JP6866982B2 - 車両データ記録装置及び車両データ記録システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両データ記録装置及び車両データ記録システムに関する。
従来、衝突や自動ブレーキの作動等のイベントが発生した場合に、このイベント前後の車両データを車両内の不揮発性メモリに記録するシステム(車両データ記録システム)が知られている。この車両データ記録システムで記録したデータは、例えば走行中にトラブルが生じた場合に、このときの車両の挙動を検証すること等に用いられる。
このような車両データを記録する装置としては、2種類以上の記録対象データのうち少なくとも1種類の第1のデータについて、事前に決定された記録時間長上限値を保持する時間長上限値保持部と、前記記録媒体上の空き領域が不足する場合に、記録媒体上に記録されている前記第1のデータの記録時間長と前記記録時間長上限値とを比較し、前記記録時間長上限値を超えた場合は、前記第1のデータが記録されている領域の中から不要なデータを消去して新たな空き領域を確保するドライブレコーダが提案されている(特許文献1)。
また、計測器の動作に連動したトリガの発生により画像の撮影及び画像データの保存のための処理を行うと共に、計測の種別を表す種別情報を、計測中の撮影により得られた画像データと関連付けて記録する装置が提案されている(特許文献2)。
特開2013−61727号公報 特開2004−363823号公報
上述の車両データ記録システムでは、車両データを不揮発性メモリに記録しており、記録できる容量は有限である。このため不揮発性メモリの記憶容量の上限まで車両データを記録した場合、記録した時刻が最も古いデータが記録されている領域に最新の車両データを記録するように順次上書きする。この場合、イベントの発生から車両データを利用するまでの間に上書きが発生してしまうと、当該車両データが利用できなくなってしまう。このため、イベントが発生してからデータを利用するために読み出すまでの時間を想定し、当該イベントの発生頻度に基づいて、この時間内に発生するイベントの回数を算出し、当該回数分の車両データを記録するのに必要な記録領域が設定される。また、複数種類のイベントについて車両データを記録する場合、イベントの種類毎に必要な記録領域を求め、これを確保できるように、不揮発性メモリの記録領域がイベントの種類毎に割り当てられる。
このように不揮発性メモリの記録領域は、各イベントの発生頻度に基づいて各イベントに予め割り当てられるが、各イベントの発生頻度は、車両の運転者や走行地域、季節などの要因によって異なるため、予め設定された記録領域と実際に必要な記録領域とが乖離し、記憶領域の設定が適切でなくなるという問題点がある。例えば、実際の発生頻度が想定された発生頻度よりも低いと、実際に必要な記録領域が予め設定された記録領域よりも小さくなるので、記憶領域の一部が無駄になってしまう。また、実際の発生頻度が想定された発生頻度よりも高いと、実際に必要な記録領域が予め設定された記録領域よりも大きく
なるので、想定よりも短い期間で上書きが発生し、車両データの利用時に所要の車両データが残っていない可能性がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、イベントの種類に対応する記録領域の容量を適切に設定する技術の提供である。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を採用した。即ち、本発明の車両データ記録装置は、
車両から車両データを取得する取得部と、
前記車両における複数種類のイベントの発生を判定する判定部と、
前記判定部により、前記イベントが発生したと判定された際に、前記取得部により取得された前記車両データを前記イベントの種類毎に割り当てられた記録領域に記録させる記録制御部と、
前記イベントの発生を示すイベント情報を管理サーバに送信するイベント送信部と、
前記イベントの種類毎の発生頻度に応じて前記イベントの種類毎に割り当てられた記憶領域の容量を変更する変更情報を前記管理サーバから受信し、前記記憶領域の容量を変更する変更部とを備える。
本発明によれば、イベントの種類に対応する記録領域の容量を適切に設定する技術を提供できる。
図1は、車両データ記録システムを示す図である。 図2は、車両データ記録装置が、車両データ記録時に実行する処理の説明図である。 図3は、車両データ記録装置における記憶領域の割り当ての一例を示す図である。 図4は、管理サーバが、変更情報を生成するために保持する情報の説明図である。 図5は、管理サーバが記録可能回数を調整する処理の説明図である。 図6は、記録可能回数を調整する処理の具体例を示す図である。 図7は、第2実施形態において、管理サーバが記録可能回数を調整する処理の説明図である。 図8は、第3実施形態において、管理サーバが記録可能回数を調整する処理の説明図である。 図9は、第4実施形態に係る車両データ記録装置の構成を示す図である。 図10は、車両データ記録装置が記録可能回数を調整する処理の説明図である。 図11は、車両データ記録装置が、記録可能回数を調整する処理の説明図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。但し、以下で説明する実施形態は本発明を実施するための例示であり、本発明は以下に説明する態様に限定されない。
