JP6860674B2 - 電気化学センサおよび電気化学センサの形成方法 - Google Patents

電気化学センサおよび電気化学センサの形成方法 Download PDF

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Description

本開示は、電気化学センサおよび電気化学センサを形成する方法に関する。
典型的には電解質と接触している3つの電極を備える電気化学センサが知られている。これらの電極は通常、作用電極、対電極および参照電極として識別される。一般的に言えば、そのようなセンサでは、参照電極は作用電極に対して一定電位に保たれる。作用電極/電解質界面と相互作用する物質の存在は、作用電極での還元/酸化(REDOX)反応の結果として作用電極と対電極との間の電流の流れを引き起すことができる。他の電気化学センサは作用電極と対電極のみを有し得、そのようなセンサではそれらの電極間の電位差、電流の流れまたは抵抗を測定し得る。
一般的に言って、そのような電気化学的センサは一つずつベースで、またはかなりの変数の技術を使用することによって作られる。その結果、センサは次から次へ異なる傾向がある。一酸化炭素センサのようないくつかの使用分野では、関連する電子機器が警報を発するためのトリガ閾値が非常に高く設定されているため、危険なレベルの一酸化炭素に達したことは疑いの余地がないため、これはそれほど問題ではない。しかしながら、より高い精度および/または分解能が要求される状況では、センサは使用前に較正されなければならない。これは概して費用がかかりおよび/または時間がかかる。さらに、それらを使用することができるデバイスおよび用途の範囲を増大させるために、センサのサイズを縮小することが概して望ましい。
集積回路の製造に一般的に使用されているマイクロマシニング技術を使用して形成され得る電気化学センサが提供される。これは、環境ガスが基板の頂部側に到達することを可能にするために、シリコン基板内にマイクロキャピラリを形成し、絶縁層内に開口部を形成することによって達成される。電極が絶縁層内の開口部に形成されるように、多孔質電極が絶縁層の頂部側に印刷される。センサはまた、少なくとも1つの追加電極を備える。次に電解質が、電極の頂部に形成される。キャップが、電極および電解質の上に形成される。この構成は、マイクロマシニング技術を使用して容易に生成することができる。
本開示の第1の態様によれば、基板、絶縁層、少なくとも2つの電極、多孔質電極である少なくとも1つの前記電極、および電解質を備える電気化学センサが提供され、ここで少なくとも1つの多孔質電極が、絶縁層の開口部に形成され、電解質が、電極および絶縁層を覆う層として形成され、基板が、その中に形成された少なくとも1つの穴を有し、センサは、多孔質電極が基板内の少なくとも1つの穴を通して環境にさらされるように構成されている。
本開示の第2の態様によれば、基板上に絶縁層を形成すること、基板内に少なくとも1つの穴を設けること、絶縁層内に開口部を設けること、少なくとも1つの電極が基板を通して環境にさらされるように絶縁層内の開口部に少なくとも1つの多孔質電極を形成すること、絶縁層の上に少なくとも1つの追加電極を形成すること、電極および絶縁層を覆う電解質層を形成すること、を含む、電気化学センサを製造する方法が提供される。
本開示の第3の態様によれば、ウエハ上に複数の電気化学センサを製造する方法が提供され、その方法は、複数の電気化学センサを部分的に構築するようにウエハ基板を処理することと、複数のキャップを備えるキャッピングウエハを提供することと、キャップを部分センサと位置合わせするようにキャップを部分センサに接着することと、複数のセンサを生成するように得られた構造体をダイスカットすることと、を含む。
本開示のさらなる特徴は、添付の特許請求の範囲に定義されている。
本開示の教示は、添付の図面を参照しながら、非限定的な例として説明される。
第1の実施形態による電気化学センサの断面図である。 図1に示すセンサの上面図である。 図1に示すセンサのさらなる上面図である。 図1に示すセンサの製作プロセスの最初の段階における基板を概略的に図示する。 絶縁層形成後の基板を示す。 マイクロキャピラリ形成後の基板を示す。 金属層形成後の基板を示す。 パシベーション層の堆積および画定後の基板を示す。 絶縁層の一部を除去した後の基板を示す。 電極の堆積後の基板を示す。 キャップの適用後の基板を示す。 電解質の挿入およびキャップの形成後の基板を示す。 第2の実施形態による電気化学センサの断面図である。 図5に示すセンサの上面図である。 図5に示すセンサのさらなる上面図である。 第3の実施形態による電気化学センサの断面図である。 図8に示すセンサの上面図である。 図8に示すセンサのさらなる上面図である。 第4の実施形態による電気化学センサの断面図である。 図11に示すセンサの上面図である。 図11のセンサの動作を実証する。 図11のセンサの動作を実証する。 図11のセンサの動作を実証する。 1つ以上の実施形態の開示による基板の断面図を示す。 1つ以上の実施形態の開示による基板の断面図を示す。 1つ以上の実施形態の開示による基板の断面図を示す。 本開示の一実施形態によるキャップウエハを示す。 本開示の一実施形態によるキャップウエハの断面図を示す。 本開示の一実施形態によるキャップウエハの断面図を示す。 本開示のさらなる実施形態によるセンサの上面図である。 本開示のさらなる実施形態によるセンサの上面図である。 本開示のさらなる実施形態によるセンサの上面図である。 本開示のさらなる実施形態によるセンサの上面図である。
