JP6863265B2 - 車両フロア構造 - Google Patents

車両フロア構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6863265B2
JP6863265B2 JP2017243556A JP2017243556A JP6863265B2 JP 6863265 B2 JP6863265 B2 JP 6863265B2 JP 2017243556 A JP2017243556 A JP 2017243556A JP 2017243556 A JP2017243556 A JP 2017243556A JP 6863265 B2 JP6863265 B2 JP 6863265B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor panel
rail
seat
vehicle
seat rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017243556A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019108070A (ja
Inventor
修 池浦
修 池浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2017243556A priority Critical patent/JP6863265B2/ja
Publication of JP2019108070A publication Critical patent/JP2019108070A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6863265B2 publication Critical patent/JP6863265B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、スライドレールのシートレールが車両のフロアパネルに直置きされる、車両フロア構造に関する。
特開2011−245877号公報は、車両のフロアパネルにブラケット等を介さずに直に設置される(直置きされる)ロングスライドレールを開示している。
しかし、上記公報開示の車両フロア構造には、つぎの問題点がある。
フロアパネルには、一般的にNV(Noise・Vibration)性能向上のために防音材が敷かれている。しかし、スライドレールがフロアパネルに直に設置されているため、その部分だけフロアパネルに防音材を敷くことが困難である。そのため、NV性能向上の点において改善の余地がある。
特開2011−245877号公報
本発明の目的は、スライドレールがフロアパネルに直に設置される場合であっても、NV性能を向上できる車両フロア構造を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) (a)フロアパネルと、
(b)複数の締結部にて前記フロアパネルと締結されるシートレールと、車両用シートが取付けられ前記シートレールに対してスライド可能なアッパレールと、を有するスライドレールと、
を有し、
前記フロアパネルの、前記フロアパネルと前記シートレールとの複数の締結部間における前記シートレールとの対向部には、前記アッパレールの長さ未満の長さの、前記シートレールに沿った下方に凹む凹部が設けられており、
前記凹部と前記シートレールとの間に防音材が配置されている、車両フロア構造。
上記(1)の車両フロア構造によれば、つぎの効果を得ることができる。
フロアパネルのシートレールとの対向部には、シートレールに沿った下方に凹む凹部が設けられており、凹部とシートレールとの間に防音材が配置されているため、フロアパネルとシートレールとの間に防音材が設けられていない場合(従来)に比べて、NV性能を向上できる。
また、凹部の長さがアッパレールの長さ未満とされているため、アッパレールとシートレールとの接触部の全体が、1つの凹部の上方に位置することが抑制される。そのため、凹部が設けられる場合であっても、車両の前面衝突時にアッパレールおよびシートレールが凹部に潜り込んでしまいシートが倒れ込むことを抑制できる。
本発明実施例の車両フロア構造における、フロアパネルとシートレールの概略斜視図である。 本発明実施例の車両フロア構造における、フロアパネルとシートレールの図1のA−A線部位における概略断面図である。 本発明実施例の車両フロア構造の、図1のA−A線部位における概略断面図である。 本発明実施例の車両フロア構造の、図3の部分拡大断面図である。
以下に、図面を参照して、本発明実施例の車両フロア構造10を説明する。なお、図中UPは上方を示し、FRは車両前方を示し、OUTは車両幅方向外側を示す。
本発明実施例の車両フロア構造10は、図1に示すように、フロアパネル20と、スライドレール30と、を有する。
フロアパネル20は、車両の床を構成しており、フロントフロアパネル21と、フロントフロアパネル21より車両後側にありフロントフロアパネル21と接合されるリアフロアパネル22と、を有する。
フロアパネル20の下側には、図3に示すように、フロアアンダーリンフォース40が設けられている。フロアアンダーリンフォース40は、フロアパネル20の車両幅方向の各端部またはその近傍で車両前後方向に延びて設けられている。フロアアンダーリンフォース40は、上方に開放するハット形状であり、フロアパネル20の下面と対向する底壁41と、底壁41の車両幅方向両端部から上方に延びる図示略の一対の側壁と、を有し、上端部にてフロアパネル20に接合されている。そのため、フロアアンダーリンフォース40は、延び方向(車両前後方向)と直交する断面視で、フロアパネル20によって開口が閉塞された閉断面形状となっている。
スライドレール30は、車両前後方向へ延びて設けられている。スライドレール30は、図1に示すように、フロントフロアパネル21の車両前後方向中間部(車両前後方向中央部またはその近傍)からリアフロアパネル22の車両前後方向中間部(車両前後方向中央部またはその近傍)まで延びる長尺状とされている。そのため、スライドレールはロングスライドレールといってもよい。スライドレール30は、外側スライドレール30aと、外側スライドレール30aより車両幅方向内側にある内側スライドレール30bと、を有する。外側スライドレール30aと内側スライドレール30bの対が右側シート用と左側シート用とでそれぞれ一組ずつ設けられている。