<第1実施形態>
<全体構成>
図1は、車両データ記録システム1を示す図である。車両データ記録システム1は、車両2に備えられた車両データ記録装置3及び車両2の外部に設置された管理サーバ4を備える。
車両2は、車両データ記録装置3や車両データの検出部20、通信部21を備える。車両データ記録装置3は、車両2で衝突が発生した場合や、自動ブレーキが作動した場合など、いわゆる「イベント」が発生すると、当該イベントの発生を契機(トリガ)とし、イベントの発生前後の所定時間(例えば数秒〜数十秒)にわたり検出部20から取得した車両データを不揮発性メモリに記録する。ここで車両データ記録装置3は、イベントの種類を判別し、イベントの種類毎に割り当てられた記憶領域に車両データを記録する。これにより、イベントが発生したときの車両の挙動について、運転者への説明や事後の検証が行えるようにしている。特に本実施形態に係る車両データ記録装置3は、イベントの種類毎に発生頻度を求め、この発生頻度に応じて、イベントの種類毎に割り当てられた記憶領域の容量を変更する。
検出部20は、車両2の車両データを取得するものであり、例えば加速度センサ201や、車速センサ202、操舵角センサ203、位置検出部204、ECU(Electronic Control Unit)205等である。加速度センサは、例えば車両の上下、左右、前後といっ
た三軸方向の加速度を検出する。車速センサは、車両の車速を検出する。操舵角センサ203は、ステアリングの操作された角度を検出する。位置検出部204は、GPS(Global Positioning System)等により、自車両の位置を検出する。また、位置検出部204
は、地図情報を備え、車両が存在する地域や走行している道路の種別(以下道路種別とも称す)を検出してもよい。位置検出部204は、いわゆるカーナビゲーション装置であってもよい。ECU205は、自動ブレーキの起動を検出する。また、検出部は、シートベルトの装着の有無や前照灯の点灯又は消灯等に伴ってON/OFFされるスイッチであってもよい。更に、エンジンの回転数や冷却液の水温、ESC(Electronic Stability Control)、ABS(Anti-lock Brake System)、障害物検出装置等のデータを収集するECUであってもよい。なお、これらの検出部20は一例であり、ジャイロセンサや、障害物検出用のカメラ、ミリ波レーダ等、他の検出部を有してもよい。
通信部21は、WAN等の通信回線を介して管理サーバ4との通信を行う装置であり、車両データ記録装置3からのイベント情報を管理サーバ4へ送信すると共に、管理サーバ4からの変更情報を受信して車両データ記録装置3へ送る。
<車両データ記録装置>
車両データ記録装置3は、制御部31や記録部32、取得部33を備えている。制御部31は、例えばCPUやメモリを備えたマイクロコンピュータである。メモリは、主記憶装置と補助記憶装置とを含んでもよい。主記憶装置は、CPUの作業領域,プログラムやデータの記憶領域,通信データのバッファ領域として使用される。主記憶装置は、例えば、Random Access Memory(RAM),或いはRAMとRead Only Memory(ROM)との組み合わせで形成される。メモリには、オペレーティングシステムやファームウェアといったプログラムがインストールされている。
CPUは、MPU(Micro Processor Unit)、マイクロプロセッサ、プロセッサ、処理装置とも呼ばれる。CPUは、単一のプロセッサに限定される訳ではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。また、単一のソケットで接続される単一のCPUがマルチコア構成を有していても良い。上記各部の少なくとも一部の処理は、CPU以外のプロセッサ、例えば、Digital Signal Processor(DSP)、Graphics Processing Unit(GPU)、数値演算プロセッサ、ベクトルプロセッサ、画像処理プロセッサ等の専用プロセッサで行われても良い。また、上記各部の少なくとも一部の処理は、集積回路(IC)、その他のデジタ
ル回路であっても良い。また、上記各部の少なくとも一部にアナログ回路が含まれても良い。集積回路は、LSI,Application Specific Integrated Circuit(ASIC),プログ
ラマブルロジックデバイス(PLD)を含む。PLDは、例えば、Field-Programmable Gate Array(FPGA)を含む。上記各部は、プロセッサと集積回路との組み合わせであっても