本開示は、シリコン基板上に形成された電気化学センサを提供する。特に、本開示は、環境ガスへの曝露が、センサの裏側を通る裏面センサに関する。そうして、ガスが、電極に、または複数の電極に、および基板の上部に形成された電解質に到達するために、マイクロキャピラリが基板内に形成される。加えて、シリコンであるので、導体を基板から絶縁するために、基板の頂部側に絶縁層を形成しなければならない。ガスが電極に到達することを可能にするために、開口部が絶縁層内に形成され、そして開口部はマイクロキャピラリと位置合わせされる。電極のうちの1つが絶縁層内の開口部に、かつ基板の頂部面に対して形成されるように、電極は絶縁層上にスクリーン印刷または孔版印刷される。代替として、電極はリソグラフィ成膜技術を使用して堆積されてもよい。ガスと電解質とが相互作用するために、電極は多孔質である。そのような構成の利点は、それがマイクロマシニング技術を使用して容易に製造されることである。そのようにして、センサは小型化され得、複数のセンサが同じ特性を有するような様態で生成され得る。プロセス変動は、個別に製造された従来技術のセンサほど大きくはない。
図1は、マイクロマシニング技術を使用してシリコン上に形成された電気化学センサ100の断面図を示す。電気化学センサは、シリコン基板101上に形成されている。この例では、単一のセンサがシリコン基板101上に形成されている。しかしながら、実際には、複数の集積回路を単一のシリコン基板上に形成され得る方法と同じ様態で、いくつかのセンサが単一の基板上に形成され得る。シリコンの代替として、基板はガラス、セラミックまたはプラスチックから作られてもよい。複数のマイクロキャピラリ102が、基板101内に形成される。図1では、6つのマイクロキャピラリが断面で示されている。しかしながら、マイクロキャピラリ102はまた、基板の幅を横切って形成され、そうしてそれ自体は典型的には10以上のマイクロキャピラリがある。各マイクロキャピラリは、基板101の表面に対して直交する方向に形成され、基板の上面から下面に向かって延在する。各マイクロキャピラリは、直径約20μmであるが、各マイクロキャピラリは、直径約1μm〜2mmの範囲であってもよい。マイクロキャピラリの群102は、幅が約1mmであるが、幅が0.001mm〜3mmの範囲であってもよい。
基板101の上面には絶縁層103が形成されている。絶縁層103は、酸化シリコン(SiO)から形成され得、約4μmの厚さである。電極開口部104は、マイクロキャピラリ102と位置合わせされた位置で絶縁層103内に形成される。マイクロキャピラリが絶縁層内の開口部によって画定される面積に形成されるという意味で、開口部は位置合わせされていると説明されている。開口部104の壁は、マイクロキャピラリの壁と必ずしも正確に位置合わせされていない。この例では、開口部104はほぼ円形であるが、正方形または長方形でもよい。開口部104は、直径が1〜2mmであり得る。開口部104の側壁は半円形である。しかしながら、側壁は直線状であってもよく、あるいは側壁の表面積を増大させる任意の他の形状から形成されてもよいことを理解されたい。
絶縁層103の頂部面には、導電トラック105A、105Bが形成されている。導電トラック105A、105Bは、接着層106A、106Bによって絶縁層103に接着されている。導電トラック105A、105Bは、金または他の任意の適切な導電材料から作製され得る。例えば、導電トラックは金属または導電プラスチックから作られてもよい。導電トラックは、開口部104の縁から約25μmで停止するように構成されている。トラックは開口部の縁から数ミクロンから数ミリメートルの間のどこかで停止してもよい。導電トラック105A、105Bは、電極を外部回路要素に接続するためのものである。導電トラックは、絶縁層103に形成された開口部内に延在してもよい。加えて、導電トラックは、接触抵抗を向上させるためにキャピラリ内に延在してもよい。
パッシベーション層107が、絶縁層103と導電トラック105A、105Bの上に形成されている。パッシベーション層107には開口部108が形成されている。開口部108は、電極開口部104と同じ大きさであり、開口部104と位置合わせされている。電極(後述する)と外部回路要素との間に接続を形成することを可能にするために、パッシベーション層に追加の穴109A、109B、109C、109Dが形成されている。3つ以上の電極を有するセンサに対して追加の穴を追加してもよい。
図1は、センサ100の断面図を示し、作用電極110Aおよび対電極110Bのみが示されている。作用電極110Aは、開口部104、108内に形成されている。電極は、開口部104、108を完全に満たし、基板101の頂部面に当接する。作用電極110Aは、パッシベーション層107の頂部の上方に約25μm延在している。作用電極110Aはまた、穴109B内に延在する。これは、導電トラック105Bへの電気的接続を提供し、穴109Aを介して外部回路要素への接続が可能になる。穴109C内には、対電極110Bが形成されている。対電極110Bもまた、パッシベーション層107の上方に25μmに延在する。対電極110Bはまた、穴109C内に延びる。これは、導電トラック105Aへの電気的接続を提供し、穴109Dを介して外部回路要素への接続を可能にする。電極110Aは、マイクロキャピラリ102上に直接印刷されている。そうして、電解質114は、液体であってもよい。電極110Aは、電解質がマイクロキャピラリを通過するのを防ぐ。電極は多孔質であり、白金のような触媒、およびポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のようなフルオロポリマでできている。こうして、電極110Aは、化学反応が起こるのに必要な三相多孔質面を提供する。触媒は、白金黒のような中〜高表面積の多孔質触媒である。センサ寿命を通して十分な触媒活性を確実にするために、十分な触媒が提供される。触媒は、白金、金、ルテニウム、カーボンブラックまたはイリジウムのうちの1つであり得る。他の適切な材料を使用してもよい。
