JP6886676B2 - 燃料給油管 - Google Patents

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本発明は、自動車等の燃料タンクに燃料を給油する際の通路となる燃料給油管に関する。
近年では、環境負荷物質の低減を目的として、自動車等に使用する燃料をガソリンや軽油等の化石燃料からバイオ燃料に置き換える取り組みがなされている。このバイオ燃料は、酸化劣化し易いことが一般的に知られ、化石燃料に比べると、酸化劣化により生成される有機酸によって金属材料の腐食が引き起こされ易い。したがって、上述の如きバイオ燃料を自動車等に使用する場合、燃料を貯溜する燃料タンクだけでなく、当該燃料タンクに燃料を案内する燃料給油管においても腐食に対して耐性の強い構造にしておく必要がある。
これに対応するために、腐食に対する耐性の強いステンレス材を用いて燃料給油管を形成することが考えられる。
例えば、特許文献1では、燃料給油管において燃料の通路となる円筒状の給油管本体を、オーステナイト系のステンレス材か、或いは、フェライト系のステンレス材からなる円管状の電縫管を用いて形成することにより、腐食に対して耐性の強い構造となるようにしている。
特開2005−271040号公報
しかし、給油管本体をオーステナイト系のステンレス材で形成すると、給油管本体に曲げ加工や拡管加工を施す際、母材内部の結晶状態が変態して加工部分に残留応力が発生し、これを起因として時効割れを引き起こすおそれがある。また、フェライト系のステンレス材は、クロムを多く含んで硬いため、曲げ加工や拡管加工が必要な給油管本体への適用には向いていない。さらに、ステンレス材は、鋼材に比べて材料コストが嵩んでしまう。
これらの加工性及びコスト面の問題を解決するために、外周面及び内周面に犠牲防食作用を有する亜鉛メッキ層や亜鉛系合金メッキ層が設けられた鋼管を用いて給油管本体を形成するか、或いは、外周面及び内周面にニッケルメッキ層が設けられた鋼管を用いて給油管本体を形成することが考えられる。
しかし、前者の場合、給油管本体の内周面に亜鉛メッキ層や亜鉛系合金メッキ層を設けると、バイオ燃料による腐食によってメッキ鋼管の内周面に付着する亜鉛メッキ層や亜鉛系合金メッキ層から亜鉛が溶出し、溶出した亜鉛が不完全燃焼生成物になって内燃機関における始動不具合等を引き起こしてしまうおそれがある。
また、後者の場合、ニッケルメッキ層は犠牲防食作用を有しないので、車両走行時におけるチッピング等の影響によって給油管本体の外周面に設けられたニッケルメッキ層に僅かにでも傷が発生し、当該部分において腐食が始まると、その腐食の進行を止めることができないという問題がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、腐食に対する耐性が高く、時効割れや亜鉛の溶出による不具合を避けることができ、さらには、加工がし易い低コストな燃料給油管を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、給油管本体を鋼管から形成するとともに、給油管本体の外周面及び内周面に設ける層の組み合わせに工夫を凝らしたことを特徴とする。
すなわち、第1の発明では、一端側に短い筒状のリテーナが取り付けられ、且つ、他端が燃料タンクに接続された鋼材からなる円筒状の給油管本体を備え、該給油管本体の外周面及び内周面には、それぞれニッケルメッキ層が設けられ、上記給油管本体の外周面に設けられたニッケルメッキ層の表面には、ジンクリッチ塗装層が設けられていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、一端が上記給油管本体の一端側に接続され、且つ、他端が上記燃料タンクに接続された鋼材からなる細い円筒状のブリーザチューブを備え、上記ニッケルメッキ層は、上記ブリーザチューブの外周面及び内周面にも設けられ、上記ジンクリッチ塗装層は、上記ブリーザチューブの外周面に設けられたニッケルメッキ層の表面にも設けられていることを特徴とする。
第3の発明では、第2の発明において、上記ブリーザチューブの一端には、当該ブリーザチューブの外周面と上記給油管本体の外周面とを接続する溶接部が設けられ、上記ジンクリッチ塗装層は、上記溶接部の表面にも設けられていることを特徴とする。
