JP6619710B2 - トンネルの拡幅方法、及び、トンネルの補強装置 - Google Patents

トンネルの拡幅方法、及び、トンネルの補強装置 Download PDF

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Description

本発明は、トンネルの拡幅方法と、トンネルの拡幅時に用いられるトンネルの補強装置とに関する。
道路などの管路として用いられるトンネルは例えばシールド工法により構築される。
シールド工法ではシールド掘進機が用いられる。シールド掘進機は、例えば、筒状のスキンプレートと、このスキンプレートの前端部(切羽側端部)に設けられて地山を掘削するカッタヘッドと、このカッタヘッドより後方のスキンプレート内にて、その周方向に沿って複数のセグメントを連結してセグメントリングを構築するエレクタ装置と、スキンプレートより内側に設けられる推進ジャッキとを備える。
シールド工法では、例えば、地山に発進立坑と到達立坑とを構築し、発進立坑から到達立坑へ向けてシールド掘進機で地山を掘削しながら、スキンプレート内の後部でエレクタ装置により次々にセグメントをトンネル周方向に連結してセグメントリングを構築すると共に、隣接するセグメントリング同士をトンネル軸方向で連結することで円筒状の覆工体を構築する。すなわち、この工法によって構築されるトンネルは、トンネル周方向に連結された複数のセグメントによって構成されるセグメントリングを含む。この工法では、シールド掘進機は、その後方の既設セグメントを推進ジャッキで後方へ押圧し、その反力として発生する推力によって、地山を掘削しながら前進する。
ところで、特許文献1は、地中に複数構築されたトンネル間を連結する際に(すなわち、トンネルを拡幅する際に)用いられる再接合セグメントを開示している。この再接合セグメントは、そのトンネル周方向一側に再接合端部を備えている。また、この再接合セグメントには、支持柱が設けられる(特許文献1の図5及び図6参照)。それゆえ、この再接合セグメントは、トンネルの一般部(トンネルのうち、拡幅部ではない箇所)で用いられるセグメントとは異なる特殊な形状を有している。
特開2007−182696号公報
しかしながら、特許文献1に開示のような再接合セグメントを用いてトンネルを構築する場合には、前述の一般部で用いられるセグメントと、再接合セグメントとの両方を組み立て可能なエレクタ装置をシールド掘進機に装備する必要があった。また、特許文献1に開示のような再接合セグメントを用いてトンネルを構築すると、セグメントリングの構築に手間を要するので、トンネルを効率良く構築することが難しかった。従って、施工コストの増大を招いていた。
本発明は、このような実状に鑑み、トンネルの拡幅に伴う施工効率の低下や施工コストの上昇を抑制することを目的とする。
そのため本発明の第1態様では、トンネルの拡幅方法は、トンネル周方向に連結された複数のセグメントによって構成されるセグメントリングを含むトンネルを拡幅する方法である。このトンネルの拡幅方法は、セグメントリングの上部を構成する第1セグメントと、第1セグメントの左側端部に右側端部が連結されてセグメントリングを構成する第2セグメントと、第1セグメントの右側端部に左側端部が連結されてセグメントリングを構成する第3セグメントとに関して、第2セグメントの下面に第1接続部材の左側端部を取り付けると共に、第3セグメントの下面に第1接続部材の右側端部を取り付けること、第1接続部材を下方から支持する支持部材をトンネル内に設けること、第1セグメントをセグメントリングから分離すること、及び、トンネル拡幅部の上部を構成する上部構成部材を、第2セグメントの右側端部又は第3セグメントの左側端部に取り付けること、を含む。
本発明の第2態様では、トンネルの拡幅方法は、トンネル周方向に連結された複数のセグメントによって構成されるセグメントリングを含むトンネルを拡幅する方法である。このトンネルの拡幅方法は、セグメントリングの下部を構成する第1のセグメントと、第1のセグメントの左側端部に右側端部が連結されてセグメントリングを構成する第2のセグメントと、第1のセグメントの右側端部に左側端部が連結されてセグメントリングを構成する第3のセグメントとに関して、第2のセグメントの上面に第1の接続部材の左側端部を取り付けると共に、第3のセグメントの上面に第1の接続部材の右側端部を取り付けること、第1の接続部材を上方から押圧する押圧部材をトンネル内に設けること、第1のセグメントをセグメントリングから分離すること、及び、トンネル拡幅部の下部を構成する下部構成部材を、第2のセグメントの右側端部又は第3のセグメントの左側端部に取り付けること、を含む。
本発明の第3態様では、トンネルの補強装置は、トンネル周方向に連結された複数のセグメントによって構成されるセグメントリングを含むトンネルを補強する装置である。セグメントリングは、その上部に位置する第1セグメントと、第1セグメントの左側端部に右側端部が連結された第2セグメントと、第1セグメントの右側端部に左側端部が連結された第3セグメントと、を含む。トンネルの補強装置は、第2セグメントの下面に左側端部が取り付けられ、かつ、第3セグメントの下面に右側端部を取り付けられる第1接続部材と、第1接続部材を下方から支持する支持部材と、を備える。
本発明の第4態様では、トンネルの補強装置は、トンネル周方向に連結された複数のセグメントによって構成されるセグメントリングを含むトンネルを補強する装置である。セグメントリングは、その下部に位置する第1のセグメントと、第1のセグメントの左側端部に右側端部が連結された第2のセグメントと、第1のセグメントの右側端部に左側端部が連結された第3のセグメントと、を含む。トンネルの補強装置は、第2のセグメントの上面に左側端部が取り付けられ、かつ、第3のセグメントの上面に右側端部を取り付けられる第1の接続部材と、第1の接続部材を上方から押圧する押圧部材と、を備える。
本発明の第1態様及び第3態様によれば、第2セグメントの下面に第1接続部材の左側端部を取り付けると共に、第3セグメントの下面に第1接続部材の右側端部を取り付けて、支持部材によって、第1接続部材を下方から支持する。これにより、第2セグメント及び第3セグメントとして、前述のような特殊な形状を有する再接合セグメントを用いることなく、前述の一般部で用いられるセグメントと同様の構成のセグメントを用いることができる。ゆえに、トンネルにおいて拡幅が予定されている箇所の構築に際して、一般的なエレクタ装置を使用して、前述の一般部と同様にセグメントリングを効率良く構築することができる。従って、施工コストの増大を抑制することができる。
本発明の第2態様及び第4態様によれば、第2のセグメントの上面に第1の接続部材の左側端部を取り付けると共に、第3のセグメントの上面に第1の接続部材の右側端部を取り付けて、押圧部材によって、第1の接続部材を上方から押圧する。これにより、第2のセグメント及び第3のセグメントとして、前述のような特殊な形状を有する再接合セグメントを用いることなく、前述の一般部で用いられるセグメントと同様の構成のセグメントを用いることができる。ゆえに、トンネルにおいて拡幅が予定されている箇所の構築に際して、一般的なエレクタ装置を使用して、前述の一般部と同様にセグメントリングを効率良く構築することができる。従って、施工コストの増大を抑制することができる。
