JP6866186B2 - グリップ取付構造 - Google Patents
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Description
そこで、グリップを予め長めに形成しておき、このグリップの後端を前記段部に圧接させることが考えられるが、このようにした場合には、グリップの後端側が前記圧接力により径外方向へ膨れたり、捲れたりするおそれがある。
このため、例えば、特許文献2に記載の発明では、グリップ後端と段部との間を装飾リングにより覆うようにしているが、より簡素な構造が望まれる。
軸筒の把持部位にグリップを環状に装着するようにしたグリップ取付構造において、前記軸筒が前軸と該前軸に接続された後軸とを具備し、前記グリップが弾性材料からなる弾性筒部と、硬質材料からなり前記弾性筒部の内径側に一体化された硬質部とを具備し、前記硬質部には、前記弾性筒部の前後端部間で径内方向へ突出する被挟持部が設けられ、前記前軸には、前記弾性筒部に対し前方側から圧接されることなく硬質の前記被挟持部に対し前方側から圧接される圧接部が設けられ、前記後軸には、前記弾性筒部に対し後方側から圧接されることなく硬質の前記被挟持部に対し後方側から圧接される圧接部が設けられ、前記被挟持部は、前記両圧接部によって前後から挟持されていることを特徴とするグリップ取付構造。
第1の特徴は、軸筒の把持部位にグリップを環状に装着するようにしたグリップ取付構造において、前記軸筒が前軸と該前軸に接続された後軸とを具備し、前記グリップが弾性材料からなる弾性筒部と、硬質材料からなり前記弾性筒部の内径側に一体化された硬質部とを具備し、前記硬質部には、前記弾性筒部の前後端部間に位置し、前記前軸と前記後軸によって前後から挟持される被挟持部が設けられている。
前記後軸の外周部には、前記グリップを環状に装着した状態で、前記環状被覆部の後端面に接触する段部が設けられている(図1参照)。
すなわち、この発明の一つは、軸筒の把持部位にグリップを環状に装着するようにしたグリップ取付構造において、前記グリップが弾性材料からなる弾性筒部と、硬質材料からなり前記弾性筒部の内径側に一体化された硬質部とを具備し、前記硬質部は、前記弾性筒部よりも軸方向長さの短い筒状に形成され、前記弾性筒部の後半部側に配置され、前記弾性筒部は、前記硬質部の前端よりも前側に、その後側部分よりも厚肉であって且つ前記硬質部の外径よりも内径が小さい厚肉部を有する(図1参照)。
次に、上記特徴を有する具体的な実施態様について、図面に基づいて詳細に説明する。
本明細書中、軸方向とは、軸筒の中心線の延びる方向を意味する。また、「前」とは、前記軸方向の一方側であって筆記部(鉛芯)が突出する方向を意味する。また、「後」とは、前記一方側に対する逆方向側を意味する。また、「径方向」とは、前記軸方向に対し直交する方向を意味する。また、「径外方向」とは、前記径方向に沿って軸心から離れる方向を意味する。「径内方向」とは、前記径方向に沿って軸心へ近づく方向を意味する。
筆記具1は、軸筒10と、軸筒10の最前端部に支持された鉛芯ガード20と、軸筒10の後端から後方へ突出するノック棒30と、ノック棒の進退により軸筒内にて鉛芯xを前方へ繰り出す鉛芯繰出機構(図示省略)と、軸筒前端側の把持部位に装着されたグリップ40とを具備したシャープペンシルであり、軸筒10とグリップ40によってグリップ取付構造Aを構成している。
縮径部11bにおける後側の外周面は、グリップ40の前部側を嵌め合わせるためのグリップ嵌合面として機能する。
前軸11の後端面は、後述する硬質部42の被挟持部42bに対し前方側から圧接される圧接部11eとして機能する。
また、このリング部材13の後端側は、縮径部11b外周面から径外方向へ離間しており、この隙間には、グリップ40の前端側が挿入される(図1参照)。
この後軸12の後端側には、周方向の所定位置から径外方向へ突出するようにクリップ12d(図1参照)が設けられる。