キャップ111が、電極110A、110Bの上に形成されている。追加電極が使用される実施形態では、キャップ111がそれらの電極の上にも形成される。キャップは、ガラス、セラミック、シリコンまたはプラスチックから形成され得る。キャップ111は、エポキシ/接着剤またはフリットガラス112A、112Bによってパッシベーション層107に封止されている。他の接合技術を使用してもよい。穴113が、キャップ111の頂部に形成されている。電解質114が、キャップ111内に提供される。代わりに、2つ以上の穴がキャップ111内に形成されてもよい。これは、電解質を真空充填することを可能にする。電解質114は、導電水性電解質または有機電解質などの液体溶液、NafionまたはPEDOT:PSSなどの導電性ポリマから作製され得る。電解質は、ヒドロゲルまたは室温イオン液体であってもよい。一例では、電解質は硫酸溶液とすることができ、ウィッキング材料またはウィッキング下部構造体を含んでもよい。電解質は二層電解質であってもよい。電解質114は、電極を完全に覆っているが、液体電解質を使用する場合、キャップ112を完全には満たしていない。実際、空所115がキャップ111の頂部に向かって残されている。導電性ポリマ電解質およびヒドロゲルを使用する場合、空所115は必要とされないことがある。何か汚染物質がキャップに入るのを防ぎ、また電解質114がキャップから出るのを防ぐために、エポキシ接着剤116が穴113の上に形成される。封止のために他の選択肢が利用されてもよい。キャップ111に2つの穴が設けられている場合、封止は両方の穴の上に形成されてもよい。代替的に、いったん空洞が満たされると、より大きい穴を接着された蓋で覆うことができる。
キャップ111がプラスチックから作られる場合、プラスチック材料は電解質114と適合性がなければならない。様々なプラスチック材料が使用され得る。例えば、キャップは、他のプラスチックの中でも、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、PTFE、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレン(PE)から作製することができる。プラスチックの重要な特性は、耐薬品性と電解質との適合性である。
図1では、導電トラック105A、105Bは、絶縁層103の上に設けられている。開口部109A、109Dが、センサを外部デバイスに接続されることを可能にするために、キャップ111の外側に設けられている。センサ100のサイズを縮小するために、キャップ111の外側に延在する基板101および絶縁層103の部分を省略することが好ましい場合がある。これを容易にするために、導電トラックが省略されてもよく、その代わりに導電性ビアが基板を通して形成されてもよい。これは、基板101の下側に接続することを可能にする。加えて、基板101のサイズは、キャップ111のサイズに縮小され得る。
マイクロキャピラリ102は、絶縁材料で裏打ちされていてもよい。この目的は、シリコン基板101を電極から電気的に絶縁することである。
図2は、わかりやすくするために特定の構成要素を取り除いたセンサ100の上面図である。特に、キャップ111、電解質114、および電極110は示されていない。穴109A、109B、109C、109Dがパッシベーション層107に示されている。加えて、穴109E、109Fがパッシベーション層107に形成されている。これらの追加の穴は、図1には示されていない追加の電極を収容するためのものである。穴109Eおよび109Fは、二電極センサには必要とされない。図2には開口部108も示されており、同時に基板101の一部の頂部面も示されている。マイクロキャピラリ102は基板101内に示されている。センサ100はまた、導電トラック105A、105B、105Cを含む。破線A−Aは、図1に示した断面を表す。
図3は、電極110を追加した、図2と同じ上面図を示す。特に、図3は作用電極110A、対電極110Bおよび参照電極110Cを示す。穴109Aは、電極110Aに連結されている導電トラックへのアクセスを提供する。穴109Dは、対電極110Bに連結されている導電トラックへのアクセスを提供する。穴109Fは、参照電極110Cに連結されている導電トラックへのアクセスを提供する。
図2および図3は、特定の寸法を有するセンサを示す。これらの寸法は、変更することができる。例えば、開口部108は、図2に示すよりもずっと大きくてもよく、特に電極110Aによって占められる面積の大部分を覆ってもよい。各センサの長さおよび幅は、1mmから10mmの範囲内であってもよい。基板101およびキャップ111を含む全体の厚さは1mmであってもよい。そのようにして、典型的な200mmウエハ上に、1000個を超えるセンサが生成され得る。
使用において、センサは、当業者によく知られている様態でマイクロ制御測定システムに接続される。センサ出力は連続的に監視され、環境内の分析物の濃度を決定するために使用され得る。電極110Aは、マイクロキャピラリ102を介して環境ガスと接触し得る。電極110Aが多孔質であるので、環境ガスはそれらが電解質114と接触する点まで電極を通過することができる。したがって、三相接合が電極内に形成される。印刷された固体電極110Aを使用することの利点は、電解質114が基板101内のマイクロキャピラリ102を通って漏れ出るのを防ぐことである。
上述の構造体の利点は、その構築にシリコンマイクロマシニング技術を使用できることである。そのようにして、センサの製造は、集積回路を製造するのに使用される製作技術と互換性がある。複数のセンサを並行して製造することによって、センサのパラメータの変動が減少する。
シリコン製作技術を使用することのさらなる利点は、各デバイスのコストが低減されることである。これは、各プロセスステップが複数のセンサに並行して適用されるため、デバイスあたりの処理コストが小さいためである。さらに、マイクロマシニング技術は、非常に小さいデバイスを生成することを可能にする。そのようにして、センサは、携帯型デバイスにより容易に組み込まれ得る。さらに、センサはすべて、同時に同じ処理ステップを経験する。そのようにして、デバイス間の整合は、シリアル方式で生成されたデバイスと比較すると非常に優れている。
ここで、電気化学センサ100を製作する方法を、図4A〜4Iを参照して説明する。