本発明の一実施形態におけるトンネルの補強装置の概略構成を示す図 同上実施形態における第1接続部材の斜視図 同上実施形態における第1接続部材の横断面図及び下面図 同上実施形態における第1接続部材及び柱部材の斜視図 同上実施形態におけるセグメントの拡大図 同上実施形態におけるトンネルの拡幅方法を示す図 同上実施形態におけるトンネルの拡幅方法を示す図 同上実施形態におけるトンネルの拡幅方法を示す図 同上実施形態におけるトンネルの拡幅方法を示す図 同上実施形態におけるトンネルの拡幅方法を示す図 同上実施形態におけるトンネルの拡幅方法を示す図 同上実施形態におけるトンネルの拡幅方法を示す図 同上実施形態における接続調整ピースの斜視図
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態におけるトンネルの補強装置(以下、単に「補強装置」という)10,10’の概略構成を示す図である。図2は第1接続部材1の斜視図である。図3(A)及び(B)は第1接続部材1の横断面図及び下面図である。説明の便宜上、図1〜図3に示すように前後左右を規定して、以下説明する。ここにおいて、前後方向がトンネル軸方向に対応する。また、左右方向がトンネル幅方向に対応する。
本実施形態では、平行に延びる左右一対のトンネル100,200を連結するように、トンネル拡幅部300が形成される(図1、及び、後述する図11、図12参照)。このトンネル拡幅部300の形成施工時に、補強装置10,10’が用いられる。
トンネル100,200は、各々が、前述のシールド工法によって構築されたシールドトンネルである。尚、本実施形態では、左側のトンネル100の断面積が右側のトンネル200の断面積よりも大きいとして以下説明するが、この他、左側のトンネル100の断面積が右側のトンネル200の断面積以下であってもよい。
図1に示すように、左側のトンネル100は、トンネル周方向に連結された複数(図1では15個)の円弧状のセグメントSL1〜SL15によって構成されるセグメントリング110を含む。左側のトンネル100では、隣接するセグメントリング110同士がトンネル軸方向で連結されている。ここで、本実施形態では、各セグメントリング110の下端部に位置するセグメントSL1と上端部に位置するセグメントSL9とがそれぞれトンネル軸方向に沿って直列に並ぶように配置されている。つまり、通常、セグメントリング110における複数のセグメントの連結箇所については、トンネル軸方向に隣接するもの同士で違えるように、例えば千鳥状に配置するところ、本実施形態では、セグメントSL9とセグメントSL15,SL8との連結箇所、及び、セグメントSL1とセグメントSL10,SL2との連結箇所について、トンネル軸方向に隣接するもの同士がトンネル軸方向に違えないで直列に並ぶように配置されている。尚、本実施形態では、セグメントリング110が15個のセグメントによって構成されているが、セグメントリング110を構成するセグメントの個数はこれに限らない。
本実施形態において、左側のトンネル100のセグメントリング110の略右半分を構成するセグメントSL1〜SL9は仮設用のセグメントであり、例えば鋼製セグメントである。一方、左側のトンネル100のセグメントリング110の略左半分を構成するセグメントSL10〜SL15は本設用のセグメントであり、例えば、鋼製セグメント内にコンクリートを充填してなる合成セグメントである。
ここで、セグメントSL9が本発明の「第1セグメント」に対応する。セグメントSL15が本発明の「第2セグメント」に対応する。セグメントSL8が本発明の「第3セグメント」に対応する。セグメントリング110は、その上部に位置するセグメントSL9と、セグメントSL9の左側端部に右側端部が連結されたセグメントSL15と、セグメントSL9の右側端部に左側端部が連結されたセグメントSL8と、を含む。
セグメントSL1が本発明の「第4セグメント」及び「第1のセグメント」に対応する。セグメントSL10が本発明の「第5セグメント」及び「第2のセグメント」に対応する。セグメントSL2が本発明の「第6セグメント」及び「第3のセグメント」に対応する。セグメントリング110は、その下部に位置するセグメントSL1と、セグメントSL1の左側端部に右側端部が連結されたセグメントSL10と、セグメントSL1の右側端部に左側端部が連結されたセグメントSL2と、を含む。
左側のトンネル100内には仮設の床版120が設けられている。この床版120上を車両が走行することができる。床版120には、後述する柱部材4を挿入するための貫通孔121が形成されている。
右側のトンネル200は、トンネル周方向に連結された複数(図1では14個)の円弧状のセグメントSR1〜SR14によって形成されるセグメントリング210を含む。右側のトンネル200では、隣接するセグメントリング210同士がトンネル軸方向で連結されている。ここで、本実施形態では、各セグメントリング210の下端部に位置するセグメントSR1と上端部に位置するセグメントSR9とがそれぞれトンネル軸方向に沿って直列に並ぶように配置されている。つまり、通常、セグメントリング210における複数のセグメントの連結箇所については、トンネル軸方向に隣接するもの同士で違えるように、例えば千鳥状に配置するところ、本実施形態では、セグメントSR9とセグメントSR8,SR14との連結箇所、及び、セグメントSR1とセグメントSR2,SR10との連結箇所について、トンネル軸方向に隣接するもの同士がトンネル軸方向に違えないで直列に並ぶように配置されている。尚、本実施形態では、セグメントリング210が14個のセグメントによって構成されているが、セグメントリング210を構成するセグメントの個数はこれに限らない。
本実施形態において、右側のトンネル200のセグメントリング210の略左半分を構成するセグメントSR1〜SR9は仮設用のセグメントであり、例えば鋼製セグメントである。一方、右側のトンネル200のセグメントリング210の略右半分を構成するセグメントSR10〜SR14は本設用のセグメントであり、例えば合成セグメントである。
ここで、セグメントSR9が本発明の「第1セグメント」に対応する。セグメントSR8が本発明の「第2セグメント」に対応する。セグメントSR14が本発明の「第3セグメント」に対応する。セグメントリング210は、その上部に位置するセグメントSR9と、セグメントSR9の左側端部に右側端部が連結されたセグメントSR8と、セグメントSL9の右側端部に左側端部が連結されたセグメントSR14と、を含む。
セグメントSR1が本発明の「第4セグメント」及び「第1のセグメント」に対応する。セグメントSR2が本発明の「第5セグメント」及び「第2のセグメント」に対応する。セグメントSR10が本発明の「第6セグメント」及び「第3のセグメント」に対応する。セグメントリング210は、その下部に位置するセグメントSR1と、セグメントSR1の左側端部に右側端部が連結されたセグメントSR2と、セグメントSR1の右側端部に左側端部が連結されたセグメントSR10と、を含む。