良い。組み合わせは、例えば、MCU(Micro Controller Unit),SoC(System-on-a-chip),システムLSI,チップセットなどと呼ばれる。
CPUは、メモリに記憶されたプログラムを主記憶装置にロードし、当該プログラムに記述された処理を実行することで、判定部301や、記録制御部302、イベント送信部303、変更部304の機能を果たす。
判定部301は、前記車両における複数種類のイベントの発生を判定する。例えば、本例の判定部301は、衝突や急加速、スリップ、自動ブレーキの作動、ABSの作動、ESCの作動等をイベントとして検出する。これらイベントの発生は、検出部20としてのECU等から通知されるものでもよいし、検出部20から取得した車両データに基づき、当該車両データが所定条件を満たした場合にイベントが発生したと判定してもよい。例えば、判定部301は、加速度センサ201から取得した加速度が閾値を越えたといった条件を満たした場合に、衝突が発生したと判定する。また、判定部301は、加速度センサ201から取得した加速度が所定値より高く、且つECUから取得したアクセルペダルの踏みこみ量が所定値より大きいといった条件を満たした場合に急加速が発生したと判定する。
記録制御部302は、判定部301により、イベントが発生したと判定されたことをトリガとして、検出部20により取得された車両データを記録部32においてイベントの種類毎に割り当てられた記録領域に記録させる。
イベント送信部303は、通信部21を介してイベントの発生を示すイベント情報を管理サーバ4に送信する。
変更部304は、イベント情報に基づくイベントの種類毎の発生頻度に応じてイベントの種類毎に割り当てられた記憶領域の容量を変更する変更情報を前記管理サーバから受信し、記録部32にイベントの種類毎に割り当てられている記憶領域の容量を変更する。即ち、イベントの種類毎に割り当てられている記憶領域の容量が、不足していれば増加させ、余っていれば減少させる。
また、記録部32は、不揮発性のメモリであり、記録制御部302によって車両データが記録される。
取得部33は、車両から車両データを取得して、制御部31や記録部32へ渡し、イベントの発生の判定や車両データの記録に供する。
<管理サーバ>
管理サーバ4は、例えばCPUやメモリ、通信部を備えたコンピュータである。管理サーバ4におけるCPUやメモリは、前記制御部31のCPUやメモリと同様の構成を有しており、同一の構成については説明を省略する。管理サーバ4のCPUは、メモリに記憶された記録管理プログラムを主記憶装置にロードし、当該プログラムに記述された処理を実行することで、イベント情報受信部401や、変更情報生成部402、データ送信部403の機能を果たす。
イベント情報受信部401は、通信部を介して車両データ記録装置からイベント情報を
受信する。変更情報生成部402は、受信したイベント情報に基づいて変更情報を生成する。なお、変更情報の生成方法については後述する。データ送信部403は、通信部を介して生成した変更情報を車両データ記録装置3へ送信する。
管理サーバ4のメモリには、オペレーティングシステムや記録管理プログラムがインストールされている。
<車両データ記録方法>
図2は、車両データ記録装置3が、車両データ記録時に実行する処理の説明図である。車両データ記録装置3は、車両の起動スイッチ(例えばアクセサリスイッチ(ACC))がONにされた場合や、起動が指示された場合に、図2の処理を実行する。
先ず、車両データ記録装置3は、管理サーバ4から変更情報を取得する(ステップS10)。例えば、車両データ記録装置3が、変更情報の取得要求を管理サーバ4へ送信し、管理サーバ4が送信した変更情報を受信する。
次に、ステップS20にて車両データ記録装置3は、変更情報に基づき、記録部32においてイベントの種類毎に割り当てられた記憶領域の容量を変更し、ステップS30へ移行する。
ステップS30において車両データ記録装置3は、検出部20から車両データを取得し、ステップS40へ移行する。
ステップS40において車両データ記録装置3は、取得した車両データに基づいてイベントが発生したか否かを判定する。ステップS40にて否定判定の場合、車両データ記録装置3は、図2の処理を終了し、肯定判定の場合には、ステップS30にて取得した車両データを発生したイベントの種類に応じて、記録部32の記憶領域に記録させる(ステップS50)。
また、車両データ記録装置3は、イベントが発生したこと、および当該イベントの種類を示すイベント情報を管理サーバ4へ送信する(ステップS60)。
上述のように、車両データ記録装置3は、車両に係るイベントが発生した場合に、イベント情報を管理サーバ4へ送信し、このイベント情報に基づいて求められた変更情報に応じて記憶領域の容量を変更する。