外側スライドレール30aにあっては、車両用シート50からの荷重をフロアアンダーリンフォース40で受けることができるように、図3に示すように、フロアアンダーリンフォース40に沿ったフロアパネル20の上面に設けられている。
スライドレール30は、フロアパネル20と締結されるシートレール31と、車両用シート50が取付けられシートレール31に対してスライド可能なアッパレール32と、を有する。
シートレール31は、フロアパネル20にブラケット等を介さずに直に設置されて固定いる(直置きされている)。そのため、スライドレール30はフロアパネル20に直置きされている。シートレール31とフロアパネル20との締結部60は、シートレール31の延び方向である車両前後方向に間隔をおいて複数設けられている。なお、図示例では間隔をおいて6個設けられる場合を示している。各締結部60において、ボルト61を上方からシートレール31、フロアパネル20を挿通させてウエルドナット62に螺合させることで、シートレール31をフロアパネル20に固定している。
なお、外側スライドレール30aにおけるシートレール31にあっては、各締結部60は、フロアアンダーリンフォース40内でフロアアンダーリンフォース40に固定して設けられるブラケット42にて補強されており、ボルト61は、ブラケット42にたとえばプロジェクション溶接にて接合されるウエルドナット62に螺合されている。
アッパレール32には、車両用シート50の下部が直接または別部材を介して取付けられており、シートレール31にスライド可能に支持されている。アッパレール32の延び方向長さ(車両前後方向長さ)は、シートレール31の延び方向長さ(車両前後方向長さ)よりも小とされており、シートレール31のたとえば1/4程度とされている。
フロアパネル20には、NV性能向上のために防音材が敷かれている。しかし、スライドレール30がフロアパネル20にブラケット等を介さずに直置きされているため、その部分だけフロアパネルに防音材を敷くことが困難である。そこで、本発明実施例では、以下の構成をとっている。
フロアパネル20の、フロアパネル20とシートレール31との複数の締結部60間におけるシートレール31との対向部20aに、アッパレール32の長さ未満の長さの、シートレール31に沿って車両前後方向に延びた下方に凹む凹部23が設けられている。そして、凹部23とシートレール31の下面との間に防音材70(図4参照)が配置されている。
凹部23は、フロアパネル20をプレス曲げ成形することで形成される。凹部23は、互いに隣り合う各締結部60間の全てに形成されていることが望ましい。すなわち、図示例のように締結部60が6個設けられる場合には、互いに隣り合う締結部60間が5個存在するため、凹部23は5個全部に形成されていることが望ましい。これは、互いに隣り合う各締結部60間の全てに防音材70を配置してNV性能を向上させるためである。
凹部23は、防音材70の配置面積を大にしてNV性能を向上させるために、互いに隣り合う2つの締結部60間の全域またはほぼ全域にわたって設けられていることが望ましい。ただし、互いに隣り合う2つの締結部60間の距離がアッパレール32の車両前後方向長さより大となっている場合には、1つの凹部23の車両前後方向長さは、アッパレール32の車両前後方向長さ未満とされている。
互いに隣り合う2つの締結部60間の距離がアッパレール32の車両前後方向長さより大となっている場合、1つの凹部23の長さをアッパレール32の長さ未満にするために、凹部23内に上方に凸となる凸部24が設けられている。これにより、1つの凹部23は複数に分断される。凸部24は、1つの凹部23内に1つのみ設けられていてもよく、複数設けられていてもよい。凸部24は、フロアパネル20に凹部23を形成する際に凸部24となる部位を除いて凹部23を形成することで設けられている。外側スライドレール30aの下側に設けられる凸部24の下側には、フロアアンダーリンフォース40内でフロアアンダーリンフォース40の底壁41から上方に凸部24に向かって延びており延び方向先端部が凸部24の下面に接合される支持壁43が設けられている。支持壁43は、凸部24に上方からの荷重がかかった場合であっても凸部24を下から支えることで凸部24の変形を抑制するために設けられる。
防音材70は、音を低減できるものであればよく、吸音材、遮音材、吸音材と遮音材とを積層させたもの、を含む。防音材70は、凹部23の上面とシートレール31の下面との間に配置されている。防音材70は、凹部23とシートレール31との間に若干の隙間を有して配置されていてもよいが、NV性能向上のために充填されていることが望ましい。防音材70の配置は、フロアパネル20の凹部23上に防音材70を配置した状態でフロアパネル20にシートレール31を締結することで行われる。
つぎに、本発明実施例の作用、効果を説明する。
(a)フロアパネル20のシートレール31との対向部20aには、シートレール31に沿った下方に凹む凹部23が設けられており、凹部23とシートレール31との間に防音材70が配置されているため、フロアパネル20とシートレール31との間に防音材70が設けられていない場合(従来)に比べて、NV性能を向上できる。
(b)凹部23の長さがアッパレール32の長さ未満とされているため、アッパレール32とシートレール31との接触部の全体が、1つの凹部23の上方に位置することが抑制される。その結果、凹部23が設けられる場合であっても、車両の前面衝突時にシート50とともにアッパレール32が車両前方に回転しようとし、これによりシートレール31に下方に撓む荷重がかかった場合であっても、シートレール31がフロアパネル20に接触するまでの空走距離をゼロまたは小にでき、フロアパネル20の面剛性でシートレール31の変形を抑制できる。よって、シートレール31が凹部23に潜り込んでしまいシート50が倒れ込むことを抑制できる。
(c)凹部23に上方に凸となる凸部24が設けられているため、簡易な構成で凹部23の長さをアッパレール32の長さ未満に確実にすることができる。また、凸部24の下側に支持壁43が設けられているため、支持壁43が設けられていない場合に比べて、フロアパネル20の下方への変形を抑制でき、シート50の倒れ込みを効果的に抑制できる。
10 車両フロア構造
20 フロアパネル
20a 締結部間におけるシートレール対向部
23 凹部
24 凸部
30 スライドレール
30a 外側スライドレール
30b 内側スライドレール
31 シートレール
32 アッパレール
40 フロアアンダーリンフォース
41 フロアアンダーリンフォースの底壁
42 ブラケット
43 支持壁
50 シート
60 締結部
61 ボルト
62 ナット
70 防音材