右側のトンネル200内には仮設の床版220が設けられている。この床版220上を車両が走行することができる。床版220には、後述する柱部材4’を挿入するための貫通孔221が形成されている。
補強装置10は、左側のトンネル100内に設置される。
補強装置10は、第1接続部材1と第2接続部材2と柱部材3,4とジャッキ5とを備える。
第1接続部材1は、セグメントSL9を跨いでセグメントSL15とセグメントSL8とを接続するためのものである。第1接続部材1の左側端部1aは、セグメントSL15の下面(セグメントリング110の内周側の面)に取り付けられ、右側端部1bはセグメントSL8の下面(セグメントリング110の内周側の面)に取り付けられる。
第1接続部材1の上面には凹部1cが形成されている。セグメントSL9は、この凹部1cの底面1dに空隙を隔てて相対する。すなわち、セグメントSL9は、第1接続部材1に接触することなく、第1接続部材1に空隙を隔てて相対する。
第2接続部材2は、セグメントSL1を跨いでセグメントSL10とセグメントSL2とを接続するためのものである。第2接続部材2の左側端部2aは、セグメントSL10の上面(セグメントリング110の内周側の面)に取り付けられ、右側端部2bはセグメントSL2の上面(セグメントリング110の内周側の面)に取り付けられる。ここで、第2接続部材2は本発明の「第1の接続部材」に対応する。
第2接続部材2の下面には凹部2cが形成されている。セグメントSL1は、この凹部2cの底面2dに空隙を隔てて相対する。すなわち、セグメントSL1は、第2接続部材2に接触することなく、第2接続部材2に空隙を隔てて相対する。
第1接続部材1と第2接続部材2との間には、上から下に向かって順に、柱部材3、ジャッキ5、及び、柱部材4が設置されている。柱部材3は、その上端部が第1接続部材1の左側端部1aに取り付けられて、下端部がジャッキ5の上端部が当接している。柱部材4は、その上端部がジャッキ5の下端部に当接して、下端部が第2接続部材2の左側端部2aに取り付けられている。柱部材4は、床版120の貫通孔121に挿入されている。
柱部材3,4は上下方向に延びており、例えば、H形鋼によって形成される。
ジャッキ5は上下方向に伸縮自在である。ジャッキ5は例えばキリンジャッキである。ジャッキ5は油圧で作動するものであり得る。
ここで、柱部材3が本発明の「支持部材」に対応して、第1接続部材1を下方から支持する。柱部材4が本発明の「押圧部材」に対応して、第2接続部材2を上方から押圧する。
補強装置10’は、右側のトンネル200内に設置される。
補強装置10’は、第1接続部材1’と第2接続部材2’と柱部材3’,4’とジャッキ5’とを備える。
第1接続部材1’は、セグメントSR9を跨いでセグメントSR8とセグメントSR14とを接続するためのものである。第1接続部材1’の左側端部1a’は、セグメントSR8の下面(セグメントリング210の内周側の面)に取り付けられ、右側端部1b’はセグメントSR14の下面(セグメントリング210の内周側の面)に取り付けられる。
第1接続部材1’の上面には凹部1c’が形成されている。セグメントSR9は、この凹部1c’の底面1d’に空隙を隔てて相対する。すなわち、セグメントSR9は、第1接続部材1’に接触することなく、第1接続部材1’に空隙を隔てて相対する。
第2接続部材2’は、セグメントSR1を跨いでセグメントSR2とセグメントSR10とを接続するためのものである。第2接続部材2’の左側端部2a’は、セグメントSR2の上面(セグメントリング210の内周側の面)に取り付けられ、右側端部2b’はセグメントSR10の上面(セグメントリング210の内周側の面)に取り付けられる。ここで、第2接続部材2’は本発明の「第1の接続部材」に対応する。
第2接続部材2’の下面には凹部2c’が形成されている。セグメントSR1は、この凹部2c’の底面2d’に空隙を隔てて相対する。すなわち、セグメントSR1は、第2接続部材2’に接触することなく、第2接続部材2’に空隙を隔てて相対する。
第1接続部材1’と第2接続部材2’との間には、上から下に向かって順に、柱部材3’、ジャッキ5’、及び、柱部材4’が設置されている。柱部材3’は、その上端部が第1接続部材1’の右側端部1b’に取り付けられて、下端部がジャッキ5’の上端部が当接している。柱部材4’は、その上端部がジャッキ5’の下端部に当接して、下端部が第2接続部材2’の右側端部2b’に取り付けられている。柱部材4’は、床版220の貫通孔221に挿入されている。
柱部材3’,4’は上下方向に延びており、例えば、H形鋼によって形成される。
ジャッキ5’は上下方向に伸縮自在である。ジャッキ5’は例えばキリンジャッキである。ジャッキ5’は油圧で作動するものであり得る。
ここで、柱部材3’が本発明の「支持部材」に対応して、第1接続部材1’を下方から支持する。柱部材4’が本発明の「押圧部材」に対応して、第2接続部材2’を上方から押圧する。
次に、第1接続部材1の詳細について図2及び図3を用いて説明する。
第1接続部材1の本体部20は、トンネル軸方向に互いに離間して平行に配置される一対の円弧状の主桁21,21と、トンネル周方向に互いに離間して配置されて主桁21,21の端部同士を連結する一対の板状部材22,22とにより構成されており、平面視で(すなわち上方又は下方から見て)矩形状である箱状である。また、本体部20は、その上面及び下面が開口している。本体部20のトンネル軸方向の長さは、例えば、セグメントリング110の1リング分に対応する。
本体部20内には、トンネル軸方向に延在し、かつ、主桁21,21同士を連結する複数(図3(A)では5枚)の板状のリブ部材23が設けられている。尚、本実施形態では、リブ部材23が5枚であるが、リブ部材23の枚数はこれに限らず任意である。
主桁21のうち、第1接続部材1の凹部1cに対応する部分には、主桁21の上縁から下方に控えるように凹部21aが形成されている。
本体部20の左側端部20aには、その上面開口を塞ぐように板状部材25が設けられている。この板状部材25には複数のボルト挿通孔26が形成されている。この板状部材25の上面には、セグメントSL15の下面が当接する。セグメントSL15には複数のインサート金具が予め設置されており、板状部材25の上面にセグメントSL15の下面が当接した状態でトンネル100内からボルトをボルト挿通孔26に挿入して前述のインサート金具に螺合させることにより、セグメントSL15の下面に第1接続部材1の左側端部1aが固定される。
本体部20の右側端部20bには、各主桁21の上縁に板状部材27が設けられている。この板状部材27には複数のボルト挿通孔28が形成されている。この板状部材27の上面には、セグメントSL8の下縁に予め設けられた接続プレート(図示せず)が当接する。この接続プレートには複数のボルト挿通孔が予め形成されている。板状部材27の上面にセグメントSL8の下面(接続プレートの下面)が当接した状態でトンネル100内からボルトを板状部材27のボルト挿通孔28及び接続プレートのボルト挿通孔に挿入してナットと共に締め付けることにより、セグメントSL8の下面に第1接続部材1の右側端部1bが固定される。