この雄ネジ部12a1と雌ネジ部11dは、前軸11に対し後軸12をねじ込んだ際に、前軸11後端(圧接部11e)と、後述する突条12a2前端(圧接部12a21)との間隔Wが、グリップ40の被挟持部42bの前後幅よりも狭まるように、ねじ長さ及び前後位置等が適宜に設定されている。
各突条12a2は、その突端面が軸筒周方向に沿う凸曲面状に形成され、後方へ直線状に連続して中径部12bに接続されている。
各突条12a2の前端面は、被挟持部42bに対し後方側から圧接される圧接部12a21として機能する。
なお、鉛芯ガード20、ノック棒30及び前記鉛芯繰出機構などの具体的な構成は、例えば、特開2015-123689公報に開示されるもの適用することが可能である。
この弾性筒部41は、硬質部42の前端よりも前側に、その後側部分よりも厚肉であって且つ硬質部42の外径よりも内径が小さい厚肉部41aを有し(図3参照)、この厚肉部41aよりも前側には、厚肉部41aに対し外径が縮径された縮径部41bを有する。
厚肉部41aの外周面の前端側には、最前端部へ向かって徐々に外径を小さくする環状傾斜部41a1が設けられる。この環状傾斜部41a1は、図示例によれば、C面取り状の傾斜面としているが、R面取り状に形成してもよい。
この縮径部41bは、リング部材13の内周面と前軸11後部側の縮径部11b外周面との間に挿入されて、弾性筒部41前端側の捲れを防いでいる。
この薄肉部41cの外周面は、後方へゆくにしたがって徐々に外径が小さくなっている。この薄肉部41c外周面の後端側には、最後端部へ向かって徐々に外径を小さくする断面凸曲面状の環状傾斜部41c1が設けられる。
この環状被覆部41c2の後端面は、後軸12の大径部12c前端面である段部12c1に接触している。また、この環状被覆部41c2の内周面は、前軸11の小径部12a外周面に近接又は接触している。
これら三つの被把持面41dは、クリップ12dに対し特定の位置関係になるように周方向位置が定められている。
詳細に説明すれば、図4に示すように、二つの被把持面41dの間に対応する周方向位置にクリップ12dが配置されている。
この配置によれば、クリップ12dを手に当たらないように外側へ向けた状態で、三つの被把持面41dを、それぞれ、親指、人差し指、中指の三本の指で把持し筆記姿勢をとることができる。
すなわち、前記他の部分41eの横断面の輪郭は、軸筒10の外周面に沿う真円であり、各被把持面41dの横断面の輪郭は、前記真円よりも曲率の小さい曲面である。
なお、さらなる他例としては、厚肉部41aの前端から薄肉部41cの後端までの全体の範囲を、前記被把持面41dを有さない円筒面状に形成することも可能である。
この硬質部42は、弾性筒部41の前後端部間に位置し、特に図示する好ましい一例によれば、弾性筒部41の後半部寄りに位置している。
この硬質部42の内周面には、図3に示すように、後軸12の突条12a2に嵌り合う凹溝42aと、この凹溝42aの前側で径内方向へ突出して前軸11と後軸12によって前後から挟持される被挟持部42bと、凹溝42aよりも後側に位置する筒状内面部42cとが形成される。
この凹溝42a及び突条12a2の周方向位置は、三つの被把持面41dとクリップ12dが、上述した特定の位置関係(図3(b)参照)になるように定められている。
すなわち、三つの被把持面41dは、凹溝42aと突条12a2の嵌り合いによって、周方向に位置合わせされる。
この被挟持部42bは、硬質部42の最前端側に環状に設けられ、図1に示すように、前軸11後端の圧接部11eと、凹溝42a内における突条12a2前端の圧接部12a21とによって前後から挟持される。
筆記具1を組み立てる際は、後軸12の前端側にグリップ40が環状に装着される。
この装着の際、後軸12側の各突条12a2とグリップ40側の各凹溝42aとが周方向に位置合わせされ嵌め合せられる。また、グリップ40後端側内周面の突起42c1が、後軸12の環状突起12b1に乗り越え嵌合される。