第1の発明では、給油管本体の外周面側には、ニッケルメッキ層とジンクリッチ塗装層とが順に重ねて設けられるとともに、最外層にジンクリッチ塗装層が位置しているので、もし仮にニッケルメッキ層に傷がついたとしても、ジンクリッチ塗装層内に含まれる亜鉛によって犠牲防食が起こり、給油管本体の外周面側に発生する腐食の進行を遅くすることができる。また、給油管本体の内周面側には、ニッケルメッキ層が設けられているので、給油管本体の内周面側の腐食に対する耐性を高くすることができるとともに、もし仮に腐食が発生したとしても、給油管本体の内周面に亜鉛メッキ層や亜鉛系合金メッキ層を設けた場合のように亜鉛が溶出するといったことが無く、亜鉛が溶出することによる不具合の発生を防ぐことができる。さらに、給油管本体を鋼材から形成するので、給油管本体をステンレス材で形成する場合に比べて曲げ加工や拡管加工が行い易くなり、時効割れの不具合を避けることができるだけでなく、部品コストも低く抑えることができる。
第2の発明では、給油管本体だけでなく、ブリーザチューブの外周面及び内周面においても給油管本体と同様に腐食に対する耐性を高くすることができる。また、ブリーザチューブにおいても、加工が行い易くなるとともに、時効割れの不具合をさけることができ、さらには、コストをかけずに形成することが可能となる。
第3の発明では、給油管本体の外周面とブリーザチューブの外周面とにそれぞれニッケルメッキ層を設けた状態でブリーザチューブを給油管本体に接合すると、ニッケルの沸点が鉄の融点より高いので、溶接部内にニッケルガスが巻き込まれてブローホールになるといった不具合が発生しない。したがって、給油管本体の外周面とブリーザチューブの外周面とにそれぞれ亜鉛メッキ層か亜鉛系合金メッキ層を設けた燃料給油管のように、ブリーザチューブを給油管本体に接合したときに、亜鉛ガスが溶接部内に巻き込まれてブローホールになるといったような不具合を防ぐことができ、給油管本体とブリーザチューブとを強固に繋ぐことができる。また、溶接部の表面にジンクリッチ塗装層が設けられるので、ジンクリッチ塗装層内に含まれる亜鉛による犠牲防食作用によって溶接部の腐食に対する耐性を高くすることができる。
本発明の実施形態に係る燃料給油管、及び、燃料給油管が繋がる燃料タンクの斜視図である。 図1のII−II線における断面図である。 図2のIII部拡大図である。 図1のIV−IV線における断面図である。 本発明の実施形態に係る燃料給油管の外周面側の防錆力を調査した結果を示す図である。 本発明の実施形態に係る燃料給油管の内周面側の防錆力を調査した結果を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1及び図2は、本発明の実施形態に係る燃料給油管1を示す。該燃料給油管1は、バイオ燃料により動く車両における燃料タンク10に対してバイオ燃料を給油する際の通路となるものであり、鋼管(STKM11A相当)から形成された円筒状の給油管本体2と、該給油管本体2に並設され、鋼管から形成された細い円筒状のブリーザチューブ3とを備えている。
上記給油管本体2の一端側には、短い筒状のリテーナ4がレーザ溶接により取り付けられ、上記給油管本体2の他端は、上記燃料タンク10に接続されている。
上記リテーナ4の開口部分は、給油口4aを構成しており、該給油口4aは、給油キャップ7で旋蓋されるようになっている。
上記給油管本体2の外周面及び内周面には、図3に示すように、それぞれニッケルメッキ層5が設けられている。
該ニッケルメッキ層5は、厚みが約3μmであり、電気メッキ処理により形成されたものである。
上記給油管本体2の外周面に設けられたニッケルメッキ層5の表面には、ジンクリッチ塗装層6が設けられ、該ジンクリッチ塗装層6の厚みは、約40μmとなっている。
上記ジンクリッチ塗装層6は、VOC(揮発性有機化合物の略称)の発生量が少なく、しかも、スプレー塗装や浸漬塗装よりも厚塗りが容易で耐チッピング性能を高めることができる粉体塗装によって形成されている。
上記ブリーザチューブ3は、バイオ燃料を給油する際において、気化したバイオ燃料を含む空気を上記燃料タンク10から上記給油管本体2の一端側に抜くためのものである。
上記ブリーザチューブ3の外周面及び内周面には、図3に示すように、上記ニッケルメッキ層5が設けられている。
また、上記ブリーザチューブ3の外周面に設けられたニッケルメッキ層5の表面には、上記ジンクリッチ塗装層6が設けられている。
上記ブリーザチューブ3の一端には、図4に示すように、当該ブリーザチューブ3の外周面と上記給油管本体2の外周面とを接続する溶接部3aが設けられ、上記ブリーザチューブ3の他端は、上記燃料タンク10に接続されている。