第2接続部材2は第1接続部材1を上下に反転させたものと同様の構成である。第1接続部材1’は第1接続部材1を左右に反転させたものと同様の構成である。第2接続部材2’は第1接続部材1’を上下に反転させたものと同様の構成である。ゆえに、これらについての説明は省略する。
図1に示すように、セグメントリング110に第1接続部材1が取り付けられているときに、セグメントSL9の下面における左縁P1と右縁P2とは、平面視で(すなわち上方又は下方から見て)第1接続部材1の凹部1c内に位置する。つまり、セグメントSL9の左縁P1と右縁P2とである、両端の連結箇所が第1接続部材1の凹部1cに対峙するように位置する。
セグメントリング110に第2接続部材2が取り付けられているときに、セグメントSL1の上面における左縁P3と右縁P4とは、平面視で(すなわち上方又は下方から見て)第2接続部材2の凹部2c内に位置する。つまり、セグメントSL1の左縁P3と右縁P4とである、両端の連結箇所が第2接続部材2の凹部2cに対峙するように位置する。
セグメントリング210に第1接続部材1’が取り付けられているときに、セグメントSR9の下面における左縁P5と右縁P6とは、平面視で(すなわち上方又は下方から見て)第1接続部材1’の凹部1c’内に位置する。つまり、セグメントSR9の左縁P5と右縁P6とである、両端の連結箇所が第1接続部材1’の凹部1c’に対峙するように位置する。
セグメントリング210に第2接続部材2’が取り付けられているときに、セグメントSR1の上面における左縁P7と右縁P8とは、平面視で(すなわち上方又は下方から見て)第2接続部材2’の凹部2c’内に位置する。つまり、セグメントSR1の左縁P7と右縁P8とである、両端の連結箇所が第2接続部材2’の凹部2c’に対峙するように位置する。
図4は、本実施形態における第1接続部材1及び柱部材3の斜視図である。
図4に示すように、第1接続部材1と柱部材3とがトンネル軸方向に並べられる。ここで、隣接する第1接続部材1同士については各々の主桁21が互いに当接している。柱部材3は、トンネル軸方向で、例えばセグメントリング110の1リング分のピッチで互いに間隔を空けて並んでいる。
図示は省略するが、第1接続部材1及び柱部材3と同様に、第2接続部材2と柱部材4とがトンネル軸方向に並べられる。ここで、隣接する第2接続部材2同士については各々の主桁21が互いに当接している。柱部材4は、トンネル軸方向で、例えばセグメントリング110の1リング分のピッチで互いに間隔を空けて並んでいる。
図示は省略するが、第1接続部材1及び柱部材3と同様に、第1接続部材1’と柱部材3’とがトンネル軸方向に並べられる。ここで、隣接する第1接続部材1’同士については各々の主桁21が互いに当接している。柱部材3’は、トンネル軸方向で、例えばセグメントリング210の1リング分のピッチで互いに間隔を空けて並んでいる。
図示は省略するが、第1接続部材1及び柱部材3と同様に、第2接続部材2’と柱部材4’とがトンネル軸方向に並べられる。ここで、隣接する第2接続部材2’同士については各々の主桁21が互いに当接している。柱部材4’は、トンネル軸方向で、例えばセグメントリング210の1リング分のピッチで互いに間隔を空けて並んでいる。
ここで、セグメントSL1の構成について、図5を用いて説明する。
図5は、図1中のセグメントSL1を拡大した図である。ここで、図5には、セグメントリング110の中心からトンネル径方向外方に延びて前述のセグメントSL1の上面の左縁P3を通る直線K1と、セグメントリング110の中心からトンネル径方向外方に延びて前述のセグメントSL1の上面の右縁P4を通る直線K2とが図示されている。
図5に示すように、セグメントSL1の左側端面41については、セグメントSL1の上面の左縁P3からトンネル径方向外方に向かうほど、直線K1から左側に離れるように傾斜している。一方、セグメントSL1の右側端面42については、セグメントSL1の上面の右縁P4からトンネル径方向外方に向かうほど、直線K2から右側に離れるように傾斜している。セグメントSL1は、このように形成されていることにより、セグメントリング110からトンネル径方向外方に取り外すことができる。
セグメントSL9についても、セグメントSL1と同様に形成されており、それゆえ、セグメントリング110からトンネル径方向外方に取り外すことができる。
また、セグメントSR1,SR9についても、セグメントSL1と同様に形成されており、それゆえ、セグメントリング210からトンネル径方向外方に取り外すことができる。
次に、トンネル100,200の拡幅方法について、図6〜図12を用いて説明する。
図6(ア)〜図12(ス)は、本実施形態におけるトンネル100,200の拡幅方法(トンネル拡幅部300の形成方法)を示す。
まず、図6(ア)及び(イ)に示すように、トンネル100,200に補強装置10,10’を設ける。
次に、図7(ウ)に示すように、左側のトンネル100の右上方(セグメントSL9の上方を含む)の土砂を掘削して空間30を形成する。この土砂の掘削に用いられるバックホーなどの重機は、トンネル100の一部を予め切り開いて形成された施工開口(図示せず)を通って、トンネル100外に出て、掘削施工場所に向かうことができる。空間30の形成時には、鋼製支保材と吹付コンクリートとで上に凸のアーチ状の支保31が形成される。空間30の掘削は、トンネル軸方向にトンネル拡幅部300の略全長にわたって掘削され、例えば空間30はトンネル100の内部空間に連結されている。
次に、図7(エ)に示すように、空間30を右方及び下方に拡張するように土砂の掘削を行う。このときには、アーチ状の支保31も右方に拡張される。
図7(エ)に示す段階では、左側のトンネル100と右側のトンネル200との間に上部トンネル間支保工61が設置される。空間30は、アーチ状の支保31の下面と、左側のトンネル100の外周面(セグメントSL7〜SL9及びSL15の地山側表面)と、右側のトンネル200の外周面(セグメントSR7〜SL9及びSR14の地山側表面)と、上部トンネル間支保工61とにより囲まれて、仮閉合されている。
また、図7(エ)に示す段階では、空間30内には、上部トンネル間支保工61の上に資材搬送用に仮設の床版(図示せず)が設けられる。
次に、図8(オ)に示すように、セグメントSL9を撤去する。このセグメントSL9の撤去では、セグメントSL9を左側のトンネル100のセグメントリング110から分離してセグメントSL9を空間30内に移動する。この分離されたセグメントSL9は、上部トンネル間支保工61上の床版上を走行する搬送手段によって、空間30に連結されている前述のトンネル100の施工開口へ搬送される。
また、図8(オ)に示すように、セグメントSR9を撤去する。このセグメントSR9の撤去では、セグメントSR9を右側のトンネル200のセグメントリング210から分離してセグメントSR9を空間30内に移動する。この分離されたセグメントSR9は、上部トンネル間支保工61上の床版上を走行する搬送手段によって、空間30に連結されている前述のトンネル100の施工開口へ搬送される。
