JP6874375B2 - トンネル躯体の構築方法 - Google Patents
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Description
トンネル躯体9を構築するのに先立って、複数の外殻トンネル5の周囲地盤には、図7(a)で示すような凍結工法もしくは薬液注入工法による地盤改良部15を構築し、止水対策を施しておく。また、本実施の形態では、図6で示すように、大断面トンネル構築予定領域4を軸線方向で複数の区画A、B・・に区割りし、この区画ごとに隣り合う外殻トンネル5どうしを連結する躯体分割体6の構築を行う。
隣り合う外殻トンネル5各々の内空に、外殻トンネル5の軸線方向に間隔を設けて複数の支保工11を設置したうえで、隣り合う外殻トンネル5各々の対向するセグメント51の一部を撤去して切り開きを行い、相互に連通する連通空間12を設ける。
支保工11の一部を撤去して、外殻トンネル5の内空と連通空間12に跨る領域に鋼殻分割体7を設置するための鋼殻分割体設置領域Wを確保する。
鋼殻分割体7を鋼殻分割体設置領域Wに搬送し、開口補強柱14を介して鋼殻分割体7を外殻トンネル5に設置する。
鋼殻分割体設置領域Wを確保する工程(STEP4)、鋼殻分割体7を組み立てる工程(STEP5)、開口補強柱14を用いて鋼殻分割体7を設置する工程(STEP6)を、区画A内において外殻トンネル5の軸線方向に順次繰り返し、連通空間12に跨る鋼殻分割体7を、外殻トンネル5の軸線方向に順次接続する。
この後、図10(c)で示すように、区画Aの全長に組立てた鋼殻分割体7に適宜妻枠を取り付けたうえで、中空部に充填コンクリート8を充填し、一対の隣り合う外殻トンネル5の内空と連通空間12とに跨るようにして、躯体分割体6を構築する(STEP7)。
大断面トンネル構築予定領域4を区割りした複数の区画A内において、一対の隣り合う外殻トンネル5のすべてに上記の第1の工程から第4の工程を順次繰り返して実施し、隣り合う躯体分割体6どうしを接続していく。これにより、区画A内には大断面トンネル構築予定領域4の周囲を囲繞するように、躯体分割体6よりなる筒状体が構築される。
上記のような、区画A内において構築した躯体分割体6よりなる筒状体を構築する第1から第5の工程を、大断面トンネル構築予定領域4を軸線方向で区割りした複数の区画A、B・・すべてに対して順次繰り返して実施する。これにより、区画ごとに構築された躯体分割体6よりなる筒状体が連続し、大断面トンネル構築予定領域4の周囲すべてを囲繞する、トンネル躯体9が構築される。
2 支線シールドトンネル
3 大断面トンネル
4 大断面トンネル構築予定領域
5 外殻トンネル
51 セグメント
6 躯体分割体
7 鋼殻分割体
71 内側鋼殻板
711 スキンプレート
712 主桁
713 継手板
714 縦リブ
715 貫通孔
72 外側鋼殻板
721 スキンプレート
722 主桁
723 継手板
724 縦リブ
725 貫通孔
73 せん断補強筋
74 目地部
8 充填コンクリート
9 トンネル躯体
10 水膨潤性止水材
11 支保工
111 先付支保工
112 追加支保工
12 連通空間
121 止水板
13 長尺架台
14 開口補強柱
141 内側柱
142 外側柱
143 中間柱
15 地盤改良部
16 充填材
A 区画
B 区画
W 鋼殻分割体設置領域
Claims (5)
- トンネルの構築予定領域を、並列に配置した複数の外殻トンネルで囲繞し、該外殻トンネルの内空を利用してトンネル躯体を構築するトンネル躯体の構築方法であって、
前記外殻トンネルの内空に、該外殻トンネルの軸線方向に間隔を設けて複数の支保工を設置し、隣り合う前記外殻トンネル各々で対向するセグメントの一部を撤去し、相互に連通する連通空間を設ける第1の工程と、
前記トンネル躯体を構成する鋼殻分割体を前記連通空間に跨って設置するための鋼殻分割体設置領域を、前記支保工の一部を撤去することにより確保する第2の工程と、
該鋼殻分割体設置領域に、前記鋼殻分割体を挟持しつつ前記外殻トンネルを補剛可能な開口補強柱を用いて、前記鋼殻分割体を設置する第3の工程と、
接続された複数の前記鋼殻分割体に、充填コンクリートを充填する第4の工程と、
を備え、
前記開口補強柱は、同軸上に設けられる内側柱及び外側柱と両者の間に設けられる中間柱とにより構成され、前記中間柱が前記鋼殻分割体の中空部に配置されることを特徴とするトンネル躯体の構築方法。 - 請求項1に記載のトンネル躯体の構築方法であって、
前記第4の工程の前に、前記第2の工程および第3の工程を前記外殻トンネルの軸線方向に順次繰り返し、前記連通空間に跨る前記鋼殻分割体を、前記外殻トンネルの軸線方向に順次接続することを特徴とするトンネル躯体の構築方法。 - 請求項1または2に記載のトンネル躯体の構築方法であって、
前記第1の工程から前記第4の工程を一対の隣り合う前記外殻トンネルごとに実施することを特徴とするトンネル躯体の構築方法。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のトンネル躯体の構築方法であって、
前記トンネルの構築予定領域を軸線方向で複数の区画に区割りし、該区画ごとに前記第1の工程から前記第4の工程を実施することを特徴とするトンネル躯体の構築方法。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載のトンネル躯体の構築方法であって、
前記第1の工程において、前記連通空間を設けた後の前記外殻トンネル各々における隣り合う前記支保工の間に、新たな支保工を追加設置することを特徴とするトンネル躯体の構築方法。
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CN114135299B (zh) * | 2021-12-06 | 2024-04-26 | 中建三局第一建设工程有限责任公司 | 一种组合式隧道施工方法及支护结构 |
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- 2017-01-05 JP JP2017000760A patent/JP6874375B2/ja active Active
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