図4Aは製作プロセスの最初のステップを示す。シリコンウエハを、シリコン基板101として使用する。以下では、1つのデバイスを形成するためのプロセスについて説明するが、同じウエハ上に数百のデバイスを並行して形成することができる。シリコン基板101が、機械的支持のために使用され、ガラスのような別の種類の材料の代わりになることができる。
図4Bに示すように、酸化物絶縁層103がウエハ上に堆積される。酸化物層は、ウエハを通してのエッチングを止めるための「ランディング」酸化物として働き、また短絡を防ぐために基板から導電トラックを絶縁するための層としても働く。
マイクロキャピラリ102は、フォトリソグラフィによってウエハ内に画定される。マイクロキャピラリは、等方性ドライエッチングを使用してウエハを通してエッチングされる。図4Cに示されるように、それらはウエハの裏面からエッチングされ、シリコンウエハがエッチングされると酸化物層で止まる。
図4Dは、導電トラック105を形成する不活性金属層の形成を示す。それらはウエハの前面側の絶縁層上に堆積される。接着層106が最初に絶縁層103上に堆積され、金属層を絶縁層103に取り付けるために使用される。導電トラックは、フォトリソグラフィによって画定され、その後エッチングされ得る。不活性金属の厚さは、フォトリソグラフィによって画定されるとき、特定の面積に電気メッキすることによって増加させることができる。
図4Eは、パッシベーション層107の堆積および画定後のセンサを示す。図4Fに示されるように、ウエハ101の前面側上の絶縁酸化物103は、ウェットエッチングを使用してマイクロキャピラリ102の領域で除去される。
図4Gに示すように、スクリーン印刷、ステンシル印刷、電気メッキ、または他のリソグラフィ成膜技術を使用してウエハ上に多孔質電極材料を堆積させて電極110Aおよび110Bを形成する。電極110Aはマイクロキャピラリ102を覆い、そして導電トラックへの接続がなされる。
図4Hに示すように、次に、キャップ111をセンサ100の上に置く。上述のように、キャップ111は、他の材料の中でもとりわけ、プラスチック、セラミック、シリコン、またはガラスから作られ得る。キャップがプラスチック製である場合、それは射出成形によって予め製作されている。凹部および穴は射出成形プロセス中に形成され得る。キャップがガラス、シリコンまたはセラミックから作られている場合、キャップは典型的にはウエハレベルの処理技術を使用して製作される。ガラスまたはセラミックキャップの場合、最初にフォトリソグラフィを使用して空洞をパターン化することによって、キャップ内に空洞を作ることができる。次に、ウェットエッチング、ドライエッチング、サンドブラスト、およびレーザ穿孔のうちの1つ、またはそれらの組み合わせを使用して、キャップ内に空洞を造り出し得る。シリコンキャップの場合、最初にフォトリソグラフィを使用してキャップ空洞をパターン化することによって、キャップ内に空洞を作ることができる。次に、ウェットエッチング、ドライエッチング、サンドブラスト、およびレーザ穿孔のうちの1つ、またはそれらの組み合わせを使用して、キャップ内に空洞を造り出し得る。
キャップ111は、ウエハボンディング(ウエハ処理)またはセンサウエハ上へのエポキシ/接着剤による設置(単一キャップ設置プロセス)によってウエハに取り付けられる。あるいは、キャップ111は、超音波などの他の手段によって取り付けられてもよい。図4Iに示されるように、電解質114が、キャップ穴113を通して分注され、穴は封止される。上述したように、キャップ111は2つ以上の穴を有してもよい。
図5は、本開示による代替の実施形態を示す。構造体の大部分は、図1に示したものと同じである。電気化学センサ200は、その中に形成された複数のマイクロキャピラリ202を有する基板201を含む。絶縁層203が、基板201の頂部面に形成されており、マイクロキャピラリ202と位置合わせされた位置に形成された電極開口部204を有する。導電パッド205Aが絶縁層203上に形成され、接着層206Aによってそれに取り付けられている。
パッシベーション層207が絶縁層203の上に形成され、その中に形成された開口部208を有する。開口部208は、開口部204と位置合わせされている。加えて、パッシベーション層は、導電パッド205Aと位置合わせされた穴209Aを含む。作用電極210Aが、開口部204および208内に形成され、同時に開口部209A内に形成される。キャップ211が電極210Aを覆って形成され、接着剤212Aおよび212Bを使用して、あるいはウエハボンディングによってパッシベーション層に取り付けられる。穴213がキャップ211の頂部に形成され、キャップ211内に電解質214を提供するためのものである。液体電解質が使用される場合、空所215が電解質214の上に形成され得、エポキシ接着剤キャップが開口部213の上に設けられる。上述のように、開口部213を覆うために他の封止技術が使用されてもよい。
図6は、様々な構成要素を取り除いた電気化学センサ200の上面図を示す。特に、電極210A、電解質214およびキャップ211は示されていない。破線B−Bは図5の断面を表す。図5から分かるように、開口部204および穴209Aはパッシベーション層207に形成されている。加えて、穴209B、209C、209D、209E、209Fもパッシベーション層207に形成されている。
図7もまた、電気化学センサ200の同じ上面図を示す。この例では、電極210Aは、開口部204および穴209Aの上に形成されて示されている。加えて、対電極210Bおよび参照電極210Cも示されている。
図8は、本開示によるさらなる代替実施形態を示す。構造体の大部分は、図1および図5に示したものと同じである。電気化学センサ300は、その中に形成された複数のマイクロキャピラリ302を有する基板301を含む。絶縁層303が、基板301の頂部面に形成されており、マイクロキャピラリ302と位置合わせされた位置に形成された電極開口部304を有する。