次に、図8(カ)に示すように、セグメントSL15の右側端部に接続調整ピース50の左側端部を取り付ける。ここで、接続調整ピース50の右側端部には円弧状のルーフセグメント51の左側端部が予め取り付けられている(例えば予め地組されている)。
また、図8(カ)に示すように、セグメントSR14の左側端部に接続調整ピース50’の右側端部を取り付ける。ここで、接続調整ピース50’の左側端部には円弧状のルーフセグメント51’の左側端部が予め取り付けられている(例えば予め地組されている)。
次に、図9(キ)に示すように、ルーフセグメント51の右側端部に円弧状のルーフセグメント52の左側端部を取り付け、ルーフセグメント51’の左側端部に円弧状のルーフセグメント52’の右側端部を取り付けて、ルーフセグメント52,52’間に円弧状のルーフセグメント53を挿入して互いに連結することにより、上に凸の上部アーチルーフセグメント55が形成される。
以上により、左側のトンネル100と右側のトンネル200とは、上部アーチルーフセグメント55により閉合される。図7(エ)〜図9(キ)に示した工程は、例えば2リングごとに実施される。
ここで、上部アーチルーフセグメント55は、ルーフセグメント51,51’,52,52’,53により構成されている。上部アーチルーフセグメント55及び接続調整ピース50,50’は、トンネル拡幅部300の上部を構成するものである(図11及び図12参照)。接続調整ピース50,50’は、本発明の「上部構成部材」に対応するものである。接続調整ピース50は、本発明の「第1上部構成部材」に対応するものである。接続調整ピース50’は、本発明の「第2上部構成部材」に対応するものである。
次に、アーチ状の支保31と上部アーチルーフセグメント55及び接続調整ピース50,50’とによって囲まれる空間58に裏込め注入材が注入される。裏込め注入材としては、ウレタン系注入材、モルタル系注入材、現地発生土にセメントを添加したものなどが使用され得る。
次に、図9(ク)に示すように、上部アーチルーフセグメント55の形成が完了した箇所にて、下部中央部掘削を行う。この下部中央部掘削に用いられるバックホーなどの重機は、トンネル100の一部を予め切り開いて形成された施工開口(図示せず)を通って、トンネル100外に出て、掘削施工場所に向かうことができる。この下部中央部掘削では、下部中央部空間32を形成した後に、下部トンネル間支保工62を設置する。尚、下部中央部空間32の掘削は、トンネル軸方向にトンネル拡幅部300の略全長にわたって掘削され、例えば下部中央部空間32は左側のトンネル100の内部空間と連結されている。ここで、上部トンネル間支保工61と下部トンネル間支保工62との間の領域63内には土砂が掘削されずに存置されている。
次に、図10(ケ)に示すように、左側のトンネル100の右下方(セグメントSL1の下方を含む)の土砂と、右側のトンネル200の左下方(セグメントSR1の下方を含む)の土砂とを掘削して、下部中央部空間32を左右に拡張して、下部空間33を形成する。この掘削で形成された掘削面には吹付コンクリートで下に凸のアーチ状の支保34が形成される。尚、この吹付コンクリートによるアーチ状の支保34は省略してもよい。
次に、図10(コ)に示すように、セグメントSL1を撤去する。このセグメントSL1の撤去では、セグメントSL1を左側のトンネル100のセグメントリング110から分離してセグメントSL1を下部空間33内に移動する。この分離されたセグメントSL1は、適宜の搬送手段によって、下部空間33に連結されている前述のトンネル100の施工開口へ搬送される。
また、図10(コ)に示すように、セグメントSR1を撤去する。このセグメントSR1の撤去では、セグメントSR1を右側のトンネル200のセグメントリング210から分離してセグメントSR1を下部空間33内に移動する。この分離されたセグメントSR1は、適宜の搬送手段によって、下部空間33に連結されている前述のトンネル100の施工開口へ搬送される。
次に、図11(サ)に示すように、セグメントSL10の右側端部に接続調整ピース70の左側端部を取り付ける。ここで、接続調整ピース70の右側端部には円弧状のルーフセグメント71の左側端部が予め取り付けられている(例えば予め地組されている)。
また、図11(サ)に示すように、セグメントSR10の左側端部に接続調整ピース70’の右側端部を取り付ける。ここで、接続調整ピース70’の左側端部には円弧状のルーフセグメント71’の左側端部が予め取り付けられている(例えば予め地組されている)。
次に、図11(サ)に示すように、ルーフセグメント71の右側端部に円弧状のルーフセグメント72の左側端部を取り付け、ルーフセグメント71’の左側端部に円弧状のルーフセグメント72’の右側端部を取り付けて、ルーフセグメント72,72’間に円弧状のルーフセグメント73を挿入して互いに連結することにより、下に凸の下部アーチルーフセグメント75が形成される。
ここで、下部アーチルーフセグメント75は、ルーフセグメント71,71’,72,72’,73により構成されている。下部アーチルーフセグメント75及び接続調整ピース70,70’は、トンネル拡幅部300の下部を構成するものである。接続調整ピース70,70’は、本発明の「下部構成部材」に対応するものである。
次に、アーチ状の支保34又はアーチ状の掘削面と下部アーチルーフセグメント75及び接続調整ピース70,70’とによって囲まれる空間78に裏込め注入材が注入される。裏込め注入材としては、ウレタン系注入材、モルタル系注入材、現地発生土にセメントを添加したものなどが使用され得る。
以上により、左側のトンネル100と右側のトンネル200とは、下部アーチルーフセグメント75により閉合される。図10(ケ)〜図11(サ)に示した工程は、例えば2リングごとに実施される。
次に、図11(シ)に示すように、トンネル100,200内から補強装置10,10’を撤去する。
次に、図12(ス)に示すように、セグメントSL2〜SL8,SR2〜SR8と、床版120,220と、上部トンネル間支保工61と、下部トンネル間支保工62とを撤去する。また、上部トンネル間支保工61と下部トンネル間支保工62との間の領域63内に存置されていた土砂を撤去する。このようにして、セグメントSL10〜SL15,SR10〜SR14と、上部アーチルーフセグメント55と、下部アーチルーフセグメント75と、接続調整ピース50,50’,70,70’とで囲まれた大きな空間80を有する地下構造物81が形成される。尚、図示は省略するが、地下構造物81内には床版が設けられる。
ここで、接続調整ピース50について図13を用いて説明する。
図13は、接続調整ピース50の斜視図である。
接続調整ピース50は、トンネル軸方向に互いに離間して平行に配置される一対の主桁91,91と、トンネル周方向に互いに離間して配置されて主桁91,91の端部同士を連結する一対の継手板92a,92bと、主桁91の上縁及び継手板92の上縁によって囲まれる開口部を塞ぐように設けられるスキンプレート93と、主桁91,91同士を連結する板状のリブ部材(図示せず)とにより構成されている。
接続調整ピース50の継手板92aには、セグメントSL15の右側端部が取り付けられる。接続調整ピース50の継手板92bには、ルーフセグメント51の左側端部が取り付けられる。
