JP5012149B2 - 地山の支持構造及び地山の支持方法 - Google Patents
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Description
本発明による地山の支持構造によれば、円弧状の補強材で他方のシールドトンネル及び開削予定部位を囲うので、地山による荷重はこの補強材によって支持される。したがって、他方のシールドトンネル及び開削予定部位に作用する地山の荷重が低減されるので、他方のシールドトンネル及び開削予定部位に作用する荷重は、補強材を設置しない場合に比べて著しく減少する。
本発明による地山の支持構造によれば、補強材である曲管内に鋼材が設置されるとともに、固化材が充填されているので、さらに大きな荷重を支持することができる。したがって、大深度地下でも地山を支持することが可能である。
本発明による支持構造によれば、補強材の周囲に地盤改良された改良体が形成されているので、補強材に囲まれた内側に地下水は侵入することができない。したがって、開削予定部位を開削する際に地下水の流出が無いので、安全に、かつ、効率的に開削作業を実施することができる。
本発明による支持構造によれば、補強材に囲まれた内側に支持材を設置するので、支持材の大きさや厚さ等を小さくすることができる。したがって、支持材の設置作業が容易になるので、設置作業の効率が良くなり、施工期間を短くすることができる。また、小さい支持材を用いることができるので、連結して構築された空間の建築限界を広く確保することが可能となる。
本発明による地山の支持方法によれば、円弧状の曲管、支持材等にて開削予定部の周囲が支持されるので、シールドトンネル間を連結して構築される空間を確実に支持することができる。
図1は、本発明が適用される並設されたシールドトンネルを示す断面図である。図1に示すように、第1シールドトンネル2と、この第1シールドトンネル2よりも小さい円形断面の第2シールドトンネル4とが隣接して並設されている。このように隣接して並設された2つの円形断面のシールドトンネル2、4間の開削予定部位10を開削して両シールドトンネル2、4を連結する。なお、各シールドトンネル2、4の断面形状は図示する真円状のものに限定されるものではなく、楕円状のものであってもよい。
各シールドトンネル2、4の内周面には、その全周に亘って同一規格の鋼製セグメント12が環状に組み立てられて覆工体が形成されている。
曲管16は、第1シールドトンネル2内から第2シールドトンネル4を取り囲むように地山8中に設置されている。
曲管16の両端は第1シールドトンネル2のセグメント12に固定されている。なお、曲管16の両端はセグメント12に剛接合すれば良く、その接合構造は特に限定されるものではないが、例えば、溶接やボルト接合により接合される。
また、曲管16内には、モルタルやコンクリート等の固化材30が充填されており、補強用鋼材26は固化材30により固定されている。
まず、図6(a)に示すように、第1シールドトンネル2内から第2シールドトンネル4を取り囲むように曲管16を推進管掘削機で地山8中に設置する。
次に、図6(d)に示すように、支持材6の周囲の地山8を地盤改良する。
地盤改良作業は、上記と同様に、支持材6内に地盤改良用注入管(図示しない)を挿入し、この注入管に改良材を供給して、支持材6に形成してある複数の吐出孔(図示しない)を介して周囲の地山8中に吐出させて、支持材6に沿った部分を固結改良して改良地盤8Bを形成する。
4 第2シールドトンネル
6 支持材
8 地山
8A、8B 改良地盤
10 開削予定部位
12 セグメント
16 曲管
18 推進管掘削機
19 小型掘削機
20 主桁
22 推進ジャッキ
24 ガイド
26、28 補強用鋼材
30 固化材
Claims (5)
- 並設された2つのシールドトンネルの間の地山を開削する際に予め開削予定部位の周囲を支持する地山の支持構造であって、
一方のシールドトンネル内から他方のシールドトンネルを囲うように地山内に設置され、両端が前記一方のシールドトンネルの覆工体に固定された円弧状の補強材を備え、
前記補強材は曲管であって、前記曲管内に固化材を充填してなることを特徴とする地山の支持構造。 - 並設された2つのシールドトンネルの間の地山を開削する際に予め開削予定部位の周囲を支持する地山の支持構造であって、
一方のシールドトンネル内から他方のシールドトンネルを囲うように地山内に設置され、両端が前記一方のシールドトンネルの覆工体に固定された円弧状の補強材を備え、
前記補強材は曲管であって、前記曲管内に、一方のシールドトンネル内から他方のシールドトンネルを囲うように設置された円弧状の補強用鋼材を更に備え、
前記曲管内に固化材を充填してなることを特徴とする地山の支持構造。 - 並設された2つのシールドトンネルの間の地山を開削する際に予め開削予定部位の周囲を支持する地山の支持構造であって、
一方のシールドトンネル内から他方のシールドトンネルを囲うように地山内に設置され、両端が前記一方のシールドトンネルの覆工体に固定された円弧状の補強材を備え、
前記補強材の周囲に地盤改良された改良体が形成されてなることを特徴とする地山の支持構造。 - 並設された2つのシールドトンネルの間の地山を開削する際に予め開削予定部位の周囲を支持する地山の支持構造であって、
一方のシールドトンネル内から他方のシールドトンネルを囲うように地山内に設置され、両端が前記一方のシールドトンネルの覆工体に固定された円弧状の補強材を備え、
前記補強材に囲まれた内側で、かつ、開削予定部位の上方及び下方の地山中に、支持材が前記一方のシールドトンネルから前記他方のシールドトンネルに掛け渡すように設置されてなること特徴とする地山の支持構造。 - 並設された2つのシールドトンネル間の地山を開削する際に予め開削予定部位の周囲を支持する地山の支持方法において、
一方のシールドトンネル内から他方のシールドトンネルを囲うように円弧状の曲管を設置して、該曲管の両端を前記一方のシールドトンネルの覆工体に固定し、
前記曲管の周囲に地盤改良材を充填して改良体を形成し、
前記曲管内に補強用鋼材を挿通し、
前記曲管内に固化材を充填し、
前記曲管に囲まれた内側で、かつ、開削予定部位の上方及び下方の地山中に、前記一方のシールドトンネルから前記他方のシールドトンネルに支持材を掛け渡すように設置し、
前記開削予定部位の周囲の地山を支持することを特徴とする地山の支持方法。
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