導電トラック305A、305Bが絶縁層303上に形成され、接着層306A、306Bによってそれらに取り付けられている。これらのトラックの目的は、電極(図8に図示せず)を外部接続(やはり、図8に図示せず)に接続することである。これらのトラックは、図9および図10に関連して以下でより明確にされるであろう。導電パッド305Cも絶縁層303上に形成され、接着層306Cを使用して絶縁層に取り付けられる。導電パッド305Cは、絶縁層303内の開口部304の周りに形成される。これは、図9および10に関連して以下でより明確に示される。
パッシベーション層307が、絶縁層303および導電トラック305A、305Bならびに導電パッド305Cの上に形成されている。パッシベーション層307は、導電パッド305C全体の上に形成されておらず、そのためその中に形成された開口部308を有する。パッシベーション層307は、パッド305Cの縁と約10から100μm重なっている。開口部308は、開口部304と位置合わせされているがそれよりも広い。作用電極310Aは、開口部304および308内に形成され、同時に導電パッド305Cの上に形成されている。
キャップ311が、電極310A(および図示されていない他の電極)の上に形成され、接着剤312Aおよび312Bを使用するか、またはウエハボンディングを使用してパッシベーション層307に取り付けられる。穴313が、キャップ311の頂部に形成され、キャップ311内に電解質314を提供するためのものである。液体電解質が使用される場合、空所315が電解質314の上に形成され得、エポキシ接着剤キャップ316が開口部313の上に設けられる。
図9は、様々な構成要素が取り除かれた電気化学センサ300の上面図を示す。特に、電極310A、310B、310C、電解質314およびキャップ311は示されていない。破線C−Cは図8の断面を表す。導電パッド305Cが、センサ300の中央に向けて形成されている。導電パッド305Cは、絶縁層303内の開口部304の周りに形成されている。そのようにして、マイクロキャピラリ302は、基板301内に見られ得る。センサ300はまた、2つのさらなる導電パッド305Dおよび305Eを含む。これらのパッドは、その上に形成された電極を有するためのものである。センサ300はまた、3つの外部接続パッド305F、305G、305Hを含む。これらのパッドは、それぞれのトラック305A、305I、および305Bによってそれぞれの電極パッドに接続されている。これらのトラックは、パッシベーション層307を通して見えないので、破線で示されている。パッシベーション層307は、絶縁層303の上に形成されている。パッシベーション層はトラック305A、305I、および305Bを覆うが、導電パッド305C、305D、305E、305F、305G、305Hを覆わない。
図10もまた、電気化学センサ300の同じ上面図を示す。この例では、電極310Aは、開口部304、308および導電パッド305Cの上に形成されて示されている。加えて、対電極310Bおよび参照電極310Cも示されている。
図11は、本開示におけるさらなる実施形態による電気化学センサ400の一例を示す。構造体の大部分は、図1に示したものと同じである。電気化学センサ400は、その中に形成された複数のマイクロキャピラリ402を有する基板401を含む。絶縁層403が、基板401の頂部面に形成されており、マイクロキャピラリ402と位置合わせされた位置に形成された電極開口部404を有する。導電パッド405が絶縁層403上に形成され、接着層406によってそれに取り付けられている。
パッシベーション層407が絶縁層403の上に形成され、その中に形成された開口部408を有する。開口部408は電極開口部404と位置合わせされている。加えて、パッシベーション層は、導電パッド405Aと位置合わせされた穴409Aを含む。作用電極410Aが、開口部404および408内に形成されている。対電極410Bが、開口部409Aに形成されている。キャップ411が、電極410の上に形成され、接着剤412Aおよび412Bを使用して、またはウエハボンディングプロセスを使用してパッシベーション層407に取り付けられている。穴413が、キャップ411の頂部に形成され、キャップ411内に電解質414を提供するためのものである。液体電解質が使用されるとき、空所415が電解質414の上に形成され得、エポキシ接着剤キャップ416が開口部413の上に設けられる。センサ100と同様に、センサ300は、パッシベーション層内の追加の穴の上に形成された追加の参照電極を含み得る。
先の実施形態とは対照的に、凹部417Aおよび417Bが、基板401、絶縁層403、およびパッシベーション層407内に形成されている。電解質414は、凹部417Aおよび417Bならびにキャップ容積の一部を満たす。図11において、基板401は凹部417A、417Bの壁を形成する。代替として、凹部417A、417Bの壁および基部は、絶縁材料の層で覆われてもよい。この層は、絶縁層403であってもよい。これの目的は、シリコン基板を通って電極へ形成され得る任意のガルバーニ電気経路から電解質を絶縁することである。絶縁層は、熱酸化または蒸着を使用して提供され得る。
図12は、図11に示す電気化学センサ400の上面図を示す。ここでは、凹部417Aおよび417Bが見られ得る。凹部は一緒にマイクロウェル418を形成する。マイクロウェル418は、電極410の上側、左側および底側の周りに「C」字形を形成する。センサの設計に応じて他の形状が使用されてもよい。
図13A〜13Cは、マイクロウェル418の機能を示す。図13Aにおいて、電気化学センサ400は正立しており、電解質414は、電解質が電極410A(ならびに図示されていない電極410Bおよび410C)も覆うようにマイクロウェルを満たす。
図13Bでは、電気化学センサ400は上下逆になっている。図から分かるように、電解質414がキャップ411を充填し、空所419が、マイクロウェル418内に形成される。そのようにして、電極410A、410Bおよび410Cは電解質414によって完全に覆われている。
