8bと、他方の胴部フィルム11に形成された凹凸部8a、8bとの突出方向が互いに相反しているが、胴部フィルム11,11間に隙間7が形成されれば、表裏側双方の胴部フィルム11,11の凹凸部8a、8bの突出方向が同じであってもよい。このとき、各胴部フィルム11,11における凹凸部8a、8bの突出方向が同じで互いに大きさや形状が等しい場合には、胴部フィルム11,11の内面110b、110b同士が密着してしまい、相互間に隙間7が形成されなくなってしまう。このため、一方の胴部フィルム11の凹凸部を他の胴部フィルム11の凹凸部と大きさや形状を異ならせることで、胴部フィルム11,11間に隙間7を形成することが可能となる。
図6〜図9に、第1実施形態における包装袋における他の実施例を示す。
図6に示す凹凸部31a,31bのように、一対の胴部フィルム11,11のうち封止範囲R1に隣り合う吸着領域5に、充填口13側の上端に平行して設けられていてもよい。
図7に示す凹凸部32のように、平面視において充填口13側に向かって湾曲する円弧形状に形成されていてもよい。
図8に示す凹凸部33a,33bのように、中心線Nを介して隣り合う一対の凹凸部33a,33bが充填口13側に向かうにしたがって互いに離間するように傾斜し、逆ハの字状に配置されていてもよい。
図9に示す凹凸部34のように、充填口13に平行して延在するように直線状に形成されていてもよい。ここでは、1つだけ設けられているが、複数の凹凸部34が設けられていてもよい。
なお、図6〜図9において凹凸部の数や配置間隔は図示したものに限られず、適宜変更が可能である。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態における包装袋の構成について説明する。
以下に示す本実施形態の包装袋の基本構成は、上記第1実施形態と略同様であるが、包装袋自体に注出口が形成されていない点において異なる。よって、以下の説明では、上記実施形態とことなる点について詳しく説明し、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる各図面において、図1〜図4と共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。
図10は、第2実施形態の包装袋の全体構成を示す平面図である。
本実施形態の包装袋20は、収容部10a内に内容物を充填させた後に、別体の成形品で構成された注出部(注出口)22が取り付けられることでパウチ23として構成されるものである。注出部22としてスパウトが挙げられる。注出部22の材質は、胴部フィルム(フィルム)21,21の内面のシーラント層と熱溶着する観点から、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)などのポリオレフィン系樹脂が好適である。
注出部22の先端部には、流路を封止するため、キャップ26や蓋などが取り付けることができる。キャップ26や蓋は、ネジ、折り取り可能な薄肉部、はめ込み等によって注出部22から分離可能に設けることができる。キャップ26や蓋は、注出部22を開封した後、再封可能に設けることもできる。キャップ26や蓋の周囲には、開封を容易にするため、ローレット状の縦溝を設けたり、リング状や蝶羽状などのつまみ部を突出させたりすることも可能である。注出部22の構成、形状等は特に限定されるものではなく、また、キャップ26や蓋は、注出部22と別体でも、一体に成形されたものでも構わない。
本実施形態では、包装袋20そのものには注出口が形成されないことから、上述した第1実施形態と比較して充填口24の開口幅を広く確保することができる。
包装袋20には、充填口24が存在する一対の胴部フィルム21,21の上端に沿って封止範囲R2(図中の破線で囲む範囲)が設定されており、この封止範囲R2に隣り合うとともに吸盤31による吸着領域5に、複数の凹凸部25a,25bが形成されている。複数の凹凸部25a,25bは、両側の側端シール部21a,21bの間の略中央に設けられている。
本実施形態の構成においても、充填口24の封止範囲R2を除く位置に凹凸部25a,25bが設けられていることにより、吸盤による吸着領域5における胴部フィルム21,21間の密着性が低下し、胴部フィルム21,21同士のブロッキングを防止することができる。これにより、内容物の充填作業時に吸盤31による吸着作用によって包装袋20の充填口24を十分に開口させることができ、内容物の充填不良を減らすことが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。各実施形態の構成を適宜組み合わせてもよい。
先の各実施形態では、注出口を有する包装袋あるいは別体の注出口を有する包装袋について述べたが、食料品を収容するパウチなど、注出口のない包装袋へ適用することも可能である。
5…吸着領域、7…隙間、8a,8b,25a,25b,31a,32,33a,34…凹凸部、10,20,90…包装袋、10a…収容部、11,21…胴部フィルム(フィルム)、11a…側端シール部(シール部)、12b…底部シール部(シール部)、13,24,93…充填口、14…注出口、15A…第1未シール部(未シール部)、22…注出部(注出口)、31…吸盤、110b…内面、N…中心線、R1,R2…封止範囲

Claims (5)

  1. 充填口から充填される内容物を収容する包装袋であって、
    内面側を対向させて互いに重ね合わせられる一対のフィルムと、
    前記一対のフィルムのうち前記充填口を除く周縁が封止されて形成されるシール部と、
    前記一対のフィルムの未シール部に形成され且つ前記内容物を収容する収容部と、
    前記一対のフィルムのそれぞれに形成された凹凸部と、
    前記収容部内の前記内容物を注出させるための注出口と、を備え、
    前記凹凸部は、内面とは反対側の表面に対して凸状、前記内面に対して凹状をなし、
    前記一対のフィルムの上端側に前記充填口の封止範囲が設定されており、
    前記凹凸部は、前記充填口の前記封止範囲に対して前記内容物の充填方向で隣り合うとともに吸盤による吸着領域に位置し
    前記凹凸部は、前記充填口の中心であって前記充填方向に沿う中心線に対して左右対称に形成されている、包装袋。
  2. 前記一対のフィルムの前記内面同士の間に、互いに対向する前記凹凸部によって形成される隙間が存在する、
    請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記凹凸部は、内容物の前記充填方向に交差する方向で前記注出口と隣り合う位置に形成されている、請求項1または2に記載の包装袋。
  4. 前記凹凸部は、一方向に長さを有する形状をなし、
    前記充填方向に交差する方向で隣り合う少なくとも一対の前記凹凸部は、各々の一端側が充填口へ向かって互いに接近するように傾斜している、
    請求項1からのいずれか一項に記載の包装袋。
  5. 前記凹凸部の傾斜角度が、前記充填方向に沿う前記中心線に対して30°から80°の範囲内である、
    請求項に記載の包装袋。
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