Claims (1)

  1. (a)フロアパネルと、
    (b)複数の締結部にて前記フロアパネルと締結されるシートレールと、車両用シートが取付けられ前記シートレールに対してスライド可能なアッパレールと、を有するスライドレールと、
    を有し、
    前記フロアパネルの、前記フロアパネルと前記シートレールとの複数の締結部間における前記シートレールとの対向部には、前記アッパレールの長さ未満の長さの、前記シートレールに沿った下方に凹む凹部が設けられており、
    前記凹部と前記シートレールとの間に防音材が配置されている、車両フロア構造。
JP2017243556A 2017-12-20 2017-12-20 車両フロア構造 Active JP6863265B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017243556A JP6863265B2 (ja) 2017-12-20 2017-12-20 車両フロア構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017243556A JP6863265B2 (ja) 2017-12-20 2017-12-20 車両フロア構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019108070A JP2019108070A (ja) 2019-07-04
JP6863265B2 true JP6863265B2 (ja) 2021-04-21

Family

ID=67178870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017243556A Active JP6863265B2 (ja) 2017-12-20 2017-12-20 車両フロア構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6863265B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3140692B2 (ja) * 1996-09-27 2001-03-05 池田物産株式会社 車両用フロアトリムの成形方法
JPH10138817A (ja) * 1996-11-07 1998-05-26 Ikeda Bussan Co Ltd 車両用フロアトリムの成形方法
JPH10138818A (ja) * 1996-11-07 1998-05-26 Ikeda Bussan Co Ltd 車両用フロアトリム及びその成形方法
JPH10291443A (ja) * 1997-04-21 1998-11-04 Nissan Motor Co Ltd 車両用シートのスピーカ構造
US6948693B2 (en) * 2003-08-11 2005-09-27 Lear Corporation Vehicle seat adjuster
JP2005225256A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Toyota Boshoku Corp シートレールカバー及びこのシートレールカバーを用いた布設部材取付構造
JP4806966B2 (ja) * 2005-05-25 2011-11-02 日産自動車株式会社 フロアマットの取付構造
JP5515086B2 (ja) * 2011-04-06 2014-06-11 トヨタ車体株式会社 シートベルトアンカー用のリテーナの固定構造
DE202017105047U1 (de) * 2017-08-23 2017-10-11 Faurecia Autositze Gmbh Kraftfahrzeugsitzsystem

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019108070A (ja) 2019-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6277948B2 (ja) 自動車の下部車体構造
JP5862214B2 (ja) 車両用シートの取付構造
JP6299724B2 (ja) サスペンションメンバ
JP5337123B2 (ja) 車体前部構造
US20170057549A1 (en) Vehicle lower portion structure
JP2006213208A (ja) 車体の前部構造
JP6649422B2 (ja) 車両用ドア構造
JP6237290B2 (ja) 車体前部構造
JP6112087B2 (ja) 車両前部構造
CN107953846B (zh) 保险杠强化部与纵梁的联结结构
JP6863265B2 (ja) 車両フロア構造
JP2012081856A (ja) 車両の前部構造
JP6823825B2 (ja) 車体フロア構造
JP5922064B2 (ja) 車両のフェンダーパネル支持構造
JP5895832B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP6863246B2 (ja) 車両後部構造
JP6488952B2 (ja) 車両前部構造
JP5692187B2 (ja) 車体前部構造
JP6862940B2 (ja) バンパビーム構造
JP6432568B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP2012206561A (ja) バンパステー
JP5056461B2 (ja) 車両のアンダーボデー構造
JP2016117361A (ja) 車両前部構造
JP6717027B2 (ja) 車体の前部構造
JP6520649B2 (ja) 車両用シートの取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210302

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210315

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6863265

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151