図13Cでは、電気化学センサ400は、横倒しで示されている。ここで、電解質414は、キャップ411および空所418の一部に空所が提供されるようにマイクロウェル418およびキャップ411を満たす。そのようにして、電極410は、電解質414によって完全に覆われる。分かるように、この様態でマイクロウェルを提供することの利点は、それらの方向付けに関係なく電極が常に電解質によって覆われることである。マイクロウェルを使用することのさらなる利点は、追加のウィッキング材料がセンサに必要ないことである。加えて、極端な温度や湿度でも、十分な電解質と空所が提供されるので、センサの寿命が向上する。
図14A〜14Cは、本開示のさらなる実施形態による基板501を示す。図14Aは、基板501の断面図を示す。図14Bは、基板501の端面図を示す。基板501は、ほとんどの点で基板101と同じである。特に、基板501はマイクロキャピラリ502を含む。しかしながら、基板101とは対照的に、基板501は溝503を含む。溝は、基板501の下側に形成され、マイクロキャピラリ502から基板501の縁まで延在する。溝の目的は、基板501が固体表面上に置かれた場合に、環境ガスがマイクロキャピラリに到達することを可能にすることである。これは、図14Cに示すように、いくつかのセンサが積み重ねられることを可能にする。あるいは、これは、センサがマイクロコントローラなどの別のダイに置かれることを可能にする。
図15は、ウエハ内に形成された複数のキャップを示す。図4に関連して上述したプロセスにおいて、センサダイおよびキャップは個々のレベルに形成されていると説明されている。有利には、上述のセンサは、1つ以上のウエハを使用して複数の同一のユニットとして製造し得る。具体的には、基板は単一のウエハから形成されてもよく、センサは並列処理を使用して構築されてもよい。さらに、1枚のウエハに複数のキャップを形成してもよい。図15は、複数のキャップ601を含むウエハ600を示す。いくつかのキャップが多数の平行列の各々に形成されている。
キャップ601をプラスチックから形成する場合、ウエハ全体を射出成形して複数のキャップを含めることができる。次いで、ウエハ内のプラスチックキャップをエポキシ接着剤、熱処理または他の手段によってセンサウエハに接着することができる。その後、各キャップはレーザ切断または他のウエハダイスカット技術によってダイスカットされてもよい。キャップはまた、例えば接着剤または熱処理によってセンサダイに「部分的に」接着され、次にダイスカットされ、次いでより多くの接着剤を用いて、または他の手段で「完全な」接着、を行うこともできる。キャップ601をシリコンから形成する場合、キャップを形成するために伝統的なウエハ処理技術を使用し得る。
センサのボンドパッドに接触するためにキャップウエハを介したボンドワイヤへのアクセスが必要とされる。これは、キャップウエハを貫通し、ウエハ接合前にセンサウエハ上のボンドパッドと位置合わせされた穴を形成することによって行うことができる。代わりに、キャップに開口部を設ける必要性を回避するために、上述のように基板にビアを形成してもよい。シリコンの場合、センサウエハ上のボンドパッドにアクセスするためのキャップウエハ上の不要なシリコンの除去は、ダイスカットおよびシンギュレーションプロセスを通して行うことができる。
図16A〜16Bは、ウエハを通る断面図を示す。図16Aにおいて、ウエハ600は複数のキャップ601を含む。各キャップは、2つの穴602A、602Bを含む。この例では、キャップは互いに隣接しており、キャップ間にスペーシングはない。図16Bでは、同じウエハが示されているが、断面は図16Aに示されたものと直交している。ウエハ600は、複数のキャップ601を含む。各キャップは2つの穴を含むが、この断面には穴のうちの1つのみ602Aを見ることができる。この断面において、キャップは、各キャップ間にスペーシングセクション603を含む。それぞれの場合において、ダイスカット手順の位置決め603が示されている。
上述のセンサは広い用途の余地を有する。例えば、モバイルセンシング、スマートフォン、時計、ウェアラブルなどに適している。これは、サイズが小さいこと、製造コストが低いこと、および精度が高いためである。
本開示のさらなる実施形態では、センサアレイを提供し得る。センサアレイは、2つ以上の上述のセンサを含み得る。アレイ内のすべてのセンサは同じでもよく、同じガスを検出するためのものでもよい。追加のセンサは、冗長性を提供するために含まれてもよい。あるいは、センサは異なるガスを検出するためのものでもよい。
さらなる実施形態では、前述のセンサのうちの1つを備える集積回路を提供し得る。あるいは、上述のセンサアレイを備える集積回路が提供されてもよい。
上述の実施形態では、3電極システムについて説明した。本開示はまた、2電極システムおよび3つより多い電極を有するシステムにも適用可能である。異なるガスを検出するために、異なる数および組み合わせの電極を使用することができる。さらに、上述の実施形態では、電極のうちの1つのみが、一組のマイクロキャピラリを介して環境ガスにさらされる。代替として、2つ以上の電極が、2つ以上の組のマイクロキャピラリを介して環境ガスにさらされてもよい。
上述の実施形態では、概して作用電極は多孔質である。代替として、2つの多孔質電極があってもよく、2つの開口部が絶縁層に設けられてもよい。各多孔質電極のそれぞれ1つが、それぞれの開口部に形成されてもよい。基板は、2組のマイクロキャピラリを含んでもよく、各1つは絶縁層のそれぞれの開口部と位置合わせされる。
上述のセンサは、主にガス感知の関連性で説明してきた。しかしながら、センサは液体感知に使用されてもよい。
図17は、本開示のさらなる実施形態によるセンサ700の特定の構成要素の上面図である。この実施形態では、電極および導電トラックは環状または半環状である。センサ700の様々な層の構成は、前述の実施形態と同じであり、ここでは詳細には示されていない。センサ700は、シリコン基板層に形成された複数のキャピラリ702を含む。キャピラリは、外側キャピラリがおおよそ円を形成するように列に形成されている。センサはまた、作用電極704A、対電極704Bおよび参照電極704Cを含む。作用電極704Aは円形であり、作用電極704Aによって形成される円がキャピラリ702によって形成される円と同軸となるようにキャピラリ702の上に配置される。作用電極704Aは、導電トラックとの接続を形成するのに十分な空間が提供されるように、キャピラリ702によって形成される円の直径よりも大きい直径を有する。