接続調整ピース50については、セグメントSL15の右側端部の端面の座標を仮定し、その座標と、ルーフセグメント51の継手面(左側端部の端面)の設計座標とから、接続調整ピース50の寸法を決定して、接続調整ピース50が製作され得る。そして、セグメントSL15の右側端部の端面の実際の座標が前記仮定から上下方向、トンネル軸方向、トンネル幅方向にずれている場合には、接続調整ピース50の継手板92a側を調整しなければならない。このため、継手板92a(接続調整ピース50の継手面)については、セグメントSL15の右側端部の端面(セグメントSL15の継手面)よりも大きな面積を有することが好ましい。この場合においても、第1接続部材1が凹部1cを有することで、接続調整ピース50の継手板92a側が第1接続部材1に接触することが回避され、ひいては、接続調整ピース50のセグメントSL15への取り付けの自由度を向上させることができる。
尚、接続調整ピース50については、図8(オ)に示したセグメントSL9の撤去後に、セグメントSL15の右側端部の端面の座標を測量し、その測量結果と、ルーフセグメント51の継手面(左側端部の端面)の設計座標とから、接続調整ピース50の寸法を確定して、接続調整ピース50を製作してもよい。
接続調整ピース50’70,70’の製作方法については、前述の接続調整ピース50の製作方法と同様であるので、その説明を省略する。
本実施形態によれば、トンネル100,200の拡幅方法は、トンネル周方向に連結された複数のセグメントによって構成されるセグメントリング110,210を含むトンネルを拡幅する方法である。トンネル100,200の拡幅方法は、セグメントリング110,210の上部を構成するセグメントSL9,SR9(第1セグメント)と、セグメントSL9,SR9(第1セグメント)の左側端部に右側端部が連結されてセグメントリング110,210を構成するセグメントSL15,SR8(第2セグメント)と、セグメントSL9,SR9(第1セグメント)の右側端部に左側端部が連結されてセグメントリング110,210を構成するセグメントSL8,SR14(第3セグメント)とに関して、セグメントSL15,SR8(第2セグメント)の下面に第1接続部材1,1’の左側端部1a,1a’を取り付けると共に、セグメントSL8,SR14(第3セグメント)の下面に第1接続部材1,1’の右側端部1b,1b’を取り付けること、第1接続部材1,1’を下方から支持する柱部材3,3’(支持部材)をトンネル100,200内に設けること、セグメントSL9,SR9(第1セグメント)をセグメントリング110,210から分離すること、及び、トンネル拡幅部300の上部を構成する接続調整ピース50,50’(上部構成部材)を、セグメントSL15(第2セグメント)の右側端部又はセグメントSR14(第3セグメント)の左側端部に取り付けること、を含む。これにより、セグメントSL15(第2セグメント)及びセグメントSR14(第3セグメント)として、前述のような特殊な形状を有する再接合セグメントを用いることなく、前述の一般部で用いられるセグメントと同様の構成のセグメントを用いることができる。ゆえに、トンネル100,200において拡幅が予定されている箇所の構築に際して、一般的なエレクタ装置を使用して、前述の一般部と同様にセグメントリング110,210を効率良く構築することができる。従って、施工コストの増大を抑制することができる。
また本実施形態によれば、セグメントリング110,210に第1接続部材1,1’が取り付けられているときに、セグメントSL9,SR9(第1セグメント)は、第1接続部材1,1’に空隙を隔てて相対する。これにより、セグメントSL9,SR9(第1セグメント)の撤去時にセグメントSL9,SR9(第1セグメント)が第1接続部材1,1’に接触すること、及び、接続調整ピース50,50’設置時に接続調整ピース50,50’が第1接続部材1,1’に接触することを回避することができる。
また本実施形態によれば、柱部材3,3’(支持部材)を、第1接続部材1,1’の左側端部又は右側端部に設ける。これにより、第1接続部材1,1’のトンネル幅方向中央部を作業員の作業スペースとして使用することができるので、セグメントSL9,SR9(第1セグメント)の撤去作業や接続調整ピース50,50’の設置作業を効率良く行うことができる。
また本実施形態によれば、トンネル100,200の拡幅方法は、セグメントリング110,210の下部を構成するセグメントSL1,SR1(第4セグメント、第1のセグメント)と、セグメントSL1,SR1(第4セグメント、第1のセグメント)の左側端部に右側端部が連結されてセグメントリング110,210を構成するセグメントSL10,SR2(第5セグメント、第2のセグメント)と、セグメントSL1,SR1(第4セグメント、第1のセグメント)の右側端部に左側端部が連結されてセグメントリング110,210を構成するセグメントSL2,SR10(第6セグメント、第3のセグメント)とに関して、セグメントSL10,SR2(第5セグメント、第2のセグメント)の上面に第2接続部材2,2’(第1の接続部材)の左側端部2a,2a’を取り付けると共に、セグメントSL2,SR10(第6セグメント、第3のセグメント)の上面に第2接続部材2,2’(第1の接続部材)の右側端部2b,2b’を取り付けること、第2接続部材2,2’(第1の接続部材)を上方から押圧する柱部材4,4’(押圧部材)をトンネル100,200内に設けること、セグメントSL1,SR1(第4セグメント、第1のセグメント)をセグメントリング110,210から分離すること、及び、トンネル拡幅部300の下部を構成する接続調整ピース70,70’(下部構成部材)を、セグメントSL10(第5セグメント、第2のセグメント)の右側端部又はセグメントSR10(第6セグメント、第3のセグメント)の左側端部に取り付けること、を含む。これにより、セグメントSL10(第5セグメント、第2のセグメント)及びセグメントSR10(第6セグメント、第3のセグメント)として、前述のような特殊な形状を有する再接合セグメントを用いることなく、前述の一般部で用いられるセグメントと同様の構成のセグメントを用いることができる。ゆえに、トンネル100,200において拡幅が予定されている箇所の構築に際して、一般的なエレクタ装置を使用して、前述の一般部と同様にセグメントリング110,210を効率良く構築することができる。従って、施工コストの増大を抑制することができる。
また本実施形態によれば、トンネル100,200の拡幅方法は、平行に延びる左右一対のトンネル100,200の各々のセグメントリング110,210について、セグメントSL15,SR8(第2セグメント)の下面に第1接続部材1,1’の左側端部1a,1a’を取り付けると共に、セグメントSL8,SR14(第3セグメント)の下面に第1接続部材1,1’の右側端部1b,1b’を取り付けること、各トンネル100,200内に柱部材3,3’(支持部材)を設けること、各トンネル100,200のセグメントSL9,SR9(第1セグメント)を各トンネル100,200のセグメントリング110,210から分離すること、トンネル拡幅部300の上部左側端部を構成する接続調整ピース50(第1上部構成部材)を、左側のトンネル100のセグメントSL15(第2セグメント)の右側端部に取り付けること、及び、トンネル拡幅部300の上部右側端部を構成する接続調整ピース50’(第2上部構成部材)を、右側のトンネル200のセグメントSR14(第3セグメント)の左側端部に取り付けること、を含む。これにより、トンネル100,200同士の合流部を比較的容易に構築することができる。