図3は、車両データ記録装置3における記憶領域の割り当ての一例を示す図である。図3において、種類A〜Dが、イベントの種類を示し、記録可能回数が、記録領域に記録できる回数、即ち記録領域の容量を示している。このように本例では、イベントの種類毎に記憶領域の容量(記録可能回数)が割り当てられている。
図4は、管理サーバ4が、変更情報を生成するために保持する情報の説明図である。図4に示すように、管理サーバ4は、各車両の設定情報として、記録可能回数と、最低記録回数と、イベントの発生回数とをイベントの種類毎に記憶する。初期状態では、図4(A)に示すようにイベントの発生回数が0であり、イベント情報を受信した場合に、当該イベントの種類の発生回数を計数する。図4(B)では、種類Aの発生回数を1増加させている。最低記憶回数は、車両データを利用する際に最低限必要な回数(容量)を定めるものである。
また、管理サーバ4は、車両データを保持する期間(保持期間)、例えば日数tが定め
られている。なお、保持期間は、日数に限らず走行距離であってもよい。更に、管理サーバ4は、各車両について、調整回数を計数する調整回数カウンタの値や、保持期間を計数する日数カウンタの値を記憶する。
図5は、管理サーバ4が記録可能回数を調整する処理の説明図である。管理サーバ4は、所定のタイミング、本例では一日一回、各車両を対象として、図5の処理を実行する。先ず、管理サーバ4は、日数カウンタの値が所定値(t日)に達したか否かを判定する(
ステップS110)。管理サーバ4は、所定のタイミングに達したと判定した場合にステップS115以降の処理を実行することとしており、本例では、保存期間(t日)に達したか否かを判定することとした。この判定の基準は、保存期間に限らず、例えば保存期間の1/2等、他の値を設定してもよい。また、この判定の基準は、日数に限らず、図5の処理対象とした車両(以下対象車両とも称す)の走行距離やイベントの発生回数等や、更にこれらを組み合わせたものであってもよい。
ステップS110にて、肯定判定であれば管理サーバ4は、イベントの種類毎に記憶容量の不足度を算出する(ステップS115)。記憶容量の不足度は、例えば以下の式1によって求める。
不足度=イベントの発生回数÷(記録可能回数*調整回数) ・・・(式1)
式1において、調整回数は、日数カウンタ値がt日に達してステップS115以降の調整処理を実行した回数である。即ち、調整回数は、日数の累積値(日数カウンタ値)を日数tで除した値である。例えば、保存期間中に発生すると想定されるイベントの回数が5回であり、記録可能回数が5と設定され、2×t日目に図5の処理を行った場合、調整回数が2となる。そして、この2×t日間に、発生したイベントの回数が10であった場合、式1より、不足度は、10÷(5×2)=1となる。即ち、設定されている記録可能回数(5回)と、実際に発生したイベントのt日当たりの発生回数(10/2=5回)が一致し、記憶領域に割り当てられている記録回数(容量)に過不足が生じていない状態である。このとき、発生回数が10を超えている場合、即ちt日当たりの発生回数が、5回を超えている場合、不足度が1を超え、記憶領域に割り当てられている記録回数(容量)が不足している状態である。また、発生回数が10未満の場合、即ちt日当たりの発生回数が、5回未満の場合、不足度が1未満となり、記憶領域に割り当てられている記録回数(容量)に余裕がある状態である。
次に、管理サーバ4は、イベントの各種類のうち、不足度が最も大きいものを検索し(ステップS120)、処理対象αとして、ステップS125へ移行する。
ステップS125にて、管理サーバ4は、処理対象αとしたイベントの不足度が、1を超えているか否かを判定する。なお、本例では、この判定の基準を1としたが、厳密に1に限定されるものではなく、1よりも大きい値が設定されてもよい。
ステップS125にて、肯定判定の場合、管理サーバ4は、イベントの各種類のうち、不足度が最も小さいものを検索し(ステップS130)、処理対象βとして、ステップS135へ移行する。
ステップS135にて、管理サーバ4は、処理対象βとしたイベントの不足度が、1未満か否かを判定する。なお、本例では、この判定の基準を1としたが、厳密に1に限定されるものではなく、1よりも小さい値が設定されてもよい。
ステップS135にて肯定判定の場合、管理サーバ4は、処理対象βとしたイベントの記録可能回数が下記の式(2)及び式(3)を満たしているか否かを判定する(ステップ
S140)。
Kβ>Mβ ・・・式(2)
Hβ÷((Kβ−1)×TK)≦1 ・・・式(3)
Kβ:処理対象βの記録可能回数
Mβ:処理対象βの最低記録回数
Hβ:処理対象βとしたイベントの発生回数
TK:調整回数カウンタ値
式(2)は、処理対象βの記録可能回数が、変更によって処理対象βの最低記録回数を下回ってしまわないようにするための条件である。また、式(3)は、処理対象βの記録可能回数を減らす変更(本例では−1)を行った場合に、処理対象βの不足度が、1を超えてしまわないようにするための条件である。即ち、式(2)及び式(3)は、処理対象βの記録可能回数を減らすことが可能か否かを確認するものである。