対電極704Bと参照極704Cとは共に形状が半環状であり、作用極704Aの両側に形成されている。各々の半環状電極の内縁の直径は、それらが作用電極から絶縁され得るように、作用電極の外縁の直径よりわずかに大きい。対電極704Bと参照電極704Cとが互いに絶縁されるのを確実にするために、各半環状部分の端部の隣接する縁の間にも間隙が形成される。
絶縁層およびパッシベーション層が、電極とシリコン基板との間に形成されている。しかしながら、キャピラリ702の面積において作用電極704Aがシリコン基板の上面と接触するように、前述の実施形態と同じ様態で、これらの層に開口部(図示せず)が設けられる。以下に説明するように、電極が導電トラックと接触することを可能にするために、パッシベーション層(ただし絶縁層ではない)にさらなる開口部が設けられる。
センサ700は、導電トラック706A、706Bおよび706Cを含む。導電トラックは、すべてパッシベーション層の下に位置決めされているので、破線で示されている。導電トラック706Aは、作用電極704Aを接続するためのものである。導電トラックは、キャピラリ702の周囲に、しかし作用電極704Aの外縁内に位置付けされたリング状部分を含む。リング状部分は、作用電極704Aと同軸である。リング状の開口部がパッシベーション層に形成され、作用電極704Aを導電トラック706Aに接続することを可能にするために、導電トラック706Aのリング状部分と位置合わせされている。トラック706Aの矩形接続部分が、外部回路への接続を提供するために、リング状部分の下部縁に形成されている。
導電トラック706Bおよび706Cは、それぞれ対電極704Bおよび参照電極704Cの下に部分的に形成されている。各トラックは、対応する電極と同じ形状であるが、サイズがわずかに小さい半環状部分を含む。そのように、半環状部分は、それらのそれぞれの電極の周囲内に適合する。導電トラック706Bおよび706Cがそれぞれ作用電極704Bおよび参照電極に接続することを可能にするために、パッシベーション層に開口部が設けられている。これらの開口部は、導電トラック706Bおよび706Cの半環状部分とサイズおよび形状が類似している。導電トラック706Aと同様の様態で、導電トラック706Bおよび706Cは、半環状部分の外縁から延在して外部回路への接続を提供する矩形部分を含む。
円形および半環状の配置を使用する目的は、電極間の距離および間隔を縮小し最適化することである。これは、電極間の抵抗経路を減少させ、それは応答速度を含めてセンサ性能に影響を及ぼし得る。たとえば、一酸化炭素センサでは、センサ内の電極間でイオンの移動、つまり輸送がある。したがって、理想的には、電極(電極面積全体を含む)はできるだけ一緒に近くにあるべきである。円形および半環状の電極を使用することは、これを達成することをより容易にする。
図18は、センサ700を示す。この実施形態では、センサ700は、図17に示す構成要素のすべてを含み、加えて遮蔽トラック708A、708B、および708Cを含む。遮蔽トラックは、導電トラックの周囲に形成されているが、それから絶縁されている。遮蔽トラックもまた、導電性材料から形成される。遮蔽トラックは、センサ700を電磁干渉から遮蔽するためのものである。遮蔽トラックは、上述の実施形態のいずれとも一緒に使用され得る。
図19は、本開示のさらなる実施形態によるセンサパッケージ800を示す。この実施形態では、センサパッケージは2つのセンサ800Aおよび800Bを含む。作用電極804A−1および804A−2は円形ではなく半円形であり、互いに隣接して位置決めされている。それぞれの作用電極の下に、2群のキャピラリ802Aおよび802Bが形成されている。各作用電極は、それぞれの導電トラック806A−1および806A−2に接続されている。導電トラックは、リング状部分ではなく、半円形電極に対応する半環状部分を含む。
センサパッケージ800はまた、2つの対電極804B−1および804B−2を含む。各対電極は、作用電極およびキャピラリ群のうちのそれぞれの1つに対応する。対電極は、半環状ではなく、4分の1環状である。各対電極は、それぞれの導電トラック806B−1および806B−2に接続されている。導電トラックは、電極と同様の様態で、半環状部分ではなく、四分の一環状部分を含む。
センサパッケージは、参照電極704Cと同じサイズおよび形状である単一の参照電極804Cを含む。参照電極は、センサ800Aおよび800Bの両方によって共有されており、導電トラック806Cに接続されている。代わりに、対電極と同様の態様で、2つの別々の参照電極を使用してもよい。加えて、両方のセンサが同じ電解質を共有し、それはキャップの設計を変更する必要がないことを意味する。
図20は、本開示のさらなる実施形態によるセンサパッケージ900である。センサパッケージ900は、対電極を除いてセンサパッケージ800と同じである。センサパッケージ900では、センサ900Aおよび900Bの両方が同じ対電極904Bを共有する。センサパッケージ900はまた、作用電極904A−1、904A−2および参照電極904Cを含む。導電トラックは、作用電極用の2つのトラック906A−1、906A−1、対電極904B用の1つのトラック906B、および参照電極904C用の1つのトラック906Cを含む。上述の実施形態は、1つのセンサパッケージ内に2つのセンサを有するように示されているが、電極の設計を適切に変更して、3つ以上のセンサを単一のセンサパッケージに組み込むことができることを理解されたい。単一のパッケージに2つのセンサを設けることによって、複数のセンサを必要とする用途は、複数のパッケージを使用するのではなく、単一のパッケージを使用して支給できる。マルチセンサパッケージは、個別のパッケージを使用するよりもより小型でより費用効果がよい。