また本実施形態によれば、トンネル100,200の拡幅方法は、平行に延びる左右一対のトンネル100,200の各々のセグメントリング110,210について、セグメントSL10,SR2(第5セグメント、第2のセグメント)の上面に第2接続部材2,2’(第1の接続部材)の左側端部2a,2a’を取り付けると共に、セグメントSL2,SR10(第6セグメント、第3のセグメント)の上面に第2接続部材2,2’(第1の接続部材)の右側端部2b,2b’を取り付けること、各トンネル100,200内に柱部材4,4’(押圧部材)を設けること、各トンネル100,200のセグメントSL1,SR1(第4セグメント、第1のセグメント)を各トンネル100,200のセグメントリング110,210から分離すること、トンネル拡幅部300の下部左側端部を構成する接続調整ピース70(第1下部構成部材)を、左側のトンネル100のセグメントSL10(第5セグメント、第2のセグメント)の右側端部に取り付けること、及び、トンネル拡幅部300の下部右側端部を構成する接続調整ピース70’(第2下部構成部材)を、右側のトンネル200のセグメントSR10(第6セグメント、第3のセグメント)の左側端部に取り付けること、を含む。これにより、トンネル100,200同士の合流部を比較的容易に構築することができる。
また本実施形態によれば、補強装置10,10’は、トンネル周方向に連結された複数のセグメントによって構成されるセグメントリング110,210を含むトンネル100,200の補強装置である。セグメントリング110,210は、その上部に位置するセグメントSL9,SR9(第1セグメント)と、セグメントSL9,SR9(第1セグメント)の左側端部に右側端部が連結されたセグメントSL15,SR8(第2セグメント)と、セグメントSL9,SR9(第1セグメント)の右側端部に左側端部が連結されたセグメントSL8,SR14(第3セグメント)と、を含む。補強装置10,10’は、セグメントSL15,SR8(第2セグメント)の下面に左側端部1a,1a’が取り付けられ、かつ、セグメントSL8,SR14(第3セグメント)の下面に右側端部1b,1b’が取り付けられる第1接続部材1,1’と、第1接続部材1,1’を下方から支持する柱部材3,3’(支持部材)と、を備える。これにより、セグメントSL9,SR9(第1セグメント)がセグメントリング110,210から撤去されても、セグメントSL15,SR8(第2セグメント)とセグメントSL8,SR14(第3セグメント)との接続を第1接続部材1,1’を介して継続することができる。
また本実施形態によれば、第1接続部材1,1’の上面には凹部1c,1c’が形成されており、セグメントSL9,SR9(第1セグメント)は、凹部1c,1c’の底面1d,1d’に空隙を隔てて相対する。これにより、セグメントSL9,SR9(第1セグメント)の撤去時にセグメントSL9,SR9(第1セグメント)が第1接続部材1,1’に接触すること、及び、接続調整ピース50,50’の設置時に接続調整ピース50,50’が第1接続部材1,1’に接触することを回避することができる。
また本実施形態によれば、第1接続部材1,1’は、平面視で矩形状である箱状の本体部20を有し、本体部20は、その上面及び下面が開口している。これにより、セグメントSL9,SR9(第1セグメント)の撤去作業や接続調整ピース50,50’の設置作業の際に作業員がトンネル100,200内から当該作業箇所に容易にアクセスすることができる。
また本実施形態によれば、セグメントリング110,210は、その下部に位置するセグメントSL1,SR1(第4セグメント、第1のセグメント)と、セグメントSL1,SR1(第4セグメント、第1のセグメント)の左側端部に右側端部が連結されたセグメントSL10,SR2(第5セグメント、第2のセグメント)と、セグメントSL1,SR1(第4セグメント、第1のセグメント)の右側端部に左側端部が連結されたセグメントSL2,SR10(第6セグメント、第3のセグメント)と、を含む。補強装置10,10’は、セグメントSL10,SR2(第5セグメント、第2のセグメント)の上面に左側端部2a,2a’が取り付けられ、かつ、セグメントSL2,SR10(第6セグメント、第3のセグメント)の上面に右側端部2b,2b’が取り付けられる第2接続部材2,2’(第1の接続部材)と、第2接続部材2,2’(第1の接続部材)を上方から押圧する柱部材4,4’(押圧部材)と、を備える。これにより、セグメントSL1,SR1(第4セグメント、第1のセグメント)がセグメントリング110,210から撤去されても、セグメントSL10,SR2(第5セグメント、第2のセグメント)とセグメントSL2,SR10(第6セグメント、第3のセグメント)との接続を第2接続部材2,2’(第1の接続部材)を介して継続することができる。
また本実施形態によれば、第2接続部材2,2’(第1の接続部材)の下面には凹部2c,2c’が形成されており、セグメントSL1,SR1(第4セグメント、第1のセグメント)は、凹部2c,2c’の底面2d,2d’に空隙を隔てて相対する。これにより、セグメントSL1,SR1(第4セグメント、第1のセグメント)の撤去時にセグメントSL1,SR1(第4セグメント、第1のセグメント)が第2接続部材2,2’(第1の接続部材)に接触すること、及び、接続調整ピース70,70’の設置時に接続調整ピース70,70’が第2接続部材2,2’(第1の接続部材)に接触することを回避することができる。
また本実施形態によれば、第2接続部材2,2’(第1の接続部材)は、平面視で矩形状である箱状の本体部20を有し、本体部20は、その上面及び下面が開口している。これにより、セグメントSL1,SR1(第4セグメント、第1のセグメント)の撤去作業や接続調整ピース70,70’の設置作業の際に作業員がトンネル100,200内から当該作業箇所に容易にアクセスすることができる。
尚、本実施形態では、トンネル100,200の断面形状が円形状であるが、断面形状はこれに限らず、例えば、楕円形状、又は、矩形形状であってもよい。
また、図示の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、特許請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
1,1’ 第1接続部材
1a,1a’ 左側端部
1b,1b’ 右側端部
1c,1c’ 凹部
1d,1d’ 底面
2,2’ 第2接続部材
2a,2a’ 左側端部
2b,2b’ 右側端部
2c,2c’ 凹部
2d,2d’ 底面
3,3’,4,4’ 柱部材
5,5’ ジャッキ
10,10’ 補強装置
20 本体部
20a 左側端部
20b 右側端部
21 主桁
21a 凹部
22 板状部材
23 リブ部材