ステップS140にて肯定判定の場合、管理サーバ4は、処理対象αの記録可能回数を1増加させる変更を行い(ステップS150)、処理対象βの記録可能回数を1減少させる変更を行い(ステップS155)、ステップS115へ戻る。即ち、ステップS150,S155が記録可能回数を変更する処理である。
一方、ステップS140にて否定判定の場合、管理サーバ4は、当該イベントの種類を処理対象βの検索対象から除外して(ステップS145)、ステップS130に戻り、処理対象βの検索をやり直す。
また、ステップS125にて否定判定であった場合、処理対象αの記録可能回数に不足がなく、調整の必要がないため、管理サーバ4は、ステップS160へ移行し、日数カウンタを初期化する。例えば、ステップS150,S155の変更により記録可能回数に不足がなくなった場合、管理サーバ4は、ステップS125で否定判定する。
ステップS165にて管理サーバ4は、調整回数カウンタをカウントアップする。そして、ステップS170にて管理サーバ4は、対象車両の記録可能回数を示す情報を変更情報として生成する。管理サーバ4は、変更情報の生成時に、対象車両へ当該変更情報を送信してもよいし、当該車両との通信時、例えば当該車両から変更情報の取得要求があった場合に当該車両へ変更情報を送信してもよい。なお、管理サーバ4は、ステップS150,S155にて記録可能回数が変更になった場合にのみ、ステップS170における変更情報の生成や対象車両への送信を行ってもよく、変更の有無に関わらずステップS170における変更情報の生成や対象車両への送信を行ってもよい。
また、ステップS110にて否定判定であった場合、管理サーバ4は、ステップS175へ移行し、日数カウンタをカウントアップする。
図6は、記録可能回数を調整する処理の具体例を示す図である。本例では、図6(A)に示すように、調整前の時点で、イベントの種類A,B,C,Dの記録可能回数が5,6,4,7、発生回数が6,7,2,5である。
この場合、管理サーバ4は、図5のステップS115で式(1)に基づいて、イベントの種類A,B,C,Dの不足度を1.20、1.17、0.50、0.71と求める。
次に、管理サーバ4は、イベントの各種類のうち、不足度が最も大きいものを検索し(ステップS120)、イベントの種類Aを処理対象αとする。
ステップS125にて管理サーバ4は、処理対象αとしたイベントの不足度(1.20)が、1を超えているか否かを判定し、肯定判定する。
ステップS130にて管理サーバ4は、イベントの各種類のうち、不足度が最も小さいものを検索し、イベントの種類Cを処理対象βとする。
ステップS135にて管理サーバ4は、処理対象βとしたイベントの不足度(0.50)が、1未満か否かを判定し、肯定判定する。
ステップS140にて管理サーバ4は、処理対象βとしたイベントの記録可能回数が式(2)及び式(3)を満たしているか否かを判定し、肯定判定する。
ステップS150にて管理サーバ4は、処理対象αの記録可能回数(5)を1増加させる変更を行い(ステップS150)、ステップS155にて処理対象βの記録可能回数(4)を1減少させる変更を行い、ステップS115へ戻る。このとき、イベントの種類A,B,C,Dの記録可能回数は、図6(B)に示すように、6,6,3,7となる。
ステップS115に戻った管理サーバ4は、式(1)に基づいて、イベントの種類A,B,C,Dの不足度を1.00,1.17,0.67,0.71と求める。
ステップS120にて管理サーバ4は、イベントの各種類のうち、不足度が最も大きいものを検索し、イベントの種類Bを処理対象αとする。
ステップS125にて管理サーバ4は、処理対象αとしたイベントの不足度(1.17)が、1を超えているか否かを判定し、肯定判定する。
ステップS130にて管理サーバ4は、イベントの各種類のうち、不足度が最も小さいものを検索し、イベントの種類Cを処理対象βとする。
ステップS135にて管理サーバ4は、処理対象βとしたイベントの不足度(0.67)が、1未満か否かを判定し、肯定判定する。
ステップS140にて管理サーバ4は、処理対象βとしたイベントの記録可能回数が式(2)及び式(3)を満たしているか否かを判定し、記録可能回数(3)が最低記録回数(3)より大きくなく式(2)を満たさないことから否定判定する。そして、管理サーバ4は、当該イベントの種類Cを処理対象βの検索対象から除外して(ステップS145)、ステップS130に戻り、処理対象βの検索をやり直す。
ステップS130にて管理サーバ4は、イベントの各種類のうち、不足度が最も小さいものを検索し、イベントの種類Dを処理対象βとする。
ステップS135にて管理サーバ4は、処理対象βとしたイベントの不足度(0.71)が、1未満か否かを判定し、肯定判定する。
ステップS140にて管理サーバ4は、処理対象βとしたイベントの記録可能回数が式(2)及び式(3)を満たしているか否かを判定し、肯定判定する。