この接続作業においては、リング部材13が前軸11に対し回転自在であるため、前軸11側の回転が弾性筒部41に伝達して弾性筒部41が捻じれ変形してしまうのを防ぐことができる。
さらに他例としては、硬質部42全体が前軸11と後軸12によって前後から挟持されるようにすることも可能である。
10:軸筒
11:前軸
11e:圧接部
11d:雌ネジ部
12:後軸
12a1:雄ネジ部
12a2:突条
12a21:圧接部
12c1:段部
12d:クリップ
40:グリップ
41:弾性筒部
41a1:環状傾斜部
41c1:環状傾斜部
41d:被把持面
42:硬質部
42b:被挟持部
A:グリップ取付構造
Claims (8)
- 軸筒の把持部位にグリップを環状に装着するようにしたグリップ取付構造において、
前記軸筒が前軸と該前軸に接続された後軸とを具備し、
前記グリップが弾性材料からなる弾性筒部と、硬質材料からなり前記弾性筒部の内径側に一体化された硬質部とを具備し、
前記硬質部には、前記弾性筒部の前後端部間で径内方向へ突出する被挟持部が設けられ、
前記前軸には、前記弾性筒部に対し前方側から圧接されることなく硬質の前記被挟持部に対し前方側から圧接される圧接部が設けられ、前記後軸には、前記弾性筒部に対し後方側から圧接されることなく硬質の前記被挟持部に対し後方側から圧接される圧接部が設けられ、
前記被挟持部は、前記両圧接部によって前後から挟持されていることを特徴とするグリップ取付構造。 - 前記硬質部は、前記弾性筒部よりも軸方向長さの短い筒状に形成され、前記弾性筒部の後半部側に配置され、
前記被挟持部は、前記硬質部の最前端側に設けられていることを特徴とする請求項1記載のグリップ取付構造。 - 前記後軸の外周面には前後方向へわたる突条が設けられ、前記硬質部の内周面には前記突条に嵌り合う凹溝が設けられ、
前記突条の前端面は、前記被挟持部に対し後方側から圧接される前記圧接部として機能することを特徴とすることを特徴とする請求項1又は2記載のグリップ取付構造。 - 前記後軸の外周面における前記突条よりも後側には、環状突起が設けられ、
前記硬質部の内周面には、前記環状突起を後方へ乗り越え嵌合する突起が設けられていることを特徴とする請求項3記載のグリップ取付構造。 - 前記前軸が、前記グリップに前方側から挿入されて、前記後軸に螺合接続され、
前記前軸には、前記グリップの前端側を覆うようにリング部材が環状に嵌め合わせられ、
前記リング部材は、前記前軸に対し回転自在であることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載のグリップ取付構造。 - 前記弾性筒部は、前記硬質部の前端よりも前側に、その後側部分よりも厚肉であって且つ前記硬質部の外径よりも内径が小さい厚肉部を有することを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載のグリップ取付構造。
- 前記弾性筒部は、外周面の後端側又は前端側に、最端部へ向かって徐々に外径を小さくする環状傾斜部を有し、
前記弾性筒部は、その後端側に、径内方向へ環状に突出して、前記硬質部の後端面を覆う環状被覆部を有し、
前記後軸の外周部には、前記グリップを環状に装着した状態で、前記環状被覆部の後端面に接触する段部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6何れか1項記載のグリップ取付構造。 - 前記軸筒の後端側には、周方向において部分的に径外方向へ突出するクリップが設けられ、
前記弾性筒部の外周面には、周方向の曲率が部分的に小さい被把持面が、周方向に等間隔を置いて三つ設けられ、
前記クリップは、三つの前記被把持面のうちの二つの間に対応する周方向位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至7何れか1項記載のグリップ取付構造。
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