上記溶接部3aは、外周面及び内周面にニッケルメッキ層5が設けられたブリーザチューブ3の一端を外周面及び内周面にニッケルメッキ層5が設けられた給油管本体2の外周面に当接させるとともにMIGロウ付けで接合することによって形成されたものであり、その表面には、ジンクリッチ塗装層6が設けられている。
尚、図3及び図4では、便宜上、ニッケルメッキ層5及びジンクリッチ塗装層6の厚みを誇張して記載している。
次に、本発明の実施形態に係る燃料給油管1の外周面側の防錆力を評価した結果について説明する。
(防錆試験1)
試験片1〜5を用いて複合腐食試験(JASO M609−91法)を行った。
<試験条件>
下記(1)〜(3)を1サイクルとして300サイクル繰り返した。
(1)35℃の条件下において、試験片に対して塩水(5%の塩化ナトリウム水溶液)を2時間続けて噴霧する。
(2)60℃の乾燥状態において試験片を4時間放置する。
(3)50℃で、且つ、湿度が95%以上の状態において試験片を2時間放置する。
<試験片>
板厚1.2mmの鋼板を120mm×100mmに切り出すとともに、その外周部分をマスキングテープで覆ったものを使用した。
試験片1:鋼板の表面に約12μmの亜鉛メッキ層を設けるとともに亜鉛メッキ層の表面にエポキシ系粉体塗装層を設けたもの。
試験片2:鋼板の表面に約3μmの電気ニッケルメッキ層を設けるとともに電気ニッケルメッキ層の表面にエポキシ系粉体塗装層を設けたもの。
試験片3:鋼板の表面に約3μmの電気ニッケルメッキ層を設けるとともに電気ニッケルメッキ層の表面にジンクリッチ塗装層を設けたもの(本発明の実施形態と同じ構成)。
試験片4:鋼板の表面に約12μmの亜鉛メッキ層を設けただけのもの(塗装なし)。
試験片5:鋼板の表面に約3μmの電気ニッケルメッキ層を設けただけのもの(塗装なし)。
<評価方法>
100サイクル毎に各試験片を取り出して腐食深度を測定し、試験片の板厚が元の板厚に対して100〜85%であった場合を◎、84〜70%であった場合を○、69%以下であった場合を×とした。
<評価結果>
図5に示すように、亜鉛メッキ層及び電気ニッケルメッキ層の表面に塗装層を設けないと防錆力が大きく下がってしまうことが分かった。一方、亜鉛メッキ層及び電気ニッケルメッキ層の表面に塗装層を設けると、防錆力が高まり、特に、電気ニッケルメッキ層の表面にジンクリッチ塗装層を設けると、高い防錆力が得られることが分かった。これは、ジンクリッチ塗装層内に含まれる亜鉛によって犠牲防食が起こるからだと考えられる。
次に、本発明の実施形態に係る燃料給油管1の内周面側の防錆力を評価した結果について説明する。
(防錆試験2)
バイオ燃料を模した試験液に試験片6,7を浸して亜鉛メッキ層又はニッケルメッキ層から溶出される金属の濃度を調べた。
<試験条件>
試験片が試験液に約50%浸される状態となるように容器内に試験片及び試験液を入れて容器を密閉するとともに、容器を60℃の恒温槽に1000時間放置した。使用する試験液は、バイオ燃料において一般的に使用される機会の多いバイオエタノール混合ガソリンと同等の成分を有するものにした。具体的には、JIS K2202に規定されているレギュラーガソリンに対し、ギ酸、酢酸及びJASO M361に規定されているバイオエタノールを10質量%添加して模擬的な劣化ガソリンを生成し、さらに腐食性を高めることを目的として、純水にギ酸、酢酸及び塩素を添加した腐食水を生成してこの腐食水を上記劣化ガソリンに10質量%添加したものを試験液とした。
<試験片>
板厚1.2mmの鋼板を120mm×100mmに切り出したものを使用した。
試験片6:鋼板の表面に約12μmの亜鉛メッキ層を設けただけのもの。
試験片7:鋼板の表面に約3μmの電気ニッケルメッキ層を設けただけのもの。
<評価方法>
試験終了後に容器内から各試験片を取り出すとともに容器内の試験液に含まれる溶出した金属の濃度を測定した。そして、試験片6の測定値に対して試験片7の測定値が小さい場合を◎、大きい場合を×とした。
<評価結果>
図6に示すように、亜鉛メッキ層からは多くの亜鉛が溶出するが、電気ニッケルメッキ層からはニッケルがほとんど溶出しないことが分かった。
以上より、本発明の実施形態によると、給油管本体2の外周面側には、ニッケルメッキ層5とジンクリッチ塗装層6とが順に重ねて設けられるとともに、最外層にジンクリッチ塗装層6が位置しているので、もし仮にニッケルメッキ層5に傷がついたとしても、ジンクリッチ塗装層6内に含まれる亜鉛によって犠牲防食が起こり、給油管本体2の外周面側に発生する腐食の進行を遅くすることができる。