ステップS150にて管理サーバ4は、処理対象αの記録可能回数(6)を1増加させる変更を行い(ステップS150)、ステップS155にて処理対象βの記録可能回数(7)を1減少させる変更を行い、ステップS115へ戻る。このとき、イベントの種類A
,B,C,Dの記録可能回数は、図6(C)に示すように、6,7,3,6となる。
ステップS115に戻った管理サーバ4は、式(1)に基づいて、イベントの種類A,B,C,Dの不足度を1.00,1.00,0.67,0.83と求める。
ステップS120にて管理サーバ4は、イベントの各種類のうち、不足度が最も大きいものを検索し、最も大きい不足度(1.00)が複数存在するため、所定の優先度に基づいてイベントの種類Aを処理対象αとする。
ステップS125にて管理サーバ4は、処理対象αとしたイベントの不足度(1.00)が、1を超えているか否かを判定し、否定判定する。
そして、ステップS170にて管理サーバ4は、図6(D)に示すように、イベントの種類A,B,C,Dの記録可能回数を6,7,3,6とした変更情報を生成する。車両データ記録装置は、この変更情報を管理サーバ4から取得し(ステップS10)、この変更情報に従って記録可能回数を変更する(ステップS20)。
<実施形態の効果>
上述のように、本実施形態の車両データ記録装置3は、判定部301により、イベントが発生したと判定された際に、検出部20により取得された車両データを前記イベントの種類毎に割り当てられた記録領域に記録させる記録制御部302と、イベント情報に基づく前記イベントの種類毎の発生頻度に応じて前記イベントの種類毎に割り当てられた記憶領域の容量を変更する変更情報を前記管理サーバから受信し、前記記憶領域の容量を変更する変更部304とを備える。
この構成により、本実施形態の車両データ記録装置3は、イベントの種類に対応する記録領域の容量を過不足なく設定でき、記録部(不揮発性メモリ)32における記録領域の割り当てを最適化できる。これにより、記録領域の容量が不足して、車両データの利用時に所要の車両データが消えてしまうことを抑制できる。
<第2実施形態>
第2実施形態では、外部要因に応じて記憶領域の割り当てを最適化する。なお、この他の構成は、前述の第1実施形態と同じであるため、同一の要素には同符号を付す等して再度の説明を省略する。図7は、本実施形態において、管理サーバ4が記録可能回数を調整する処理の説明図である。
図7においてステップS110,S115の処理は、図5と同じである。ステップS115の後、管理サーバ4は、前回の調整時と比べて、外部要因に変更があるか否かを判定する(ステップS117)。ここで外部要因とは、例えば、車両の周辺に存在する周辺車両におけるイベントの発生状況や、車両が存在する地域、道路種別、季節、天候、曜日、時間帯、或いはこれらの組み合わせである。なお、管理サーバ4は、車両の位置情報を取得し、当該車両の周辺に存在する周辺車両を特定し、当該周辺車両におけるイベントの発生回数を記憶部から読み出す。また、管理サーバ4は、車両の位置情報を取得し、地図情報から、車両が存在する地域や、道路種別を特定する。また、管理サーバ4は、現在の日時から、季節、曜日、時間帯を特定する。また、管理サーバ4は、車両の位置情報を取得し、当該位置の天候を外部サーバから取得する。
ステップS117にて肯定判定であれば、管理サーバ4は、当該外部要因に応じてイベントの発生回数を増減(調整)し(ステップS118)、否定判定であれば、ステップS118をスキップしてステップS120へ移行する。例えば、冬季の寒冷地域で、スリッ
プが多い場合、ESCが動作したこと等の発生回数に所定の係数乗じて増加させる。また、周辺車両で自動ブレーキが動作するといったイベントの回数が多い場合に、当該イベントの発生回数に所定の係数乗じて増加させる。これにより以降のステップで増加させた発生回数分の記録が行えるように記録可能回数を増加させる。また、例えば季節が変わったことにより、ESCが動作したといったイベントの種類の記録可能回数を減少させる場合、当該イベントの種類の発生回数に所定の係数乗じて減少させる。これにより以降のステップで、減少させた発生回数分の記録が行えるように記録可能回数を減少させる。なお、ステップS120以降の処理は、図5と同じである。
本実施形態によれば、周辺車両におけるイベントの発生状況や地域性といった外部要因に基づいて、より的確に記憶領域の割り当てを最適化できる。
<第3実施形態>
第3実施形態では、優先度に応じて記憶領域の割り当てを最適化する。なお、この他の構成は、前述の第2実施形態と同じであるため、同一の要素には同符号を付す等して再度の説明を省略する。図8は、本実施形態において、管理サーバ4が記録可能回数を調整する処理の説明図である。