上述の実施形態では、電極、導電要素、および開口部に対して様々な異なる形状が使用されてきた。上述のように、特定の形状は特有の利点を有するが、本開示は、これらの形状のいずれにも限定されないことを理解されたい。他の形状も特許請求の範囲内に含まれ得る。
100 電気化学センサ
101 シリコン基板
102 マイクロキャピラリ
103 絶縁層
104 電極開口部
105A、105B 導電トラック
106A、106B 接着層
107 パッシベーション層
108 開口部
109A、109B、109C、109D 穴
110A 作用電極
110B 対電極
111 キャップ
112A、112B エポキシ/接着剤またはフリットガラス
113 穴
114 電解質

Claims (24)

  1. 基板、絶縁層、少なくとも1つの電極が多孔質電極である少なくとも2つの電極、前記少なくとも2つの電極がそれぞれ連結された少なくとも2つの導電トラック、および電解質を備える電気化学センサであって、前記少なくとも1つの多孔質電極が、前記絶縁層内の開口部に形成され、前記電解質が、前記電極および前記絶縁層の上に層として形成され、前記基板が、その中に形成された少なくとも1つの穴を有し、前記センサが、前記多孔質電極が前記基板内の前記少なくとも1つの穴を通して環境にさらされるように構成され、前記少なくとも1つの多孔質電極は実質的に円形であり、前記少なくとも1つの多孔質電極に連結された導電トラックは、前記少なくとも1つの多孔質電極と同軸であり、かつ前記少なくとも1つの多孔質電極の外縁内に位置付けされたリング状部分を有する、電気化学センサ。
  2. 前記少なくとも1つの穴は、複数のマイクロキャピラリである、請求項1に記載のセンサ。
  3. 前記絶縁層が、前記基板の第1の表面上またはそれに隣接して形成され、前記少なくとも1つの多孔質電極の一部が、前記絶縁層内の前記開口部によって画定された面積において、前記基板の前記第1の表面上またはそれに隣接して形成される、請求項1または請求項2に記載のセンサ。
  4. 前記絶縁層内の前記開口部は、前記絶縁層を通って延在する、請求項1、2または請求項3に記載のセンサ。
  5. 前記絶縁層の上に形成されたキャップをさらに備え、前記電解質が、前記キャップ内に提供され、前記キャップを少なくとも部分的に満たす、請求項1〜4のいずれか1項に記載のセンサ。
  6. 前記キャップによって画定された空間と連通して、前記基板内に形成された少なくとも1つの凹部をさらに備え、前記電解質はまた、前記凹部内に提供される、請求項5に記載のセンサ。
  7. 1つ以上の追加電極をさらに備え、前記追加電極は、前記絶縁層によって前記基板から絶縁されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載のセンサ。
  8. 前記導電トラックが、前記絶縁層内の前記開口部の側壁および/または前記基板内に形成された前記少なくとも1つの穴の側壁の上に延在する、請求項1〜7のいずれか1項に記載のセンサ。
  9. 前記絶縁層および前記導電トラックの上に形成されたパッシベーション層をさらに備え、前記パッシベーション層は、その中に形成された2つ以上の穴を有し、前記2つ以上の穴は、前記導電トラックの部分と位置合わせされている、請求項8に記載のセンサ。
  10. 前記電解質は、水性または有機液体電解質、ゼリー状電解質ヒドロゲル、導電性ポリマ、および室温イオン液体のうちの1つを含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載のセンサ。
  11. 前記電解質は、二層電解質である、請求項10に記載のセンサ。
  12. ガスが、前記基板の側から前記少なくとも1つの穴に到達することを可能にするために、前記基板の下側に形成された溝をさらに含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載のセンサ。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の複数の電気化学センサを備えるアレイ内の、請求項1〜12のいずれか1項に記載のセンサ。
  14. 集積回路内に含まれる、請求項1〜13のいずれか1項に記載のセンサ。
  15. 前記少なくとも2つの電極のうちの他方は、部分的に環状であり、作用電極である前記少なくとも1つの多孔質電極の周囲の周りに形成されている、請求項1〜14のいずれか1項に記載のセンサ。
  16. 前記絶縁層内の前記開口部は、実質的に円形であり、前記少なくとも1つの多孔質電極と同軸である、請求項15に記載のセンサ。
  17. 前記少なくとも2つの電極のうちの他方と位置合わせされた、少なくとも1つの部分的環状の導電トラックをさらに備える、請求項15または16に記載のセンサ。
  18. 前記部分的に環状の電極は、半環状である、請求項15に記載のセンサ。
  19. 前記センサは、2つのセンサを含み、各センサは、それぞれの作用電極およびそれぞれの対電極を有し、共通の参照電極を共有する、請求項15に記載のセンサ。
  20. 前記作用電極は半円形であり、前記対電極は4分の1環状である、請求項19に記載のセンサ。
  21. 前記センサは、2つのセンサを含み、各センサは、それぞれの作用電極を有し、共通の対電極および共通の参照電極を共有する、請求項15に記載のセンサ。
  22. 前記作用電極は半円形であり、前記対電極は半環状である、請求項21に記載のセンサ。
  23. 前記センサは、2つのセンサを含み、各センサは、それぞれの作用電極およびそれぞれの対電極、ならびにそれぞれの参照電極を有する、請求項15に記載のセンサ。
  24. 前記導電トラックの縁から絶縁され、それに沿って位置付けされた、遮蔽導電トラックをさらに備える、請求項1〜23のいずれか1項に記載のセンサ。
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