25 板状部材
26 ボルト挿通孔
27 板状部材
28 ボルト挿通孔
30 空間
31 支保
32 下部中央部空間
33 下部空間
34 支保
41 左側端面
42 右側端面
50,50’ 接続調整ピース
51,51’,52,52’,53 ルーフセグメント
55 上部アーチルーフセグメント
58 空間
61 上部トンネル間支保工
62 下部トンネル間支保工
63 領域
70,70’ 接続調整ピース
71,71’,72,72’,73 ルーフセグメント
75 下部アーチルーフセグメント
78,80 空間
81 地下構造物
91 主桁
92a,92b 継手板
93 スキンプレート
100,200 トンネル
110,210 セグメントリング
120,220 床版
121,221 貫通孔
300 トンネル拡幅部
P1,P3,P5,P7 左縁
P2,P4,P6,P8 右縁
SL1〜SL15,SR1〜SR14 セグメント

Claims (11)

  1. トンネル周方向に連結された複数のセグメントによって構成されるセグメントリングを含むトンネルを拡幅する方法であって、
    前記セグメントリングの上部を構成する第1セグメントと、前記第1セグメントの左側端部に右側端部が連結されて前記セグメントリングを構成する第2セグメントと、前記第1セグメントの右側端部に左側端部が連結されて前記セグメントリングを構成する第3セグメントとに関して、前記第2セグメントの下面に第1接続部材の左側端部を取り付けると共に、前記第3セグメントの下面に前記第1接続部材の右側端部を取り付けること、
    前記第1接続部材を下方から支持する支持部材をトンネル内に設けること、
    前記第1セグメントを前記セグメントリングから分離すること、及び、
    トンネル拡幅部の上部を構成する上部構成部材を、前記第2セグメントの右側端部又は前記第3セグメントの左側端部に取り付けること、
    を含む、トンネルの拡幅方法。
  2. 前記セグメントリングに前記第1接続部材が取り付けられているときに、前記第1セグメントは、前記第1接続部材に空隙を隔てて相対する、請求項1に記載のトンネルの拡幅方法。
  3. 前記支持部材を、前記第1接続部材の左側端部又は右側端部に設ける、請求項1又は請求項2に記載のトンネルの拡幅方法。
  4. 前記セグメントリングの下部を構成する第4セグメントと、前記第4セグメントの左側端部に右側端部が連結されて前記セグメントリングを構成する第5セグメントと、前記第4セグメントの右側端部に左側端部が連結されて前記セグメントリングを構成する第6セグメントとに関して、前記第5セグメントの上面に第2接続部材の左側端部を取り付けると共に、前記第6セグメントの上面に前記第2接続部材の右側端部を取り付けること、
    前記第2接続部材を上方から押圧する押圧部材をトンネル内に設けること、
    前記第4セグメントを前記セグメントリングから分離すること、及び、
    前記トンネル拡幅部の下部を構成する下部構成部材を、前記第5セグメントの右側端部又は前記第6セグメントの左側端部に取り付けること、
    を含む、請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のトンネルの拡幅方法。
  5. 平行に延びる左右一対のトンネルの各々の前記セグメントリングについて、前記第2セグメントの下面に前記第1接続部材の左側端部を取り付けると共に、前記第3セグメントの下面に前記第1接続部材の右側端部を取り付けること、
    各トンネル内に前記支持部材を設けること、
    各トンネルの前記第1セグメントを各トンネルの前記セグメントリングから分離すること、
    前記トンネル拡幅部の上部左側端部を構成する第1上部構成部材を、左側のトンネルの前記第2セグメントの右側端部に取り付けること、及び、
    前記トンネル拡幅部の上部右側端部を構成する第2上部構成部材を、右側のトンネルの前記第3セグメントの左側端部に取り付けること、
    を含む、請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のトンネルの拡幅方法。
  6. トンネル周方向に連結された複数のセグメントによって構成されるセグメントリングを含むトンネルを拡幅する方法であって、
    前記セグメントリングの下部を構成する第1のセグメントと、前記第1のセグメントの左側端部に右側端部が連結されて前記セグメントリングを構成する第2のセグメントと、前記第1のセグメントの右側端部に左側端部が連結されて前記セグメントリングを構成する第3のセグメントとに関して、前記第2のセグメントの上面に第1の接続部材の左側端部を取り付けると共に、前記第3のセグメントの上面に前記第1の接続部材の右側端部を取り付けること、
    前記第1の接続部材を上方から押圧する押圧部材をトンネル内に設けること、
    前記第1のセグメントを前記セグメントリングから分離すること、及び、
    トンネル拡幅部の下部を構成する下部構成部材を、前記第2のセグメントの右側端部又は前記第3のセグメントの左側端部に取り付けること、
    を含む、トンネルの拡幅方法。
  7. トンネル周方向に連結された複数のセグメントによって構成されるセグメントリングを含むトンネルの補強装置であって、
    前記セグメントリングは、その上部に位置する第1セグメントと、前記第1セグメントの左側端部に右側端部が連結された第2セグメントと、前記第1セグメントの右側端部に左側端部が連結された第3セグメントと、を含み、
    前記補強装置は、
    前記第2セグメントの下面に左側端部が取り付けられ、かつ、前記第3セグメントの下面に右側端部が取り付けられる第1接続部材と、
    前記第1接続部材を下方から支持する支持部材と、
    を備える、トンネルの補強装置。
  8. 前記第1セグメントは、前記第1接続部材に空隙を隔てて相対する、請求項7に記載のトンネルの補強装置。
  9. 前記第1接続部材の上面には凹部が形成されており、
    前記第1セグメントは、前記凹部の底面に空隙を隔てて相対する、請求項7又は請求項8に記載のトンネルの補強装置。
  10. 前記第1接続部材は、平面視で矩形状である箱状の本体部を有し、
    前記本体部は、その上面及び下面が開口している、請求項7〜請求項9のいずれか1つに記載のトンネルの補強装置。
  11. トンネル周方向に連結された複数のセグメントによって構成されるセグメントリングを含むトンネルの補強装置であって、
    前記セグメントリングは、その下部に位置する第1のセグメントと、前記第1のセグメントの左側端部に右側端部が連結された第2のセグメントと、前記第1のセグメントの右側端部に左側端部が連結された第3のセグメントと、を含み、
    前記補強装置は、
    前記第2のセグメントの上面に左側端部が取り付けられ、かつ、前記第3のセグメントの上面に右側端部が取り付けられる第1の接続部材と、
    前記第1の接続部材を上方から押圧する押圧部材と、
    を備える、トンネルの補強装置。
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