図8においてステップS110〜S120の処理は、図7と同じである。ステップS120の後、管理サーバ4は、所定の優先度に応じて処理対象αを変更する(ステップS122)。例えば、ABSの動作、自動ブレーキの動作、ESCの動作といったイベントの種類について、優先的に記録したい順に予め優先度を定めておく。そして、管理サーバ4は、ステップS115で求めた不足度が1.00を超えているもののうち、ステップS120で処理対象αとしたものより優先度の高いイベントの種類があれば、当該優先度の高いイベントの種類に処理対象αを変更する。
これにより、優先度の高いイベントの種類が、他よりも先に調整されるので、当該イベント種類の記憶領域が優先的に確保される。
<第4実施形態>
第4実施形態では、車両データ記録装置3Aが、記録可能回数を調整する機能を備えた例を示す。なお、前述の第1実施形態と同一の要素には同符号を付す等して再度の説明を省略する。図9は、本実施形態に係る車両データ記録装置3Aの構成を示す図、図10は、車両データ記録装置3Aが、車両データ記録時に実行する処理の説明図、図11は、車両データ記録装置3Aが記録可能回数を調整する処理の説明図である。
図9に示すように、本実施形態の車両データ記録装置3Aは、図1の車両データ記録装置3と比べ、変更部304に代えて変更部304Aを備えた構成が異なっている。
変更部304Aは、イベントの種類毎の発生頻度を算出し、前記発生頻度に応じて前記イベントの種類毎に割り当てられた記憶領域の容量を変更する。
図10は、車両データ記録装置3Aが、車両データ記録時に実行する処理の説明図である。車両データ記録装置3Aは、車両の起動スイッチ(例えばアクセサリスイッチ(ACC))がONにされた場合や、起動が指示された場合に、図10の処理を実行する。
ステップS230において車両データ記録装置3Aは、検出部20から車両データを取得し、ステップS240へ移行する。
ステップS240において車両データ記録装置3Aは、取得した車両データに基づいてイベントが発生したか否かを判定する。ステップS240にて否定判定の場合、車両デー
タ記録装置3Aは、図2の処理を終了し、肯定判定の場合には、ステップS230にて取得した車両データを発生したイベントの種類に応じて、記録部32の記憶領域に記録させる(ステップS250)。
また、車両データ記録装置3Aは、所定のタイミング、本例では一日一回、各車両を対象として、図11の処理を実行する。先ず、車両データ記録装置3Aは、日数カウンタの値が所定値(t日)に達したか否かを判定する(ステップS310)。車両データ記録装
置3Aは、所定のタイミングに達したと判定した場合にステップS315以降の処理を実行することとしており、本例では、保存期間(t日)に達したか否かを判定することとした。この判定の基準は、保存期間に限らず、例えば保存期間の1/2等、他の値を設定してもよい。また、この判定の基準は、日数に限らず、当該車両の走行距離やイベントの発生回数等や、更にこれらを組み合わせたものであってもよい。
ステップS310にて、肯定判定であれば車両データ記録装置3Aは、イベントの種類毎に記憶容量の不足度を算出する(ステップS315)。記憶容量の不足度は、例えば前記式1によって求める。
不足度=イベントの発生回数÷(記録可能回数*調整回数) ・・・(式1)
次に、車両データ記録装置3Aは、イベントの各種類のうち、不足度が最も大きいものを検索し(ステップS320)、処理対象αとして、ステップS322へ移行する。
ステップS322にて車両データ記録装置3Aは、所定の優先度に応じて処理対象αを変更する(ステップS322)。例えば、ABSの動作、自動ブレーキの動作、ESCの動作といったイベントの種類について、優先的に記録したい順に予め優先度を定めておく。そして、車両データ記録装置3Aは、ステップS315で求めた不足度が1.00を超えているもののうち、ステップS320で処理対象αとしたものより優先度の高いイベントの種類があれば、当該優先度の高いイベントの種類に処理対象αを変更する。
ステップS325にて、車両データ記録装置3Aは、処理対象αとしたイベントの不足度が、1を超えているか否かを判定する。なお、本例では、この判定の基準を1としたが、厳密に1に限定されるものではなく、1よりも大きい値が設定されてもよい。
ステップS325にて、肯定判定の場合、車両データ記録装置3Aは、イベントの各種類のうち、不足度が最も小さいものを検索し(ステップS330)、処理対象βとして、ステップS335へ移行する。
ステップS335にて、車両データ記録装置3Aは、処理対象βとしたイベントの不足度が、1未満か否かを判定する。なお、本例では、この判定の基準を1としたが、厳密に1に限定されるものではなく、1よりも小さい値が設定されてもよい。
ステップS335にて肯定判定の場合、車両データ記録装置3Aは、処理対象βとしたイベントの記録可能回数が下記の式(2)及び式(3)を満たしているか否かを判定する(ステップS340)。
Kβ>Mβ ・・・式(2)
Hβ÷((Kβ−1)×TK)≦1 ・・・式(3)
Kβ:処理対象βの記録可能回数