また、給油管本体2の内周面側には、ニッケルメッキ層5が設けられているので、給油管本体2の内周面側の腐食に対する耐性を高くすることができるとともに、もし仮に腐食が発生したとしても、給油管本体2の内周面に亜鉛メッキ層や亜鉛系合金メッキ層を設けた場合のように亜鉛が溶出するといったことが無く、亜鉛が溶出することによる不具合の発生を防ぐことができる。
さらに、給油管本体2を鋼管から形成するので、給油管本体2をステンレス材で形成する場合に比べて曲げ加工や拡管加工が行い易くなり、時効割れの不具合を避けることができるだけでなく、部品コストも低く抑えることができる。
また、給油管本体2だけでなく、ブリーザチューブ3の外周面及び内周面においてもニッケルメッキ層5及びジンクリッチ塗装層6によって給油管本体2と同様に腐食に対する耐性を高くすることができる。また、ブリーザチューブ3においても、加工が行い易くなるとともに、時効割れの不具合をさけることができ、さらには、コストをかけずに形成することが可能となる。
また、給油管本体2の外周面とブリーザチューブ3の外周面とにそれぞれニッケルメッキ層5を設けた状態でブリーザチューブ3を給油管本体2に接合すると、ニッケルの沸点が鉄の融点より高いので、溶接部3a内にニッケルガスが巻き込まれてブローホールになるといった不具合が発生しない。したがって、給油管本体2の外周面とブリーザチューブ3の外周面とにそれぞれ亜鉛メッキ層か亜鉛系合金メッキ層を設けた燃料給油管1のように、ブリーザチューブ3を給油管本体2に接合したときに、亜鉛ガスが溶接部3a内に巻き込まれてブローホールになるといったような不具合を防ぐことができ、給油管本体2とブリーザチューブ3とを強固に繋ぐことができる。また、溶接部3aの表面にジンクリッチ塗装層6が設けられるので、ジンクリッチ塗装層6内に含まれる亜鉛による犠牲防食作用によって溶接部3aの腐食に対する耐性を高くすることができる。
尚、本発明の実施形態では、ニッケルメッキ層5の厚みを約3μmとしているが、0.25〜10μmであればよい。
また、本発明の実施形態では、ジンクリッチ塗装層6の厚みを40μmとしているが、20〜80μmであればよい。
また、本発明の実施形態では、給油管本体2とブリーザチューブ3とをMIGロウ付けによる溶接部3aで接続しているが、レーザロウ付けによる溶接部で接続してもよい。
尚、上記給油管本体2及びブリーザチューブ3は、電気ニッケルメッキ処理か、或いは、無電解ニッケルメッキ処理によって両面にニッケルメッキ層5が設けられた鋼板を電縫管にし、各種加工を行った後、電縫管の外周面側に設けられたニッケルメッキ層5の表面にジンクリッチ塗装層6を設けるような製造手順であってもよいし、メッキ処理が施されていない鋼管に無電解ニッケルメッキ処理を行って外周面及び内周面にニッケルメッキ層5が設けた後、外周面側のニッケルメッキ層5の表面にジンクリッチ塗装層6を設けるような製造手順であってもよい。
本発明は、車両の燃料タンクに燃料を給油する際の通路となる燃料給油管に適している。
1 燃料給油管
2 給油管本体
3 ブリーザチューブ
3a 溶接部
4 リテーナ
5 ニッケルメッキ層
6 ジンクリッチ塗装層
10 燃料タンク

Claims (3)

  1. 自動車の燃料タンクに燃料を給油する際の通路となる燃料給油管であって、
    一端側に短い筒状のリテーナが取り付けられ、且つ、他端が燃料タンクに接続された鋼材からなる円筒状の給油管本体を備え、
    該給油管本体の外周面及び内周面には、それぞれニッケルメッキ層が設けられ、
    上記給油管本体の外周面に設けられたニッケルメッキ層の表面には、ジンクリッチ塗装層が設けられていることを特徴とする燃料給油管。
  2. 請求項1に記載の燃料給油管において、
    一端が上記給油管本体の一端側に接続され、且つ、他端が上記燃料タンクに接続された鋼材からなる細い円筒状のブリーザチューブを備え、
    上記ニッケルメッキ層は、上記ブリーザチューブの外周面及び内周面にも設けられ、
    上記ジンクリッチ塗装層は、上記ブリーザチューブの外周面に設けられたニッケルメッキ層の表面にも設けられていることを特徴とする燃料給油管。
  3. 請求項2に記載の燃料給油管において、
    上記ブリーザチューブの一端には、当該ブリーザチューブの外周面と上記給油管本体の外周面とを接続する溶接部が設けられ、
    上記ジンクリッチ塗装層は、上記溶接部の表面にも設けられていることを特徴とする燃料給油管。
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