Mβ:処理対象βの最低記録回数
Hβ:処理対象βとしたイベントの発生回数
TK:調整回数カウンタ値
ステップS340にて肯定判定の場合、車両データ記録装置3Aは、処理対象αの記録可能回数を1増加させる変更を行い(ステップS350)、処理対象βの記録可能回数を1減少させる変更を(ステップS355)、ステップS315へ戻る。即ち、ステップS350,S355が記録可能回数を変更する処理である。
一方、ステップS340にて否定判定の場合、車両データ記録装置3Aは、当該イベントの種類を処理対象βの検索対象から除外して(ステップS345)、ステップS330に戻り、処理対象βの検索をやり直す。
また、ステップS325にて否定判定であった場合、処理対象αの記録可能回数に不足がなく、調整の必要がないため、車両データ記録装置3Aは、ステップS360へ移行し、日数カウンタを初期化する。例えば、ステップS350,S355の変更により記録可
能回数に不足がなくなった場合、車両データ記録装置3Aは、ステップS325で否定判定する。
ステップS365にて車両データ記録装置3Aは、調整回数カウンタをカウントアップする。そして、ステップS370にて車両データ記録装置3Aは、ステップS315〜S355で調整した記録可能回数に基づいて記憶領域の容量の割り当てを変更する。
上述のように、本実施形態の車両データ記録装置3Aは、イベントの種類に対応する記録領域の容量を過不足なく設定でき、記録部(不揮発性メモリ)32における記録領域の割り当てを最適化できる。これにより、記録領域の容量が不足して、車両データの利用時に所要の車両データが消えてしまうことを抑制できる。また、本実施形態の車両データ記録装置3Aは、管理サーバ4等の外部装置を必要とせずに、記憶領域の最適化を行うことができる。
1 車両データ記録システム
2 車両
3 車両データ記録装置
3、3A 車両データ記録装置
4 管理サーバ
20 検出部
21 通信部
31 制御部
32 記録部
33 取得部

Claims (5)

  1. 車両から車両データを取得する取得部と、
    車両における複数種類のイベントの発生を判定する判定部と、
    前記判定部により、前記イベントが発生したと判定された際に、前記取得部により取得された前記車両データを前記イベントの種類毎に割り当てられた記録領域に記録させる記録制御部と、
    前記イベントの発生を示すイベント情報を管理サーバに送信するイベント送信部と、
    前記イベントの種類毎の発生頻度に応じて前記イベントの種類毎に割り当てられた記憶領域の容量を変更する変更情報を前記管理サーバから受信し、前記記憶領域の容量を変更する変更部と、
    を備える車両データ記録装置。
  2. 前記変更情報が、前記車両のイベント情報に加え、前記車両の周辺に存在する車両におけるイベント情報に基づいて、前記イベントの種類毎に求めた容量へ、前記記憶領域の容量を変更させるものである請求項1に記載の車両データ記録装置。
  3. 前記変更情報が、所定の優先度に基づいて、前記イベントの種類毎に求めた容量へ、前記記憶領域の容量を変更させるものである請求項1又は2に記載の車両データ記録装置。
  4. 車両から車両データを取得する取得部と、
    車両における複数種類のイベントの発生を判定する判定部と、
    前記判定部により、前記イベントが発生したと判定された際に、前記取得部により取得された前記車両データを前記イベントの種類毎に割り当てられた記録領域に記録させる記録制御部と
    前記イベントの種類毎の発生頻度を算出し、前記発生頻度に応じて前記イベントの種類毎に割り当てられた記憶領域の容量を変更する変更部と、
    を備える車両データ記録装置。
  5. 通信回線を介して接続される車両データ記録装置と管理サーバとを備える車両データ記録システムであって、
    前記車両データ記録装置が、
    車両から車両データを取得する取得部と、
    車両における複数種類のイベントの発生を判定する判定部と、
    前記判定部により、前記イベントが発生したと判定された際に、前記取得部により取得された前記車両データを前記イベントの種類毎に割り当てられた記録領域に記録させる記録制御部と
    前記イベントの発生を示すイベント情報を管理サーバに送信するイベント送信部と、
    前記イベントの種類毎の発生頻度に応じて前記イベントの種類毎に割り当てられた記憶領域の容量を変更する変更情報を前記管理サーバから受信し、前記記憶領域の容量を変更する変更部と、
    を備え、
    前記管理サーバが、
    前記イベント情報を受信するイベント情報受信部と、
    前記イベント情報に基づいて前記変更情報を生成する変更情報生成部と、
    前記変更情報を前記車両データ記録装置へ送信するデータ送信部と、
    を備えた車両データ記録システム。
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